JPH0619487U - 麺帯圧延機 - Google Patents

麺帯圧延機

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JPH0619487U
JPH0619487U JP2308192U JP2308192U JPH0619487U JP H0619487 U JPH0619487 U JP H0619487U JP 2308192 U JP2308192 U JP 2308192U JP 2308192 U JP2308192 U JP 2308192U JP H0619487 U JPH0619487 U JP H0619487U
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Abstract

(57)【要約】 【構成】麺帯圧延機の適所に、作業者の手3が麺帯の圧
延空間10に異常接近すると閉路する危険検出スイッチ
(リミットスイッチ)22、又は人為的に操作すると閉
路する非常操作スイッチが、配設されている。麺帯圧延
機を駆動する誘導電動機が正逆転制御回路を介して電源
に接続されている。該制御回路には、正転時における逆
転防止用のインターロック接点がなく、上記危険検出ス
イッチ22又は非常操作スイッチが、電動機逆転用のス
イッチとして挿入されている。 【効果】作業者の手31が圧延空間10に接近し過ぎる
と危険検出スイッチ22が入って圧延ロール4・5間に
手を噛み込まれる危険がない。手を噛み込まれたときに
は、非常操作スイッチを入れると圧延ロールが逆転する
から、す早く手を抜くことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、麺帯圧延機の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図1に示してあるように、相対向させて上下に配した一対の圧延ロール51・ 52間に一定の間隔を与えておき、この一対の圧延ロール51・52をそれぞれ 反対方向に強制的に回転させておいて、圧延ロール51・52間に棒状又は帯状 に成形された麺生地を送り込むと、麺帯Aが一対の圧延ロール51・52間で圧 延されるようになっている麺帯の圧延機53は、すでに公知である。
【0003】 また、図1に示してあるように、上記したような麺帯圧延機53・53…を複 数個直列的に配列し、各圧延機における各対の圧延ロール51・52間の間隔を 、それらが、例えば15mm、12mm、8mm、6mm、4mmといったよう に、順次小さくなるように設定しておくと、この麺帯圧延装置54を構成してい る一連の麺帯圧延機53・53…でもって麺帯Aを順次薄くなるように圧延する ことができることも、例えば実公昭43−478に開示されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記したような構造の複数個の麺帯圧延機53は、それらが直列的 に配置されていても、該麺帯圧延機53の列からなる麺帯圧延装置54に送り込 まれてくる棒状又は厚手の帯状の麺生地は、それが、回分式に所定量宛配合され た粉と水を混練して作られたものであるが故に、該麺帯圧延装置54の圧延始端 部には、或る一定量宛の麺生地が、間欠的に途切れた状態となって送り込まれて くる。
【0005】 したがって、上記したような構成の麺帯圧延装置54では、一旦麺生地の供給 が途切れた後、新たに、次の棒状又は帯状の麺生地がその圧延始端部に送り込ま れて来たときには、その都度、各麺帯圧延機53毎に、新たに送り込まれて来た 麺帯Aの先端部を手作業でもって上下一対の圧延ロール間に供給してやること( 食い込ませること)が必要である。
【0006】 すなわち、麺帯Aの先端部近傍を手55で把持して麺帯圧延機53の下部圧延 ロール52上まで運んだ上、図1に示してあるように、麺帯Aの先端部が下部圧 延ロール52の表面から滑り落ちないように、該先端部を、矢印方向に回転して いる下部圧延ロール52の表面に押し付け、且つ、麺帯Aが下部圧延ロール52 の表面から滑り落ちないように麺帯Aの先端部近傍を手55で該圧延ロール52 に押し付けた状態のまま、圧延ロール52の回転に合わせて手55を進め、麺帯 Aの先端部が互いに反対方向(矢印方向)に回転している上下一対の圧延ロール 51・52間に完全に噛み込まれた時点を見計らって、す早く麺帯Aから手55 を離さなければならない、といった手作業が、一連の各麺帯圧延機53毎に必要 である。
【0007】 ところが、このような麺帯A先端部の各麺帯圧延機53の上下の圧延ロール5 1・52間への供給作業は、麺帯Aの先端部が上下の圧延ロール51・52間に 挟み込まれないうちに麺帯Aから手55を離すと、この麺帯Aの先端部がその後 方部分の重量でもって下部圧延ロール52の表面上から滑り落ちてしまうし、目 測を誤ったり、或いはうっかりしていて、麺帯から手55を離す時期が遅れると 、互いに反対方向(矢印方向)に強制回転駆動されている上下の圧延ロール51 ・52間に手55を巻き込まれてしまうことになるので、非常に危険である。
【0008】 そこで、従来装置の中には、若しも誤って上下の圧延ロール51・52間に手 55を挟み込まれた場合には、該麺帯圧延機53毎にその適所に配設されている 押しボタンスイッチ(図示せず)を押すことで、該麺帯圧延機53の回転を止め ることができるようになっているものがある。
【0009】 しかしながら、一旦一方の手を一対の圧延ロール51・52間に挟み込まれる と、そのような状態では他方の手のみでもってこの押しボタンスイッチを押すこ とが、なかなか難しいため、非常に危険であった。
【0010】 また、従来装置は、手を巻き込まれた時、幸いにして上記押しボタンスイッチ を押すことで、麺帯圧延装置を止めることができたとしても、一旦上下の圧延ロ ール51・52間に挟み込まれた手を該圧延ロール間から抜くためには、従来装 置では、他の作業者の救助を待って上下動自在に支持されている何れか一方の圧 延ロール52(又は51)の軸受を移動させてもらい、上下の圧延ロール51・ 52間の間隔を広げなければならないので、挟まれた手を抜き出すことができる ようになるまでには非常に時間がかかった。
【0011】 そして、上記したような危険性は、上下の圧延ロール51・52間の間隔が比 較的大きい前段側の麺帯圧延機53において非常に大であった。
【0012】 そこでこの考案は、上記したような麺帯圧延機における危険性の解消を図るた めと、たとえ誤って上下の圧延ロール間に手を巻き込まれるようなことがあって も、上下の圧延ロール間からす早く手を抜くことができるようにするために、改 良された麺帯圧延機を提供しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案が講じた技術的手段は、次の通りである。
【0014】 すなわち、一対の軸受板の適所に取り付けられた一対の軸受でもって支承され た上下何れか一方の圧延ロールと、上記一対の軸受板の適所に形成してあるガイ ド溝に沿って上下動自在に支持された一対のテイクアップブロックの軸受部でも って支承された上下何れか他方の圧延ロールとの間に、両ロール間に挿入された 麺を圧延するための圧延空間が形成されており、上記一対の圧延ロールが、両者 を互いに反対方向に回転させるための連動機構を介して同一の駆動源に連結され ている麺帯圧延機について、本考案が講じた技術的手段の一つは、該麺帯圧延機 が、 前記一対の圧延ロールの駆動源が誘導電動機でもって構成されると共に、 該誘導電動機が、正転時における逆転防止用の電気的インターロック接点を電動 機逆転用回路に持たない、電動機の正逆転制御回路を介して電源に接続されてい ること、 該麺帯圧延機の適所に、作業者の手が前記麺帯の圧延空間に所定量以上接 近したことを検知すると閉路する危険検出スイッチが配設されていること、 上記危険検出スイッチが、前記電動機の正逆転制御回路に、電動機逆転用 電磁開閉器を閉路させるためのスイッチとして挿入されていること、 によって、上記麺帯の圧延空間に作業者の手が挟まれないようにしたことであり 、本考案が講じた技術的手段の他の一つは、該麺帯圧延機が、 前記一対の圧延ロールの駆動源が誘導電動機でもって構成されると共に、 該誘導電動機が、正転時における逆転防止用の電気的インターロック接点を電動 機逆転用回路に持たない、電動機の正逆転制御回路を介して電源に接続されてい ること、 該麺帯圧延機の適所に配して、操作すると閉路する非常操作スイッチが1 箇以上配設されていること、 上記非常操作スイッチが、前記電動機の正逆転制御回路に、電動機逆転用 電磁開閉器を閉路させるためのスイッチとして挿入されること、 によって、若しも作業者の手が上記麺帯の圧延空間に挟み込まれた場合には、該 圧延空間から速やかに手を抜き出すことができるようにしたことである。
【0015】 また、本考案は、上記何れの技術的手段においても、より好ましくは、前記電 動機の正逆転制御回路に、前記電動機逆転用電磁開閉器の閉路によって生じた電 動機の逆転を一定の短時間経過後に停止させるための電動機逆転時間設定用タイ マーを挿入しておくこと、を提案するものである。
【0016】
【作用】
この考案にしたがった麺帯圧延機は、上下一対の圧延ロールの駆動源が誘導電 動機でもって構成されると共に、該誘導電動機が、特に逆転防止用の電気的イン ターロック回路を持たない正逆転制御回路を介して電源に接続されているので、 i)前記せる如く、この考案にしたがって、作業者の手が麺帯圧延空間に所定 量以上接近すると、つまり作業者の手が一対の圧延ロール間に挟み込まれる危険 がある程異常に接近すると、そのことを検知して閉路する危険検出スイッチが、 上記麺帯圧延機の適所に配設されていて、該危険検出スイッチが、上記電動機の 正逆転制御回路に、電動機逆転用電磁開閉器を閉路させるためのスイッチとして 挿入されている場合には、この考案に係る麺帯圧延機は、それを正転させている 時において、若しも、上記麺帯の圧延空間に作業者の手が所定量以上接近するよ うなことがあると、作業者の手が該圧延空間に挟み込まれる危険がある程異常に 接近したことを、上記危険検出スイッチが検知して、直ちに電動機の正逆転制御 回路の電動機逆転用電磁開閉器が閉路され、直ちに上下一対の圧延ロールが逆転 されることになるので、上記麺帯の圧延空間に手を挟み込まれる危険がなく、作 業者に、危険な状態にあったことを知らせることができる。 ii)また前記せる如く、この考案にしたがって、上記麺帯圧延機の適所に配 して、人為的に操作すると閉路する非常操作スイッチが1箇以上配設されていて 、該非常操作スイッチが、上記電動機の正逆転制御回路に、電動機逆転用電磁開 閉器を閉路させるためのスイッチとして挿入されている場合には、この考案に係 る麺帯圧延機は、それを正転させている時において、若しも、麺帯の圧延空間に 作業者の手が巻き込まれるようなことが起きた場合には、上記非常操作スイッチ を操作すれば、直ちに上記電動機が逆転して、上下一対の圧延ロールが逆転され ることになるので、麺帯の圧延空間に巻き込まれた手を直ちに抜き出すことがで きる。 iii)そして、上記したような危険検出スイッチと非常操作スイッチの何れ か一方又はその双方が、この考案にしたがって、前記電動機の正逆転制御回路に 上記せる如く挿入されている場合においては、更にこの考案にしたがって、該正 逆転制御回路に、前記電動機逆転用電磁開閉器の閉路によって生じた電動機の逆 転を一定の短時間経過後に停止させるための電動機逆転時間設定用タイマーが挿 入されていると、この時間を適当(例えば数秒間)に設定しておくことで、作業 者が前記せる如き危険な状態にあったことを知った直後、又は作業者が一旦挟ま れた手を抜き取った直後を見計らって、すみやかに、すなわちできれば麺帯の先 端部が下側の圧延ロール上から滑り落ちてしまわないうちに、麺帯圧延機の逆転 を自動的に停止させることができる。
【0017】
【実施例】
一実施例を図について説明すると、この考案にしたがった麺帯圧延機1も、そ の具体的な麺帯の圧延機構自体は、従来公知の麺帯圧延機同様である。
【0018】 すなわち、機枠2の上には、一対の軸受板3・3が立設されていて、この一対 の軸受板3・3に固定して取り付けられた一対の軸受(図示せず)に、鍔4a付 の上側圧延ロール4がその軸6を回転自在に横架して支承されている。
【0019】 また、上記一対の軸受板3・3には、その適所に配して、該軸受板3・3にそ れぞれ形成してある一対のガイド溝8・8に沿って上下動自在に支持された左右 一対のテイクアップブロック9・9が取り付けられていて、この一対のテイクア ップブロック9・9に、下側圧延ロール5がその軸7を回転自在に横架して支承 されている。
【0020】 上記のようにして上下一対の圧延ロール4・5間に麺帯Aを圧延するための圧 延空間10が形成されているのであるが、上記一対のテイクアップブロック9・ 9は、ギヤーボックス11内で互いに噛み合わされたウォールホィール(図示せ ず)とウォームギヤ(図示せず)を介して、ウォームギヤの軸12をハンドル1 3に連結されていて、このハンドル13を操作すると、下側の圧延ロール5の位 置を上下に変位せしめて上記圧延空間10を拡縮調節することができるようにな っている。
【0021】 また、上下一対の圧延ロール4・5は、上側圧延ロール4がその軸6に嵌着さ れたスプロケットホイール14とチエーン15を介して、上側圧延ロール4がそ れを駆動するための誘導電動機(減速機構付)16に連結され、上下一対の圧延 ロール4・5間が、両者の軸6・7に嵌着された伝動歯車17・18を介して連 動連結されていて、上記誘導電動機16を起動すると両者4・5が反対方向に回 転駆動されるようになっている。
【0022】 以上説明した麺帯圧延機1の構成は、従来公知の麺帯圧延機の構造と何等異な るところがないのであるが、この考案にしたがった実施例の麺帯圧延機1では、 前記誘導電動機16が、特に、図4に示してあるような、正転時における電動機 の逆転防止用補助接点(MCF−b)が電動機逆転用回路25にインターロック されていない、電動機の正逆転制御回路20を介して電源21に接続されており 、この正逆転制御回路20には、該正逆転制御回路20の、電動機逆転用回路2 5において補助接点MCR−aを閉路させ、電動機正転用回路32において該回 路32にインターロックされている、逆転時における電動機の正転防止用補助接 点MCR−bを閉路させるためのスイッチとして、次のような危険検出スイッチ 22と、2個の非常操作スイッチ23・24が、並列的に挿入されている。
【0023】 すなわち、この実施例では、上記した麺帯圧延機1の一対の軸受板3・3の各 内側面と上側圧延ロール4の鍔4aの外側面との間に、それぞれ適宜の間隔αを 与えられ、各間隔α部位に配して、それぞれ適宜の厚さを有する一対の板状のブ ラケット板26・26が、一対の軸受板3・3間を連結しているステー27・2 7を介して、各軸受板3・3の内側面に密着せしめられた状態に取り付けられて おり、この軸受板3・3と一体になってそれぞれが実質的に軸受板3・3の内側 面の一部を構成している各ブラケット板26・26の互いに対向している面26 a・26aには、それらの適所に配して、下部が塞がった一対の上下方向の案内 溝28・28が、やや傾斜した状態に形成されていて、この一対の案内溝28・ 28間に、作業者の手が前記麺帯の圧延空間10に所定量以上接近したことを検 知するための危険感知ローラー29が、該ローラー29の両端の小径の軸部分を 該案内溝28・28に挿入して、回転自在に架け渡されている。
【0024】 そして、上記のようにして麺帯の圧延空間10の近傍に配設された危険感知ロ ーラー29は、上記案内溝28・28によってその軸線方向を前記圧延ロール4 ・5の軸6・7と平行に保たれたまま、上下動しうるように支承されており、こ の危険感知ローラー29の上方位に配して、一側のブラケット板26にリミット スイッチ22が取り付けられていて、このリミットスイッチ22が、前記危険検 出スイッチ22として、そのアーム22aを危険感知ローラー29に接触せしめ られている。
【0025】 また、この実施例の麺帯圧延機1では、前記電動機の正逆転制御回路20に挿 入された2個の非常操作スイッチ23・24が、麺帯圧延機1の一側に配して機 枠2に取り付けた押しボタンスイッチ23とフットスイッチ24でもって構成さ れている。
【0026】 また、この実施例の麺帯圧延機の上記電動機の正逆転制御回路20には、前記 電動機逆転用回路25の電動機逆転用補助接点MCR−aの閉路によって生じた 電動機16の逆転、つまり電動機逆転用電磁開閉器MCFの閉路によって生じた 電動機の逆転を、一定の単時間経過後に自動的に停止させるため、並列的に挿入 された前記スイッチ22・23又は24によって制御される電動機逆転時間設定 用タイマー回路30が設けられていて、前記電動機逆転用回路25に、このタイ マー回路30のタイマーTMによって制御される時限復帰接点TM−bが挿入さ れている。
【0027】 なお、図2において、35はスプロケットホイール14とチエン15のカバー 、36は伝動歯車17・18のカバー、図3において、37・38はスクレーパ ー、39は麺帯圧延機の上部カバーである。
【0028】 この実施例の麺帯圧延機1は上記のように構成されているので、前記電動機の 正逆転回路20(図4)に示してある電動機正転用回路32の圧延ロール運転ス イッチPB−Fを入れた運転状態において、麺帯Aの先端部を麺帯の圧延空間1 0に送り込む際、麺帯Aの先端部が下側圧延ロール5の表面から滑り落ちないよ うにするため、該麺帯Aの先端部を該圧延ロール5の表面に押し付けている作業 者の手31(図6参照)が、若しも上記圧延空間10に異常に接近した場合には 、この手30が図3上の実線位置にある危険感知ローラー29の下面に接触して 、該ローラー29を図3上の鎖線図示位置に向かって押し上げることになるから (図7参照)、該危険感知ローラー29に接触しているリミットスイッチ22の アーム22aが変位せしめられることになって、電動機の正逆転制御回路20( 図4)に挿入されている該リミットスイッチ22が閉路されることになる。そう すると、電動機逆転用回路25の電動機逆転用補助接点MCR−aが閉路される から(同時にロール正転用回路32の電動機正転防止用補助接点MCR−bが開 く。)、図5に示してあるように、一対の圧延ロール4・5が直ちに逆転せしめ られることになり、この圧延ロール4・5の逆転は、前記電動機逆転時間設定用 タイマー回路30のタイマーTMに設定されているロール逆転時間TI(図5参 照)が経過すると、電動機逆転回路25の時限復帰接点TM−bが開くので、自 動的に停止される。
【0029】 したがって、上記危険感知ローラー29と下側圧延ロール5間の間隔、危険感 知ローラー29と麺帯圧延空間10間の間隔、前記案内溝28の傾斜角及びリミ ットスイッチ22の取り付け位置等を、圧延ロール4・5の周速度及び作業者の 手の厚み等を考慮して適当な値に設定しておくときは、作業者の手が上記圧延空 間10に挟み込まれる直前に、圧延ロール4・5を極く短時間逆転させることで 、その危険を回避せしめることができる。
【0030】 なお、この実施例の麺帯圧延機1には、上記危険検出スイッチ(リミットスイ ッチLS)22の他に、手動的に操作できる押しボタンスイッチPB−EMとフ ットスイッチFTSが、非常操作スイッチ23・24として配設されており、こ れらの非常操作スイッチ23・24が、前記電動機の正逆転制御回路20に前記 危険検出スイッチ22と並列的に挿入されているので、若しも上記危険検出スイ ッチ22が作動せず、作業者の手が麺帯の圧延空間10において上下の圧延ロー ル4・5間に巻き込まれた場合(例えば、作業者が危険感知ローラー29の存在 を嫌ってそれを取り外していたような場合)には、これらの非常操作スイッチ2 3・24の何れかを作業者又は他者が人為的に速やかに操作すると、直ちに、圧 延ロール4・5が上記同様に逆転されることになるので、この圧延ロール4・5 が逆転している間に作業者は巻き込まれた手をす早く抜き出すことが出来る。
【0031】 なお、上記実施例においては、危険検出スイッチ22を危険感知ローラー29 によって作動されるリミットスイッチLSでもって構成した例を示したが、他の 実施例においては、この危険検出スイッチ22を前記一対の軸受板3・3の適所 に配して投光器と受光器が取り付けられた光電スイッチ(図示せず)でもって構 成してもよい。
【0032】
【考案の効果】
この考案の麺帯圧延機は上記したような構成で、上記したように麺帯圧延機の 上下一対の圧延ロールの回転を制御することができるものであるから、次のよう な効果を奏することができる。
【0033】 すなわち、前記したような、自動的に作動する危険検出スイッチを備えたこの 考案の麺帯圧延機にあっては、上下一対の圧延ロール間に麺帯の先端部を供給し ようとしている作業者の手が、若しも、不注意に該圧延空間に向かって異常に近 づくと、危険検出スイッチが作動して該圧延ロールが逆転するから、該圧延ロー ル間に作業者の手が巻き込まれるといった事故の発生を、未然に且つ確実に防止 することができる。
【0034】 また、前記したような、人為的な操作によって閉路される非常操作スイッチを 備えたこの考案の麺帯圧延機にあっては、若しも、作業者の手が上下一対の圧延 ロール間に巻き込まれた場合には、該スイッチを操作すると一対の圧延ロールを 逆転させることが出来るから、該圧延ロール間に巻き込まれた手を速やかに抜き 出すことができる。
【0035】 また、前記したような電動機逆転時間設定用タイマーを併せ備えたこの考案の 麺帯圧延機にあっては、作業者の手が一対の圧延ロール間に巻き込まれるのを未 然に防止するため、又は一対の圧延ロール間に巻き込まれた作業者の手を抜き出 すために、上記せる如くして該圧延ロールが逆転せしめられた場合において、該 圧延ロールの逆転時間を、必要最小限の極く短時間に制御することができるから 、該圧延ロールが逆転されても、その時、下側の圧延ロール上に供給されている 麺帯の先端部が該圧延ロール上から滑り落ちてしまわないうちに、圧延ロールの 逆転を自動的に一旦止めることができ、爾後の圧延ロールの正転による麺帯の圧 延作業を、円滑に再開させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】麺帯圧延装置の従来例を示した側面略図であ
る。
【図2】本考案に係る麺帯圧延機の一実施例を示した一
部切欠正面図である。
【図3】要部を縦断して示した同側面図である(断面は
図2のIII−III線に沿う)。
【図4】電動機の正逆転シーケンス制御回路図である。
【図5】シーケンス制御のタイムチャートである。
【図6】危険感知ローラーの作用説明図(リミットスイ
ッチのOFF位置)である。
【図7】危険感知ローラーの作用説明図(リミットスイ
ッチのON位置)である。
【符号の説明】
1 麺帯圧延機 2 機枠 3 軸受板 4 上側圧延ロール 4a 鍔 5 下側圧延ロール 6 軸 7 軸 8 ガイド溝 9 テイクアップロック 10 圧延空間 11 ギヤーボックス 12 ウオームギヤの軸 13 ハンドル 14 スプロケットホイール 15 チエーン 16 誘導電動機 17 伝動歯車 18 伝動歯車 20 電動機の正逆転制御回路 21 電源 22 リミットスイッチ(危険検出スイッチ) 22a アーム 23 押しボタンスイッチ(非常操作スイッチ) 24 フットスイッチ(非常操作スイッチ) 25 電動機逆転用回路 26 ブラケット板 26a ブラケット板の面 27 ステー 28 案内溝 29 危険感知ローラー 30 電動機逆転時間設定用タイマー回路 31 作業者の手 32 電動機正転用回路 35 カバー 36 カバー 37 スクレーパー 38 スクレーパー 39 上部カバー MCF 電動機正転用電磁開閉器 MCR 電動機逆転用電磁開閉器

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の軸受板の適所に取り付けられた一対
    の軸受でもって支承された上下何れか一方の圧延ロール
    と、上記一対の軸受板の適所に形成してあるガイド溝に
    沿って上下動自在に支持された一対のテイクアップブロ
    ックの軸受部でもって支承された上下何れか他方の圧延
    ロールとの間に、両ロール間に挿入された麺を圧延する
    ための圧延空間が形成されており、上記一対の圧延ロー
    ルが、両者を互いに反対方向に回転させるための連動機
    構を介して同一の駆動源に連結されている麺帯圧延機で
    あって、 前記一対の圧延ロールの駆動源が誘導電動機でもっ
    て構成されると共に、該誘導電動機が、正転時における
    逆転防止用の電気的インターロック接点を電動機逆転用
    回路に持たない、電動機の正逆転制御回路を介して電源
    に接続されていること、 該麺帯圧延機の適所に、作業者の手が前記麺帯の圧
    延空間に所定量以上接近したことを検知すると閉路する
    危険検出スイッチが配設されていること、 上記危険検出スイッチが、前記電動機の正逆転制御
    回路に、電動機逆転用電磁開閉器を閉路させるためのス
    イッチとして挿入されていること、 を特徴とする麺帯圧延機。
  2. 【請求項2】前記一対の軸受板の適所に配して、下部が
    塞がった一対の上下方向の案内溝が設けられていて、こ
    の一対の案内溝間に、作業者の手が麺帯の圧延空間に所
    定量以上接近したことを検知するための危険感知ローラ
    ーが、該ロールを前記圧延空間の近傍に配し且つ前記圧
    延ロールの軸と平行に配して上下動自在に架け渡されて
    おり、前記危険検出スイッチが、前記軸受板の適所の取
    り付けてそのアクチユエータを上記危険感知ローラーに
    対設されたリミットスイッチでもって構成されているこ
    と、を特徴とする麺帯の圧延装置。
  3. 【請求項3】前記危険検出スイッチが、前記一対の軸受
    板の適所に投光器と受光器を配設された光電スイッチで
    あること、を特徴とする麺帯圧延装置。
  4. 【請求項4】一対の軸受板の適所に取り付けられた一対
    の軸受でもって支承された上下何れか一方の圧延ロール
    と、上記一対の軸受板の適所に形成してあるガイド溝に
    沿って上下動自在に支持された一対のテイクアップブロ
    ックの軸受部でもって支承された上下何れか他方の圧延
    ロールとの間に、両ロール間に挿入された麺を圧延する
    ための圧延空間が形成されており、上記一対の圧延ロー
    ルが、両者を互いに反対方向に回転させるための連動機
    構を介して同一の駆動源に連結されている麺帯圧延機で
    あって、 前記一対の圧延ロールの駆動源が誘導電動機でもっ
    て構成されると共に、該誘導電動機が、正転時における
    逆転防止用の電気的インターロック接点を電動機逆転用
    回路に持たない、電動機の正逆転制御回路を介して電源
    に接続されていること、 該麺帯圧延機の適所に配して、操作すると閉路する
    非常操作スイッチが1箇以上配設されていること、 上記非常操作スイッチが、前記電動機の正逆転制御
    回路に、電動機逆転用電磁開閉器を閉路させるためのス
    イッチとして挿入されること、 を特徴とする麺帯圧延機。
  5. 【請求項5】前記非常操作スイッチの一つが、麺帯圧延
    装置の近傍に配設した押ボタンスイッチであること、を
    特徴とする麺帯圧延装置。
  6. 【請求項6】前記非常操作スイッチの一つが、足踏みス
    イッチであること、を特徴とする麺帯圧延装置。
  7. 【請求項7】前記電動機の正逆転制御回路に、前記電動
    機逆転用電磁接触器の閉路によって生じた電動機の逆転
    を一定の短時間経過後に停止させるための電動機逆転時
    間設定用タイマーが挿入されていること、を特徴とする
    請求項1、2、3、4、5又は6記載の麺帯圧延機。
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