JPH06212811A - コンクリート構築物への補修材注入器具の取付方法 - Google Patents
コンクリート構築物への補修材注入器具の取付方法Info
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- JPH06212811A JPH06212811A JP785993A JP785993A JPH06212811A JP H06212811 A JPH06212811 A JP H06212811A JP 785993 A JP785993 A JP 785993A JP 785993 A JP785993 A JP 785993A JP H06212811 A JPH06212811 A JP H06212811A
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Landscapes
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な操作で補修材の加圧注入器具を確実に
補修目的個所に装着できて、補修材の注入時漏液するこ
となく確実に注入作業ができ、注入作業終了後は簡単に
加圧注入器具の取付座片を撤去処理できるようにする。 【構成】 コンクリート構築物Aの補修目的個所に所定
寸法の比較的浅い取付穴Bを穿設し、この取付穴Bに対
して、補修材30の注入用の孔を基準にして裏面に前記取
付穴Bに嵌合させるボス22部を突設させるとともにその
ボス22部の周囲に形成される広幅の座板21の裏面側に可
塑性を有する柔軟なシール板片25を付着された取付座片
20を、その前記ボス22部を前記取付穴Bに嵌合させると
ともに前記シール板片25をコンクリート面に密接させて
取り付け、前記取付座片20に設けられる注入用の雌ネジ
孔23に加圧注入器具10の注入口12を備える取付ボス14を
着脱可能に装着してクラックaに補修材30を注入させ
る。
補修目的個所に装着できて、補修材の注入時漏液するこ
となく確実に注入作業ができ、注入作業終了後は簡単に
加圧注入器具の取付座片を撤去処理できるようにする。 【構成】 コンクリート構築物Aの補修目的個所に所定
寸法の比較的浅い取付穴Bを穿設し、この取付穴Bに対
して、補修材30の注入用の孔を基準にして裏面に前記取
付穴Bに嵌合させるボス22部を突設させるとともにその
ボス22部の周囲に形成される広幅の座板21の裏面側に可
塑性を有する柔軟なシール板片25を付着された取付座片
20を、その前記ボス22部を前記取付穴Bに嵌合させると
ともに前記シール板片25をコンクリート面に密接させて
取り付け、前記取付座片20に設けられる注入用の雌ネジ
孔23に加圧注入器具10の注入口12を備える取付ボス14を
着脱可能に装着してクラックaに補修材30を注入させ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート構築物に
おいて発生されたクラックや外装モルタルの浮き上がり
部などにエポキシ等の合成樹脂の補修材を注入して補修
する操作を効率よく行えるコンクリート構築物への補修
材注入器具の取付方法に関する。
おいて発生されたクラックや外装モルタルの浮き上がり
部などにエポキシ等の合成樹脂の補修材を注入して補修
する操作を効率よく行えるコンクリート構築物への補修
材注入器具の取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート構築物、例えば高層
建築物,擁壁,トンネル,高速道路の路面や支持構造物
などで生じたクラックの補修には、そのクラック内にエ
ポキシ樹脂系注入材などの補修材を加圧注入させて補修
する工法が採用されている。この補修材の加圧注入に際
しては、クラックに沿った適所に所要の間隔で前記補修
材の加圧注入器具を取り付けて自動注入させる方式が採
用されている。そして、この補修材の加圧注入器具を目
的位置で取り付けるには、前記補修材の加圧注入器具が
安定して、かつ注入時の加圧力に耐え得る保持力が得ら
れる取付手段を必要とされている。
建築物,擁壁,トンネル,高速道路の路面や支持構造物
などで生じたクラックの補修には、そのクラック内にエ
ポキシ樹脂系注入材などの補修材を加圧注入させて補修
する工法が採用されている。この補修材の加圧注入に際
しては、クラックに沿った適所に所要の間隔で前記補修
材の加圧注入器具を取り付けて自動注入させる方式が採
用されている。そして、この補修材の加圧注入器具を目
的位置で取り付けるには、前記補修材の加圧注入器具が
安定して、かつ注入時の加圧力に耐え得る保持力が得ら
れる取付手段を必要とされている。
【0003】そのために、通常下記のような補修材の自
動注入器具の取付支持手段が採用されている。 a) クラックに沿った適所に所要の間隔で取付座片をコ
ンクリート面に接着剤を用いて接着して、その取付座片
に設けられる補修材注入口に補修材の加圧注入器具を装
着させる方式(例えば実公平3−52385号公報,特
開昭61−4566号公報参照)。 b) クラック発生部の適所に所要の間隔で所要寸法の穴
を穿設して、この穴に挿入係止できる栓体を嵌めて、こ
の栓体に設けられるネジ部に補修材の加圧注入器具を螺
合装着させる方式(例えば実公平3−52385号公
報,実公平4−12932号公報参照)。 c) クラック発生部の適所に所要の間隔で所要寸法の穴
を穿設して、この穴にアンカー栓を挿入係止して、この
アンカー栓に座金付きの取付具を介して補修材の加圧注
入器具を装着させる方式(例えば特開昭61−1098
66号公報参照)。
動注入器具の取付支持手段が採用されている。 a) クラックに沿った適所に所要の間隔で取付座片をコ
ンクリート面に接着剤を用いて接着して、その取付座片
に設けられる補修材注入口に補修材の加圧注入器具を装
着させる方式(例えば実公平3−52385号公報,特
開昭61−4566号公報参照)。 b) クラック発生部の適所に所要の間隔で所要寸法の穴
を穿設して、この穴に挿入係止できる栓体を嵌めて、こ
の栓体に設けられるネジ部に補修材の加圧注入器具を螺
合装着させる方式(例えば実公平3−52385号公
報,実公平4−12932号公報参照)。 c) クラック発生部の適所に所要の間隔で所要寸法の穴
を穿設して、この穴にアンカー栓を挿入係止して、この
アンカー栓に座金付きの取付具を介して補修材の加圧注
入器具を装着させる方式(例えば特開昭61−1098
66号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような補修材の加圧注入器具の取付支持手段では、作業
の合理化を図るため多くの問題点を有している。すなわ
ち、a)の方式では、前述のように取付座片の裏面にエポ
キシ樹脂のような材料の接着剤を塗布してコンクリート
面に取り付けることになる。そのために、広い作業面積
での補修作業に際してはクラックの発生状況にもよるが
多数の箇所にて補修材の注入を行うことになるので、そ
の取付座片の目的位置に対する取付作業だけでも非常に
多くの手数を要することになる。特に、この方式が多く
採用される補修作業では、その取付座片をコンクリート
面に対して注入補修材が漏れることなく確実にクラック
部に注入できるようにするために、注入される補修材が
比較的粘度の低いものを用いるので、接着剤で注入口の
周囲を確実に囲って接着されないと漏れの要因となる。
そのために、この取付座片の接着作業はかなり慎重に進
める必要が生じるとともに、その接着剤の硬化を待って
加圧注入器具の取り付けを行なわねばならず、作業性が
低く、かつ限られた時間内での補修作業を行わねばなら
ない場合には非常に不都合である。
ような補修材の加圧注入器具の取付支持手段では、作業
の合理化を図るため多くの問題点を有している。すなわ
ち、a)の方式では、前述のように取付座片の裏面にエポ
キシ樹脂のような材料の接着剤を塗布してコンクリート
面に取り付けることになる。そのために、広い作業面積
での補修作業に際してはクラックの発生状況にもよるが
多数の箇所にて補修材の注入を行うことになるので、そ
の取付座片の目的位置に対する取付作業だけでも非常に
多くの手数を要することになる。特に、この方式が多く
採用される補修作業では、その取付座片をコンクリート
面に対して注入補修材が漏れることなく確実にクラック
部に注入できるようにするために、注入される補修材が
比較的粘度の低いものを用いるので、接着剤で注入口の
周囲を確実に囲って接着されないと漏れの要因となる。
そのために、この取付座片の接着作業はかなり慎重に進
める必要が生じるとともに、その接着剤の硬化を待って
加圧注入器具の取り付けを行なわねばならず、作業性が
低く、かつ限られた時間内での補修作業を行わねばなら
ない場合には非常に不都合である。
【0005】さらに、前述のようにして被補修面に対し
て固着された補修材の加圧注入器具の取付座片は、補修
作業(補修材の注入作業)が終わった後撤去しなければ
ならず、その際に接着剤で強固に固着されていると、今
度はその取付座片の除去に再び多くの手数を要すること
になる。
て固着された補修材の加圧注入器具の取付座片は、補修
作業(補修材の注入作業)が終わった後撤去しなければ
ならず、その際に接着剤で強固に固着されていると、今
度はその取付座片の除去に再び多くの手数を要すること
になる。
【0006】また、b)の方式では、栓体を挿入させて補
修材の加圧注入器具を装着保持できるだけの深さの穴を
穿設しなければならないので、その穿孔に多くの工費が
かかり作業性が低く、しかも取付用の栓体として内部の
残留空気を注入される補修材と効率よく置換させるのに
特殊な形状のものが用いられるので、その栓体を必要と
し、作業状況に応じて栓体の挿入程度を選択的に調整し
て使用することになるので、補修材とともに埋め込まれ
て補修面から突き出した部分の栓体を補修材の注入作業
後において始末するのが厄介である。
修材の加圧注入器具を装着保持できるだけの深さの穴を
穿設しなければならないので、その穿孔に多くの工費が
かかり作業性が低く、しかも取付用の栓体として内部の
残留空気を注入される補修材と効率よく置換させるのに
特殊な形状のものが用いられるので、その栓体を必要と
し、作業状況に応じて栓体の挿入程度を選択的に調整し
て使用することになるので、補修材とともに埋め込まれ
て補修面から突き出した部分の栓体を補修材の注入作業
後において始末するのが厄介である。
【0007】さらに、c)の方式では、アンカー栓の下孔
を穿孔しなければならないので、作業上深くアンカー栓
を打ち込む必要がある場合、例えば壁面の浮き上がりを
固定させるような作業を除いて工費が嵩むことになり、
特に作業時間を多く要するので短時間で作業しなければ
ならない場合には不都合である。
を穿孔しなければならないので、作業上深くアンカー栓
を打ち込む必要がある場合、例えば壁面の浮き上がりを
固定させるような作業を除いて工費が嵩むことになり、
特に作業時間を多く要するので短時間で作業しなければ
ならない場合には不都合である。
【0008】本発明では、このような問題点を解決し
て、簡単な操作で補修材の加圧注入器具を確実に補修目
的個所に装着できて、補修材の注入時漏液することなく
確実に注入作業ができ、しかも注入作業終了後は簡単に
加圧注入器具の取付座片を撤去処理できるコンクリート
構築物への補修材注入器具の取付方法を提供することを
目的とする。
て、簡単な操作で補修材の加圧注入器具を確実に補修目
的個所に装着できて、補修材の注入時漏液することなく
確実に注入作業ができ、しかも注入作業終了後は簡単に
加圧注入器具の取付座片を撤去処理できるコンクリート
構築物への補修材注入器具の取付方法を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の目的を
達成するために、コンクリート構築物の補修目的個所に
所定寸法の比較的浅い取付穴を穿設し、この取付穴に対
して、補修材注入用の孔を基準にして裏面に前記取付穴
に嵌合させるボスを突設させるとともにそのボス基部の
周囲に形成される広幅の座面の裏面側に可塑性を有する
柔軟なシール板片が付着される取付座片を、その前記ボ
スを前記取付穴に嵌合させるとともに前記シール板片を
取付穴の周囲外面に密接させて取り付け、前記取付座片
に設けられる補修材注入用の孔に補修材の加圧注入器具
注入部を着脱可能に装着させることを特徴とする。
達成するために、コンクリート構築物の補修目的個所に
所定寸法の比較的浅い取付穴を穿設し、この取付穴に対
して、補修材注入用の孔を基準にして裏面に前記取付穴
に嵌合させるボスを突設させるとともにそのボス基部の
周囲に形成される広幅の座面の裏面側に可塑性を有する
柔軟なシール板片が付着される取付座片を、その前記ボ
スを前記取付穴に嵌合させるとともに前記シール板片を
取付穴の周囲外面に密接させて取り付け、前記取付座片
に設けられる補修材注入用の孔に補修材の加圧注入器具
注入部を着脱可能に装着させることを特徴とする。
【0010】
【作用】このような構成の本発明のコンクリート構築物
の補修材注入器具の取付方法は、コンクリート構築物の
補修目的個所に対して補修材を注入する際に、その補修
目的個所に比較的浅い取付穴を所要間隔で穿設して、こ
れら取付穴に対して裏面にシール板片を付着させた取付
座片のボスを嵌合させるとともに、そのシール板片を前
記取付穴の周囲外面に密接されるように押し付けて取り
付ける。すると、その取付座片のボスが取付穴に対して
係止されると同時にその取付穴の周囲外面(コンクリー
ト表面)に所要幅で可撓性を有して柔軟なシール板片が
密接して補修材注入部の周囲が確実にシールされ、併せ
て取付座片が取付穴に対して強固に固着されることにな
る。したがって、この取付座片の注入用の孔に対して従
来のような待機時間を必要とせずに補修材の加圧注入器
具注入部を確実に装着させて補修材の注入を行うことが
できる。なお、補修材の注入が終わって撤去するときに
は、前述のように取付座片はコンクリート面に対して接
着剤を使用することなく取り付けられるので、外部から
こじ上げるようにすることでシール板片のコンクリート
面に対する密接状態を解除させれば容易に取り除くこと
ができる。
の補修材注入器具の取付方法は、コンクリート構築物の
補修目的個所に対して補修材を注入する際に、その補修
目的個所に比較的浅い取付穴を所要間隔で穿設して、こ
れら取付穴に対して裏面にシール板片を付着させた取付
座片のボスを嵌合させるとともに、そのシール板片を前
記取付穴の周囲外面に密接されるように押し付けて取り
付ける。すると、その取付座片のボスが取付穴に対して
係止されると同時にその取付穴の周囲外面(コンクリー
ト表面)に所要幅で可撓性を有して柔軟なシール板片が
密接して補修材注入部の周囲が確実にシールされ、併せ
て取付座片が取付穴に対して強固に固着されることにな
る。したがって、この取付座片の注入用の孔に対して従
来のような待機時間を必要とせずに補修材の加圧注入器
具注入部を確実に装着させて補修材の注入を行うことが
できる。なお、補修材の注入が終わって撤去するときに
は、前述のように取付座片はコンクリート面に対して接
着剤を使用することなく取り付けられるので、外部から
こじ上げるようにすることでシール板片のコンクリート
面に対する密接状態を解除させれば容易に取り除くこと
ができる。
【0011】
【実施例】以下本発明のコンクリート構築物への補修材
注入器具の取付方法について、その一実施例を図面を参
照しつつ説明する。まず、本発明のコンクリート構築物
への補修材注入器具の取付方法にて用いられる補修材の
加圧注入器具10としては、例えば図1に示されれるよう
なコイルばね16による押圧力でピストン13を前進させて
補修材容器11内の補修材を注入口12から押し出してクラ
ック内に注入させる公知のピストン注入器方式のものが
用いられる。もちろん、これ以外の形式の加圧注入器具
が採用できる。
注入器具の取付方法について、その一実施例を図面を参
照しつつ説明する。まず、本発明のコンクリート構築物
への補修材注入器具の取付方法にて用いられる補修材の
加圧注入器具10としては、例えば図1に示されれるよう
なコイルばね16による押圧力でピストン13を前進させて
補修材容器11内の補修材を注入口12から押し出してクラ
ック内に注入させる公知のピストン注入器方式のものが
用いられる。もちろん、これ以外の形式の加圧注入器具
が採用できる。
【0012】前記補修材の加圧注入器具10におけるピス
トン13は、ゴム質の材料で形成されて、内部に嵌設のピ
ストン支持ヘッド15' を介して所要長さのピストンロッ
ド15が取り付けられている。そして、そのピストンロッ
ド15には後端部に操作ハンドル17が取り付けられ、中間
部には1または複数個所に係止片15a ,15b ・・・ が直交
方向に突設されている。前記コイルばね16はピストン13
の背後と補修材容器11の開口端に螺合されたキャップ18
の内面との間に介在されてピストン13に押圧力が与えら
れるようにされている。また、前記キャップ18には中心
にピストンロッド15を貫通させる孔が設けられ、かつ係
止片15a ,15b が通過できる図示されないスリットを備
えている。なお、ピストンロッド15には前述のように係
止片15a,15b が設けられているので、ピストン13を図
1で示すようにコイルばね16の推力に抗して後退保持さ
せるには操作ハンドル17によって引き戻し、そのままピ
ストンロッド15を90°回動させて係止片15a もしくは
係止片15b をキャップ18の外面に接触させることによっ
て係止保持できる。図中符号14は補修材容器11の先端部
(注入部)に設けられて補修材注入個所に取り付く取付
座片20(後述)に支持させる取付ネジ14' を外周に備え
る取付ボスで、この内部に注入口12が形成されている。
トン13は、ゴム質の材料で形成されて、内部に嵌設のピ
ストン支持ヘッド15' を介して所要長さのピストンロッ
ド15が取り付けられている。そして、そのピストンロッ
ド15には後端部に操作ハンドル17が取り付けられ、中間
部には1または複数個所に係止片15a ,15b ・・・ が直交
方向に突設されている。前記コイルばね16はピストン13
の背後と補修材容器11の開口端に螺合されたキャップ18
の内面との間に介在されてピストン13に押圧力が与えら
れるようにされている。また、前記キャップ18には中心
にピストンロッド15を貫通させる孔が設けられ、かつ係
止片15a ,15b が通過できる図示されないスリットを備
えている。なお、ピストンロッド15には前述のように係
止片15a,15b が設けられているので、ピストン13を図
1で示すようにコイルばね16の推力に抗して後退保持さ
せるには操作ハンドル17によって引き戻し、そのままピ
ストンロッド15を90°回動させて係止片15a もしくは
係止片15b をキャップ18の外面に接触させることによっ
て係止保持できる。図中符号14は補修材容器11の先端部
(注入部)に設けられて補修材注入個所に取り付く取付
座片20(後述)に支持させる取付ネジ14' を外周に備え
る取付ボスで、この内部に注入口12が形成されている。
【0013】前記補修材の加圧注入器具10を補修材の注
入個所に取り付けるための取付座片20は合成樹脂で成形
されたものであって、図1及び図2で示されるように、
所要寸法の座板21の裏面側における中央部に所定寸法の
ボス22が突設され、このボス22の中心に前記加圧注入器
具10の取付ボス14が螺合装着できる雌ネジ孔23が設けら
れている。さらに、ボス22の外周面には軸線方向に複数
の係止条24が好ましくは等分されて突設されている。こ
の係止条24は後述する取付穴B内に押し込まれたとき
に、その取付穴Bの内周面に食い込んで係止作用を行え
る程度の厚みを有していることが好ましい。そして、座
板21の裏面には可撓性を有して柔軟なシール板片25が付
着されている。なお、このシール板片25の開放面には離
形層を有する保護紙26が付着されている。前記シール板
片25としては、例えば極軟質の合成ゴムで厚み3〜6mm
(取付穴Bの軸芯とコンクリート表面との交叉角により
厚みをかえる)のものを使用するのが好ましい。そし
て、座板21は少なくともボス22から外端までの寸法が1
0〜15mmの幅を有していることが好ましく、前記シー
ル板片25の外形もその座板21の外形に合わせておくこと
が好ましい。
入個所に取り付けるための取付座片20は合成樹脂で成形
されたものであって、図1及び図2で示されるように、
所要寸法の座板21の裏面側における中央部に所定寸法の
ボス22が突設され、このボス22の中心に前記加圧注入器
具10の取付ボス14が螺合装着できる雌ネジ孔23が設けら
れている。さらに、ボス22の外周面には軸線方向に複数
の係止条24が好ましくは等分されて突設されている。こ
の係止条24は後述する取付穴B内に押し込まれたとき
に、その取付穴Bの内周面に食い込んで係止作用を行え
る程度の厚みを有していることが好ましい。そして、座
板21の裏面には可撓性を有して柔軟なシール板片25が付
着されている。なお、このシール板片25の開放面には離
形層を有する保護紙26が付着されている。前記シール板
片25としては、例えば極軟質の合成ゴムで厚み3〜6mm
(取付穴Bの軸芯とコンクリート表面との交叉角により
厚みをかえる)のものを使用するのが好ましい。そし
て、座板21は少なくともボス22から外端までの寸法が1
0〜15mmの幅を有していることが好ましく、前記シー
ル板片25の外形もその座板21の外形に合わせておくこと
が好ましい。
【0014】次に本発明のコンクリート構築物への補修
材注入器具の取付方法を実施するには、まず、図3で示
されるように、クラックaが発生しているコンクリート
構築物Aの表面に、そのクラックaの発生状況に対応さ
せて所要のピッチで上述の取付座片20のボス22が嵌合す
る直径の取付穴Bを図示されないコンクリート穿削ドリ
ルで所要深さに穿孔する。同時に表層部に現れるクラッ
クaは従来と同様に接着剤(例えばエポキシ樹脂製)に
よってシールして、注入された補修材30が外部に漏出す
るのを防止する処理を施しておく。なお、前記取付穴B
の穿孔深さは、前記取付座片20のボス22の長さ寸法より
やや長くなるように穿孔される。ちなみに、穿孔寸法と
して直径10.5mm,深さ20mm程度の取付穴Bが好適
である(もちろん、これらの寸法に限定されない)。ま
た、取付穴Bを穿孔するに際して用いられるコンクリー
ト穿削ドリルDとしては、例えば図4で示されるような
先端が平で切削刃dの二番部分から吸塵ブロアによる切
り粉の吸引排除操作が可能なドリルを用いることによっ
て、穿孔作業を円滑に行える。もちろん、これに限定さ
れない。
材注入器具の取付方法を実施するには、まず、図3で示
されるように、クラックaが発生しているコンクリート
構築物Aの表面に、そのクラックaの発生状況に対応さ
せて所要のピッチで上述の取付座片20のボス22が嵌合す
る直径の取付穴Bを図示されないコンクリート穿削ドリ
ルで所要深さに穿孔する。同時に表層部に現れるクラッ
クaは従来と同様に接着剤(例えばエポキシ樹脂製)に
よってシールして、注入された補修材30が外部に漏出す
るのを防止する処理を施しておく。なお、前記取付穴B
の穿孔深さは、前記取付座片20のボス22の長さ寸法より
やや長くなるように穿孔される。ちなみに、穿孔寸法と
して直径10.5mm,深さ20mm程度の取付穴Bが好適
である(もちろん、これらの寸法に限定されない)。ま
た、取付穴Bを穿孔するに際して用いられるコンクリー
ト穿削ドリルDとしては、例えば図4で示されるような
先端が平で切削刃dの二番部分から吸塵ブロアによる切
り粉の吸引排除操作が可能なドリルを用いることによっ
て、穿孔作業を円滑に行える。もちろん、これに限定さ
れない。
【0015】このようにしてクラックa発生部の所要位
置に多数の取付穴Bが穿孔されたならば、それらの各取
付穴Bに、前記取付座片20をその裏面に付着されている
シール板片25の保護紙26を剥離させてボス22を押し込ん
で固定させる。この際、取付座片20は、ハンマーなどで
座板21の表面中央部を軽く打ち付けるようにすること
で、ボス22の外周に形成されている複数の係止条24が取
付穴Bの内周面に強く押し付けられて係止力が高められ
るとともに、座板21の裏面に付着されているシール板片
25が可塑性を有して柔軟な材料で構成されているのでコ
ンクリート構築物Aの表面に密接されて、回動すること
なく強固に固定される。そして、シール板片25の全面が
コンクリート構築物Aの表面に対して密接されることに
よって、ボス22に設けられている注入開口部を除いてそ
の周囲が確実にシールされることになる。したがって、
従来のような加圧注入器具10を装着する状態になるまで
の待機時間を必要としない。
置に多数の取付穴Bが穿孔されたならば、それらの各取
付穴Bに、前記取付座片20をその裏面に付着されている
シール板片25の保護紙26を剥離させてボス22を押し込ん
で固定させる。この際、取付座片20は、ハンマーなどで
座板21の表面中央部を軽く打ち付けるようにすること
で、ボス22の外周に形成されている複数の係止条24が取
付穴Bの内周面に強く押し付けられて係止力が高められ
るとともに、座板21の裏面に付着されているシール板片
25が可塑性を有して柔軟な材料で構成されているのでコ
ンクリート構築物Aの表面に密接されて、回動すること
なく強固に固定される。そして、シール板片25の全面が
コンクリート構築物Aの表面に対して密接されることに
よって、ボス22に設けられている注入開口部を除いてそ
の周囲が確実にシールされることになる。したがって、
従来のような加圧注入器具10を装着する状態になるまで
の待機時間を必要としない。
【0016】かくして補修材30の注入側の準備が整う間
に、前述の補修材の加圧注入器具10による注入作業準備
を行う。この補修材の加圧注入器具10に関しては、取り
扱われる補修材30によって注入口12の口径が選択され
る。すなわち、エポキシ樹脂系の補修材30を用いる場合
に比べて、セメント系の補修材30を用いる場合には、注
入口12の口径が大きいのを用いることが好ましい。
に、前述の補修材の加圧注入器具10による注入作業準備
を行う。この補修材の加圧注入器具10に関しては、取り
扱われる補修材30によって注入口12の口径が選択され
る。すなわち、エポキシ樹脂系の補修材30を用いる場合
に比べて、セメント系の補修材30を用いる場合には、注
入口12の口径が大きいのを用いることが好ましい。
【0017】本発明で使用される前記加圧注入器具10
は、キャップ18を補修材容器11端部から外すことでとも
にピストン13も外されるので内部に補修材30を充填し、
その後にピストン13を嵌めてキャップ18を補修材容器11
端に取り付けることで使用可能になる。そこで、多数準
備された前述の補修材30充填済みの加圧注入器具10を、
先に取り付けられている取付座片20の雌ネジ孔に取付ボ
ス14のネジ部14' を螺合させて装着する。以後一斉に各
加圧注入器具10のピストンロッド15の係止片15a(15b)に
よる係止を解いてピストン13にコイルばね16による押圧
力を付勢させれば、充填されている補修材30が図3で例
示されるように注入口12から取付穴B内に流出してこの
取付穴Bに通じているクラックa内に注入される。この
際、前述のように取付穴Bの外周縁部はシール板片25の
コンクリート面に対する密接によってシールされている
ので注入される補修材30が取付穴B周面に沿い短絡して
漏出することはなく、取付穴Bの底面側のみならず周面
に通じているクラックaに対しても補修材容器11内の補
修材30が確実に注入されることになる。
は、キャップ18を補修材容器11端部から外すことでとも
にピストン13も外されるので内部に補修材30を充填し、
その後にピストン13を嵌めてキャップ18を補修材容器11
端に取り付けることで使用可能になる。そこで、多数準
備された前述の補修材30充填済みの加圧注入器具10を、
先に取り付けられている取付座片20の雌ネジ孔に取付ボ
ス14のネジ部14' を螺合させて装着する。以後一斉に各
加圧注入器具10のピストンロッド15の係止片15a(15b)に
よる係止を解いてピストン13にコイルばね16による押圧
力を付勢させれば、充填されている補修材30が図3で例
示されるように注入口12から取付穴B内に流出してこの
取付穴Bに通じているクラックa内に注入される。この
際、前述のように取付穴Bの外周縁部はシール板片25の
コンクリート面に対する密接によってシールされている
ので注入される補修材30が取付穴B周面に沿い短絡して
漏出することはなく、取付穴Bの底面側のみならず周面
に通じているクラックaに対しても補修材容器11内の補
修材30が確実に注入されることになる。
【0018】上述のようにして注入が行われる間は従来
と同様自動的に所要量の補修材30がそれぞれのクラック
aの状態に応じて注入される。そして、注入所要時間経
過して注入が終了した後は、各取付座片20からそれぞれ
加圧注入器具10を取り外す。その後において取付座片20
を撤去するには、例えば「へら」状の偏平な先端を備え
たバールのような工具を使用して座板21を持ち上げれ
ば、この取付座片20の座板21とコンクリート面とは接着
されていないので簡単に浮き上がらせて取付穴Bからボ
ス22を外脱させることができて除去できる。なお、最後
に残る取付穴Bについては、その取付穴Bに応じたパテ
などを詰めることによって補修面を平に仕上げることが
できる。
と同様自動的に所要量の補修材30がそれぞれのクラック
aの状態に応じて注入される。そして、注入所要時間経
過して注入が終了した後は、各取付座片20からそれぞれ
加圧注入器具10を取り外す。その後において取付座片20
を撤去するには、例えば「へら」状の偏平な先端を備え
たバールのような工具を使用して座板21を持ち上げれ
ば、この取付座片20の座板21とコンクリート面とは接着
されていないので簡単に浮き上がらせて取付穴Bからボ
ス22を外脱させることができて除去できる。なお、最後
に残る取付穴Bについては、その取付穴Bに応じたパテ
などを詰めることによって補修面を平に仕上げることが
できる。
【0019】以上に説明した実施例では、補修材の加圧
注入器具10としてピストン13を備えて補修材容器11に直
接充填された補修材30を加圧注入する形式のものである
が、このほかにジャバラ状の補修材容器を軸線方向にコ
イルばねによる推力で押圧させる形式の加圧注入器具,
加圧手段として圧縮空気などガス体を利用する加圧注入
器具や補修材30に発泡性の材料を用いてその発泡圧を利
用するような補修材30の加圧注入手段をも採用できる。
注入器具10としてピストン13を備えて補修材容器11に直
接充填された補修材30を加圧注入する形式のものである
が、このほかにジャバラ状の補修材容器を軸線方向にコ
イルばねによる推力で押圧させる形式の加圧注入器具,
加圧手段として圧縮空気などガス体を利用する加圧注入
器具や補修材30に発泡性の材料を用いてその発泡圧を利
用するような補修材30の加圧注入手段をも採用できる。
【0020】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、補修され
るコンクリート構築物の補修材の注入個所に比較的浅い
取付穴を穿孔してこの取付穴に取付座片を接着すること
なく取り付ければ、その取付座片付着のシール板片によ
るシール機能とボスに付設の係止条による取付穴周面と
の係止機能とによって加圧注入器具の取り付け安定性が
簡単に得られ、漏液することなく、しかも不規則に発生
しているクラックに対して確実な補修材の注入ができ
る。その結果、従来の方式に比べて作業性が向上できる
ことになり、補修作業での工費の削減ができることにな
る。
るコンクリート構築物の補修材の注入個所に比較的浅い
取付穴を穿孔してこの取付穴に取付座片を接着すること
なく取り付ければ、その取付座片付着のシール板片によ
るシール機能とボスに付設の係止条による取付穴周面と
の係止機能とによって加圧注入器具の取り付け安定性が
簡単に得られ、漏液することなく、しかも不規則に発生
しているクラックに対して確実な補修材の注入ができ
る。その結果、従来の方式に比べて作業性が向上できる
ことになり、補修作業での工費の削減ができることにな
る。
【図1】本発明のコンクリート構築物への補修材注入器
具の取付方法に用いられる補修材の加圧注入器具とその
取付座片との取付態様を表す中央縦断面図である。
具の取付方法に用いられる補修材の加圧注入器具とその
取付座片との取付態様を表す中央縦断面図である。
【図2】補修材の加圧注入器具の取付座片の拡大断面図
である。
である。
【図3】補修材の加圧注入時の態様を示す図である。
【図4】コンクリート構築物の補修個所に設けられる取
付穴の穿孔用に適するコンクリート穿削用ドリルの一例
を示す斜視図である。
付穴の穿孔用に適するコンクリート穿削用ドリルの一例
を示す斜視図である。
10 補修材の加圧注入器具 11 補修材容器 12 注入口 13 ピストン 14 取付ボス 14’ 取付ネジ 15 ピストンロッド 15a,15b 係止片 16 コイルばね 17 操作ハンドル 20 取付座片 21 座板 22 ボス 23 雌ネジ孔 24 係止条 25 シール板片 26 保護紙 30 補修材 A コンクリート構築物 a クラック B 取付穴
Claims (1)
- 【請求項1】 コンクリート構築物の補修目的個所に所
定寸法の比較的浅い取付穴を穿設し、この取付穴に対し
て、補修材注入用の孔を基準にして裏面に前記取付穴に
嵌合させるボスを突設させるとともにそのボス基部の周
囲に形成される広幅の座面の裏面側に可塑性を有する柔
軟なシール板片が付着される取付座片を、その前記ボス
を前記取付穴に嵌合させるとともに前記シール板片を取
付穴の周囲外面に密接させて取り付け、前記取付座片に
設けられる補修材注入用の孔に補修材の加圧注入器具注
入部を着脱可能に装着させることを特徴とするコンクリ
ート構築物への補修材注入器具の取付方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP785993A JPH06212811A (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | コンクリート構築物への補修材注入器具の取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP785993A JPH06212811A (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | コンクリート構築物への補修材注入器具の取付方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06212811A true JPH06212811A (ja) | 1994-08-02 |
Family
ID=11677381
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP785993A Pending JPH06212811A (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | コンクリート構築物への補修材注入器具の取付方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06212811A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009030244A (ja) * | 2007-07-24 | 2009-02-12 | Sg Engineering Kk | コンクリート構造物への注入材の注入方法、及び注入方法に使用する注入器 |
| CN117301581A (zh) * | 2023-10-07 | 2023-12-29 | 中复连众(连云港)风电叶片有限公司 | 注胶装置及拉挤主梁维修方法 |
-
1993
- 1993-01-20 JP JP785993A patent/JPH06212811A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009030244A (ja) * | 2007-07-24 | 2009-02-12 | Sg Engineering Kk | コンクリート構造物への注入材の注入方法、及び注入方法に使用する注入器 |
| CN117301581A (zh) * | 2023-10-07 | 2023-12-29 | 中复连众(连云港)风电叶片有限公司 | 注胶装置及拉挤主梁维修方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010130 |