JPH0622585U - 可変容量型ベーンポンプ - Google Patents

可変容量型ベーンポンプ

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JPH0622585U
JPH0622585U JP6044492U JP6044492U JPH0622585U JP H0622585 U JPH0622585 U JP H0622585U JP 6044492 U JP6044492 U JP 6044492U JP 6044492 U JP6044492 U JP 6044492U JP H0622585 U JPH0622585 U JP H0622585U
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control piston
connecting pin
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慶太 渡辺
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株式会社ユニシアジェックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連結ピンと制御用ピストンの間のがたつきを
防止する。 【構成】 制御用ピストン13に、径方向孔13aの他
に、この径方向孔13aと直交する軸方向穴30を形成
し、この軸方向穴30の穴開口部30aと穴底部30b
に夫々支持ピン15a、15bを圧入する。径方向孔1
3aに挿入された連結ピン6の側面を両支持ピン15
a、15bの端面で挾持し、連結ピン6と制御用ピスト
ン13の間の隙間を無くす。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のパワーステアリング装置等に用いられる可変容量型ベーン ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ベーンポンプは、駆動回転するロータに複数のベーンが略放射方向に 出没自在に取り付けられ、このロータがカムリング内で回転すると、各ベーンが カムリングの内側カム面に摺接して出没動作を繰り返し、それによって隣接する ベーン間の容積を増減させてポンプ作用を為すようになっている。そして、その うち可変容量型のベーンポンプの場合、ロータの回転中心と内側カム面の中心と が互いに偏心するように組み付けられていて、その偏心量を制御することによっ て隣接するベーン間の容積の変化率を変え、それによって作動油の吐出流量を調 整するようになっている。
【0003】 この種の可変容量型ベーンポンプとして、従来、図6、図7に示すようなもの が開発されている。
【0004】 このベーンポンプは、ロータ1を内部に収容するカムリング2がポンプボディ 3にピン4を介して回動可能に取り付けられる一方で、カムリング2の径方向外 方に延設されたアーム5が連結ピン6を介して制御用ピストン7に連係されてお り、この制御用ピストン7が、ポンプ吐出側通路に介装された図示しないオリフ ィスの前後差圧によって作動すると、その作動に連動してカムリング2がロータ 1に対して偏心回動するようになっている。そして、このベーンポンプの場合、 制御用ピストン7の側面中央には、径方向孔としての長孔8が形成されていて( 図7参照。)、前記アーム5に取り付けられた連結ピン6の端部をこの長孔8に 挿入することにより、制御用ピストン7とカムリング2とを連動させるようにな っている。つまり、制御用ピストン14はシリンダ14内を直線的に移動し、ア ーム5はピン4を中心にして円弧状に揺動するために、この両者の運動軌跡は正 確に一致しないが、連結ピン6の長孔8内での移動を許容することにより、両者 が互いの動きを規制することなく円滑に連動するようにしている。
【0005】 この類似技術は、例えば、特開昭49−51607号公報や実開昭59−15 9793号公報等に示されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の可変容量型ベーンポンプの場合、長孔8の加工精度に限 界があるため、連結ピン6が長孔8内で確実に移動出来るようにしようとすると 、長孔8の幅方向の側壁と連結ピン6との間に隙間が出来、その結果、ポンプ作 動時に連結ピン6と制御用ピストン7の間にがたつきが生じ、このがたつきが騒 音の発生原因になったり、両者間の摩耗を促進したりするという不具合を招く。
【0007】 そこで本考案は、カムリングに取り付けられた連結ピンを制御用ピストンに対 して隙間無く組み付けられるようにして、ポンプ作動時に連結ピンと制御用ピス トンの間にがつたきを生じることのない可変容量型ベーンポンプを提供しようと するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は上述した課題を解決するための手段として、略放射方向に複数のベー ンを出没自在に取り付けたロータと、このロータを内部に収容し、ロータに対し て偏心回動するカムリングと、このカムリングの回動量を制御する制御用ピスト ンとを備え、前記カムリングに取り付けられた連結ピンが制御用ピストンの径方 向孔に挿入されてカムリングと制御用ピストンとが互いに連係されてなる可変容 量型ベーンポンプにおいて、前記制御用ピストンに前記径方向孔と交叉する軸方 向穴を設け、この軸方向穴に、各端面が前記径方向孔内に臨む一対の支持ピンを 取り付け、両支持ピンの端面で前記連結ピンを挾持するようにした。
【0009】
【作用】
制御用ピストンの軸方向穴に一対の支持ピンを取り付ける際に、少なくともい ずれか一方の支持ピンの前後位置を調整して両支持ピンの端面が連結ピンの側面 に当接するようにする。
【0010】
【実施例】
次に、本考案の一実施例を図1〜図5に基づいて説明する。尚、図6、図7に 示した従来のものと同一部分には同一符号を用いるものとする。
【0011】 図面において、3は、ポンプボディであり、このポンプボディ3は、フロント ボディ3a、センターボディ3b、サイドプレート3c及びリヤカバー3dから 構成されている。ポンプボディ3には駆動軸10が回転可能に支持され、この駆 動軸10にロータ1が一体回転可能に支持結合されている。ロータ1は、その外 周側に複数のスロット11が略放射状に形成されていて、その各スロット11に ベーン12が出没自在に収容されている。
【0012】 2は、前記ロータ1を内部に収容するカムリングであり、このカムリング2に は前記各ベーン12の先端が摺接する円形状の内側カム面2aが設けられている 。カムリング2は、ポンプボディ3の内部空間に収容され、その一端部がピン4 を介してフロントボディ3a及びリヤカバー3dに回動可能に取り付けられてお り、他端部には回動操作用のアーム5が半径方向外方に向かって延設され、この アーム5の先端部に連結ピン6が取り付けられている。また、カムリング2の内 側カム面2aの中心O’はロータ1の回転中心Oに対して偏心するようになって おり、このベーンポンプは、このように両中心O’、Oが偏心しているために、 ベーン12の先端を内側カム面2aに摺接させつつロータ1が回転すると、各ベ ーン12がスロット11内で出没動作を繰り返し、それによって隣接するベーン 12、12間の容積を増減させて連続的にポンプ作用を行う。尚、図2中20、 21は、リヤカバー3dに形成された吸入ポートと吐出ポートを示す。
【0013】 また、13は、カムリング2の偏心回動量を制御する制御用ピストンであり、 この制御用ピストン13は、フロントボディ3aに形成されたシリンダ14に収 容され、その内部を第1液室14aと第2液室14bとに画成するようになって いる。そして、第1液室14aと第2液室14bには、ポンプ吐出側通路に設け られた図示しないオリフィスの前後の液圧が夫々導入されるようになっていて、 制御用ピストン13がこのオリフィスの前後差圧に応じて作動するようになって いる。
【0014】 また、制御用ピストン13の側面中央部には円形状の径方向孔13aが形成さ れていて、この径方向孔13aに前記連結ピン6の端部が挿入されるようになっ ている。さらにまた、制御ピストン13の軸心部には、この径方向孔13aと直 交する軸方向穴30が形成されている。この軸方向穴30は、制御用ピストン1 3の一方の端面と径方向孔13aを貫通するように穿設された穴開口部30aと 、径方向孔13aから制御用ピストン13の他方の端面に向かって穿設された穴 底部30bとから成り、これら穴開口部30aと穴底部30bには、端面が偏平 な支持ピン15a、15bが夫々圧入されている。そして、各支持ピン15a、 15bは径方向孔13a内方に所定量突出し、その両端面が連結ピン6の側面を 摺動可能に挾持するようになっている。両支持ピン15a、15bは、径方向孔 13aと共に図5に示すような長孔を形成し、連結ピン6がこの長孔内で移動出 来るようになっている。尚、穴底部30bと穴開口部30aに夫々支持ピン15 b、15aを圧入する際には、両支持ピン15b、15aの間隔が連結ピン6の 外径と同じになるように支持ピン15aの前後位置を調整し、それによって両支 持ピン15a、15bの端面が連結ピン6の側面に隙間なく確実に当接するよう にする。
【0015】 この可変容量型ベーンポンプは以上のような構成であるため、ロータ1が駆動 軸10と共に所定方向に回転すると、各ベーン12の出没動作に伴うポンプ作用 によってカムリング2内の吐出領域から吐出ポート21に作動油が吐出される一 方で、ポンプ吐出側通路に設けられたオリフィスの前後差圧が制御用ピストン1 3の両端部に作用し、制御用ピストン13がこの前後差圧に応じて作動する。こ うして制御用ピストン13が作動すると、カムリング2が連結ピン6を介して制 御用ピストン13に連動し、それによってロータ1に対するカムリング2の偏心 量が適宜調整される。そして、制御用ピストン13とカムリング2が連動する際 には、両者の運動軌跡の相違のために、径方向孔13aと支持ピン15a、15 bによって形成された長孔内を連結ピン6が移動する。
【0016】 このベーンポンプの場合、制御用ピストン13の軸方向穴30に圧入する支持 ピン15aの軸方向位置を調整することにより、支持ピン15a、15bの端面 が連結ピン6の側面に隙間なく当接するようにしているため、制御用ピストン1 3の作動時に連結ピン6と制御用ピストン13の間にがたつきを生じるようなこ とはない。このため、このがたつきに起因した騒音や連結ピン6と制御用ピスト ン13の間の摩耗等も生じない。特に、支持ピン15a、15bだけを鉄材で形 成し、制御用ピストン13をアルミニウム材で形成するようにすれば、制御用ピ ストン13の軽量化と耐久性の向上の両立が可能になる。つまり、支持ピン15 a、15bだけを鉄材で形成するようにすれば、制御用ピストン13の重量は軽 減され、しかも、連結ピン6に対する接触部(支持ピン15a、15bの端面) は摩耗や熱膨張による変形が生じにくくなる。また、このベーンポンプにあって は、支持ピン15aの前後位置を調整することによって連結ピン6と制御用ピス トン13の間のがたつきを無くすようにしているため、径方向孔13aに対して 精度の高い加工を施す必要がなく、その分製造が容易になるという利点もある。
【0017】 尚、この考案の実施例は上記実施例に限るものでなく、例えば、上記実施例で は軸方向穴30に対して支持ピン15a、15bを圧入するようにしているが、 軸方向孔30に対する支持ピン15a、15bの取り付けは、圧入に限らず、例 えば、ねじ止め等の他の手段であっても良い。
【0018】
【考案の効果】
以上のように本考案は、制御用ピストンに径方向孔と交叉する軸方向穴を設け 、この軸方向穴に、各端面が径方向孔内に臨む一対の支持ピンを取り付け、両支 持ピンの端面で連結ピンの側面を挾持するようにしたため、組付時に少なくとも いずれか一方の支持ピンの前後位置を調整することで連結ピンを制御用ピストン に対して確実に隙間なく組み付けることが出来る。したがって、ポンプ作動時に 連結ピンと制御用ピストンとの間にがたつきが生じることが無くなり、このがた つきに起因した騒音の発生や両部材間の摩耗の促進等の問題が起こらなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す図5のA−A線に沿う
断面図。
【図2】同実施例を示す断面図。
【図3】同実施例を示す図2のB−B線に沿う断面図。
【図4】同実施例を示す正面図。
【図5】同実施例を示す正面図。
【図6】従来の技術を示す断面図。
【図7】同技術を示す正面図。
【符号の説明】
1…ロータ、 2…カムリング、 6…連結ピン、 12…ベーン、 13…制御用ピストン、 13a…径方向孔、 15a、15b…支持ピン、 30…軸方向穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略放射方向に複数のベーンを出没自在に
    取り付けたロータと、このロータを内部に収容し、ロー
    タに対して偏心回動するカムリングと、このカムリング
    の回動量を制御する制御用ピストンとを備え、前記カム
    リングに取り付けられた連結ピンが制御用ピストンの径
    方向孔に挿入されてカムリングと制御用ピストンとが互
    いに連係されてなる可変容量型ベーンポンプにおいて、
    前記制御用ピストンに前記径方向孔と交叉する軸方向穴
    を設け、この軸方向穴に、各端面が前記径方向孔内に臨
    む一対の支持ピンを取り付け、両支持ピンの端面で前記
    連結ピンの側面を挾持することを特徴とする可変容量型
    ベーンポンプ。
JP6044492U 1992-08-28 1992-08-28 可変容量型ベーンポンプ Expired - Lifetime JP2579435Y2 (ja)

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