JPH06224213A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JPH06224213A JPH06224213A JP5012191A JP1219193A JPH06224213A JP H06224213 A JPH06224213 A JP H06224213A JP 5012191 A JP5012191 A JP 5012191A JP 1219193 A JP1219193 A JP 1219193A JP H06224213 A JPH06224213 A JP H06224213A
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Landscapes
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- Junction Field-Effect Transistors (AREA)
- Bipolar Transistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 逆バイアス耐圧特性を向上させた半導体装置
の製造方法を提供する。 【構成】 本発明の半導体装置の製造方法は、p- 型コ
レクタ領域12の表面から所定の深さに選択的にn型不
純物をイオン打込み、その不純物を熱拡散してn - 型第
2ベース領域14を形成する。そして、上記熱拡散によ
って、n- 型第2ベース領域14はp- 型コレクタ領域
12の表面部に形成されるn+ 型第1ベース領域13に
接続される。さらに、n+ 型第1ベース領域13および
n- 型第2ベース領域14によって囲まれるp- 型エミ
ッタ周辺領域15内の表面部に、選択的にp+ 型エミッ
タ領域16を形成する。
の製造方法を提供する。 【構成】 本発明の半導体装置の製造方法は、p- 型コ
レクタ領域12の表面から所定の深さに選択的にn型不
純物をイオン打込み、その不純物を熱拡散してn - 型第
2ベース領域14を形成する。そして、上記熱拡散によ
って、n- 型第2ベース領域14はp- 型コレクタ領域
12の表面部に形成されるn+ 型第1ベース領域13に
接続される。さらに、n+ 型第1ベース領域13および
n- 型第2ベース領域14によって囲まれるp- 型エミ
ッタ周辺領域15内の表面部に、選択的にp+ 型エミッ
タ領域16を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トランジスタおよびサ
イリスタ等の半導体装置の製造方法に係わる。
イリスタ等の半導体装置の製造方法に係わる。
【0002】
【従来の技術】あらゆる技術分野において半導体装置が
用いられ、その中でも、トランジスタ、サイリスタは最
も基本的なものであり、さまざまな用途に利用されてい
る。そして、それら用途に応じて、増幅率,スイッチン
グ特性,容量,耐圧等の要求特性を満たす半導体装置が
さまざまな製造方法で製造されている。
用いられ、その中でも、トランジスタ、サイリスタは最
も基本的なものであり、さまざまな用途に利用されてい
る。そして、それら用途に応じて、増幅率,スイッチン
グ特性,容量,耐圧等の要求特性を満たす半導体装置が
さまざまな製造方法で製造されている。
【0003】図7は、上記半導体装置の一例として、一
般的な縦型pnpトランジスタの構造を示す断面図であ
る。同図において、p+ 型コレクタ領域1の表面にp-
型コレクタ領域2が形成されており、そのp- 型コレク
タ領域2の表面部にn+ 型第1ベース領域3が互いに所
定を隔てて形成されている。そして、上記n+ 型第1ベ
ース領域3,3間にはn- 型第2ベース領域4が形成さ
れており、そのn- 型第2ベース領域4内の表面部に選
択的にp+ 型エミッタ領域5が形成されている。
般的な縦型pnpトランジスタの構造を示す断面図であ
る。同図において、p+ 型コレクタ領域1の表面にp-
型コレクタ領域2が形成されており、そのp- 型コレク
タ領域2の表面部にn+ 型第1ベース領域3が互いに所
定を隔てて形成されている。そして、上記n+ 型第1ベ
ース領域3,3間にはn- 型第2ベース領域4が形成さ
れており、そのn- 型第2ベース領域4内の表面部に選
択的にp+ 型エミッタ領域5が形成されている。
【0004】上記領域が形成されているp- 型コレクタ
領域2の表面には、フィールド酸化膜6が一様に形成さ
れており、n+ 型第1ベース領域3およびp+ 型エミッ
タ領域5の表面において選択的に上記フィールド酸化膜
6が除去されている。そして、そのフィールド酸化膜6
が除去されている部分において、n+ 型第1ベース領域
3の表面にベース電極7が形成されており、p+ 型エミ
ッタ領域5の表面にエミッタ電極8が形成されている。
また、p+ 型コレクタ領域1の下面には、一様にコレク
タ電極9が形成されている。
領域2の表面には、フィールド酸化膜6が一様に形成さ
れており、n+ 型第1ベース領域3およびp+ 型エミッ
タ領域5の表面において選択的に上記フィールド酸化膜
6が除去されている。そして、そのフィールド酸化膜6
が除去されている部分において、n+ 型第1ベース領域
3の表面にベース電極7が形成されており、p+ 型エミ
ッタ領域5の表面にエミッタ電極8が形成されている。
また、p+ 型コレクタ領域1の下面には、一様にコレク
タ電極9が形成されている。
【0005】次に、上記トランジスタの製造工程の一例
を、図8(a)〜図8(e)を参照しながら簡単に説明
する。まず、図8(a)に示すように、半導体基板であ
るp+ 型コレクタ領域1の表面にエピタキシャル成長に
よってp- 型コレクタ領域2を形成し、そのp- 型コレ
クタ領域2の表面を一様にイニシャル酸化する。
を、図8(a)〜図8(e)を参照しながら簡単に説明
する。まず、図8(a)に示すように、半導体基板であ
るp+ 型コレクタ領域1の表面にエピタキシャル成長に
よってp- 型コレクタ領域2を形成し、そのp- 型コレ
クタ領域2の表面を一様にイニシャル酸化する。
【0006】次に、不純物導入プロセスとして、図8
(b)に示すように、p- 型コレクタ領域2の表面部に
n+ 型第1ベース領域3およびn- 型第2ベース領域4
を形成するために、たとえば砒素等のn型不純物を、所
定の表面不純物濃度で注入する。
(b)に示すように、p- 型コレクタ領域2の表面部に
n+ 型第1ベース領域3およびn- 型第2ベース領域4
を形成するために、たとえば砒素等のn型不純物を、所
定の表面不純物濃度で注入する。
【0007】そして、図8(c)に示すように、上記n
型不純物をp- 型コレクタ領域2の内部に所定深度で拡
散させるためにドライブインを行い、n+ 型第1ベース
領域3およびn- 型第2ベース領域4を形成する。な
お、上記2つの領域3および4の形成は、それらの深度
などに応じて、工程を分けて別々にドライブインを行う
場合もある。その後、上記2つの領域3および4を形成
したp- 型コレクタ領域2の表面を一様に酸化する。
型不純物をp- 型コレクタ領域2の内部に所定深度で拡
散させるためにドライブインを行い、n+ 型第1ベース
領域3およびn- 型第2ベース領域4を形成する。な
お、上記2つの領域3および4の形成は、それらの深度
などに応じて、工程を分けて別々にドライブインを行う
場合もある。その後、上記2つの領域3および4を形成
したp- 型コレクタ領域2の表面を一様に酸化する。
【0008】次に、p- 型コレクタ領域2の表面の酸化
膜を、図8(d)に示すように、n - 型第2ベース領域
4の表面において選択的に除去し、その酸化膜を除去し
た部分からp型不純物を拡散してp+ 型エミッタ領域5
を形成する。
膜を、図8(d)に示すように、n - 型第2ベース領域
4の表面において選択的に除去し、その酸化膜を除去し
た部分からp型不純物を拡散してp+ 型エミッタ領域5
を形成する。
【0009】最後に、フィールド酸化膜6を一様に形成
し、n+ 型第1ベース領域3およびp+ 型エミッタ領域
5の上部でそのフィールド酸化膜6を選択的に除去し
て、図8(e)に示すように、それぞれベース電極7お
よびエミッタ電極8を形成する。また、p+ 型コレクタ
領域1の下面にコレクタ電極9を形成する。
し、n+ 型第1ベース領域3およびp+ 型エミッタ領域
5の上部でそのフィールド酸化膜6を選択的に除去し
て、図8(e)に示すように、それぞれベース電極7お
よびエミッタ電極8を形成する。また、p+ 型コレクタ
領域1の下面にコレクタ電極9を形成する。
【0010】以上に、一般的なトランジスタの構造と製
造工程の一例を示したが、サイリスタにおいても、基本
的には同様である。なお、上記半導体装置の動作は広く
知られているので、説明は省略する。
造工程の一例を示したが、サイリスタにおいても、基本
的には同様である。なお、上記半導体装置の動作は広く
知られているので、説明は省略する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記図7に
示したpnp型トランジスタは、図8(c)に示す工程
で不純物のドライブインを行った後に酸化膜を形成する
とき、酸化膜はシリコン層の表面を浸食するようにして
形成されてゆき、そのシリコン表面層において不純物濃
度の変化(再分布)が起こる。この不純物濃度の変化の
原因は、主に、上記シリコン表面層とシリコン酸化膜と
の間の偏析によるものであり、その偏析の程度を表す偏
析係数kは、
示したpnp型トランジスタは、図8(c)に示す工程
で不純物のドライブインを行った後に酸化膜を形成する
とき、酸化膜はシリコン層の表面を浸食するようにして
形成されてゆき、そのシリコン表面層において不純物濃
度の変化(再分布)が起こる。この不純物濃度の変化の
原因は、主に、上記シリコン表面層とシリコン酸化膜と
の間の偏析によるものであり、その偏析の程度を表す偏
析係数kは、
【0012】
【数1】
【0013】で与えられる。通常、p型不純物として使
用される、たとえばホウ素などのIII族原子は、シリコ
ン酸化膜中の酸素との親和力が強いのでシリコン酸化膜
中に入りやすく、偏析係数kの値は小さい。
用される、たとえばホウ素などのIII族原子は、シリコ
ン酸化膜中の酸素との親和力が強いのでシリコン酸化膜
中に入りやすく、偏析係数kの値は小さい。
【0014】一方、n型不純物として使用される、たと
えばリンや砒素などのV族原子の偏析係数kの値は大き
い。このため、シリコン酸化膜の形成時にはシリコン酸
化膜側からシリコン表面層へ上記n型不純物が掃き出さ
れる。したがって、シリコン酸化膜との界面付近のシリ
コン表面層の不純物濃度が、シリコン酸化膜の形成前の
状態と比べて高くなってしまう。このときの不純物濃度
分布を図9に示す。
えばリンや砒素などのV族原子の偏析係数kの値は大き
い。このため、シリコン酸化膜の形成時にはシリコン酸
化膜側からシリコン表面層へ上記n型不純物が掃き出さ
れる。したがって、シリコン酸化膜との界面付近のシリ
コン表面層の不純物濃度が、シリコン酸化膜の形成前の
状態と比べて高くなってしまう。このときの不純物濃度
分布を図9に示す。
【0015】図9は、図7のpnp型トランジスタをX
−X’線で切ったときの、不純物濃度の分布を示す図で
ある。同図において、n- 型第2ベース領域4の不純物
濃度が、フィールド酸化膜6との界面付近で急激に高く
なっている。一方、n- 型第2ベース領域4内の表面部
にはp+ 型エミッタ領域5が形成されているので、表面
近傍におけるこれら2つの領域4および5のpn接合
は、不純物濃度が高いp型領域とn型領域とによって形
成されている。
−X’線で切ったときの、不純物濃度の分布を示す図で
ある。同図において、n- 型第2ベース領域4の不純物
濃度が、フィールド酸化膜6との界面付近で急激に高く
なっている。一方、n- 型第2ベース領域4内の表面部
にはp+ 型エミッタ領域5が形成されているので、表面
近傍におけるこれら2つの領域4および5のpn接合
は、不純物濃度が高いp型領域とn型領域とによって形
成されている。
【0016】したがって、n- 型第2ベース領域4およ
びp+ 型エミッタ領域5によって形成されるpn接合
は、その表面付近において、逆バイアスが印加されたと
きに空乏層が広がりにくいので、その間の耐圧、すなわ
ちエミッタ・ベース間耐圧が低くなってしまうという問
題が生じる。
びp+ 型エミッタ領域5によって形成されるpn接合
は、その表面付近において、逆バイアスが印加されたと
きに空乏層が広がりにくいので、その間の耐圧、すなわ
ちエミッタ・ベース間耐圧が低くなってしまうという問
題が生じる。
【0017】この問題を解決するためには、図8(b)
に示した不純物導入工程において、n- 型第2ベース領
域4を形成するためのn型不純物を表面不純物濃度を低
く設定して注入する手法が考えられる。しかしながら、
トランジスタの設計に際してn- 型第2ベース領域4は
所定の深さで形成する必要があるので、上述のように表
面不純物濃度を低くして導入したn型不純物を上記所定
の深さまで拡散させるためには、ドライブインを長時間
行わなければならない。
に示した不純物導入工程において、n- 型第2ベース領
域4を形成するためのn型不純物を表面不純物濃度を低
く設定して注入する手法が考えられる。しかしながら、
トランジスタの設計に際してn- 型第2ベース領域4は
所定の深さで形成する必要があるので、上述のように表
面不純物濃度を低くして導入したn型不純物を上記所定
の深さまで拡散させるためには、ドライブインを長時間
行わなければならない。
【0018】このように、n- 型第2ベース領域4を所
定の深さで形成するためにドライブインを行う時間を長
くすると、このドライブイン工程は半導体基板全体を加
熱するため、p+ 型コレクタ領域1内に多量に存在する
p型不純物がp- 型コレクタ領域2に拡散され、p- 型
コレクタ領域2の不純物濃度が高くなってしまう。この
結果、p- 型コレクタ領域2とn+ 型第1ベース領域3
との間のpn接合において逆バイアス時に空乏層が広が
りにくくなるので、コレクタ・ベース間耐圧およびコレ
クタ・エミッタ間耐圧が低下してしまう。
定の深さで形成するためにドライブインを行う時間を長
くすると、このドライブイン工程は半導体基板全体を加
熱するため、p+ 型コレクタ領域1内に多量に存在する
p型不純物がp- 型コレクタ領域2に拡散され、p- 型
コレクタ領域2の不純物濃度が高くなってしまう。この
結果、p- 型コレクタ領域2とn+ 型第1ベース領域3
との間のpn接合において逆バイアス時に空乏層が広が
りにくくなるので、コレクタ・ベース間耐圧およびコレ
クタ・エミッタ間耐圧が低下してしまう。
【0019】さらに、エミッタ・ベース間耐圧を確保す
るためにn- 型第2ベース領域4を形成するためのn型
不純物を表面不純物濃度を低く設定して注入し、かつ、
コレクタ・ベース間耐圧およびコレクタ・エミッタ間耐
圧の低下を防ぐために、ドライブイン時間を長くするこ
とを行わないと、形成されるn- 型第2ベース領域4の
深さは所定の深さよりも浅くなってしまう。このよう
に、n- 型第2ベース領域4が浅く形成されると、p+
型エミッタ領域5とp- 型コレクタ領域2との間が、不
純物濃度が低く、かつ幅が薄いn型の半導体領域で遮ら
れた状態となるので、その間でパンチスルーを起こしや
すくなるという問題が生じる。
るためにn- 型第2ベース領域4を形成するためのn型
不純物を表面不純物濃度を低く設定して注入し、かつ、
コレクタ・ベース間耐圧およびコレクタ・エミッタ間耐
圧の低下を防ぐために、ドライブイン時間を長くするこ
とを行わないと、形成されるn- 型第2ベース領域4の
深さは所定の深さよりも浅くなってしまう。このよう
に、n- 型第2ベース領域4が浅く形成されると、p+
型エミッタ領域5とp- 型コレクタ領域2との間が、不
純物濃度が低く、かつ幅が薄いn型の半導体領域で遮ら
れた状態となるので、その間でパンチスルーを起こしや
すくなるという問題が生じる。
【0020】以上のように、従来は、トランジスタのエ
ミッタ・ベース間耐圧と、コレクタ・ベース間耐圧およ
びコレクタ・エミッタ間耐圧とはトレードオフ関係にあ
り、さらに、上記双方を改善しようとするとパンチスル
ーが発生しやすくなるという問題があった。
ミッタ・ベース間耐圧と、コレクタ・ベース間耐圧およ
びコレクタ・エミッタ間耐圧とはトレードオフ関係にあ
り、さらに、上記双方を改善しようとするとパンチスル
ーが発生しやすくなるという問題があった。
【0021】なお、この問題はトランジスタのみに生じ
るものではなく、サイリスタにおいても同様であった。
本発明は上記問題を解決するものであり、その目的は逆
バイアス耐圧特性を向上させた半導体装置の製造方法を
提供することである。
るものではなく、サイリスタにおいても同様であった。
本発明は上記問題を解決するものであり、その目的は逆
バイアス耐圧特性を向上させた半導体装置の製造方法を
提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の半導体装
置の製造方法は、第1導電型の半導体基板にイオン打込
みによって第2導電型の不純物を所定深さに選択的に打
ち込み、また、上記イオン打込みによって不純物を導入
した位置の端部を取り囲む領域に対向する前記半導体基
板の表面に第2導電型の不純物を導入する。そして、上
記所定深さに打ち込まれた不純物と上記表面に導入され
た不純物とを熱拡散して、接続する第2導電型の半導体
領域を形成する。さらに、その半導体領域に囲まれた領
域の表面部に第1導電型の半導体領域を形成する請求項
2記載の半導体装置の製造方法は、第1導電型の半導体
基板の表面に第2導電型の半導体層を形成し、その半導
体層にイオン打ち込みによって第1導電型の不純物を所
定深さに選択的に打ち込み、また、上記イオン打込みに
よって不純物を導入した位置の端部を取り囲む領域に対
向する前記半導体基板の表面に第1導電型の不純物を導
入する。そして、上記所定深さに打ち込まれた不純物と
上記表面に導入された不純物とを熱拡散して、接続する
第1導電型の半導体領域を形成する。さらに、その半導
体領域に囲まれた領域の表面部に第2導電型の半導体領
域を形成する。
置の製造方法は、第1導電型の半導体基板にイオン打込
みによって第2導電型の不純物を所定深さに選択的に打
ち込み、また、上記イオン打込みによって不純物を導入
した位置の端部を取り囲む領域に対向する前記半導体基
板の表面に第2導電型の不純物を導入する。そして、上
記所定深さに打ち込まれた不純物と上記表面に導入され
た不純物とを熱拡散して、接続する第2導電型の半導体
領域を形成する。さらに、その半導体領域に囲まれた領
域の表面部に第1導電型の半導体領域を形成する請求項
2記載の半導体装置の製造方法は、第1導電型の半導体
基板の表面に第2導電型の半導体層を形成し、その半導
体層にイオン打ち込みによって第1導電型の不純物を所
定深さに選択的に打ち込み、また、上記イオン打込みに
よって不純物を導入した位置の端部を取り囲む領域に対
向する前記半導体基板の表面に第1導電型の不純物を導
入する。そして、上記所定深さに打ち込まれた不純物と
上記表面に導入された不純物とを熱拡散して、接続する
第1導電型の半導体領域を形成する。さらに、その半導
体領域に囲まれた領域の表面部に第2導電型の半導体領
域を形成する。
【0023】
【作用】請求項1記載の半導体装置の製造方法におい
て、上記第1導電型の半導体領域(エミッタ,SITで
はソース)の下部に位置する上記第2導電型の半導体領
域(第2ベース,SITではチャネル)を形成するため
の不純物をイオン打込み法で注入するので、上記第2ベ
ース領域を所望の深さのみに所望の不純物濃度で形成す
るためには、イオン打込み加速電圧およびそのドーズ量
を制御すればよく、上記イオン打込みされた不純物を熱
拡散させるための時間には依存しない。
て、上記第1導電型の半導体領域(エミッタ,SITで
はソース)の下部に位置する上記第2導電型の半導体領
域(第2ベース,SITではチャネル)を形成するため
の不純物をイオン打込み法で注入するので、上記第2ベ
ース領域を所望の深さのみに所望の不純物濃度で形成す
るためには、イオン打込み加速電圧およびそのドーズ量
を制御すればよく、上記イオン打込みされた不純物を熱
拡散させるための時間には依存しない。
【0024】この結果、上記第2ベース領域が表面には
形成されなくなるので、上記第1導電型のエミッタ領域
を、不純物濃度が高い第2導電型の半導体領域と接合す
ることなく形成できるようになり、エミッタ・ベース間
の逆バイアス耐圧が高くなる。
形成されなくなるので、上記第1導電型のエミッタ領域
を、不純物濃度が高い第2導電型の半導体領域と接合す
ることなく形成できるようになり、エミッタ・ベース間
の逆バイアス耐圧が高くなる。
【0025】また、上記イオン打込みされた不純物を熱
拡散させるための時間を増加させる必要がないので、第
1導電型の半導体基板(コレクタ,SITではドレイ
ン)中の不純物が上記第2導電型の半導体領域(第1ベ
ース,SITではゲート)付近にまで多量に拡散するこ
とはなく、コレクタ・ベース間の逆バイアス耐圧が高く
なる。
拡散させるための時間を増加させる必要がないので、第
1導電型の半導体基板(コレクタ,SITではドレイ
ン)中の不純物が上記第2導電型の半導体領域(第1ベ
ース,SITではゲート)付近にまで多量に拡散するこ
とはなく、コレクタ・ベース間の逆バイアス耐圧が高く
なる。
【0026】さらに、上記第2ベース領域の不純物濃度
を所望の濃度に設定できるので、上記エミッタ領域と上
記コレクタ領域との間のパンチスルーに対する耐圧を高
くすることができる。
を所望の濃度に設定できるので、上記エミッタ領域と上
記コレクタ領域との間のパンチスルーに対する耐圧を高
くすることができる。
【0027】なお、上記製造方法において、第2ベース
領域を形成するための不純物をイオン打込み法によって
注入する手法を、請求項1記載の半導体装置の製造方法
に適用すれば、同等な作用によって耐圧を高くする。
領域を形成するための不純物をイオン打込み法によって
注入する手法を、請求項1記載の半導体装置の製造方法
に適用すれば、同等な作用によって耐圧を高くする。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図6を参照し
ながら説明する。図1は、本発明の一実施例の縦構造p
np型トランジスタの断面図である。
ながら説明する。図1は、本発明の一実施例の縦構造p
np型トランジスタの断面図である。
【0029】同図において、p+ 型コレクタ領域11の
表面にp- 型コレクタ領域12が形成されており、その
p- 型コレクタ領域12の表面部にはn+ 型第1ベース
領域13が互いに所定を隔てて形成されている。そし
て、上記n+ 型第1ベース領域13,13間の表面部に
は、n+ 型第1ベース領域13から所定間隔を隔てて選
択的にp+ 型エミッタ領域16が形成されており、さら
にそのp+ 型エミッタ領域16を包むようにしてp- 型
エミッタ周辺領域15が形成されている。また、p- 型
エミッタ周辺領域15の下部には、p- 型コレクタ領域
12の表面から所定の深さの位置に、n+ 型第1ベース
領域13,13どうしを接続するn- 型第2ベース領域
14が形成されている。
表面にp- 型コレクタ領域12が形成されており、その
p- 型コレクタ領域12の表面部にはn+ 型第1ベース
領域13が互いに所定を隔てて形成されている。そし
て、上記n+ 型第1ベース領域13,13間の表面部に
は、n+ 型第1ベース領域13から所定間隔を隔てて選
択的にp+ 型エミッタ領域16が形成されており、さら
にそのp+ 型エミッタ領域16を包むようにしてp- 型
エミッタ周辺領域15が形成されている。また、p- 型
エミッタ周辺領域15の下部には、p- 型コレクタ領域
12の表面から所定の深さの位置に、n+ 型第1ベース
領域13,13どうしを接続するn- 型第2ベース領域
14が形成されている。
【0030】上記領域が形成されているp- 型コレクタ
領域12の表面には、フィールド酸化膜17が一様に形
成されており、n+ 型第1ベース領域13およびp+ 型
エミッタ領域16の表面において、選択的に上記フィー
ルド酸化膜17が除去されている。そして、そのフィー
ルド酸化膜17が除去されている部分において、n+型
第1ベース領域13の表面にベース電極18が形成され
ており、p+ 型エミッタ領域16の表面にエミッタ電極
19が形成されている。また、p+ 型コレクタ領域11
の下面には、一様にコレクタ電極20が形成されてい
る。
領域12の表面には、フィールド酸化膜17が一様に形
成されており、n+ 型第1ベース領域13およびp+ 型
エミッタ領域16の表面において、選択的に上記フィー
ルド酸化膜17が除去されている。そして、そのフィー
ルド酸化膜17が除去されている部分において、n+型
第1ベース領域13の表面にベース電極18が形成され
ており、p+ 型エミッタ領域16の表面にエミッタ電極
19が形成されている。また、p+ 型コレクタ領域11
の下面には、一様にコレクタ電極20が形成されてい
る。
【0031】次に、図1に示した上記トランジスタの製
造工程の一例を、図2(a)〜図2(e)を参照しなが
ら説明する。まず、図2(a)に示すように、シリコン
半導体基板であるp+ 型コレクタ領域11の表面にエピ
タキシャル成長によってp- 型コレクタ領域12を形成
する。そして、いったんp- 型コレクタ領域12の表面
に一様に酸化膜を形成した後、その酸化膜を選択的に除
去する。ここで、n型不純物、たとえば砒素イオンを所
定加速電圧で加速し、上記酸化膜をマスクとしてp- 型
コレクタ領域12内の所望の深さに打ち込む。この後、
上記酸化膜を除去する。
造工程の一例を、図2(a)〜図2(e)を参照しなが
ら説明する。まず、図2(a)に示すように、シリコン
半導体基板であるp+ 型コレクタ領域11の表面にエピ
タキシャル成長によってp- 型コレクタ領域12を形成
する。そして、いったんp- 型コレクタ領域12の表面
に一様に酸化膜を形成した後、その酸化膜を選択的に除
去する。ここで、n型不純物、たとえば砒素イオンを所
定加速電圧で加速し、上記酸化膜をマスクとしてp- 型
コレクタ領域12内の所望の深さに打ち込む。この後、
上記酸化膜を除去する。
【0032】次に、p- 型コレクタ領域12の表面に再
び一様に酸化膜を形成し、砒素イオンを打ち込んだ領域
の端部を取り囲む領域に対向する位置においてその酸化
膜を除去する。そして、図2(b)に示すように、上記
酸化膜をマスクとして、たとえば砒素をp- 型コレクタ
領域12の表面近傍へ導入(堆積)する。この後、上記
酸化膜を除去する。なお、このp- 型コレクタ領域12
の表面近傍への不純物導入工程と、図2(a)でのイオ
ン打込み工程とは、順番が逆であってもよい。
び一様に酸化膜を形成し、砒素イオンを打ち込んだ領域
の端部を取り囲む領域に対向する位置においてその酸化
膜を除去する。そして、図2(b)に示すように、上記
酸化膜をマスクとして、たとえば砒素をp- 型コレクタ
領域12の表面近傍へ導入(堆積)する。この後、上記
酸化膜を除去する。なお、このp- 型コレクタ領域12
の表面近傍への不純物導入工程と、図2(a)でのイオ
ン打込み工程とは、順番が逆であってもよい。
【0033】次の工程では、図2(c)に示すように、
上述のようにして注入した不純物を熱拡散させる(ドラ
イブイン)。このドライブイン工程では、p- 型コレク
タ領域12の表面近傍へ導入した不純物がp- 型コレク
タ領域12の内部へ拡散してn+ 型第1ベース領域13
を形成し、所定の深さにイオン打込みされた不純物がそ
のn型領域の幅を広げるように拡散してn- 型第2ベー
ス領域14を形成する。そして、この拡散によってn+
型第1ベース領域13とn- 型第2ベース領域14とを
接続し、n+ 型第1ベース領域13およびn- 型第2ベ
ース領域14によって囲まれる領域はp- 型コレクタ領
域12から分離される。この分離されたp- 型の領域
を、p- 型エミッタ周辺領域15とする。さらに、上記
領域が形成されているp- 型コレクタ領域12の表面に
は酸化膜を形成する。
上述のようにして注入した不純物を熱拡散させる(ドラ
イブイン)。このドライブイン工程では、p- 型コレク
タ領域12の表面近傍へ導入した不純物がp- 型コレク
タ領域12の内部へ拡散してn+ 型第1ベース領域13
を形成し、所定の深さにイオン打込みされた不純物がそ
のn型領域の幅を広げるように拡散してn- 型第2ベー
ス領域14を形成する。そして、この拡散によってn+
型第1ベース領域13とn- 型第2ベース領域14とを
接続し、n+ 型第1ベース領域13およびn- 型第2ベ
ース領域14によって囲まれる領域はp- 型コレクタ領
域12から分離される。この分離されたp- 型の領域
を、p- 型エミッタ周辺領域15とする。さらに、上記
領域が形成されているp- 型コレクタ領域12の表面に
は酸化膜を形成する。
【0034】次に、図2(d)に示すように、p- 型エ
ミッタ周辺領域15の表面において上記酸化膜を選択的
に除去し、その酸化膜を除去した部分からp型不純物、
たとえばホウ素を拡散してp+ 型エミッタ領域16を形
成する。
ミッタ周辺領域15の表面において上記酸化膜を選択的
に除去し、その酸化膜を除去した部分からp型不純物、
たとえばホウ素を拡散してp+ 型エミッタ領域16を形
成する。
【0035】最後に、フィールド酸化膜17を一様に形
成し、n+ 型第1ベース領域13およびp+ 型エミッタ
領域16の上部でそのフィールド酸化膜17を選択的に
除去する。そして、図2(e)に示すように、上記フィ
ールド酸化膜17を除去した部分を介して、n+ 型第1
ベース領域13の表面にベース電極18を形成し、p +
型エミッタ領域16の表面にエミッタ電極19を形成す
る。また、p+ 型コレクタ領域11の下面にはコレクタ
電極20を形成する。
成し、n+ 型第1ベース領域13およびp+ 型エミッタ
領域16の上部でそのフィールド酸化膜17を選択的に
除去する。そして、図2(e)に示すように、上記フィ
ールド酸化膜17を除去した部分を介して、n+ 型第1
ベース領域13の表面にベース電極18を形成し、p +
型エミッタ領域16の表面にエミッタ電極19を形成す
る。また、p+ 型コレクタ領域11の下面にはコレクタ
電極20を形成する。
【0036】次に、上述の工程によって製造した、図1
のpnp型トランジスタをY−Y’線で切ったときの不
純物濃度分布を図3に示す。同図において、フィールド
酸化膜17に接する領域には、p- 型エミッタ周辺領域
15が形成されており、その右側(図1では下方)にn
- 型第2ベース領域14が形成されている。このよう
に、n- 型第2ベース領域14を形成するための不純物
の注入を、p- 型コレクタ領域12の表面から熱拡散に
よって行うのではなく、イオン打込み法によってp- 型
コレクタ領域12の表面から所定の深さのみに分布する
ようにしたので、p+ 型エミッタ領域16の周辺にはn
型の半導体領域は存在しない。
のpnp型トランジスタをY−Y’線で切ったときの不
純物濃度分布を図3に示す。同図において、フィールド
酸化膜17に接する領域には、p- 型エミッタ周辺領域
15が形成されており、その右側(図1では下方)にn
- 型第2ベース領域14が形成されている。このよう
に、n- 型第2ベース領域14を形成するための不純物
の注入を、p- 型コレクタ領域12の表面から熱拡散に
よって行うのではなく、イオン打込み法によってp- 型
コレクタ領域12の表面から所定の深さのみに分布する
ようにしたので、p+ 型エミッタ領域16の周辺にはn
型の半導体領域は存在しない。
【0037】したがって、図1に示すpnp型トランジ
スタのエミッタ・ベース間耐圧は、p- 型エミッタ周辺
領域15とn+ 型第1ベース領域13との間、またはp
- 型エミッタ周辺領域15とn- 型第2ベース領域14
との間のpn接合における空乏層の広がりが問題となる
が、p- 型エミッタ周辺領域15の不純物濃度は低くそ
の部分で空乏層が広がりやすいので、上記耐圧は高くな
る。また、従来の製造方法においては、n- 型第2ベー
ス領域14を形成するためにp- 型コレクタ領域12の
表面近傍からの熱拡散した後に酸化処理を行っていたの
で、シリコン表面層とシリコン酸化膜との間での偏析に
よってn型の半導体領域のシリコン表面層の不純物濃度
の変化が問題となっていたが、本実施例においては、p
+ 型エミッタ領域16の周辺にはn型の半導体領域は存
在しないので、上記問題点を考慮する必要はない。
スタのエミッタ・ベース間耐圧は、p- 型エミッタ周辺
領域15とn+ 型第1ベース領域13との間、またはp
- 型エミッタ周辺領域15とn- 型第2ベース領域14
との間のpn接合における空乏層の広がりが問題となる
が、p- 型エミッタ周辺領域15の不純物濃度は低くそ
の部分で空乏層が広がりやすいので、上記耐圧は高くな
る。また、従来の製造方法においては、n- 型第2ベー
ス領域14を形成するためにp- 型コレクタ領域12の
表面近傍からの熱拡散した後に酸化処理を行っていたの
で、シリコン表面層とシリコン酸化膜との間での偏析に
よってn型の半導体領域のシリコン表面層の不純物濃度
の変化が問題となっていたが、本実施例においては、p
+ 型エミッタ領域16の周辺にはn型の半導体領域は存
在しないので、上記問題点を考慮する必要はない。
【0038】さらに、本実施例においては、n- 型第2
ベース領域14を形成するp- 型コレクタ領域12の表
面からの深さを、イオン打込みを行う砒素イオンの加速
電圧を制御することによって正確に決めることができ
る。したがって、上記n- 型第2ベース領域14のp-
型コレクタ領域12の表面からの深さと、n- 型第2ベ
ース領域14を所定深さにまでドライブインさせるため
の時間とは無関係となり、上記ドライブイン時間を、p
+ 型コレクタ領域11内の不純物がp- 型コレクタ領域
12へ多量に流入しない時間内で行うことが可能とな
る。このように、p + 型コレクタ領域11からp- 型コ
レクタ領域12への不純物の流入を少量に抑えることが
可能になると、p- 型コレクタ領域12の不純物濃度は
低い状態のままであるので、p- 型コレクタ領域12と
n+ 型第1ベース領域13との間での耐圧が高くなり、
コレクタ・ベース間耐圧およびコレクタ・エミッタ間耐
圧が高くなる。換言すれば、上記耐圧として所定の値を
確保したいとき、p- 型コレクタ領域12の幅を薄く形
成することが可能となるので、トランジスタのON電圧
が小さくなる。
ベース領域14を形成するp- 型コレクタ領域12の表
面からの深さを、イオン打込みを行う砒素イオンの加速
電圧を制御することによって正確に決めることができ
る。したがって、上記n- 型第2ベース領域14のp-
型コレクタ領域12の表面からの深さと、n- 型第2ベ
ース領域14を所定深さにまでドライブインさせるため
の時間とは無関係となり、上記ドライブイン時間を、p
+ 型コレクタ領域11内の不純物がp- 型コレクタ領域
12へ多量に流入しない時間内で行うことが可能とな
る。このように、p + 型コレクタ領域11からp- 型コ
レクタ領域12への不純物の流入を少量に抑えることが
可能になると、p- 型コレクタ領域12の不純物濃度は
低い状態のままであるので、p- 型コレクタ領域12と
n+ 型第1ベース領域13との間での耐圧が高くなり、
コレクタ・ベース間耐圧およびコレクタ・エミッタ間耐
圧が高くなる。換言すれば、上記耐圧として所定の値を
確保したいとき、p- 型コレクタ領域12の幅を薄く形
成することが可能となるので、トランジスタのON電圧
が小さくなる。
【0039】また、本実施例においては、イオン打込み
を行う砒素イオンのドーズ量を制御することによって、
n- 型第2ベース領域14の不純物濃度を決めることが
できる。したがって、n- 型第2ベース領域14の不純
物濃度を制御して、エミッタ・コレクタ間のパンチスル
ーに対する耐圧を高くすることができる。そして、上記
n- 型第2ベース領域14の不純物濃度の制御は、イオ
ン打込みにより他の領域の不純物濃度に影響を及ぼすこ
となく独立に行っているので、このことによってエミッ
タ・ベース間耐圧およびコレクタ・エミッタ間耐圧が低
下することはない。
を行う砒素イオンのドーズ量を制御することによって、
n- 型第2ベース領域14の不純物濃度を決めることが
できる。したがって、n- 型第2ベース領域14の不純
物濃度を制御して、エミッタ・コレクタ間のパンチスル
ーに対する耐圧を高くすることができる。そして、上記
n- 型第2ベース領域14の不純物濃度の制御は、イオ
ン打込みにより他の領域の不純物濃度に影響を及ぼすこ
となく独立に行っているので、このことによってエミッ
タ・ベース間耐圧およびコレクタ・エミッタ間耐圧が低
下することはない。
【0040】なお、上記実施例において、p+ 型エミッ
タ領域16とn- 型第2ベース領域14とが直接接続せ
ず、その間にp- 型エミッタ周辺領域15が形成されて
いるが、必要とするエミッタ・ベース間耐圧が比較的小
さいくてもよい場合には上記2つの領域16,14が接
触するように形成してもよい。
タ領域16とn- 型第2ベース領域14とが直接接続せ
ず、その間にp- 型エミッタ周辺領域15が形成されて
いるが、必要とするエミッタ・ベース間耐圧が比較的小
さいくてもよい場合には上記2つの領域16,14が接
触するように形成してもよい。
【0041】次に、本発明の他の実施例を説明する。図
4は、本発明をnpn型トランジスタに適用したときの
断面構造を示す図である。同図におけるnpn型トラン
ジスタは、図1に示したpnp型トランジスタの各領域
の導電型を反転させて形成したものであり、その製造工
程は図2(a)〜図2(e)に示した工程と同様であ
る。
4は、本発明をnpn型トランジスタに適用したときの
断面構造を示す図である。同図におけるnpn型トラン
ジスタは、図1に示したpnp型トランジスタの各領域
の導電型を反転させて形成したものであり、その製造工
程は図2(a)〜図2(e)に示した工程と同様であ
る。
【0042】なお、図1および図4においては、バイポ
ーラ型のトランジスタを採り上げて説明を行ったが、本
発明は静電誘導トランジスタ(SIT)にも適用可能で
ある。SITにおいては、ソース領域の下部に位置する
チャネル領域を形成するための不純物注入を、イオン打
込みによって所定深さに所定量行う。
ーラ型のトランジスタを採り上げて説明を行ったが、本
発明は静電誘導トランジスタ(SIT)にも適用可能で
ある。SITにおいては、ソース領域の下部に位置する
チャネル領域を形成するための不純物注入を、イオン打
込みによって所定深さに所定量行う。
【0043】図5は、本発明をサイリスタに適用したと
きの断面構造を示す図である。同図において、半導体基
板であるn+ 型アノード領域31の上面にp- 型ベース
領域32が形成されており、そのp- 型ベース領域32
の表面部にはn+ 型第1ゲート領域33が互いに所定を
隔てて形成されている。そして、上記n+ 型第1ゲート
領域33,33間の表面部には、n+ 型第1ゲート領域
33から所定間隔を隔てて選択的にp+ 型カソード領域
36が形成されており、さらにそのp+型カソード領域
36を包むようにしてp- 型カソード周辺領域35が形
成されている。また、p- 型カソード周辺領域35の下
部には、p- 型ベース領域32の表面から所定の深さの
位置に、n+ 型第1ゲート領域33,33どうしを接続
するn- 型第2ゲート領域34が形成されている。
きの断面構造を示す図である。同図において、半導体基
板であるn+ 型アノード領域31の上面にp- 型ベース
領域32が形成されており、そのp- 型ベース領域32
の表面部にはn+ 型第1ゲート領域33が互いに所定を
隔てて形成されている。そして、上記n+ 型第1ゲート
領域33,33間の表面部には、n+ 型第1ゲート領域
33から所定間隔を隔てて選択的にp+ 型カソード領域
36が形成されており、さらにそのp+型カソード領域
36を包むようにしてp- 型カソード周辺領域35が形
成されている。また、p- 型カソード周辺領域35の下
部には、p- 型ベース領域32の表面から所定の深さの
位置に、n+ 型第1ゲート領域33,33どうしを接続
するn- 型第2ゲート領域34が形成されている。
【0044】上記領域が形成されているp- 型ベース領
域32の表面には、フィールド酸化膜37が一様に形成
されており、n+ 型第1ゲート領域33およびp+ 型カ
ソード領域36の表面において、選択的に上記フィール
ド酸化膜37が除去されている。そして、そのフィール
ド酸化膜37が除去されている部分において、n+ 型第
1ゲート領域33の表面にゲート電極38が形成されて
おり、p+ 型カソード領域36の表面にカソード電極3
9が形成されている。また、n+ 型アノード領域31の
下面には、一様にアノード電極40が形成されている。
域32の表面には、フィールド酸化膜37が一様に形成
されており、n+ 型第1ゲート領域33およびp+ 型カ
ソード領域36の表面において、選択的に上記フィール
ド酸化膜37が除去されている。そして、そのフィール
ド酸化膜37が除去されている部分において、n+ 型第
1ゲート領域33の表面にゲート電極38が形成されて
おり、p+ 型カソード領域36の表面にカソード電極3
9が形成されている。また、n+ 型アノード領域31の
下面には、一様にアノード電極40が形成されている。
【0045】また、図6は、図5に示すサイリスタの各
領域の導電型を反転させて形成したサイリスタの断面構
造を示す図である。図5および図6におけるサイリスタ
の製造工程は、基本的には図2(a)〜図2(e)に示
した工程と同様である。ただし、トランジスタの製造に
おいては、図2(a)で、半導体基板上にその半導体基
板と同じ導電型の半導体領域を形成したが、サイリスタ
の製造においては、半導体基板上にその半導体基板と反
対の導電型の半導体領域を形成する。
領域の導電型を反転させて形成したサイリスタの断面構
造を示す図である。図5および図6におけるサイリスタ
の製造工程は、基本的には図2(a)〜図2(e)に示
した工程と同様である。ただし、トランジスタの製造に
おいては、図2(a)で、半導体基板上にその半導体基
板と同じ導電型の半導体領域を形成したが、サイリスタ
の製造においては、半導体基板上にその半導体基板と反
対の導電型の半導体領域を形成する。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
エミッタ領域下部に位置するベース領域を形成するため
の不純物の注入をイオン打込みで行っているので、上記
ベース領域を形成する深さおよびその不純物濃度を、他
の領域に影響を及ぼすことなく設定できるので、エミッ
タ・ベース間耐圧およびコレクタ・エミッタ間耐圧を共
に高くすることができる。また、静電誘導トランジス
タ,サイリスタにおいても同等の効果がえられる。
エミッタ領域下部に位置するベース領域を形成するため
の不純物の注入をイオン打込みで行っているので、上記
ベース領域を形成する深さおよびその不純物濃度を、他
の領域に影響を及ぼすことなく設定できるので、エミッ
タ・ベース間耐圧およびコレクタ・エミッタ間耐圧を共
に高くすることができる。また、静電誘導トランジス
タ,サイリスタにおいても同等の効果がえられる。
【図1】本発明の一実施例のpnp型トランジスタの断
面図である。
面図である。
【図2】図1に示すpnp型トランジスタの概略製造工
程図である。
程図である。
【図3】図1に示すpnp型トランジスタをY−Y’線
で切断したときの不純物濃度分布を示す図である。
で切断したときの不純物濃度分布を示す図である。
【図4】図1に示すpnp型トランジスタの各領域の導
電型を反転させたnpn型トランジスタの断面図であ
る。
電型を反転させたnpn型トランジスタの断面図であ
る。
【図5】本発明を適用したサイリスタの断面図である。
【図6】図5に示すサイリスタの各領域の導電型を反転
させたサイリスタの断面図である。
させたサイリスタの断面図である。
【図7】従来の製造方法によって製造されたpnp型ト
ランジスタの断面図である。
ランジスタの断面図である。
【図8】図7に示す従来のpnp型トランジスタの概略
製造工程図である。
製造工程図である。
【図9】図7に示すpnp型トランジスタをX−X’線
で切断したときの不純物濃度分布を示す図である。
で切断したときの不純物濃度分布を示す図である。
11 p+ 型コレクタ領域 12 p- 型コレクタ領域 13 n+ 型第1ベース領域 14 n- 型第2ベース領域 15 p- 型エミッタ周辺領域 16 p+ 型エミッタ領域 17 フィールド酸化膜 18 ベース電極 19 エミッタ電極 20 コレクタ電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/74 M Q 29/804 7376−4M H01L 29/80 V
Claims (2)
- 【請求項1】 第1導電型の半導体基板にイオン打込み
によって第2導電型の不純物を所定深さに選択的に打ち
込み、 該イオン打込みによって不純物を導入した位置の端部を
取り囲む領域に対向する前記半導体基板の表面に第2導
電型の不純物を導入し、 熱拡散して、前記所定深さに打ち込まれた不純物と前記
表面に導入された不純物とを接続する第2導電型の半導
体領域を形成し、 該半導体領域に囲まれた領域の表面部に第1導電型の半
導体領域を形成することを特徴とする半導体装置の製造
方法。 - 【請求項2】 第1導電型の半導体基板の表面に第2導
電型の半導体層を形成し、 該半導体層にイオン打込みによって第1導電型の不純物
を所定深さに選択的に打ち込み、 該イオン打込みによって不純物を導入した位置の端部を
取り囲む領域に対向する前記半導体層の表面に第1導電
型の不純物を導入し、 熱拡散して、前記所定深さに打ち込まれた不純物と前記
表面に導入された不純物とを接続する第1導電型の半導
体領域を形成し、 該半導体領域に囲まれた領域の表面部に第2導電型の半
導体領域を形成することを特徴とする半導体装置の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5012191A JPH06224213A (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5012191A JPH06224213A (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06224213A true JPH06224213A (ja) | 1994-08-12 |
Family
ID=11798516
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5012191A Withdrawn JPH06224213A (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06224213A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4818083A (en) * | 1986-11-13 | 1989-04-04 | Olympus Optical Co., Ltd. | Vari-focal lens system |
| JP2003101031A (ja) * | 2001-09-25 | 2003-04-04 | Ricoh Co Ltd | 能動素子及びそれを有する表示素子 |
| US6754009B2 (en) | 2002-02-28 | 2004-06-22 | Canon Kabushiki Kaisha | Zoom lens and image taking apparatus having the same |
-
1993
- 1993-01-28 JP JP5012191A patent/JPH06224213A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4818083A (en) * | 1986-11-13 | 1989-04-04 | Olympus Optical Co., Ltd. | Vari-focal lens system |
| JP2003101031A (ja) * | 2001-09-25 | 2003-04-04 | Ricoh Co Ltd | 能動素子及びそれを有する表示素子 |
| US6754009B2 (en) | 2002-02-28 | 2004-06-22 | Canon Kabushiki Kaisha | Zoom lens and image taking apparatus having the same |
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