JPH06207667A - ベルト式無段変速機の制御装置 - Google Patents
ベルト式無段変速機の制御装置Info
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- JPH06207667A JPH06207667A JP349093A JP349093A JPH06207667A JP H06207667 A JPH06207667 A JP H06207667A JP 349093 A JP349093 A JP 349093A JP 349093 A JP349093 A JP 349093A JP H06207667 A JPH06207667 A JP H06207667A
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- pressure
- control
- port
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ベルト式無段変速機の制御装置の異常時に始
動性を確保すると共にライン圧を適切な油圧に調圧す
る。 【構成】 変速比制御ハルブ16及びレギュレータバル
ブ15との間に介在され制御油圧が低いときには開弁さ
れ、マニュアルバルブ9が低速段又は後退位置にあると
きに所定の油圧を変速比制御バルブ16及びレギュレー
タバルブ15に供給して低速段側に変速させると共に、
走行に十分なライン圧に調圧させ、高速段側の位置にあ
るときには所定の油圧をレギュレータバルブのみに供給
して走行に十分なライン圧に調圧させ、駐車位置又は中
立位置のときには所定の油圧のレギュレータバルブへの
供給を停止して低いライン圧に調圧させ、制御油圧が高
いときに閉弁される変速制限バルブ18、変速比制御バ
ルブ16及び変速比制限バルブ、レギュレータバルブに
車両の運転状態に応じた制御油圧を夫々供給する制御弁
8、19とを備えた。
動性を確保すると共にライン圧を適切な油圧に調圧す
る。 【構成】 変速比制御ハルブ16及びレギュレータバル
ブ15との間に介在され制御油圧が低いときには開弁さ
れ、マニュアルバルブ9が低速段又は後退位置にあると
きに所定の油圧を変速比制御バルブ16及びレギュレー
タバルブ15に供給して低速段側に変速させると共に、
走行に十分なライン圧に調圧させ、高速段側の位置にあ
るときには所定の油圧をレギュレータバルブのみに供給
して走行に十分なライン圧に調圧させ、駐車位置又は中
立位置のときには所定の油圧のレギュレータバルブへの
供給を停止して低いライン圧に調圧させ、制御油圧が高
いときに閉弁される変速制限バルブ18、変速比制御バ
ルブ16及び変速比制限バルブ、レギュレータバルブに
車両の運転状態に応じた制御油圧を夫々供給する制御弁
8、19とを備えた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベルト式無段変速機の
制御装置に関する。
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ベルト式無段変速機は、ベルトとプーリ
とを使用して変速比を無段階に変化させる変速機で、図
1に示すように、エンジンから電磁クラッチ、流体継手
等(図示せず)を介して駆動されるプライマリプーリ
(入力軸)1と、前車軸に連結されるセカンダリプーリ
(出力軸)2と、これらのプライマリプーリ1とセカン
ダリプーリ2との間に掛回されたベルト3と、プライマ
リプーリ1、セカンダリプーリ2の溝幅Wp、Wsを制
御する油圧制御装置4等により構成されている。
とを使用して変速比を無段階に変化させる変速機で、図
1に示すように、エンジンから電磁クラッチ、流体継手
等(図示せず)を介して駆動されるプライマリプーリ
(入力軸)1と、前車軸に連結されるセカンダリプーリ
(出力軸)2と、これらのプライマリプーリ1とセカン
ダリプーリ2との間に掛回されたベルト3と、プライマ
リプーリ1、セカンダリプーリ2の溝幅Wp、Wsを制
御する油圧制御装置4等により構成されている。
【0003】プライマリプーリ1、セカンダリプーリ2
は、所定の傾斜面を有するシャフト1a、2aと、可動
シーブ1b、2bと、可動シーブ1b、2bの背面に夫
々設けられたプライマリシリンダ1c、セカンダリシリ
ンダ2cとを備え、可動シーブ1b、2bは、ボールス
プラインによりシャフト1a、2a上を摺動可能とさ
れ、油圧制御装置4から供給されるプライマリ油圧P
p、セカンダリ油圧Psによりプーリの溝幅Wp、Ws
が可変されるようになっている。油圧制御装置4は、電
子制御装置(図示せず)を備えており、アクセル開度、
エンジン回転数、車速等の各信号を入力し、これらの信
号に基づいて油圧ポンプ5から供給される油圧を制御し
てプライマリプーリ1、セカンダリプーリ2の溝幅W
p、Wsを制御する。
は、所定の傾斜面を有するシャフト1a、2aと、可動
シーブ1b、2bと、可動シーブ1b、2bの背面に夫
々設けられたプライマリシリンダ1c、セカンダリシリ
ンダ2cとを備え、可動シーブ1b、2bは、ボールス
プラインによりシャフト1a、2a上を摺動可能とさ
れ、油圧制御装置4から供給されるプライマリ油圧P
p、セカンダリ油圧Psによりプーリの溝幅Wp、Ws
が可変されるようになっている。油圧制御装置4は、電
子制御装置(図示せず)を備えており、アクセル開度、
エンジン回転数、車速等の各信号を入力し、これらの信
号に基づいて油圧ポンプ5から供給される油圧を制御し
てプライマリプーリ1、セカンダリプーリ2の溝幅W
p、Wsを制御する。
【0004】即ち、ロー状態のときには図2のようにプ
ライマリプーリ1の溝幅Wpが広く、セカンダリプーリ
2の溝幅Wsが狭くなり、変速比が大きくなる。反対に
オーバドライブ状態のときには図3のようにプライマリ
プーリ1の溝幅Wpが狭く、セカンダリプーリ2の溝幅
Wsが広くなり、変速比が小さくなる。油圧装置4は、
図4のように変速比制御バルブ6、変速制限バルブ7、
ソレノイドバルブ8、マニュアルバルブ9等により構成
されている。ソレノイドバルブ8は、ノーマルクローズ
タイプのバルブで、前記電子制御装置によりアクセル開
度、エンジン回転数、車速等の車両の運転状態に応じて
デューティ制御される。このソレノイドバルブ8は、ポ
ート8aに所定のソレノイド供給圧Pvが供給され、ポ
ート8bからデューティ比に応じた制御油圧(以下単に
「制御圧」という)Pva(≦Pv)を出力して変速比
制御バルブ6、変速制限バルブ7に供給する。ソレノイ
ドバルブ8のデューティ比は、変速比が低速段側のとき
に大きく、高速段側のときに小さくなり、制御圧Pva
は、低速段側から高速段側に移行するに伴い低くなる。
ライマリプーリ1の溝幅Wpが広く、セカンダリプーリ
2の溝幅Wsが狭くなり、変速比が大きくなる。反対に
オーバドライブ状態のときには図3のようにプライマリ
プーリ1の溝幅Wpが狭く、セカンダリプーリ2の溝幅
Wsが広くなり、変速比が小さくなる。油圧装置4は、
図4のように変速比制御バルブ6、変速制限バルブ7、
ソレノイドバルブ8、マニュアルバルブ9等により構成
されている。ソレノイドバルブ8は、ノーマルクローズ
タイプのバルブで、前記電子制御装置によりアクセル開
度、エンジン回転数、車速等の車両の運転状態に応じて
デューティ制御される。このソレノイドバルブ8は、ポ
ート8aに所定のソレノイド供給圧Pvが供給され、ポ
ート8bからデューティ比に応じた制御油圧(以下単に
「制御圧」という)Pva(≦Pv)を出力して変速比
制御バルブ6、変速制限バルブ7に供給する。ソレノイ
ドバルブ8のデューティ比は、変速比が低速段側のとき
に大きく、高速段側のときに小さくなり、制御圧Pva
は、低速段側から高速段側に移行するに伴い低くなる。
【0005】油圧ポンプ5から吐出された高圧の油圧
は、レギュレータバルブ(図示せず)により所定のライ
ン圧PLに調圧されてセカンダリシリンダ2cに供給さ
れ、当該セカンダリプーリ2の溝幅Wsを狭くするよう
に作用する。ソレノイドバルブ8の制御圧Pvaが高い
ときには、変速比制御バルブ6のポート6cに供給され
る制御圧Pvaがスプリング6sのばね圧に抗してスプ
ール6pを図中左方に押動し、ポート6aを6bから遮
断すると共にポート6xに連通させ、プライマリシリン
ダ1c内の油を排出ポート6xから徐々に排出させる。
この結果、図2のようにプライマリプーリ1の溝幅Wp
が最大、セカンダリプーリ2の溝幅Wsが最小となり、
変速比が低速段となる。
は、レギュレータバルブ(図示せず)により所定のライ
ン圧PLに調圧されてセカンダリシリンダ2cに供給さ
れ、当該セカンダリプーリ2の溝幅Wsを狭くするよう
に作用する。ソレノイドバルブ8の制御圧Pvaが高い
ときには、変速比制御バルブ6のポート6cに供給され
る制御圧Pvaがスプリング6sのばね圧に抗してスプ
ール6pを図中左方に押動し、ポート6aを6bから遮
断すると共にポート6xに連通させ、プライマリシリン
ダ1c内の油を排出ポート6xから徐々に排出させる。
この結果、図2のようにプライマリプーリ1の溝幅Wp
が最大、セカンダリプーリ2の溝幅Wsが最小となり、
変速比が低速段となる。
【0006】ソレノイドバルブ8の制御圧Pvaが低く
なると、これに伴いスプリング6sがスプール6pを図
中右方に押動し、ポート6aと6bとが徐々に連通さ
れ、ライン圧PLがプライマリシリンダ1cに供給され
る。プライマリシリンダ1cは、セカンダリシリンダ2
cよりも受圧面積が大きく(図1)、従って、プライマ
リシリンダ1cにライン圧PLが供給されるに伴いプラ
イマリシリンダ1cの押圧力がセカンダリシリンダ2c
の押圧力よりも大きくなり、プライマリプーリ1の溝幅
Wpが徐々に狭くなり、これに応じて、セカンダリプー
リ2の溝幅Wsが広くなり、変速比が徐々に高速段側に
変化する。
なると、これに伴いスプリング6sがスプール6pを図
中右方に押動し、ポート6aと6bとが徐々に連通さ
れ、ライン圧PLがプライマリシリンダ1cに供給され
る。プライマリシリンダ1cは、セカンダリシリンダ2
cよりも受圧面積が大きく(図1)、従って、プライマ
リシリンダ1cにライン圧PLが供給されるに伴いプラ
イマリシリンダ1cの押圧力がセカンダリシリンダ2c
の押圧力よりも大きくなり、プライマリプーリ1の溝幅
Wpが徐々に狭くなり、これに応じて、セカンダリプー
リ2の溝幅Wsが広くなり、変速比が徐々に高速段側に
変化する。
【0007】ソレノイドバルブ8の制御圧Pvaが更に
低くなると、スプリング6sがスプール6pを図中更に
右方に押動し、ポート6aと6bとが完全に連通され
る。これにより図3に示すようにプライマリプーリ1の
溝幅Wpが最小、セカンダリプーリ2の溝幅Wsが最大
となり、変速比がオーバドライブ状態となる。ソレノイ
ドバルブ8は、制御圧Pvaの一部を変速制限バルブ7
に供給し、スプリング7sのばね力に抗してスプール7
pを図中左方に押動させ、ポート7aと7bとを遮断
し、マニュアルバルブ9のポート9b、9cと変速比制
御バルブ6のポート6dとを接続する油路を遮断してい
る。ソレノイドバルブ8が何らかの原因で故障し、制御
圧Pvaが所定圧以下になると、変速制限バルブ7のス
プール7pがスプリング7sにより図のように右方に押
動され、ポート7aと7bとが連通され、マニュールバ
ルブ9のポート9b、9cと一方向弁13、14を介し
て変速比制御バルブ6のポート6dとが連通される。こ
のとき変速比制御バルブ6は、スプール6pが図中右方
に押動されてポート6aがポート6bに連通され、高速
段側(オーバドライブ状態)に切り換えられる。
低くなると、スプリング6sがスプール6pを図中更に
右方に押動し、ポート6aと6bとが完全に連通され
る。これにより図3に示すようにプライマリプーリ1の
溝幅Wpが最小、セカンダリプーリ2の溝幅Wsが最大
となり、変速比がオーバドライブ状態となる。ソレノイ
ドバルブ8は、制御圧Pvaの一部を変速制限バルブ7
に供給し、スプリング7sのばね力に抗してスプール7
pを図中左方に押動させ、ポート7aと7bとを遮断
し、マニュアルバルブ9のポート9b、9cと変速比制
御バルブ6のポート6dとを接続する油路を遮断してい
る。ソレノイドバルブ8が何らかの原因で故障し、制御
圧Pvaが所定圧以下になると、変速制限バルブ7のス
プール7pがスプリング7sにより図のように右方に押
動され、ポート7aと7bとが連通され、マニュールバ
ルブ9のポート9b、9cと一方向弁13、14を介し
て変速比制御バルブ6のポート6dとが連通される。こ
のとき変速比制御バルブ6は、スプール6pが図中右方
に押動されてポート6aがポート6bに連通され、高速
段側(オーバドライブ状態)に切り換えられる。
【0008】そして、マニュールバルブ9のシフト位置
が、L(低速段レンジ)又はR(後退)にあるときだ
け、前進クラッチ11又は後進ブレーキ12を駆動する
クラッチ供給圧Pc、例えば、図のようにL位置にある
とき、クラッチ供給圧Pcが一方向弁13、変速制限バ
ルブ7のポート7a、7bを通して変速比制御バルブ6
のポート6dに供給され、スプール6pがスプリング6
sに抗して左方に押動され、低速段側(ロー状態)に切
り換えられる。従って、通常Dレンジで走行していると
きに、ソレノイドバルブ8が故障して制御圧Pvaが前
記所定圧以下に低下すると、変速装置は、故障直後には
高速段側に変速するために、急激なダウンシフトによる
エンジンの過回転の虞れがなく、また、必要に応じてマ
ニュールバルブ9のシフト位置を変えることにより低速
段側でも走行可能となり、十分な登坂性能が得られる。
が、L(低速段レンジ)又はR(後退)にあるときだ
け、前進クラッチ11又は後進ブレーキ12を駆動する
クラッチ供給圧Pc、例えば、図のようにL位置にある
とき、クラッチ供給圧Pcが一方向弁13、変速制限バ
ルブ7のポート7a、7bを通して変速比制御バルブ6
のポート6dに供給され、スプール6pがスプリング6
sに抗して左方に押動され、低速段側(ロー状態)に切
り換えられる。従って、通常Dレンジで走行していると
きに、ソレノイドバルブ8が故障して制御圧Pvaが前
記所定圧以下に低下すると、変速装置は、故障直後には
高速段側に変速するために、急激なダウンシフトによる
エンジンの過回転の虞れがなく、また、必要に応じてマ
ニュールバルブ9のシフト位置を変えることにより低速
段側でも走行可能となり、十分な登坂性能が得られる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成においては電子制御装置の故障時のライン圧PLの規
定がないために、ライン圧PLが最高圧に設定される場
合には、高速段側の走行時にベルト3に過大な負荷がか
かり、ベルトの耐久性を損なう。また、始動性が悪化
し、低温時等で始動できなくなる場合がある。反対にラ
イン圧PLが最低圧に設定される場合には低速段側の走
行の際にベルトがスリップして十分な登坂性能が得られ
ないばかりでなく、ベルトの耐久性を損なう場合がある
等の問題がある。
成においては電子制御装置の故障時のライン圧PLの規
定がないために、ライン圧PLが最高圧に設定される場
合には、高速段側の走行時にベルト3に過大な負荷がか
かり、ベルトの耐久性を損なう。また、始動性が悪化
し、低温時等で始動できなくなる場合がある。反対にラ
イン圧PLが最低圧に設定される場合には低速段側の走
行の際にベルトがスリップして十分な登坂性能が得られ
ないばかりでなく、ベルトの耐久性を損なう場合がある
等の問題がある。
【0010】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、変速機を制御する電子制御装置に異常が発生した際
に始動性を損なうことなく、且つライン圧を適切な油圧
に調圧し、十分な走行性能を確保すると共にベルトの耐
久性の向上を図るようにしたベルト式無段変速機の制御
装置を提供することを目的とする。
で、変速機を制御する電子制御装置に異常が発生した際
に始動性を損なうことなく、且つライン圧を適切な油圧
に調圧し、十分な走行性能を確保すると共にベルトの耐
久性の向上を図るようにしたベルト式無段変速機の制御
装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、入力軸及び出力軸に設けられたプラ
イマリプーリ及びセカンダリプーリとの間にベルトを掛
回し、油圧により各プーリの溝幅を相対的に変化させて
変速させるベルト式無段変速機の前記各プーリの油圧を
制御し、供給される制御油圧が高いときには前記変速機
を低速段側に、低いときには高速段側に変速させる変速
比制御バルブと、前記変速機に供給するライン圧を設定
するレギュレータバルブと、マニュアルバルブと前記変
速比制御バルブ及びレギュレータバルブとの間に介在さ
れ、供給される制御油圧が低いときには開弁され前記マ
ニュアルバルブが低速段又は後退位置にあるときに当該
マニュアルバルブから所定の油圧を前記変速比制御バル
ブ及びレギュレータバルブに供給して前記変速比制御バ
ルブを低速段側に変速させ、前記レギュレータバルブを
走行に十分なライン圧に調圧させ、前記マニュアルバル
ブが高速段側の位置に有るときに前記所定の油圧を前記
レギュレータバルブにのみ供給して前記ライン圧に調圧
させ、前記マニュアルバルブが駐車位置又は中立位置の
ときには前記所定の油圧の前記レギュレータバルブへの
供給を停止して低いライン圧に調圧させ、制御油圧が高
いときには閉弁される変速制限バルブと、前記変速比制
御バルブ及び前記変速制限バルブに車両の運転状態に応
じた制御油圧を供給する第1の制御弁と、前記レギュレ
ータバルブに車両の運転状態に応じた制御油圧を供給す
る第2の制御弁とを備えた構成としたものである。
に本発明によれば、入力軸及び出力軸に設けられたプラ
イマリプーリ及びセカンダリプーリとの間にベルトを掛
回し、油圧により各プーリの溝幅を相対的に変化させて
変速させるベルト式無段変速機の前記各プーリの油圧を
制御し、供給される制御油圧が高いときには前記変速機
を低速段側に、低いときには高速段側に変速させる変速
比制御バルブと、前記変速機に供給するライン圧を設定
するレギュレータバルブと、マニュアルバルブと前記変
速比制御バルブ及びレギュレータバルブとの間に介在さ
れ、供給される制御油圧が低いときには開弁され前記マ
ニュアルバルブが低速段又は後退位置にあるときに当該
マニュアルバルブから所定の油圧を前記変速比制御バル
ブ及びレギュレータバルブに供給して前記変速比制御バ
ルブを低速段側に変速させ、前記レギュレータバルブを
走行に十分なライン圧に調圧させ、前記マニュアルバル
ブが高速段側の位置に有るときに前記所定の油圧を前記
レギュレータバルブにのみ供給して前記ライン圧に調圧
させ、前記マニュアルバルブが駐車位置又は中立位置の
ときには前記所定の油圧の前記レギュレータバルブへの
供給を停止して低いライン圧に調圧させ、制御油圧が高
いときには閉弁される変速制限バルブと、前記変速比制
御バルブ及び前記変速制限バルブに車両の運転状態に応
じた制御油圧を供給する第1の制御弁と、前記レギュレ
ータバルブに車両の運転状態に応じた制御油圧を供給す
る第2の制御弁とを備えた構成としたものである。
【0012】
【作用】第1の制御弁は、正常のときには変速制限バル
ブを閉弁させ、マニュアルバルブと変速比制御バルブ及
びレギュレータバルブとを遮断する。これにより変速比
制御バルブは、第1の制御弁による制御油圧により変速
比を制御する。また、レギュレータバルブは、第2の制
御弁による制御油圧によりライン圧が調圧される。高速
段側で走行中に電子制御装置等の異常により第1、第2
の制御弁の各制御油圧が低くなると変速制限バルブが開
弁し、変速比制御バルブは、高速段側に制御され、レギ
ュレータバルブは、走行に十分な高さのライン圧に調圧
するように制御される。そして、マニュアルバルブが低
速段又は後退位置に操作されると当該マニュアルバルブ
から所定圧の油圧を変速比制御バルブ及びレギュレータ
バルブに供給する。変速比制御バルブは、前記所定圧の
油圧が供給されると変速機を低速段に変速させる。これ
により発進性・登坂性が確保される。また、レギュレー
タバルブは、前記所定圧の油圧が供給されるとライン圧
を高くするように調圧し、マニアルバルブが駐車位置又
は中立位置のときには前記所定の油圧のレギュレータバ
ルブへの供給を停止してライン圧を低く保持させる。こ
れにより低速段側における入力トルクが大きいときでも
ベルトのスリップが防止され、また、始動時におけるラ
イン圧が低く保持されて始動性が良くなる。
ブを閉弁させ、マニュアルバルブと変速比制御バルブ及
びレギュレータバルブとを遮断する。これにより変速比
制御バルブは、第1の制御弁による制御油圧により変速
比を制御する。また、レギュレータバルブは、第2の制
御弁による制御油圧によりライン圧が調圧される。高速
段側で走行中に電子制御装置等の異常により第1、第2
の制御弁の各制御油圧が低くなると変速制限バルブが開
弁し、変速比制御バルブは、高速段側に制御され、レギ
ュレータバルブは、走行に十分な高さのライン圧に調圧
するように制御される。そして、マニュアルバルブが低
速段又は後退位置に操作されると当該マニュアルバルブ
から所定圧の油圧を変速比制御バルブ及びレギュレータ
バルブに供給する。変速比制御バルブは、前記所定圧の
油圧が供給されると変速機を低速段に変速させる。これ
により発進性・登坂性が確保される。また、レギュレー
タバルブは、前記所定圧の油圧が供給されるとライン圧
を高くするように調圧し、マニアルバルブが駐車位置又
は中立位置のときには前記所定の油圧のレギュレータバ
ルブへの供給を停止してライン圧を低く保持させる。こ
れにより低速段側における入力トルクが大きいときでも
ベルトのスリップが防止され、また、始動時におけるラ
イン圧が低く保持されて始動性が良くなる。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。尚、図4と同一部材には同一符号を付してあ
る。図5においてレギュレータバルブ15は、スプール
15pと15p’とを有し、スプール15p’は、スプ
ール15pと同径のランド15mと当該ランド15mよ
りも僅かに大径のランド15nとが一体に形成されてお
り、ランド15mは、ばね座とされている。スプール1
5pの一端とばね座15gとの間にはスプリング15s
aが、当該スプール15pの他端とスプール15p’の
ランド15mとの間にはスプリング15sbが夫々縮設
されている。変速比制御バルブ16は、レギュレータバ
ルブ15と同様にスプール16pと16p’とを有し、
スプール16p’は、スプール16pと同径のランド1
6mとランド16nとが一体に形成され、ランド16m
は、ばね座とされている。スプール16pの一端とハウ
ジングの端面との間にはスプリング16saが、当該ス
プール16pの他端とスプール16p’のランド16m
との間にはスプリング16sbが夫々縮設されている。
詳述する。尚、図4と同一部材には同一符号を付してあ
る。図5においてレギュレータバルブ15は、スプール
15pと15p’とを有し、スプール15p’は、スプ
ール15pと同径のランド15mと当該ランド15mよ
りも僅かに大径のランド15nとが一体に形成されてお
り、ランド15mは、ばね座とされている。スプール1
5pの一端とばね座15gとの間にはスプリング15s
aが、当該スプール15pの他端とスプール15p’の
ランド15mとの間にはスプリング15sbが夫々縮設
されている。変速比制御バルブ16は、レギュレータバ
ルブ15と同様にスプール16pと16p’とを有し、
スプール16p’は、スプール16pと同径のランド1
6mとランド16nとが一体に形成され、ランド16m
は、ばね座とされている。スプール16pの一端とハウ
ジングの端面との間にはスプリング16saが、当該ス
プール16pの他端とスプール16p’のランド16m
との間にはスプリング16sbが夫々縮設されている。
【0014】レギュレータバルブ15のポート15b
は、油圧ポンプ5の吐出口に接続されると共に変速比制
御バルブ16のポート16bに接続されており、ポート
15xpは、油圧ポンプ5の吸込口側に、ポート15c
は、ソレノイドバルブ19のポート19bに、ポート1
5dは、変速制限バルブ18のポート18dに接続され
ている。変速比制御バルブ16のポート16aは、プラ
イマリシリンダ1cに、ポート16bは、セカンダリシ
リンダ2cに、ポート16cは、ソレノイドバルブ8の
ポート8bに、ポート16dは、変速制限バルブ18の
ポート18aに夫々接続されている。また、排出ポート
16xは、プライマリ圧排出バルブ17に接続されてい
る。
は、油圧ポンプ5の吐出口に接続されると共に変速比制
御バルブ16のポート16bに接続されており、ポート
15xpは、油圧ポンプ5の吸込口側に、ポート15c
は、ソレノイドバルブ19のポート19bに、ポート1
5dは、変速制限バルブ18のポート18dに接続され
ている。変速比制御バルブ16のポート16aは、プラ
イマリシリンダ1cに、ポート16bは、セカンダリシ
リンダ2cに、ポート16cは、ソレノイドバルブ8の
ポート8bに、ポート16dは、変速制限バルブ18の
ポート18aに夫々接続されている。また、排出ポート
16xは、プライマリ圧排出バルブ17に接続されてい
る。
【0015】マニュールバルブ9のポート9bは、一方
向弁13を介して変速制限バルブ18のポート18bに
接続され、ポート9cは、後進ブレーキ12に接続され
ると共に一方向弁14を介して変速制限バルブ18のポ
ート18bに接続され、ポート9fは、一方向弁21を
介して変速制限バルブ18のポート18cに接続されて
いる。更に、一方向弁14の上流側且つ後進ブレーキ1
2の下流側との間の油路は、一方向弁22を介してポー
ト18cに接続されている。また、ポート9d、9eは
前進クラッチ11に接続されている。
向弁13を介して変速制限バルブ18のポート18bに
接続され、ポート9cは、後進ブレーキ12に接続され
ると共に一方向弁14を介して変速制限バルブ18のポ
ート18bに接続され、ポート9fは、一方向弁21を
介して変速制限バルブ18のポート18cに接続されて
いる。更に、一方向弁14の上流側且つ後進ブレーキ1
2の下流側との間の油路は、一方向弁22を介してポー
ト18cに接続されている。また、ポート9d、9eは
前進クラッチ11に接続されている。
【0016】一方向弁13、14は、マニュアルバルブ
9のポート9b、9cから変速制限バルブ18のポート
18b方向にのみ油の流れを許容するように接続され、
一方向弁21、22は、マニュアルバルブ9のポート9
f、9cから変速制限バルブ18のポート18c方向に
のみ油の流れを許容するように接続されている。変速制
限バルブ18のポート18eは、ソレノイドバルブ8の
ポート8bに接続されている。そして、変速制限バルブ
18のポート18aと変速比制御バルブ16のポート1
6d及びポート18dとレギュレータバルブ15のポー
ト15dとを接続する各油路にはポート16d及び15
dの直ぐ上流側に夫々オリフィス25、26が設けられ
ている。
9のポート9b、9cから変速制限バルブ18のポート
18b方向にのみ油の流れを許容するように接続され、
一方向弁21、22は、マニュアルバルブ9のポート9
f、9cから変速制限バルブ18のポート18c方向に
のみ油の流れを許容するように接続されている。変速制
限バルブ18のポート18eは、ソレノイドバルブ8の
ポート8bに接続されている。そして、変速制限バルブ
18のポート18aと変速比制御バルブ16のポート1
6d及びポート18dとレギュレータバルブ15のポー
ト15dとを接続する各油路にはポート16d及び15
dの直ぐ上流側に夫々オリフィス25、26が設けられ
ている。
【0017】ソレノイドバルブ8、19は、入力側の各
ポート8a、19aにソレノイド供給圧Pvが供給され
る。これらのソレノイドバルブ8、19は、前記電子制
御装置により駆動される。ソレノイドバルブ19は、ソ
レノイドバルブ8と同様にノーマルクローズタイプのバ
ルブで、デューティ制御され、ポート19bからデュー
ティ比に応じた制御圧Pvb(≦Pv)を出力してレギ
ュレータバルブ15のポート15cに供給する。
ポート8a、19aにソレノイド供給圧Pvが供給され
る。これらのソレノイドバルブ8、19は、前記電子制
御装置により駆動される。ソレノイドバルブ19は、ソ
レノイドバルブ8と同様にノーマルクローズタイプのバ
ルブで、デューティ制御され、ポート19bからデュー
ティ比に応じた制御圧Pvb(≦Pv)を出力してレギ
ュレータバルブ15のポート15cに供給する。
【0018】レギュレータバルブ15は、油圧ポンプ5
から吐出される高圧の油圧を所定のライン圧PLに調圧
してセカンダリシリンダ2c及び変速比制御バルブ16
のポート16bに供給する。また、このライン圧PL
は、レギュレータバルブ15のポート15aにも供給さ
れる。マニュアルバルブ9は、シフト位置が図示のL位
置、2位置のときにはポート9aと9d、9eとが連通
され、D位置のときにはポート9aと9dとが連通され
てクラッチ供給圧Pcが前進クラッチ11に供給され、
N位置のときにはポート9aが他のポート9b〜9fと
遮断され、R位置のときにはポート9aと9cとが連通
されて後進ブレーキ12にクラッチ供給圧Pcが供給さ
れ、P位置のときにはポート9aが閉塞される。
から吐出される高圧の油圧を所定のライン圧PLに調圧
してセカンダリシリンダ2c及び変速比制御バルブ16
のポート16bに供給する。また、このライン圧PL
は、レギュレータバルブ15のポート15aにも供給さ
れる。マニュアルバルブ9は、シフト位置が図示のL位
置、2位置のときにはポート9aと9d、9eとが連通
され、D位置のときにはポート9aと9dとが連通され
てクラッチ供給圧Pcが前進クラッチ11に供給され、
N位置のときにはポート9aが他のポート9b〜9fと
遮断され、R位置のときにはポート9aと9cとが連通
されて後進ブレーキ12にクラッチ供給圧Pcが供給さ
れ、P位置のときにはポート9aが閉塞される。
【0019】また、マニュアルバルブ9がL位置のとき
にはポート9aと9b、9fとが連通され、クラッチ供
給圧Pcが一方向弁13を通して変速制限バルブ18の
ポート18bに供給されると共に、一方向弁21を介し
てポート18cに供給され、R位置のときにはポート9
cから一方向弁14を通して変速制限バルブ18のポー
ト18bにクラッチ供給圧Pcが供給されると共に、一
方向弁22を介してポート18cに供給される。即ち、
マニュアルバルブ9がL位置又はR位置にあるときには
変速制限バルブ18のポート18b、18cにクラッチ
供給圧Pcが供給される。更にマニュアルバルブ9のシ
フト位置がP位置(駐車)、N位置(中立)以外の時は
クラッチ供給圧Pcがポート9fから変速制限バルブ1
8のポート18cに供給される。そして、一方向弁1
3、14、21、22は、マニュアルバルブ9が、R位
置と各前進シフト位置(L、2、D位置)に操作された
ときに前進クラッチ11と後進ブレーキ12に同時に油
圧が供給されることを防止する。
にはポート9aと9b、9fとが連通され、クラッチ供
給圧Pcが一方向弁13を通して変速制限バルブ18の
ポート18bに供給されると共に、一方向弁21を介し
てポート18cに供給され、R位置のときにはポート9
cから一方向弁14を通して変速制限バルブ18のポー
ト18bにクラッチ供給圧Pcが供給されると共に、一
方向弁22を介してポート18cに供給される。即ち、
マニュアルバルブ9がL位置又はR位置にあるときには
変速制限バルブ18のポート18b、18cにクラッチ
供給圧Pcが供給される。更にマニュアルバルブ9のシ
フト位置がP位置(駐車)、N位置(中立)以外の時は
クラッチ供給圧Pcがポート9fから変速制限バルブ1
8のポート18cに供給される。そして、一方向弁1
3、14、21、22は、マニュアルバルブ9が、R位
置と各前進シフト位置(L、2、D位置)に操作された
ときに前進クラッチ11と後進ブレーキ12に同時に油
圧が供給されることを防止する。
【0020】以下に作用を説明する。ソレノイドバルブ
8、19は、前記電子制御装置によりデューティ制御さ
れ、制御圧Pva、Pvbを出力する。変速比制御バル
ブ16は、制御圧Pvaが最低圧Po以上ないと作動し
ないために、通常制御圧Pvaは、Po以上(Pva≧
Po)となるようにデューティ制御されている。一方、
変速制限バルブ18は、ソレノイドバルブ8の制御圧P
vaがPo以上のときには、スプール18pがスプリン
グ18sに抗して図中左方に押動され、ポート18aと
18b、ポート18cと18dとが夫々閉塞される。
8、19は、前記電子制御装置によりデューティ制御さ
れ、制御圧Pva、Pvbを出力する。変速比制御バル
ブ16は、制御圧Pvaが最低圧Po以上ないと作動し
ないために、通常制御圧Pvaは、Po以上(Pva≧
Po)となるようにデューティ制御されている。一方、
変速制限バルブ18は、ソレノイドバルブ8の制御圧P
vaがPo以上のときには、スプール18pがスプリン
グ18sに抗して図中左方に押動され、ポート18aと
18b、ポート18cと18dとが夫々閉塞される。
【0021】従って、ソレノイドバルブ8の正常時には
変速制限バルブ18が閉弁され、レギュレータバルブ1
5、変速比制御バルブ16は、マニュアルバルブ9から
遮断されてクラッチ供給圧Pcが供給されることはな
い。従って、マニュアルバルブ9が操作されてもレギュ
レータバルブ15、変速比制御バルブ16は、何ら影響
を受けることはない。
変速制限バルブ18が閉弁され、レギュレータバルブ1
5、変速比制御バルブ16は、マニュアルバルブ9から
遮断されてクラッチ供給圧Pcが供給されることはな
い。従って、マニュアルバルブ9が操作されてもレギュ
レータバルブ15、変速比制御バルブ16は、何ら影響
を受けることはない。
【0022】レギュレータバルブ15は、ポート15a
に供給されるライン圧PLとスプリング15saのばね
圧と、制御圧Pvbとスプリング15sbのばね圧との
差圧に応じて所定のライン圧PLに調圧する。このライ
ン圧PLは、セカンダリシリンダ2cに供給され、セカ
ンダリプーリ2(図1)の溝幅Wsが狭くなる。変速比
制御バルブ16は、ポート16eに供給されるソレノイ
ド供給圧Pvとスプリング16saのばね圧と、制御圧
Pvaとスプリング16sbのばね圧との差圧に応じて
ポート16pが位置決め制御され、ソレノイドバルブ8
の制御圧Pvaが高いときには図示のように左方に押動
され、ポート16aがポート16bから遮断されると共
に排出ポート16xに連通される。これによりプライマ
リシリンダ1cの油がポート16xを経てプライマリ圧
排出バルブ17の排出ポート17xから徐々に排出さ
れ、プライマリプーリ1の溝幅Wpが広くなり、変速比
は、低速段側(ロー側)に制御される。
に供給されるライン圧PLとスプリング15saのばね
圧と、制御圧Pvbとスプリング15sbのばね圧との
差圧に応じて所定のライン圧PLに調圧する。このライ
ン圧PLは、セカンダリシリンダ2cに供給され、セカ
ンダリプーリ2(図1)の溝幅Wsが狭くなる。変速比
制御バルブ16は、ポート16eに供給されるソレノイ
ド供給圧Pvとスプリング16saのばね圧と、制御圧
Pvaとスプリング16sbのばね圧との差圧に応じて
ポート16pが位置決め制御され、ソレノイドバルブ8
の制御圧Pvaが高いときには図示のように左方に押動
され、ポート16aがポート16bから遮断されると共
に排出ポート16xに連通される。これによりプライマ
リシリンダ1cの油がポート16xを経てプライマリ圧
排出バルブ17の排出ポート17xから徐々に排出さ
れ、プライマリプーリ1の溝幅Wpが広くなり、変速比
は、低速段側(ロー側)に制御される。
【0023】ソレノイドバルブ8の制御圧Pvaが低く
なると変速比制御バルブ16のスプール16pが図中右
方に押動され、ポート16aが排出ポート16xと遮断
されると共にポート16bに徐々に連通され、プライマ
リシリンダ1cにもライン圧PLが供給される。プライ
マリシリンダ1cは、セカンダリシリンダ2cよりも受
圧面積が大きく(図1)、従って、プライマリシリンダ
1cの押圧力がセカンダリシリンダ2cの押圧力よりも
大きくなり、この結果、プライマリプーリ1の溝幅Wp
が狭く、セカンダリプーリ2の溝幅Wsが広くなり、変
速比は、高速段側に制御される。
なると変速比制御バルブ16のスプール16pが図中右
方に押動され、ポート16aが排出ポート16xと遮断
されると共にポート16bに徐々に連通され、プライマ
リシリンダ1cにもライン圧PLが供給される。プライ
マリシリンダ1cは、セカンダリシリンダ2cよりも受
圧面積が大きく(図1)、従って、プライマリシリンダ
1cの押圧力がセカンダリシリンダ2cの押圧力よりも
大きくなり、この結果、プライマリプーリ1の溝幅Wp
が狭く、セカンダリプーリ2の溝幅Wsが広くなり、変
速比は、高速段側に制御される。
【0024】ソレノイドバルブ8の制御圧Pvaが更に
低くなると、スプール16pが図中更に右方に押動さ
れ、ポート16aと16bとが完全に連通される。これ
により図3に示すようにプライマリプーリ1の溝幅Wp
が最小、セカンダリプーリ2の溝幅Wsが最大となり変
速比がオーバドライブ状態となる。さて、マニュアルバ
ルブ9がD位置で走行しているときに、前記電子制御装
置に異常が発生し、ソレノイドバルブ8、19が消勢さ
れて閉弁したとする。ソレノイドバルブ8が閉弁する
と、制御圧Pvaが0となり、これに伴い変速比制御バ
ルブ16のスプール16pが図中右方に押動され、ポー
ト16aがポート16bに連通され、変速比が高速段側
(オーバドライブ側)に制御される。これにより高速走
行中であってもエンジン過回転が防止される。
低くなると、スプール16pが図中更に右方に押動さ
れ、ポート16aと16bとが完全に連通される。これ
により図3に示すようにプライマリプーリ1の溝幅Wp
が最小、セカンダリプーリ2の溝幅Wsが最大となり変
速比がオーバドライブ状態となる。さて、マニュアルバ
ルブ9がD位置で走行しているときに、前記電子制御装
置に異常が発生し、ソレノイドバルブ8、19が消勢さ
れて閉弁したとする。ソレノイドバルブ8が閉弁する
と、制御圧Pvaが0となり、これに伴い変速比制御バ
ルブ16のスプール16pが図中右方に押動され、ポー
ト16aがポート16bに連通され、変速比が高速段側
(オーバドライブ側)に制御される。これにより高速走
行中であってもエンジン過回転が防止される。
【0025】また、ソレノイドバルブ8が閉弁して制御
圧Pvaが0となると、変速制限バルブ18のスプール
18pがスプリング18sにより図中右方に押動され、
図のようにポート18aと18b、ポート18cと18
dとが連通される。マニュアルバルブ9は、D位置で走
行しており、従って、クラッチ供給圧Pcがマニュアル
バルブ9のポート9fから一方向弁21、変速制限バル
ブ18、オリフィス26を経てレギュレータバルブ15
のポート15dに供給される。
圧Pvaが0となると、変速制限バルブ18のスプール
18pがスプリング18sにより図中右方に押動され、
図のようにポート18aと18b、ポート18cと18
dとが連通される。マニュアルバルブ9は、D位置で走
行しており、従って、クラッチ供給圧Pcがマニュアル
バルブ9のポート9fから一方向弁21、変速制限バル
ブ18、オリフィス26を経てレギュレータバルブ15
のポート15dに供給される。
【0026】一方、ソレノイドバルブ19が閉弁する
と、制御圧Pvbが0となり、これに伴いレギュレータ
バルブ15は、スプール15pが図中右方に押動される
ような押圧力を受ける。ところが、ポート15dにオリ
フィス26を経てクラッチ供給圧Pcが供給され、これ
に伴いスプール15p’が徐々に左方に押動され、スプ
リング15sbを圧縮する。これによりスプリング15
sbのばね力が高くなり、スプール15pの左側に加わ
るライン圧PLとスプリング15saのばね力とによる
押圧力に打ち勝ってスプール15pが右方に移動するこ
とを阻止する。この結果、レギュレータバルブ15のラ
イン圧PLが高くなる。このときのライン圧PLは、走
行に必要な十分な高さの油圧に調圧される。
と、制御圧Pvbが0となり、これに伴いレギュレータ
バルブ15は、スプール15pが図中右方に押動される
ような押圧力を受ける。ところが、ポート15dにオリ
フィス26を経てクラッチ供給圧Pcが供給され、これ
に伴いスプール15p’が徐々に左方に押動され、スプ
リング15sbを圧縮する。これによりスプリング15
sbのばね力が高くなり、スプール15pの左側に加わ
るライン圧PLとスプリング15saのばね力とによる
押圧力に打ち勝ってスプール15pが右方に移動するこ
とを阻止する。この結果、レギュレータバルブ15のラ
イン圧PLが高くなる。このときのライン圧PLは、走
行に必要な十分な高さの油圧に調圧される。
【0027】この状態において、マニュアルバルブ9が
前記D位置から例えば、L位置に操作されると、クラッ
チ供給圧Pcがポート9bから一方向弁13を通してポ
ート18bに供給され、更にポート18a、オリフィス
25を経て変速比制御バルブ16のポート16dに供給
される。変速比制御バルブ16は、オリフィス25を経
てクラッチ供給圧Pcが供給されるとスプール16p’
が左方に徐々に押動され、これに伴いスプリング16s
bが圧縮されてばね圧が高くなり、スプール16pが左
方に押動され、ポート16aがポート16bから遮断さ
れると共に排出ポート16xに連通される。
前記D位置から例えば、L位置に操作されると、クラッ
チ供給圧Pcがポート9bから一方向弁13を通してポ
ート18bに供給され、更にポート18a、オリフィス
25を経て変速比制御バルブ16のポート16dに供給
される。変速比制御バルブ16は、オリフィス25を経
てクラッチ供給圧Pcが供給されるとスプール16p’
が左方に徐々に押動され、これに伴いスプリング16s
bが圧縮されてばね圧が高くなり、スプール16pが左
方に押動され、ポート16aがポート16bから遮断さ
れると共に排出ポート16xに連通される。
【0028】この結果、プライマリシリンダ1cの油が
変速比制御バルブ16の排出ポート16xを経てプライ
マリ圧排出バルブ17の排出ポート17xから徐々に排
出され、プライマリプーリ1(図1)の溝幅Wpが最大
となる。一方、セカンダリシリンダ2cには前記高いラ
イン圧PLが供給されており、セカンダリプーリ2の溝
幅Wsが最小となる。これにより変速比が低速段に制御
される。レギュレータバルブ15は、オリフィス26を
経てポート15dにクラッチ供給圧Pcが供給されてお
り、前述したようにライン圧PLを十分な高さの油圧に
調圧する。このライン圧PLは、変速比が低速段側にあ
るときにスロットル全開付近を除いた範囲において十分
な高さのライン圧まで上昇する。
変速比制御バルブ16の排出ポート16xを経てプライ
マリ圧排出バルブ17の排出ポート17xから徐々に排
出され、プライマリプーリ1(図1)の溝幅Wpが最大
となる。一方、セカンダリシリンダ2cには前記高いラ
イン圧PLが供給されており、セカンダリプーリ2の溝
幅Wsが最小となる。これにより変速比が低速段に制御
される。レギュレータバルブ15は、オリフィス26を
経てポート15dにクラッチ供給圧Pcが供給されてお
り、前述したようにライン圧PLを十分な高さの油圧に
調圧する。このライン圧PLは、変速比が低速段側にあ
るときにスロットル全開付近を除いた範囲において十分
な高さのライン圧まで上昇する。
【0029】このようにマニュアルバルブ9がL位置に
操作されると低速段側の変速比となる。これにより発進
性・登坂性が確保される。同様にマニュアルバルブ9が
R位置に操作されると後進が確保される。しかも、マニ
ュアルバルブ9をP位置、又はN位置以外に操作したと
きにはライン圧PLが高くなりベルトのスリップが防止
される。
操作されると低速段側の変速比となる。これにより発進
性・登坂性が確保される。同様にマニュアルバルブ9が
R位置に操作されると後進が確保される。しかも、マニ
ュアルバルブ9をP位置、又はN位置以外に操作したと
きにはライン圧PLが高くなりベルトのスリップが防止
される。
【0030】マニュアルバルブ9が、P(駐車)位置に
あるときにはポート9aが、N(中立)位置にあるとき
にはポート9fが夫々閉塞され、クラッチ供給圧Pcが
変速制限バルブ18を経由してレギュレータバルブ15
のポート15dに供給されない。このためライン圧PL
が低く保持される。即ち、レギュレータバルブ15は、
制御圧Pvaが一定圧以下(≦Po)となり、且つ変速
制限バルブ18を経由してクラッチ供給圧Pvが供給さ
れないときにはライン圧PLを低下させるように作用す
る。これにより始動性が悪化することが防止される。
あるときにはポート9aが、N(中立)位置にあるとき
にはポート9fが夫々閉塞され、クラッチ供給圧Pcが
変速制限バルブ18を経由してレギュレータバルブ15
のポート15dに供給されない。このためライン圧PL
が低く保持される。即ち、レギュレータバルブ15は、
制御圧Pvaが一定圧以下(≦Po)となり、且つ変速
制限バルブ18を経由してクラッチ供給圧Pvが供給さ
れないときにはライン圧PLを低下させるように作用す
る。これにより始動性が悪化することが防止される。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、マ
ニュアルバルブがDレンジで走行中に変速機を制御する
ソレノイドバルブ等電子制御機器に異常が発生した場合
に変速比が高速段側になり、且つライン圧が当該高速段
側での走行に十分な高さのライン圧となるためにベルト
に過大な負荷がかかることが防止され、当該ベルトの耐
久性を損なうことが無くなると共に、入力トルクが大き
い時にベルトがスリップし、ベルトの耐久性を損なうこ
とが無い。また、低速段側での走行時に入力トルクが大
きい時でもライン圧が当該低速段側での走行に十分な高
さのライン圧となるために、ベルトがスリップすること
はなく十分な登坂性能が確保され、ベルトの耐久性を損
なうことが防止される。更に、マニュアルバルブがP位
置又はN位置に操作されたときにはライン圧が低く保持
され、始動性が悪化することが防止される等の優れた効
果がある。
ニュアルバルブがDレンジで走行中に変速機を制御する
ソレノイドバルブ等電子制御機器に異常が発生した場合
に変速比が高速段側になり、且つライン圧が当該高速段
側での走行に十分な高さのライン圧となるためにベルト
に過大な負荷がかかることが防止され、当該ベルトの耐
久性を損なうことが無くなると共に、入力トルクが大き
い時にベルトがスリップし、ベルトの耐久性を損なうこ
とが無い。また、低速段側での走行時に入力トルクが大
きい時でもライン圧が当該低速段側での走行に十分な高
さのライン圧となるために、ベルトがスリップすること
はなく十分な登坂性能が確保され、ベルトの耐久性を損
なうことが防止される。更に、マニュアルバルブがP位
置又はN位置に操作されたときにはライン圧が低く保持
され、始動性が悪化することが防止される等の優れた効
果がある。
【図1】ベルト式無段変速機の構成図である。
【図2】図1の変速機の低速段側(ロー側)の状態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図3】図1の変速機の高速段側(オーバドライブ側)
の状態を示す斜視図である。
の状態を示す斜視図である。
【図4】図1のベルト式無段変速機の従来の制御装置の
油圧回路図である。
油圧回路図である。
【図5】本発明に係るベルト式無段変速機の制御装置の
一実施例を示す油圧回路図である。
一実施例を示す油圧回路図である。
1 プライマリプーリ 1c プライマリシリンダ 2 セカンダリプーリ 2c セカンダリシリンダ 3 ベルト 4 油圧制御装置 5 油圧ポンプ 9 マニュアルバルブ 13、14 一方向弁 15 レギュレータバルブ 16 変速比制御バルブ 8、19 ソレノイドバルブ 17 プライマリ圧排出バルブ 18 変速制限バルブ
Claims (1)
- 【請求項1】 入力軸及び出力軸に設けられたプライマ
リプーリ及びセカンダリプーリとの間にベルトを掛回
し、油圧により各プーリの溝幅を相対的に変化させて変
速させるベルト式無段変速機の前記各プーリの油圧を制
御し、供給される制御油圧が高いときには前記変速機を
低速段側に、低いときには高速段側に変速させる変速比
制御バルブと、前記変速機に供給するライン圧を設定す
るレギュレータバルブと、マニュアルバルブと前記変速
比制御バルブ及びレギュレータバルブとの間に介在さ
れ、供給される制御油圧が低いときには開弁され前記マ
ニュアルバルブが低速段又は後退位置にあるときに当該
マニュアルバルブから所定の油圧を前記変速比制御バル
ブ及びレギュレータバルブに供給して前記変速比制御バ
ルブを低速段側に変速させ、前記レギュレータバルブを
走行に十分なライン圧に調圧させ、前記マニュアルバル
ブが高速段側の位置に有るときに前記所定の油圧を前記
レギュレータバルブにのみ供給して前記ライン圧に調圧
させ、前記マニュアルバルブが駐車位置又は中立位置の
ときには前記所定の油圧の前記レギュレータバルブへの
供給を停止して低いライン圧に調圧させ、制御油圧が高
いときには閉弁される変速制限バルブと、前記変速比制
御バルブ及び前記変速制限バルブに車両の運転状態に応
じた制御油圧を供給する第1の制御弁と、前記レギュレ
ータバルブに車両の運転状態に応じた制御油圧を供給す
る第2の制御弁とを備えたことを特徴とするベルト式無
段変速機の制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP349093A JPH06207667A (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | ベルト式無段変速機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP349093A JPH06207667A (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | ベルト式無段変速機の制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06207667A true JPH06207667A (ja) | 1994-07-26 |
Family
ID=11558785
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP349093A Withdrawn JPH06207667A (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | ベルト式無段変速機の制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06207667A (ja) |
-
1993
- 1993-01-12 JP JP349093A patent/JPH06207667A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000404 |