JPH0621015Y2 - 排気ガス中の酸素濃度測定装置 - Google Patents

排気ガス中の酸素濃度測定装置

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JPH0621015Y2
JPH0621015Y2 JP1101988U JP1101988U JPH0621015Y2 JP H0621015 Y2 JPH0621015 Y2 JP H0621015Y2 JP 1101988 U JP1101988 U JP 1101988U JP 1101988 U JP1101988 U JP 1101988U JP H0621015 Y2 JPH0621015 Y2 JP H0621015Y2
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oxygen
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淳一 新井
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば自動車用多気筒エンジン等の空燃比を
フィードバック制御するのに用いて好適な排気ガス中の
酸素濃度測定装置に関し、特に、各噴射弁からの燃料噴
射量にバラツキがある場合でも、空燃比を安定してフィ
ードバック制御できるようにした排気ガス中の酸素濃度
測定装置に関する。
〔従来の技術〕 一般に、自動車用多気筒エンジン等に用いられる燃料噴
射装置では、吸気マニホールドの複数の分岐管にそれぞ
れ噴射弁を設けるのに対して、排気マニホールドに1本
の酸素センサを設け、この酸素センサによって排気ガス
中の酸素濃度を検出し、空燃比をフィードバック制御す
るようにしている。
そこでまず、従来技術の燃料噴射装置を第5図に示す。
同図において、1は例えば4気筒のエンジン本体で、該
エンジン本体1は空気と燃料の混合気を燃焼することに
よってピストンを往復動させ、クランク(回転軸)2か
ら回転出力を導出するもので、該エンジン本体1には、
冷却水温を検出する水温センサ3と、クランク2からエ
ンジン回転数等を検出するクランク角センサ4とが設け
られている。
そして、該エンジン本体1の吸気側はエアクリーナ5と
吸気配管6、スロットルバルブスイッチ7Aを有するス
ロットルボディ7および吸気マニホールド8を介して接
続され、該吸気マニホールド8の各分岐管にはそれぞれ
後述の噴射パルスに基づいてエンジン本体1に燃料を噴
射して供給する噴射弁9,9,…が設けられている。ま
た、エンジン本体1の排気側には複数の分岐管10A,
10A,…と該分岐管10Aが合流した1本の排気管1
0Bとからなる排気マニホールド10が接続され、排気
管10Bには排気ガス中の酸素濃度を検出する酸素セン
サ11が設けられている。
12は吸気マニホールド8内の圧力を検出する圧力セン
サで、該圧力センサ12はその圧力感知部(図示せず)
が空気導管13を介して吸気マニホールド8内と接続さ
れ、該吸気マニホールド8内の吸入空気圧力をブースト
圧Pとして検出するようになっている。そして、該圧力
センサ12はブースト圧Pに対応した圧力検出信号を後
述のコントロールユニット18に出力し、この圧力検出
信号とクランク角センサ4からのエンジン回転数信号と
によって後述の吸入空気量Qを算定させるようになって
いる。
14は燃料タンク、15は該燃料タンク14内に設けら
れた油中型の燃料ポンプで、該燃料ポンプ15は燃料タ
ンク14内の燃料を各噴射弁9に燃料配管16を介して
圧送供給し、この燃料の一部は圧力レギュレータ17を
介して燃料タンク14内へと戻されるようになってる。
ここで、該圧力レギュレータ17は吸気マニホールド8
内の圧力を制御圧として導くことにより、この制御圧に
基づいて燃料配管16内の燃圧を制御し、この制御され
た燃圧をもって各噴射弁9から燃料を噴射させるように
なっている。
さらに、18は例えばマイクロコンピュータによって構
成されるコントロールユニットで、該コントロールユニ
ット18は例えば運転室内、または運転席のシート下
等、邪魔とならない場所に設置されている。ここで、コ
ントロールユニット18の入力側は水温センサ3、クラ
ンク角センサ4、スロットルバルブスイッチ7A、酸素
センサ11、圧力センサ12、エンジンスイッチ、車速
センサ、インヒビタスイッチ等(いずれも図示せず)と
接続され、出力側は各噴射弁9と接続され、電源として
バッテリと接続されている。そして、前記コントロール
ユニット18は、クランク角センサ4によるエンジン回
転数N、圧力センサ12等による吸入空気量Qから、基
本噴射量Tpを Tp=K×Q/N ………(1) ただし、K:定数 として演算すると共に、噴射弁9による噴射量Tiを、 Ti=Tp×α×α′×COEF×T …(2) ただし、α:空燃比フィードバック補正係数 α′:基本空燃比学習補正係数 COEF:各種補正係数 T:バッテリ電圧補正係数 として演算し、その演算結果に基づき、所定デューティ
をもった噴射パルスを噴射弁9に出力する機能を有して
いる。なお、空燃比フィードバック補正係数αは、酸素
センサ11からの酸素濃度信号に基づき、空燃比が理論
空燃比(λ=1)となるように制御するものであり、基
本空燃比学習補正係数α′は、基本噴射量Tpとエンジ
ン回転数Nとからなる学習マップを用いて、空燃比の経
年変化を学習補正するものであり、各種補正係数C
OEFは水温増量補正、始動時増量補正等の各補正係数
である。
このように構成されるエンジンの燃料噴射装置では、ス
タートスイッチによってエンジン本体1が始動すると、
コントロールユニット18は、スロットルボディ7の開
度、即ち圧力センサ12等による吸入空気量Q、クラン
ク角センサ4によるエンジン回転数Nから、基本噴射量
Tpを(1)式として演算し、さらに水温センサ3、酸
素センサ11等からの検出信号に基づき、(2)式によ
る噴射量Tiを演算し、噴射弁9に所定デューティの噴
射パルスを出力する。
また、酸素センサ11は排気マニホールド10の各分岐
管10Aが合流した排気管10Bに1本設けられ、エン
ジン本体1の各気筒から各分岐管10Aを介して排出さ
れてくる排気ガス中の酸素濃度を検出することによっ
て、酸素濃度に対応した信号を出力電圧としてコントロ
ールユニット18に出力する。そして、該コントロール
ユニット18では酸素センサ11からの出力電圧に基づ
いて前記(2)式中の空燃比フィードバック補正計数α
を逐一書き換え、各噴射弁9による燃料の噴射量Tiを
増減させて空燃比をフィードバック制御し、燃料が吸入
空気に対して過濃となったり、稀薄となったりするのを
防止するようにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上述した従来技術では、排気マニホールド1
0の各分岐管10Aにそれぞれ酸素センサ11を設けれ
ば、複数の酸素センサ11が必要となって高価となる上
に、各酸素センサ11からの出力電圧に基づいて各気筒
毎の空燃比をフィードバック制御しようとする制御が複
雑となるから、1本の酸素センサ11で全体の空燃比を
一括して制御するようにしている。また、酸素センサ1
1を各分岐管10Aの合流部分に比較的近接させて排気
管10Bに設けることにより、各気筒から各分岐管10
Aを介して排出されてくる排気ガスが酸素センサ11の
位置に短時間で到達するようにし、排気ガス中の酸素濃
度を応答性良く、瞬時に検出できるようにしている。
然るに従来技術では、各気筒と酸素センサ11との距離
が近いため、各分岐管10Aを介して排出される排気ガ
スが互いに混合、攪拌される前に酸素センサ11に達す
るようになり、各噴射弁9からの燃料噴射量にバラツキ
がある場合、例えば各噴射弁9のうち第5図中に示す噴
射弁9Aの噴射量が他の各噴射弁9に比較して大きい場
合、酸素センサ11は噴射弁9Aに対応する気筒からの
排気ガスによって全体の排気ガスが燃料過濃(リッチ傾
向である)とする信号をコントロールユニット18に出
力することがあり、空燃比を安定して制御できなくな
り、エンジン出力を誤って低下させたり、排気ガス中の
有害物である窒素酸化物(NO)を増大させたりする
等の問題がある。
本考案は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもの
で、本考案は各噴射弁からの噴射量のバラツキを吸収で
き、空燃比を安定して制御できるようにした排気ガス中
の酸素濃度測定装置を提供するものである。
〔課題点を解決するための手段〕
上述した課題を解決するために本考案は第1図に機能ブ
ロック図として示すように、複数の分岐管と該各分岐管
が合流した1本の排気管とからなる排気マニホールド
と、該排気マニホールドの排気管に各分岐管との合流部
側寄りに位置して設けられ、排気ガス中の酸素濃度を検
出する第1の酸素センサと、該第1の酸素センサよりも
下流側に位置して前記排気マニホールドの排気管途中に
設けられた排気ガスの攪拌手段と、該攪拌手段よりも下
流側に位置して前記排気マニホールドの排気管途中に設
けられ、排気ガス中の酸素濃度を検出する第2の酸素セ
ンサと、前記第1の酸素センサからの出力電圧が所定の
判定用電圧を越えたか否かを判定し、越えないと判定し
たときに第1の酸素センサを使用させる電圧判定手段
と、該電圧判定手段が所定の判定用電圧を越えたと判定
したときに、前記第1の酸素センサと第2の酸素センサ
との出力電圧の差を演算する電圧差演算手段と、該電圧
差演算手段による差電圧値が所定の異常判定用差電圧を
越えたか否かを判定し、越えないと判定したときには継
続して第1の酸素センサを使用させ、越えたと判定した
ときには第2の酸素センサを使用させる異常判定手段と
からなる構成を採用している。
〔作用〕 前述した構成を有することにより、常時は第1の酸素セ
ンサで排気ガス中の酸素濃度を検出して、応答性を向上
できる上に、エンジン回転数が増大して、排気ガスの流
速が速くなったとき等には、電圧差演算手段による差電
圧値に基づき、異常判定手段で第1,第2の酸素センサ
を選択的に使用させることができ、第2の酸素センサは
攪拌手段で攪拌された排気ガス中の酸素濃度を各噴射弁
の噴射量のバラツキに影響されることなく検出でき、空
燃比を安定して制御できる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第2図ないし第4図に基づいて
説明する。なお、実施例では前述した第5図に示す従来
技術と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を
省略するものとする。
図中、21はエンジン本体1の排気気側に接続された排
気マニホールドを示し、該排気マニホールド21は従来
技術で述べた排気マニホールド10とほぼ同様に、例え
ば4本の分岐管21A,21A,…と、各分岐管21A
が合流した1本の排気管21Bとからなり、該排気管2
1Bには各分岐管21Aとの合流部側寄りに位置して第
1の酸素センサ22が設けられている。また、該排気管
21Bには第1の酸素センサ22よりも下流側に位置し
て、例えば屈曲部分等にターボチャージャ等の排気ター
ビン23が攪拌手段として設けられ、該排気タービン2
3は排気管21B内に排出された排気ガス流によって回
転し、各分岐管21Aからの排気ガスを均一に混合、攪
拌して下流側へと流通させる。24は排気タービン23
よりも下流側に位置して排気管21Bの途中に設けられ
た第2の酸素センサを示し、該酸素センサ24は排気タ
ービン23で均一に混合、攪拌された排気ガス中の酸素
濃度を検出することにより、エンジン本体1の各気筒の
うち、特定の気筒からの排気ガスに影響されることな
く、エンジン本体1全体の空燃比を出力電圧Eとして
取出しうるようになっている。一方、第1の酸素センサ
22は各気筒に近い位置に配設されているから、各気筒
からの排気ガス中の酸素濃度を応答性良く出力電圧E
として検出できるものの、特定の気筒からの排気ガスに
影響され易くなっている。
即ち、各噴射弁9のうち、例えば噴射弁9Aからの燃料
噴射量が大きくなっている場合、特に、急加速時等には
各噴射弁9からの噴射量が増量されて、噴射弁9Aから
多量の燃料が噴射されるから、これに影響されて第1の
酸素センサ22は第3図中に示す加速期間t〜t
うち、時間t等で大きな出力電圧Eを後述のコント
ロールユニット25に出力することがある。一方、第2
の酸素センサ24は排気タービン23の下流側で均一に
混合された排気ガス中の酸素濃度を検出するから、エン
ジン本体1全体の作動状態(空燃比)に対応した出力電
圧Eをコントロールユニット25へと出力し続ける。
この結果、加速期間t〜tのうち時間t等で出力
電圧E,Eの差電圧Eβ(Eβ=E−E)は大
きな差電圧値となり、後述の異常判定用差電圧ΔEより
も大となることがある。
さらに、25はマイクロコンピュータ等によって構成さ
れるコントロールユニットを示し、該コントロールユニ
ット25の入力側は水温センサ3、クランク角センサ
4、スロットルバルブスイッチ7A、圧力センサ12お
よび酸素センサ22,24等と接続され、出力側は各噴
射弁9と接続され、ROM等の記憶回路内には第4図に
示すプログラム等が格納されている。そして、該コント
ロールユニット25は従来技術で述べたコントロールユ
ニット18と同様に前記(2)式等に基づいて噴射量T
i等を演算し、各噴射弁9に噴射パルスを出力する第1
の機能の他に、後述の判定処理により第1の酸素センサ
22と第2の酸素センサ24とを選択的に使用させ、こ
れらの出力電圧E,Eのうち、いずれかによって空
燃比をフィードバック制御させる第2の機能を有してい
る。
なお、第3図では出力電圧E,Eの位相をずらして
示しているが、これは出力電圧E,Eの特性を明示
すべく、位相をずらしたもので、酸素センサ22,24
の応答性の差に基づいて、出力電圧E,Eの位相を
ずらしたものでは必ずしもない。また、出力電圧E
噴射弁9A等に影響されて、例えば4個のピーク毎に大
なる電圧となることがある。
本実施例による排気ガス中の酸素濃度測定装置は上述の
如き構成を有するもので、次に第4図によりコントロー
ルユニット25の判定処理について説明する。
まず、エンジンが始動すると、圧力センサ12からのブ
ースト圧Pをステップ1で読込み、ステップ2でブース
ト圧Pが、例えば0.6Kg/cm2を越えたか否かを判定す
る。これはエンジン本体1全体の吸入空気流量が所定量
以上に増大したか否かを判定するもので、吸入空気流量
が増大してないとき、例えばアイドル時等には排気ガス
の流量も小さいから、流速も遅く、空燃比フィードバッ
ク制御の応答性を高めるためにはエンジン本体1に近い
位置で排気ガス中の酸素濃度を検出する必要がある。そ
こで、ステップ2で「NO」と判定したときには、ステ
ップ3に移って第1の酸素センサ22を使用させ、該酸
素センサ22からの出力電圧Eに基づいて空燃比をフ
ィードバック制御させる。
また、ステップ2で「YES」と判定されたときにはス
テップ4に移って出力電圧Eを読込み、ステップ5で
出力電圧Eが判定用電圧Eαを越えているか否かを判
定する。ここで、判定用電圧Eαは空燃比制御用の基準
電圧E、例えば500mV程度よりも所定値だけ高い電
圧が用いられ、基準電圧Eと共にコントロールユニッ
ト25のROM等に格納されている。そして、ステップ
5で「NO」と判定したときには、各噴射弁9からの噴
射量にバラツキがあったとしても、出力電圧Eがそれ
程高くなく、空燃比のフィードバック制御により各噴射
弁9からの噴射量を大幅に減少させたりすることはない
ので、前記と同様にステップ3に移って第1の酸素セン
サ22を使用させる。
一方、ステップ5で「YES」と判定したときには、前
記噴射量のバラツキ等によって出力電圧Eが異常に高
くなっている可能性があるから、ステップ6で第2の酸
素センサ24からの出力電圧Eを読込んだ後、ステッ
プ7に移って出力電圧E,Eの差、即ち差電圧値E
β(Eβ=E−E)を演算し、ステップ8で該差電
圧値βがコントロールユニット25のROM等に予め格
納されている所定の異常判定用差電圧ΔEを越えている
か否かを判定する。
そして、ステップ8で「YES」と判定したときには差
電圧値βが異常判定用差電圧ΔEよりも小さく、排気タ
ービン23により均一に混合、攪拌された排気ガス中の
酸素濃度を検出する第2の酸素センサ24からの出力電
圧Eも出力電圧Eと共に高くなっているから、第1
の酸素センサ22からの出力電圧Eは各噴射弁9から
の噴射量のバラツキ等によって高くなっているのではな
く、エンジン本体1全体の空燃比が急加速等によりリッ
チ傾向となって正常に高くなっていると判定できる。そ
こで、前記と同様にステップ3に移って、第1の酸素セ
ンサ22を継続して使用させる。
また、ステップ8で「NO」と判定したときには、エン
ジン本体1全体の空燃比に対応した第2の酸素センサ2
4からの出力電圧Eに比較して、第1の酸素センサ2
2からの出力電圧Eが第3図中に示す時間t等で異
常に高くなっているので、出力電圧Eは噴射量のバラ
ツキに影響されて高くなっており、エンジン本体1全体
の空燃比に対応していないと判定できる。そこで、ステ
ップ9に移って、この場合には第2の酸素センサ24を
使用させ、該酸素センサ24からの出力電圧Eに基づ
いて空燃比をフィードバック制御させ、各噴射弁9から
の噴射量のバラツキ等を吸収することができる。そし
て、ステップ10に移ってリターンさせ、前述した各処
理動作を順次続行させる。
而して、本実施例によれば、常時は第1の酸素センサ2
2を用いて、該酸素センサ22からの出力電圧Eに基
づき空燃比をフィードバック制御でき、応答性を向上で
きる上に、ステップ5で「YES」と判定したときに
は、ステップ6からステップ8の処理で、出力電圧E
がエンジンの急加速等によって高くなっているのか、ま
たは各噴射弁9からの噴射量のバラツキ等によって高く
なっているのかを正確に判定でき、第1の酸素センサ2
2と第2の酸素センサ24とを選択的に使用させること
により、各噴射弁9からの噴射量のバラツキ等を確実に
吸収でき、空燃比のフィードバック制御を安定化させる
ことができる。
従って、本実施例では、従来技術のようにエンジン出力
を誤って低下させたり、排気ガス中の有害物質である窒
素酸化物(NO)等を増大させたりする等の問題を解
消でき、制御性能を向上させることができる。
なお、本考案の実施例では、第4図中のステップ5が電
圧判定手段の具体例であり、ステップ7が電圧演算手段
の具体例であり、ステップ8が異常判定手段の具体例で
あるが、本考案はこれらの各ステップに限定されるもの
ではなく、差動増幅器、電圧比較回路等のハード回路に
よって構成してもよい。
また、前記実施例では、攪拌手段としてターボチャージ
ャ等の排気タービン23を用いるものとして述べたが、
これに替えて、エンジン本体1の各気筒からの排気ガス
を均一に混合、攪拌するためのファン等を攪拌手段とし
て用いてもよい。
さらに、前記実施例では、圧力センサ12からのブース
ト圧Pが0.6Kg/cm2を越えたか否かで、排気ガスの流速
が所定の速さに達したか否かを判定するものとして述べ
たが、このブースト圧は必ずしも0.6Kg/cm2に設定する
必要はなく、設定圧は適宜に変えてもよい。また、ブー
スト圧Pに替えて、クランク角センサ4からの信号によ
って前記判定を行なってもよく、あるいはエアフロメー
タ等を用いるようにしてもよい。
〔考案の効果〕
以上詳述した通り、本考案によれば、常時はエンジン本
体に近い第1の酸素センサによって排気ガス中の酸素濃
度を検出し、空燃比のフィードバック制御を応答性を高
めて続行できる上に、第1の酸素センサと第2の酸素セ
ンサとの出力電圧の差が異常判定用差電圧を越えて大き
くなったときには、攪拌手段よりも下流側の第2の酸素
センサを用いて排気ガス中の酸素濃度を検出でき、噴射
量のバラツキ等を吸収して空燃比を安定して制御でき
る。従ってエンジン出力を誤って低下させたり、排気ガ
ス中の有害物を増大させたりするのを確実に防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による排気ガス中の酸素濃度測定装置の
基本的構成を示す機能ブロック図、第2図ないし第4図
は本考案の実施例を示し、第2図は本実施例の全体構成
図、第3図は出力電圧の特性線図、第4図は判定処理を
示す流れ図、第5図は従来技術を示す燃料噴射装置の全
体構成図である。 1……エンジン本体、8……吸気マニホールド、9……
噴射弁、12……圧力センサ、21……排気マニホール
ド、21A……分岐管、21B……排気管、22……第
1の酸素センサ、23……攪拌手段、24……第2の酸
素センサ、25……コントロールユニット、E,E
……出力電圧、Eα……判定用電圧、Eβ……差電圧
値、ΔE……異常判定用差電圧。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の分岐管と該各分岐管が合流した1本
    の排気管とからなる排気マニホールドと、該排気マニホ
    ールドの排気管に各分岐管との合流部側寄りに位置して
    設けられ、排気ガス中の酸素濃度を検出する第1の酸素
    センサと、該第1の酸素センサよりも下流側に位置して
    前記排気マニホールドの排気管途中に設けられた排気ガ
    スの攪拌手段と、該攪拌手段よりも下流側に位置して前
    記排気マニホールドの排気管途中に設けられ、排気ガス
    中の酸素濃度を検出する第2の酸素センサと、前記第1
    の酸素センサからの出力電圧が所定の判定用電圧を越え
    たか否かを判定し、越えないと判定したときに第1の酸
    素センサを使用させる電圧判定手段と、該電圧判定手段
    が所定の判定用電圧を越えたと判定したときに、前記第
    1の酸素センサと第2の酸素センサとの出力電圧の差を
    演算する電圧差演算手段と、該電圧差演算手段による差
    電圧値が所定の異常判定用差電圧を越えたか否かを判定
    し、越えないと判定したときには継続して第1の酸素セ
    ンサを使用させ、越えたと判定したときには第2の酸素
    センサを使用させる異常判定手段とから構成してなる排
    気ガス中の酸素濃度測定装置。
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