JPH06206338A - 静電記録装置 - Google Patents

静電記録装置

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Publication number
JPH06206338A
JPH06206338A JP5002759A JP275993A JPH06206338A JP H06206338 A JPH06206338 A JP H06206338A JP 5002759 A JP5002759 A JP 5002759A JP 275993 A JP275993 A JP 275993A JP H06206338 A JPH06206338 A JP H06206338A
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JP
Japan
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recording
electrostatic
sheet
paper
image
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JP5002759A
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English (en)
Inventor
Tatsutoshi Hashimoto
達鋭 橋本
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、用紙特性に合わせた条件設定
を自動的に行うことができ、最適な画像記録を容易に行
える静電記録装置を提供することにある。 【構成】巻芯116 に巻回された長尺の記録シート100 を
搬送路上流側から所定の経路を辿って供給すると共に、
この所定経路を隔てた下流側定位置に設けられたシート
搬送操作用の主搬送手段30に導き、この主搬送手段を駆
動操作することにより、上記シートの供給を行うと共に
上記経路に望んで配される像記録手段55により上記シー
トに静電潜像を形成し、現像手段によりこの静電潜像を
現像して画像を記録するようにした静電記録装置におい
て、巻芯116 部分に設けられ、記録シートの静電記録条
件等の情報を記録した記録部116bと、この記録部の記録
情報を読み取る読取手段206 と、この読取手段により読
み取られた情報をもとに、上記像記録手段の静電記録条
件を調整する制御手段301 とより構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロール状に巻かれた静電
記録紙等の用紙(長尺シート)に、静電記録方式を用い
て直接モノクロ画像、カラー画像を形成するカラー静電
プロッタ等の画像形成装置に利用して最適な用紙条件自
動セット機能付の静電記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録紙等の記録シート上に静電潜像を形
成し、これをトナーを含んだ現像液に接触させることに
より現像するようにし、これによって記録シートに記録
するようにした湿式の静電記録装置は例えば、用紙サイ
ズA0版、A1版といった大版の記録シートに像を記録
するための記録装置等として利用されている。
【0003】そして、このような湿式記録装置として
は、静電潜像の記録部である記録ヘッド、静電潜像を現
像する現像ヘッド(現像器)、現像ヘッドに供給する現
像液を収容した現像液容器、現像液を循環させる吸引ポ
ンプとより構成される。
【0004】具体的には、例えば、現像ヘッドは現像液
を流通させることができる箱型容器である基体の上面部
を平面状に形成し、この平面状部に記録シートに対する
現像作用領域となるスリット状の窓を設けてあり、平面
状部上は記録シートの搬送経路とすると共に、前記窓の
長手方向が記録シートの横断方向となるようにした構成
としてある。
【0005】現像ヘッドは配管により現像液容器と接続
してあり、静電潜像を形成した記録シートを現像ヘッド
の平面状部上を介して搬送しつつ、現像ヘッド内を吸引
ポンプで吸引すると、記録シートは現像ヘッドのスリッ
ト状の窓の上を覆う形となるので、現像ヘッドの内部は
負圧となり、これによって現像液容器から現像液を吸い
上げて、循環させると共に現像ヘッドのスリット状の窓
部分において、記録シートに現像液を作用させ、現像す
るといった構成である。
【0006】通常、記録ヘッドは一つであり、多色記録
(カラープリント)の場合では、記録紙搬送経路の上流
側に各色共用の記録ヘッドを1つ設け、その下流側に色
別の現像ヘッドを順に配列し、そして、ロール状に巻回
された長尺の記録紙を繰り出して下流側へと送りながら
記録ヘッドにて一色分の静電潜像を紙面に形成し、その
静電潜像に対応する色の現像に用いる現像液の供給され
る現像ヘッドを使用して静電潜像を現像してその色の像
の記録を完成され、一色分を記録し終わると、記録紙を
巻き戻し、再び記録紙を送りながら上述した手順で次の
色の記録を行い、その記録が終わると記録紙を巻き戻
し、再び記録紙を送りながら次の色の記録を行い、とい
った操作を繰り返して重ね刷りによる記録を行う。
【0007】このように印刷記録紙を反復的に往復動さ
せるため、一色毎の記録が終わった紙は巻取りローラに
巻き取られており、次の色の記録を行うにあたっては記
録紙を戻すことになる。
【0008】ここで従来の湿式静電記録装置の構成につ
いて、その概要を図を参照して説明する。図8は静電記
録装置の全体構成を示す概略構成図であり、図に示す1
6は紙管であって、長尺の記録紙100はこの紙管16
に巻回されて記録紙搬送経路の上流側定位置に装着され
る。
【0009】紙管16に巻回された記録紙100は、記
録紙搬送経路の上流側に設けた記録ヘッド1とこの記録
ヘッド1の上部に対峙して配されるパッドローラ2で挟
まれ、記録紙搬送経路の下流側に設けられた駆動ローラ
30に掛け渡されている。パッドローラ2は記録ヘッド
1に対して接離操作可能である。駆動ローラ30には駆
動ピンチローラ31がその周面を接触して配されてお
り、駆動ローラ30と駆動ピンチローラ31とによって
記録紙100はニップ、すなわち、押圧されている。
【0010】記録ヘッド1の記録紙100への記録紙は
A部である。記録ヘッド1には記録紙の状態を検知する
ためのセンサ6、7が記録ヘッド1のヘッド両端部に固
定されている。これらセンサ6、7は記録紙100に記
録されたタイミングマーク等を読み取るためのセンサで
あり、B部で読み取っている。
【0011】記録ヘッド1と駆動ローラ30の間には記
録紙搬送経路に臨んで、現像ヘッド55a〜55dが順
に配置される。これら現像ヘッド55a〜55dはそれ
ぞれ独立しており、選択的に記録紙100と接離可能な
構成であって、しかも、それぞれの現像ヘッド55a〜
55dはそれぞれ異なる色の現像液を循環させて記録紙
に現像液を作用され、現像処理するものである。例え
ば、現像ヘッド55aはブラック専用、現像ヘッド55
bはシアン専用、現像ヘッド55cはマゼンタ専用、現
像ヘッド55dはイエロー専用といった具合である。
【0012】順方向となる記録紙搬送方向は記録ヘッド
1から駆動ローラ30側である。駆動ローラ30の記録
紙搬送方向下流側には記録紙先端を二つの異なる経路へ
選択的に導く経路切り替えゲート50があり、この経路
切り替えゲート50で切り替えられる一方の経路は複数
色記録時に記録紙を巻き取り収納する巻き取りローラ5
1へ繋がり、また、他方の経路は記録済み記録紙を装置
外へ搬送する排紙経路へと繋がる。
【0013】排紙経路に記録紙搬送方向に直角に記録紙
100をカットするYカッタ52と記録紙搬送方向に平
行に記録紙をカットするXカッタ53および記録紙10
0を機外へ排出するための排紙ローラ54とが配されて
いる。排紙ローラ54は一対のローラ間にベルトを掛け
渡した構造のものを、上下に近接対向して配してあり、
ベルト間に記録紙を挟持して機外に排出する構成であ
る。
【0014】最下流側の現像ヘッド55dと駆動ローラ
30の間には、搬送経路を搬送されてくる記録紙100
に付着した余分な現像液を吸い取るための吸引ヘッド5
6と、吸い取りローラ18が設けられている。
【0015】記録ヘッド1と紙管16の間には記録紙に
接して回転して記録紙の送り量を検出するためのエンコ
ーダ・ローラ17が設けられており、このエンコーダ・
ローラ17の端部には送り量を電気信号として出力する
ためのエンコーダが設けられていて、その出力に従って
図示しない制御系が機能して記録ヘッド1により画像記
録(記録紙に対する静電潜像の記録)が行われる。
【0016】本静電プロッタ(静電記録装置)はオート
ローディング機構を備えている。その部分の構成を説明
する。すなわち、オートローディング機構は記録紙の主
搬送機構を構成する駆動ローラ30の両端にそれぞれア
ーム35を設け、このアーム35は駆動ローラ30の回
転軸に対して回動自由とすると共に、このアーム35の
回動端側にそれぞれプーリ34を設け、また、プーリ3
4と駆動ローラ30との間に搬送ベルト33を掛け渡し
て構成してある。駆動ローラ30の両端近傍には、この
搬送ベルト33を掛けるための溝を設けておくことは云
うまでもない。
【0017】上記アーム35は平らで真っ直ぐな板材を
用い、一端側を幾分内側に折り曲げた状態に作られてお
り、駆動ローラ30の両端面にそれぞれ平行に他端側が
配置される関係から、プーリ34は駆動ローラ30の端
面に平行ではなく、搬送下流側に向けて逆ハの字状に配
置されることになり、従って、搬送ベルト33も駆動ロ
ーラ30の端面に平行ではなく、幾分逆ハの字状とな
る。
【0018】図9を参照してロール状の記録紙のセット
の手順を説明する。図9は搬送駆動機構系に対しての記
録紙セッティング操作の過程を説明したものであり、ロ
ール記録紙のセットは先ずパッドローラ2を持ち上げて
から静電記録部(記録ヘッド1の配置領域)から現像部
(現像ヘッドの配置領域)上を通し、図9(a),
(b)に示すように、アーム35を持ち上げてニップ点
Cの位置近傍までロール紙100の先端を手で送り込
む。
【0019】その後、図9(c)に示すようにアーム3
5を降ろし、搬送ベルト33を記録紙100面に接触さ
せると、吸い取りローラ18との間で搬送ベルト33が
記録紙100を押さえ、駆動ローラ30の回転により搬
送ベルト33も駆動されて記録紙100の先端をニップ
点Cの位置に送り出す(図9(c),(d))。従っ
て、記録紙100の先端は駆動ローラ30と駆動ピンチ
ローラ31の間に挟まれて下流へと送り出されることに
なる。カラー静電プロッタにおけるロール紙のセット方
法についてもう少し詳しく説明する。
【0020】上述したように、図9は搬送駆動機構系に
対しての記録紙セッティング操作の過程を説明したもの
であるが、記録紙の搬送駆動機構系は上述した駆動ロー
ラ30、駆動ピンチローラ31、搬送ベルト33、プー
リ34、アーム35、そして、吸い取りローラ18とか
ら構成される。
【0021】駆動ローラ30は静電記録紙100を駆動
させ、静電記録紙100の搬送方向,搬送速度を決定す
る。また、駆動ピンチローラ31は駆動ローラに静電記
録紙100を押しつけ、駆動ローラ30の駆動力を静電
記録紙100に伝達する。吸い取りローラ18は搬送駆
動機構系専用の構成要素ではなく、現像時に静電記録紙
100上の不要なトナーを吸い取るためのものである
が、搬送ベルト33と協力して記録紙100の弛みやシ
ワを取り、かつ、ニップ点Cに記録紙100を送り込む
機能を与える。
【0022】今、図示しない本体カバーを開き、紙管を
本体にセットし、紙管から静電記録紙100を所定量繰
り出し、先端を手操作で吸い取りローラ32上位置まで
持ってくる。次に静電記録紙100の先端を吸い取りロ
ーラ32とプーリ34の間に差し込み、図示しないカバ
ーを閉める。本体にはカバーインタロックスイッチがあ
り、カバーの開閉状態を検知できるようになっている。
【0023】カバーが閉められたことを検知すると、駆
動ローラ30は順方向(図では反時計回り方向)に回転
を始め、それによって搬送ベルト33が回転し、アーム
35が吸い取りローラ18側に回動することになる。そ
して、これにより、搬送ベルト33は静電記録紙100
を押し、吸い取りローラ18との間で挟むかたちとな
る。
【0024】駆動ローラ30の回転により搬送ベルト3
3が回転移動を始めることにより、静電記録紙100が
搬送され始めるが、この時、紙管は回転しないようにブ
レーキを掛けられている上に、搬送ベルト33の押圧力
は、紙管が静電記録紙100に与える張力に比べて小さ
いために、静電記録紙100と搬送ベルト33がスリッ
プする。
【0025】ここで、搬送ベルト33は上述したように
僅かに逆ハの字形に配置されているので、下流方向に対
して僅かに外側に向いて回転移動することから、静電記
録紙を両サイドで斜め外側にそれぞれ引っ張るような力
を作用させることになり、これによって静電記録紙のシ
ワ,弛みを取ると共に、紙管に対して斜めに傾いてセッ
トされてしまったような静電記録紙100でも正しい姿
勢に直す働きをする。
【0026】静電記録紙100と搬送ベルト33を十分
にスリップさせ、静電記録紙100のシワ,弛み,斜行
を取り除いたのち、紙管を駆動ローラ30よりも遅い周
速で回転させて、静電記録紙100を駆動ローラ30と
駆動ピンチローラ31とのニップ点Cに送り込む。
【0027】静電記録紙100がA点でニップされる
と、その先は駆動ローラ30が静電記録紙100を搬送
する搬送力が、紙管が静電記録紙100に与える張力よ
りも強いために、静電記録紙100は駆動ローラ30に
よって搬送される。駆動ローラ30によって搬送された
静電記録紙100はニップ点Aを越えて所定量送られた
ところで停止し、印字の準備が完了する。静電記録紙1
00が所定の位置に達したことは紙経路センサ57で検
知する。これにより、最適な状態で記録紙のオートロー
ディングが行えることになる。
【0028】次に4色記録時(カラー記録時)の記録紙
100の動きを説明する。記録紙100は駆動ローラ3
0と駆動ピンチローラ31の搬送力により搬送される。
紙管は常に記録紙搬送方向と反対側へ回転駆動を与えら
れ、記録紙にバックテンションを与えている。記録紙先
端はセンサ57で検出され、通常は駆動ピンチローラ3
1のニップ点Cから外れることはない。
【0029】プリントが開始されると、まず黒(ブラッ
ク)の現像液専用の現像ヘッド55aが記録紙搬送経路
位置に上昇移動され、現像ヘッド55aは記録紙100
と接触し、現像液が循環され、この現像液が記録紙10
0の紙面に作用することになる。これにより、記録ヘッ
ド1にて静電潜像として記録されたタイミングマークは
黒色で現像される。記録紙先端はゲート50によって経
路が巻き取りローラ51側へと切り替えられて導かれ、
巻き取りローラ51の周速が駆動ローラ30の搬送速度
よりも早いことと、記録紙100のローラ51に対する
摩擦によって、巻き取りローラ51へと巻き付く。
【0030】このようにしてタイミングマークのプリン
トが終了すると、現像ヘッド55aは記録紙搬送経路位
置から下降されて待機位置に戻され、記録紙面との接触
が解かれる。そして、駆動ローラ30は逆回転されて、
記録紙100はリバース状態になり、再び紙管16へと
巻き戻される。記録紙先端がC点を越えない位置で、し
かも、記緑ヘッド1によって記録されたタイミングマー
クがB点より上流に移動した時点で駆動ローラ30は停
止される。
【0031】次にシアンの現像ヘッド55bが上昇操作
されて、記録紙搬送経路位置に至り、記録紙100と接
触してシアンの現像液が現像ヘッド55b内に循環さ
れ、現像可能な状態になる。そして、先のタイミングマ
ークをセンサ6または7で読み取って、その情報に基づ
いて2色目を記録してゆく。すなわち、タイミングマー
クの検出出力と、エンコーダ・ローラ17による送り量
との情報に基づき、図示しない制御系の制御のもとに、
シアン用の像の静電潜像が記録ヘッド1にて記録紙10
0面に形成され、シアンの現像ヘッド55bで現像され
た巻き取りローラ51へと巻き取られる。
【0032】シアンの現像が終わるとシアンの現像ヘッ
ド55bは下降され、待機位置に退避されると共に、駆
動ローラ30は逆回転されて、記録紙100はリバース
状態になり、再び紙管16へと巻き戻される。記録紙先
端がC点を越えない位置で、しかも、記録ヘッド1によ
って記録されたタイミングマークがB点より上流に移動
した時点で駆動ローラ30は停止される。
【0033】このような動作をマゼンタの現像ヘッド5
5cによるマゼンタの像についても行い、3色が終了し
て、最終色(イエローの現像ヘッド55dによるイエロ
ーの像)の記録が開始されると、ゲート50は排紙部へ
と経路を切り替えられる。そして、記録紙先端はゲート
50によって排紙部へ搬送されながらイエローの像の記
録を行い、別の記録紙カット情報に応じてX、Yカッタ
53、52によって所望サイズにカットされながら、機
外に排出される。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのような静
電記録装置において使用される記録用紙(静電記録シー
ト)は、静電記録を可能とする為の特殊処理を施したも
のが用いられている。すなわち、静電潜像を形成し、ト
ナーを含む現像液により現像する面は、防水処理と帯電
電荷を保持する為の絶縁処理が施してあり、一方、裏面
は帯電電荷を乗せ易くするために導電処理を施してあ
る。
【0035】また、静電記録シートはこのような特殊処
理をしてあるばかりか、静電記録シートの基材(ベー
ス)が紙の場合と、トランスペアレンスシートの場合等
のものとがある他、また、それぞれ用途に応じて厚みが
異なっていたりする。このため、常に適正な出力画を得
るには、静電潜像を形成する記録ヘッドのスタイラス静
電針の電圧や、現像時の負圧量、現像バイアス等の条件
設定を使用する用紙の特性に応じて、その都度、マニュ
アルで調整して行うようにしていた。
【0036】そして、ロール紙(記録紙)は用途に応じ
て使用する用紙を交換することが多く、用紙の交換毎に
このような設定を行うこと非常に煩わしいことであるば
かりか、設定結果は実際に記録を行ってみないと最適か
否かわからない等の不便があった。
【0037】用紙を交換する毎にマニュアルで条件設定
を行うことは、適正な記録状態の画出力が得るための条
件となるが、実際には、これらのパラメータ設定を用紙
交換の都度、マニュアルで合わせるのは大変であるか
ら、従来、これをいくらかでも改善して使い勝手を良く
するために、ある程度パラメータの幅を持たせて、予め
2種類程度用意し、これらのうち、最適なものをスイッ
チの切換で選択して対応するようにしている。しかし、
これでは、厚さ、こわさ、電気的特性等、使用する記録
用紙の特性の微妙な違いに対してきめ細かに対応するこ
とはできず、良質の画像記録は望めない。
【0038】そこで、この発明の目的とするところは、
用紙特性に合わせた条件設定を自動的に行うことがで
き、最適な画像記録を容易に行うことができるようにし
た静電記録装置を提供することにある。
【0039】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のように構成する。すなわち、巻芯に巻
回された長尺のシートを搬送路上流側から所定の経路を
辿って供給すると共に、この所定経路を隔てた下流側定
位置に設けられたシート搬送操作用の主搬送手段に導
き、この主搬送手段を駆動操作することにより、上記シ
ートの供給を行うと共に上記経路に望んで配される像記
録手段により上記シートに静電潜像を形成し、現像手段
によりこの静電潜像を現像して画像を記録するようにし
た静電記録装置において、巻芯部分に設けられ、記録シ
ートの静電記録条件等の情報を記録した記録部と、この
記録部の記録情報を読み取る読取手段と、この読取手段
により読み取られた情報をもとに、上記像記録手段の静
電記録条件を調整する制御手段とより構成した。
【0040】更には、第2の構成として、上記記録部に
情報を記録する記録手段と、上記像記録手段の静電記録
条件を手動調整する条件調整手段とを設けると共に、制
御手段には上記読取手段により読み取られた情報をもと
に、上記像記録手段の静電記録条件を調整し、また、上
記条件調整手段による調整条件に従って静電記録条件を
調整を調整する調整機能および調整された静電記録条件
を記録手段に与える記録制御機能とを備える。
【0041】
【作用】上記の構成において、巻芯に巻回された長尺の
シートは搬送路上流側から所定の経路を辿って供給しつ
つ、像記録手段により潜像をシート面に形成し、現像手
段により現像することにより像を記録するが、巻芯に巻
回された長尺のシートは紙質等の条件により、適性な静
電潜像の形成条件が異なる。そこで、巻芯部分に設けた
記録部に記録シートの静電記録条件等の情報を記録して
おき、この記録部記録情報を読取手段により読み取ると
共に、この読み取られた情報をもとに、制御手段により
上記像記録手段の静電記録条件を調整する。
【0042】また、第2の構成によれば、上記条件調整
手段にて条件をマニュアル調整することができ、この場
合、条件をマニュアル調整すると、制御手段はこのマニ
ュアル調整された記録条件に従い記録条件調整すると共
に、この記録条件を記録手段に与え、記録手段は記録部
にこの記録条件を書き込む。従って、その後にこの記録
シートを使用する際には、調整された最適条件により記
録を行うことができる。
【0043】これにより、記録シートには最適条件での
静電記録を行うことができるようになり、記録シートを
セットするのみで、自動的に静電記録条件が設定されて
良質の画像記録が可能になる静電記録装置を提供でき
る。
【0044】
【実施例】本発明は、使用する記録用紙の特性を磁気の
形で記録する磁性域(磁性層)を記録シートの巻芯(紙
管内筒や内筒に装着したフランジや紙管におけるホルダ
側に近い部分)に設けておき、静電記録装置にその用紙
をセットすると、その磁気データを記録装置本体に設け
てある磁気再生ヘッドで読み込んで、用紙の特性に応
じ、各パラメータを自動的に合わせるようにすること
で、常に最適な画出力を得ようとするものである。
【0045】また、記録装置本体には記録シートのセッ
ト装着位置に磁気消去ヘッド、磁気書込へッドを設けて
おり、使用中にマニュアルで補正したパラメータの再入
力や、使用したロール紙の長さを、エンコーダのデータ
を基に求めて、該磁性層に入力することを可能とし、用
紙交換しても、好みに合わせた画出力や、使用した長
さ、又は残り長さを表示したり、或いは入力したデータ
長と残り長さと比較して、出力可能か否かの信号をホス
トコンピュータ側に送ることも可能としている。そし
て、使用する用紙の特性に合わせた条件設定を自動的に
行うことができ、最適な画像記録を容易に行うことがで
きるようにしている。以下、本発明の実施例について、
図面を参照して説明する。
【0046】図1に本発明を適用するカラー静電プロッ
タの外観斜視図を示す。60は本体であり、60Aはカ
バーである。このカラー静電プロッタは、特殊な表面処
理を施した静電記録紙に、A0版サイズのカラー図面の
印字が可能な静電記録方式のプロッタであり、カバー6
0Aを開けるとロール状の静電記録紙を装着する部分
と、記録ヘッド、現像ヘッドなどが露出する。図2は本
発明に係る磁気記録データ読み取り機構を内蔵したカラ
ー静電プロッタの概略構成図を示す。基本的な構成は従
来技術で説明したものと同じであり、同一要素には同一
符号を付しておく。
【0047】すなわち、図2において、1は長尺の静電
記録紙(記録シート)100上に静電潜像を形成する静
電記録ヘッド、2は静電記録ヘッド1に静電記録紙10
0を押し付け静電記録紙100上にムラなく静電潜像を
形成させるパッドローラ、65は静電記録紙100の非
画像形成面の不要な静電気を除去する除電ブラシであ
る。
【0048】また、6、7は静電記録ヘッド1に対する
静電記録紙100の位置を検出する紙位置センサであ
り、静電記録ヘッド1の両サイドに設けられている。こ
れらの紙位置センサ6、7はCCDイメージ素子等を用
いて構成されている。
【0049】116は筒状の紙管であり、図4に示すよ
うに、この紙管116には長尺の静電記録紙100がロ
ール状に巻かれていて画像形成部に対して静電記録紙1
00を供給する。また、詳細は後述するが、この紙管1
16にはその筒の片端部に磁気記録フランジ116aが
嵌合されて装着されている。磁気記録フランジ116a
はフランジ内周面に磁性材層による記録部116bが形
成されており、この記録部116bを利用して画像記録
時の条件設定のためのパラメータや、記録紙残量などを
磁気記録したり、読出したりすることができるようにな
っている。記録部116bは磁性体を塗布して形成した
り、磁性テープを貼って形成すれば良く、また、紙管1
16の内側に磁性テープを貼って形成することもでき
る。
【0050】17はエンコーダ・ローラであり、紙管1
16からの送り出し口に配されている。エンコーダ・ロ
ーラ17は記録紙100に接しており、記録時には記録
紙100の搬送と共にその摩擦接触により回転される構
成となっている。
【0051】また、エンコーダ・ローラ17は静電記録
ヘッド1の表面に対して平行に静電記録紙100を送り
込むように位置設定してあり、かつ、その回転数から静
電記録紙100の搬送速度を検出することができる。
【0052】55は静電記録紙100と密着し、静電記
録紙100との間に現像液である液体トナーを流すこと
で、静電記録紙100上に形成された静電潜像をトナー
像として現像する現像ヘッドである。
【0053】現像ヘッド55は記録搬送方向上流側から
ブラック用55a、シアン用55b、マゼンタ用55
c、イエロー用55dの順で並んでおり、この順番で静
電記録紙100と接触し、静電記録紙100上に画像を
形成していく。56は静電記録紙100上の不要な残留
液体トナーを吸引する吸い取りヘッド、18はエンコー
ダ・ローラ17と共に画像形成部における静電記録紙1
00の姿勢を決定し、静電記録紙100上の不要なトナ
ーを吸い取る吸い取りローラ、30は静電記録紙100
を駆動させ、静電記録紙100の搬送方向、搬送速度を
決定する駆動ローラである。
【0054】また、51は画像形成途中の静電記録紙1
00を巻き取り保管する巻き取りローラ、52は画像の
形成された静電記録紙100のうち、必要とされる画像
形成部分と不要な部分とに切り分けると共に、画像が形
成され排紙される部分と未画像形成部とを切り分けるY
カッタ、53はYカッタ52により切断されて来た画像
記録済み静電記録紙100に対し、その両端の不要部分
と必要な画像部分とに切り分けると共に、A0版サイズ
の静電記録紙100をそれ以下のサイズの図面に切り分
けるXカッタ、54はYカッタ52により切断された静
電記録紙100をXカッタでの切断作業中保持すると共
に、画像形成と裁断を終えた静電記録紙100を静電記
録装置より排出する排紙機構である。
【0055】また、60Aは静電記録紙100を静電記
録装置にセットしたり、詰まった静電記録紙100を処
理するときなどに開閉する本体カバーである。41はエ
ンコーダ・ローラ17に対峙して配されたエンコーダ・
ピンチローラであり、エンコーダ・ローラ17との間で
静電記録紙100を挟み込み、エンコーダ・ローラ17
と静電記録紙100との間でスリップを防止するための
ものである。
【0056】40は記録紙搬送経路における駆動ローラ
30入口近傍に配置され、静電記録紙100の先端の当
該駆動ローラ30位置への到達を検知する紙到達センサ
である。
【0057】301は制御の中枢を司る制御装置であ
り、マイクロプロセッサ(CPU)により構成されてい
て、システムの各種制御や、演算等を行う。また、30
2は操作部であり、各種操作スイッチや、静電記録部の
スタイラス静電針の電圧、現像装置55による現像条件
等、画像特性を左右するパラメータ(記録条件)を調整
することができる。この操作部302の出力は制御装置
301に送られ、制御装置301はこの入力に従った制
御や調整を、必要要素に対して行うようになっている。
【0058】また、205は記録・消去ヘッド、206
は再生ヘッドであり、磁気記録フランジ116aの内周
面に設けた記録部116bに対し、情報の記録や消去、
書き込みを行うものであり、制御装置301の制御のも
とに画像記録時の条件設定のためのパラメータや、記録
紙残量などを磁気記録したり、読出したりすることがで
きるようになっている。制御装置301はこの読出した
情報をもとに各種必要な設定を行う。
【0059】また、記録部116bには、記録紙100
の長さ情報を記録するエリアがあり、制御装置301は
エンコーダ・ローラ17のエンコーダ出力を受けて記録
紙の残量を演算し、記録部116bの長さ情報を記録す
るエリアに記録・消去ヘッド205にて長さ情報を更新
記録するように機能する。
【0060】また、制御装置301は再生ヘッド206
がこの記録部116bより読み取った長さ情報を本体の
図示しない表示部に表示したり、記録紙残量が記録すべ
き画像の記録に不足する時は警告表示したりする機能を
持たせてある。
【0061】図3は記録紙保持部分の詳細図であり、図
4は静電記録紙100の斜視図である。静電記録紙10
0は巻芯である筒型の紙管116の片端側に筒型のフラ
ンジ116aが嵌合されており、このフランジ116a
の内周面に記録条件等のパラメータ情報や記録紙の残量
等を記録するための磁気記録部116bが形成されてい
る。
【0062】図5はエンコーダ・ローラ17部分の詳細
図である。図5において、61aは側板A、61bは側
板Bで装置のフレームを示す。17cはエンコーダ・ロ
ーラ17を回転駆動させる駆動モータである。エンコー
ダ・ローラ17は、記録ヘッド1と紙管116の間に配
されており、記録紙100に接して回転して記録紙10
0の送り量を検出するものである。
【0063】このエンコーダ・ローラ17の端部には送
り量を電気信号として出力するためのエンコーダ17a
が設けられていて、その出力に従って図示しない制御系
が機能して記録ヘッド1により画像記録(記録紙に対す
る静電潜像の記録)が行われる。17bはエンコーダ1
7aとエンコーダ・ローラ17とを繋ぐジョイント、1
7dは駆動モータ17cのクラッチである。
【0064】図6は記録紙供給側の記録紙装着部分の詳
細図である。図において、61aは側板A、61bは側
板Bで装置のフレームを示す。また、200は駆動ホル
ダであり、201は紙管116を回転駆動させる紙管駆
動モータであって、駆動ホルダ200に接続され、これ
を回転駆動させる。202は押圧ホルダであり、ロール
紙100の芯となる紙管116の片側に嵌合し、ロール
紙100を巻き戻したり、適度のテンションを与え保持
する。
【0065】押圧ホルダ202はホルダバネ203によ
り偏倚力が与えられ、対向する駆動ホルダ200との間
で紙管116を押え付け、保持する。駆動ホルダ200
と押圧ホルダ202は互いの対向部分がテーパ状になっ
ており、両者で一対の紙管ホルダを構成する。204は
ガイドであり、側板B 61bに固定されている。押圧
ホルダ202はガイド204に摺動および回転可能に嵌
合され、ガイド204を軸に、スラスト方向に移動自在
でかつ回転自在に保持されており、ホルダバネ203に
より常に駆動モータ201側へ押圧されている。紙管1
16には切欠部があり、また、駆動ホルダ200にはこ
の切欠部と嵌合する凸部があり、両者の嵌合により駆動
ホルダ200の回転をしっかりと紙管116に伝達する
ことができるようになっている。
【0066】205は記録・消去ヘッド、206は再生
ヘッドであり、これらはガイド204内にその軸芯に沿
って配されたアーム207の先端に保持される。このア
ーム207は洗濯ばさみのような構造であり、アーム2
07の後端側は端に向かって広がるスロープ状となって
いて、ガイド204内に取り付けられたソレノイド20
8を紙管116方向に進出させるとソレノイドの可動軸
208aがスロープ状部分に侵入し、図に示すようにア
ーム207の先端に保持される記録・消去ヘッド20
5、再生ヘッド206を紙管116の磁気記録部116
bにヘッド面を接触させることができ、磁気記録部11
6bに対する記録・消去および再生が可能である。
【0067】209はアームバネであり、アーム207
の先端を開くようにアーム207を偏倚させるバネであ
る。従って、ソレノイド208の可動軸208aを紙管
116方向に進出させると、図7に示すようにアーム2
07の後端のスロープに侵入してアーム207先端を閉
じ、アーム207の先端に保持される記録・消去ヘッド
205、再生ヘッド206を紙管116の磁気記録部1
16bから離すことができる。
【0068】記録・消去ヘッド205、再生ヘッド20
6はアーム207の軸に対して放射方向に向けてあり、
アーム207を後退させると図6に示すようにアーム2
07の後端のスロープ状部分より可動軸208aが離
れ、アーム207先端が開いて、紙管116の磁気記録
部116bにヘッド面を接触させることができ、磁気記
録部116bに対する記録・消去および再生が可能にな
る。
【0069】つぎに静電記録紙100の定位置セット方
法を説明する。初め静電記録紙100の磁性テープ支持
フランジの付いている側を本体の押圧ホルダ202に差
し込みながらホルダバネ203を圧縮して右方向へ移動
させ、次に左側の紙管116を駆動ホルダ200に差し
込み、紙管116の切欠と駆動ホルダ200の凸部とを
一致させてセットが完了する。この状態で、丁度紙管1
16の内側フランジ内周面に形成した記録部116bと
記録・消去ヘッド205および再生ヘッド206のスラ
スト方向が一致する。
【0070】ガイド204の内部には洗濯ばさみ状のア
ーム207がほぼセンタ部を軸に支持されており、対を
なすアーム209の先端には一方に記録・消去ヘッド2
05が、また、他方には再生ヘッド206が保持されて
おり、それぞれを互いにピンでスラスト自在に移動可能
となっている。アーム207の他端側(後端側)はアー
ムバネ209で偏倚されており、このアームバネ209
の作用により、記録・消去ヘッド205と再生ヘッド2
06をガイド204の先端部側位置において、記録部1
16bの面から離れる方向に作用させるようになってい
る。そのため、記録紙をセットした状態において、その
ままでは記録部116bと記録・消去ヘッド205と再
生ヘッド206とは密着しない。
【0071】装置を起動させると、制御装置301はソ
レノイド208を付勢する。これにより、可動軸208
aを紙管116方向より後退させる。そして、これによ
り、図6に示すようにソレノイド208はアーム207
のスロープ部分から退いてアーム207の先端側を開
く。
【0072】静電記録紙100の紙管116には上記フ
ランジ116aの記録部116bに予め、ロール記録紙
の特性に応じたスタイラス静電針の電圧、現像時の負圧
量、現像バイアス等の適正値、またはその代表パラメー
タ等を予め磁気記録してある。従って、オートローディ
ングの際にこの記録情報を再生ヘッド206により読出
すことにより、制御装置301はこれら情報により、使
用する静電記録紙100の最適記録条件を知って装置を
その条件にセットする。以後、この条件下で静電潜像の
記録と現像を実施して行くことになり、最適な画質の記
録を行うことができる。
【0073】図7は静電記録紙100を本体60にセッ
トする場合や通常時での状態を説明するものであって、
ソレノイド208はオフの状態であり、可動軸208a
がプランジャバネの復元力でアームバネ209の偏倚力
に抗して、アーム207の後端側のスロープ部分に侵入
し、アーム207の先端を閉じる方向に操作する。
【0074】これにより、アーム207の先端の記録・
消去ヘッド205と再生ヘッド206を中心側へ引き寄
せ、静電記録紙100を本体60に対して着脱し易いよ
うにしている。
【0075】図2を用いて本発明に係るカラー静電プロ
ッタの概略の印字動作を説明する。紙管116を新たに
セットする時は上述したペーパオートローディング機構
を用いる。本体60には操作部(操作パネル)302が
あり、この操作部302にはペーパオートローディング
のための指令ボタンがある。従って、用紙をセットする
時は本体60のカバー60Aを開け、紙管116を定位
置にセットする。
【0076】この時は、制御装置301はソレノイド2
08をオフの状態にしてあり、可動軸208aがプラン
ジャバネの復元力でアームバネ209の偏倚力に抗し
て、アーム207の後端側のスロープ部分に侵入して、
アーム207の先端を閉じている。
【0077】記録紙100をセットすると、つぎに紙管
116から記録紙100を繰り出し、その先端をエンコ
ーダ・ローラ17とエンコーダ・ピンチローラ41との
間に持っていき、操作部302のペーパーオートローデ
ィング用指令ボタンを押す。
【0078】すると制御装置301はこの指令を受けて
クラッチ17cを接続制御操作し、続いてエンコーダ・
ローラ17の駆動モータ17cを順方向に回転駆動させ
る。また、同時に駆動ローラ30を順方向に回転駆動制
御する。
【0079】従って、駆動モータ17cの回転力はエン
コーダ・ローラ17に伝わり、エンコーダ・ローラ17
は順方向に回転駆動する。そのため、記録紙100の先
端はエンコーダ・ローラ17とエンコーダ・ピンチロー
ラ41との間に噛み込まれ、下流側へと送り出される。
やがて、記録紙100の先端は搬送ベルト33と吸い取
りローラ18との間に到達し、これらの間に挟まれて駆
動ローラ30側へと向かう。
【0080】すなわち、搬送ベルト33が記録紙100
面に接触すると、吸い取りローラ18との間で搬送ベル
ト33が記録紙100を押さえ、駆動ローラ30の回転
により搬送ベルト33も駆動されて記録紙100の先端
を駆動ローラ30のニップ点位置に送り出す。従って、
記録紙100の先端は駆動ローラ30と駆動ピンチロー
ラ31の間に挟まれ、下流へと送り出されることにな
る。
【0081】駆動ローラ30の位置に記録紙100の先
端が到達すると紙到達センサ40がこれを検知し、制御
装置に知らせるので、制御装置はこれを受けて記録紙1
00の先端が駆動ローラ30のニップ点位置に到達する
タイミングを以てオートローディング制御を終了する。
【0082】オートローディングで紙管116が回転中
に制御装置301はレノイド208をオンし、可動軸2
08aがプランジャバネに抗して吸引される。これによ
り、アーム207の後端部スロープから可動軸208a
が離れ、アームバネ209の偏倚力でアーム207はそ
の先端側を開き、記録・消去ヘッド205と再生ヘッド
206は、紙管116と一体のフランジ116aにおけ
る記録部116b磁性面と密着することになる。その
後、用紙の位置を揃えるため、紙管駆動モータ201が
回転中に記録部116bに記録されているデータを再生
ヘッド206により読み取る。
【0083】その読み取ったデータを基に、制御装置3
01は装着された静電記録紙100の特性に合わせて装
置側条件を設定する。一方、記録部116bには記録紙
長さデータも記録されており、この記録し長さデータは
制御装置301の図示しないメモリ内にデフォルト値と
して入力される。このような読み取りが完了すると、制
御装置301はソレノイド208をオフして記録・消去
ヘッド205と再生ヘッド206を記録部116b面よ
り離す。
【0084】そして、制御装置301は記録紙搬送用の
駆動ローラ30およびエンコーダ・ローラ17の駆動モ
ータ17cを停止し、紙送りを停止する。また、駆動モ
ータ17cのクラッチ17dを接続解除し、これによ
り、エンコーダ・ローラ17を自由な状態にする。
【0085】次に制御装置301は記録開始可能な状態
になり、記録信号と記録開始指令を与えると制御装置3
01は駆動ローラ30を再び順方向に回転駆動開始させ
る。そして、制御装置301は静電記録ヘッド1を駆動
し、また、第1色目の現像のために現像ヘッド55aを
待機位置から現像位置に移動させ、その現像ヘッド55
aに現像液(第1色用の液体トナー)を循環させる。
【0086】紙管116から繰り出され、静電記録ヘッ
ド1とパッドローラ2との間を通して、駆動ローラ30
と駆動ピンチローラ12とでニップされた静電記録紙1
00は、印字動作開始と同時に、潜像形成点(静電記録
ヘッド1のパッドローラ2によるニップ位置)で第1色
目に相当する静電潜像が形成されながら、一定の速度で
搬送され、その先端は巻き取りローラ51へ送り込まれ
る。
【0087】このようにして静電記録ヘッド1で静電潜
像を形成された静電記録紙100は、現像ヘッド55a
と接触し、第1色目の現像が行われ、吸い取りヘッド5
6、吸い取りローラ18で不要なトナーを除去された
後、巻き取りローラ51に巻き取られる。
【0088】第1色目の記録が終了すると、制御装置3
01の制御のもとに現像ヘッド55aとパッドローラ2
は静電記録紙100から離され、続いて駆動ローラ30
が印字時とは逆方向に回転され、静電記録紙100を紙
管116に巻き戻す。紙管116は逆方向に回転力が与
えられているので、駆動ローラ30の逆方向回転により
静電記録紙100を紙管116に巻き戻すことができ
る。
【0089】静電記録紙100の先端が駆動ローラ30
と駆動ピンチローラ12とのニップ点の手前まで巻き戻
されたところで制御装置301は巻き戻しを停止制御す
る。巻き戻しが終了した時点で制御装置301は今度は
パッドローラ2と現像ヘッド55bを静電記録紙100
に接触させ、第2色目記録の準備を完了させる。そし
て、第1色目と同様にして第2色目を記録し、それが終
わると巻き戻して第3色目の記録を行う。このようにし
て第3色目までを記録する。本発明に係るカラー静電プ
ロッタでは、第1色目がブラック、第2色目がシアン、
第3色目がマゼンタ、第4色目がイエローである。
【0090】第3色目の印字が終了し、静電記録紙10
0が完全に巻き戻されると、制御装置はゲート11を切
り替え制御する。これにより、ゲート11は紙搬送経路
を巻き取りローラ51の方向からカッタ方向に変える。
第3色目までの印字動作と同様に静電記録紙100上に
第4色目の画像が形成されながら、静電記録紙100は
カッタ部に送られる。カッタ部に送られてきた静電記録
紙100はその先端の非画像部分がYカッタ52で切り
落とされ、続いて画像部分と未画像形成部分がYカッタ
52で同様に切り離される。
【0091】次にXカッタ53で静電記録紙100の両
端の不要部分が切り落とされ、図面のサイズがA2以下
の場合は、さらにXカッタ53で切り分けられ、排紙機
構54を通って機外に排出される。
【0092】画像部分が機外に排出された後、画像部分
が切り離された静電記録紙100は巻き戻され先端がA
点の手前に来たところで制御装置301は巻き戻しを終
了し、記録動作を完了する。
【0093】エンコーダローラ17の回転数は図示しな
いカウンタにカウントされて、制御装置301のメモリ
内に記憶される。制御装置301はデフォルト値から使
用長さ分を常に差し引いて残り長さをメモリに保持して
おり、一度画像出力工程が終了すると、紙管116の回
転中にソレノイド209をオンして、記録・消去ヘッド
205と再生ヘッド206を記録部116bに密着させ
て、その値を長さデータの記録エリアに更新記録させ
る。この値は本体の図示しない操作表示部に残り長さと
して必要な場合は表示出来るようになっている。
【0094】また、本体の操作部302を操作すること
により、画像特性パラメータをマニュアルで変更するこ
とができる。この場合、そのマニュアル設定したパラメ
ータも一旦、制御装置301のメモリ内に記憶され、使
用長さを磁気テープに記録する際に、記録部116bに
更新記録してデフォルト値を変更することが出来る。変
更するかしないかはパラメータ変更時、マニュアル操作
中に選択できるようになっている。このようにして、用
紙特性に合わせた画像記録自動的に実行することができ
るようになる他、記録紙の残量も管理することができる
ようになる。
【0095】この記録紙の残量管理機能は、用紙の交換
をたびたび行うような使い方をする場合において、今、
使用しようとしている記録紙がどのくらいの残量である
か、おおよそ見当はついても正確な長さは不明であった
のを正確に残量を知ることができるようになり、残量不
足で画像記録が中途半端になると云った無駄を回避でき
る。特に残量を画像データの供給源であるホストコンピ
ュータに返し、ホストコンピュータ側でこの残量を管理
しての画像の記録制御を行うことで、無駄な画像記録操
作を未然に防ぐことができるようになる。
【0096】以上のように、本システムは巻芯に巻回さ
れた長尺のシートを搬送路上流側から所定の経路を辿っ
て供給すると共に、この所定経路を隔てた下流側定位置
に設けられたシート搬送操作用の主搬送手段に導き、こ
の主搬送手段を駆動操作することにより、上記シートの
供給を行うと共に上記経路に望んで配される像記録手段
により上記シートに静電潜像を形成し、現像手段により
この静電潜像を現像して画像を記録するようにした静電
記録装置において、巻芯部分に設けられ、記録シートの
静電記録条件等の情報を記録した記録部と、この記録部
の記録情報を読み取る読取手段と、この読取手段により
読み取られた情報をもとに、上記像記録手段の静電記録
条件を調整する制御手段とより構成したものである。
【0097】更には、上記記録部に情報を記録する記録
手段と、上記像記録手段の静電記録条件を手動調整する
条件調整手段とを設けると共に、制御手段には上記読取
手段により読み取られた情報をもとに、上記像記録手段
の静電記録条件を調整し、また、上記条件調整手段によ
る調整条件に従って静電記録条件を調整を調整する調整
機能および調整された静電記録条件を記録手段に与える
記録制御機能とを備えたものである。
【0098】そして、この構成において、巻芯に巻回さ
れた長尺のシートは搬送路上流側から所定の経路を辿っ
て供給しつつ、像記録手段により潜像をシート面に形成
し、現像手段により現像することにより像を記録する
が、巻芯に巻回された長尺のシートは紙質等の条件によ
り、適性な静電潜像の形成条件が異なる。そこで、本シ
ステムでは巻芯部分に設けた記録部に記録シートの静電
記録条件等の情報を記録しておき、この記録部記録情報
を読取手段により読み取ると共に、この読み取られた情
報をもとに、制御手段により上記像記録手段の静電記録
条件を調整する。
【0099】また、上記条件調整手段にて条件をマニュ
アル調整することができ、この場合、条件をマニュアル
調整すると、制御手段はこのマニュアル調整された記録
条件に従い記録条件調整すると共に、この記録条件を記
録手段に与え、記録手段は記録部にこの記録条件を書き
込む。従って、その後にこの記録シートを使用する際に
は、調整された最適条件により記録を行うことができ
る。
【0100】これにより、記録シートには最適条件での
静電記録を行うことができるようになり、記録シートを
セットするのみで、自動的に静電記録条件が設定されて
良質の画像記録が可能になる。
【0101】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明によれ
ば、用紙特性に合わせた条件設定を自動的に行うことが
でき、最適な画像記録を容易に行うことができるように
した静電記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体構成を示す斜視図。
【図2】本発明の実施例の構成を示すブロック図。
【図3】本発明装置の記録紙保持部分の詳細図。
【図4】本発明装置に用いる静電記録紙100の斜視
図。
【図5】本発明装置におけるエンコーダ・ローラ17部
分の詳細図。
【図6】本発明装置における記録紙供給側の記録紙装着
部分の詳細図。
【図7】本発明装置における記録紙供給側の記録紙装着
部分の詳細図。
【図8】従来装置の概略構成を説明するための図。
【図9】オートローディングを説明するための図。
【符号の説明】
1…記録ヘッド 6,7…紙位置セ
ンサ 17…エンコーダ・ローラ 17a…エンコー
ダ 41…エンコーダ・ピンチローラ 60…本体 61a,61b…側板 65…除電ブラ
シ 100…静電記録紙 116…紙管 116a…フランジ 116b…磁気記録
部 200…駆動ホルダ 201…紙管駆動
モータ 202…押圧ホルダ 203…ホルダバ
ネ 204…ガイド 205…記録・消
去ヘッド 206…再生ヘッド 207…アーム 208…ソレノイド 208a…可動軸 209…アームバネ 301…制御装置 302…操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/16 // B65H 19/30 A 7130−3F

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻芯に巻回された長尺のシートを搬送路
    上流側から所定の経路を辿って供給すると共に、この所
    定経路を隔てた下流側定位置に設けられたシート搬送操
    作用の主搬送手段に導き、この主搬送手段を駆動操作す
    ることにより、上記シートの供給を行うと共に上記経路
    に望んで配される像記録手段により上記シートに静電潜
    像を形成し、現像手段によりこの静電潜像を現像して画
    像を記録するようにした静電記録装置において、 巻芯部分に設けられ、記録シートの静電記録条件等の情
    報を記録した記録部と、 この記録部の記録情報を読み取る読取手段と、 この読取手段により読み取られた情報をもとに、上記像
    記録手段の静電記録条件を調整する制御手段と、を備え
    てなる静電記録装置。
  2. 【請求項2】 巻芯に巻回された長尺のシートを搬送路
    上流側から所定の経路を辿って供給すると共に、この所
    定経路を隔てた下流側定位置に設けられたシート搬送操
    作用の主搬送手段に導き、この主搬送手段を駆動操作す
    ることにより、上記シートの供給を行うと共に上記経路
    に望んで配される像記録手段により上記シートに静電潜
    像を形成し、現像手段によりこの静電潜像を現像して画
    像を記録するようにした静電記録装置において、 巻芯部分に設けられ、記録シートの静電記録条件等の情
    報を記録する記録および読み取り可能な記録部と、 この記録部の記録情報を読み取る読取手段と、 上記記録部に情報を記録する記録手段と、 上記像記録手段の静電記録条件を手動調整する条件調整
    手段と、 上記読取手段により読み取られた情報をもとに、上記像
    記録手段の静電記録条件を調整すると共に、上記条件調
    整手段による調整条件に従って静電記録条件を調整を調
    整する調整機能および調整された静電記録条件を記録手
    段に与える記録制御機能とを有する制御手段と、を備え
    てなる静電記録装置。
  3. 【請求項3】 上記記録部は磁性層であることを特徴と
    する請求項1および2記載の静電記録装置。
  4. 【請求項4】 上記記録部の磁性層は磁性剤を塗布した
    構成であることを特徴とする請求項3記載の静電記録装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020170639A1 (ja) * 2019-02-20 2020-08-27 三菱重工業株式会社 スプライス装置、及び複合材自動積層装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020170639A1 (ja) * 2019-02-20 2020-08-27 三菱重工業株式会社 スプライス装置、及び複合材自動積層装置
US11738961B2 (en) 2019-02-20 2023-08-29 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Splice device, and composite material automated lamination device

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