JPH0621707Y2 - 耐熱用多層板の構造 - Google Patents
耐熱用多層板の構造Info
- Publication number
- JPH0621707Y2 JPH0621707Y2 JP16325088U JP16325088U JPH0621707Y2 JP H0621707 Y2 JPH0621707 Y2 JP H0621707Y2 JP 16325088 U JP16325088 U JP 16325088U JP 16325088 U JP16325088 U JP 16325088U JP H0621707 Y2 JPH0621707 Y2 JP H0621707Y2
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- Japan
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- heat
- resistant
- metal screen
- metal
- layer
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、宇宙開発用や高温ガス熱交換器など高温環
境で使用され耐熱多層板の構造に関し、セラミックスな
どの耐熱材料の剥離を防止できるようにしたものであ
る。
境で使用され耐熱多層板の構造に関し、セラミックスな
どの耐熱材料の剥離を防止できるようにしたものであ
る。
近年、宇宙開発や高温環境下で使用される耐熱材料とし
て、いわゆるセラミックスが注目され、研究開発が行な
われている。
て、いわゆるセラミックスが注目され、研究開発が行な
われている。
例えば宇宙環境などで表面が高温にさらされ、内面が低
温になる材料では、耐熱性と機械的強度の両方が要求さ
れるため、多層板構造とされる場合も多く、金属母材上
にセラミックスを容射したり、セラミックスを予めタイ
ル状にして金属母材上に貼りつけるようにしている。
温になる材料では、耐熱性と機械的強度の両方が要求さ
れるため、多層板構造とされる場合も多く、金属母材上
にセラミックスを容射したり、セラミックスを予めタイ
ル状にして金属母材上に貼りつけるようにしている。
ところが、金属母材上にセラミックスを容射する場合に
は、耐熱強度のあるセラミックス層を厚くするのに長時
間を要してしまうという問題があり、タイル状にして貼
り付ける場合には、剥離し易いという問題がある。
は、耐熱強度のあるセラミックス層を厚くするのに長時
間を要してしまうという問題があり、タイル状にして貼
り付ける場合には、剥離し易いという問題がある。
この考案は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされた
もので、製作が容易で、剥離することがなく、耐熱強度
が高い耐熱用多層板の構造を提供しようとするものであ
る。
もので、製作が容易で、剥離することがなく、耐熱強度
が高い耐熱用多層板の構造を提供しようとするものであ
る。
上記従来技術が有する課題を解決するため、この考案の
耐熱用多層板の構造は、母材上に網目部分の位相をずら
して積層され上下の接触部が接合される金属スクリーン
と、この金属スクリーンの網目部分に入れられ上側の金
属スクリーンで押さえられる耐熱材料とでなることを特
徴とするものである。
耐熱用多層板の構造は、母材上に網目部分の位相をずら
して積層され上下の接触部が接合される金属スクリーン
と、この金属スクリーンの網目部分に入れられ上側の金
属スクリーンで押さえられる耐熱材料とでなることを特
徴とするものである。
このような耐熱用多層板の構造によれば、金属母材上に
金属スクリーンを位相を変えながら積層し、金属スクリ
ーンの上下の接合部を圧着または電気的溶着などで接合
し、各層の金属スクリーンの網目の部分にセラミックス
などで耐熱材料を溶射するなどで入れるようにしてお
り、多層状態の金属スクリーンで耐熱材料を押さえるこ
とで剥離を防止するとともに、金属スクリーンを次層の
セラミックスで覆うようにして耐熱性を向上し、しか
も、金属スクリーン同志の接触点のみを接合するように
して熱伝導を抑えるようにしている。
金属スクリーンを位相を変えながら積層し、金属スクリ
ーンの上下の接合部を圧着または電気的溶着などで接合
し、各層の金属スクリーンの網目の部分にセラミックス
などで耐熱材料を溶射するなどで入れるようにしてお
り、多層状態の金属スクリーンで耐熱材料を押さえるこ
とで剥離を防止するとともに、金属スクリーンを次層の
セラミックスで覆うようにして耐熱性を向上し、しか
も、金属スクリーン同志の接触点のみを接合するように
して熱伝導を抑えるようにしている。
以下、この考案の一実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。
る。
第1図及び第2図はこの考案の耐熱用多層板の構造の一
実施例にかかる概略構成図及び製造工程図である。
実施例にかかる概略構成図及び製造工程図である。
この耐熱用多層板10の構造では、母材11となる耐熱
金属板上に、耐熱金属製の網状の金属スクリーン12が
複数層積層され、それぞれの金属スクリーン12の網目
の位相がずらしてあり、上下で網目が完全に重ならない
ようにしてある。そして、各層の金属スクリーン12の
網目部分には、セラミックスなどの耐熱材料13が入れ
られている。すなわち、母材11上の第1層目は、母材
11に溶着などで固定された金属スクリーン12の網目
部分にセラミックスなどの耐熱材料13が入れられた板
状となっており、この上の第2層目は、第1層目の金属
スクリーン12と交差する点の位置をずらした状態でし
かも互いの金属スクリーン12同志の接触する部分が接
合され、同様に網目部分にセラミックスなどの耐熱材料
13が入れられた板状とされ、同様にして第3層目以降
が積層された状態となっている。
金属板上に、耐熱金属製の網状の金属スクリーン12が
複数層積層され、それぞれの金属スクリーン12の網目
の位相がずらしてあり、上下で網目が完全に重ならない
ようにしてある。そして、各層の金属スクリーン12の
網目部分には、セラミックスなどの耐熱材料13が入れ
られている。すなわち、母材11上の第1層目は、母材
11に溶着などで固定された金属スクリーン12の網目
部分にセラミックスなどの耐熱材料13が入れられた板
状となっており、この上の第2層目は、第1層目の金属
スクリーン12と交差する点の位置をずらした状態でし
かも互いの金属スクリーン12同志の接触する部分が接
合され、同様に網目部分にセラミックスなどの耐熱材料
13が入れられた板状とされ、同様にして第3層目以降
が積層された状態となっている。
したがって、金属スクリーン12の網目部分の耐熱材料
13は、上下の金属スクリーン12によって押さえられ
た状態となっており、容易に剥離しないようになってい
る。
13は、上下の金属スクリーン12によって押さえられ
た状態となっており、容易に剥離しないようになってい
る。
また、金属スクリーン12は、その上に耐熱材料13が
積層された状態になるので、直接高温にさらされること
が少なく、例え最上部の金属スクリーン12が溶損する
ことがあっても、内側にさらに耐熱材料13があるため
耐熱用多層板10の耐熱性を損なうことなく保持するこ
とができる。
積層された状態になるので、直接高温にさらされること
が少なく、例え最上部の金属スクリーン12が溶損する
ことがあっても、内側にさらに耐熱材料13があるため
耐熱用多層板10の耐熱性を損なうことなく保持するこ
とができる。
さらに、金属スクリーン12同志の接合を接触点部分だ
けとしているので、熱伝導を最小限に抑えることがで
き、表面の高温が裏面に伝わるのを防止できる。
けとしているので、熱伝導を最小限に抑えることがで
き、表面の高温が裏面に伝わるのを防止できる。
次に、このような耐熱用多層板10の具体的な製造方法
を説明する。
を説明する。
耐熱用多層板10の母材11となる耐熱金属板を用意す
る(第2図(a)参照)。
る(第2図(a)参照)。
そして、この母材11上に薄膜成形法を利用したり、予
めエッチングなどにより形成された耐熱金属製の金属ス
クリーン12を載せ、母材11と圧着したり、電気的溶
着などにより接合する(第2図(b)参照)。
めエッチングなどにより形成された耐熱金属製の金属ス
クリーン12を載せ、母材11と圧着したり、電気的溶
着などにより接合する(第2図(b)参照)。
この後、金属スクリーン12上にセラミックスを溶射後
に簡単に剥離することができるようフィルム14をコー
ティングしておき、母材11表面は完全に露出した状態
にしておく。
に簡単に剥離することができるようフィルム14をコー
ティングしておき、母材11表面は完全に露出した状態
にしておく。
こうして準備が完了した後、金属スクリーン12の網目
部分を埋めるようにセラミックスなどの耐熱材料13を
溶射する(第2図(b′)参照)。
部分を埋めるようにセラミックスなどの耐熱材料13を
溶射する(第2図(b′)参照)。
そして、所定の厚さまでセラミックスなどの耐熱材料1
3が溶射されたところで、剥離用のフィルム14を剥が
し、金属スクリーン12の表面を露出させる(第2図
(c)参照)。
3が溶射されたところで、剥離用のフィルム14を剥が
し、金属スクリーン12の表面を露出させる(第2図
(c)参照)。
この後、第1層目の金属スクリーン12および耐熱材料
13の上に再び第2層目の金属スクリーン12を位相を
ずらした状態で形成したり、別に形成したものを載せる
ようにし、互いの金属スクリーン12,12の接触部分
を圧着ないし電気的溶着で接合する(第2図(d)参
照)。
13の上に再び第2層目の金属スクリーン12を位相を
ずらした状態で形成したり、別に形成したものを載せる
ようにし、互いの金属スクリーン12,12の接触部分
を圧着ないし電気的溶着で接合する(第2図(d)参
照)。
この後、第1層目と同様にしてセラミックスなどの耐熱
材料13を溶射して第2層目を形成する。
材料13を溶射して第2層目を形成する。
同様にして必要な層数の積層を行って耐熱用多層板10
が完成する(第2図(e)参照)。
が完成する(第2図(e)参照)。
このようにして耐熱用多層板10を作ることで、簡単に
所定の耐熱性能の多層板を得ることができる。
所定の耐熱性能の多層板を得ることができる。
そして、作られた耐熱用多層板10は、セラミックスな
どの耐熱材料13が金属スクリーン12で押さえられて
いるので、剥離などを生じること無く使用することがで
きる。
どの耐熱材料13が金属スクリーン12で押さえられて
いるので、剥離などを生じること無く使用することがで
きる。
したがって、宇宙開発に使用される各種の機器や高温ガ
ス用の熱交換器などに使用することができ、従来の材料
に比べ、耐熱性及び機械強度を大巾に向上することがで
きる。
ス用の熱交換器などに使用することができ、従来の材料
に比べ、耐熱性及び機械強度を大巾に向上することがで
きる。
なお、上記実施例では、金属スクリーンを矩形の格子状
にしたもので説明したが、これに限らず、他の形状であ
っても良く、その高さも耐熱材料の溶射厚さなどで適宜
定めれば良い。
にしたもので説明したが、これに限らず、他の形状であ
っても良く、その高さも耐熱材料の溶射厚さなどで適宜
定めれば良い。
また、多層板の積層数は、必要な耐熱性能などによって
定めれば良い。
定めれば良い。
さらに、耐熱材料を金属スクリーンの網目部分に入れる
方法としては、容射による場合のほか、タイル状に成形
したものを入れるようにし、これらを次の層の金属スク
リーンで押さえるようにしても良い。
方法としては、容射による場合のほか、タイル状に成形
したものを入れるようにし、これらを次の層の金属スク
リーンで押さえるようにしても良い。
以上、一実施例とともに具体的に説明したようにこの考
案の耐熱用多層板の構造によれば、金属母材上に金属ス
クリーンを位相を変えながら積層し、金属スクリーンの
上下の接合部を圧着または電気的溶着などで接合し、各
層の金属スクリーンの網目の部分にセラミックスなどの
耐熱材料を溶射するなどで入れるようにしたので、多層
状態の金属スクリーンで耐熱材料を押さえることがで
き、耐熱材料の剥離を防止でき、機械的な強度を高く保
つことができる。
案の耐熱用多層板の構造によれば、金属母材上に金属ス
クリーンを位相を変えながら積層し、金属スクリーンの
上下の接合部を圧着または電気的溶着などで接合し、各
層の金属スクリーンの網目の部分にセラミックスなどの
耐熱材料を溶射するなどで入れるようにしたので、多層
状態の金属スクリーンで耐熱材料を押さえることがで
き、耐熱材料の剥離を防止でき、機械的な強度を高く保
つことができる。
また、金属スクリーンを次層のセラミックスで覆うよう
にしたので、耐熱性を大巾に向上できるとともに、金属
スクリーン同志の接触点のみを接合するようにしたの
で、熱伝導を最小限に抑えることができる。
にしたので、耐熱性を大巾に向上できるとともに、金属
スクリーン同志の接触点のみを接合するようにしたの
で、熱伝導を最小限に抑えることができる。
したがって、宇宙開発用の機器や高温ガス用の熱交換器
など、従来の耐熱材料では実現できなかった装置の開発
が可能となる。
など、従来の耐熱材料では実現できなかった装置の開発
が可能となる。
第1図及び第2図はこの考案の耐熱用多層板の構造の一
実施例にかかる概略構成図及び製造工程図である。 10:耐熱用多層板、11:母材、12:金属スクリー
ン、13:耐熱材料、14:剥離用のフィルム。
実施例にかかる概略構成図及び製造工程図である。 10:耐熱用多層板、11:母材、12:金属スクリー
ン、13:耐熱材料、14:剥離用のフィルム。
Claims (1)
- 【請求項1】母材上に網目部分の位相をずらして積層さ
れる金属スクリーンと、この金属スクリーンの網目部分
に入れられ上側の金属スクリーンで押さえられる耐熱材
料とでなり、金属スクリーンと母材、および金属スクリ
ーン同志は接触部が接合されていることを特徴とする耐
熱用多層板の構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16325088U JPH0621707Y2 (ja) | 1988-12-16 | 1988-12-16 | 耐熱用多層板の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16325088U JPH0621707Y2 (ja) | 1988-12-16 | 1988-12-16 | 耐熱用多層板の構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0282525U JPH0282525U (ja) | 1990-06-26 |
| JPH0621707Y2 true JPH0621707Y2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=31447811
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16325088U Expired - Lifetime JPH0621707Y2 (ja) | 1988-12-16 | 1988-12-16 | 耐熱用多層板の構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0621707Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003219858A (ja) * | 2002-01-30 | 2003-08-05 | Tokai Corp | 携帯灰皿 |
-
1988
- 1988-12-16 JP JP16325088U patent/JPH0621707Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0282525U (ja) | 1990-06-26 |
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