JPH0619763B2 - コンピュータシステムにおけるノード間のアクセス方法 - Google Patents

コンピュータシステムにおけるノード間のアクセス方法

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JPH0619763B2
JPH0619763B2 JP60247147A JP24714785A JPH0619763B2 JP H0619763 B2 JPH0619763 B2 JP H0619763B2 JP 60247147 A JP60247147 A JP 60247147A JP 24714785 A JP24714785 A JP 24714785A JP H0619763 B2 JPH0619763 B2 JP H0619763B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、2以上のコンピュータ相互の間を高速の通信
回線で接続したコンピュータシステムにおけるノード間
のアクセス方法に関する。
「従来の技術」 コンピュータを使用したシステムには、大型コンピュー
タを使用し、これに多数の端末機を接続したいわゆる集
中管理システムと、独立したコンピュータを各所に設置
して、これらをそれぞれの部門で独自に使用するいわゆ
る分散管理システムとがある。分散管理システムは、対
話機能やコストあるいは効率の面で利点が多い。パーソ
ナルユーズのコンピュータが低価格化し広く普及した今
日、このようなシステムの採用の増加傾向が著しい。
そして、分散管理された各コンピュータを通信回線で接
続すれば、各コンピュータ間でいわゆる資源の共有を行
うことができ、集中管理システムの利点もあわせ持つこ
とができる。このようなシステムを以下、コンピュータ
ネットワークシステムと呼んで説明を進める。
このコンピュータネットワークシステムにおいて、通信
回線に接続された各コンピュータは、ノードと呼ばれて
いる。これらの各ノード間の交信にあたって、通信回線
上で信号の衝突が生じないよう、種々の通信方式が開発
されている。
例えば、リング状の通信回線中を伝播する信号のフレー
ム中に、送信権を持つノードを特定するトークンと呼ば
れる識別符号を挿入する。こうして、送信権を持つノー
ドのみがこの通信回線に信号を送り出すことができるよ
うにし、信号の衝突を防止している。この方式によっ
て、比較的高速にノード間でのデータの授受を行うこと
ができる。
このようなシステムでは、あるノードが他のノードの記
憶装置に格納されたデータファイルやプログラムファイ
ルを使用したいと希望する場合、他のノードにそのプロ
グラムファイル等の転送を要求し、これを自己のノード
の記憶装置に再格納して、その後これを使用した処理を
実行することができる。これによって、必要なファイル
すべてを、自己のノードの記憶装置に常時格納しておく
必要がなくなり、いわゆる資源の共有が行われる。
こういったコンピュータネットワークシステムにおい
て、ファイルの転送作業は例えば次のような手順で実行
される。
まず、第1のノードがプログラムファイルやデータファ
イルを特定する名称(ノード名、ファイル名)を指定
し、その転送要求を通信回線に送り出す。そのファイル
を保有する第2のノードの中央演算ユニットは、そのフ
ァイルを格納したデバイスに対して、データの転送指令
を行う。
具体的には、中央演算ユニットは、そのデバイスに含ま
れる目的のファイルのアドレスを調べ、これを読み出
し、通信回線を通じて順に第1のノードに転送する動作
を行う。
「発明が解決しようとする問題点」 このように従来のコンピュータネットワークシステムに
おいては、資源の共有とはいっても、他ノードのデバイ
スに格納されたファイルの使用は、それを直接アクセス
できるわけでなく、いったんそのノードの中央演算ユニ
ットに対して、そのファイルの転送作業を依頼するとい
う形態がとられていた。
従って、このデータ転送処理中は、依頼を受けた側のノ
ードの中央演算ユニットが専有され、そのノード自身の
仕事が妨げられてしまうという難点があった。
もちろん、ファイルの先頭アドレスの検索のみを中央演
算ユニットが行い、その後はデバイスが自動的にデータ
転送作業を行うという、いわゆるDMA(ダイレクトメ
モリアクセス)という手法もある。
しかし、いずれにしても、ファイル単位で、データ転送
作業を行うと、回線専有時間が増加し待機時間が多く、
対話処理機構が損なわれるという難点があった。
また、ファイルの転送を要求する側についても、そのフ
ァイルを一時格納するための十分な容量のメモリを確保
する必要がある。しかし、大きなプログラムや大量のデ
ータを扱う作業ではしばしばメモリ容量が不足し、作業
が不能となったり、また、あらかじめ作業を細分化する
べくプログラムを書き直したり、種々の煩雑な工夫を強
いられることになる。
このように読み出しや書き込みが行われるファイルは、
必ずしもいわゆるデータ記憶用のディスクメモリにある
とは限らない。主メモリやディスプレイユニットの画像
メモリ等の中にもファイルが存在し、同様にして書き込
み、読み出しが行われ得る。本発明ではこういったファ
イルを有するデバイスを総称して以下リソースと呼ぶこ
とにする。すなわち、1つしかファイルを有しないリソ
ースもあれば、多数のファイルを有するデバイスもあ
る。
一方、コンピュータネットワークシステムでは、例えば
多量のファイルを用いて複雑な演算を行うプログラムが
ある場合、そのファイルを保有しかつそのプログラムの
実行に適した特殊なハードウエアを有するノードに対し
て、必要な命令を転送して演算処理を依頼し、実行結果
を受けとるということも行われる。
これは従来、いわゆるリモートジョブエントリーシステ
ムとして知られており、例えばデータベースの検索等に
活用されている。しかし、このような演算の実行依頼処
理を、任意のノードの中央演算ユニットが、処理しよう
とするプロセスの一部に随時組み入れ、その実行場所を
コントロールしていくことは、従来容易ではなかった。
本発明は以上のような従来のコンピュータネットワーク
システムの欠点を解決するためになされたもので、通信
回線に接続されたノードが他のノードのリソース中のフ
ァイルを自己のノードのものに対すると同程度に高速で
プロセスすることができるコンピュータシステムにおけ
るノード間のアクセス方法を提供するものである。
「発明の概要」 本発明の適用対象であるコンピュータネットワークシス
テムは、通信回線に複数のノードが接続された構成をと
っている。このシステムにおいて、各ノードは、中央演
算ユニットおよびこれによって制御されるリソースを有
している。このリソースとはプログラムファイルやデー
タファイル等を格納した記憶装置のみならずディスプレ
イユニットの画像メモリ等も総称する用語である。
さて、上記いずれかのノードの中央演算ユニットが、所
定のプログラムを実行しようとする場合、その実行用メ
モリにプログラムやデータの転送を行うことが必要とな
る。通常データの転送処理は、最小単位のデータ群の転
送を繰り返して行われる。本発明においてその最小単位
をページと呼び、実際のプロセスの実行に必要なプログ
ラムファイルやデータファイルをオブジェクトと呼ぶこ
とにする。そして、システムのあらゆるリソースに含ま
れるすべてのオブジェクトをページ単位に区切り、それ
ぞれのページを所定の物理アドレスによって一意的に特
定しておく。
所定のプロセスの生成段階では、実行すべきプロセスを
構成するオブジェクトを、例えばセグメント単位で実行
順に割り付けするいわゆるマッピングを行う。1セグメ
ントとは、一定数のページを集合した単位である。この
ときプロセスを構成するすべてのセグメントに、アドレ
スを付しておく。このアドレスをプロセスセグメントア
ドレスと呼ぶ。
一方、オブジェクトもそれぞれ所定数のセグメントの集
合体であり、換言すれば、そのセグメント数の一定数倍
のページの集合体である。
オブジェクトをプロセスに組み込む作業では、オブジェ
クトはファイル名で呼ばれる。本発明のシステムでは、
各ノードが、自己のノードのリソースに含まれているオ
ブジェクトについて、これを構成する各ページに物理ア
ドレスを付し、このファイル名と物理アドレスとを対応
させるテーブルを保有している。この物理アドレスをオ
ブジェクトページアドレスと呼ぶ。
そこで、プロセスの生成過程で、自己のノードのリソー
スに含まれるオブジェクトについて、そのセグメントご
とに、セグメントの最初のページの物理アドレスをリス
トアップする。また、同様にして、他のノードのオブジ
ェクトについても、プロセスの実行前にそれを問い合わ
せて同様のリストアップをしておく。
こうして、プロセスの生成段階では、プロセスのすべて
のプロセスセグメントアドレスと、オブジェクトの各オ
ブジェクトページアドレスとを、相互に対応づけてアド
レス変換することのできる変換テーブルを作成してしま
う。プロセスの実行中は、そのつどこの変換テーブルを
参照して、その結果得られたオブジェクトページアドレ
スを用いて、全てのノードのオブジェクトの各ページを
直接アクセスする。
これによって、システムの他のノードに含まれる全ての
リソースを、ページ単位で、自己のノードに含まれるリ
ソースと同様に高速でアクセスしてプロセスを実行して
いくことができる。
またプロセスの実行中そのプロセスの任意の部分につい
て、他のノードすなわち第2のノードに対して、そのプ
ロセスの実行に必要な、先に作成した変換テーブルの一
部または全部を含む、所定のデータを転送して、その後
のプロセスの実行主体を切り換えるようにすることもで
きる。
つまりネットワーク全体で一意的にアドレス変換を行う
ものである。
「実施例」 (ノードの構成例) 第3図は本発明のコンピュータネットワークシステムに
おけるノード間のアクセス方法の実施に適するノードの
一例を示すブロック図である。
このノード1は、通信回線2と内部の回路との間の信号
の授受を制御するネットワークアダプタ3と、これと共
にバスライン4を介して相互に接続された、アドレスト
ランスレータ5と、中央演算ユニット(CPU)6、主
メモリ7、ディスク8、ディスプレイ装置9、その他の
デバイス10等から構成されている。
中央演算ユニット6はこのノード全体の動作の制御を行
う、マイクロプロセッサおよび、その周辺回路とから構
成されている。
また、主メモリ7、ディスク8、その他のデバイス10
はいずれも、この中央演算ユニット6によって、それら
の内部に設けられたメモリ内のデータの読み出しあるい
は書き込みがなされて、それぞれの動作を行う装置であ
る。ディスプレイ装置9は、グラフィツクメモリ9aと
グラフィツクCPU9bとブラウン管ディスプレイ9c
を有し、グラフィツクメモリ9a内に書き込まれたデー
タを読み出して映像信号としてブラウン管ディスプレイ
9cに出力し、あるいは、図示しないキーボードからの
入力信号をこのグラフィツクメモリ9a内に書き込む。
中央演算ユニット6は、このグラフィツクメモリ9a内
のデータの読み出しや書き込みも行う。これらの装置を
本発明においてリソースと総称することにする。
また、ネットワークアダプタ3は、いわゆるインターフ
ェースの機能を持つ回路であるが、その他に、このシス
テムを構成するすべてのノードに含まれるオブジェクト
のアドレスとオブジェクトの名称(ファイル名)との参
照テーブルを持っている。その参照テーブル全体はディ
スク8等に格納されており、その一部がキャッシングさ
れてアドレストランスレータ5およびネットワークアダ
プタ3に格納される。これによって、プロセスに使用す
るオブジェクトがどのノードに含まれるものかそのファ
イル名からただちに判断でき、中央演算ユニット6がそ
のノードに対して、オブジェクトの物理アドレスに関す
る情報を要求することができるよう構成されている。
またアドレストランスレータ5は、あとで説明するアド
レス変換用のテーブル等を格納する記憶装置である。
(オブジェクトアドレス空間) 中央演算ユニット6によって読み出し書き込みが行われ
る各リソース7〜10のメモリ等に含まれるデータに
は、それぞれ固有のアドレスが付されている。
この実施例においては、これらのデータをバイト単位で
特定するようにアドレスを付し、かつ、このアドレスを
第3図の通信回線2に接続された他のすべてのノードの
ものも含めて、一意的に定めている。
第4図はそのアドレス空間を図示した概念図である。こ
のアドレスは、ハードウエアの絶対的なアドレスで、こ
れを物理アドレスと呼ぶことにする。
まず、ノードのアドレスに上位18ビットを使用する。
すなわち、218台のノードが通信回線に接続されても、
識別が可能となる。次に、リソースのアドレスに位24
ビットを使用する。
そして、各リソースに含まれているプログラムファイル
やデータファイルのアドレスに、上位64ビットを使用
する。この64ビットは、リソースアドレス24ビット
のほかに、そのプログラム等が作成された時刻(年月日
時分秒)やアクセスコード等を用いて設定される。
通常、プロセスの実行前に、オペレーティングシステム
とプログラムファイルやデータファイルとをリンクして
いわゆるプロセス生成作業を行う。このとき、プログラ
ムファイル等を指定するために、例えばNODE3/P
ROG/KEIRI/KINRIといったファイル名を
用いる。このファイル名で指定されるものを本発明でオ
ブジェクトと呼び、このオブジェクトは、全システムを
通じて上位64ビットのアドレスによって一意的に特定
されている。
また、プロセスの生成段階で他のノードに含まれるオブ
ジェクト全体を自ノードのメモリ等に転送する方式は、
大容量のメモリを必要とし、かつ実行速度が著しく遅く
なる。
そこで、本発明のコンピュータネットワークシステムに
おけるノード間のアクセス方法の場合、プロセスの実行
中に、そのつど必要な最小単位のデータの転送を受け、
これをくり返していく方式をとる。この最小単位をペー
ジと呼び、これは1バイト(8ビット)のデータを212
個集合したものとする。
このページを特定するために、上位84ビットを使用
し、全96ビットで、1バイトのレベルまで物理アドレ
スが特定できるようにこのアドレス空間が構成されてい
る。
データの転送動作は、ページのアドレス(オブジェクト
ページアドレスと呼ぶ)を特定することによって、その
先頭のデータから212バイトのデータが連続して自動的
に転送されるというもので、このページの大きさは必要
に応じてより大きくあるいは小さく設定してもさしつか
えない。
なお、プロセスの実行の際には、プロセス生成時にプロ
セスの各ステップに付したプロセスアドレスからこのオ
ブジェクトページアドレスを求めてこれを用してアクセ
スし、必要なデータの転送を行うことになる。
このアドレス変換のために、後で説明する変換テーブル
を作成するが、テーブルの取扱いを容易にするため、ペ
ージの上にセグメントという単位を設けている。1セグ
メントは32ページで構成され、217バイトで構成され
る。従って上位79ビットでオブジェクトセグメントを
特定することができる。
このように、本発明のコンピュータネットワークシステ
ムにおけるノード間のアクセス方法においては、プロセ
スの実行中、オブジェクトページアドレスを用いて、す
べてのノードに含まれているオブジェクトの所定のデー
タを直接アクセスして転送を受けて使用する。
このために、所定のプロセスを実行しようとする中央演
算ユニットは、プロセスの生成段階でプロセスの実行に
必要なすべてのオブジェクトについて、いつでも即座に
オブジェクトページアドレスを求めることのできるテー
ブルを作成しておく。
(プロセスの準備) プロセスの準備にあたっては、まずプロセスを構成する
プログラムファイルやデータファイルなどのオブジェク
トを、セグメント単位に分割して、実行順に配列する割
り付け作業を行う。この作業はマッピングとも呼ばれて
いる。すなわち、第5図に示すように、この作業で、全
プロセスについて、例えばファイルAのセグメント1 (FLASEGIと表示した。以下同様)、ファイルA
のセグメント2、ファイルAのセグメント3、ファイル
Bのセグメント1……というように、仮想空間上に割り
付けを行う。このプロセス仮想空間には、例えば、16
プロセスの割り付けが可能である。
こうしてマッピングの終了したプロセスには、セグメン
トごとにアドレスが付される。このアドレスをプロセス
セグメントアドレスと呼ぶことにする。
同様に、この仮想空間上の各プロセスセグメントアドレ
スを実際オブジェクトを構成するセグメントの物理アド
レスと対応づけるために、第6図に示した変換テーブル
を作成する。この変換テーブルをプロセスセグメントア
ドレス−オブジェクトセグメントアドレス変換テーブル
と呼び、 P−Oテーブルと表示することにする。このテーブルも
16プロセス分の作成が可能なようメモリが用意されて
いる。
このテーブルは、プロセス側からもオブジェクト側から
も双方向に参照が可能なテーブルである。そして、プロ
セスセグメントアドレスはそれぞれ、そのセグメントの
最初のページのアドレスで表示される。そのセグメント
に含まれる特定のページは、そのセグメントの最初のペ
ージから何番目ということで認識できる。従って、P−
Oテーブルはセグメント単位の変換テーブルであるが、
換算によってページ単位でアドレス変換を行うことがで
きる。
すなわち、このP−Oテーブルと換算用の演算回路を用
いれば、例えばプロセスセグメント中の特定のページに
対応するオブジェクトページアドレスをただちに求める
ことができる。
中央演算ユニット(CPU)はプロセス準備段階で、フ
ァイル名をもととして、P−Oテーブルの作成を行う。
自ノードの分はもとより、他ノードの分についても、物
理アドレスを問い合わせて作成する。
このような変換テーブルを作成することによって、プロ
セスの実行中、自ノードに含まれるデータも、他ノード
に含まれるものも、ほぼ同様に高速でアクセスすること
ができるようになるのである。このようにして準備され
たプロセスは、それも一種のオブジェクトとなって格納
される(それをプロセスイメージという)。
そして、プロセスの実行時には、まずP−Oテーブルが
アドレストランスレータ5にロードされ、次にR−Pテ
ーブルの空をさがしプロセスのページを割り付け、必要
ならばプロセスの実行に要するリソースを確保する(こ
の作業をプロセスの生成という)。次に第7図に示すよ
うに、実行用メモリに1ページ単位で転送されて書き込
まれたデータが実行されていく。実行用メモリはプロセ
スの実行中に使用されるレジスタやグラフィツクメモリ
やRAM素子等に相当し、これらには固有のアドレスが
付されている。このアドレスを実アドレスと呼ぶ。例え
ばこの実行用メモリを224バイト程度に設定する。
一方、一般に、プロセス仮想空空間は2332ビットに設
定される。従って、プロセスの実行中は、プロセスの一
部についてのデータのみがこの実行用メモリに転記され
る。そして、その処理の進行につれてデータの書き換え
が行われる。そこで、上記プロセスアドレスとこの実行
用メモリのアドレス(実アドレス)とを対応づける変換
テーブルを用意する。これを第8図に示す。
これも、プロセスアドレス側と実アドレス側の双方向か
ら参照できるテーブルで、プロセス生成時に最初に作ら
れ、かつプロセス実行時、実行用メモリのデータの書き
換えのつど更新される。このテーブルをR−Pテーブル
と呼ぶことにする。実アドレスは、ノードのハードウェ
ア構成で定まるため、このR−Pテーブルは1ノードに
つき1つだけ作成される。従って、実アドレスに全実行
用メモリのアドレスが付され、プロセスアドレスには、
複数のプロセスのアドレスが混在することになる。
(プロセスの実行) 本発明のコンピュータネットワークシステムにおけるノ
ード間のアクセス方法において、中央演算ユニットは第
1図に示したようにしてプロセスを実行する。また、そ
の実行のフローチャートを第2図に示した。この両図を
中心に説明を行う。
第1図において、仮想空間11に先に第5図で説明した
要領でP−Oテーブル13(第6図で説明)が作成さ
れ、プロセスが準備される。また実行時(プロセスロー
ド等)にR−Pテーブル12(第8図で説明)が作られ
実行用メモリ14に(第7図で説明)プロセスの最初の
部分の実行のためのデータが転送される。
この作業は、仮想空間11におけるプロセスセグメント
アドレスを、P−Oテーブル13でオブジェクトセグメ
ントアドレスに変換し、そのセグメントについて自ノー
ドのリソースあるいは他ノードのリソースから1ページ
分づつ実行用メモリ14にデータを転送することによっ
て行われる。(第2図のフローチャートステップ)。
こうしてプロセスが生成されると、判断ステップを経
て、実行用メモリのアクセスが行われる。通常、実行用
メモリはその実アドレス順にアクセスされ(ステップ
)、1ステップづつ実行されて(ステップ)、プロ
セス終了の判断を行いながら(判断ステップ)これを
くり返す。
いわゆるジャンプ命令やデータの参照があった場合、こ
の参照先アドレスが同一ページに存在しないときには
(ステップ;N)、ステップに進む。
参照先アドレスは通常、プロセスアドレスで表示される
から、R−Pテーブルを用いて、そのプロセスアドレス
を実アドレスに変換する(ステップ、、)。この
実アドレスが、同一ページにあれば、ステップからス
テップを経てステップへ移りプログラムが実行され
る。
一方、プロセスアドレスがR−Pテーブルに無い場合、
すなわち、ページフヲーォトが発生した場合には、P−
Oテーブルを参照し(ステップ)、これをオブジェク
トページアドレスに変換する(ステップ)。このオブ
ジェクトページアドレスを用いて自ノードあるいは他ノ
ードのリソースに含まれるデータをアクセスし、1ペー
ジ分のデータを実行用メモリへ転送し(ステップ)、
R−Pテーブルの内容を更新する(ステップ)。
ここで、本発明のコンピュータネットワークシステムに
おけるノード間のアクセス方法においては中央演算ユニ
ットがオブジェクトページアドレスを用いて他のノード
のデータを直接アクセスするほか、プロセスの任意の部
分について、その部分の実行主体を他のノードの中央演
算ユニットに切換える動作を行うことができる。
これは、例えば実行主体となるノードを指定する命令に
応じて、その部分のプロセスに必要な変換テーブルをそ
っくりそのノードに転送し、そのノードでプロセスの生
成と実行とをさせる。
そのノードでのプロセス生成後は、あたかもそのノード
がそのプロセスを当初から開始したのと同様にして、プ
ロセスが続行される。そのプロセスの実行中、また別の
ノードに実行主体を移すこともでき、またもとのノード
に返すことも、そのままプロセスを終了することもでき
る。
実際に、その変換テーブルを含む、プロセスの実行に必
要なデータをそっくり転送されれば、実行主体が交替し
ても、P−Oテーブルはそのまま使用できるから、プロ
セス生成作業はきわめて短時間に終了し、非常に効率が
良い。
これは例えば、特定の演算処理について、これを効率的
に高速で演算することのできるハードウエアを有するノ
ードに対して、その部分の処理を代行させるような場合
に適する方法である。
また、大量のデータを扱う演算処理で、そのデータを保
有しているノードに演算をまかせた方が、伝送路の介在
によるデータ伝送時間の短縮が図れる場合がある。この
ような場合にも、プロセスの実行主体の変更は効果的で
ある。
「変形例」 本発明のコンピュータネットワークシステムにおけるノ
ード間のアクセス方法は以上の実施例に限定されない。
1ページを構成するデータ量は、先に説明したとおり、
任意に増減してよい。
また、変換テーブルは、セグメント単位でなく、適当な
単位のデータ群を定めて自由に作成してさしつかえな
い。その他の変換テーブルについても、必要に応じて、
よりアドレス変換し易い形態にし、またより多くのテー
ブルを設けるようにしてもよい。
このような変換テーブルはそれぞれ、ディスクまたはR
AMディスク等に格納すればよいが、変換の高速化を図
るために、高速メモリを利用してキャッシングを行うよ
うにしてもよい。
「発明の効果」 以上説明した本発明のコンピュータネットワークシステ
ムにおけるノード間のアクセス方法は、システムを構成
するすべてのノードのすべてのリソースを、特定のノー
ドの中央演算ユニットが、自己のノードのリソースと同
等に一意的、一元的に取り扱ってページ単位でデータの
直接アクセスを行うことができる。
従って、プロセスの実行が高速化され、また、ノード単
位でなく、システム全体から見てリアルタイムに各所の
リソースを動作させる、いわゆるネットワークワイドな
システムを構成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のコンピュータネットワークシステムに
おけるノード間のアクセス方法の概要を示す説明図、第
2図はその動作のフローチャート、第3図は本発明の実
施に適するノードのブロック図、第4図はオブジェクト
アドレス空間の概念図、第5図はプロセス仮想空間の概
念図、第6図はP−Oテーブルの説明図、第7図は実行
用メモリの説明図、第8図はR−Pテーブルの説明図で
ある。 6……中央演算ユニット、 7〜10……リソース。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央演算ユニットおよびそれによって制御
    されるリソースを有する複数のノードが通信回線によっ
    て接続されたコンピュータシステムにおけるノード間の
    アクセス方法であって、前記コンピュータシステムのあ
    らゆるリソースに含まれるすべてのページを所定の物理
    アドレスによって一意的に特定した後に、その物理アド
    レスで特定されたページのうち、プロセス実行用メモリ
    に転送すべきページの物理アドレスと実行すべきプロセ
    スのプロセスアドレスとを相互に対応づける変換テーブ
    ルを作成し、前記ノードのうち第1のノードの中央演算
    ユニットが所定のプロセスを実行する場合に、前記プロ
    セスアドレスを前記変換テーブルを基に物理アドレスに
    変換して、変換された物理アドレスを用いて全てのノー
    ドのオブジェクトのページを直接アクセスしながら前記
    プロセスを実行することを特徴とするコンピュータシス
    テムにおけるノード間のアクセス方法。
  2. 【請求項2】プロセスの実行中にそのプロセスの任意の
    部分について、第2のノードに対して、前記プロセスの
    実行に必要な、前記変換テーブルの一部または全部を含
    む、所定のデータを転送して、その後のプロセスの実行
    主体を切換えることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載のコンピュータシステムにおけるノード間のアクセ
    ス方法。
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