JPH06214411A - 電子写真感光体 - Google Patents
電子写真感光体Info
- Publication number
- JPH06214411A JPH06214411A JP2081193A JP2081193A JPH06214411A JP H06214411 A JPH06214411 A JP H06214411A JP 2081193 A JP2081193 A JP 2081193A JP 2081193 A JP2081193 A JP 2081193A JP H06214411 A JPH06214411 A JP H06214411A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- polyiminocarbonate
- group
- layer
- binder resin
- Prior art date
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- Granted
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- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 生産性が良好で、特に溶剤に対する溶解性が
良好であり、塗布液が固化することなく経時安定性が良
好であり、また電荷輸送材料および電荷発生材料に対す
る相溶性が高く、均一な塗膜が得られ、更に電子写真特
性が良好である電子写真感光体を提供する。 【構成】 電子写真感光体は、結着樹脂として、繰り返
し単位が下記構造式(I)で示されるポリイミノカーボ
ネート樹脂、下記構造式(I)と(II)および(III )
とで示される共重合体の1種またはそれ以上、あるいは
これらの樹脂と構造式(II)および(III )で示される
樹脂とを感光層に含有する。 【化1】 (式中、R1 〜R4 、R7 、R8 は、水素または炭化水
素基を表し、R5 、R6、R9 〜R12は、水素、ハロゲ
ン、アルキル基、アルコキシ基、シクロアルキル基また
はアリール基を表す。また、R7 とR8 は結合する炭素
原子と一緒になって肪環式環またはラクトン環を形成し
てもよい。XはO、S、SO2 またはCOを表す。)
良好であり、塗布液が固化することなく経時安定性が良
好であり、また電荷輸送材料および電荷発生材料に対す
る相溶性が高く、均一な塗膜が得られ、更に電子写真特
性が良好である電子写真感光体を提供する。 【構成】 電子写真感光体は、結着樹脂として、繰り返
し単位が下記構造式(I)で示されるポリイミノカーボ
ネート樹脂、下記構造式(I)と(II)および(III )
とで示される共重合体の1種またはそれ以上、あるいは
これらの樹脂と構造式(II)および(III )で示される
樹脂とを感光層に含有する。 【化1】 (式中、R1 〜R4 、R7 、R8 は、水素または炭化水
素基を表し、R5 、R6、R9 〜R12は、水素、ハロゲ
ン、アルキル基、アルコキシ基、シクロアルキル基また
はアリール基を表す。また、R7 とR8 は結合する炭素
原子と一緒になって肪環式環またはラクトン環を形成し
てもよい。XはO、S、SO2 またはCOを表す。)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真感光体に関
し、さらに詳しくは、特定のポリイミノカーボネート樹
脂を結着樹脂として用い、塗膜の形成能等に優れた電子
写真感光体に関する。
し、さらに詳しくは、特定のポリイミノカーボネート樹
脂を結着樹脂として用い、塗膜の形成能等に優れた電子
写真感光体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真技術は、高速かつ高印字
品質が得られるという利点を有するために、複写機およ
びレーザービームプリンター等の分野において数多く応
用されている。現在、電子写真感光体を用いた画像形成
方法はカールソンの提案による米国特許第2,297,
691号明細書に記載されている方法が一般的になって
いる。この方法による電子写真装置において、感光体
は、例えば帯電、露光、現像、転写、クリーニング、除
電等の電気的・機械的処理を繰り返し受けている。この
ような仕様のもとで、従来、電子写真感光体は、セレ
ン、セレン−テルル合金、セレン−ヒ素合金等の無機光
導電材料が使用されてきた。一方、これらの無機光導電
材料を用いた電子写真感光体に比べ、安価で製造性およ
び廃棄性の点で優れた利点を有する有機光導電材料を用
いた電子写真感光体の研究も活発化してきている。中で
も、露光により電荷を発生する電荷発生層と電荷を輸送
する電荷輸送層を積層した機能分離型の有機積層型感光
体は、感度、帯電性およびその繰り返し安定性等、電子
写真特性の点で優れており、種々の提案がなされ、また
実用化されている。
品質が得られるという利点を有するために、複写機およ
びレーザービームプリンター等の分野において数多く応
用されている。現在、電子写真感光体を用いた画像形成
方法はカールソンの提案による米国特許第2,297,
691号明細書に記載されている方法が一般的になって
いる。この方法による電子写真装置において、感光体
は、例えば帯電、露光、現像、転写、クリーニング、除
電等の電気的・機械的処理を繰り返し受けている。この
ような仕様のもとで、従来、電子写真感光体は、セレ
ン、セレン−テルル合金、セレン−ヒ素合金等の無機光
導電材料が使用されてきた。一方、これらの無機光導電
材料を用いた電子写真感光体に比べ、安価で製造性およ
び廃棄性の点で優れた利点を有する有機光導電材料を用
いた電子写真感光体の研究も活発化してきている。中で
も、露光により電荷を発生する電荷発生層と電荷を輸送
する電荷輸送層を積層した機能分離型の有機積層型感光
体は、感度、帯電性およびその繰り返し安定性等、電子
写真特性の点で優れており、種々の提案がなされ、また
実用化されている。
【0003】これらの有機積層型感光体は、上記の電子
写真特性に関しては十分な性能を有するものが開発され
てきているが、感光層が有機材料で構成されているた
め、機械的外力に対する耐久性、すなわちトナー、現像
剤、用紙、クリーニング部材等からの直接的負荷による
感光体表面の摩耗や傷等の発生およびトナーフィルミン
グ等の異物付着などによって、画質欠陥が生じる問題が
あり、感光体寿命を規制している。また、複写機、プリ
ンターのカラー化、高速化に伴って、プロセスの複雑
化、高ストレス化が進みつつあり、これらの観点からも
高感度・高耐久性が要求されている。これらの問題点を
解決するために、電子写真感光体における感光層の結着
樹脂について、従来から種々の材料が検討されており、
例えば、感光体表面層の結着樹脂として各種のポリカー
ボネート樹脂を用いた感光体が提案されている(特開昭
62−247374号公報、特開昭63−148263
号公報、特開平1−269942号公報、特開平2−2
54459号公報、特開平3−63651号公報)。
写真特性に関しては十分な性能を有するものが開発され
てきているが、感光層が有機材料で構成されているた
め、機械的外力に対する耐久性、すなわちトナー、現像
剤、用紙、クリーニング部材等からの直接的負荷による
感光体表面の摩耗や傷等の発生およびトナーフィルミン
グ等の異物付着などによって、画質欠陥が生じる問題が
あり、感光体寿命を規制している。また、複写機、プリ
ンターのカラー化、高速化に伴って、プロセスの複雑
化、高ストレス化が進みつつあり、これらの観点からも
高感度・高耐久性が要求されている。これらの問題点を
解決するために、電子写真感光体における感光層の結着
樹脂について、従来から種々の材料が検討されており、
例えば、感光体表面層の結着樹脂として各種のポリカー
ボネート樹脂を用いた感光体が提案されている(特開昭
62−247374号公報、特開昭63−148263
号公報、特開平1−269942号公報、特開平2−2
54459号公報、特開平3−63651号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来提案さ
れたポリカーボネート樹脂を結着樹脂として用いると、
耐久性の比較的良好な電子写真感光体が得られるが、未
だ十分満足できるものはない。すなわち、これらの樹脂
にはそれぞれ一長一短があり、例えば最も多く市販され
ているポリカーボネート樹脂は特定のハロゲン化脂肪族
炭化水素類の低沸点溶剤にしか溶解せず、これらの溶剤
で調製された塗布液を用いて電子写真感光体を製造する
と、塗布面が白化したり、あるいは柚子肌状に荒れが生
じる。また、塗布液中の溶剤が気化しやすいため固形分
濃度が変化し、樹脂あるいは添加物の結晶析出等を引き
起こし、経時安定性が不良のため生産性が悪い。一方、
その他の溶剤に溶解しても溶解性が低いため、数日後に
は塗布液がゲル化し生産性が悪い。溶解性が良好なポリ
カーボネート樹脂においても、電荷輸送材料との相溶性
が悪く、電気特性上必要とされる量を固溶化させようと
しても、塗膜に電荷輸送材料が析出してしまうものがあ
る。また、多くのポリカーボネート樹脂は電荷発生材料
との相溶性が悪く、電荷発生材料と共に分散させる場
合、電荷発生材料が凝集し均一な塗膜が得られず、優れ
た画質が得られないという問題があった。
れたポリカーボネート樹脂を結着樹脂として用いると、
耐久性の比較的良好な電子写真感光体が得られるが、未
だ十分満足できるものはない。すなわち、これらの樹脂
にはそれぞれ一長一短があり、例えば最も多く市販され
ているポリカーボネート樹脂は特定のハロゲン化脂肪族
炭化水素類の低沸点溶剤にしか溶解せず、これらの溶剤
で調製された塗布液を用いて電子写真感光体を製造する
と、塗布面が白化したり、あるいは柚子肌状に荒れが生
じる。また、塗布液中の溶剤が気化しやすいため固形分
濃度が変化し、樹脂あるいは添加物の結晶析出等を引き
起こし、経時安定性が不良のため生産性が悪い。一方、
その他の溶剤に溶解しても溶解性が低いため、数日後に
は塗布液がゲル化し生産性が悪い。溶解性が良好なポリ
カーボネート樹脂においても、電荷輸送材料との相溶性
が悪く、電気特性上必要とされる量を固溶化させようと
しても、塗膜に電荷輸送材料が析出してしまうものがあ
る。また、多くのポリカーボネート樹脂は電荷発生材料
との相溶性が悪く、電荷発生材料と共に分散させる場
合、電荷発生材料が凝集し均一な塗膜が得られず、優れ
た画質が得られないという問題があった。
【0005】本発明は、上記のような実情に鑑みてなさ
れたものであって、従来の技術における上記の問題点を
解消した電子写真感光体を提供することを目的とするも
のである。すなわち、本発明の目的は、結着樹脂として
ポリイミノカーボネート樹脂を用い、生産性が良好で、
特に溶剤に対する溶解性が良好であり、塗布液が固化あ
るいはゲル化することなく経時安定性が良好であり、ま
た電荷輸送材料および電荷発生材料に対する相溶性が高
く、均一な塗膜が得られ、更に電子写真特性が良好であ
る電子写真感光体を提供しようとするものである。
れたものであって、従来の技術における上記の問題点を
解消した電子写真感光体を提供することを目的とするも
のである。すなわち、本発明の目的は、結着樹脂として
ポリイミノカーボネート樹脂を用い、生産性が良好で、
特に溶剤に対する溶解性が良好であり、塗布液が固化あ
るいはゲル化することなく経時安定性が良好であり、ま
た電荷輸送材料および電荷発生材料に対する相溶性が高
く、均一な塗膜が得られ、更に電子写真特性が良好であ
る電子写真感光体を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、感光層の
結着樹脂について鋭意研究を重ねた結果、特定のポリイ
ミノカーボネート樹脂を感光層に含有させることによ
り、上記の目的が達成されることを見出して、本発明を
完成するに至った。すなわち、本発明は、導電性支持体
上に感光層を被覆した電子写真感光体において、結着樹
脂として、繰り返し単位がそれぞれ下記構造式(I)で
示されるポリイミノカーボネート樹脂(I)、下記構造
式(I)と(II)とで示される共重合ポリイミノカーボ
ネート樹脂(II)および下記構造式(I)と(III )と
で示される共重合ポリイミノカーボネート樹脂(III )
から選ばれる樹脂の1種またはそれ以上、あるいはこれ
らの樹脂の単独または2種以上と繰り返し単位がそれぞ
れ下記構造式(II)および(III )で示されるポリイミ
ノカーボネート樹脂の単独または2種とを感光層に含有
することを特徴とする。
結着樹脂について鋭意研究を重ねた結果、特定のポリイ
ミノカーボネート樹脂を感光層に含有させることによ
り、上記の目的が達成されることを見出して、本発明を
完成するに至った。すなわち、本発明は、導電性支持体
上に感光層を被覆した電子写真感光体において、結着樹
脂として、繰り返し単位がそれぞれ下記構造式(I)で
示されるポリイミノカーボネート樹脂(I)、下記構造
式(I)と(II)とで示される共重合ポリイミノカーボ
ネート樹脂(II)および下記構造式(I)と(III )と
で示される共重合ポリイミノカーボネート樹脂(III )
から選ばれる樹脂の1種またはそれ以上、あるいはこれ
らの樹脂の単独または2種以上と繰り返し単位がそれぞ
れ下記構造式(II)および(III )で示されるポリイミ
ノカーボネート樹脂の単独または2種とを感光層に含有
することを特徴とする。
【0007】
【化4】 (式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は、それぞれ水素
原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基また
はアリールアルキル基を表し、R5 およびR6 は、それ
ぞれ水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ
基、シクロアルキル基またはアリール基を表す。)
原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基また
はアリールアルキル基を表し、R5 およびR6 は、それ
ぞれ水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ
基、シクロアルキル基またはアリール基を表す。)
【0008】
【化5】 (式中、R7 およびR8 は、それぞれ水素原子、アルキ
ル基、シクロアルキル基、アリール基またはアリールア
ルキル基を表すか、あるいはR7 およびR8 は結合する
炭素原子と一緒になって肪環式環またはラクトン環を形
成してもよい。また、R9 およびR10は、それぞれ水素
原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、シク
ロアルキル基またはアリール基を表す。)
ル基、シクロアルキル基、アリール基またはアリールア
ルキル基を表すか、あるいはR7 およびR8 は結合する
炭素原子と一緒になって肪環式環またはラクトン環を形
成してもよい。また、R9 およびR10は、それぞれ水素
原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、シク
ロアルキル基またはアリール基を表す。)
【0009】
【化6】 (式中、R11およびR12は、それぞれ水素原子、ハロゲ
ン原子、アルキル基、アルコキシ基、シクロアルキル基
またはアリール基を表し、Xは−O−、−S−、−SO
2 −または−CO−を表す。)
ン原子、アルキル基、アルコキシ基、シクロアルキル基
またはアリール基を表し、Xは−O−、−S−、−SO
2 −または−CO−を表す。)
【0010】以下、本発明の電子写真感光体について詳
細に説明する。本発明の電子写真感光体における導電性
支持体としては、アルミニウム、ニッケル、クロム、ス
テンレス鋼等の金属類、およびアルミニウム、チタニウ
ム、ニッケル、クロム、ステンレス鋼、金、バナジウ
ム、酸化錫、酸化インジウム、ITO等の薄膜を設けた
プラスチックフィルム等、あるいは導電性付与剤を塗布
または含浸させた紙およびプラスチックフィルム等が挙
げられる。これらの導電性支持体は、ドラム状、シート
状、プレート状等、適宜の形状のものとして使用される
が、これらに限定されるものではない。さらに必要に応
じて、導電性支持体の表面は、画質に影響のない範囲で
各種の処理を行うことができる。例えば、表面の酸化処
理や薬品処理、および着色処理等または砂目立て等の乱
反射処理などを行うことができる。
細に説明する。本発明の電子写真感光体における導電性
支持体としては、アルミニウム、ニッケル、クロム、ス
テンレス鋼等の金属類、およびアルミニウム、チタニウ
ム、ニッケル、クロム、ステンレス鋼、金、バナジウ
ム、酸化錫、酸化インジウム、ITO等の薄膜を設けた
プラスチックフィルム等、あるいは導電性付与剤を塗布
または含浸させた紙およびプラスチックフィルム等が挙
げられる。これらの導電性支持体は、ドラム状、シート
状、プレート状等、適宜の形状のものとして使用される
が、これらに限定されるものではない。さらに必要に応
じて、導電性支持体の表面は、画質に影響のない範囲で
各種の処理を行うことができる。例えば、表面の酸化処
理や薬品処理、および着色処理等または砂目立て等の乱
反射処理などを行うことができる。
【0011】本発明の電子写真感光体は、導電性支持体
と後述する感光層との間に下引層を設けることが好まし
い。この下引層は感光層の帯電時において導電性支持体
から感光層への電荷の注入を阻止すると共に、感光層を
導電性支持体に対して一体的に接着保持する接着層とし
ての作用、あるいは場合によっては導電性支持体の光の
反射防止作用等を示す。
と後述する感光層との間に下引層を設けることが好まし
い。この下引層は感光層の帯電時において導電性支持体
から感光層への電荷の注入を阻止すると共に、感光層を
導電性支持体に対して一体的に接着保持する接着層とし
ての作用、あるいは場合によっては導電性支持体の光の
反射防止作用等を示す。
【0012】この下引層を形成する材料としては、ポリ
アミド樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、フェノ
ール樹脂、ポリウレタン樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグ
アナミン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエチレン樹脂、ポ
リプロピレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹
脂、メタクリル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリビニル
アセタール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポ
リビニルアルコール樹脂、水溶性ポリエステル樹脂、ニ
トロセルロース、カゼイン、ゼラチン、ポリグルタミン
酸、澱粉、スターチアセテート、アミノ澱粉、ポリアク
リル酸、ポリアクリルアミド等の樹脂の他に、ジルコニ
ウムキレート化合物、チタニルキレート化合物、チタニ
ルアルコキシド化合物等の有機チタニル化合物、シラン
カップリング剤などの公知の材料を用いることができ
る。これらの材料は単独または2種以上混合して用いる
ことができる。さらに、酸化チタン、酸化アルミニウ
ム、酸化珪素、酸化ジルコニウム、チタン酸バリウム、
シリコーン樹脂等の微粒子と混合することができる。下
引層を形成する際の塗布方法としては、ブレードコーテ
ィング法、ワイヤーバーコーティング法、スプレーコー
ティング法、浸漬コーティング法、ビードコーティング
法、エアーナイフコーティング法、カーテンコーティン
グ法等の通常の方法が採用される。下引層の厚みは0.
01〜10μm、好ましくは0.05〜2μmが適当で
ある。
アミド樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、フェノ
ール樹脂、ポリウレタン樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグ
アナミン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエチレン樹脂、ポ
リプロピレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹
脂、メタクリル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリビニル
アセタール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポ
リビニルアルコール樹脂、水溶性ポリエステル樹脂、ニ
トロセルロース、カゼイン、ゼラチン、ポリグルタミン
酸、澱粉、スターチアセテート、アミノ澱粉、ポリアク
リル酸、ポリアクリルアミド等の樹脂の他に、ジルコニ
ウムキレート化合物、チタニルキレート化合物、チタニ
ルアルコキシド化合物等の有機チタニル化合物、シラン
カップリング剤などの公知の材料を用いることができ
る。これらの材料は単独または2種以上混合して用いる
ことができる。さらに、酸化チタン、酸化アルミニウ
ム、酸化珪素、酸化ジルコニウム、チタン酸バリウム、
シリコーン樹脂等の微粒子と混合することができる。下
引層を形成する際の塗布方法としては、ブレードコーテ
ィング法、ワイヤーバーコーティング法、スプレーコー
ティング法、浸漬コーティング法、ビードコーティング
法、エアーナイフコーティング法、カーテンコーティン
グ法等の通常の方法が採用される。下引層の厚みは0.
01〜10μm、好ましくは0.05〜2μmが適当で
ある。
【0013】本発明の電子写真感光体において、導電性
支持体上に被覆される感光層は、単層構造であってもあ
るいは電荷発生層と電荷輸送層とに機能分離された積層
構造であってもよい。積層構造の場合には、電荷発生層
と電荷輸送層の積層順序はいずれが上層であってもよ
い。これらの感光層は、電荷発生材料または電荷輸送材
料あるいは両者がそれぞれ結着樹脂中に含有された塗膜
より構成される。
支持体上に被覆される感光層は、単層構造であってもあ
るいは電荷発生層と電荷輸送層とに機能分離された積層
構造であってもよい。積層構造の場合には、電荷発生層
と電荷輸送層の積層順序はいずれが上層であってもよ
い。これらの感光層は、電荷発生材料または電荷輸送材
料あるいは両者がそれぞれ結着樹脂中に含有された塗膜
より構成される。
【0014】電荷発生層に含有される電荷発生材料とし
ては、非晶質セレン、結晶性セレン−テルル合金、セレ
ン−ヒ素合金、その他のセレン化合物およびセレン合
金、酸化亜鉛、酸化チタン等の無機系光導電性材料、フ
タロシアニン系、スクアリリウム系、アントアントロン
系、ペリレン系、アゾ系、アントラキノン系、ピレン
系、ピリリウム塩、チアピリリウム塩等の有機顔料およ
び染料が用いられる。
ては、非晶質セレン、結晶性セレン−テルル合金、セレ
ン−ヒ素合金、その他のセレン化合物およびセレン合
金、酸化亜鉛、酸化チタン等の無機系光導電性材料、フ
タロシアニン系、スクアリリウム系、アントアントロン
系、ペリレン系、アゾ系、アントラキノン系、ピレン
系、ピリリウム塩、チアピリリウム塩等の有機顔料およ
び染料が用いられる。
【0015】電荷発生層における結着樹脂としては、例
えば、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルホルマー
ル樹脂、部分変性ポリビニルアセタール樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリ
塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ酢酸ビニル樹
脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、シリコーン樹
脂、フェノール樹脂、ポリ−N−ビニルカルバゾール樹
脂等が使用されるが、これらに限定されるものではな
い。これらの結着樹脂は単独または2種以上混合して用
いることができる。
えば、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルホルマー
ル樹脂、部分変性ポリビニルアセタール樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリ
塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ酢酸ビニル樹
脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、シリコーン樹
脂、フェノール樹脂、ポリ−N−ビニルカルバゾール樹
脂等が使用されるが、これらに限定されるものではな
い。これらの結着樹脂は単独または2種以上混合して用
いることができる。
【0016】また、前記ポリイミノカーボネート樹脂
(I)、共重合ポリイミノカーボネート樹脂(II)また
は共重合ポリイミノカーボネート樹脂(III )を結着樹
脂として使用することができる。さらに、これらのポリ
イミノカーボネート樹脂の2種以上を混合するか、ある
いはこれらの樹脂の少なくとも1種と繰り返し単位がそ
れぞれ前記構造式(II)および(III )で示されるポリ
イミノカーボネート樹脂の単独または2種とを混合して
使用することもできる。ポリイミノカーボネート樹脂
(I)、(II)および(III )は、それぞれ下記一般式
(IV)と( IV′)、一般式(V)と( V′) および一般
式(VI)と( VI′)で示される2価フェノール化合物と
ジシアネート化合物とを反応させることにより合成する
ことができる。この合成法は、米国特許第3,491,
060号明細書、英国特許第1,218,447号明細
書、その他、Joachim Kohn & Robe
rt Langerによって発表されたBiomate
rials,1986,Vol7,May1986,P
176〜182にも詳細が示されている。
(I)、共重合ポリイミノカーボネート樹脂(II)また
は共重合ポリイミノカーボネート樹脂(III )を結着樹
脂として使用することができる。さらに、これらのポリ
イミノカーボネート樹脂の2種以上を混合するか、ある
いはこれらの樹脂の少なくとも1種と繰り返し単位がそ
れぞれ前記構造式(II)および(III )で示されるポリ
イミノカーボネート樹脂の単独または2種とを混合して
使用することもできる。ポリイミノカーボネート樹脂
(I)、(II)および(III )は、それぞれ下記一般式
(IV)と( IV′)、一般式(V)と( V′) および一般
式(VI)と( VI′)で示される2価フェノール化合物と
ジシアネート化合物とを反応させることにより合成する
ことができる。この合成法は、米国特許第3,491,
060号明細書、英国特許第1,218,447号明細
書、その他、Joachim Kohn & Robe
rt Langerによって発表されたBiomate
rials,1986,Vol7,May1986,P
176〜182にも詳細が示されている。
【0017】
【化7】 (式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は、それぞれ水素
原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基また
はアリールアルキル基を表し、R5 およびR6 は、それ
ぞれ水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ
基、シクロアルキル基またはアリール基を表す。)
原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基また
はアリールアルキル基を表し、R5 およびR6 は、それ
ぞれ水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ
基、シクロアルキル基またはアリール基を表す。)
【0018】
【化8】 (式中、R7 およびR8 は、それぞれ水素原子、アルキ
ル基、シクロアルキル基、アリール基またはアリールア
ルキル基を表すか、あるいはR7 およびR8 は結合する
炭素原子と一緒になって肪環式環またはラクトン環を形
成してもよい。また、R9 およびR10は、それぞれ水素
原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、シク
ロアルキル基またはアリール基を表す。)
ル基、シクロアルキル基、アリール基またはアリールア
ルキル基を表すか、あるいはR7 およびR8 は結合する
炭素原子と一緒になって肪環式環またはラクトン環を形
成してもよい。また、R9 およびR10は、それぞれ水素
原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、シク
ロアルキル基またはアリール基を表す。)
【0019】
【化9】 (式中、R11およびR12は、それぞれ水素原子、ハロゲ
ン原子、アルキル基、アルコキシ基、シクロアルキル基
またはアリール基を表し、Xは−O−、−S−、−SO
2 −または−CO−を表す。)
ン原子、アルキル基、アルコキシ基、シクロアルキル基
またはアリール基を表し、Xは−O−、−S−、−SO
2 −または−CO−を表す。)
【0020】上記の合成法において、各モノマーの2価
フェノール化合物(IV)〜(VI)およびジシアネート化
合物( IV′)〜( VI′)の化学構造が対象となってない
場合があるので、ポリイミノカーボネートの重合反応が
頭−頭結合、頭−尾結合または尾−尾結合するかによ
り、得られるポリイミノカーボネート(I)〜(III )
の重合体成分が必ずしも前記構造式に示す順に配列して
いるとは限らないが、繰り返し単位は前記構造式(I)
〜(III )に示す通りである。また、繰り返し単位が構
造式(I)および(II)で示される共重合ポリイミノカ
ーボネート(II)を合成する場合は、2価フェノール化
合物(IV)および(V)とジシアネート化合物( IV′)
および(V′)とを一緒に重合させるか、あるいは末端に
一方が水酸基を有し他方にシアネート基を有するポリイ
ミノカーボネート(I)と(II)とをブロック共重合さ
せることにより、共重合体(II)が得られる。同様の方
法により、繰り返し単位が構造式(I)および(III )
で示される共重合ポリイミノカーボネート(III )を合
成することができる。
フェノール化合物(IV)〜(VI)およびジシアネート化
合物( IV′)〜( VI′)の化学構造が対象となってない
場合があるので、ポリイミノカーボネートの重合反応が
頭−頭結合、頭−尾結合または尾−尾結合するかによ
り、得られるポリイミノカーボネート(I)〜(III )
の重合体成分が必ずしも前記構造式に示す順に配列して
いるとは限らないが、繰り返し単位は前記構造式(I)
〜(III )に示す通りである。また、繰り返し単位が構
造式(I)および(II)で示される共重合ポリイミノカ
ーボネート(II)を合成する場合は、2価フェノール化
合物(IV)および(V)とジシアネート化合物( IV′)
および(V′)とを一緒に重合させるか、あるいは末端に
一方が水酸基を有し他方にシアネート基を有するポリイ
ミノカーボネート(I)と(II)とをブロック共重合さ
せることにより、共重合体(II)が得られる。同様の方
法により、繰り返し単位が構造式(I)および(III )
で示される共重合ポリイミノカーボネート(III )を合
成することができる。
【0021】前記構造式(I)〜(III )および一般式
(IV)〜( VI′)中の符号R1 〜R12としては、次のよ
うな置換基を例示することができる。例えば、R1 〜R
12で表されるアルキル基としては、直鎖状または分岐鎖
状であってもよく、メチル基、エチル基、n−プロピル
基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、s
ec−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル
基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウ
ンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、セチル基、ヘ
プタデシル基、オクタデシル基、エイコシル基、ヘンエ
イコシル基、ドコシル基等が挙げられる。R1 〜R12で
表されるシクロアルキル基としては、シクロペンチル
基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオク
チル基、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル基、ビシクロ
[2.2.2]オクチル基等が挙げられる。
(IV)〜( VI′)中の符号R1 〜R12としては、次のよ
うな置換基を例示することができる。例えば、R1 〜R
12で表されるアルキル基としては、直鎖状または分岐鎖
状であってもよく、メチル基、エチル基、n−プロピル
基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、s
ec−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル
基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウ
ンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、セチル基、ヘ
プタデシル基、オクタデシル基、エイコシル基、ヘンエ
イコシル基、ドコシル基等が挙げられる。R1 〜R12で
表されるシクロアルキル基としては、シクロペンチル
基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオク
チル基、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル基、ビシクロ
[2.2.2]オクチル基等が挙げられる。
【0022】R1 〜R12で表されるアリール基として
は、フェニル基、ビフェニル基、ナフチル基等が挙げら
れる。R1 〜R4 、R7 、R8 で表されるアリールアル
キル基としては、ベンジル基、フェネチル基、フェニル
プロピル基、フェニルブチル基、フェニルペンチル基、
フェニルヘキシル基、ビフェニルメチル基、ナフチルメ
チル基等が挙げられるが、アルキル基は分岐鎖状であっ
てもよく、また、炭素数3以上のアルキル基において
は、アリール基は末端の炭素原子に限らず他の炭素原子
に置換することもできる。さらに、これらのアリール基
には、上記のアルキル基や下記のハロゲン原子等の置換
基が1または2個以上置換していてもよい。R5 、
R6 、R9 〜R12で表されるハロゲン原子としては、弗
素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等が挙げられ
る。R5 、R6 、R9 〜R12で表されるアルコキシ基と
しては、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、
i−プロポキシ基、n−ブトキシ基、i−ブトキシ基、
sec−ブトキシ基、t−ブトキシ基、ペンチロキシ
基、ヘキシロキシ基等が挙げられる。R7 およびR8 が
結合する炭素原子と一緒になって形成される肪環式環と
しては、シクロペンチリデン基、シクロヘキシリデン
基、シクロヘプチリデン基、シクロオクチリデン基等の
2価の肪環式化合物残基が挙げられる。また、同じく炭
素原子と一緒になって形成されるラクトン環としては、
ブチロラクトン、バレロラクトン、カプロラクトン、カ
プリロラクトン、カプリノラクトン等の2価の残基が挙
げられる。
は、フェニル基、ビフェニル基、ナフチル基等が挙げら
れる。R1 〜R4 、R7 、R8 で表されるアリールアル
キル基としては、ベンジル基、フェネチル基、フェニル
プロピル基、フェニルブチル基、フェニルペンチル基、
フェニルヘキシル基、ビフェニルメチル基、ナフチルメ
チル基等が挙げられるが、アルキル基は分岐鎖状であっ
てもよく、また、炭素数3以上のアルキル基において
は、アリール基は末端の炭素原子に限らず他の炭素原子
に置換することもできる。さらに、これらのアリール基
には、上記のアルキル基や下記のハロゲン原子等の置換
基が1または2個以上置換していてもよい。R5 、
R6 、R9 〜R12で表されるハロゲン原子としては、弗
素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等が挙げられ
る。R5 、R6 、R9 〜R12で表されるアルコキシ基と
しては、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、
i−プロポキシ基、n−ブトキシ基、i−ブトキシ基、
sec−ブトキシ基、t−ブトキシ基、ペンチロキシ
基、ヘキシロキシ基等が挙げられる。R7 およびR8 が
結合する炭素原子と一緒になって形成される肪環式環と
しては、シクロペンチリデン基、シクロヘキシリデン
基、シクロヘプチリデン基、シクロオクチリデン基等の
2価の肪環式化合物残基が挙げられる。また、同じく炭
素原子と一緒になって形成されるラクトン環としては、
ブチロラクトン、バレロラクトン、カプロラクトン、カ
プリロラクトン、カプリノラクトン等の2価の残基が挙
げられる。
【0023】ポリイミノカーボネート樹脂(I)、共重
合ポリイミノカーボネート樹脂(II)および(III )
は、重量平均分子量が3万〜60万の範囲にあるものを
使用することが好ましい。感光層にポリイミノカーボネ
ート樹脂を含有する本発明の電子写真感光体は、積層型
あるいは単層型のいかんにかかわらず、前記構造式
(I)、(II)中のR1 〜R4 、R7 およびR8 の少な
くとも1つがアリール基で表されるポリイミノカーボネ
ート樹脂を使用すると、電荷移動度が向上するため感度
が向上する。また、構造式(I)〜(III )中のR5 、
R6 、R9 〜R12に置換基(ハロゲン原子、アルキル
基、アルコキシ基、シクロアルキル基、アリール基)を
有するポリイミノカーボネート樹脂を使用すると、耐摩
耗性が向上する。
合ポリイミノカーボネート樹脂(II)および(III )
は、重量平均分子量が3万〜60万の範囲にあるものを
使用することが好ましい。感光層にポリイミノカーボネ
ート樹脂を含有する本発明の電子写真感光体は、積層型
あるいは単層型のいかんにかかわらず、前記構造式
(I)、(II)中のR1 〜R4 、R7 およびR8 の少な
くとも1つがアリール基で表されるポリイミノカーボネ
ート樹脂を使用すると、電荷移動度が向上するため感度
が向上する。また、構造式(I)〜(III )中のR5 、
R6 、R9 〜R12に置換基(ハロゲン原子、アルキル
基、アルコキシ基、シクロアルキル基、アリール基)を
有するポリイミノカーボネート樹脂を使用すると、耐摩
耗性が向上する。
【0024】ここで、代表的なポリイミノカーボネート
樹脂(I)、繰り返し単位が前記構造式(II)および
(III )で示されるポリイミノカーボネート樹脂の例を
それぞれ表1、表2〜表5および表6に示す。
樹脂(I)、繰り返し単位が前記構造式(II)および
(III )で示されるポリイミノカーボネート樹脂の例を
それぞれ表1、表2〜表5および表6に示す。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】
【表3】
【0028】
【表4】
【0029】
【表5】
【0030】
【表6】 表1〜表6には、便宜上R1 とR3 、R2 とR4 、R5
とR6 、R9 とR10およびR11とR12が同一のポリイミ
ノカーボネート樹脂を掲載したが、これらの置換基は必
ずしも同一でなくてもよい。また、共重合ポリイミノカ
ーボネート樹脂(II)および(III )としては、一方の
共重合成分である表1のポリイミノカーボネート成分と
表2〜表5および表6に示す他方のポリイミノカーボネ
ート成分とを任意に組み合わせたものを例示することが
できる。
とR6 、R9 とR10およびR11とR12が同一のポリイミ
ノカーボネート樹脂を掲載したが、これらの置換基は必
ずしも同一でなくてもよい。また、共重合ポリイミノカ
ーボネート樹脂(II)および(III )としては、一方の
共重合成分である表1のポリイミノカーボネート成分と
表2〜表5および表6に示す他方のポリイミノカーボネ
ート成分とを任意に組み合わせたものを例示することが
できる。
【0031】一般に、ポリカーボネート樹脂は耐摩耗性
に優れたポリマーではあるが、電荷発生層における結着
樹脂として用いる場合、前記電荷発生材料の分散性が非
常に悪い。しかしながら、本発明のポリイミノカーボネ
ート樹脂は、電荷発生材料とのマッチングがよく、分散
性が良好であるため、ポリカーボネート樹脂を電荷発生
層における結着樹脂として用いる場合と比べ、電気特性
や画質が著しく改善される。さらに、ポリイミノカーボ
ネート樹脂(I)、その共重合体(II)または(III )
は、これらの樹脂が奏する作用、効果を損なわない範囲
内で、先に例示したような結着樹脂や、前述したよう
に、繰り返し単位が前記構造式(II)および(III )で
示されるポリイミノカーボネート樹脂等の1種または2
種と混合して用いることもできる。
に優れたポリマーではあるが、電荷発生層における結着
樹脂として用いる場合、前記電荷発生材料の分散性が非
常に悪い。しかしながら、本発明のポリイミノカーボネ
ート樹脂は、電荷発生材料とのマッチングがよく、分散
性が良好であるため、ポリカーボネート樹脂を電荷発生
層における結着樹脂として用いる場合と比べ、電気特性
や画質が著しく改善される。さらに、ポリイミノカーボ
ネート樹脂(I)、その共重合体(II)または(III )
は、これらの樹脂が奏する作用、効果を損なわない範囲
内で、先に例示したような結着樹脂や、前述したよう
に、繰り返し単位が前記構造式(II)および(III )で
示されるポリイミノカーボネート樹脂等の1種または2
種と混合して用いることもできる。
【0032】電荷発生材料と結着樹脂との組成比は、体
積比で5:1〜1:2の範囲が好ましい。また、電荷発
生層は、有機溶剤中の結着樹脂に電荷発生材料を分散し
て塗布することにより形成される。塗布液を調製する際
に用いられる溶剤としては、塩化メチレン、クロロホル
ム、トルエン、クロロベンゼン、メチルセロソルブ、エ
チルセロソルブ、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ア
セトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、酢酸
メチル、酢酸n−ブチル、メタノール、エタノール、n
−プロパノール、n−ブタノール、ベンジルアルコール
等の通常の有機溶剤が挙げられる。これらの溶剤は単独
または2種以上混合して用いることができる。塗布液の
塗布方法としては、ブレードコーティング法、ワイヤー
バーコーティング法、スプレーコーティング法、浸漬コ
ーティング法、ビードコーティング法、エアーナイフコ
ーティング法、カーテンコーティング法等、通常の方法
が採用される。電荷発生層の厚みは、一般的に0.01
〜5μm、好ましくは0.1〜2.0μmが適当であ
る。
積比で5:1〜1:2の範囲が好ましい。また、電荷発
生層は、有機溶剤中の結着樹脂に電荷発生材料を分散し
て塗布することにより形成される。塗布液を調製する際
に用いられる溶剤としては、塩化メチレン、クロロホル
ム、トルエン、クロロベンゼン、メチルセロソルブ、エ
チルセロソルブ、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ア
セトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、酢酸
メチル、酢酸n−ブチル、メタノール、エタノール、n
−プロパノール、n−ブタノール、ベンジルアルコール
等の通常の有機溶剤が挙げられる。これらの溶剤は単独
または2種以上混合して用いることができる。塗布液の
塗布方法としては、ブレードコーティング法、ワイヤー
バーコーティング法、スプレーコーティング法、浸漬コ
ーティング法、ビードコーティング法、エアーナイフコ
ーティング法、カーテンコーティング法等、通常の方法
が採用される。電荷発生層の厚みは、一般的に0.01
〜5μm、好ましくは0.1〜2.0μmが適当であ
る。
【0033】電荷輸送層に含有される電荷輸送材料とし
ては、p−ベンゾキノン、クロラニル、ブロモアニル、
アントラキノン等のキノン系化合物、テトラシアノキノ
ジメタン系化合物、2,4,7−トリニトロフルオレノ
ン等のフルオレノン系化合物、キサントン系化合物、ベ
ンゾフェノン系化合物、シアノビニル系化合物、エチレ
ン系化合物等の電子吸引性物質、トリフェニルアミン系
化合物、アリールアルカン系化合物、アリール置換エチ
レン系化合物、ベンジジン系化合物、ブタジエン系化合
物、スチルベン系化合物、アントラセン系化合物、ヒド
ラゾン系化合物、あるいはこれらの化合物からなる基を
主鎖または側鎖に有する重合体等の電子供与性物質が挙
げられる。これらの電荷輸送材料は単独または2種以上
混合して用いることができる。
ては、p−ベンゾキノン、クロラニル、ブロモアニル、
アントラキノン等のキノン系化合物、テトラシアノキノ
ジメタン系化合物、2,4,7−トリニトロフルオレノ
ン等のフルオレノン系化合物、キサントン系化合物、ベ
ンゾフェノン系化合物、シアノビニル系化合物、エチレ
ン系化合物等の電子吸引性物質、トリフェニルアミン系
化合物、アリールアルカン系化合物、アリール置換エチ
レン系化合物、ベンジジン系化合物、ブタジエン系化合
物、スチルベン系化合物、アントラセン系化合物、ヒド
ラゾン系化合物、あるいはこれらの化合物からなる基を
主鎖または側鎖に有する重合体等の電子供与性物質が挙
げられる。これらの電荷輸送材料は単独または2種以上
混合して用いることができる。
【0034】電荷輸送層における結着樹脂としては、前
述したポリイミノカーボネート樹脂(I)、共重合ポリ
イミノカーボネート樹脂(II)および共重合ポリイミノ
カーボネート樹脂(III )から選ばれる樹脂の単独また
は2種以上が使用される。さらに、これらのポリイミノ
カーボネート樹脂の少なくとも1種と繰り返し単位がそ
れぞれ前記構造式(II)および(III )で示されるポリ
イミノカーボネート樹脂の単独または2種とを混合して
使用することもできる。ポリイミノカーボネート樹脂
(I)〜(III )は、重量平均分子量が通常3万〜60
万の範囲にあるものが使用される。また、分子量分布の
比較的揃ったポリイミノカーボネート樹脂を使用する場
合は、6万〜30万の範囲にあるものが好ましい。重量
平均分子量が3万未満では、塗布液の粘度が低く必要と
する膜厚が得られないため、例えば浸漬塗布した場合に
膜厚ムラが生じやすい。一方、重量平均分子量が60万
より大きいと、逆に塗布液の粘度が高く必要とする膜厚
の制御が困難になる。しかし、この点は、重量平均分子
量が3万〜60万の範囲にあるポリイミノカーボネート
樹脂を適度に混合して用いることにより改善されるた
め、分子量分布が異なる異種のポリイミノカーボネート
樹脂(I)〜(III )を互いに混合して用いるとよい。
また、ポリイミノカーボネート樹脂(I)〜(III )が
奏する作用、効果を損なわない範囲内で、上記樹脂とは
異種のポリイミノカーボネート樹脂あるいはポリカーボ
ネート樹脂と混合して用いることもできる。
述したポリイミノカーボネート樹脂(I)、共重合ポリ
イミノカーボネート樹脂(II)および共重合ポリイミノ
カーボネート樹脂(III )から選ばれる樹脂の単独また
は2種以上が使用される。さらに、これらのポリイミノ
カーボネート樹脂の少なくとも1種と繰り返し単位がそ
れぞれ前記構造式(II)および(III )で示されるポリ
イミノカーボネート樹脂の単独または2種とを混合して
使用することもできる。ポリイミノカーボネート樹脂
(I)〜(III )は、重量平均分子量が通常3万〜60
万の範囲にあるものが使用される。また、分子量分布の
比較的揃ったポリイミノカーボネート樹脂を使用する場
合は、6万〜30万の範囲にあるものが好ましい。重量
平均分子量が3万未満では、塗布液の粘度が低く必要と
する膜厚が得られないため、例えば浸漬塗布した場合に
膜厚ムラが生じやすい。一方、重量平均分子量が60万
より大きいと、逆に塗布液の粘度が高く必要とする膜厚
の制御が困難になる。しかし、この点は、重量平均分子
量が3万〜60万の範囲にあるポリイミノカーボネート
樹脂を適度に混合して用いることにより改善されるた
め、分子量分布が異なる異種のポリイミノカーボネート
樹脂(I)〜(III )を互いに混合して用いるとよい。
また、ポリイミノカーボネート樹脂(I)〜(III )が
奏する作用、効果を損なわない範囲内で、上記樹脂とは
異種のポリイミノカーボネート樹脂あるいはポリカーボ
ネート樹脂と混合して用いることもできる。
【0035】電荷輸送材料と結着樹脂の組成比は、重量
比で25:75〜60:40の範囲が適当である。電荷
輸送材料が、組成比で25重量%未満では、電気特性が
著しく低下し感光体としての機能を損ない、一方、60
重量%を超えると、耐摩耗性、剥離性、耐放電生成物性
が極端に低下する。電荷輸送層を形成する際に用いられ
る溶剤としては、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳
香族炭化水素類、モノクロロベンゼン等のハロゲン化芳
香族炭化水素類、アセトン、メチルエチルケトン等のケ
トン類、塩化メチレン、クロロホルム、塩化エチレン等
のハロゲン化脂肪族炭化水素類、テトラヒドロフラン、
エチルエーテル等の環状または直鎖状のエーテルなどの
通常の有機溶剤が挙げられる。これらの溶剤は単独また
は2種以上混合して用いることができる。また、塗布液
の塗布方法としては、ブレードコーティング法、ワイヤ
ーバーコーティング法、スプレーコーティング法、浸漬
コーティング法、ビードコーティング法、エアーナイフ
コーティング法、カーテンコーティング法等の通常の方
法が採用される。電荷輸送層の厚みは、一般的に5〜5
0μm、好ましくは10〜30μmが適当である。
比で25:75〜60:40の範囲が適当である。電荷
輸送材料が、組成比で25重量%未満では、電気特性が
著しく低下し感光体としての機能を損ない、一方、60
重量%を超えると、耐摩耗性、剥離性、耐放電生成物性
が極端に低下する。電荷輸送層を形成する際に用いられ
る溶剤としては、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳
香族炭化水素類、モノクロロベンゼン等のハロゲン化芳
香族炭化水素類、アセトン、メチルエチルケトン等のケ
トン類、塩化メチレン、クロロホルム、塩化エチレン等
のハロゲン化脂肪族炭化水素類、テトラヒドロフラン、
エチルエーテル等の環状または直鎖状のエーテルなどの
通常の有機溶剤が挙げられる。これらの溶剤は単独また
は2種以上混合して用いることができる。また、塗布液
の塗布方法としては、ブレードコーティング法、ワイヤ
ーバーコーティング法、スプレーコーティング法、浸漬
コーティング法、ビードコーティング法、エアーナイフ
コーティング法、カーテンコーティング法等の通常の方
法が採用される。電荷輸送層の厚みは、一般的に5〜5
0μm、好ましくは10〜30μmが適当である。
【0036】本発明の感光体においては、複写機中で発
生するオゾンや酸化性ガスあるいは光、熱による感光体
の劣化を防止する目的で、感光層中に酸化防止剤、光安
定剤、熱安定剤等の添加剤を添加することができる。例
えば、酸化防止剤としては、ヒンダードフェノール、ヒ
ンダードアミン、パラフェニレンジアミン、アリールア
ルカン、ハイドロキノン、スピロクマロン、スピロイン
ダノンおよびそれらの誘導体、有機硫黄化合物、有機燐
化合物等が挙げられる。光安定剤の例としては、ベンゾ
フェノン、ベンゾトリアゾール、ジチオカルバメート、
テトラメチルピペリジン等の誘導体が挙げられる。
生するオゾンや酸化性ガスあるいは光、熱による感光体
の劣化を防止する目的で、感光層中に酸化防止剤、光安
定剤、熱安定剤等の添加剤を添加することができる。例
えば、酸化防止剤としては、ヒンダードフェノール、ヒ
ンダードアミン、パラフェニレンジアミン、アリールア
ルカン、ハイドロキノン、スピロクマロン、スピロイン
ダノンおよびそれらの誘導体、有機硫黄化合物、有機燐
化合物等が挙げられる。光安定剤の例としては、ベンゾ
フェノン、ベンゾトリアゾール、ジチオカルバメート、
テトラメチルピペリジン等の誘導体が挙げられる。
【0037】本発明における電子写真感光体の感光層が
単層構造からなる場合は、電荷発生材料および電荷輸送
材料は感光層が積層構造からなる場合と同様のものが用
いられ、結着樹脂としては前記ポリイミノカーボネート
樹脂(I)、共重合ポリイミノカーボネート樹脂(II)
および共重合ポリイミノカーボネート樹脂(III )から
選ばれる結着樹脂の少なくとも1種が用いられる。ポリ
イミノカーボネート樹脂には前記電荷発生層で例示した
結着樹脂を50重量%未満含有させることもできる。更
に必要に応じて上記したような酸化防止剤および光安定
剤や熱安定剤等の添加剤が感光層中に含まれる。単層型
感光体において、電荷輸送材料および結着樹脂の総量に
対する電荷発生材料の組成比は、0.1〜20重量%、
好ましくは0.5〜5重量%である。電荷輸送材料と結
着樹脂の組成比は、重量比で30:70〜60:40の
範囲が好適である。導電性支持体上に感光層を被覆する
には、電荷輸送層を形成する場合に例示したような溶剤
中に上記の構成成分を均一に溶解または分散させた後、
前述の通常の塗布方法により塗布して乾燥すればよい。
単層型感光層の膜厚は、一般的に5〜50μm、好まし
くは10〜25μmが適当である。
単層構造からなる場合は、電荷発生材料および電荷輸送
材料は感光層が積層構造からなる場合と同様のものが用
いられ、結着樹脂としては前記ポリイミノカーボネート
樹脂(I)、共重合ポリイミノカーボネート樹脂(II)
および共重合ポリイミノカーボネート樹脂(III )から
選ばれる結着樹脂の少なくとも1種が用いられる。ポリ
イミノカーボネート樹脂には前記電荷発生層で例示した
結着樹脂を50重量%未満含有させることもできる。更
に必要に応じて上記したような酸化防止剤および光安定
剤や熱安定剤等の添加剤が感光層中に含まれる。単層型
感光体において、電荷輸送材料および結着樹脂の総量に
対する電荷発生材料の組成比は、0.1〜20重量%、
好ましくは0.5〜5重量%である。電荷輸送材料と結
着樹脂の組成比は、重量比で30:70〜60:40の
範囲が好適である。導電性支持体上に感光層を被覆する
には、電荷輸送層を形成する場合に例示したような溶剤
中に上記の構成成分を均一に溶解または分散させた後、
前述の通常の塗布方法により塗布して乾燥すればよい。
単層型感光層の膜厚は、一般的に5〜50μm、好まし
くは10〜25μmが適当である。
【0038】本発明の電子写真感光体は、結着樹脂とし
て使用するポリイミノカーボネート樹脂(I)〜(III
)の少なくとも1種の結着樹脂が、感光層の表面層に
含有されていることが望ましい。すなわち、感光層が単
層構造からなる場合は、上述のように、上記ポリイミノ
カーボネート樹脂が感光層に含有される。一方、感光層
が積層構造からなる場合は、ポリイミノカーボネート樹
脂を電荷輸送層に含有させることが好ましいが、電荷発
生層を上層に被覆した場合は、電荷発生層にポリイミノ
カーボネート樹脂を含有させ、下層の電荷輸送層には前
記電荷発生層において例示したような結着樹脂を用いる
こともできる。本発明の電子写真感光体は、また、感光
層上に保護層を形成してもよい。
て使用するポリイミノカーボネート樹脂(I)〜(III
)の少なくとも1種の結着樹脂が、感光層の表面層に
含有されていることが望ましい。すなわち、感光層が単
層構造からなる場合は、上述のように、上記ポリイミノ
カーボネート樹脂が感光層に含有される。一方、感光層
が積層構造からなる場合は、ポリイミノカーボネート樹
脂を電荷輸送層に含有させることが好ましいが、電荷発
生層を上層に被覆した場合は、電荷発生層にポリイミノ
カーボネート樹脂を含有させ、下層の電荷輸送層には前
記電荷発生層において例示したような結着樹脂を用いる
こともできる。本発明の電子写真感光体は、また、感光
層上に保護層を形成してもよい。
【0039】
【実施例】以下に、実施例によって本発明をさらに具体
的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定される
ものではない。なお、実施例および比較例における
「部」は重量部を意味する。 実施例1 導電性支持体としてアルミニウム基板を用い、ジルコニ
ウム化合物(オルガチックスZC540、マツモト製薬
社製)10部およびシラン化合物(A1110、日本ユ
ニカー社製)1部とi−プロパノール40部およびブタ
ノール20部からなる溶液をアルミニウム基板上に浸漬
コーティング法で塗布し、150℃において10分間加
熱乾燥して膜厚0.10μmの下引層を形成した。次い
で、オキシチタニルフタロシアニン顔料1部を、ポリビ
ニルブチラール樹脂(エスレックBM−S、積水化学社
製)1部およびシクロヘキサノン100部と混合し、ガ
ラスビーズと共にサンドミルで1時間処理して分散した
後、得られた塗布液を上記下引層上に浸漬コーティング
法で塗布し、100℃において10分間加熱乾燥して膜
厚0.20μmの電荷発生層を形成した。次に、電荷輸
送材料としてN,N′−ジフェニル−N,N′−(m−
トリル)ベンジジン8部および前記表1の樹脂No. I
−4で示されるポリイミノカーボネート樹脂(重量平均
分子量Mw:118,000)12部をモノクロロベン
ゼン85部に溶解し、得られた塗布液を上記電荷発生層
上に浸漬コーティング法で塗布し、120℃において1
時間加熱乾燥して膜厚25μmの電荷輸送層を形成し
た。このようにして、電荷輸送層にポリイミノカーボネ
ート樹脂を含有する電子写真感光体を作製した。
的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定される
ものではない。なお、実施例および比較例における
「部」は重量部を意味する。 実施例1 導電性支持体としてアルミニウム基板を用い、ジルコニ
ウム化合物(オルガチックスZC540、マツモト製薬
社製)10部およびシラン化合物(A1110、日本ユ
ニカー社製)1部とi−プロパノール40部およびブタ
ノール20部からなる溶液をアルミニウム基板上に浸漬
コーティング法で塗布し、150℃において10分間加
熱乾燥して膜厚0.10μmの下引層を形成した。次い
で、オキシチタニルフタロシアニン顔料1部を、ポリビ
ニルブチラール樹脂(エスレックBM−S、積水化学社
製)1部およびシクロヘキサノン100部と混合し、ガ
ラスビーズと共にサンドミルで1時間処理して分散した
後、得られた塗布液を上記下引層上に浸漬コーティング
法で塗布し、100℃において10分間加熱乾燥して膜
厚0.20μmの電荷発生層を形成した。次に、電荷輸
送材料としてN,N′−ジフェニル−N,N′−(m−
トリル)ベンジジン8部および前記表1の樹脂No. I
−4で示されるポリイミノカーボネート樹脂(重量平均
分子量Mw:118,000)12部をモノクロロベン
ゼン85部に溶解し、得られた塗布液を上記電荷発生層
上に浸漬コーティング法で塗布し、120℃において1
時間加熱乾燥して膜厚25μmの電荷輸送層を形成し
た。このようにして、電荷輸送層にポリイミノカーボネ
ート樹脂を含有する電子写真感光体を作製した。
【0040】実施例2 電荷輸送層の結着樹脂として、樹脂No. I−5と前記
表2の樹脂No. II−53とで示されるポリイミノカー
ボネート成分のモル比が50:50の共重合ポリイミノ
カーボネート樹脂(Mw:98,000)を用いた以外
は、実施例1と同様にして感光体を作製した。 実施例3 電荷輸送層の結着樹脂として、樹脂No. I−4と前記
表3の樹脂No.III−1とで示されるポリイミノカーボ
ネート成分のモル比が50:50の共重合ポリイミノカ
ーボネート樹脂(Mw:82,000)を用いた以外
は、実施例1と同様にして感光体を作製した。 実施例4 電荷輸送層の結着樹脂として、樹脂No. I−8と樹脂
No.III−5とで示されるポリイミノカーボネート成分
のモル比が50:50の共重合ポリイミノカーボネート
樹脂(Mw:133,000)を用いた以外は、実施例
1と同様にして感光体を作製した。
表2の樹脂No. II−53とで示されるポリイミノカー
ボネート成分のモル比が50:50の共重合ポリイミノ
カーボネート樹脂(Mw:98,000)を用いた以外
は、実施例1と同様にして感光体を作製した。 実施例3 電荷輸送層の結着樹脂として、樹脂No. I−4と前記
表3の樹脂No.III−1とで示されるポリイミノカーボ
ネート成分のモル比が50:50の共重合ポリイミノカ
ーボネート樹脂(Mw:82,000)を用いた以外
は、実施例1と同様にして感光体を作製した。 実施例4 電荷輸送層の結着樹脂として、樹脂No. I−8と樹脂
No.III−5とで示されるポリイミノカーボネート成分
のモル比が50:50の共重合ポリイミノカーボネート
樹脂(Mw:133,000)を用いた以外は、実施例
1と同様にして感光体を作製した。
【0041】実施例5 電荷輸送層の結着樹脂として、それぞれ樹脂No. I−
4で示されるポリイミノカーボネート樹脂(Mw:11
8,000)および樹脂No. I−8で示されるポリイ
ミノカーボネート樹脂(Mw:87,000)を6部づ
つ混合して用いた以外は、実施例1と同様にして感光体
を作製した。 実施例6 電荷輸送層の結着樹脂として、それぞれ樹脂No. I−
17で示されるポリイミノカーボネート樹脂(Mw:7
3,000)および樹脂No. II−14で示されるポリ
イミノカーボネート樹脂(Mw:122,000)を6
部ずつ混合して用いた以外は、実施例1と同様にして感
光体を作製した。 実施例7 電荷輸送層の結着樹脂として、それぞれ樹脂No. I−
17で示されるポリイミノカーボネート樹脂(Mw:8
7,000)および樹脂No. III −2で示されるポリ
イミノカーボネート樹脂(Mw:104,000)を6
部ずつ混合して用いた以外は、実施例1と同様にして感
光体を作製した。
4で示されるポリイミノカーボネート樹脂(Mw:11
8,000)および樹脂No. I−8で示されるポリイ
ミノカーボネート樹脂(Mw:87,000)を6部づ
つ混合して用いた以外は、実施例1と同様にして感光体
を作製した。 実施例6 電荷輸送層の結着樹脂として、それぞれ樹脂No. I−
17で示されるポリイミノカーボネート樹脂(Mw:7
3,000)および樹脂No. II−14で示されるポリ
イミノカーボネート樹脂(Mw:122,000)を6
部ずつ混合して用いた以外は、実施例1と同様にして感
光体を作製した。 実施例7 電荷輸送層の結着樹脂として、それぞれ樹脂No. I−
17で示されるポリイミノカーボネート樹脂(Mw:8
7,000)および樹脂No. III −2で示されるポリ
イミノカーボネート樹脂(Mw:104,000)を6
部ずつ混合して用いた以外は、実施例1と同様にして感
光体を作製した。
【0042】比較例1 電荷輸送層の形成において、結着樹脂としてポリイミノ
カーボネート樹脂に代えて繰り返し単位が下記構造式
(A)で示されるポリカーボネート樹脂を用い、塗布溶
剤としてモノクロロベンゼンに代えて塩化メチレンを用
いた以外は、実施例1と同様にして感光体を作製した。
カーボネート樹脂に代えて繰り返し単位が下記構造式
(A)で示されるポリカーボネート樹脂を用い、塗布溶
剤としてモノクロロベンゼンに代えて塩化メチレンを用
いた以外は、実施例1と同様にして感光体を作製した。
【化10】
【0043】比較例2 電荷輸送層の結着樹脂として、ポリイミノカーボネート
樹脂に代えて、繰り返し単位が上記構造式(A)および
下記構造式(B)で示されるポリカーボネート樹脂を6
部ずつ混合して用いた以外は、実施例1と同様にして塗
布液を調製してみたが、ポリカーボネート樹脂(A)が
溶解しなかった。
樹脂に代えて、繰り返し単位が上記構造式(A)および
下記構造式(B)で示されるポリカーボネート樹脂を6
部ずつ混合して用いた以外は、実施例1と同様にして塗
布液を調製してみたが、ポリカーボネート樹脂(A)が
溶解しなかった。
【化11】
【0044】比較例3 電荷輸送層の結着樹脂として、ポリイミノカーボネート
樹脂に代えて、繰り返し単位が下記構造式(C)および
(D)で示されるポリカーボネート樹脂を6部ずつ混合
して用いた以外は、実施例1と同様にして塗布液を調製
してみたが、塗布液が白濁、半透明であり、ポリカーボ
ネート樹脂(C)と(D)とが相溶してないことが判明
した。
樹脂に代えて、繰り返し単位が下記構造式(C)および
(D)で示されるポリカーボネート樹脂を6部ずつ混合
して用いた以外は、実施例1と同様にして塗布液を調製
してみたが、塗布液が白濁、半透明であり、ポリカーボ
ネート樹脂(C)と(D)とが相溶してないことが判明
した。
【化12】
【0045】比較例4 電荷輸送層の結着樹脂として、ポリイミノカーボネート
樹脂に代えて、繰り返し単位が下記構造式(E)で示さ
れるポリカーボネート樹脂を用いた以外は、実施例1と
同様にして塗布液を調製してみたが、ポリカーボネート
樹脂(E)が完全に溶解せず、半透明であた。
樹脂に代えて、繰り返し単位が下記構造式(E)で示さ
れるポリカーボネート樹脂を用いた以外は、実施例1と
同様にして塗布液を調製してみたが、ポリカーボネート
樹脂(E)が完全に溶解せず、半透明であた。
【化13】
【0046】比較例5 電荷輸送層の結着樹脂として、ポリイミノカーボネート
樹脂に代えて、繰り返し単位が前記構造式(C)および
下記構造式(F)で示されるポリカーボネート樹脂を6
部ずつ混合して用いた以外は、実施例1と同様にして塗
布液を調製してみたが、塗布液が半透明であり、ポリカ
ーボネート樹脂(C)と(F)とが相溶してないことが
判明した。
樹脂に代えて、繰り返し単位が前記構造式(C)および
下記構造式(F)で示されるポリカーボネート樹脂を6
部ずつ混合して用いた以外は、実施例1と同様にして塗
布液を調製してみたが、塗布液が半透明であり、ポリカ
ーボネート樹脂(C)と(F)とが相溶してないことが
判明した。
【化14】
【0047】以上のようにして実施例1〜7および比較
例1で作製された各電子写真感光体の電子写真特性を下
記のようにして測定した。静電複写紙試験装置(エレク
トロスタティックアナライザーEPA−8100、川口
電気社製)を用いて、常温常湿(20℃、40%RH)
の環境下に−6kVのコロナ放電を行い、感光体を帯電
させた後、タングステンランプの光を、モノクロメータ
ーを用いて780nmの単色光に分光し、感光体表面上
で1μW/cm2 になるように調整し、照射した。そし
て、その初期表面電位VO (ボルト)、半減露光量E
1/2 (erg/cm2 )を測定し、その後10luxの
白色光を1秒間照射し、残留電位VRP(ボルト)を測定
した。また、各感光体表面に形成された塗布膜の状態
(塗膜性)を目視により観察すると共に、電荷輸送層を
形成した塗布液を開放したまま常温で2日間放置し、塗
布液の状態変化(常温2日間経過後)を観察した。これ
らの結果を表7に示す。
例1で作製された各電子写真感光体の電子写真特性を下
記のようにして測定した。静電複写紙試験装置(エレク
トロスタティックアナライザーEPA−8100、川口
電気社製)を用いて、常温常湿(20℃、40%RH)
の環境下に−6kVのコロナ放電を行い、感光体を帯電
させた後、タングステンランプの光を、モノクロメータ
ーを用いて780nmの単色光に分光し、感光体表面上
で1μW/cm2 になるように調整し、照射した。そし
て、その初期表面電位VO (ボルト)、半減露光量E
1/2 (erg/cm2 )を測定し、その後10luxの
白色光を1秒間照射し、残留電位VRP(ボルト)を測定
した。また、各感光体表面に形成された塗布膜の状態
(塗膜性)を目視により観察すると共に、電荷輸送層を
形成した塗布液を開放したまま常温で2日間放置し、塗
布液の状態変化(常温2日間経過後)を観察した。これ
らの結果を表7に示す。
【0048】
【表7】
【0049】実施例8 導電性支持体としてドラム状アルミニウム基体を用い、
ジルコニウム化合物(前記オルガチックスZC540)
10部およびシラン化合物(前記A1110)1部とi
−プロパノール40部およびブタノール20部からなる
溶液をアルミニウム基体上に浸漬コーティング法で塗布
し、150℃において10分間加熱乾燥して膜厚0.1
5μmの下引層を形成した。次いで、電荷輸送材料とし
てN−エチルカルバゾール−3−アルデヒドジフェニル
ヒドラゾン10部および結着樹脂として前記表1の樹脂
No. I−9で示されるポリイミノカーボネート樹脂
(Mw:81,000)10部をモノクロロベンゼン2
0部およびテトラヒドロフラン80部の混合溶剤に溶解
した。次に、電荷発生材料としてオキシチタニルフタロ
シアニン1部を添加し、ガラスビーズと共にサンドミル
で1時間処理して分散した後、得られた塗布液を上記下
引層上に浸漬コーティング法で塗布し、115℃におい
て1時間加熱乾燥して膜厚25μmの単層型感光層を形
成した。このようにして、単層型感光層にポリイミノカ
ーボネート樹脂を含有する電子写真感光体を作製した。
ジルコニウム化合物(前記オルガチックスZC540)
10部およびシラン化合物(前記A1110)1部とi
−プロパノール40部およびブタノール20部からなる
溶液をアルミニウム基体上に浸漬コーティング法で塗布
し、150℃において10分間加熱乾燥して膜厚0.1
5μmの下引層を形成した。次いで、電荷輸送材料とし
てN−エチルカルバゾール−3−アルデヒドジフェニル
ヒドラゾン10部および結着樹脂として前記表1の樹脂
No. I−9で示されるポリイミノカーボネート樹脂
(Mw:81,000)10部をモノクロロベンゼン2
0部およびテトラヒドロフラン80部の混合溶剤に溶解
した。次に、電荷発生材料としてオキシチタニルフタロ
シアニン1部を添加し、ガラスビーズと共にサンドミル
で1時間処理して分散した後、得られた塗布液を上記下
引層上に浸漬コーティング法で塗布し、115℃におい
て1時間加熱乾燥して膜厚25μmの単層型感光層を形
成した。このようにして、単層型感光層にポリイミノカ
ーボネート樹脂を含有する電子写真感光体を作製した。
【0050】実施例9 結着樹脂として、樹脂No. I−9に代えて樹脂No.
I−18で示されるポリイミノカーボネート樹脂(M
w:119,000)を用いた以外は、実施例8と同様
にして感光体を作製した。 実施例10 結着樹脂として、樹脂No. I−5と前記表2の樹脂N
o. II−53とで示されるポリイミノカーボネート成分
のモル比が50:50の共重合ポリイミノカーボネート
樹脂(Mw:98,000)を用いた以外は、実施例8
と同様にして感光体を作製した。 実施例11 結着樹脂として、樹脂No. I−5と前記表3の樹脂N
o.III−1とで示されるポリイミノカーボネート成分の
モル比が50:50の共重合ポリイミノカーボネート樹
脂(Mw:143,000)を用いた以外は、実施例8
と同様にして感光体を作製した。
I−18で示されるポリイミノカーボネート樹脂(M
w:119,000)を用いた以外は、実施例8と同様
にして感光体を作製した。 実施例10 結着樹脂として、樹脂No. I−5と前記表2の樹脂N
o. II−53とで示されるポリイミノカーボネート成分
のモル比が50:50の共重合ポリイミノカーボネート
樹脂(Mw:98,000)を用いた以外は、実施例8
と同様にして感光体を作製した。 実施例11 結着樹脂として、樹脂No. I−5と前記表3の樹脂N
o.III−1とで示されるポリイミノカーボネート成分の
モル比が50:50の共重合ポリイミノカーボネート樹
脂(Mw:143,000)を用いた以外は、実施例8
と同様にして感光体を作製した。
【0051】実施例12 結着樹脂として、それぞれ樹脂No. I−9で示される
ポリイミノカーボネート樹脂(Mw:81,000)お
よび樹脂No. II−24で示されるポリイミノカーボネ
ート樹脂(Mw:131,000)を5部ずつ混合して
用いた以外は、実施例8と同様にして感光体を作製し
た。 実施例13 結着樹脂として、それぞれ樹脂No. I−9で示される
ポリイミノカーボネート樹脂(Mw:81,000)お
よび樹脂No. III −2で示されるポリイミノカーボネ
ート樹脂(Mw:104,000)を5部ずつ混合して
用いた以外は、実施例8と同様にして感光体を作製し
た。
ポリイミノカーボネート樹脂(Mw:81,000)お
よび樹脂No. II−24で示されるポリイミノカーボネ
ート樹脂(Mw:131,000)を5部ずつ混合して
用いた以外は、実施例8と同様にして感光体を作製し
た。 実施例13 結着樹脂として、それぞれ樹脂No. I−9で示される
ポリイミノカーボネート樹脂(Mw:81,000)お
よび樹脂No. III −2で示されるポリイミノカーボネ
ート樹脂(Mw:104,000)を5部ずつ混合して
用いた以外は、実施例8と同様にして感光体を作製し
た。
【0052】比較例6 結着樹脂として、ポリイミノカーボネート樹脂に代えて
繰り返し単位が前記構造式(B)で示されるポリカーボ
ネート樹脂を用いた以外は、実施例8と同様にして感光
体を作製した。 比較例7 結着樹脂として、ポリイミノカーボネート樹脂に代えて
繰り返し単位が前記構造式(C)で示されるポリカーボ
ネート樹脂を用いた以外は、実施例8と同様にして感光
体を作製した。
繰り返し単位が前記構造式(B)で示されるポリカーボ
ネート樹脂を用いた以外は、実施例8と同様にして感光
体を作製した。 比較例7 結着樹脂として、ポリイミノカーボネート樹脂に代えて
繰り返し単位が前記構造式(C)で示されるポリカーボ
ネート樹脂を用いた以外は、実施例8と同様にして感光
体を作製した。
【0053】比較例8 結着樹脂として、ポリイミノカーボネート樹脂に代えて
繰り返し単位が下記構造式(G)で示されるポリカーボ
ネート樹脂を用いた以外は、実施例8と同様にして感光
体を作製した。
繰り返し単位が下記構造式(G)で示されるポリカーボ
ネート樹脂を用いた以外は、実施例8と同様にして感光
体を作製した。
【化15】
【0054】比較例9 結着樹脂として、ポリイミノカーボネート樹脂に代え
て、繰り返し単位が前記構造式(B)と下記構造式
(H)で示される成分のモル比が50:50の共重合ポ
リカーボネート樹脂を用いた以外は、実施例8と同様に
して感光体を作製した。
て、繰り返し単位が前記構造式(B)と下記構造式
(H)で示される成分のモル比が50:50の共重合ポ
リカーボネート樹脂を用いた以外は、実施例8と同様に
して感光体を作製した。
【化16】
【0055】比較例10 結着樹脂として、ポリイミノカーボネート樹脂に代えて
繰り返し単位が前記構造式(E)および前記構造式
(G)で示されるポリカーボネート樹脂を5部ずつ混合
して用い、塗布溶剤として、モノクロロベンゼンおよび
テトラヒドロフランの混合溶剤に代えて塩化メチレンを
用いた以外は、実施例8と同様にして感光体を作製し
た。
繰り返し単位が前記構造式(E)および前記構造式
(G)で示されるポリカーボネート樹脂を5部ずつ混合
して用い、塗布溶剤として、モノクロロベンゼンおよび
テトラヒドロフランの混合溶剤に代えて塩化メチレンを
用いた以外は、実施例8と同様にして感光体を作製し
た。
【0056】実施例8〜13および比較例6〜10にお
いて作製した各電子写真感光体をレーザービームプリン
ター(XP−11、富士ゼロックス社製)の改造機に装
着し、紙送りせずに、すなわち用紙への転写を行わずに
複写を3万枚相当までのプリント走行試験を実施した。
その間、3千枚毎に複写物の画質を評価した。また、各
感光体表面に形成された塗布膜の状態(塗膜性)を目視
により観察した。これらの結果を表8に示す。
いて作製した各電子写真感光体をレーザービームプリン
ター(XP−11、富士ゼロックス社製)の改造機に装
着し、紙送りせずに、すなわち用紙への転写を行わずに
複写を3万枚相当までのプリント走行試験を実施した。
その間、3千枚毎に複写物の画質を評価した。また、各
感光体表面に形成された塗布膜の状態(塗膜性)を目視
により観察した。これらの結果を表8に示す。
【0057】
【表8】
【0058】
【発明の効果】本発明の電子写真感光体は、感光層の結
着樹脂として、ポリイミノカーボネート樹脂(I)、共
重合ポリイミノカーボネート樹脂(II)および共重合ポ
リイミノカーボネート樹脂(III )から選ばれる樹脂の
単独または2種以上、あるいはこれらの樹脂と繰り返し
単位が前記構造式(II)および(III )で示されるポリ
イミノカーボネート樹脂の単独または2種とを混合して
使用するものである。その結果、本発明は、電子写真感
光体の生産性が良好で、特にその作製過程において、溶
剤に対する溶解性が良好であり、塗布液がゲル化や固化
することなく経時安定性が良好であり、また、電荷輸送
材料および電荷発生材料あるいは他の結着樹脂に対する
相溶性が高く、均一な塗膜が得られる。しかも、感光体
の電子写真特性が良好であることから、プリンター中で
長期間繰り返し使用しても優れた画質のコピー画像を長
期間にわたって得ることができ、上記表8からも明らか
なように、電子写真感光体は優れた繰り返し安定性を有
するものである。さらに、本発明の電子写真感光体は、
前記構造式(I)〜(III )中において、R1 〜R4 、
R7 およびR8 の少なくとも1つがアリール基で表され
るポリイミノカーボネート成分からなる樹脂を結着樹脂
として使用すると、電荷移動度が向上するため感度を向
上させることができ、また、R5 、R6 、R9 〜R12に
置換基を有するポリイミノカーボネート樹脂を使用する
と、耐摩耗性を向上させることができる。
着樹脂として、ポリイミノカーボネート樹脂(I)、共
重合ポリイミノカーボネート樹脂(II)および共重合ポ
リイミノカーボネート樹脂(III )から選ばれる樹脂の
単独または2種以上、あるいはこれらの樹脂と繰り返し
単位が前記構造式(II)および(III )で示されるポリ
イミノカーボネート樹脂の単独または2種とを混合して
使用するものである。その結果、本発明は、電子写真感
光体の生産性が良好で、特にその作製過程において、溶
剤に対する溶解性が良好であり、塗布液がゲル化や固化
することなく経時安定性が良好であり、また、電荷輸送
材料および電荷発生材料あるいは他の結着樹脂に対する
相溶性が高く、均一な塗膜が得られる。しかも、感光体
の電子写真特性が良好であることから、プリンター中で
長期間繰り返し使用しても優れた画質のコピー画像を長
期間にわたって得ることができ、上記表8からも明らか
なように、電子写真感光体は優れた繰り返し安定性を有
するものである。さらに、本発明の電子写真感光体は、
前記構造式(I)〜(III )中において、R1 〜R4 、
R7 およびR8 の少なくとも1つがアリール基で表され
るポリイミノカーボネート成分からなる樹脂を結着樹脂
として使用すると、電荷移動度が向上するため感度を向
上させることができ、また、R5 、R6 、R9 〜R12に
置換基を有するポリイミノカーボネート樹脂を使用する
と、耐摩耗性を向上させることができる。
Claims (8)
- 【請求項1】 導電性支持体上に感光層を被覆した電子
写真感光体において、結着樹脂として、繰り返し単位が
下記構造式(I)で示されるポリイミノカーボネート樹
脂(I)を感光層に含有することを特徴とする電子写真
感光体。 【化1】 (式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は、それぞれ水素
原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基また
はアリールアルキル基を表し、R5 およびR6 は、それ
ぞれ水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ
基、シクロアルキル基またはアリール基を表す。) - 【請求項2】 導電性支持体上に感光層を被覆した電子
写真感光体において、結着樹脂として、繰り返し単位が
請求項1記載の前記構造式(I)および下記構造式(I
I)で示される共重合ポリイミノカーボネート樹脂(I
I)を感光層に含有することを特徴とする電子写真感光
体。 【化2】 (式中、R7 およびR8 は、それぞれ水素原子、アルキ
ル基、シクロアルキル基、アリール基またはアリールア
ルキル基を表すか、あるいはR7 およびR8 は結合する
炭素原子と一緒になって肪環式環またはラクトン環を形
成してもよい。また、R9 およびR10は、それぞれ水素
原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、シク
ロアルキル基またはアリール基を表す。) - 【請求項3】 導電性支持体上に感光層を被覆した電子
写真感光体において、結着樹脂として、繰り返し単位が
請求項1記載の前記構造式(I)および下記構造式(II
I )で示される共重合ポリイミノカーボネート樹脂(II
I )を感光層に含有することを特徴とする電子写真感光
体。 【化3】 (式中、R11およびR12は、それぞれ水素原子、ハロゲ
ン原子、アルキル基、アルコキシ基、シクロアルキル基
またはアリール基を表し、Xは−O−、−S−、−SO
2 −または−CO−を表す。) - 【請求項4】 前記結着樹脂が、請求項1記載のポリイ
ミノカーボネート樹脂(I)、請求項2記載の共重合ポ
リイミノカーボネート樹脂(II)および請求項3記載の
共重合ポリイミノカーボネート樹脂(III )から選ばれ
る2種以上の樹脂の混合物、あるいはこれらの樹脂の単
独または2種以上と繰り返し単位がそれぞれ請求項2記
載の構造式(II)および請求項3記載の構造式(III )
で示されるポリイミノカーボネート樹脂の単独または2
種との混合物である請求項1〜3のいずれかに記載の電
子写真感光体。 - 【請求項5】 前記結着樹脂が感光層の表面層に含有さ
れている請求項1〜4のいずれかに記載の電子写真感光
体。 - 【請求項6】 感光層が電荷発生層および電荷輸送層を
積層した構造からなり、前記結着樹脂が電荷発生層に含
有されている請求項1〜5のいずれかに記載の電子写真
感光体。 - 【請求項7】 感光層が電荷発生層と電荷輸送層を順次
積層した構造からなり、前記結着樹脂が電荷輸送層に含
有されている請求項1〜5のいずれかに記載の電子写真
感光体。 - 【請求項8】 感光層が単層構造からなる請求項1〜5
のいずれかに記載の電子写真感光体。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2081193A JP2889450B2 (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | 電子写真感光体 |
| US08/175,224 US5378570A (en) | 1993-01-05 | 1993-12-29 | Electrophotographic photoreceptor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2081193A JP2889450B2 (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | 電子写真感光体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06214411A true JPH06214411A (ja) | 1994-08-05 |
| JP2889450B2 JP2889450B2 (ja) | 1999-05-10 |
Family
ID=12037429
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2081193A Expired - Lifetime JP2889450B2 (ja) | 1993-01-05 | 1993-01-14 | 電子写真感光体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2889450B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009151329A (ja) * | 2009-03-04 | 2009-07-09 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 有機感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
-
1993
- 1993-01-14 JP JP2081193A patent/JP2889450B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009151329A (ja) * | 2009-03-04 | 2009-07-09 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 有機感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2889450B2 (ja) | 1999-05-10 |
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