JPH06203309A - 磁気再生装置 - Google Patents

磁気再生装置

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JPH06203309A
JPH06203309A JP5000527A JP52793A JPH06203309A JP H06203309 A JPH06203309 A JP H06203309A JP 5000527 A JP5000527 A JP 5000527A JP 52793 A JP52793 A JP 52793A JP H06203309 A JPH06203309 A JP H06203309A
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Yoshiteru Shoji
吉輝 庄司
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 再生ヘッドに磁気抵抗素子を用いた磁気再生
装置において、再生ヘッドと増幅回路間の接続切り換え
の構成を簡易化する。 【構成】 検知電流源選択部(7)は検知電流源(3,
4)を選択的に動作させるよう制御し、検知電流が与え
られた再生ヘッド群(1,2)に接続されたダイオード
がヘッドの電圧降下によりONする。ダイオード(21
と22,23と24)のアノード側が接続された出力端
子(28,29)には検知電流が与えられた再生ヘッド
群(1,2)の再生信号だけが伝達され、増幅回路(1
2,13)で増幅される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデジタル磁気記録媒体の
再生等で使用される磁気再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、DCCを始めとし高密度デジタル
磁気記録を応用した機器が開発されつつあり、さらにこ
のような機器の小型化、コスト低減のため、磁気再生装
置の構成簡易化が進められている。
【0003】以下に、このような従来の磁気再生装置に
ついて説明する。図8は従来の磁気再生装置のブロック
図である。図8において、1は記録媒体に記録されてい
る第1セクターのトラック(本例ではトラック数を2個
とする)の信号を再生する第1のヘッド群であり、再生
ヘッド1aおよび再生ヘッド1bが直列接続された構成
よりなる。再生ヘッド1a,1bは磁気信号を電気信号
に変換して出力する再生ヘッドであり、磁気抵抗素子が
用いられている。2は第2セクターのトラックの信号を
再生する第2のヘッド群であり、同様に再生ヘッド2a
および再生ヘッド2bが直列接続された構成よりなる。
再生ヘッド2a,2bも再生ヘッド1a,1bと同一特
性の磁気抵抗素子よりなる。3は第1のヘッド群1に検
知電流を供給する検知電流源、4は第2のヘッド群2に
検知電流を供給する検知電流源である。5は再生ヘッド
1a端および再生ヘッド2a端の信号が入力されるアナ
ログスイッチ、6は再生ヘッド1b端および再生ヘッド
2b端の信号が入力されるアナログスイッチである。7
は検知電流源3,4の検知電流の供給、停止を選択的に
制御する検知電流源選択部、8はアナログスイッチ5,
6を制御するヘッド切換え制御部、9,10,11は直
流阻止用コンデンサ、12,13は増幅回路である。
【0004】上記各構成要素の関係と動作について説明
する。図8の磁気再生装置は磁気記録媒体の第1セクタ
ーのトラックと第2セクターのトラックを選択的に再生
する。
【0005】まず、第1セクターのトラックを再生する
場合の動作について述べる。検知電流源選択部7は、検
知電流源3が第1のヘッド群1に検知電流を供給し、検
知電流源4が検知電流を停止するように制御する。第1
のヘッド群1の再生ヘッド1a,1bは第1セクターの
トラックから発生する記録信号磁束の変化を受けること
により磁気抵抗素子の抵抗値が変化し、検知電流源3よ
り供給される検知電流により記録信号磁束変化を電気信
号として出力する。ヘッド切換え制御部8はアナログス
イッチ5,6に対し、それぞれ再生ヘッド1a端、1b
端側の入力信号を選択して出力するよう制御する。アナ
ログスイッチ5から出力される再生ヘッド1a端の信号
は、コンデンサ10を介して増幅回路12の非反転入力
側と増幅回路13の反転入力側に入力され、アナログス
イッチ6から出力される再生ヘッド1b端の信号は、コ
ンデンサ11を介して増幅回路13の非反転入力側に入
力される。増幅回路12の反転入力側にはコンデンサ9
を介して電源信号が接続されている。
【0006】従って、増幅回路12には再生ヘッド1a
の両端信号が入力されるようになり、増幅回路12は再
生ヘッド1aの再生信号を増幅して出力する。また、増
幅回路13には再生ヘッド1bの両端信号が入力される
ようになり、増幅回路13は再生ヘッド1bの再生信号
を増幅して出力する。従って、第1のヘッド群1が再生
する第1セクターのトラックの信号が増幅回路12,1
3から出力される。
【0007】次に、第2セクターのトラックを再生する
場合の動作について述べる。検知電流源選択部7は、検
知電流源4が第2のヘッド群2に検知電流を供給し、検
知電流源3が検知電流を停止するように制御する。第2
のヘッド群2の再生ヘッド2a,2bは第2セクターの
トラックから発生する記録信号磁束の変化を受けること
により磁気抵抗素子の抵抗値が変化し、検知電流源4よ
り供給される検知電流により記録信号磁束変化を電気信
号として出力する。ヘッド切換え制御部8はアナログス
イッチ5,6に対し、それぞれ再生ヘッド2a端、2b
端側の入力信号を選択して出力するよう制御する。アナ
ログスイッチ5,6出力以降の動作は前記した第1セク
ターのトラックを再生する場合と同じであり、増幅回路
12は再生ヘッド2aの再生信号を増幅して出力し、増
幅回路13は再生ヘッド2bの再生信号を増幅して出力
する。従って、第2のヘッド群2が再生する第2セクタ
ーのトラックの信号が増幅回路12,13から出力され
る。
【0008】このように図8に示す磁気再生装置は、再
生するセクターの選択に応じて、ヘッド切換え制御部8
がアナログスイッチ5,6を制御し、第1のヘッド群1
と第2のヘッド群2からの入力を切り換えることによ
り、増幅回路12,13から再生信号を得ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、第1のヘッド群1と第2のヘッド群2か
らの出力信号切り換えにアナログスイッチ5,6を用い
るため、ヘッド切換え制御部8からの切り換え制御が必
要であり、ヘッド群の個数およびヘッド群内の再生ヘッ
ド個数が増加するにつれて切り換え制御の構成が複雑と
なるという問題を有していた。
【0010】本発明は上記従来の問題を解決するもの
で、制御信号なしで再生ヘッドと増幅回路間の接続切り
換えを行い、構成の簡易な磁気再生装置を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の磁気再生装置は、 (1)磁気抵抗素子を用いた再生ヘッドがM個直列に接
続され、磁気媒体のM個のトラックの信号を再生するN
個のヘッド群と、前記N個のヘッド群それぞれに検知電
流を与えるN個の検知電流源と、前記N個の検知電流源
の検知電流の供給、停止を選択的に制御する検知電流源
選択部と、前記再生ヘッドのそれぞれ一端に同一極性で
一端が接続されたM×N個のダイオードと、前記N個の
ヘッド群の対応する位置に接続されたN個のダイオード
の他端が共通接続されたM個の出力端子と、前記出力端
子にバイアス電位を与えるM個のバイアス抵抗と、前記
出力端子の信号を増幅するM個の増幅回路を備えてい
る。
【0012】(2)前記(1)において前記M個のバイ
アス抵抗に替えて、前記ダイオードに一定電流を供給す
るM個の定電流源を備えている。
【0013】(3)前記(2)において前記検知電流源
の電流値と、前記定電流源の電流値の比が一定となるよ
う連動して可変制御する電流値制御部を備えている。
【0014】(4)前記(1)、(2)または(3)に
おいて前記検知電流源選択部が検知電流源を選択するタ
イミングを制御するタイミング制御部を備え、常に少な
くとも1個のヘッド群に検知電流が供給されるよう制御
している。
【0015】
【作用】本発明は上記した構成により、 (1)検知電流源により検知電流が供給されるヘッド群
に接続されたM個のダイオードだけがヘッドの抵抗によ
る電圧降下により順方向にバイアスされ、ON状態とな
る。従って、出力端子には検知電流が供給されるヘッド
群の再生ヘッド端の信号が出力され、制御信号なしで再
生ヘッドと増幅回路間の信号切り換えを行う。
【0016】(2)前記(1)において、M個のダイオ
ードに供給する電流を定電流とすることで、ダイオード
の両端電位を一定とし、出力端子の再生ヘッド信号の歪
を防止する。
【0017】(3)前記(2)において、検知電流源の
検知電流値を可変させた場合に、M個の再生ヘッドに供
給される各検知電流の比を一定に制御することでM個の
再生ヘッドの再生出力レベル比を一定とし、出力端子で
の信号レベルのばらつきを防止する。
【0018】(4)前記(1)、(2)または(3)に
おいて、検知電流源選択部が検知電流源を選択して切り
換える場合に、N個の検知電流源の全てが検知電流の供
給を停止するタイミングの発生を防止し、増幅回路に直
流電圧変動による信号が入力することによる異音発生を
防止する。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0020】図1は本発明の第1の実施例における再生
増幅回路の構成を示すブロック図である。図1におい
て、図8に示す従来例と異なる構成要素について述べ
る。
【0021】21,22,23,24は同特性のダイオ
ードであり、カソード側がそれぞれ再生ヘッド1a,2
a,1b,2b端に接続されている。28はダイオード
21,22のアノード側が共通接続された出力端子であ
り、29はダイオード23,24のアノード側が共通接
続された出力端子である。出力端子28,29はコンデ
ンサ10,11とそれぞれ接続されている。25,26
はバイアス抵抗であり、一端が出力端子28,29とそ
れぞれ接続されている。27はバイアス電源端子であ
り、バイアス抵抗25,26の他端が接続されている。
このように、図8に示すアナログスイッチ5,6および
ヘッド切換え制御部8は除去されている。上記した以外
の構成要素は従来例における図8の同じ符号を付与した
構成要素と同じものである。
【0022】上記各構成要素の関係と動作について説明
する。図1の磁気再生装置も図8の磁気再生装置と同様
に磁気記録媒体の第1セクターのトラックと第2セクタ
ーのトラックを選択的に再生する。
【0023】まず、第1セクターのトラックを再生する
場合の動作ついて述べる。検知電流源選択部7の動作お
よび第1のヘッド群1の動作は従来例と同じであり、検
知電流源3は第1のヘッド群1に検知電流を供給し、再
生ヘッド1a,1bは第1セクターのトラックの信号を
再生して出力する。再生ヘッド1a端の出力はダイオー
ド21のカソードに伝達される。ダイオード21のカソ
ード電位は再生ヘッド1aの抵抗と検知電流源3の検知
電流により、電源電圧に対して低下し、この電圧降下量
をAボルトとする。また、電源電圧をVボルト、ダイオ
ード21の順方向立ち上がり点電圧をVdボルトとす
る。ダイオード21のアノードはバイアス抵抗25を介
してバイアス電源端子27に接続されており、バイアス
電源端子27の電位をVbボルトとする。Vbは、 V+Vd−A<Vb<V+Vd の電位に設定する。従って、ダイオード21はON状態
となり、再生ヘッド1a端の再生信号がダイオード21
のアノードに伝達される。一方、第2のヘッド群2には
検知電流が供給されないため、ダイオード22のカソー
ド電位はVボルトとなり、ダイオード22はOFF状態
となる。従って、再生ヘッド2a端の信号はダイオード
22のアノードに伝達されない。よって、出力端子28
には再生ヘッド1a端の再生信号だけが伝達される。
【0024】また同様に、再生ヘッド1aおよび再生ヘ
ッド1bの抵抗値と検知電流源3の検知電流による電圧
降下によりダイオード23のカソード電位は電源電圧に
対して低下し、ダイオード23のアノードにバイアス抵
抗26を介してバイアス電源端子27から印加されてい
る順方向電位によりダイオード23はON状態となり、
再生ヘッド1b端の再生信号がダイオード23のアノー
ドに伝達される。ダイオード24のカソード電位はVボ
ルトとなるため、ダイオード24はOFF状態となる。
従って、再生ヘッド2b端の信号はダイオード24のア
ノードに伝達されない。よって、出力端子29には再生
ヘッド1b端の再生信号だけが伝達される。
【0025】出力端子28,29の信号はそれぞれコン
デンサ10,11に伝達され、以降の動作は従来例で述
べた動作と同じであり、増幅回路12には再生ヘッド1
aの両端信号が入力されるようになり、増幅回路12は
再生ヘッド1aの再生信号を増幅して出力する。また、
増幅回路13には再生ヘッド1bの両端信号が入力され
るようになり、増幅回路13は再生ヘッド1bの再生信
号を増幅して出力する。従って、第1のヘッド群1が再
生する第1セクターのトラックの信号が増幅回路12,
13から出力される。
【0026】次に、第2セクターのトラックを再生する
場合の動作について述べる。検知電流源4は第2のヘッ
ド群2に検知電流を供給し、再生ヘッド2a,2bは第
2セクターのトラックの信号を再生して出力する。再生
ヘッド2aの抵抗値と検知電流源4の検知電流による電
圧降下により、ダイオード22はON状態となり、また
ダイオード21はOFF状態となるため、出力端子28
には再生ヘッド2a端の再生信号だけが伝達される。
【0027】また、再生ヘッド2aおよび再生ヘッド2
bの抵抗値と検知電流源4の検知電流による電圧降下に
よりダイオード24はON状態となり、ダイオード23
はOFF状態となるため、出力端子29には再生ヘッド
2b端の再生信号だけが伝達される。以降の動作は前記
した第1セクターのトラックを再生する場合と同じであ
り、増幅回路12は再生ヘッド2aの再生信号を増幅し
て出力し、増幅回路13は再生ヘッド2bの再生信号を
増幅して出力する。従って、第2のヘッド群2が再生す
る第2セクターのトラックの信号が増幅回路12,13
から出力される。
【0028】以上のように本実施例によれば、検知電流
源により検知電流が供給されるヘッド群に接続されたダ
イオードだけがON状態となり、出力端子には検知電流
が供給されるヘッド群の再生ヘッド端の信号が出力さ
れ、制御信号なしで再生ヘッドと増幅回路間の信号切り
換えを行うことができ、磁気再生装置の構成を簡易なも
のとすることができる。
【0029】なお、本実施例では各ヘッド群の一端を電
源に直接接続しているが、抵抗を介して電源に接続する
ことにより、検知電流による各ダイオードのカソードの
電圧降下量が増加し、バイアス電源端子の電圧範囲を広
げることができるのは言うまでもない。
【0030】図2は本発明の第2の実施例における再生
増幅回路の構成を示すブロック図である。図2におい
て、図1に示す第1の実施例と異なる構成要素について
述べる。
【0031】30,31はダイオード21,22,2
3,24に一定電流を供給する定電流源であり、図1に
示すバイアス抵抗25,26は除去されている。上記し
た以外の構成要素は第1の実施例における図1の同じ符
号を付与した構成要素と同じものである。図3はダイオ
ードの動作特性を示す図である。
【0032】上記各構成要素の関係と動作について第1
の実施例と異なる動作の部分について説明する。
【0033】図1の磁気再生装置ではダイオード21,
22,23,24にバイアス抵抗25,26を介してバ
イアス電圧を与えている。図1において、ダイオード2
1の動作を例にして述べると、再生ヘッド1aの出力信
号振幅変化に応じてバイアス抵抗25両端の電圧が変化
するため、ダイオード21に供給される電流値は信号振
幅変化に応じて変化する。図3にダイオードの順方向電
流と順方向電圧の関係を示す。図3に示すように、ダイ
オードの順方向電圧は順方向電流により変化する。この
ため、ダイオード21のアノードに出力する再生ヘッド
1aの再生信号の電圧波形に歪が発生する。本実施例は
このような歪の発生を防止することを目的とする。
【0034】図2に示す第2の実施例において、第1セ
クターのトラックを再生する場合を例に動作を述べる。
検知電流源選択部7の動作および第1のヘッド群1の動
作は第1の実施例と同じであり、再生ヘッド1a,1b
は第1セクターのトラックの信号を再生して出力する。
再生ヘッド1a端の出力はダイオード21のカソードに
伝達される。ダイオード21のカソード電位は再生ヘッ
ド1aの抵抗と検知電流源3の検知電流により、電源電
圧に対して低下し、この電圧降下量をAボルトとする。
ダイオード21は定電流源30により一定の電流が供給
されONしており、ダイオード21の順方向電圧は一定
値となりVcボルトとする。定電流源30により供給さ
れる定電流値はダイオード21,22の順方向立ち上が
り点電圧をVdボルトとすると、 Vc<A+Vd となるよう設定する。また、電源電圧をVボルトとする
とダイオード21のアノード電位は(V−A+Vc)ボ
ルトとなる。第2のヘッド群2には検知電流が供給され
ないため、ダイオード22のカソード電位はVボルトと
なり、ダイオード22はOFF状態となる。従って、再
生ヘッド2a端の信号はダイオード22のアノードに伝
達されず、再生ヘッド1a端の再生信号だけが歪を生じ
ることなく出力端子28に伝達される。また、同様の動
作原理により出力端子29には再生ヘッド1b端の再生
信号だけが歪を生じることなく伝達される。
【0035】出力端子28,29の信号はそれぞれコン
デンサ10,11に伝達され、以降の動作は第1の実施
例で述べた動作と同じであり、第1のヘッド群1が再生
する第1セクターのトラックの信号が歪むことなく増幅
回路12,13から出力される。なお、第2セクターの
トラックを再生する場合も同様の動作原理により第2セ
クターのトラックの信号が歪むことなく増幅回路12,
13から出力される。
【0036】以上のように本実施例によれば、第1の実
施例の効果に加えて、再生ヘッド出力信号をダイオード
による歪の発生を生ずることなく増幅再生することがで
きる。
【0037】図4は本発明の第3の実施例における再生
増幅回路の構成を示すブロック図である。図4におい
て、第2の実施例と異なる構成要素について述べる。
【0038】40は検知電流源3,4と定電流源30,
31の電流値を連動して可変制御する電流値制御部であ
る。上記した以外の構成要素は第2の実施例における図
2の同じ符号を付与した構成要素と同じものである。
【0039】上記各構成要素の関係と動作について第2
の実施例と異なる動作の部分を説明する。
【0040】第2の実施例において、例えば第1のセク
ターのトラックを再生する場合、検知電流源3の検知電
流値をSミリアンペア、定電流源30,31の電流値を
Cミリアンペアとすれば、再生ヘッド1aを流れる検知
電流は(S−2C)ミリアンペア、再生ヘッド1bを流
れる検知電流は(S−C)ミリアンペアとなる。再生ヘ
ッド1aと再生ヘッド1bの特性が同一であるとすれば
再生ヘッド1aと再生ヘッド1bの再生出力レベル比は
(S−2C)/(S−C)である。検知電流源3の検知
電流値を変化させてSミリアンペアから2Sミリアンペ
アにした場合、再生ヘッド1aと再生ヘッド1bの再生
出力レベル比は(2S−2C)/(2S−C)となり、
検知電流源3の検知電流値の変化により、再生ヘッド1
aと再生ヘッド1bの再生出力レベル比が変化し、出力
端子28,29での信号レベルばらつきが発生する。第
3の実施例はこのような信号レベルばらつきの発生を防
止することを目的とする。
【0041】図4に示す第3の実施例において、第1セ
クターのトラックを再生する場合を例に動作を述べる。
検知電流源選択部7の動作および第1のヘッド群1の動
作は第2の実施例と同じであり、再生ヘッド1a,1b
は第1セクターのトラックの信号を再生して出力する。
電流値制御部40は検知電流源3の検知電流値と定電流
源30,31の電流値を連動して可変制御し、検知電流
源3と定電流源30,31の電流値の比が一定となるよ
うにする。検知電流源3の検知電流値を変化させてSミ
リアンペアから2Sミリアンペアにした場合、再生ヘッ
ド1aと再生ヘッド1bの再生出力レベル比は(2S−
4C)/(2S−2C)、すなわち(S−2C)/(S
−C)となり、検知電流源3の検知電流値を変化させて
も再生ヘッド1aと再生ヘッド1bの再生出力レベル比
は一定となる。よって、出力端子28,29での信号レ
ベル比は検知電流源3の検知電流値の変化に関わらず一
定であり、信号レベルのばらつきは発生しない。
【0042】なお、第2セクターのトラックを再生する
場合も同様の動作原理により検知電流源4の検知電流値
が変化しても再生ヘッド2aと再生ヘッド2bの再生出
力レベル比は一定となる。よって、出力端子28,29
での信号レベル比は検知電流源4の検知電流値の変化に
関わらず一定であり、信号レベルのばらつきは発生しな
い。
【0043】以上のように本実施例によれば、第2の実
施例の効果に加えて、検知電流源3,4の検知電流値を
変化させた場合の出力端子28,29での信号レベルば
らつきの発生を防止することができる。
【0044】図5は本発明の請求項4における再生増幅
回路の構成を示すブロック図である。図5において、第
1の実施例と異なる構成要素について述べる。
【0045】50は検知電流源選択部7が選択する検知
電流源3,4の選択タイミングを制御するタイミング制
御部である。上記した以外の構成要素は第1の実施例に
おける図1の同じ符号を付与した構成要素と同じもので
ある。図6は図1における検知電流源3,4の検知電流
と出力端子28の電位変化を示すタイミングチャートで
あり、図7は図5における検知電流源3,4の検知電流
と出力端子28の電位変化を示すタイミングチャートで
ある。
【0046】上記各構成要素の関係と動作について第1
の実施例と異なる動作の部分を説明する。
【0047】第1の実施例において、検知電流源選択部
7が検知電流源3の検知電流を停止し、検知電流源4の
検知電流を供給するように制御する過程の検知電流源
3,4の検知電流と出力端子28の電位変化を図6に示
す。図6の(a),(b)に示すように、検知電流源4
の検知電流供給開始の立ち上がり時間の遅れにより、検
知電流源3,4ともに検知電流を供給しないT1の時間
が発生する。このため、T1の時間はダイオード21,
22ともにカソード電位が電源電位となり、図6の
(c)に示すように出力端子28に、前記した再生ヘッ
ド1aの電圧降下量Aボルトにほぼ等しい直流電圧変動
が印加され、増幅回路12の出力に異音として出力され
る。本実施例はこのような異音の発生を防止することを
目的とする。
【0048】図5に示す第4の実施例において、検知電
流源選択部7が検知電流源3の検知電流を停止し、検知
電流源4の検知電流を供給するように制御する過程の検
知電流源3,4の検知電流と出力端子28の電位変化を
図7に示す。タイミング制御部50は検知電流源選択部
7に対し、検知電流源3の検知電流を停止するタイミン
グを遅らせ、図7の(a),(b)に示すように検知電
流源3,4が検知電流を同時に供給する時間T2を設け
るように制御する。よって、第1の実施例のようにダイ
オード21,22がともにカソード電位が電源電位とな
るタイミングが発生せず、図7の(c)に示すように出
力端子28に直流電圧変動は発生せず、増幅回路12の
出力に異音は発生しない。
【0049】以上のように本実施例によれば、第1の実
施例の効果に加えて、検知電流源選択部7が検知電流源
3,4を選択して切り換える場合の異音発生を防止する
ことができる。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、 (1)制御信号なしで再生ヘッドと増幅回路間の信号切
り換えを行うことができ、磁気再生装置の構成を簡易な
ものとすることができる。
【0051】(2)再生ヘッド出力信号をダイオードに
よる歪の発生を生ずることなく増幅再生することがで
き、優れた性能の磁気再生装置を提供することができ
る。
【0052】(3)検知電流源の検知電流値を変化させ
た場合の信号レベルばらつきの発生を防止することがで
き、検知電流値の適応範囲が広い磁気再生装置を提供す
ることができる。
【0053】(4)検知電流源選択部が検知電流源を選
択して切り換える場合の異音発生を防止することがで
き、実用価値の高い磁気再生装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における磁気再生装置の
構成を示すブロック図
【図2】本発明の第2の実施例における磁気再生装置の
構成を示すブロック図
【図3】同第2の実施例におけるダイオードの動作特性
を示す図
【図4】本発明の第3の実施例における磁気再生装置の
構成を示すブロック図
【図5】本発明の第4の実施例における磁気再生装置の
構成を示すブロック図
【図6】同第1の実施例における検知電流と出力端子の
電位変化を示すタイミングチャート
【図7】同第4の実施例における検知電流と出力端子の
電位変化を示すタイミングチャート
【図8】従来の磁気再生装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 第1の再生ヘッド群 2 第2の再生ヘッド群 3,4 検知電流源 5,6 アナログスイッチ 7 検知電流源選択部 8 ヘッド切り換え制御部 9,10,11 コンデンサ 12,13 増幅回路 21,22,23,24 ダイオード 25,26 バイアス抵抗 27 バイアス電源端子 28,29 出力端子 30,31 定電流源 40 電流値制御部 50 タイミング制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気抵抗素子を用いた再生ヘッドがM個
    直列に接続され、磁気媒体のM個のトラックの信号を再
    生するN個のヘッド群と、 前記N個のヘッド群それぞれに検知電流を与えるN個の
    検知電流源と、 前記N個の検知電流源の検知電流の供給、停止を選択的
    に制御する検知電流源選択部と、 前記再生ヘッドのそれぞれ一端に同一極性で一端が接続
    されたM×N個のダイオードと、 前記N個のヘッド群の対応する位置に接続されたN個の
    ダイオードの他端が共通接続されたM個の出力端子と、 前記出力端子にバイアス電位を与えるM個のバイアス抵
    抗と、 前記出力端子の信号を増幅するM個の増幅回路とを備え
    たことを特徴とする磁気再生装置。
  2. 【請求項2】 M個のバイアス抵抗に替えて、ダイオー
    ドに一定電流を供給するM個の定電流源を備えたことを
    特徴とする請求項1記載の磁気再生装置。
  3. 【請求項3】 検知電流源の電流値と、定電流源の電流
    値の比が一定となるよう連動して可変制御する電流値制
    御部を備えたことを特徴とする請求項2記載の磁気再生
    装置。
  4. 【請求項4】 検知電流源選択部が検知電流源を選択す
    るタイミングを制御するタイミング制御部を設け、常に
    少なくとも1個のヘッド群に検知電流が供給されるよう
    制御することを特徴とする請求項1,2または3記載の
    再生増幅回路。
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