JPH06227303A - 車両のシート構造 - Google Patents
車両のシート構造Info
- Publication number
- JPH06227303A JPH06227303A JP1501093A JP1501093A JPH06227303A JP H06227303 A JPH06227303 A JP H06227303A JP 1501093 A JP1501093 A JP 1501093A JP 1501093 A JP1501093 A JP 1501093A JP H06227303 A JPH06227303 A JP H06227303A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- vehicle
- seats
- body floor
- adjusting means
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両横方向に大きな荷重が作用した場合に座
席を後方移動して、隣設される座席のシートバック間に
形成された隙間を少なくすることにより、側突時にシー
トバック間の隙間に頭部が進入するのを防止する。 【構成】 近接して配置した運転席および助手席と車体
フロアとの間に、車両横方向の所定以上の荷重を検知し
て、これら座席を後方にスライド調整するシートバック
位置調整手段50を設ける。シートバック位置調整手段
50は、車体フロアに対して座席を車両後方にスライド
案内するシートスライダーと、通常時はこのシートスラ
イダーをロックし、車両横方向の所定以上の荷重によっ
てロック解除するロック機構と、シートスライダーと車
体フロアとの間に取り付けられ、シートバックのリクラ
イニング角に応じて座席の後方移動量を規制する規制手
段56と、を備えて構成する。
席を後方移動して、隣設される座席のシートバック間に
形成された隙間を少なくすることにより、側突時にシー
トバック間の隙間に頭部が進入するのを防止する。 【構成】 近接して配置した運転席および助手席と車体
フロアとの間に、車両横方向の所定以上の荷重を検知し
て、これら座席を後方にスライド調整するシートバック
位置調整手段50を設ける。シートバック位置調整手段
50は、車体フロアに対して座席を車両後方にスライド
案内するシートスライダーと、通常時はこのシートスラ
イダーをロックし、車両横方向の所定以上の荷重によっ
てロック解除するロック機構と、シートスライダーと車
体フロアとの間に取り付けられ、シートバックのリクラ
イニング角に応じて座席の後方移動量を規制する規制手
段56と、を備えて構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両幅方向に近接して
配置される複数の座席を備え、これら座席のシートバッ
クにそれぞれ独立したリクライニング機能を有する車両
のシート構造に関する。
配置される複数の座席を備え、これら座席のシートバッ
クにそれぞれ独立したリクライニング機能を有する車両
のシート構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実開平4−58151号公報に開
示されるように3人掛の車両シートが提案されている。
この3人掛シートは、車両幅方向に1人掛用と2人掛用
とに2分割され、それぞれ分割された2つの座席は車両
幅方向に近接して配置される。このような3人掛シート
を前席に用いた場合、1人掛用シートは運転席として用
いられ、2人掛用シートは助手席として用いられる。
示されるように3人掛の車両シートが提案されている。
この3人掛シートは、車両幅方向に1人掛用と2人掛用
とに2分割され、それぞれ分割された2つの座席は車両
幅方向に近接して配置される。このような3人掛シート
を前席に用いた場合、1人掛用シートは運転席として用
いられ、2人掛用シートは助手席として用いられる。
【0003】ところで、このように前記3人掛のシート
を前席として用いた場合、運転者および助手席乗員の姿
勢を調節するために、分割された2つの座席にそれぞれ
スライド装置およびリクライニング装置を取り付け、各
乗員の足元スペースおよび各シートバックの傾きが独立
して調整できるようになっている。
を前席として用いた場合、運転者および助手席乗員の姿
勢を調節するために、分割された2つの座席にそれぞれ
スライド装置およびリクライニング装置を取り付け、各
乗員の足元スペースおよび各シートバックの傾きが独立
して調整できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の車両のシート構造にあっては、3人掛シートが2
分割されてそれぞれが近接して配置されるようになって
おり、1人掛用シートと2人掛用シートとのリクライニ
ング角が大きく異なった場合、両者のシートバック間に
大きな隙間が生じてしまう。そして、このようにシート
バック間に大きな隙間が生じた状態を前提として車両が
側突された場合を考慮すると、側突時においてはこのよ
うな隙間をなくすことができるように何らかの方策をと
ることが、乗員の安全性確保の観点から望まれる。
従来の車両のシート構造にあっては、3人掛シートが2
分割されてそれぞれが近接して配置されるようになって
おり、1人掛用シートと2人掛用シートとのリクライニ
ング角が大きく異なった場合、両者のシートバック間に
大きな隙間が生じてしまう。そして、このようにシート
バック間に大きな隙間が生じた状態を前提として車両が
側突された場合を考慮すると、側突時においてはこのよ
うな隙間をなくすことができるように何らかの方策をと
ることが、乗員の安全性確保の観点から望まれる。
【0005】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、車両横方向に大きな荷重が作用した場合に座席を後
方移動して、隣設される座席のシートバック間に形成さ
れた隙間を少なくすることにより、乗員の安全性を向上
できるようにした車両のシート構造を提供することを目
的とする。
て、車両横方向に大きな荷重が作用した場合に座席を後
方移動して、隣設される座席のシートバック間に形成さ
れた隙間を少なくすることにより、乗員の安全性を向上
できるようにした車両のシート構造を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明は、車両幅方向に少なくとも2つの座席が近
接して配置され、それぞれの座席にリクライニング機能
を備えた車両のシート構造において、それぞれの座席と
車体フロアとの間に、車両横方向に作用する所定以上の
荷重を検知して、隣設する座席のシートバック位置が互
いに接近するように座席を後方にスライド調整するシー
トバック位置調整手段を設けることにより構成する。
めに本発明は、車両幅方向に少なくとも2つの座席が近
接して配置され、それぞれの座席にリクライニング機能
を備えた車両のシート構造において、それぞれの座席と
車体フロアとの間に、車両横方向に作用する所定以上の
荷重を検知して、隣設する座席のシートバック位置が互
いに接近するように座席を後方にスライド調整するシー
トバック位置調整手段を設けることにより構成する。
【0007】また、シートバック位置調整手段は、隣設
する座席間でシートバックのリクライニング角が小さい
側の座席を、大きい側の座席に対して後方スライド量を
大きくすることが望ましい。
する座席間でシートバックのリクライニング角が小さい
側の座席を、大きい側の座席に対して後方スライド量を
大きくすることが望ましい。
【0008】更に、シートバック位置調整手段は、車体
フロアに対して座席を車両後方にスライド案内するシー
トスライダーと、通常時はこのシートスライダーをロッ
クし、車両横方向の所定以上の荷重によってロック解除
するロック機構と、前記シートスライダーと車体フロア
との間に取り付けられ、シートバックのリクライニング
角に応じて座席の後方移動量を規制する規制手段と、を
備えて構成する。
フロアに対して座席を車両後方にスライド案内するシー
トスライダーと、通常時はこのシートスライダーをロッ
クし、車両横方向の所定以上の荷重によってロック解除
するロック機構と、前記シートスライダーと車体フロア
との間に取り付けられ、シートバックのリクライニング
角に応じて座席の後方移動量を規制する規制手段と、を
備えて構成する。
【0009】更にまた、車両幅方向に少なくとも2つの
前席が近接して配置され、それぞれの前席にリクライニ
ング機能を備えると共に、これら前席の車両後方に後席
が設置される車両のシート構造において、それぞれの前
席と車体フロアとの間に、車両横方向に作用する所定以
上の荷重を検知して、隣設する前席のシートバック位置
が互いに接近するように座席を後方にスライド調整する
シートバック位置調整手段を設けると共に、後席と車体
フロアとの間に、前記シートバック位置調整手段の作動
に伴って後席を後方移動させる後席移動手段を設けるこ
とにより構成する。
前席が近接して配置され、それぞれの前席にリクライニ
ング機能を備えると共に、これら前席の車両後方に後席
が設置される車両のシート構造において、それぞれの前
席と車体フロアとの間に、車両横方向に作用する所定以
上の荷重を検知して、隣設する前席のシートバック位置
が互いに接近するように座席を後方にスライド調整する
シートバック位置調整手段を設けると共に、後席と車体
フロアとの間に、前記シートバック位置調整手段の作動
に伴って後席を後方移動させる後席移動手段を設けるこ
とにより構成する。
【0010】
【作用】以上の構成により本発明の車両のシート構造に
あっては、側突時等にあって車両横方向に所定以上の荷
重が作用した場合に、シートバック位置調整手段が作動
して座席が後方にスライドし、車両幅方向に隣設する座
席のシートバック位置が互いに接近される。このため、
隣設されるそれぞれの座席のシートバックのリクライニ
ング角が大きく異なっている場合にあっても、これらシ
ートバック間に形成される隙間が減少されて、横荷重に
より乗員が横に押された場合にも、乗員の頭部が隙間に
進入するのを防止することができる。
あっては、側突時等にあって車両横方向に所定以上の荷
重が作用した場合に、シートバック位置調整手段が作動
して座席が後方にスライドし、車両幅方向に隣設する座
席のシートバック位置が互いに接近される。このため、
隣設されるそれぞれの座席のシートバックのリクライニ
ング角が大きく異なっている場合にあっても、これらシ
ートバック間に形成される隙間が減少されて、横荷重に
より乗員が横に押された場合にも、乗員の頭部が隙間に
進入するのを防止することができる。
【0011】また、シートバック位置調整手段による後
方スライド量を、シートバックのリクライニング角が小
さい側の座席が、大きい側の座席より大きくなるように
設定することにより、隣設する座席のシートバックは車
両左右方向から見て交差状態に設定することができ、こ
れらシートバック間の隙間をより小さくすることができ
る。
方スライド量を、シートバックのリクライニング角が小
さい側の座席が、大きい側の座席より大きくなるように
設定することにより、隣設する座席のシートバックは車
両左右方向から見て交差状態に設定することができ、こ
れらシートバック間の隙間をより小さくすることができ
る。
【0012】更に、シートバック位置調整手段を、車体
フロアに対して座席を車両後方にスライド案内するシー
トスライダーと、通常時はこのシートスライダーをロッ
クし、車両横方向の所定以上の荷重によってロック解除
するロック機構と、前記シートスライダーと車体フロア
との間に取り付けられ、シートバックのリクライニング
角に応じて座席の後方移動量を規制する規制手段と、を
備えて構成することにより、このシートバック位置調整
手段の構造を簡単にしつつ確実に作動させることができ
る。
フロアに対して座席を車両後方にスライド案内するシー
トスライダーと、通常時はこのシートスライダーをロッ
クし、車両横方向の所定以上の荷重によってロック解除
するロック機構と、前記シートスライダーと車体フロア
との間に取り付けられ、シートバックのリクライニング
角に応じて座席の後方移動量を規制する規制手段と、を
備えて構成することにより、このシートバック位置調整
手段の構造を簡単にしつつ確実に作動させることができ
る。
【0013】更にまた、前記シートバック位置調整手段
を設けた座席を前席として、この前席の車両後方に後席
が配置された場合に、この後席と車体フロアとの間にシ
ートバック位置調整手段の作動に伴って後席を後方移動
させる後席移動手段を設けることにより、シートバック
位置調整手段の作動で前席が後方スライドされた場合に
後席が後方移動して、後席乗員の足元スペースを確保す
ることができる。
を設けた座席を前席として、この前席の車両後方に後席
が配置された場合に、この後席と車体フロアとの間にシ
ートバック位置調整手段の作動に伴って後席を後方移動
させる後席移動手段を設けることにより、シートバック
位置調整手段の作動で前席が後方スライドされた場合に
後席が後方移動して、後席乗員の足元スペースを確保す
ることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
詳細に説明する。図1から図12は本発明の一実施例を
示し、図1は車両のシート構造を示す全体斜視図、図2
は座席の下部構造を示す要部断面斜視図、図3は座席の
前端部下部の要部斜視図、図4は座席の後端部下部の要
部斜視図、図5はシートバック位置調整手段の要部を示
す斜視図、図6は図5中A部の拡大斜視図、図7はシー
トバック位置調整手段の作動状態を示す要部拡大斜視
図、図8は座席下部の車体フロア構造を示す斜視図、図
9は図5中B部の拡大斜視図、図10は隣設される2つ
の座席の概略構成図、図11は隣設される2つの座席の
作動状態を示す概略構成図、図12は後席の側面図であ
る。
詳細に説明する。図1から図12は本発明の一実施例を
示し、図1は車両のシート構造を示す全体斜視図、図2
は座席の下部構造を示す要部断面斜視図、図3は座席の
前端部下部の要部斜視図、図4は座席の後端部下部の要
部斜視図、図5はシートバック位置調整手段の要部を示
す斜視図、図6は図5中A部の拡大斜視図、図7はシー
トバック位置調整手段の作動状態を示す要部拡大斜視
図、図8は座席下部の車体フロア構造を示す斜視図、図
9は図5中B部の拡大斜視図、図10は隣設される2つ
の座席の概略構成図、図11は隣設される2つの座席の
作動状態を示す概略構成図、図12は後席の側面図であ
る。
【0015】即ち、図1に示した車両シート10は、車
両幅方向に3人が並んで着座できるようになった3人掛
シートとなっており、この車両シート10は前席用とし
て用いられる。従って、前記車両シート10の車両右側
の1座が運転席12となり、残りの2座が助手席14と
なる。前記1座用の運転席12と前記2座用の助手席1
4とは互いに分割され、分割された運転席12と助手席
14とはそれぞれ独立して前後スライドによる位置調整
が可能となっている。また、前記運転席12および助手
席14にはそれぞれ図外のリクライニング装置が設けら
れ、それぞれのシートバック16,18が独立して傾き
調整できるようになっている。
両幅方向に3人が並んで着座できるようになった3人掛
シートとなっており、この車両シート10は前席用とし
て用いられる。従って、前記車両シート10の車両右側
の1座が運転席12となり、残りの2座が助手席14と
なる。前記1座用の運転席12と前記2座用の助手席1
4とは互いに分割され、分割された運転席12と助手席
14とはそれぞれ独立して前後スライドによる位置調整
が可能となっている。また、前記運転席12および助手
席14にはそれぞれ図外のリクライニング装置が設けら
れ、それぞれのシートバック16,18が独立して傾き
調整できるようになっている。
【0016】前記運転席12は車体フロア20の中央部
を前後方向に走るプロペラシャフトのトンネル部22に
対して車両右側(図中左方)に配置されると共に、前記
助手席14はこのトンネル部22の上側から車両左側
(図中右方)に跨がって配置される。従って、前記運転
席12のシートクッション24および前記助手席14の
トンネル部22を外れた部分(この部分を仮に本席14
aと称する)のシートクッション26が厚く形成される
一方、助手席14のトンネル部22に位置される部分
(この部分を仮に補助席14bと称する)のシートクッ
ション28は薄く形成される。尚、前記本席14aと補
助席14bのシートクッション26,28は一体に形成
される。
を前後方向に走るプロペラシャフトのトンネル部22に
対して車両右側(図中左方)に配置されると共に、前記
助手席14はこのトンネル部22の上側から車両左側
(図中右方)に跨がって配置される。従って、前記運転
席12のシートクッション24および前記助手席14の
トンネル部22を外れた部分(この部分を仮に本席14
aと称する)のシートクッション26が厚く形成される
一方、助手席14のトンネル部22に位置される部分
(この部分を仮に補助席14bと称する)のシートクッ
ション28は薄く形成される。尚、前記本席14aと補
助席14bのシートクッション26,28は一体に形成
される。
【0017】前記運転席12および本席14aそして補
助席14bにはそれぞれシートベルト30,32(尚、
本席14a用のシートベルトは図示省略してある)が設
けられる。運転席12用のシートベルト30の一端側
は、運転席12側方のセンターピラー34内に収納され
た図外のリトラクタに巻き取られ、他端部は図外のサイ
ドシルアンカーに固定されて支持されるようになってお
り、このシートベルト30の中間部分に挿通されたタン
グ36が、運転席12の助手席14側端部に設けられた
ラップアンカー38に着脱されるようになっている。ま
た、図示省略した本席14a用のシートベルトも同様に
反対側のセンターピラーに支持されて、タングが本席1
4aと補助席14bとの間に設けられたラップアンカー
40に着脱されるようになっている。更に、前記補助席
14b用のシートベルト32は、この補助席14b下方
のフロア20に設けられる図外のリトラクタから繰り出
された後、運転席12に近い側のシートバック18上端
部に設けられたショルダーアンカー42に案内された
後、その先端部がシートバック18の下端部に固定さ
れ、シートベルト32に挿通したタング44が本席14
aとの間のラップアンカー46に着脱されるようになっ
ている。
助席14bにはそれぞれシートベルト30,32(尚、
本席14a用のシートベルトは図示省略してある)が設
けられる。運転席12用のシートベルト30の一端側
は、運転席12側方のセンターピラー34内に収納され
た図外のリトラクタに巻き取られ、他端部は図外のサイ
ドシルアンカーに固定されて支持されるようになってお
り、このシートベルト30の中間部分に挿通されたタン
グ36が、運転席12の助手席14側端部に設けられた
ラップアンカー38に着脱されるようになっている。ま
た、図示省略した本席14a用のシートベルトも同様に
反対側のセンターピラーに支持されて、タングが本席1
4aと補助席14bとの間に設けられたラップアンカー
40に着脱されるようになっている。更に、前記補助席
14b用のシートベルト32は、この補助席14b下方
のフロア20に設けられる図外のリトラクタから繰り出
された後、運転席12に近い側のシートバック18上端
部に設けられたショルダーアンカー42に案内された
後、その先端部がシートバック18の下端部に固定さ
れ、シートベルト32に挿通したタング44が本席14
aとの間のラップアンカー46に着脱されるようになっ
ている。
【0018】ここで本実施例は、前記運転席12および
前記助手席14と車体フロア20との間に、車両横方向
に作用する所定以上の荷重を検知して、隣設するこれら
座席12,14のシートバック16,18の位置が互い
に接近するように、座席12,14を後方にスライド調
整するシートバック位置調整手段50を設けてある。
尚、本実施例では前記シートバック位置調整手段50
を、図2から図9によって助手席14に取り付けられる
ものを例にとって示す。
前記助手席14と車体フロア20との間に、車両横方向
に作用する所定以上の荷重を検知して、隣設するこれら
座席12,14のシートバック16,18の位置が互い
に接近するように、座席12,14を後方にスライド調
整するシートバック位置調整手段50を設けてある。
尚、本実施例では前記シートバック位置調整手段50
を、図2から図9によって助手席14に取り付けられる
ものを例にとって示す。
【0019】ところで、前記運転席12および前記助手
席14には図外のリクライニング装置が設けられること
は前述したが、これら運転席12および助手席14には
このリクライニング装置以外に車両前後方向のスライド
装置が設けられ、乗員の着座姿勢を最適状態に設定でき
るようになっている。即ち、前記スライド装置は図2に
示したようにシートクッション24,26の下側を覆う
クッションパン27に固設される上部レール48と、こ
の上部レール48に摺動可能に係合され、後述するシー
トスライダー52を介して車体フロア20側に固定され
る下部レール48aとを備えて構成される。そして、前
記上部レール48および下部レール48aは任意のスラ
イド位置でロックできるようになっている。
席14には図外のリクライニング装置が設けられること
は前述したが、これら運転席12および助手席14には
このリクライニング装置以外に車両前後方向のスライド
装置が設けられ、乗員の着座姿勢を最適状態に設定でき
るようになっている。即ち、前記スライド装置は図2に
示したようにシートクッション24,26の下側を覆う
クッションパン27に固設される上部レール48と、こ
の上部レール48に摺動可能に係合され、後述するシー
トスライダー52を介して車体フロア20側に固定され
る下部レール48aとを備えて構成される。そして、前
記上部レール48および下部レール48aは任意のスラ
イド位置でロックできるようになっている。
【0020】前記シートバック位置調整手段50は、車
体フロア20に対して座席12,14を車両後方にスラ
イド案内するシートスライダー52と、通常時はこのシ
ートスライダー52をロックし、車両横方向の所定以上
の荷重によってロック解除するロック機構54と、前記
シートスライダー52と車体フロア20との間に取り付
けられ、シートバック16,18のリクライニング角に
応じて座席の後方移動量を規制する規制手段56と、を
備えて構成される。
体フロア20に対して座席12,14を車両後方にスラ
イド案内するシートスライダー52と、通常時はこのシ
ートスライダー52をロックし、車両横方向の所定以上
の荷重によってロック解除するロック機構54と、前記
シートスライダー52と車体フロア20との間に取り付
けられ、シートバック16,18のリクライニング角に
応じて座席の後方移動量を規制する規制手段56と、を
備えて構成される。
【0021】前記シートスライダー52は、ブラケット
58を介して車体パネル20に車両前後方向を指向して
固設される下部レール60と、この下部レール60に摺
動可能に係合され前記スライド装置の下部レール48a
下面に固設される上部レール62とを備える。前記上部
レール62の車両後方端部は、図3に示したように引張
りスプリング64を介して図外の後席下側の車体フロア
20に連結され、この引張りスプリング64によって上
部レール62は常時車両後方に付勢される。また、前記
上部レール62の車両前方端部には、図4に示したよう
にストッパーピン66が側方に折曲されて突設される。
尚、前記引張りスプリング64はカバー65によって覆
われる。
58を介して車体パネル20に車両前後方向を指向して
固設される下部レール60と、この下部レール60に摺
動可能に係合され前記スライド装置の下部レール48a
下面に固設される上部レール62とを備える。前記上部
レール62の車両後方端部は、図3に示したように引張
りスプリング64を介して図外の後席下側の車体フロア
20に連結され、この引張りスプリング64によって上
部レール62は常時車両後方に付勢される。また、前記
上部レール62の車両前方端部には、図4に示したよう
にストッパーピン66が側方に折曲されて突設される。
尚、前記引張りスプリング64はカバー65によって覆
われる。
【0022】前記ロック機構54は、図4に示したよう
にブラケット68を介してトンネル部22の側方に回動
可能に枢着されるく字状のレバー70と、このレバー7
0の回動を規制するロックピン72とを備える。前記レ
バー70はこれの一端部が、前記上部レール62を引張
りスプリング64の付勢力に抗して車両前方に移動した
状態で前記ストッパーピン66の車両後方側に係止さ
れ、この係止状態が前記ロックピン72により保持され
る。ロックピン72はワイヤーを介して図外のモータに
連動され、このモータが駆動されることによりロックピ
ン72を上方に持ち上げ、前記レバー70の保持を解除
するようになっている。前記モータは車両横方向に作用
する所定以上の荷重を検知する図外のセンサーによって
作動され、側突によって大きな横方向荷重が作用した場
合にモータが駆動されるようになっている。
にブラケット68を介してトンネル部22の側方に回動
可能に枢着されるく字状のレバー70と、このレバー7
0の回動を規制するロックピン72とを備える。前記レ
バー70はこれの一端部が、前記上部レール62を引張
りスプリング64の付勢力に抗して車両前方に移動した
状態で前記ストッパーピン66の車両後方側に係止さ
れ、この係止状態が前記ロックピン72により保持され
る。ロックピン72はワイヤーを介して図外のモータに
連動され、このモータが駆動されることによりロックピ
ン72を上方に持ち上げ、前記レバー70の保持を解除
するようになっている。前記モータは車両横方向に作用
する所定以上の荷重を検知する図外のセンサーによって
作動され、側突によって大きな横方向荷重が作用した場
合にモータが駆動されるようになっている。
【0023】前記規制手段56は、図5に示したように
シートバック16,18のリクライニング角に応じて座
席12,14の停止位置を調節するストッパーガイド7
4と、シートバック16,18のリクライニング角をこ
のストッパーガイド74に伝達するワイヤー76とを備
える。前記ストッパーガイド74は、図6に示したよう
に前記スライド装置の上部レール48の上面に固設され
るストッパーレール78が設けられ、このストッパーレ
ール78の下面に車両前後方向に沿って形成された複数
の係合部80,80…(図7参照)の1つにストッパー
ピン82が係合可能となっている。ストッパーピン82
は、前記ストッパーレール78に移動可能に取り付けら
れるガイドベース84に上下移動自在に取り付けられ
る。ストッパーピン82はスプリング86によって常時
上方に付勢され、この上方位置でストッパーピン82は
前記係合部80との係合が阻止される。尚、前記ガイド
ベース84は図外のスプリングによって車両前方側に付
勢される。また、前記ストッパーガイド74は、運転席
12と助手席14とで同位置に配置される。
シートバック16,18のリクライニング角に応じて座
席12,14の停止位置を調節するストッパーガイド7
4と、シートバック16,18のリクライニング角をこ
のストッパーガイド74に伝達するワイヤー76とを備
える。前記ストッパーガイド74は、図6に示したよう
に前記スライド装置の上部レール48の上面に固設され
るストッパーレール78が設けられ、このストッパーレ
ール78の下面に車両前後方向に沿って形成された複数
の係合部80,80…(図7参照)の1つにストッパー
ピン82が係合可能となっている。ストッパーピン82
は、前記ストッパーレール78に移動可能に取り付けら
れるガイドベース84に上下移動自在に取り付けられ
る。ストッパーピン82はスプリング86によって常時
上方に付勢され、この上方位置でストッパーピン82は
前記係合部80との係合が阻止される。尚、前記ガイド
ベース84は図外のスプリングによって車両前方側に付
勢される。また、前記ストッパーガイド74は、運転席
12と助手席14とで同位置に配置される。
【0024】一方、前記ストッパーピン82は座席1
2,14に伴って後方移動されるが、このストッパーピ
ン82が移動される軌跡上に、図8に示したようにトン
ネル部22の側面から車両後方に向かって下方に傾斜さ
れるガイド板88が突設される。そして、前記ストッパ
ーピン82が車両後方に移動される際、このストッパー
ピン82の一端部に形成された大径部82aがガイド板
88の下面に当接される(図7中破線参照)ようになっ
ている。尚、前記ガイド板88の車両前方端位置は上方
位置にある前記ストッパーピン82より高い位置に設定
され、かつ、このガイド板88の車両後方端位置はスト
ッパーピン82が係合部80に係合される下方位置より
低い位置に設定される。また、前記ガイド板88は、運
転席12側と助手席14側とで同位置に形成される。
2,14に伴って後方移動されるが、このストッパーピ
ン82が移動される軌跡上に、図8に示したようにトン
ネル部22の側面から車両後方に向かって下方に傾斜さ
れるガイド板88が突設される。そして、前記ストッパ
ーピン82が車両後方に移動される際、このストッパー
ピン82の一端部に形成された大径部82aがガイド板
88の下面に当接される(図7中破線参照)ようになっ
ている。尚、前記ガイド板88の車両前方端位置は上方
位置にある前記ストッパーピン82より高い位置に設定
され、かつ、このガイド板88の車両後方端位置はスト
ッパーピン82が係合部80に係合される下方位置より
低い位置に設定される。また、前記ガイド板88は、運
転席12側と助手席14側とで同位置に形成される。
【0025】前記ワイヤー76は前記スライド装置の上
部レール48に沿って緊張状態で配索され、車両前方側
に配置される一端部が前記ガイドベース84に固定され
る。また、前記ワイヤー76の車両後方側に配置される
他端部は、図9に示したようにシートクッション24,
26の側方に固定されるシートブラケット90の車両後
方端部にアーム92を介して設けられたプーリ94に周
回された後、リクライニングブラケット96の下端部に
結合される。尚、前記リクライニングブラケット96
は、中間部がボルト98を介してシートブラケット90
に枢着されると共に、上端部がシートバックフレーム1
00に固定され、このボルト98を中心としてシートバ
ック16,18が回動可能となっている。また、前記ワ
イヤー76はリクライニングブラケット96の車両前方
側でガイドプーリ102に支持される。
部レール48に沿って緊張状態で配索され、車両前方側
に配置される一端部が前記ガイドベース84に固定され
る。また、前記ワイヤー76の車両後方側に配置される
他端部は、図9に示したようにシートクッション24,
26の側方に固定されるシートブラケット90の車両後
方端部にアーム92を介して設けられたプーリ94に周
回された後、リクライニングブラケット96の下端部に
結合される。尚、前記リクライニングブラケット96
は、中間部がボルト98を介してシートブラケット90
に枢着されると共に、上端部がシートバックフレーム1
00に固定され、このボルト98を中心としてシートバ
ック16,18が回動可能となっている。また、前記ワ
イヤー76はリクライニングブラケット96の車両前方
側でガイドプーリ102に支持される。
【0026】ところで、前席として用いられる前記運転
席12および助手席14の車両後方には、図12に示し
たように後席110が設けられる。前記後席110には
後席移動手段を構成するために、下側に突設される足部
112が車体フロア20に設けられるスライドレール1
14に摺動可能に取り付けられ、後席110自体が車両
後方に移動できるようになっている。尚、後席110の
車両後方には、この後席110の移動を許容するスペー
スSが設けられる。また、前記後席110の下側に設け
られたブラケット116と、このブラケット116の車
両後方に位置して車体フロア20に設けられたブラケッ
ト118との間に引張りスプリング120が設けられ、
この引張りスプリング120により後席110は車両後
方に付勢される。
席12および助手席14の車両後方には、図12に示し
たように後席110が設けられる。前記後席110には
後席移動手段を構成するために、下側に突設される足部
112が車体フロア20に設けられるスライドレール1
14に摺動可能に取り付けられ、後席110自体が車両
後方に移動できるようになっている。尚、後席110の
車両後方には、この後席110の移動を許容するスペー
スSが設けられる。また、前記後席110の下側に設け
られたブラケット116と、このブラケット116の車
両後方に位置して車体フロア20に設けられたブラケッ
ト118との間に引張りスプリング120が設けられ、
この引張りスプリング120により後席110は車両後
方に付勢される。
【0027】そして、後席110を車両前方に移動した
状態で、この後席110の後方移動を阻止するスライド
ストッパー122が設けられ、このスライドストッパー
122により前記足部112の1つをロックする。スラ
イドストッパー122は前記ロック機構54のロックピ
ン72を作動するモータに図外のワイヤーを介して連動
される。そして、側突時に前記ロック機構54によりシ
ートスライダー52のロックを解除すると同時に、前記
スライドストッパー122が下方に回動して前記足部1
12のロックを解除するようになっている。
状態で、この後席110の後方移動を阻止するスライド
ストッパー122が設けられ、このスライドストッパー
122により前記足部112の1つをロックする。スラ
イドストッパー122は前記ロック機構54のロックピ
ン72を作動するモータに図外のワイヤーを介して連動
される。そして、側突時に前記ロック機構54によりシ
ートスライダー52のロックを解除すると同時に、前記
スライドストッパー122が下方に回動して前記足部1
12のロックを解除するようになっている。
【0028】以上の構成により本実施例の車両のシート
構造にあっては、シートバック位置調整手段50のシー
トスライダー52は、通常時に上部レール62のストッ
パーピン66がロック機構54のレバー70に係止され
てロック状態にあり、この上部レール62は車両前方位
置に設定される。そして、運転席12および助手席14
のスライド装置は、前記シートスライダー52がロック
された状態でシート位置が任意にスライド調整されるこ
とになる。また、前記運転席12および助手席14は、
前記スライド装置によるシート位置調整と共に、リクラ
イニング装置によりシートバック16,18のリクライ
ニング角を任意に調整できるようになっている。
構造にあっては、シートバック位置調整手段50のシー
トスライダー52は、通常時に上部レール62のストッ
パーピン66がロック機構54のレバー70に係止され
てロック状態にあり、この上部レール62は車両前方位
置に設定される。そして、運転席12および助手席14
のスライド装置は、前記シートスライダー52がロック
された状態でシート位置が任意にスライド調整されるこ
とになる。また、前記運転席12および助手席14は、
前記スライド装置によるシート位置調整と共に、リクラ
イニング装置によりシートバック16,18のリクライ
ニング角を任意に調整できるようになっている。
【0029】ところで、前記シートバック16,18の
リクライニング角に応じてリクライニングブラケット9
6の回動角が変化され、これに伴ってワイヤー76が移
動される。即ち、シートバック16,18のリクライニ
ング角(直立状態に対する角度)が小さい場合はワイヤ
ー76の引張り量が少なく、かつ、リクライニング角が
大きい場合はワイヤー76は大きく引張られることにな
る。従って、規制手段56のガイドベース84は、前記
ワイヤー76の移動量に応じてストッパーレール78上
を移動し、リクライニング角の小さい場合はストッパー
レール78の車両前方に移動する一方、リクライニング
角の大きい場合はストッパーレール78の車両後方に移
動する。
リクライニング角に応じてリクライニングブラケット9
6の回動角が変化され、これに伴ってワイヤー76が移
動される。即ち、シートバック16,18のリクライニ
ング角(直立状態に対する角度)が小さい場合はワイヤ
ー76の引張り量が少なく、かつ、リクライニング角が
大きい場合はワイヤー76は大きく引張られることにな
る。従って、規制手段56のガイドベース84は、前記
ワイヤー76の移動量に応じてストッパーレール78上
を移動し、リクライニング角の小さい場合はストッパー
レール78の車両前方に移動する一方、リクライニング
角の大きい場合はストッパーレール78の車両後方に移
動する。
【0030】そして、側突時にあって車両横方向に所定
以上の大きな荷重が作用した場合に、この横方向荷重に
よってロック機構54のロックピン72が上方に持ち上
げられてレバー70をフリーにする。すると、ストッパ
ーピン66のロックが解除されてシートスライダー52
の上部レール62は、引張りスプリング64の付勢力に
より車両後方に移動され、これに伴って運転席12およ
び助手席14は共に後方移動される。そして、これら運
転席12および助手席14に伴って規制手段56のスト
ッパーピン82も後方移動され、このストッパーピン8
2の大径部82aは、その移動途中においてトンネル部
22から突設されたガイド板88に当接される。する
と、ストッパーピン82はガイド板88の傾斜面に沿っ
て押し下げられ、ガイドベース84が位置する部分の係
合部80に係合される。この係合状態で運転席12およ
び助手席14はそれぞれの後方移動が阻止されて停止さ
れる。
以上の大きな荷重が作用した場合に、この横方向荷重に
よってロック機構54のロックピン72が上方に持ち上
げられてレバー70をフリーにする。すると、ストッパ
ーピン66のロックが解除されてシートスライダー52
の上部レール62は、引張りスプリング64の付勢力に
より車両後方に移動され、これに伴って運転席12およ
び助手席14は共に後方移動される。そして、これら運
転席12および助手席14に伴って規制手段56のスト
ッパーピン82も後方移動され、このストッパーピン8
2の大径部82aは、その移動途中においてトンネル部
22から突設されたガイド板88に当接される。する
と、ストッパーピン82はガイド板88の傾斜面に沿っ
て押し下げられ、ガイドベース84が位置する部分の係
合部80に係合される。この係合状態で運転席12およ
び助手席14はそれぞれの後方移動が阻止されて停止さ
れる。
【0031】従って、運転席12および助手席14のス
ライド装置によるスライド位置が異なる場合にあって
も、両座席12,14の移動停止位置は、ストッパーガ
イド74およびガイド板88がこれら両座席12,14
で同位置に形成されているため、運転席12と助手席1
4のシートバック16,18位置が車両前後方向に対し
て互いに接近されることになる。このため、両座席1
2,14のシートバック16,18間に形成される間隙
を少なくして、前記横方向荷重で乗員が横倒しになった
場合にも、乗員の頭部がこの隙間に進入するのを防止す
ることができ、乗員保護の向上を図ることができる。
ライド装置によるスライド位置が異なる場合にあって
も、両座席12,14の移動停止位置は、ストッパーガ
イド74およびガイド板88がこれら両座席12,14
で同位置に形成されているため、運転席12と助手席1
4のシートバック16,18位置が車両前後方向に対し
て互いに接近されることになる。このため、両座席1
2,14のシートバック16,18間に形成される間隙
を少なくして、前記横方向荷重で乗員が横倒しになった
場合にも、乗員の頭部がこの隙間に進入するのを防止す
ることができ、乗員保護の向上を図ることができる。
【0032】また、側突された時に前記シートバック1
6,18のリクライニング角が異なっている場合は、リ
クライニング角が大きな側の座席に設けられるストッパ
ーガイド74のガイドベース84は、ワイヤー76に大
きく引張られてストッパーレール78の後方に位置され
る。従って、リクライニング角が大きな場合は、ストッ
パーピン82がガイド板88に当接して係合部80に係
合する位置が、複数の係合部80,80…の内の車両後
方側のものとなる。このため、図10に示したようにリ
クライニング角が大きな座席Aは、リクライニング角α
が小さな座席Bに比較して、ストッパーピン82がより
早くガイド板88に当接されることになり、その分、図
11に示したように座席Aの後方移動量L1 は座席Bの
後方移動量L2 より少なくなる。従って、両座席A,B
のシートバックA1 ,B1 は図11に示したように交差
された状態となり、これらシートバックA1 ,B1 間に
形成される間隙δをより小さくすることができる。尚、
座席Aは運転席12または助手席14の一方、座席Bは
運転席12または助手席14の他方である。
6,18のリクライニング角が異なっている場合は、リ
クライニング角が大きな側の座席に設けられるストッパ
ーガイド74のガイドベース84は、ワイヤー76に大
きく引張られてストッパーレール78の後方に位置され
る。従って、リクライニング角が大きな場合は、ストッ
パーピン82がガイド板88に当接して係合部80に係
合する位置が、複数の係合部80,80…の内の車両後
方側のものとなる。このため、図10に示したようにリ
クライニング角が大きな座席Aは、リクライニング角α
が小さな座席Bに比較して、ストッパーピン82がより
早くガイド板88に当接されることになり、その分、図
11に示したように座席Aの後方移動量L1 は座席Bの
後方移動量L2 より少なくなる。従って、両座席A,B
のシートバックA1 ,B1 は図11に示したように交差
された状態となり、これらシートバックA1 ,B1 間に
形成される間隙δをより小さくすることができる。尚、
座席Aは運転席12または助手席14の一方、座席Bは
運転席12または助手席14の他方である。
【0033】従って、運転席12と助手席14とでシー
トバック16,18のリクライニング角が異なった場合
にも、前記間隙δを最小限に設定することができるた
め、側突時の乗員保護を図ることができる。
トバック16,18のリクライニング角が異なった場合
にも、前記間隙δを最小限に設定することができるた
め、側突時の乗員保護を図ることができる。
【0034】ところで、本実施例では側突時に前記運転
席12および前記助手席14の後方移動に伴って、移動
可能に取り付けた後席110のスライドストッパー12
2がロック解除され、引張りスプリング120によって
この後席110が後方移動される。このため、前席の運
転席12および助手席14が後方移動された場合にも、
後席110に着座された乗員の前方スペースを確保する
ことができる。
席12および前記助手席14の後方移動に伴って、移動
可能に取り付けた後席110のスライドストッパー12
2がロック解除され、引張りスプリング120によって
この後席110が後方移動される。このため、前席の運
転席12および助手席14が後方移動された場合にも、
後席110に着座された乗員の前方スペースを確保する
ことができる。
【0035】尚、前記後席110を後方移動させる際、
図13に示したようにサイドポルスター130を車両前
方に移動することにより、側突時にドアとかフェンダー
等の車体パネルが陥没して室内に侵入するのを、このサ
イドポルスター130で阻止し、乗員の足元を保護する
ことができる。因みに、前記サイドポルスター130を
前方移動させる機構としては、図14に示すように後席
110のシートフレーム132に固設したラックギア1
34と、サイドポルスター130のポルスターフレーム
136に固設したラックギア138との間に、車体フロ
ア20側に支持するピニオンギア140を噛合状態で配
置することにより達成される。
図13に示したようにサイドポルスター130を車両前
方に移動することにより、側突時にドアとかフェンダー
等の車体パネルが陥没して室内に侵入するのを、このサ
イドポルスター130で阻止し、乗員の足元を保護する
ことができる。因みに、前記サイドポルスター130を
前方移動させる機構としては、図14に示すように後席
110のシートフレーム132に固設したラックギア1
34と、サイドポルスター130のポルスターフレーム
136に固設したラックギア138との間に、車体フロ
ア20側に支持するピニオンギア140を噛合状態で配
置することにより達成される。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に示す車両のシート構造にあっては、車両幅方向に近接
して配置される座席にシートバック位置調整手段を設け
て、側突時等にあって車両横方向に所定以上の荷重が作
用した場合に、座席を後方にスライドして隣設する座席
のシートバック位置を互いに接近するようにしたので、
隣設されるそれぞれの座席のシートバックのリクライニ
ング角が大きく異なっている場合にあっても、これらシ
ートバック間に形成される隙間を減少して、側突により
横に押された乗員の頭部が隙間に進入するのを防止し、
側突時の乗員保護を図ることができる。
に示す車両のシート構造にあっては、車両幅方向に近接
して配置される座席にシートバック位置調整手段を設け
て、側突時等にあって車両横方向に所定以上の荷重が作
用した場合に、座席を後方にスライドして隣設する座席
のシートバック位置を互いに接近するようにしたので、
隣設されるそれぞれの座席のシートバックのリクライニ
ング角が大きく異なっている場合にあっても、これらシ
ートバック間に形成される隙間を減少して、側突により
横に押された乗員の頭部が隙間に進入するのを防止し、
側突時の乗員保護を図ることができる。
【0037】また、本発明の請求項2にあっては、シー
トバック位置調整手段による後方スライド量を、シート
バックのリクライニング角が小さい側の座席が、大きい
側の座席より大きくなるように設定したので、座席を後
方にスライドした場合に隣設する座席のシートバック
を、車両左右方向から見て交差状態に設定することがで
き、これらシートバック間の隙間をより小さくして、乗
員の安全性を更に向上することができる。
トバック位置調整手段による後方スライド量を、シート
バックのリクライニング角が小さい側の座席が、大きい
側の座席より大きくなるように設定したので、座席を後
方にスライドした場合に隣設する座席のシートバック
を、車両左右方向から見て交差状態に設定することがで
き、これらシートバック間の隙間をより小さくして、乗
員の安全性を更に向上することができる。
【0038】更に、本発明の請求項3にあっては、シー
トバック位置調整手段を、車体フロアに対して座席を車
両後方にスライド案内するシートスライダーと、通常時
はこのシートスライダーをロックし、車両横方向の所定
以上の荷重によってロック解除するロック機構と、前記
シートスライダーと車体フロアとの間に取り付けられ、
シートバックのリクライニング角に応じて座席の後方移
動量を規制する規制手段と、を備えて構成したので、こ
のシートバック位置調整手段の構造を簡単にしつつ、側
突時の座席を確実に作動させることができる。
トバック位置調整手段を、車体フロアに対して座席を車
両後方にスライド案内するシートスライダーと、通常時
はこのシートスライダーをロックし、車両横方向の所定
以上の荷重によってロック解除するロック機構と、前記
シートスライダーと車体フロアとの間に取り付けられ、
シートバックのリクライニング角に応じて座席の後方移
動量を規制する規制手段と、を備えて構成したので、こ
のシートバック位置調整手段の構造を簡単にしつつ、側
突時の座席を確実に作動させることができる。
【0039】更にまた、本発明の請求項4にあっては、
後席に後席移動手段を設け、前記シートバック位置調整
手段の作動に伴って後席を後方移動させるようにしたの
で、側突によって前席が後方移動された場合にも後席乗
員の足元スペースを確保して、後席乗員を保護すること
ができるという各種優れた効果を奏する。
後席に後席移動手段を設け、前記シートバック位置調整
手段の作動に伴って後席を後方移動させるようにしたの
で、側突によって前席が後方移動された場合にも後席乗
員の足元スペースを確保して、後席乗員を保護すること
ができるという各種優れた効果を奏する。
【図1】本発明が適用されるシート構造の全体斜視図で
ある。
ある。
【図2】本発明の一実施例を示す座席の下部構造の要部
断面斜視図である。
断面斜視図である。
【図3】本発明の一実施例を示す座席の前端部下部の要
部斜視図である。
部斜視図である。
【図4】本発明の一実施例を示す座席の後端部下部の要
部斜視図である。
部斜視図である。
【図5】本発明の一実施例を示すシートバック位置調整
手段の要部斜視図である。
手段の要部斜視図である。
【図6】図5中A部の拡大斜視図である。
【図7】本発明の一実施例を示すシートバック位置調整
手段の作動状態を示す要部拡大斜視図である。
手段の作動状態を示す要部拡大斜視図である。
【図8】本発明の一実施例を示す座席下部の車体フロア
構造を示す斜視図である。
構造を示す斜視図である。
【図9】図5中B部の拡大斜視図である。
【図10】本発明が適用される隣設される2つの座席の
概略構成図である。
概略構成図である。
【図11】本発明が適用される隣設される2つの座席の
作動状態を示す概略構成図である。
作動状態を示す概略構成図である。
【図12】本発明の一実施例を示す後席の側面図であ
る。
る。
【図13】本発明の他の実施例を示す後席の端部斜視図
である。
である。
【図14】本発明の他の実施例を示す後席端部の断面平
面図である。
面図である。
10 車両シート 12 運転席 14 助手席 16,18 シ
ートバック 20 車体フロア 50 シートバ
ック位置調整手段 52 シートスライダー 54 ロック機
構 56 規制手段
ートバック 20 車体フロア 50 シートバ
ック位置調整手段 52 シートスライダー 54 ロック機
構 56 規制手段
Claims (4)
- 【請求項1】 車両幅方向に少なくとも2つの座席が近
接して配置され、それぞれの座席にリクライニング機能
を備えた車両のシート構造において、 それぞれの座席と車体フロアとの間に、車両横方向に作
用する所定以上の荷重を検知して、隣設する座席のシー
トバック位置が互いに接近するように座席を後方にスラ
イド調整するシートバック位置調整手段を設けたことを
特徴とする車両のシート構造。 - 【請求項2】 シートバック位置調整手段は、隣設する
座席間でシートバックのリクライニング角が小さい側の
座席を、大きい側の座席に対して後方スライド量を大き
くすることを特徴とする請求項1に記載の車両のシート
構造。 - 【請求項3】 シートバック位置調整手段は、車体フロ
アに対して座席を車両後方にスライド案内するシートス
ライダーと、通常時はこのシートスライダーをロック
し、車両横方向の所定以上の荷重によってロック解除す
るロック機構と、前記シートスライダーと車体フロアと
の間に取り付けられ、シートバックのリクライニング角
に応じて座席の後方移動量を規制する規制手段と、を備
えたことを特徴とする請求項2に記載の車両のシート構
造。 - 【請求項4】 車両幅方向に少なくとも2つの前席が近
接して配置され、それぞれの前席にリクライニング機能
を備えると共に、これら前席の車両後方に後席が設置さ
れる車両のシート構造において、 それぞれの前席と車体フロアとの間に、車両横方向に作
用する所定以上の荷重を検知して、隣設する前席のシー
トバック位置が互いに接近するように座席を後方にスラ
イド調整するシートバック位置調整手段を設けると共
に、後席と車体フロアとの間に、前記シートバック位置
調整手段の作動に伴って後席を後方移動させる後席移動
手段を設けたことを特徴とする車両のシート構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1501093A JPH06227303A (ja) | 1993-02-01 | 1993-02-01 | 車両のシート構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1501093A JPH06227303A (ja) | 1993-02-01 | 1993-02-01 | 車両のシート構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06227303A true JPH06227303A (ja) | 1994-08-16 |
Family
ID=11876918
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1501093A Pending JPH06227303A (ja) | 1993-02-01 | 1993-02-01 | 車両のシート構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06227303A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008284901A (ja) * | 2007-05-15 | 2008-11-27 | Mazda Motor Corp | 自動車の車室内構造 |
| JP2009012537A (ja) * | 2007-07-02 | 2009-01-22 | Mazda Motor Corp | 車両の乗員保護装置 |
-
1993
- 1993-02-01 JP JP1501093A patent/JPH06227303A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008284901A (ja) * | 2007-05-15 | 2008-11-27 | Mazda Motor Corp | 自動車の車室内構造 |
| JP2009012537A (ja) * | 2007-07-02 | 2009-01-22 | Mazda Motor Corp | 車両の乗員保護装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR20220143298A (ko) | 차량용 워크-인 시트의 록킹 장치 | |
| US7478882B2 (en) | Motor vehicle seat | |
| CA2037661A1 (en) | Seat integrated seat belt system | |
| EP0868329B1 (en) | Arrangement for safety-belt | |
| JPS6325977B2 (ja) | ||
| US3907329A (en) | Shoulder harness positioner | |
| JP2009220644A (ja) | シート装置 | |
| JP2003237531A (ja) | 車両用シートベルト装置 | |
| JPH06227303A (ja) | 車両のシート構造 | |
| US4191399A (en) | Vehicle occupant restraint system | |
| JP4449197B2 (ja) | シートベルトの取付構造 | |
| JP3375481B2 (ja) | 乗物用座席 | |
| US4555127A (en) | Passive seat belt system | |
| JPH0719920Y2 (ja) | 車両用シート | |
| JP2584934B2 (ja) | 車両用シートの安全装置 | |
| CN104108370B (zh) | 用于配置三点式安全带装置的内装构造 | |
| JP2820941B2 (ja) | 自動車用フロントシートの回転装置 | |
| JPH0660562U (ja) | 車両のシート装置 | |
| JP7790376B2 (ja) | 自動車用パワーシート | |
| CN104108372B (zh) | 车辆用座椅 | |
| JP3140263B2 (ja) | 格納式ヘッドレスト構造 | |
| JP3928242B2 (ja) | 車両のシートベルト装置 | |
| JPS6143620Y2 (ja) | ||
| JPH0225722Y2 (ja) | ||
| CN111016752B (zh) | 车辆用座椅 |