JPH062217U - 型打成形品の探傷選別装置 - Google Patents
型打成形品の探傷選別装置Info
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- JPH062217U JPH062217U JP037182U JP3718292U JPH062217U JP H062217 U JPH062217 U JP H062217U JP 037182 U JP037182 U JP 037182U JP 3718292 U JP3718292 U JP 3718292U JP H062217 U JPH062217 U JP H062217U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 型打成形品の良否を選別する探傷選別装置に
おいて、探傷子とワークとのギャップを容易かつ精度良
く設定し、探傷精度および効率の向上を図る。 【構成】 探傷ヘッド(1) を、側方に角形の突起部(3a)
を有す棒状の探傷子(3)と、この探傷子(3) を、その突
起部(3a)を側方に僅かに突出した状態で、ワークWに向
かう前後方向に移動可能に保持するヘッド本体(2) と、
探傷子(3) の突起部(3a)を内方に向けて一定の力で押し
付ける板バネ(4) と、板バネ(4) の外側に位置して配さ
れると共に、締結ボルト(5) を介してヘッド本体(2) に
連結され、板バネ(4) 上から探傷子(3) の突起部(3a)を
内方に向けて押し付ける押圧固定板(5) とを備えてなる
ものとして、一方のセンタリングヘッド(12)に取り付け
る。
おいて、探傷子とワークとのギャップを容易かつ精度良
く設定し、探傷精度および効率の向上を図る。 【構成】 探傷ヘッド(1) を、側方に角形の突起部(3a)
を有す棒状の探傷子(3)と、この探傷子(3) を、その突
起部(3a)を側方に僅かに突出した状態で、ワークWに向
かう前後方向に移動可能に保持するヘッド本体(2) と、
探傷子(3) の突起部(3a)を内方に向けて一定の力で押し
付ける板バネ(4) と、板バネ(4) の外側に位置して配さ
れると共に、締結ボルト(5) を介してヘッド本体(2) に
連結され、板バネ(4) 上から探傷子(3) の突起部(3a)を
内方に向けて押し付ける押圧固定板(5) とを備えてなる
ものとして、一方のセンタリングヘッド(12)に取り付け
る。
Description
【0001】
本考案は、コールドフォーマーやホットフォーマー等の型打装置により棒状素 材から据込み成形された型打成形品の探傷選別装置に関し、特には、座付ナット および座付ボルトやコーンクラッチ等のように、外周に真円部を有する型打成形 品について、その型打成形による表面欠陥の有無を自動連続的に全数探傷して、 良否を選別するに用いる型打成形品の探傷選別装置に関するものである。
【0002】
近来、その発展の著しい電子機器分野等における高機能・高精度の機器に用い られる比較的小型な型打成形品については、より高い信頼度が要求されるように なり、その表面品質に関しても、より厳密な保証、すなわち全数無欠陥の保証が 要請されるようになっている。一方、コールドフォーマーやホットフォーマー等 の型打装置により連続的に成形される型打成形品は、一般に、精密かつ高度の塑 性変形を加えて成形されるので、その型打成形の過程において、ある頻度で表面 欠陥が発生し易い。このため、このような厳密な表面品質保証の要請に対応する には、用いる素材の品質を充分に吟味するに加え、その型打成形後に、全数表面 検査して良否の選別をすることが必要となる。
【0003】 しかし、これら型打成形品を、従前のように検査員が個々に探傷・判定して良 否を選別するのでは、その取扱いが煩雑で、かつ比較的多くの作業時間を要し、 一方、コールドフォーマーやホットフォーマー等の型打装置は、一般に非常に高 い成形速度を有するので、その探傷・選別速度と型打装置の生産性との間に大き な隔たりが生じ、結果として全体の生産性を阻害する大きな要因となる。 そのため、これら型打成形品の表面を、コールドフォーマーやホットフォーマ ー等の型打装置の成形スピードと同等の高い作業スピードでもって、自動連続的 に全数探傷して良否の選別ができる探傷選別装置が要請されるようになった。
【0004】 本考案者等は、このような要請に対応するため種々の構成の探傷選別装置を開 発して実用に供してきた。これら型打成形品の探傷選別装置の内の代表的な2例 の概要構成を、その上面図である〔図6〕および〔図7〕により示す。
【0005】 〔図6〕に示す探傷選別装置では、型打装置から連続的に搬送されてきたワー クWは、ワーク受入部(61)で個別に仕切られた上で、間欠回転盤(62)の外周に等 ピッチに設けられたワーク係合部(62a) によって、環状に設けられた移送路(63) 上を一定ピッチで個別に横送りされ、この移送路(63)の中途の探傷部(64)におい て外周面を探傷され、その探傷結果にて良否を選別されて、後流側の良品払出部 (65)ないしは不良品払出部(66)から分別して払い出される。 また、間欠回転盤(62)にて探傷部(64)に横送りされたワークWは、この探傷部 (64)に配設された対のセンタリングヘッド(67),(68) にて両側から回転可能に保 持されると共に、ここでは図示を省略した回転駆動軸にて上下方向から挟持され て回転させられながら、一方のセンタリングヘッド(68)に載設された探傷ヘッド (69)によって外周面を渦流磁気探傷される。
【0006】 〔図7〕に示す探傷選別装置では、型打装置から連続的に搬送されてきたワー クWは、ワーク受入部(81)で個別に仕切られた上で、出側方向に向けて下がる直 線状の傾斜路とされた移送路(82)上を滑って、一定ピッチで個別に横送りされ、 この移送路(82)の中途の探傷部(83)において外周面を探傷され、その探傷結果に て良否を選別されて、後流側に配された振分板(84)によって分岐する良品払出部 (85)または不良品払出部(86)から分別して払い出しされる。 また、移送路(82)上を滑って移動するワークWは、ストッパ(82a) の作動にて 探傷部(83)で停止させられ、この探傷部(83)に配設された対のセンタリングヘッ ド(87),(88) にて両側から保持されると共に、駆動機構を備える一方のセンタリ ングヘッド(87)により回転させられながら、他の一方のセンタリングヘッド(88) に載設された探傷ヘッド(89)によって外周面を渦流磁気探傷される。
【0007】 一方、これら探傷選別装置における探傷ヘッドは、〔図6〕の要部説明図であ る〔図8〕( (a)図は正断面図、 (b)図は (a)図のA−A断面図、 (c)図は部材 としての探傷子の斜視図)に示すように、図外の磁気探傷装置に接続された渦流 磁気センサプローブ等の探傷子(71)を装着する一方で、センタリングヘッド(68) の前進にてワークWに対して一定の距離まで近づき、装着した探傷子(71)により 回転するワークWの表面欠陥を非接触で検出するものとされている。 また、この探傷ヘッド(69)のヘッド本体(70)は、 (b)図に示すように、締結ボ ルト(72)で連結された2分割構造とされ、その2分割線上に沿って設けた対の保 持凹部(70a) にて、各探傷子(71)をワークWの表面に直交する方向に向けさせる と共に、その先端とワークWとの間隔(ギャップ)を調整可能に挟み付けて保持 する構成とされている。また、探傷子(71)は、スペース上の制約から、 (c)図に 示すように1対の磁気コア(71a) を内臓した丸棒状のものとされ、その先端部外 周に付したマーク(71a) を一定の方向に向けてヘッド本体(70)に保持される。
【0008】 なお、これら探傷ヘッドの探傷子の数は、対象とするワークWの形状によって 設定され、また、〔図7〕に示した探傷選別装置においても上記と同様構成の探 傷ヘッドが用いられている。
【0009】 また、これら探傷選別装置において、座付ボルト等のように基部中心に軸を有 する型打成形品をワークとする場合には、〔図7〕の部分断面図である〔図9〕 に示すように、移送路(82)の底部中央にワークWである座付ボルト等の首下が通 過する開口部(82b) を設け、その開口部(82b) の両側にワークWの座部を懸けて 横送りする方法が採られていた。
【0010】
ところで本考案者等が、これら探傷選別装置について、探傷精度および効率を より向上させると共に、その用途範囲を拡大せんととして、更に詳細な検討を重 ねたところ、次の点において改善すべき課題が残されていることが判明した。
【0011】 すなわち、これら探傷選別装置における探傷精度は、ワークと探傷子先端との ギャップが大きく影響するので、一連のワークを探傷選別する前に、各センサプ ローブ先端のギャップを一定値(設定精度が±0.1mm で、0.5mm 〜1.5mm 程度の 値)に調整・設定することが重要である。そして、上記従来の探傷選別装置では 、対象とするワークの種別を変更するに際して、その探傷部にワークW(または 同外周形状のダミー)を探傷時と同様にセットすると共に、〔図8〕の (a)図に 示すように、センタリングヘッド(68)の移動により探傷ヘッド(69)を所定位置ま で前進させ、この状態において、この探傷ヘッド(69)に装着した各探傷子(71)の 先端とワークWとのギャップを隙間ゲージを用いて調整・設定するのであるが、 その際に締結ボルト(72)を適度に弛めることが難しく、すなわちヘッド本体(72) で各探傷子(71)を移動可能に、かつルーズにならないように挟み付けておくこと が難しいため、探傷子(71)が動き難かったり逆に簡単に動いたりして、ギャップ の調整が困難となる。このため、探傷子のギャップを精度良く設定するには数次 の調整・設定が必要となり、その作業を煩雑で効率に劣るものとし、引いては、 その精度を低下させる原因ともなり易い。
【0012】 一方、これら探傷選別装置において、座付ボルト等のように基部中心に軸を有 する型打成形品をワークとする場合には、〔図9〕に示すように、移送路(82)の 底部中央に設けた開口部(82b) の両側にワークWの座部を懸けて横送りするので あるが、この場合、ワークWの重量を受ける摺動面が相対的に小さくなるため、 ワークWが安定性を欠いて振れを生じ、また多数のワークWを移送すると移送路 (82)に偏摩耗が生じて円滑な横送りが阻害され、移送路(82)の中途でワークWの 詰まりが起こり易い。また、その傾向は小型のワークであるほど顕著となる。
【0013】 本考案は、上記課題を解消すべくなされたものであって、その第1の目的は、 探傷子とワークとのギャップを容易かつ精度良く設定できて、その探傷精度およ び生産性の向上が図れる型打成形品の探傷選別装置を提供することにあり、その 第2の目的は、座付ボルト等のように基部中心に軸を有するワークを詰まりを起 こさせることなく円滑に移送して探傷選別できる型打成形品の探傷選別装置を提 供することにある。
【0014】
本考案は、ワークとしての型打成形品を、一定ピッチで個別に移送する間欠移 送機構を備えた移送路と、この移送路の中途においてワークを回転させる回転駆 動機構と、回転するワークに向けて進退可能に配設された探傷ヘッドと、移送路 の出側に配されたワーク振分機構とを備えてなる型打成形品の探傷選別装置にお いて、上記の目的を達成すべく、下記の技術的手段を採用したことを特徴とする ものである。
【0015】 すなわち、請求項1記載の考案は、上記探傷ヘッドが、本体部から角形の突起 部を側方に突出させた異形横断面形状とされた棒状の探傷子と、この探傷子の横 断面形状に対応する本体穴部と角形穴部とを有す異形穴断面形状でもって前後方 向に貫通させ、かつその角形穴部側端を側方に向けて開口させた保持穴を設け、 その保持穴に挿入した探傷子を、該探傷子の突起部先端を外側面から僅かに突出 させた状態で、ワークの方向に向けて進退可能に保持するヘッド本体と、このヘ ッド本体の開口側の側面上に取着され、探傷子の突起部先端を内方に向けて一定 の力で押し付けるバネ板と、このバネ板の外側に位置して配されると共に、締結 ボルトを介してヘッド本体に連結され、バネ板上から探傷子の突起部先端を内方 に向けて押し付ける押圧固定板とを具備してなるものである。
【0016】 また、請求項2記載の考案は、上記移送路が、T字形を90度横転させた横転T 字状の断面形状に形成されたワーク移送空間を有し、かつ、その入側を高位に、 出側を下位に位置させて設けられたものである。
【0017】
請求項1記載の考案では、探傷ヘッドが、本体部から角形の突起部を側方に突 出させた棒状の探傷子と、この探傷子を、該探傷子の突起部先端を外側面から僅 かに突出させた状態で、ワークの方向に向けて進退可能に保持するヘッド本体と 、このヘッド本体に取着され、探傷子の突起部先端を内方に向けて押し付けるバ ネ板と、締結ボルトを介してヘッド本体に連結され、バネ板上から探傷子の突起 部先端を内方に向けて押し付ける押圧固定板とを具備するので、その探傷子先端 とワークとのギャップを調整・設定するに際して、締結ボルトを弛めて固定板に よる探傷子の押圧固定を解除しても、探傷子をバネ板により一定の力で押付けて 移動可能にヘッド本体に保持させることができ、これにより探傷子の無制御な動 きを抑制して、そのギャツプの調整・設定を容易なものとすることができる。 また、ギャツプの調整・設定の後に、締結ボルトを締めて押圧固定板によって バネ板上から探傷子の突起部先端を内方に押し付けることで、該探傷子を移動を 抑止してヘッド本体に確実に保持させることができ、もって、その探傷子の検出 感度を安定させることができる。
【0018】 請求項2記載の考案では、移送路が、T字形を90度横転させた横転T字状の断 面形状に形成されたワーク移送空間を有し、かつ、その入側を高位に、出側を下 位に位置させて設けられてあるので、座付ボルト等のように基部中心に軸を有す るワークを、摺動させることことなく、移送路の横転T字状の断面形状に形成さ れたワーク移送空間内を転がして、円滑かつ安定して移送することができる。
【0019】
以下に、本考案の実施例の探傷選別装置について図面を参照して説明する。
【0020】 〔図1〕は、本考案の第1実施例の探傷選別装置の要部を示す部分図であって 、 (a)図は正断面図、 (b)図は (a)図のA−A断面図、 (c)図は部材としての探 傷子の斜視図である。なお、本実施例の探傷選別装置は、〔図6〕に示した従来 の探傷選別装置に本考案に係る構成の探傷ヘッドを適用したもので、型打装置か ら連続的に搬送されてきたワークを個別に仕切るワーク受入部と、このワークを 、環状に設けられた移送路上を一定ピッチで個別に横送りする間欠回転盤と、移 送路の中途に配された探傷部と、その後流側に設けられた良品払出部および不良 品払出部とを備えてなる点では、〔図6〕に示した装置と同様のものである。
【0021】 〔図1〕において、(11),(12) はセンタリングヘッドであって、これらセンタ リングヘッド(11),(12) は、移送路の中途の探傷部に、互いに対向して移動可能 に配設され、移送路上を個別に移送されてきたワークWを両側から回転可能に保 持するものとされている。
【0022】 (13),(14) は上・下回転駆動軸であって、これら上・下回転駆動軸(13),(14) は、対のセンタリングヘッド(11),(12) に保持されたワークWを上下方向から挟 持して回転させるものとされている。
【0023】 (1) は探傷ヘッドであって、この探傷ヘッド(1) は、 (a)図および (b)図に示 すように、丸形本体穴部と側方に向けて開口させた角形突起穴部とを有する異形 穴横断面形状とされた複数の保持穴(2a)をワークW外周面に向かう前後方向に貫 通させて設けたヘッド本体(2) と;
【0024】 (c)図に示すように、丸形の本体部から角形の突起部(3a)を側方に突出させた 異形横断面形状とされ、 (b)図に示すように、その突起部(3a)先端をヘッド本体 (2) の外側面から僅かに突出させた状態で、ヘッド本体(2) の保持穴(2a)それぞ れに移動可能に嵌入・保持された棒状の探傷子(3) と;
【0025】 (b)図に示すように、ヘッド本体(2) の保持穴(2a)開口側の側面上に締止ボル ト(4a)介して取着され、その端部をヘッド本体(2) から突出する探傷子(3) の突 起部(3a)先端に当接させ、この探傷子(3) の突起部(3a)先端を内方に向けて一定 の力で押し付けるバネ板(4) と;
【0026】 (b)図に示すように、バネ板(4) の外側に位置して配されると共に、締結ボル ト(6) を介してヘッド本体(2) に連結されると共に、その内面上に貼着した複数 のゴム座(7) を介して、バネ板(4) 上から各探傷子(3) の突起部(3a)先端を内方 に向けて押し付ける押圧固定板(5) とを具備してなるものとされている。
【0027】 なお、探傷子(3) は、 (c)図に示すように、1対の磁気コア(3b)を内臓すると 共に、その先端部外周に、後述するギャップ設定具を係止するための対の係止溝 (3c)を設けたものとされている。
【0028】 そして、この探傷ヘッド(1) は、取付具(8) を介してセンタリングヘッド(12) に着脱可能に取り付けられ、以上の構成のもとで、各探傷子(3) をワークWの外 周面に向けて保持すると共に、センタリングヘッド(12)の前進によってワークW に対して一定の距離まで近づき、保持した各探傷子(3) によって回転するワーク Wの表面欠陥を非接触で渦流磁気探傷する。
【0029】 次いで、本実施例の探傷選別装置におけるワークと探傷子先端とのギャップの 調整・設定について、〔図2〕および〔図3〕を用いて説明する。
【0030】 まず、〔図2〕の (a)図に示すように、センタリングヘッド(12)の移動により 探傷ヘッド(1) を所定位置まで前進させ、この状態において、各探傷子(3) の先 端とワークWとのギャップを調整・設定するのであるが、本実施例では、各探傷 子(3) の先端に、〔図3〕に示すように( (a)図は側面図、 (b)図は正面図)、 所定のギャップ値tと等厚の平板からなるクリップ状のギャップ設定具(9) を、 該探傷子(3) 先端の対の係止溝(3c)に係合させて取り付けておくと共に、締結ボ ルト(6) を弛めて、押圧固定板(5) による各探傷子(3) の突起部(3a)先端への押 し付けを解除しておいた上で、探傷ヘッド(1) を所定位置まで前進させる。
【0031】 次に、対のセンタリングヘッド(11),(12) および上・下回転駆動軸(13),(14) にて保持されているワークW’の外周面に向けて各探傷子(3) を押し付けた後、 締結ボルト(6) を締め付けて、押圧固定板(5) により各探傷子(3) を固定させた 上で探傷ヘッド(1) を後退させ、しかる後に、各探傷子(3) の先端に取り付けた ギャップ設定具(9) を取り外して、ギャップの調整・設定を終わるのである。
【0032】 この際に、本実施例の探傷ヘッド(1) では、締結ボルト(6) を弛めても、各探 傷子(3) の突起部(3a)がバネ板(3) より一定の力で内方に向けて押し付けられて いるので、従来の探傷ヘッドの場合のように各探傷子が無制御に動くことがなく 、1回の対応で精度良く探傷子のギャップを調整・設定することができる。
【0033】 また、従来の探傷ヘッドでは、〔図2〕の (b)図に例示するように、個々の探 傷子(71)のギャップを隙間ゲージGでサーチして調整すると共に、円周方向の回 動角度にも留意する必要があるのに対して、本実施例の探傷ヘッド(1) では、各 探傷子(3) を順次にワーク外周面に向けて押し付けることで目的が達成でき、し かも各探傷子(3) が円周方向に回動することがないので、ギャップの調整・設定 が格段に容易となり、短時間で効率の良く行うことができる。
【0034】 更にまた、従来の探傷ヘッドでは、ギャップの調整・設定の不安定さを補うた めに、〔図2〕の (b)図に例示するように、センタリングの容易な専用の治具、 すなわち外周の寸法形状をワークと同一とし、かつ上下にセンタリング用座を設 けたダミーDを用いていたが、本実施例では、同 (a)図に示すように、中心穴を 加工した製品としてのワークW’とその中心穴に係合する治具Jとを組合せたも ので対応でき、治具費の低減をも図ることができた。
【0035】 なお、本実施例における探傷ヘッドは3個の探傷子を保持するものとしたが、 これは1例であって、保持する探傷子の数は対象とするワークの形状によって設 定される。
【0036】 〔図4〕は、本考案の第2実施例の探傷選別装置の概要構成を示す図面であっ て、 (a)図は一部を切り欠いて示す正面図、 (b)図は (a)図のA−A部分断面図 、 (c)図は (a)図のB−B部分断面図、 (d)図は (a)図のC−C部分断面図であ る。なお、本実施例の探傷選別装置は、座付ボルト等のように基部中心に軸を有 する型打成形品をワークとするものである。
【0037】 〔図4〕において、(21)は移送路であって、この移送路(21)は、 (b)図に示す ように、基台(20)に連結された上部側壁(21a) と下部側壁(21b) とにより画成さ れた横転T字状の断面形状のワーク移送空間を有すると共に、入側のワーク受入 部(22)を高位に、出側の良品払出部(26)および不良品払出部(27)を下位に位置さ せた傾斜路に構成されている。
【0038】 (23)は探傷部であって、この探傷部(23)は、移送路(21)の中途に配され、スト ッパー(24)および対のセンタリングヘッド(28),(29) を配置してなるものとされ ている。
【0039】 また、この探傷部(23)に配置された対のセンタリングヘッド(28),(29) は、互 いに対向して進退可能とされると共に、その一方のセンタリングヘッド(29)は、 (c)図に示すように、ワークWの頭部を保持する2個のローラを有する前部ヘッ ド(29a) と、モータ(31)で駆動される2個のローラを有する後部ヘッド(29b) と を備えてなるものとされている。
【0040】 (30)は探傷ヘッドであって、この探傷ヘッド(30)は、 (d)図に示すように保持 する探傷子(31)が1個のみである点を除いて、第1実施例の探傷ヘッドと基本的 に同構成のもので、一方のセンタリングヘッド(29)の前部ヘッド(29a) に着脱可 能に取着され、探傷子(30)の先端をワークWの頭部外周に向けて保持する一方で 、センタリングヘッド(12)の前進によってワークWに対して一定の距離まで近づ くことができるものとされている。
【0041】 上記構成の本実施例の探傷選別装置では、型打装置から連続的に搬送されてき たワークWは、ワーク受入部(22)で個別に仕切られた上で、傾斜路とされた移送 路(21)のワーク移送空間内を自重で転がって移動し、探傷部(23)においてストッ パ(24a) により一旦停止させられた上で、対のセンタリングヘッド(28),(29) に より両側から挟持されて回転させられながら、一方のセンタリングヘッド(29)に 取着された探傷ヘッド(30)の探傷子(31)によって外周面を渦流磁気探傷され、そ の探傷結果にて良否を選別されて、後流側に配された振分板(25)によって分岐す る良品払出部(27)ないしは不良品払出部(26)から分別して払い出しされる。
【0042】 このようにして探傷選別する本実施例の装置では、座付ボルト等のように基部 中心に軸を有するワークを、摺動させることことなく、移送路の横転T字状の断 面形状に形成されたワーク移送空間内を個別に転がして、円滑に移送することが できて、安定した操業を維持することができる。
【0043】 また、本実施例の装置では、移送路(21)の上部側壁(21a) を、下部側壁(21b) に対して間隔変更に基台(20)に連結することで、対象とするワークのサイズ変更 にも容易に対応できるものとされている。
【0044】 〔図5〕は、本考案の第3実施例の探傷選別装置の概要構成を示す図面であっ て、 (a)図は一部を切り欠いて示す正面図、 (b)図は (a)図のA−A部分断面図 、 (c)図は (a)図の部分B−B部分断面図である。なお、本実施例の探傷選別装 置は、第2実施例と同様に、座付ボルト等のように基部中心に軸を有する型打成 形品をワークとするものである。
【0045】 〔図5〕において、(41)は移送路であって、この移送路(41)は、 (b)図に示す ように、基台(40)に連結された上部側壁(41a) と下部側壁(41b) とにより画成さ れた横転T字状の断面形状のワーク移送空間を有すると共に、入側のワーク受入 部(42)を高位に、出側の良品払出部(47)および不良品払出部(46)を下位に位置さ せると共に、主体部を円弧状に形成してなるものとされている。
【0046】 (43)は探傷部であって、この探傷部(43)は、移送路(41)の主体部中途に配され 、第2実施例と同構成の対のセンタリングヘッド(48),(49) を配置してなるもの とされている。また、その一方のセンタリングヘッド(49)には、第2実施例と同 構成の探傷ヘッド(50)が着脱可能に取着されている。
【0047】 (44)は間欠回転盤であって、この間欠回転盤(44)は、 (a)図および (c)図に示 すように、その外周部の一部で移送路(41)の円弧状主体部の前方開口を略1/2 覆 うようにして垂直方向に配されると共に、ここでは図示を省略した駆動機構にて 30度ピッチで図中の矢印C方向に間欠回転させられ、その外周部後面に60度ピッ チで突設されたワーク案内突起(44a) を、移送路(41)の円弧状主体部のワーク移 送空間内を間欠回動させながら通過させるものとされている。また、この間欠回 転盤(44)のワーク案内突起(44a) は、 (c)図に示すように、ワークWの頭部と軸 部の双方の外周面に当接する形状でもって後方に突設されている。
【0048】 上記構成の本実施例の探傷選別装置では、型打装置から連続的に搬送されてき たワークWは、ワーク受入部(42)で個別に仕切られた上で、下方に向かう移送路 (41)のワーク移送空間内を自重で転がると共に、間欠回転盤(44)のワーク案内突 起(44a) により案内されて一定ピッチで移動し、探傷部(43)において対のセンタ リングヘッド(48),(49) により両側から挟持されて回転させられながら、一方の センタリングヘッド(49)に取着された探傷ヘッド(50)の探傷子(51)によって外周 面を渦流磁気探傷され、その探傷結果にて良否を選別されて、後流側に配された 振分板(45)によって分岐する良品払出部(47)ないしは不良品払出部(46)から分別 して払い出しされる。
【0049】 このようにして探傷選別する本実施例の装置では、第2実施例の装置と同様に 、ワークを摺動させることなく個別に移送することができ、また、比較的小型で 重量の小さなワークについても確実かつ円滑に移送することができて、安定した 操業を維持することができる。
【0050】
以上に述べたように、第1の考案に係る探傷ヘッドを備える型打成形品の探傷 選別装置によれば、探傷子とワークとのギャップを容易かつ精度良く設定できて 、その探傷精度および生産性を向上させることができる。 また、第2の考案に係る型打成形品の探傷選別装置によれば、座付ボルト等の ように基部中心に軸を有するワークを円滑に移送して個別に探傷選別することが でき、安定した操業を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の探傷選別装置の要部を示
す部分図であって、 (a)図は正断面図、 (b)図は (a)図
のA−A断面図、 (c)図は部材としての探傷子の斜視図
である。
す部分図であって、 (a)図は正断面図、 (b)図は (a)図
のA−A断面図、 (c)図は部材としての探傷子の斜視図
である。
【図2】本考案の第1実施例に関わる説明図である。
【図3】本考案の第1実施例に関わる説明図である。
【図4】本考案の第2実施例の探傷選別装置の概要構成
を示す図面であって、 (a)図は一部を切り欠いて示す正
面図、 (b)図は (a)図のA−A部分断面図、 (c)図は
(a)図のB−B部分断面図、 (d)図は (a)図のC−C断
面図である。
を示す図面であって、 (a)図は一部を切り欠いて示す正
面図、 (b)図は (a)図のA−A部分断面図、 (c)図は
(a)図のB−B部分断面図、 (d)図は (a)図のC−C断
面図である。
【図5】本考案の第3実施例の探傷選別装置の概要構成
を示す図面であって、 (a)図は一部を切り欠いて示す正
面図、 (b)図は (a)図のA−A部分断面図、 (c)図は
(a)図のB−B部分断面図である。
を示す図面であって、 (a)図は一部を切り欠いて示す正
面図、 (b)図は (a)図のA−A部分断面図、 (c)図は
(a)図のB−B部分断面図である。
【図6】従来の探傷選別装置の代表的な1例の概要構成
を示す上面図である。
を示す上面図である。
【図7】従来の探傷選別装置の代表的な他の1例の概要
構成を示す上面図である。
構成を示す上面図である。
【図8】〔図6〕に示す従来の探傷選別装置の要部説明
図である。
図である。
【図9】〔図7〕に示す従来の探傷選別装置の部分断面
図である。
図である。
(1) --探傷ヘッド (2) --ヘッド本体 (2a)--保持穴 (3) --探傷子 (3a)--突起部 (4) --バネ板 (5) --押圧固定板 (6) --締結ボルト (7) --ゴム座 (8) --取付具 (11),(12) --センタリングヘッド (13),(14) --上・
下回転駆動軸 W -- ワーク
下回転駆動軸 W -- ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 岨 奉文 兵庫県神戸市灘区灘浜東町2番地 株式会 社神戸製鋼所神戸製鉄所内 (72)考案者 秦 秀則 兵庫県神戸市灘区灘浜東町2番地 株式会 社神戸製鋼所神戸製鉄所内 (72)考案者 岩田 史郎 兵庫県神戸市灘区灘浜東町2番地 株式会 社神戸製鋼所神戸製鉄所内 (72)考案者 本山 功 兵庫県神戸市灘区灘浜東町2番地 株式会 社神戸製鋼所神戸製鉄所内
Claims (2)
- 【請求項1】 ワークとしての型打成形品を、一定ピッ
チで個別に移送する間欠移送機構を備えた移送路と、こ
の移送路の中途においてワークを回転させる回転駆動機
構と、回転するワークに向けて進退可能に配設された探
傷ヘッドと、移送路の出側に配されたワーク振分機構と
を備えてなる型打成形品の探傷選別装置において、探傷
ヘッドが、本体部から角形の突起部を側方に突出させた
異形横断面形状とされた棒状の探傷子と、この探傷子の
横断面形状に対応する本体穴部と角形穴部とを有す異形
穴断面形状でもって前後方向に貫通させ、かつその角形
穴部側端を側方に向けて開口させた保持穴を設け、その
保持穴に挿入した探傷子を、該探傷子の突起部先端を外
側面から僅かに突出させた状態で、ワークの方向に向け
て進退可能に保持するヘッド本体と、このヘッド本体の
開口側の側面上に取着され、探傷子の突起部先端を内方
に向けて一定の力で押し付けるバネ板と、このバネ板の
外側に位置して配されると共に、締結ボルトを介してヘ
ッド本体に連結され、バネ板上から探傷子の突起部先端
を内方に向けて押し付ける押圧固定板とを具備してなる
ことを特徴とする型打成形品の探傷選別装置。 - 【請求項2】 ワークとしての型打成形品を、一定ピッ
チで個別に移送する間欠移送機構を備えた移送路と、こ
の移送路の中途においてワークを回転させる回転駆動機
構と、回転するワークに向けて進退可能に配設された探
傷ヘッドと、移送路の出側に配されたワーク振分機構と
を備えてなる型打成形品の探傷選別装置において、移送
路が、T字形を90度横転させた横転T字状の断面形状に
形成されたワーク移送空間を有し、かつ、その入側を高
位に、出側を下位に位置させて設けられたことを特徴と
する型打成形品の探傷選別装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP037182U JPH062217U (ja) | 1992-06-02 | 1992-06-02 | 型打成形品の探傷選別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP037182U JPH062217U (ja) | 1992-06-02 | 1992-06-02 | 型打成形品の探傷選別装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH062217U true JPH062217U (ja) | 1994-01-14 |
Family
ID=12490450
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP037182U Withdrawn JPH062217U (ja) | 1992-06-02 | 1992-06-02 | 型打成形品の探傷選別装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH062217U (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS474229U (ja) * | 1971-02-10 | 1972-09-09 | ||
| JPH07209253A (ja) * | 1994-01-19 | 1995-08-11 | Honda Motor Co Ltd | 自動磁気探傷装置 |
| CN121347654A (zh) * | 2025-12-16 | 2026-01-16 | 宁波川原精工机械有限公司 | 一种带涡流探伤的影像分选机 |
-
1992
- 1992-06-02 JP JP037182U patent/JPH062217U/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS474229U (ja) * | 1971-02-10 | 1972-09-09 | ||
| JPH07209253A (ja) * | 1994-01-19 | 1995-08-11 | Honda Motor Co Ltd | 自動磁気探傷装置 |
| CN121347654A (zh) * | 2025-12-16 | 2026-01-16 | 宁波川原精工机械有限公司 | 一种带涡流探伤的影像分选机 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19961003 |