JPH062113A - 薄膜形成方法 - Google Patents

薄膜形成方法

Info

Publication number
JPH062113A
JPH062113A JP16593192A JP16593192A JPH062113A JP H062113 A JPH062113 A JP H062113A JP 16593192 A JP16593192 A JP 16593192A JP 16593192 A JP16593192 A JP 16593192A JP H062113 A JPH062113 A JP H062113A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
nitrogen
film
vapor deposition
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16593192A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Tokumura
啓爾 徳村
Taichi Yoshimura
太一 吉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON HIKYUMEN LENS KK
Original Assignee
NIPPON HIKYUMEN LENS KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON HIKYUMEN LENS KK filed Critical NIPPON HIKYUMEN LENS KK
Priority to JP16593192A priority Critical patent/JPH062113A/ja
Publication of JPH062113A publication Critical patent/JPH062113A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】基材に対する密着性が良好で、屈折率の高い蒸
着薄膜を低い製造コストで製造する方法を提供すること
を主な目的とする。 【構成】1. 蒸着法により減圧下に基材上に酸化物誘
電体の薄膜を形成するに際し、系内を5×10-5Torr以
下に減圧した後、窒素含有ガスを系内に導入して0.8
〜2.0×10-4Torrの減圧条件下に蒸着操作を行なう
ことを特徴とする薄膜形成方法。 2. 窒素含有ガスが、空気または空気よりも窒素濃度
の高い窒素−酸素混合ガスである上記項1に記載の薄膜
形成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄膜形成方法に関す
る。
【0002】
【従来技術とその問題点】非加熱状態で樹脂基材上にT
iO2 、ZrO2 などの蒸着薄膜を形成させる場合に
は、加熱状態でガラス基材上に同様の蒸着薄膜を形成さ
せる場合に比して、蒸着膜の屈折率は、著るしく小さく
なる。例えば、TiO2 蒸着膜を200℃以上の加熱系
で形成させる場合には、その屈折率は、2.4程度とな
るのに対し、非加熱系で得られるTiO2 蒸着膜の屈折
率は、2以下にしかならない。このことは、ZrO2
ついても同様であり、非加熱系では、屈折率1.9程度
の蒸着膜しか得られない。
【0003】イオンアシスト法によれば、非加熱系での
蒸着によっても、屈折率2以上のTiO2 蒸着膜を得る
ことができるものの、装置が高価であるため、製造コス
トが高くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明
は、基材に対する密着性に優れ、屈折率の高い蒸着薄膜
を低い製造コストで製造する方法を提供することを主な
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の様な
技術の現状に鑑みて研究を進めた結果、従来行なわれて
いる系内排気後の酸素ガスの導入に代えて、窒素含有ガ
スを導入し、蒸着操作を行なう場合には、蒸着薄膜の屈
折率が大幅に増大し、基材と蒸着薄膜との密着性も著し
く改善されることを見出した。
【0006】即ち、本発明は、下記の薄膜形成方法を提
供するものである:1. 蒸着法により減圧下に基材上
に酸化物誘電体の薄膜を形成するに際し、系内を5×1
-5Torr以下に減圧した後、窒素含有ガスを系内に導入
して0.8〜2.0×10-4Torrの減圧条件下に蒸着操
作を行なうことを特徴とする薄膜形成方法。
【0007】2. 窒素含有ガスが、空気または空気よ
りも窒素濃度の高い窒素−酸素混合ガスである上記項1
に記載の薄膜形成方法。
【0008】本発明で薄膜形成成分となるものは、チタ
ン、ジルコニウム、セリウム、ケイ素、アルミニウムな
どの金属酸化物である。これらの金属酸化物中でも、酸
化チタン(TiO、TiO2 、Ti2 3 など)、Zr
2 などがより好ましい。
【0009】基材としては、各種の透明樹脂類(ポリメ
チルメタクリレート、ポリカーボネート、ジグリコール
ジアリルカーボネートなど)、ガラスなどが挙げられ
る。特に、従来技術によりポリメチルメタクリレートな
どのアクリル樹脂系基材にTiO2 薄膜を蒸着形成する
場合には、密着性が極めて低いが、本発明方法によれ
ば、アクリル樹脂系基材を使用する場合にも、蒸着膜と
の密着性が著しく改善される。
【0010】本発明で採用する蒸着方法は、装置内を5
×10-5Torrとなるまで排気減圧した後、窒素含有ガス
を導入する以外の点では、従来技術と異なるところはな
い。即ち、抵抗加熱による蒸着成膜法、電子加熱による
蒸着成膜法などをそのまま採用することができる。
【0011】装置内を5×10-5Torr以下に排気減圧し
た後に導入する窒素含有ガスとしては、空気または空気
よりも高い窒素濃度の窒素−酸素混合ガスを使用する。
空気よりも窒素濃度の低い窒素−酸素混合ガスを使用し
ても、蒸着膜の密着性は改善されるが、改善の程度は低
い。窒素含有ガスの導入量は、蒸着操作時の装置内圧力
が、0.8〜2.0×10-4Torrとなる量である。
【0012】本発明方法は、基材への多層膜の形成にも
適用できる。この場合、異種の酸化物の薄膜を順次形成
することも可能である。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、基材上に形成された金
属酸化物薄膜の屈折率を高めることができる。また、基
材と金属酸化薄膜との密着性も改善される。
【0014】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明の特徴とすると
ころをより一層明確にする。
【0015】実施例1 電子銃を備えた真空蒸着装置内にガラス基板(BK−
7)およびポリメチルメタクリレート基板を設置した
後、装置内を3×10-5Torrまで排気した。次いで、装
置内に大気を導入し、圧力を1×10-4に保持した状態
で2オングストローム/秒の蒸着速度で光学膜厚=λ/
4のTiO2 薄膜を形成させた。
【0016】得られた蒸着膜の反射率を測定し、反射率
から計算により膜の屈折率を求めたところ、λ=550
nmにおいて、ガラス基板上で2.04、ポリメチルメ
タクリレート基板上で2.05であった。
【0017】また、得られた膜の密着性をテープ剥離法
により測定したところ、ポリメチルメタクリレート基板
では、0/100(剥離無し)であったが、ガラス基板
では100/100(剥離)であった。
【0018】比較例1 装置内の排気後に導入する気体として酸素を使用する以
外は実施例1と同様にしてTiO2 薄膜を形成させた。
【0019】得られた蒸着膜の屈折率は、λ=550n
mにおいて、ガラス基板上で1.93、ポリメチルメタ
クリレート基板上で1.94であった。
【0020】また、得られた膜の密着性は極めて悪く、
テープ剥離法により測定したところ、いずれの場合に
も、100/100(剥離)であった。
【0021】実施例2 蒸着成分としてTiOを使用する以外は実施例1と同様
にしてTiO薄膜を形成させた。
【0022】得られた蒸着膜の反射率を測定し、反射率
から計算により膜の屈折率を求めたところ、2.08で
あった。
【0023】また、得られて膜の密着性をテープ剥離法
により測定したところ、0/100(剥離無し)であっ
た。
【0024】比較例2 装置内の排気後に導入する気体として酸素を使用する以
外は実施例2と同様にしてTiO薄膜を形成させた。
【0025】得られた蒸着膜の屈折率は、1.93であ
った。
【0026】また、得られて膜の密着性はやはり極めて
悪く、テープ剥離法により測定したところ、100/1
00(剥離)であった。
【0027】実施例3 蒸着成分としZrO2 を使用する以外は実施例1と同様
にしてZrO2 薄膜を形成させた。
【0028】得られた蒸着膜の反射率を測定し、反射率
から計算により膜の屈折率を求めたところ、1.97で
あった。
【0029】また、得られて膜の密着性をテープ剥離法
により測定したところ、0/100(剥離無し)であっ
た。
【0030】比較例3 装置内の排気後に導入する気体として酸素を使用する以
外は実施例3と同様にしてZrO2 薄膜を形成させた。
【0031】得られた蒸着膜の屈折率は、1.88であ
った。
【0032】実施例4 抵抗加熱体を備えた真空蒸着装置内にガラス基板(BK
−7)およびポリメチルメタクリレート基板を設置した
後、装置内を3×10-5Torrまで排気した。次いで、装
置内に大気を導入し、圧力を1×10-4に保持した状態
で、光学膜厚=λ/4のTiO2 薄膜を形成させた。
【0033】得られた蒸着膜の反射率を測定し、反射率
から計算により膜の屈折率を求めたところ、λ=550
nmにおいて、ガラス基板上で2.10、ポリメチルメ
タクリレート基板上で2.10であった。
【0034】また、得られた膜の密着性をテープ剥離法
により測定したところ、ポリメチルメタクリレート基板
およびガラス基板のいずれにおいても、0/100(剥
離無し)であった。
【0035】比較例4 装置内の排気後に導入する気体として酸素を使用する以
外は実施例4と同様にしてTiO2 薄膜を形成させた。
【0036】得られた蒸着膜の屈折率は、λ=550n
mにおいて、ガラス基板上で1.96、ポリメチルメタ
クリレート基板上で1.95であった。
【0037】また、得られた膜の密着性は極めて悪く、
テープ剥離法により測定したところ、いずれの場合に
も、100/100(剥離)であった。
【0038】実施例5 真空蒸着装置内を3×10-5Torrまで排気した後、装置
内に酸素を導入し、圧力を1×10-4に保持した状態と
した以外は実施例1と同様にして、光学膜厚=λ/4の
TiO2 薄膜を形成させた。
【0039】得られた蒸着膜の反射率を測定し、反射率
から計算により膜の屈折率を求めたところ、λ=550
nmにおいて、ガラス基板上で2.03、ポリメチルメ
タクリレート基板上で2.06であった。
【0040】また、得られた膜の密着性をテープ剥離法
により測定したところ、ポリメチルメタクリレート基板
およびガラス基板のいずれにおいても、0/100(剥
離無し)であった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蒸着法により減圧下に基材上に酸化物誘電
    体の薄膜を形成するに際し、系内を5×10-5Torr以下
    に減圧した後、窒素含有ガスを系内に導入して0.8〜
    2.0×10-4Torrの減圧条件下に蒸着操作を行なうこ
    とを特徴とする薄膜形成方法。
  2. 【請求項2】窒素含有ガスが、空気または空気よりも窒
    素濃度の高い窒素−酸素混合ガスである請求項1に記載
    の薄膜形成方法。
JP16593192A 1992-06-24 1992-06-24 薄膜形成方法 Pending JPH062113A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16593192A JPH062113A (ja) 1992-06-24 1992-06-24 薄膜形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16593192A JPH062113A (ja) 1992-06-24 1992-06-24 薄膜形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH062113A true JPH062113A (ja) 1994-01-11

Family

ID=15821736

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16593192A Pending JPH062113A (ja) 1992-06-24 1992-06-24 薄膜形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH062113A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3980643B2 (ja) 二酸化チタンによる基材の被覆方法
JP3782608B2 (ja) 薄膜材料および薄膜作成法
JP3808917B2 (ja) 薄膜の製造方法及び薄膜
US8263172B2 (en) Method for producing optical element having multi-layered film
WO2000051139A1 (en) Transparent conductive laminate, its manufacturing method, and display comprising transparent conductive laminate
EP0299754A3 (en) Method of plasma enhanced silicon oxide deposition
US7842168B2 (en) Method for producing silicon oxide film and method for producing optical multilayer film
JP3502504B2 (ja) 酸化ケイ素層の析出方法
Fu et al. Single films and heat mirrors produced by plasma ion assisted deposition
JP2003177208A (ja) 表示装置用反射防止帯電防止多層構造
JPH03109503A (ja) プラスチック製光学部品の反射防止膜とその形成方法
JPS5860701A (ja) 反射防止膜
JPH05186872A (ja) 酸化物膜積層体のプラズマ促進化学蒸着法
JP4106931B2 (ja) 透明ガスバリア薄膜被覆フィルム
JPH062113A (ja) 薄膜形成方法
JPS62287513A (ja) 透明導電膜およびその製造方法
CN109231849A (zh) 红外截止膜以及镀有红外截止膜的产品
JPH07248415A (ja) 光学薄膜の製造方法
JP3506782B2 (ja) 光学薄膜の製造方法
JPH07216543A (ja) 薄膜の形成方法
JPH0553001A (ja) 合成樹脂製光学部品の多層反射防止膜
JPH02212843A (ja) フオトマスクブランク、フオトマスクおよびその製法
JPH03188263A (ja) 金属酸化物被覆プラスチック
JP2915525B2 (ja) 銀表面透明保護膜構造
JPH0369988B2 (ja)