JPH06194977A - 加熱装置 - Google Patents
加熱装置Info
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- JPH06194977A JPH06194977A JP35778492A JP35778492A JPH06194977A JP H06194977 A JPH06194977 A JP H06194977A JP 35778492 A JP35778492 A JP 35778492A JP 35778492 A JP35778492 A JP 35778492A JP H06194977 A JPH06194977 A JP H06194977A
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- JP
- Japan
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- film
- heating
- contact
- lubricant
- heating body
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヒータの接点電極やフィルム表面に潤滑剤が
まわり込むことのない、加熱体にフィルムを接触摺動さ
せる形式の加熱装置を提供することを目的とする。 【構成】 固定支持された加熱体3に対しフィルム2を
介して加圧部材6を圧接させ、該フィルム2の走行移動
とともに被加熱材Pを該フィルム2と該加圧部材6の間
に導入し、該加熱体3から該フィルム2を介して熱エネ
ルギーを被加熱材Pに付与し、上記加熱体3と、該フィ
ルム2が加熱体に接触する面との間に潤滑剤9が介在さ
せてある加熱装置において、上記加熱体3の電気接点部
10付近に堰状もしくは溝状の部位12もしくは部材を
設けた。
まわり込むことのない、加熱体にフィルムを接触摺動さ
せる形式の加熱装置を提供することを目的とする。 【構成】 固定支持された加熱体3に対しフィルム2を
介して加圧部材6を圧接させ、該フィルム2の走行移動
とともに被加熱材Pを該フィルム2と該加圧部材6の間
に導入し、該加熱体3から該フィルム2を介して熱エネ
ルギーを被加熱材Pに付与し、上記加熱体3と、該フィ
ルム2が加熱体に接触する面との間に潤滑剤9が介在さ
せてある加熱装置において、上記加熱体3の電気接点部
10付近に堰状もしくは溝状の部位12もしくは部材を
設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱性のフィルムを介
して記録材等の被加熱材に熱エネルギーを付与する方式
の加熱装置に関する。
して記録材等の被加熱材に熱エネルギーを付与する方式
の加熱装置に関する。
【0002】この種の加熱装置は、電子写真複写機・プ
リンタ・ファックス等の画像形成装置における画像加熱
装置、即ち電子写真・静電記録・磁気記録等の画像形成
プロセス手段により加熱溶融性の樹脂等により成るトナ
ーを用いて記録材(エレクトロファックスシート・静電
記録シート・記録材シート・印刷紙等)の面に直接方式
もしくは、間接(転写)方式で形成した、目的の画像情
報に対応した未定着のトナー画像を、該画像を担持して
いる記録材面に永久固着画像として加熱定着処理する画
像形成装置に活用できる。
リンタ・ファックス等の画像形成装置における画像加熱
装置、即ち電子写真・静電記録・磁気記録等の画像形成
プロセス手段により加熱溶融性の樹脂等により成るトナ
ーを用いて記録材(エレクトロファックスシート・静電
記録シート・記録材シート・印刷紙等)の面に直接方式
もしくは、間接(転写)方式で形成した、目的の画像情
報に対応した未定着のトナー画像を、該画像を担持して
いる記録材面に永久固着画像として加熱定着処理する画
像形成装置に活用できる。
【0003】また、画像形成装置に限定されず、例えば
画像を担持した記録材を加熱して表面性を改質する装置
等、広く像担持体を加熱処理する手段・装置としても使
用できる。
画像を担持した記録材を加熱して表面性を改質する装置
等、広く像担持体を加熱処理する手段・装置としても使
用できる。
【0004】
【従来の技術】従来、金属や樹脂性のホルダーに直接固
定された加熱体(サーマルヒータ、以下「ヒータ」と記
す)と、該ヒータに対向圧接しつつ搬送される耐熱性フ
ィルム(定着フィルム)と、該フィルムを介して被加熱
材としての記録材をヒータに密着加圧する加圧部材を有
し、ヒータの熱をフィルムを介して記録材へ付与するこ
とで、記録材面に形成担持されている未定着画像を記録
材面に加熱定着させる方式(フィルム加熱方式)の加熱
装置が提案されている。
定された加熱体(サーマルヒータ、以下「ヒータ」と記
す)と、該ヒータに対向圧接しつつ搬送される耐熱性フ
ィルム(定着フィルム)と、該フィルムを介して被加熱
材としての記録材をヒータに密着加圧する加圧部材を有
し、ヒータの熱をフィルムを介して記録材へ付与するこ
とで、記録材面に形成担持されている未定着画像を記録
材面に加熱定着させる方式(フィルム加熱方式)の加熱
装置が提案されている。
【0005】本出願人の先の提案に係る、例えば特開昭
63−313182号公報等に開示の加熱装置がこれに
属している。この装置は、薄肉の耐熱性フィルム(シー
ト)と、該フィルムの移動のための駆動手段と、該フィ
ルムを中央にしてその一方面側に固定支持して配された
ヒータと、他方面側に該ヒータに対向して配置され、該
ヒータに対して該フィルムを介して被加熱材としての画
像定着するべき記録材の顕画像担持面を密着させる加圧
部材を有している。該フィルムは少なくとも画像定着時
は、該フィルムと加圧部材との間に搬送導入される画像
定着すべき記録材と順方向に同一速度で走行移動して該
走行移動フィルムを挟んだヒータと加圧部材との間の圧
接で形成される定着点としての定着ニップ部を通過す
る。その結果、該記録材の顕画像担持体面は該フィルム
を介して該ヒータで加熱され、顕画像(未定着トナー
像)が熱エネルギーを付与されて軟化・溶融し、次いで
定着点通過後にフィルムと記録材は分離点で離間され
る。
63−313182号公報等に開示の加熱装置がこれに
属している。この装置は、薄肉の耐熱性フィルム(シー
ト)と、該フィルムの移動のための駆動手段と、該フィ
ルムを中央にしてその一方面側に固定支持して配された
ヒータと、他方面側に該ヒータに対向して配置され、該
ヒータに対して該フィルムを介して被加熱材としての画
像定着するべき記録材の顕画像担持面を密着させる加圧
部材を有している。該フィルムは少なくとも画像定着時
は、該フィルムと加圧部材との間に搬送導入される画像
定着すべき記録材と順方向に同一速度で走行移動して該
走行移動フィルムを挟んだヒータと加圧部材との間の圧
接で形成される定着点としての定着ニップ部を通過す
る。その結果、該記録材の顕画像担持体面は該フィルム
を介して該ヒータで加熱され、顕画像(未定着トナー
像)が熱エネルギーを付与されて軟化・溶融し、次いで
定着点通過後にフィルムと記録材は分離点で離間され
る。
【0006】このようなフィルム加熱方式においては、
ヒータとして低熱容量加熱体を用いることができる。こ
のため、従来の接触加熱方式である熱ローラ方式やベル
ト加熱方式などの加熱装置に比べ省電力化及びウェイト
タイム短縮化(クイックスタート)が可能となる。その
他、従来の加熱方式の種々の欠点を解決できる利点を有
し、効果的なものである。
ヒータとして低熱容量加熱体を用いることができる。こ
のため、従来の接触加熱方式である熱ローラ方式やベル
ト加熱方式などの加熱装置に比べ省電力化及びウェイト
タイム短縮化(クイックスタート)が可能となる。その
他、従来の加熱方式の種々の欠点を解決できる利点を有
し、効果的なものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】フィルム加熱方式の加
熱装置においては、そのフィルムの駆動手段として、無
端状のフィルムを常に全周にテンションを加えて張り状
態にしたものをフィルムの内側から駆動ローラにより駆
動するものと、その改良型としてフィルムの周長の一部
は常にテンションフリー(テンションが加わらない状
態)とし、フィルムの駆動手段としては、フィルムの外
側に設けられた加圧部材の回転駆動力から得るようにし
たもの(テンションフリーフィルム加熱方式)の2種類
が提案されている。
熱装置においては、そのフィルムの駆動手段として、無
端状のフィルムを常に全周にテンションを加えて張り状
態にしたものをフィルムの内側から駆動ローラにより駆
動するものと、その改良型としてフィルムの周長の一部
は常にテンションフリー(テンションが加わらない状
態)とし、フィルムの駆動手段としては、フィルムの外
側に設けられた加圧部材の回転駆動力から得るようにし
たもの(テンションフリーフィルム加熱方式)の2種類
が提案されている。
【0008】このようなフィルム加熱方式の加熱装置で
は、該加熱装置が画像定着装置である場合に定着性及び
オフセット性を考慮し、フィルムを挟んで加熱体と加圧
部材との圧接で形成する定着ニップ部は、ある程度以上
の力で加圧しているうえ、高温になっている。その結
果、フィルムとヒータとの間の摺動性が悪くなり、これ
がフィルムと駆動ローラの間の摩擦力より大きくなると
フィルムを走行移動することができなくなる。特に、テ
ンションフリーフィルム加熱方式の場合には、フィルム
とヒータとの間の摺動性が悪くなり、これがフィルムと
未定着画像を担持した記録材の間の摩擦力よりも大きく
なるとフィルムの走行移動ができないうえにフィルムと
記録材の間でスリップが発生し、未定着画像を乱すとい
う問題がある。
は、該加熱装置が画像定着装置である場合に定着性及び
オフセット性を考慮し、フィルムを挟んで加熱体と加圧
部材との圧接で形成する定着ニップ部は、ある程度以上
の力で加圧しているうえ、高温になっている。その結
果、フィルムとヒータとの間の摺動性が悪くなり、これ
がフィルムと駆動ローラの間の摩擦力より大きくなると
フィルムを走行移動することができなくなる。特に、テ
ンションフリーフィルム加熱方式の場合には、フィルム
とヒータとの間の摺動性が悪くなり、これがフィルムと
未定着画像を担持した記録材の間の摩擦力よりも大きく
なるとフィルムの走行移動ができないうえにフィルムと
記録材の間でスリップが発生し、未定着画像を乱すとい
う問題がある。
【0009】そこで本出願人は、先にフィルムとヒータ
の間に潤滑剤を介在させることにより上記の問題を解決
する方法を提案した。
の間に潤滑剤を介在させることにより上記の問題を解決
する方法を提案した。
【0010】しかし、従来の筒形に形成された無端状の
フィルムを使用した場合、使用回数の増加に伴いフィル
ム内側の潤滑剤がヒータ表面を伝わってヒータ端部の接
点内に侵入して接点不良を起こし、ヒータが発熱しなく
なったり、ヒータ上に温調用の温度検知素子の接点を設
けてあるヒータの場合には、温調を狂わすことがあっ
た。
フィルムを使用した場合、使用回数の増加に伴いフィル
ム内側の潤滑剤がヒータ表面を伝わってヒータ端部の接
点内に侵入して接点不良を起こし、ヒータが発熱しなく
なったり、ヒータ上に温調用の温度検知素子の接点を設
けてあるヒータの場合には、温調を狂わすことがあっ
た。
【0011】また、上記フィルム内側の潤滑剤がフィル
ムの外側に回り込むようにして出てきて、フィルム表面
に付着するため、潤滑剤によっては、記録材を汚した
り、オフッセトを発生させたりする。またテンションフ
リーフィルム加熱方式の加熱装置においては、フィルム
の表面と記録材の間の摩擦力が低下するため、逆にスリ
ップが発生し易くなるという問題もある。
ムの外側に回り込むようにして出てきて、フィルム表面
に付着するため、潤滑剤によっては、記録材を汚した
り、オフッセトを発生させたりする。またテンションフ
リーフィルム加熱方式の加熱装置においては、フィルム
の表面と記録材の間の摩擦力が低下するため、逆にスリ
ップが発生し易くなるという問題もある。
【0012】本発明は、フィルム加熱方式の加熱装置で
フィルムとヒータの間に潤滑剤を介在させた装置におい
て、ヒータの加熱面(潤滑剤塗布面)と接点電極の間に
接点電極側への潤滑剤の侵入を防ぎ、潤滑剤の接点への
侵入による接点不良を防止することができる加熱装置を
提供することを第一の目的とする。
フィルムとヒータの間に潤滑剤を介在させた装置におい
て、ヒータの加熱面(潤滑剤塗布面)と接点電極の間に
接点電極側への潤滑剤の侵入を防ぎ、潤滑剤の接点への
侵入による接点不良を防止することができる加熱装置を
提供することを第一の目的とする。
【0013】また、本発明は、上記加熱装置において、
フィルム内側の潤滑剤がフィルム表面(外側)に回り込
むことを防ぐことにより、潤滑剤による記録材の汚れ
や、オフセット、またテンションフリーフィルム方式に
おけるフィルムと記録材間のスリップを防止することを
第二の目的としている。
フィルム内側の潤滑剤がフィルム表面(外側)に回り込
むことを防ぐことにより、潤滑剤による記録材の汚れ
や、オフセット、またテンションフリーフィルム方式に
おけるフィルムと記録材間のスリップを防止することを
第二の目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記第
一の目的は、固定支持された加熱体に対しフィルムを介
して加圧部材を圧接させ、該フィルムの走行移動ととも
に被加熱材を該フィルムと該加圧部材の間に導入し、該
加熱体から該フィルムを介して熱エネルギーを被加熱材
に付与し、上記加熱体と、該フィルムが加熱体に接触す
る面との間に潤滑剤が介在させてある加熱装置におい
て、上記加熱体の電気接点部付近に堰状もしくは溝状の
部位もしくは部材を設けたこととした第一の発明により
達成される。
一の目的は、固定支持された加熱体に対しフィルムを介
して加圧部材を圧接させ、該フィルムの走行移動ととも
に被加熱材を該フィルムと該加圧部材の間に導入し、該
加熱体から該フィルムを介して熱エネルギーを被加熱材
に付与し、上記加熱体と、該フィルムが加熱体に接触す
る面との間に潤滑剤が介在させてある加熱装置におい
て、上記加熱体の電気接点部付近に堰状もしくは溝状の
部位もしくは部材を設けたこととした第一の発明により
達成される。
【0015】また、第二の目的は、固定支持された加熱
体にフィルムを接触摺動させ、該フィルムの加熱体とは
反対側の面に被加熱材を密着させてフィルムと共に該加
熱体の位置を移動通過させて該加熱体から該フィルムを
介して熱エネルギーを被加熱材に付与し、上記加熱体
と、該フィルムが加熱体に接触する面との間に潤滑剤が
介在させてある加熱装置において、上記フィルムの端部
に、潤滑剤が該フィルムの被加熱材接触面へ移動するこ
とを阻止する形状の部分を設けたこととした第二の発明
により達成される。
体にフィルムを接触摺動させ、該フィルムの加熱体とは
反対側の面に被加熱材を密着させてフィルムと共に該加
熱体の位置を移動通過させて該加熱体から該フィルムを
介して熱エネルギーを被加熱材に付与し、上記加熱体
と、該フィルムが加熱体に接触する面との間に潤滑剤が
介在させてある加熱装置において、上記フィルムの端部
に、潤滑剤が該フィルムの被加熱材接触面へ移動するこ
とを阻止する形状の部分を設けたこととした第二の発明
により達成される。
【0016】
【作用】かかる本発明にあっては、先ず第一の発明によ
れば、潤滑剤がヒータ表面をつたわって移動しても、電
気接点近傍に設けられた堰状もしくは溝状の部位もしく
は部材にてそれ以上の移動が阻止され、上記電気接点に
までは達しない。
れば、潤滑剤がヒータ表面をつたわって移動しても、電
気接点近傍に設けられた堰状もしくは溝状の部位もしく
は部材にてそれ以上の移動が阻止され、上記電気接点に
までは達しない。
【0017】次に、第二の発明によれば、フィルム端部
に、潤滑剤が該フィルムの被加熱材接触面へ移動するこ
とを阻止する部分が設けられており、潤滑剤がフィルム
表面に付着することはなくなる。
に、潤滑剤が該フィルムの被加熱材接触面へ移動するこ
とを阻止する部分が設けられており、潤滑剤がフィルム
表面に付着することはなくなる。
【0018】
【実施例】以下、添付図面にもとづき、本発明の実施例
を説明する。
を説明する。
【0019】〈実施例1〉図2は本発明の第一実施例と
してのテンションフリーフィルム加熱方式の加熱装置の
概略構成を示す横断面図である。本実施例では、この加
熱装置を画像形成装置の画像加熱定着装置として用いて
いる。
してのテンションフリーフィルム加熱方式の加熱装置の
概略構成を示す横断面図である。本実施例では、この加
熱装置を画像形成装置の画像加熱定着装置として用いて
いる。
【0020】図2において、1は軸方向に延びる耐熱性
樹脂性の横長ステーであり、下記のエンドレス耐熱性フ
ィルム2の内面ガイド部材となる。
樹脂性の横長ステーであり、下記のエンドレス耐熱性フ
ィルム2の内面ガイド部材となる。
【0021】2はエンドレスの耐熱性フィルムであり、
ヒータ3を含む上記ステー1に外嵌させてある。このエ
ンドレスの耐熱性フィルム2の内周長は、ヒータ3を含
むステー1の外周長よりも、例えば3mm程大きくして
あり、したがってフィルム2は、ヒータ3を含むステー
1に対して周長が余裕をもってルーズに外嵌している。
ヒータ3を含む上記ステー1に外嵌させてある。このエ
ンドレスの耐熱性フィルム2の内周長は、ヒータ3を含
むステー1の外周長よりも、例えば3mm程大きくして
あり、したがってフィルム2は、ヒータ3を含むステー
1に対して周長が余裕をもってルーズに外嵌している。
【0022】上記フィルム2の熱容量を小さくしてクイ
ックスタート性を向上させるために、その膜厚は、総厚
100μm以下が好ましく、耐熱性・離型性・強度・耐
久性等のあるPTFE・PFA・FEP等の単層、ある
いはポリイミド・PEEK・PES・PPS等の外周表
面にPTFE・PFA・FEP等をコーティングした複
合層フィルムを使用するとよい。本実施例ではポリイミ
ドの外周表面にPTFEをコートしたものを用いた。
ックスタート性を向上させるために、その膜厚は、総厚
100μm以下が好ましく、耐熱性・離型性・強度・耐
久性等のあるPTFE・PFA・FEP等の単層、ある
いはポリイミド・PEEK・PES・PPS等の外周表
面にPTFE・PFA・FEP等をコーティングした複
合層フィルムを使用するとよい。本実施例ではポリイミ
ドの外周表面にPTFEをコートしたものを用いた。
【0023】上記ヒータ3は、アルミナ等でできた基板
の略中央部にて軸方向に沿って、延びており、例えばA
g/Pd(銀パラジウム)等の電気抵抗材料(発熱体)
4を厚み10μm、幅1〜3mmにスクリーン印刷等に
より塗工することにより形成され、その上に保護層5と
してガラスやフッ素樹脂等のコートを有している。発熱
体4に電力を供給するための接点電極10は、該発熱体
4の長手方向の一端部の表裏両面に位置するように設け
られている。これは上記一端部の片側に給電にすること
により装置の簡略化を図っている。仮りに、この接点電
極を両端部で同じ面に設けると安全上接点電極の大きさ
と接点間の距離を十分にとるためには、ヒータ3の幅を
大きくとらなければならなくなり、本発明の利点である
低熱容量加熱体を用いた省電力・ウェイトタイム短縮を
損なうことになるためである。本実施例では、上記のヒ
ータ3において給電用の接点電極のない側のヒータ3の
端部からは、発熱体の端部にスルーホールをあけ、ヒー
タの裏面(フィルムに接触しない面)のスクリーン印刷
等により形成してある給電パターン11により給電を行
うようにしてある。
の略中央部にて軸方向に沿って、延びており、例えばA
g/Pd(銀パラジウム)等の電気抵抗材料(発熱体)
4を厚み10μm、幅1〜3mmにスクリーン印刷等に
より塗工することにより形成され、その上に保護層5と
してガラスやフッ素樹脂等のコートを有している。発熱
体4に電力を供給するための接点電極10は、該発熱体
4の長手方向の一端部の表裏両面に位置するように設け
られている。これは上記一端部の片側に給電にすること
により装置の簡略化を図っている。仮りに、この接点電
極を両端部で同じ面に設けると安全上接点電極の大きさ
と接点間の距離を十分にとるためには、ヒータ3の幅を
大きくとらなければならなくなり、本発明の利点である
低熱容量加熱体を用いた省電力・ウェイトタイム短縮を
損なうことになるためである。本実施例では、上記のヒ
ータ3において給電用の接点電極のない側のヒータ3の
端部からは、発熱体の端部にスルーホールをあけ、ヒー
タの裏面(フィルムに接触しない面)のスクリーン印刷
等により形成してある給電パターン11により給電を行
うようにしてある。
【0024】図中6は、ヒータ3との間でフィルム2を
挟んで定着ニップ部Nを形成し、フィルム2を駆動する
回転体としてのフィルム加圧ローラであり、中心軸7と
この軸に外装したシリコンゴム等の離型性のよい耐熱ゴ
ム弾性体として形成されたローラ部8とからなり、中心
軸7の端部が不図示の駆動手段により駆動されることに
より矢示の反時計方向に回転駆動される。加圧ローラ6
が回転駆動されることによりエンドレスの耐熱性フィル
ム2も矢示の時計方向に回転駆動される。
挟んで定着ニップ部Nを形成し、フィルム2を駆動する
回転体としてのフィルム加圧ローラであり、中心軸7と
この軸に外装したシリコンゴム等の離型性のよい耐熱ゴ
ム弾性体として形成されたローラ部8とからなり、中心
軸7の端部が不図示の駆動手段により駆動されることに
より矢示の反時計方向に回転駆動される。加圧ローラ6
が回転駆動されることによりエンドレスの耐熱性フィル
ム2も矢示の時計方向に回転駆動される。
【0025】エンドレスの耐熱性フィルム2は、非駆動
時においてはヒータ3と加圧ローラ4のニップ部Nに挟
まれている部分を除く残余の大部分の略全周長部分がテ
ンションフリーとなっている。
時においてはヒータ3と加圧ローラ4のニップ部Nに挟
まれている部分を除く残余の大部分の略全周長部分がテ
ンションフリーとなっている。
【0026】加圧ローラ6が回転駆動されるとニップ部
Nにおいてフィルム2に回転加圧ローラ6との摩擦力で
移動力がかかり、フィルム2が加圧ローラ6の回転周速
と略同速度をもって、フィルム裏面が加熱体3の面(=
保護層5の面)を摺動しつつ、時計方向に回転駆動され
る。このフィルム駆動時においてはニップ部Nとこのニ
ップ部Nよりもフィルム移動方向上流側であって、この
ニップ部近傍のフィルム内面ガイド部分とニップ部の間
の部分のみにおいてフィルムにテンションが加わる。
Nにおいてフィルム2に回転加圧ローラ6との摩擦力で
移動力がかかり、フィルム2が加圧ローラ6の回転周速
と略同速度をもって、フィルム裏面が加熱体3の面(=
保護層5の面)を摺動しつつ、時計方向に回転駆動され
る。このフィルム駆動時においてはニップ部Nとこのニ
ップ部Nよりもフィルム移動方向上流側であって、この
ニップ部近傍のフィルム内面ガイド部分とニップ部の間
の部分のみにおいてフィルムにテンションが加わる。
【0027】上記フィルム駆動とヒータ3の発熱体4へ
の通電を行なわせた状態において、未定着トナー像Tを
担持した記録材Pがニップ部Nの回転フィルム2と回転
加圧ローラ6との間に像担持面を上向きにして導入され
ると、記録材Pはフィルム2と一緒にニップ部Nを通過
して行き、該ニップ部Nにおいてフィルム裏面に接して
いるヒータ3の熱エネルギーがフィルム2を介して記録
材Pに付与されてトナー像Tの熱定着がなされる。
の通電を行なわせた状態において、未定着トナー像Tを
担持した記録材Pがニップ部Nの回転フィルム2と回転
加圧ローラ6との間に像担持面を上向きにして導入され
ると、記録材Pはフィルム2と一緒にニップ部Nを通過
して行き、該ニップ部Nにおいてフィルム裏面に接して
いるヒータ3の熱エネルギーがフィルム2を介して記録
材Pに付与されてトナー像Tの熱定着がなされる。
【0028】また定着ニップ部Nのヒータ3の下表面、
すなわちヒータ3の上記保護層5と、定着フィルム2の
裏面(内面)、すなわち記録材Pのトナー像Tと接する
側とは反対側の面との間にフィルム2とヒータ3の摩擦
抵抗を低減させるために潤滑剤9を介在させてある。
すなわちヒータ3の上記保護層5と、定着フィルム2の
裏面(内面)、すなわち記録材Pのトナー像Tと接する
側とは反対側の面との間にフィルム2とヒータ3の摩擦
抵抗を低減させるために潤滑剤9を介在させてある。
【0029】この潤滑剤9は、高温で使用しても実質的
に消滅したり、劣化したりすることがなく、また他の接
触部材、例えば耐熱樹脂等でできているステー1等を侵
さないことが必要である。本発明者達の実験によると、
潤滑剤9としてフッ素系グリース(例えば、ダイキン工
業株式会社製 DEMUNUM GREASE L−6
5 等)やシリコンオイル等を使用すると良い。
に消滅したり、劣化したりすることがなく、また他の接
触部材、例えば耐熱樹脂等でできているステー1等を侵
さないことが必要である。本発明者達の実験によると、
潤滑剤9としてフッ素系グリース(例えば、ダイキン工
業株式会社製 DEMUNUM GREASE L−6
5 等)やシリコンオイル等を使用すると良い。
【0030】本実施例では、上記ヒータ3を図1に示す
ように接点電極10の内側に深さ2mm、幅2mmの溝
12を設けている。この溝12は、フィルム2がいかな
る場合においても達することのない位置にあり、フィル
ム内面の潤滑剤9が直接触れないようにしてある。ヒー
タ3の表面(保護層5)を伝わってきた潤滑剤9は、こ
の溝12により接点電極部分10に侵入するのを防ぐこ
とができる。本発明者達の実験によると、内径が25m
m、軸方向での長さが230mmのフィルム2、幅が8
mm、軸方向での長さが260mmのヒータ3を用いた
場合、最適なグリース量は50mg〜150mgであり
この程度の量のグリースの場合、溝3は幅2mm、深さ
2mmで十分であり20万枚の加熱処理を行なっても溝
12がグリースにより完全に埋まってしまうことはな
く、接点電極側に侵入することもなかった。また本実施
例の溝12は、立方体状に設けているが溝の形状は特に
立方体状に規定されるものではなく本発明者達の実験に
よると溝の接点電極側は、鋭く切り立った状態の方が良
好な結果が得られたものの溝12にある程度の体積があ
れば十分な効果を得ることができた。
ように接点電極10の内側に深さ2mm、幅2mmの溝
12を設けている。この溝12は、フィルム2がいかな
る場合においても達することのない位置にあり、フィル
ム内面の潤滑剤9が直接触れないようにしてある。ヒー
タ3の表面(保護層5)を伝わってきた潤滑剤9は、こ
の溝12により接点電極部分10に侵入するのを防ぐこ
とができる。本発明者達の実験によると、内径が25m
m、軸方向での長さが230mmのフィルム2、幅が8
mm、軸方向での長さが260mmのヒータ3を用いた
場合、最適なグリース量は50mg〜150mgであり
この程度の量のグリースの場合、溝3は幅2mm、深さ
2mmで十分であり20万枚の加熱処理を行なっても溝
12がグリースにより完全に埋まってしまうことはな
く、接点電極側に侵入することもなかった。また本実施
例の溝12は、立方体状に設けているが溝の形状は特に
立方体状に規定されるものではなく本発明者達の実験に
よると溝の接点電極側は、鋭く切り立った状態の方が良
好な結果が得られたものの溝12にある程度の体積があ
れば十分な効果を得ることができた。
【0031】〈実施例2〉本実施例では、上記実施例1
と略同様の定着装置において、ヒータ形状は図3に示す
ように端部においてフィルム接触面側に厚くなってい
る。このとき厚くする部分と他の部分の境界の壁12
を、図3に示す角度θが90゜以下となるようにしてあ
る。この角度θを90゜以下にすることにより潤滑剤9
の接点電極側への侵入をより効果的に防ぐことができ
る。このヒータ3に対しフィルム2の端部は、いかなる
場合においても境界の壁12に対して加熱領域側にあ
り、この壁を乗り越えないようにしてある。また加圧ロ
ーラ6のローラ部8も必ずこの壁12よりも内側に位置
するようにしている。本実施例では、上記壁12の角度
θを80゜、高さを2.5mmに設定したが発明者達の
実験によればこの角度・形状でも十分であるが、大型
化、高寿命化を図るためには、壁12を図4に示すよう
な折り返しがある形状にするとさらに良いことが分かっ
た。また本実施例の他の利点としてヒータ3の端部の接
点電極10の部分が厚くなるため強度が上がり、接点を
金属等のばね圧等ににより押し付けている場合、その圧
力を強くすることができる。これはヒータ全域を厚くす
るのに比べヒータの熱容量の増大が小さくて済むため、
本発明の大きな利点の一つである省電力化、ウェイトタ
イムの短縮化等をほとんど阻害しない。
と略同様の定着装置において、ヒータ形状は図3に示す
ように端部においてフィルム接触面側に厚くなってい
る。このとき厚くする部分と他の部分の境界の壁12
を、図3に示す角度θが90゜以下となるようにしてあ
る。この角度θを90゜以下にすることにより潤滑剤9
の接点電極側への侵入をより効果的に防ぐことができ
る。このヒータ3に対しフィルム2の端部は、いかなる
場合においても境界の壁12に対して加熱領域側にあ
り、この壁を乗り越えないようにしてある。また加圧ロ
ーラ6のローラ部8も必ずこの壁12よりも内側に位置
するようにしている。本実施例では、上記壁12の角度
θを80゜、高さを2.5mmに設定したが発明者達の
実験によればこの角度・形状でも十分であるが、大型
化、高寿命化を図るためには、壁12を図4に示すよう
な折り返しがある形状にするとさらに良いことが分かっ
た。また本実施例の他の利点としてヒータ3の端部の接
点電極10の部分が厚くなるため強度が上がり、接点を
金属等のばね圧等ににより押し付けている場合、その圧
力を強くすることができる。これはヒータ全域を厚くす
るのに比べヒータの熱容量の増大が小さくて済むため、
本発明の大きな利点の一つである省電力化、ウェイトタ
イムの短縮化等をほとんど阻害しない。
【0032】本実施例のヒータ3を用いるとフィルム2
の軸方向の寄り制御を上記の壁12に付き当てることに
より行えるという利点もある。
の軸方向の寄り制御を上記の壁12に付き当てることに
より行えるという利点もある。
【0033】〈実施例3〉本実施例は、上記実施例1と
略同様の定着装置において、ヒータ3自体は従来と同様
の平板状のものを用い、その端部に図5に示すような耐
熱樹脂製のコの字型の部材13を設けそのコの字の先端
がステー1に入るようにしてある。この部材13は、そ
のヒータ3との接触面においてヒータ3と十分な密着性
をもち潤滑剤9がこの部材13とヒータ3の間をすり抜
けることがないようにしてある。もし耐熱樹脂だけで
は、十分な密着性が得られない場合には、ヒータとの接
触面に弾性体(例えば耐熱ゴム等)を張り付けたり、耐
熱性の接着剤によりヒータに接着すると良い。この部材
13を取り付けることにより上記実施例と同様の効果が
得られる上、本実施例を用いるとヒータ3の構造・製造
が容易になると共にステー1とヒータ3の固定部材とし
ても併用でき、ステー1とヒータ3の接着力を上げるか
他の固定方法を省略できるという利点がある。
略同様の定着装置において、ヒータ3自体は従来と同様
の平板状のものを用い、その端部に図5に示すような耐
熱樹脂製のコの字型の部材13を設けそのコの字の先端
がステー1に入るようにしてある。この部材13は、そ
のヒータ3との接触面においてヒータ3と十分な密着性
をもち潤滑剤9がこの部材13とヒータ3の間をすり抜
けることがないようにしてある。もし耐熱樹脂だけで
は、十分な密着性が得られない場合には、ヒータとの接
触面に弾性体(例えば耐熱ゴム等)を張り付けたり、耐
熱性の接着剤によりヒータに接着すると良い。この部材
13を取り付けることにより上記実施例と同様の効果が
得られる上、本実施例を用いるとヒータ3の構造・製造
が容易になると共にステー1とヒータ3の固定部材とし
ても併用でき、ステー1とヒータ3の接着力を上げるか
他の固定方法を省略できるという利点がある。
【0034】〈実施例4〉本実施例は、上記実施例1と
略同様の定着装置において、ヒータ3自体は従来と同様
の平板状のものを用い、その端部に図6に示すような耐
熱性の吸収体14(例えば、ノーメックス フェルト)
を設けてある。この吸収体14は、潤滑剤9が塗布され
た加熱領域と接点電極10の間に付けられていて加熱領
域から接点電極10に侵入して来る潤滑剤9を吸収す
る。また一度この吸収体が吸収した潤滑剤9は、毛細管
現象により吸収体14に保持され続ける。さらに本実施
例の効果を上げるために、この吸収体14の接点電極側
に潤滑剤9を通さないシートを貼ってもよい。本実施例
を用いることにより上記実施例と同様の効果を得ること
ができる上、本実施例を用いるとヒータの複雑な加工が
不要で取り付けが容易であるという利点がある。
略同様の定着装置において、ヒータ3自体は従来と同様
の平板状のものを用い、その端部に図6に示すような耐
熱性の吸収体14(例えば、ノーメックス フェルト)
を設けてある。この吸収体14は、潤滑剤9が塗布され
た加熱領域と接点電極10の間に付けられていて加熱領
域から接点電極10に侵入して来る潤滑剤9を吸収す
る。また一度この吸収体が吸収した潤滑剤9は、毛細管
現象により吸収体14に保持され続ける。さらに本実施
例の効果を上げるために、この吸収体14の接点電極側
に潤滑剤9を通さないシートを貼ってもよい。本実施例
を用いることにより上記実施例と同様の効果を得ること
ができる上、本実施例を用いるとヒータの複雑な加工が
不要で取り付けが容易であるという利点がある。
【0035】〈実施例5〉本実施例では、実施例1と略
同様の定着装置において、上記定着フィルム2aを従来
の単純な円筒形のものから図7に示すように,端部の開
口を内側に狭めるような形状にしてある。従来の単純な
円筒形のフィルムでは、記録材Pを何度も定着処理を行
なうとフィルム2aの端部において裏側に塗布された潤
滑剤9が表側(定着面)に回り込んでしまう。この回り
込んできた潤滑剤9がフィルム2aの表面から記録材P
表面に移り記録材を汚したり、フィルム2aの表面の離
型性を悪化し、記録材上の未定着トナー像がフィルム2
aの表面に付着してまういわゆるオフセット現象が発生
する。しかし本実施例のごとく形成すると、端部からの
潤滑剤9の回り込みを防止することができる。本発明者
等の実験によると、ヒータ3に50mgのフッ素系グリ
ースを塗布すると、従来の単純な円筒形のフィルムを用
いた場合は、約5000枚の定着処理を行なった時点で
記録材Pの端部に汚れが発生していたのに対し、本実施
例のフィルムを用いた場合は、約10万枚の定着処理を
行なっても記録材に汚れは、発生しなかった。また10
万枚の定着処理後の潤滑剤9の減少量は、本実施例の場
合、単純な円筒形のフィルムを用いた場合の約1/4で
あるという利点もある。
同様の定着装置において、上記定着フィルム2aを従来
の単純な円筒形のものから図7に示すように,端部の開
口を内側に狭めるような形状にしてある。従来の単純な
円筒形のフィルムでは、記録材Pを何度も定着処理を行
なうとフィルム2aの端部において裏側に塗布された潤
滑剤9が表側(定着面)に回り込んでしまう。この回り
込んできた潤滑剤9がフィルム2aの表面から記録材P
表面に移り記録材を汚したり、フィルム2aの表面の離
型性を悪化し、記録材上の未定着トナー像がフィルム2
aの表面に付着してまういわゆるオフセット現象が発生
する。しかし本実施例のごとく形成すると、端部からの
潤滑剤9の回り込みを防止することができる。本発明者
等の実験によると、ヒータ3に50mgのフッ素系グリ
ースを塗布すると、従来の単純な円筒形のフィルムを用
いた場合は、約5000枚の定着処理を行なった時点で
記録材Pの端部に汚れが発生していたのに対し、本実施
例のフィルムを用いた場合は、約10万枚の定着処理を
行なっても記録材に汚れは、発生しなかった。また10
万枚の定着処理後の潤滑剤9の減少量は、本実施例の場
合、単純な円筒形のフィルムを用いた場合の約1/4で
あるという利点もある。
【0036】さらに本実施例の利点としては、従来テン
ションフリーフィルム方式の加熱装置においては、フィ
ルムの安定走行のために比較的膜厚の厚い、剛性のある
フィルムの端部を部材に当接させることにより行なって
きたが、本実施例を用いると細くなった部分を内部のス
テー1により張力により制御することができるため当接
方式に比べフィルムを薄くすることができヒータ3の温
度を下げることができる。 〈実施例6〉本実施例では、上記実施例5と略同様の定
着装置においてフィルム2bの端部を図8に示すように
ラッパ状に広げている。
ションフリーフィルム方式の加熱装置においては、フィ
ルムの安定走行のために比較的膜厚の厚い、剛性のある
フィルムの端部を部材に当接させることにより行なって
きたが、本実施例を用いると細くなった部分を内部のス
テー1により張力により制御することができるため当接
方式に比べフィルムを薄くすることができヒータ3の温
度を下げることができる。 〈実施例6〉本実施例では、上記実施例5と略同様の定
着装置においてフィルム2bの端部を図8に示すように
ラッパ状に広げている。
【0037】フィルムの形状を図8に示すような形状に
し、図9に示すようにその長手寸法を加圧ローラ6のロ
ーラ部8よりも長くすることにより、フィルム端部がス
テー1またはヒータ3に接触していないため潤滑剤9の
回り込みが少なくなる。また潤滑剤9の回り込みは、フ
ィルム端部に付着した潤滑剤9が加圧ローラ6との間で
毛細管現象のように薄く広く延ばされる傾向があるた
め、図9に示すようにフィルム端部が加圧ローラ6と接
触していなければフィルム端部に付着した潤滑剤9は、
フィルム表側の記録材Pと接触する部分(被加熱材加熱
領域)にまで広がらない。これにより上記実施例と同様
の効果を得ることができる。
し、図9に示すようにその長手寸法を加圧ローラ6のロ
ーラ部8よりも長くすることにより、フィルム端部がス
テー1またはヒータ3に接触していないため潤滑剤9の
回り込みが少なくなる。また潤滑剤9の回り込みは、フ
ィルム端部に付着した潤滑剤9が加圧ローラ6との間で
毛細管現象のように薄く広く延ばされる傾向があるた
め、図9に示すようにフィルム端部が加圧ローラ6と接
触していなければフィルム端部に付着した潤滑剤9は、
フィルム表側の記録材Pと接触する部分(被加熱材加熱
領域)にまで広がらない。これにより上記実施例と同様
の効果を得ることができる。
【0038】また本実施例を用いるとフィルムの製造が
比較的用意でありまた装置の組立性も良好になるという
利点がある。
比較的用意でありまた装置の組立性も良好になるという
利点がある。
【0039】〈実施例7〉本実施例は、上記実施例5と
略同様の定着装置において、フィルム2cの端部の外周
に図10に示すような形状のリブ16を接着している。
このリブ16は、加圧ローラ6のローラ部8よりも外側
に位置するように取り付けてある。このリブ16により
フィルム2cの内周よりでてきた潤滑剤9がフィルム2
cの外周面に付着したとき、潤滑剤9がフィルム2cの
被加熱材の加熱領域にまでおよぶのを防ぐことにより上
記実施例と同様の効果を得ることができる。このとき、
このリブ16に十分な高さと強度をもたせフィルムが何
等かの原因により片側に寄ろうとしたとき加圧ローラ6
のローラ部8に当ってもリブ16が剥がれたりローラ部
8を乗り越えたりしないようにしておくことにより、フ
ィルムの寄り制御も行なうことができる。本発明者達の
実験によれば15万枚の通紙試験を行なってもフィルム
の被加熱材加熱領域に潤滑剤が付着することはなかっ
た。また本実施例は、フィルムを薄くしてもフィルムの
強度を得ることができるため、ヒータ3の温度を低くす
ることができ、消費電力の削減や各部品の耐久性が向上
する等の利点がある。
略同様の定着装置において、フィルム2cの端部の外周
に図10に示すような形状のリブ16を接着している。
このリブ16は、加圧ローラ6のローラ部8よりも外側
に位置するように取り付けてある。このリブ16により
フィルム2cの内周よりでてきた潤滑剤9がフィルム2
cの外周面に付着したとき、潤滑剤9がフィルム2cの
被加熱材の加熱領域にまでおよぶのを防ぐことにより上
記実施例と同様の効果を得ることができる。このとき、
このリブ16に十分な高さと強度をもたせフィルムが何
等かの原因により片側に寄ろうとしたとき加圧ローラ6
のローラ部8に当ってもリブ16が剥がれたりローラ部
8を乗り越えたりしないようにしておくことにより、フ
ィルムの寄り制御も行なうことができる。本発明者達の
実験によれば15万枚の通紙試験を行なってもフィルム
の被加熱材加熱領域に潤滑剤が付着することはなかっ
た。また本実施例は、フィルムを薄くしてもフィルムの
強度を得ることができるため、ヒータ3の温度を低くす
ることができ、消費電力の削減や各部品の耐久性が向上
する等の利点がある。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、フィルム
加熱方式の加熱装置において、第一発明にあっては、ヒ
ータ端部の加熱領域と接点電極との間の形状を変えるこ
とにより、フィルム内面に塗布された潤滑剤が接点電極
に入り込むことを防止でき、潤滑剤による接点不良を防
止し、常に安定した良好な加熱処理を行なうことができ
るという効果を得る。
加熱方式の加熱装置において、第一発明にあっては、ヒ
ータ端部の加熱領域と接点電極との間の形状を変えるこ
とにより、フィルム内面に塗布された潤滑剤が接点電極
に入り込むことを防止でき、潤滑剤による接点不良を防
止し、常に安定した良好な加熱処理を行なうことができ
るという効果を得る。
【0041】また、第二の発明にあっては、フィルム端
部の形状を変えることにより潤滑剤がフィルム表面(表
側)に回り込むことを防止し、潤滑剤による記録材の汚
れや潤滑剤によるフィルムへのトナーのオフセットを無
くすことができて常に安定した良好な定着画像を得るこ
とができるという効果を得る。
部の形状を変えることにより潤滑剤がフィルム表面(表
側)に回り込むことを防止し、潤滑剤による記録材の汚
れや潤滑剤によるフィルムへのトナーのオフセットを無
くすことができて常に安定した良好な定着画像を得るこ
とができるという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のヒータ断面図である。
【図2】実施例1ないし7に適用可能な定着装置の概略
断面図である。
断面図である。
【図3】実施例2のヒータ断面図である。
【図4】実施例2のヒータの変形例を示す部分拡大断面
図である。
図である。
【図5】実施例3のヒータの斜視図である。
【図6】実施例4のヒータの斜視図である。
【図7】実施例5のフィルムの斜視図である。
【図8】実施例6のフィルムの斜視図である。
【図9】実施例6の定着装置の断面図である。
【図10】実施例7のフィルムの斜視図である。
2 フィルム 3 ヒータ(加熱体) 6 加圧ローラ(加圧部材) 9 潤滑剤 10 接点電極 12 溝 13 流入防止部材 14 吸収体
Claims (7)
- 【請求項1】 固定支持された加熱体に対しフィルムを
介して加圧部材を圧接させ、該フィルムの走行移動とと
もに被加熱材を該フィルムと該加圧部材の間に導入し、
該加熱体から該フィルムを介して熱エネルギーを被加熱
材に付与し、上記加熱体と、該フィルムが加熱体に接触
する面との間に潤滑剤が介在させてある加熱装置におい
て、上記加熱体の電気接点部付近に堰状もしくは溝状の
部位もしくは部材を設けたことを特徴とする加熱装置。 - 【請求項2】 加熱体の電気接点部付近の堰状もしくは
溝状の部位の位置もしくは部材の位置が、加熱体軸方向
にて電気接点位置より内側でかつ加圧部材のフィルムも
しくは加熱体接触部材の外側であることとする請求項1
に記載の加熱装置。 - 【請求項3】 加熱体の電気接点部分の該加熱体の厚み
が加熱領域よりも加熱面側に厚くなっていることとする
請求項1に記載の加熱装置。 - 【請求項4】 加熱体の電気接点部付近の堰状もしくは
溝状の部位もしくは部材の加熱領域側の形状が加熱体の
加熱領域面に対して90゜以下となっていることとする
請求項1に記載の加熱装置。 - 【請求項5】 加熱体の電気接点部付近に設けた堰状も
しくは溝状の部材が潤滑剤に対して吸収性の良いもので
あることとする請求項1に記載の加熱装置。 - 【請求項6】 固定支持された加熱体にフィルムを接触
摺動させ、該フィルムの加熱体とは反対側の面に被加熱
材を密着させてフィルムと共に該加熱体の位置を移動通
過させて該加熱体から該フィルムを介して熱エネルギー
を被加熱材に付与し、上記加熱体と、該フィルムが加熱
体に接触する面との間に潤滑剤が介在させてある加熱装
置において、上記フィルムの端部に、潤滑剤が該フィル
ムの被加熱材接触面へ移動することを阻止する形状の部
分を設けたことを特徴とする加熱装置。 - 【請求項7】 フィルムの端部に、該フィルムの内周面
と外周面の両面、もしくはこれらの片方の面が他の部材
と接触しない部分を備えていることとする請求項6に記
載の加熱装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35778492A JPH06194977A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35778492A JPH06194977A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 加熱装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06194977A true JPH06194977A (ja) | 1994-07-15 |
Family
ID=18455905
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35778492A Pending JPH06194977A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 加熱装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06194977A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08305187A (ja) * | 1995-04-28 | 1996-11-22 | Canon Inc | 定着装置 |
| US20140161479A1 (en) * | 2012-12-11 | 2014-06-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Image heating apparatus |
| JP2016070946A (ja) * | 2014-09-26 | 2016-05-09 | 富士ゼロックス株式会社 | 定着装置および画像形成装置 |
| JP2017062461A (ja) * | 2015-09-25 | 2017-03-30 | キヤノン株式会社 | 定着装置 |
| US9880500B2 (en) | 2015-09-25 | 2018-01-30 | Canon Kabushiki Kaisha | Fixing device |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP35778492A patent/JPH06194977A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08305187A (ja) * | 1995-04-28 | 1996-11-22 | Canon Inc | 定着装置 |
| US20140161479A1 (en) * | 2012-12-11 | 2014-06-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Image heating apparatus |
| CN103869671A (zh) * | 2012-12-11 | 2014-06-18 | 佳能株式会社 | 图像加热设备 |
| US9367006B2 (en) * | 2012-12-11 | 2016-06-14 | Canon Kabushiki Kaisha | Image heating apparatus including a covering member configured to cover an electrode portion |
| CN103869671B (zh) * | 2012-12-11 | 2016-08-17 | 佳能株式会社 | 图像加热设备 |
| JP2016070946A (ja) * | 2014-09-26 | 2016-05-09 | 富士ゼロックス株式会社 | 定着装置および画像形成装置 |
| JP2017062461A (ja) * | 2015-09-25 | 2017-03-30 | キヤノン株式会社 | 定着装置 |
| US9880500B2 (en) | 2015-09-25 | 2018-01-30 | Canon Kabushiki Kaisha | Fixing device |
| US10241453B2 (en) | 2015-09-25 | 2019-03-26 | Canon Kabushiki Kaisha | Fixing device |
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