JPH062069B2 - L−2−アミノ−4−(ヒドロキシメチルホスフイニル)−酪酸の製造方法 - Google Patents

L−2−アミノ−4−(ヒドロキシメチルホスフイニル)−酪酸の製造方法

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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は除草活性を有して除草剤として有用であるL−
2−アミノ−4−(ヒドロキシメチルホスフイニル)−
酪酸(特公昭61−56210号公報または米国特許第4265654
号明細書参照)の製造法に関する。
(従来の技術と解決しようとする課題) ストレプトミセス・ハイグロスコピカスSF−1293株(微
工研条寄BP−130号)によつて生産されるSF−1293物質
(特公昭51−639号公報及び米国特許第4309208号明細書
参照)は、ビアラホスとも言われる物質であり、除草剤
として有用であり、L−2−アミノ−4−(ヒドロキシ
メチルホスフイニル)−ブチリル−L−アラニル−アラ
ニンと同定されている(例えば特開昭48−85538号公報
参照)。他方、L−2−アミノ−4−(ヒドロキシメチ
ルホスフイニル)−酪酸は、これも除草活性を有する化
合物であり、L−AMPBと略称されて除草剤として有用で
ある(特公昭61−56210号公報及び米国特許第4265654号
明細書参照)。
次式(1) で示されるL−2−アミノ−4−(ヒドロキシメチルホ
スフイニル)−酪酸(L−AMPB)の製造法としては、ス
トレプトミセス属に属するL−AMPB生産菌、例えばスト
レプトミセス・ハイグロスコピカスSF−1293株を好気的
条件下で培養し、その培養液からL−AMPBを採取する方
法が本発明者らによつて公開されている(特開昭57−47
485号公報) 更に、L−AMPBを大量に製造する方法として、L−AMPB
に相応する2−ケト酸である下記の式(2)の4−(ヒド
ロキシメチルホスフイニル)−2−オキソ−酪酸を合成
法で製造したのち、同化合物を酵素反応によつてアミノ
化してL−AMPBにする方法が本発明者らによつて報告さ
れている(特願昭62−139933号明細書参照)。
除草剤を開発工業化する際、前述したような大量に製造
する技術を持つことが必要であるが、同時にまた低コス
トで製造することが不可欠である。L−AMPBに相応する
2−ケト酸である4−(ヒドロキシメチルホスフイニ
ル)−2−オキソ−酪酸(以下、OMPBと称する)を合成
法で製造し、アミノ化してL−AMPBを製造するという前
述の方法では、基質となるOMPBのコストが最終産物であ
るL−AMPBの製造コストに大きく響いてくることは明ら
かである。
OMPBは、公知の物質であり、その製造法は例えば特開昭
56−92897号公報または米国特許第4399287号明細書に記
載されているが、本物質は次式(2) に示すように、P−メチル基を含む特異な構造を有して
おり、このような構造の化合物は一般に化学合成する場
合には非常に複雑で困難な工程を必要とする。そこで本
発明者らは、L−AMPBの製造に当つて、OMPBのメチル基
が欠けた化合物である4−(ヒドロキシ)ホスフイノイ
ル−2−オキソ酪酸(以下、OPBと称する)、すなわち
次式(3) で示される化合物を出発原料として選択することを今回
着想した。本物質はすでに公知の物質であり、その製造
法や物理化学的性状は特開昭58−219192号公報に記載
されている。OPBを製造するに際しては、複雑なP−
メチル化工程を省略出来ることから製造コストはOMPB製
造コストに比較して大幅に低減する事が可能である。す
でに本発明者らにより、OPBまたはその誘導体を、L
−AMPBを生産する能力を有する微生物を用いたL−AMPB
の生産培養時に添加すると、L−AMPBの増収をはかれる
ことが公開されている(特開昭62−253389号)。しかし
ながら、L−AMPB又はビアラホスを生産しない微生物で
の、OPBまたはその誘導体のP−メチル化能力の存在
については知られていない。以上のような技術的背景か
ら本発明者らは、安価なOPBまたはその誘導体を基質
とした新しいL−AMPBの製造法開発の検討を始めた。
(課題を解決するための手段) 本発明者らはOPBを基質としてP−メチル化及びアミ
ノ化を行ないL−AMPBを生産する微生物の存在を仮定
し、そのような微生物のスクリーニングを鋭意実施した
結果、ストレプトミセス属に属する菌株を変異処理して
得られた変異株が、通常の培養時にはL−AMPBを生産し
ないがOPBを基質とした時にはP−メチル化及びアミノ
化してL−AMPBを高収率に生成するという驚くべき事実
を見出した。P−メチル化は、前述したように化学合成
では複雑な工程を必要とするが、このような変異株微生
物を用いることにより高収率で容易に進行させることが
出来ることを見出した。そして、このような変異株微生
物としては、ストレプトミセス属に属するビアラホス生
産菌又はL−AMPB生産菌の変異処理によりビアラホス生
産能力及びL−AMPB生産能力を通性として、即ち通常の
培養時に消失された変異株が適することを知見した。ま
た、OPBの他に、基質として用いられるOPB誘導体
としては、OPBに相応するアミノ酸である2−アミノ
−4−(ヒドロキシ)ホスフイノイル酪酸またはその塩
及びOPBに相応するアミノ酸のN−アセチル体である
2−N−アセチルアミノ−4−(ヒドロキシ)ホスフイ
ノイル酪酸またはその塩なども使用できることを見出し
た。これらの知見に基づいて本発明が完成された。
すなわち、本発明によつて、ストレプトミセス属に属す
るビアラホス生産菌又はL−2−アミノ−4−(ヒドロ
キシメチルホスフイニル)−酪酸生産菌の変異処理によ
り得られた変異株であって、しかも該変異処理によりビ
アラホス生産能力及びL−2−アミノ−4−(ヒドロキ
シメチルホスフイニル)−酪酸生産能力を通性として消
失されているが但し4−(ヒドロキシ)ホスフイノイル
−2−オキソ−酪酸、2−アミノ−4−(ヒドロキシ)
ホスフイノイル酪酸または2−N−アセチルアミノ−4
−(ヒドロキシ)ホスフイノイル酪酸を基質として用い
た時にこれからL−2−アミノ−4−(ヒドロキシメチ
ルホスフイニル)−酪酸を生産する能力を保有する変異
株を、4−(ヒドロキシ)ホスフイノイル−2−オキソ
−酪酸又はその塩,2−アミノ−4−(ヒドロキシ)ホ
スフイノイル酪酸又はそれ塩,及び2−N−アセチルア
ミノ−4−(ヒドロキシ)ホスフイノイル酪酸又はその
塩のうちの何れか少なくとも一つの基質として添加され
た培地中で好気的条件下に培養し、得られた培養液から
L−2−アミノ−4−(ヒドロキシメチルホスフイニ
ル)−酪酸またはそのN−アセチル体又はこれらの塩を
採取することを特徴とするL−2−アミノ−4−(ヒド
ロキシメチルホスフイニル)−酪酸又はこれらのN−ア
セチル体あるいはこれらの塩の製造法が提供される。
本発明に用いられる微生物としては、4−(ヒドロキ
シ)ホスフイノイル−2−オキソ−酪酸(またはその塩
例えばナトリウム塩),2−アミノ−4−(ヒドロキ
シ)ホスフイノイル酪酸(またはその塩例えばナトリウ
ム塩),2−N−アセチルアミノ−4−(ヒドロキシ)
ホスフイノイル酪酸(またはその塩例えばナトリウム
塩)(以下、OPBまたはその誘導体と称する)を基質
として用いた時に、これらからL−AMPBを生成する能力
を有する微生物であればどのようなものでもよいが、基
質のOPBをP−メチル化及び2−アミノ化する能力を
保有してOPBからL−AMPBを生産できるものである必
要がある。
本発明の方法で使用できるこのような微生物の例として
は、本発明者らによつてストレプトミセス ハイグロス
コピカス SF1293株(特公昭51−639号公報参照;FERM
BP−130;ATCC21705)をニトロソグアニジン処理して得
られた,ビアラホス及びL−AMPBの生産能を欠損した変
異株(菌株番号NP 110)が挙げられる。この変異株をス
トレプトミセス ハイグロスコピカス NP 110は微工研
に昭和63年1月27日寄詫され(微工研菌寄第9842
号)であり、その菌学的性状はビアラホス生産能及びL
−AMPB生産能を欠くことおよび胞子形成が少ないことを
除いて特公昭51−639公報記載のストレプトミセス ハ
イグロスコピカス SF 1293株(FERM BP−130)と同一
である。NP 110株はまた基質としてOPBまたはその誘導
体を加えないときにはL−AMPBを生産しない。NP 110株
は他のストレプトミセス属の菌株の場合に見られるよう
に、その性状が変化しやすく、例えば紫外線,エツクス
線,薬品等を用いる人工的変異手段で変異しうるもので
あり、このような変異株であつても通常の培養時にはL
−AMPBを生産しないがOPBまたはその誘導体を基質と
してL−AMPBを生成する能力を有するストレプトミセス
属の菌株はすべて本発明に使用する事が出来る。
本発明の製造法の実施に当つては、通常の培養時にはL
−AMPBを生産しないが、OPBまたはその誘導体を基質
としてL−AMPBを生成する能力を有するストレプトミセ
ス属に属する菌株を通常の微生物が利用しうる栄養源を
含有する培地で培養する。栄養源としては、従来ストレ
プトミセス属の菌株の培養に利用されている公知のもの
が使用される。例えば炭素源としてはグルコース,澱
粉,グリセリン,シユークロース(シヨ糖),水あめ、
糖蜜等が挙げられ、これらは単独または組み合わせて用
いられる。また窒素源としては大豆粉,小麦はい芽,肉
エキス,ペプトン,乾燥酵母,コーンステイープリカ
ー,硫酸アンモニウム,硝酸ナトリウム等が単独または
組み合わせて用いられる。その他必要に応じて炭酸カル
シウム,食塩,塩化カリウム,燐酸塩等の無機塩類を添
加するほか、菌の発育を助け、OPBまたはその誘導体
を基質として用いて、L−AMPBの生成を促進する有機
物、無機物を適宜添加することが出来る。特にメチル基
供与体として知られるメチオニン,ベタイン,ジメチル
グリシン,サルコシン等の化合物の使用、添加が効果的
であるが、通常はこれらメチル基供与体を含有する窒素
源で代替される。またメチル基の転移反応の補酵素とし
て知られるビタミンB12及びその誘導体、葉酸及びその
誘導体も単独または組み合わせて使用する事が出来る。
またOPBを基質として用いる場合には更にアミノ基供
与体としてグルタミン酸,アスパラギン酸,アラニン等
のアミノ酸類を単独または組み合わせて添加する事がで
き、また好ましいが、通常はこれらのアミノ基供与体を
含有する窒素源で代替される。
培養法としては液体培養法、特に深部培養法が最も適し
ている。培養は好気的条件下で行われ、培養に適した温
度は25〜35℃であるが、多くの場合28〜32℃付
近で培養する。培養日数は2〜7日が適当で4〜6日が
さらに好ましい。
基質として用いるOPBまたはその誘導体は、水溶液に
して上記培養中の任意の時間に一括してあるいは、分割
して培地に加えることが出来るが培養条件を大きく変化
させないように、少量ずつ連続的に添加するのが望まし
い。メチル基供与体,アミノ基供与体についても同様
に、任意の加え方をすることが出来るが、OPBまたは
その誘導体と同時に添加するのが望ましい。メチル基供
与体及びアミノ基供与体の添加量はOPBまたはその誘
導体の添加量に対するモル比で、0.2〜2.0の範囲で用い
られるが、0.5〜1.0が好ましい。
OPBまたはその誘導体を基質として用いてL−AMPBを
製造する本発明の方法において、上記ストレプトミセス
属の使用菌株の培養時に基質を加える方法の他に、培養
液から分離した菌体の懸濁液や、培養菌体より超音波や
リゾチーム処理等の公知の方法で抽出した酵素液に基質
を加えてL−AMPB生産反応を行う方法であつても、OP
Bまたはその誘導体を基質にしてL−AMPBを生成する能
力を有すれば、そのような菌体又は酵素液は本発明の方
法に使用する事が出来る。また微生物菌体や酵素を有機
溶剤,架橋剤,担体等で固定化することによつて、その
安定性や操作性が高まることが知られているが、このよ
うな公知の固定化方法で処理した固定化微生物あるいは
固定化酵素も、OPBまたはその誘導体を基質としてL
−AMPBを生成する能力があれば本発明に使用出来る。
本発明の方法で生成されたL−AMPBを含有する培養液ま
たは反応液からのL−AMPBの採取と精製は、通常のL−
AMPB醗酵製造法の培養液からのL−AMPBの採取法及び精
製法と同一の要領で行うことが出来る。その詳細につい
ては特開昭57−47485号公報の記載を参照されたい。即
ち、ダウエツクス50W等の陽イオン交換樹脂にL−AM
PBを吸着させ、水あるいは希アンモニア水で展開,溶離
する方法やダウエツクス1×2等の陰イオン交換樹脂に
吸着し酢酸水溶液等で溶離する方法が利用出来る。本発
明で得られたL−AMPBは、その除草効力を試験したとこ
ろ、特開昭57−47485号公報の醗酵的方法で得られた
L−AMPBと同等の除草効力を示すことが認められた。
以下、実施例により本発明の更に詳しく説明するが本発
明はこれに限定されるものではない。
実施例1 ストレプトミセス ハイグロスコピカス(Streptomyces
hygroscopicus)NP 110株(微工研菌寄第9842号)を前
培養培地(可溶性澱粉2.0%,ポリペプトン1.0%,肉エ
キス0.3%燐酸水素二カリウム0.05%;pH7.0)の10ml
に接種した。これを28℃で24時間振とう培養し、さ
らに同培地80mlに継代して28℃で24時間振とう培
養したものを種母として用い、これを3%の接種量で生
産培地(グルコース7.0%,小麦はい芽3.9%,可溶性植
物プロテイン2.5%,大豆粉1.0%,燐酸−カリウム0.3
%,塩化コバルト0.0001%;pH6.8)に植菌した。生産
培地を30℃で振とう培養した。培養の途中でL−AMPB
生成のための基質として各OPBまたはその誘導体及び
メチル基供与体(OPBまたはその誘導体に対して等モ
ル)を次の第1表に示した条件で培養液に添加した。培
養液を酸性にした後、遠心分離(3000rpm,15分)して
上静を得て、アミノ酸アナライザー(アトー社製MLC
−703型,保持時間12分)によりL−AMPBの生成量を
測定した。その結果を第1表に示す。
第1表に示すようにNP 110株は基質を加えない時にはL
−AMPBを生産しないが、OPBまたはその誘導体を基質
として用い添加すると、高い変換率でOPBをL−AMPB
に変換する能力を持つことが明らかである。またメチル
基供与体としてベタインその他を用いることも効果的で
あつた。
実施例2 実施例1と同じ前培養培地で培養したものをジヤーフア
ーメンターの種母として2%の割合で実施例1に述べた
生産培地にビタミンB12及び葉酸を各1μg/mlになる
ように添加した培地に植菌した。ジヤーフアーメンター
(2仕込量/3,いわしや製ミニジヤー)では30
℃で通気撹拌培養を行い、実施例1と同様に基質として
のOPBまたはその誘導体の有効性を調べた。但し、基
質としてのOPBまたはその誘導体は、ペリスタポンプ
とインターラツパーを用いて半連続的に添加した。その
結果を第2表に示す。
第2表に示すようにジヤーフアーメンターにおいても基
質であるOPBまたはその誘導体は効率よくL−AMPBに
変換されることは明らかである。
実施例3 実施例2で得られた培養液よりL−AMPBを採取するた
め、各培養液を25%硫酸でpH3に調製した後、ろ過助
剤を加えてろ過して菌体を除去したところ、各約1.5
のろ液が得られた。次いでこの各ろ液をそれぞれダウエ
ツクス50W(H+型)の陽イオン交換樹脂300mlの
カラムに通した後、水で展開した。得られたL−AMPBを
含む画分を、更にダウエツクス1×2(CH3COO-型)の
陰イオン交換樹脂200mlのカラムにかけた後、水洗
し、0.3Nの酢酸水溶液で溶離した。溶離液のL−AMPB
を含む画分を濃縮乾固した後、得られたL−AMPBの白色
粉末をメタノールから結晶化した。
L−AMPBの結晶として、4−(ヒドロキシ)ホスフイノ
イル−2−オキソ−酪酸を基質にした場合には1.22g
(78.2%),2−アミノ−4−(ヒドロキシ)ホスフイ
ノイル酪酸の場合には1.17g(78.0%),2−N−アセ
チルアミノ−4−(ヒドロキシ)ホスフイノイル酪酸の
場合には0.97g(78.9%)を得た。得られた結晶につい
て常法により元素分析,比旋光度,融点,赤外線吸収ス
ペクトル,核磁気共鳴スペクトル,質量分析法で分析し
たところ、L−AMPBの標品と完全に一致することが確認
された。
(発明の効果) 本発明は、通常の培養時にはL−AMPBを生産しないがO
PBまたはその誘導体を基質としてこれからL−AMPBを
生成する能力を有するストレプトミセス属に属する菌株
を選別し、その菌株の培養時にOPBまたはその誘導体
を基質として加え、P−メチル化(及びアミノ化)した
化合物であるL−AMPBを生成及び採取する方法である。
本発明によると、実施例に示したように基質であるOP
Bまたはその誘導体は、高収率でメチル化及びアミノ
化)されてL−AMPBに変換することが明らかになり、効
率的で、安価な大量製造法を提供することが出来た。本
発明は、L−AMPBを生産しない微生物でOPB又はその
誘導体のP−メチル化(及びアミノ化)がおこりL−AM
PBが生産するという新しい事実の発見に基づいており、
本知見によれば、更にストレプトミセス属に属する菌株
以外の増殖の速い微生物でのP−メチル化や、近年発展
してきた遺伝子操作によりP−メチル化反応の酵素を支
配する遺伝子をクローニングし、それを各種微生物で発
現するなど、L−AMPB製造法の根本的な改良の可能性が
示唆される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C12P 13/00 C12R 1:55) (C12N 1/20 C12R 1:55) (72)発明者 小川 安昭 神奈川県川崎市幸区堀川町580番地 明治 製菓株式会社薬品開発研究所内 (72)発明者 深津 俊三 神奈川県川崎市幸区堀川町580番地 明治 製菓株式会社薬品開発研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ストレプトミセス属に属するビアラホス生
    産菌又はL−2−アミノ−4−(ヒドロキシメチルホス
    フイニル)−酪酸生産菌の変異処理により得られた変異
    株であって、しかも該変異処理によりビアラホス生産能
    力とL−2−アミノ−4−(ヒドロキシメチルホスフイ
    ニル)−酪酸生産能力を通性として消失されているが但
    し4−(ヒドロキシ)ホスフイノイル−2−オキソ−酪
    酸、2−アミノ−4−(ヒドロキシ)ホスフイノイル酪
    酸または2−N−アセチルアミノ−4−(ヒドロキシ)
    ホスフイノイル酪酸を基質として用いた時にこれからL
    −2−アミノ−4−(ヒドロキシメチルホスフイニル)
    −酪酸を生産する能力を保有する変異株を、4−(ヒド
    ロキシ)ホスフイノイル−2−オキソ−酪酸又はその
    塩,2−アミノ−4−(ヒドロキシ)ホスフイノイル酪
    酸又はそれ塩,及び2−N−アセチルアミノ−4−(ヒ
    ドロキシ)ホスフイノイル酪酸又はその塩のうちの何れ
    か少なくとも一つを基質として添加された培地中で好気
    的条件下に培養し、得られる培養液からL−2−アミノ
    −4−(ヒドロキシメチルホスフイニル)−酪酸または
    そのN−アセチル体又はこれらの塩を採取することを特
    徴とするL−2−アミノ−4−(ヒドロキシメチルホス
    フイニル)−酪酸又はこれのN−アセチル体あるいはこ
    れらの塩の製造法。
  2. 【請求項2】メチル基供与体及びアミノ基供与体の両
    方、あるいはメチル基供与体の方のみを添加された培地
    中で使用菌株の培養を行う請求項1に記載の方法。
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