JPH0622483B2 - 多面体鎖の製造方法 - Google Patents

多面体鎖の製造方法

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JPH0622483B2
JPH0622483B2 JP1972691A JP1972691A JPH0622483B2 JP H0622483 B2 JPH0622483 B2 JP H0622483B2 JP 1972691 A JP1972691 A JP 1972691A JP 1972691 A JP1972691 A JP 1972691A JP H0622483 B2 JPH0622483 B2 JP H0622483B2
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polyhedron
sphere
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中空の多面体を鎖状に
連結してなる多面体鎖の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】中空の多面体を鎖状に連結してなる多面
体鎖は周知である。図10は1個の中空多面体を示す斜視
図であり、この多面体は、中空の球体の外面をダイヤモ
ンドバイトなどで切削して、多数の平面を形成すること
で製造される。
【0003】図10のような多面体を形成するには、図11
に示すように、対向する位置に穴1、2を有する中空の
球体3を用い、穴1、2に固定用の棒4、5を突き当
て、球体3を棒4、5で両側から挟んで固定する。この
状態で、球体3の中心線C1と平行の刃6と、この平行刃
6に対し例えば120度の刃7、8を有するダイヤモンド
バイト9を、その回転中心C2の回りに回転させると、図
12に示すように中心線C1と平行な平面10と、この面に対
し120 度の平面11、12が形成される。
【0004】このようにダイヤモンドバイト9が当たる
位置に、3つの平面10、11、12が形成される。この球体
を穴1または2側から見ると、図13のようになる。すな
わち、ダイヤモンドバイト9の刃6、7、8が当たる位
置のみ、平面10、11、12が形成される。
【0005】次に棒4、5と球体3を60度回転して固定
した状態で、再びダイヤモンドバイト9で切削加工す
る、という動作を、合計6回行なうと、3つの面(10、
11、12) ×6=18となり、合計18面の多面体ができる。
【0006】従来の多面体鎖の製造方法では、このよう
にして独立した球体から多面体を形成した後に、多数の
多面体に穴1、2を利用して糸やワイヤ、細い鎖などを
通し、多連の多面体鎖にしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
糸などを通す構造では、糸などが切れやすく、また一度
糸などが切れると、多数の多面体が一度に糸から抜け落
ちて散らばり、多面体が紛失し易いという問題がある。
また、多数の多面体に糸などを通す作業も面倒である。
さらに、両側から棒4、5の先端を押しつけて固定した
状態で、1個ずつ切削加工するのは作業が面倒で、製造
効率が落ちる。
【0008】本発明の技術的課題は、このような問題に
着目し、多数の多面体を金属で堅牢に連結でき、しかも
効率的に製造できる多面体鎖の製造方法を実現すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は本発明による多面
体鎖の製造方法の基本原理を説明する工程図、図2〜図
6は各製造工程の実施例である。本発明の方法は、まず
中間に分離用のくびれ部15を有する大径部16、17と小径
部14が一定間隔で交互に形成されている芯棒13を、パイ
プ18中に挿入した状態で、パイプ18を絞り加工して、パ
イプの前記小径部14に対応する位置を絞り込むことによ
り、前記の大径部16、17に対応する部分を球状に形成
し、球体20の連結体21を作製する。
【0010】このように多数の球体20が一体に連結した
状態において、各球体20を一個ずつ切削加工すること
で、多面体24を形成する。
【0011】各球体20を多面体に加工して多面体24の連
結体を作製した後に、前記の絞り込み部19を分離させる
と共に、芯棒13のくびれ部15を分離させる。
【0012】請求項2は、前記のように、多数の球体20
が一体に連結した状態において、各球体20を一個ずつ多
面体24に加工する際に、切削加工される球体20の両側に
おいて、球体20の連結体21を保持した状態で、切削加工
を行なうものである。
【0013】
【作用】図1の(3)の工程において、多数の球体20が一
体に連結しているため、1個の球体20を多面体に加工終
了すると、全部いっしょに球体1個分だけスライドして
加工するだけで多数の多面体24を作製でき、従来のよう
に、球体を1個ずつ両側から挟んで固定し、加工終了す
ると取り外して、次の球体をセットするといった面倒な
作業が不要となり、製造効率が向上し、量産性に富んで
いる。
【0014】また、各球体を多面体に加工終了した多面
体の連結体を、各多面体24間の絞り部19で分離すると、
同時に内部の芯棒13も、そのくびれ部15で折れる。そし
て、各小径部14の両端には、大径部16、17が有り、この
大径部16、17が多面体の穴の内側に位置しているため、
芯棒13が穴1、2から抜けるようなことはなく、各多面
体24が各芯棒13で鎖状に連結される。その結果、従来の
ように予め加工された多数の多面体に糸を通すといった
作業が不必要となり、この点でも製造効率が向上する。
【0015】しかも、金属の芯棒13で連結されているた
め、鎖が切れにくく、たとえ切断しても、多面体がばら
ばらに散らばるようなこともなく、修理して再使用する
ことが容易に可能である。
【0016】請求項2のように、球体20の連結体21を両
側で保持して、中間部の球体20を多面体に加工する方法
によると、連結体21の間欠回転と1個分ずつスライドす
る作業を繰り返すのみで、連続的にかつ自動的に多面体
の加工が可能となり、多面体の加工中に絞り部19から折
れるようなこともなく、安定して、確実かつ容易に多面
体を加工することができる。
【0017】
【実施例】次に本発明による多面体鎖の製造方法が実際
上どのように具体化されるかを実施例で説明する。図2
は図1における(1) の工程を図示したものである。13は
芯棒であり、線材を絞り加工することで、中間に分離用
のくびれ部15を有する大径部16、17と小径部14が一定間
隔で交互に形成されている。18はパイプであり、このパ
イプ18中に前記の芯棒13が挿入される。
【0018】図3は成型機によるパイプの絞り加工方法
を示す図である。パイプ18中の芯棒13がずれないように
固定した状態で、最初に浅い型で、パイプの前記芯棒の
小径部14に対応する位置を絞り込んで、(1)に示すよう
に浅い蛇腹状に形成する。次に幾分深い型を用いて、同
様にパイプの前記芯棒の小径部14に対応する位置をさら
に絞り込み、(2) のような幾分深い蛇腹状に形成する。
【0019】このようにして、次第に深い型で絞り込む
ことにより、 (3)のように、絞り部19の内径が大径部1
6、17の外径より充分小さくなるまで、絞り込まれる。
また、その結果、パイプ18は、多数の球体20が一体に連
結した形状となる。しかも、球体20の中に芯棒13の大径
部16、17が位置している。
【0020】このパイプ18の絞り加工は、後工程におい
て多面体に加工する際に、絞り部19が折れたりしない程
度に行われる。
【0021】図4は、球体20を多面体に加工する工程で
あり、前記の球体20と絞り部19が交互にかつ一定間隔で
形成された球体の連結体21が、2か所でホルダー22、23
によって挟持されている。そして、両ホルダー22と23と
の間の露出した球体20がダイヤモンドバイト9などのカ
ット機によって切削され、多面体に形成される。切削方
法は、図11〜図13に示した従来の加工方法と基本的に同
じである。
【0022】すなわち、球体の連結体21をホルダー22、
23で挟持し固定した状態で、露出している球体20の外面
をダイヤモンドバイト9で切削して、3つの平面を形成
した後、球体の連結体21を保持したままホルダー22、23
を60度回転した後、再びダイヤモンドバイト9で3つの
平面を形成する。このような切削を6回繰り返すこと
で、18面の多面体24が形成される。
【0023】なお、この面数は一例であって、回転角を
より小さくしたり、ダイヤモンドバイト9の刃を4つ以
上とすることで、多面体の面数をさらに多くすることが
できる。
【0024】1個の多面体が形成されると、ホルダー2
2、23を開放して、球体の連結体21を、球体1個分だけ
左側にスライドして、次の球体20を加工位置、すなわち
ダイヤモンドバイト9の正面に移動させる。そして、再
びホルダー22、23で球体の連結体21を挟持し、中間の露
出した球体20の表面をダイヤモンドバイト9で研削し
て、多面体に加工する。
【0025】このように、球体の連結体21を球体1個分
ずつ移動させて、ダイヤモンドバイト9で多面体24に加
工するという作業を繰り返すことで、図5に示すような
多面体24の連結体が出来上がる。この多面体24の連結体
に、折れる方向の外力を加えると、多面体24の連結体
は、前記の絞り部19が細く絞られていて強度が弱いた
め、各絞り部19で折れる。
【0026】なお、絞り部19の強度が大きくて容易に折
れない場合は、多面体24の連結体をホルダーで挟持した
状態で回転させ、絞り部19にバイト25を当てて切込みを
入れてから折るか、多面体が分離するまでバイト25を送
ることもできる。
【0027】また、内部の芯棒13は、くびれ部15が最も
強度が弱いため、外側の多面体24の連結体が折れたり、
分離したりすると、内部の芯棒13に外力が加わって、く
びれ部15で折れ、分離する。図6はこのようにして多面
体24の連結体および芯棒13が1個ずつ分離した状態であ
る。
【0028】それぞれの多面体24は、1個ずつ分離して
おり、しかもそれぞれの多面体24の内部において、各小
径部14の端部の大径部16、17が、前記穴1、2の内部に
位置しており、しかも大径部16、17は穴1、2より大き
いため、各多面体24が分離することなく、強固に連結さ
れた鎖となる。図7は、図6に示す多面体24からなる鎖
の斜視図である。
【0029】次に、図4のように球体の連結体21を保持
するホルダーを例示する。図8の実施例は、コ字状のホ
ルダー26と27が突き合わさった構造になっている。すな
わち、挟持ヘッド22aと23aとが連結部28を介して一体
化されており、また挟持ヘッド22bと23bとが連結部29
を介して一体化されている。
【0030】そして、挟持ヘッド22a、23aには、ホル
ダー27側の面に、半円状の溝30a、31aが形成されてお
り、挟持ヘッド22b、23bには、ホルダー26側の面に、
半円状の溝30b、31bが形成されている。
【0031】(2)に示すように、二つのホルダー26、27
を閉じると、半円状の溝30a、30b間に、また半円状溝
31a、31b間に、球体20の連結体21が挟持され、挟持ヘ
ッド22a、22bと挟持ヘッド23a、23b間のコ字状凹部
中に、上側からダイヤモンドバイト9を下降させ、球体
20に突き当てることで、多面体に切削加工される。所定
の角度で回転する際は、図4の実施例と異なり、 (1)の
ように二つのホルダー26、27を開いて挟持力を解除し、
連結体21のみを所定角回転した後に、再び (2)のように
ホルダー26、27を閉じて挟持し固定する。
【0032】図9は、芯棒13の製造方法を工程順に例示
する図である。まず (1)に示すような線径Dの線材32を
回転させながら、成型機で叩いて細くする。すなわち、
(2)のように、大径部16、17となる部分のみを残し、他
の部分を叩いて細くする。このような作業を繰り返すこ
とで、(1) →(2) →(3) →(4) のように、大径部16、17
となる部分以外を次第に細くしていく。また、くびれ部
15は、小径部14よりも細くなるように絞られ、強度が最
も弱い。そのため、この芯棒13を前記のパイプ18中に挿
入し固定して、パイプで球体20を形成し、かつ多面体24
に加工した後に、多面体24の連結体を絞り部19で分離す
ると、内部の芯棒13は、くびれ部15で容易に折れて分離
する。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、多面体に
加工する際の力に耐えられるように、多数の球体20が一
体に連結した状態で、該連結体21を挟持し、所定の角度
で間欠回転させながら、カット機で切削することによっ
て、多面体24を形成する。ついで、球体の連結体21を球
体1個分だけスライドし、再び挟持して切削加工する作
業を繰り返すことによって、一体の連結体の状態で、1
個ずつ多面体に形成していく。そして、所要数の多面体
を形成終了した後に、隣接する多面体間の絞り部19から
分離し、かつ内部の芯棒13のくびれ部15を折って分離す
る。
【0034】このように、本発明によれば、多数の球体
20が一体に連結した状態で多面体に加工できるため、加
工が容易で量産に適する。しかも、予めパイプの内部に
芯棒13を挿入した状態で、多面体24に加工した後に、多
面体24および芯棒13を分離するため、従来のように完成
した多面体に糸を通して鎖にするといった作業が不必要
となり、この点でも製造効率にすぐれている。
【0035】多数の多面体に糸を通してなる鎖と違っ
て、金属の芯棒13で連結されているので、多面体の鎖が
切れにくい。隣接する多面体24を連結している芯棒13が
独立しており、たとえ切れても、多面体24がばらばらに
散らばることがないため、多面体を紛失する恐れがな
く、また修理して再使用することが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による多面体鎖の製造方法の基本原理を
説明する工程図である。
【図2】パイプ中に芯棒を挿入する工程を示す斜視図で
ある。
【図3】パイプの絞り加工方法を工程順に示す断面図で
ある。
【図4】球体の連結体の多面体加工方法を示す断面図で
ある。
【図5】多面体の連結体を示す平面図である。
【図6】多面体鎖の断面図である。
【図7】多面体鎖の斜視図である。
【図8】球体の連結体のホルダーを例示する斜視図であ
る。
【図9】芯棒の製造方法を工程順に例示する部分断面・
側面図である。
【図10】1個の多面体を例示する斜視図である。
【図11】従来の多面体の製造方法を示す図である。
【図12】図11の方法で3つの平面が加工された球体を
示す図である。
【図13】図11の方法で3つの平面が加工された球体を
穴側から見た側面図である。
【符号の説明】
1,2 穴 3 球体 4,5 固定用の棒 6,7,8 ダイヤモンドバイトの刃 9 ダイヤモンドバイト 10,11,12 平面 13 芯棒 14 小径部 15 分離用のくびれ部 16,17 大径部 18 パイプ 19 絞り部 20 球体 21 球体の連結体 22,23 ホルダー 24 多面体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間に分離用のくびれ部15を有する大径
    部16、17と小径部14が交互に一定間隔で形成されている
    芯棒13をパイプ18中に挿入した状態で、パイプ18を絞り
    加工して、パイプ18の前記小径部14に対応する位置を絞
    り込むことにより、前記の大径部16、17に対応する部分
    を球状に形成し、 このように多数の球体20が一体に連結した状態におい
    て、各球体20を一個ずつ加工することで、多面体24を形
    成し、 各球体20を多面体24に加工した後に、前記の絞り部19を
    分離させると共に、芯棒13のくびれ部15を分離すること
    を特徴とする多面体鎖の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記のように、多数の球体20が一体に連
    結した状態において、各球体20を一個ずつ多面体に加工
    する際に、 切削加工される球体20の両側において、球体20の連結体
    21を保持した状態で、切削加工を行なうことを特徴とす
    る請求項1記載の多面体鎖の製造方法。
JP1972691A 1991-02-13 1991-02-13 多面体鎖の製造方法 Expired - Lifetime JPH0622483B2 (ja)

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CN107083623B (zh) * 2017-06-14 2023-01-10 朱月眉 一种串珠装置及具有该装置的绣珠机

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