JPH06228004A - 免疫抑制剤およびその製造方法 - Google Patents

免疫抑制剤およびその製造方法

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JPH06228004A
JPH06228004A JP5042226A JP4222693A JPH06228004A JP H06228004 A JPH06228004 A JP H06228004A JP 5042226 A JP5042226 A JP 5042226A JP 4222693 A JP4222693 A JP 4222693A JP H06228004 A JPH06228004 A JP H06228004A
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JP
Japan
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glycero
phosphocholine
phosphoethanolamine
chloroform
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Application number
JP5042226A
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English (en)
Inventor
Kenichiro Hayashi
謙一郎 林
Satoshi Kawanaka
聡 川中
Munehiko Donpou
宗彦 鈍寳
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Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 [Rは炭素数13から19の直鎖もしくは分岐アルキ
ル基もしくはRを示し、Rは炭素数13から19の
直鎖もしくは分岐アルキル基もしくはRを示し、 はメチル基もしくは、水素原子を示す。]で表され
る化合物を有効成分とする免疫抑制剤。 【効果】 優れた免疫抑制効果を有し、臓器移植、免疫
異常疾患の治療薬として有効に用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、免疫抑制剤およびその
製造方法に関するものであり、詳しくは、臓器移植、免
疫異常疾患の治療などに優れた効果を示す免疫抑制剤お
よびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、免疫抑制剤として、微生物の代謝
産物であるシクロスポリンや、FK506などが用いら
れており、また、中等度好熱菌バチルス・ステアロサー
モフィルス(Bacillus stearothermophilus )からは、
免疫抑制活性物質KM−73が得られている(特願平4
−73511号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、使用されている
上記の薬剤は、その免疫抑制効果が十分とは言えず、副
作用などの点で必ずしも満足できるものではなかった。
そこで、本発明は、優れた免疫抑制効果を有する免疫抑
制剤およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、さらに、
微生物の生産する物質の中から免疫抑制効果が高い薬剤
を見いだすべく鋭意検討を行ったところ、バチルス・ス
テアロサーモフィルス(Bacillus stearothermophilus
)およびサーマス(Thermus )属の菌体抽出物中に、
上述の免疫抑制活性物質KM−73とは異なる目的の活
性物質を見いだし、さらにその有効成分を追求し、その
構造を明らかにすることにより本発明を完成するにいた
った。
【0005】すなわち、本発明は、下記の一般式
【0006】
【化2】
【0007】で表される化合物を有効成分とする免疫抑
制剤、およびサーマス(Thermus )属の菌体を培養する
ことを特徴とする上記免疫抑制剤の製造方法、さらにバ
チルス・ステアロサーモフィルス(Bacillus stearothe
rmophilus )を培養することを特徴とする上記免疫抑制
剤の製造方法を要旨とするものである。
【0008】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
免疫抑制剤の有効成分は一般式化2で表される化合物で
あり、R1 、R2 で示される直鎖もしくは分岐アルキル
基として、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、
ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシ
ル、イソトリデシル、イソテトラデシル、イソペンタデ
シル、イソヘキサデシル、イソヘプタデシル、イソオク
タデシル、イソノナデシル、アンテイソトリデシル、ア
ンテイソテトラデシル、アンテイソペンタデシル、アン
テイソヘキサデシル、アンテイソヘプタデシル、アンテ
イソオクタデシル、アンテイソノナデシル基などがあげ
られる。
【0009】化2で示される一般式において、R1 、R
2 、R3 の組み合わせは数多いが、具体的な化合物とし
て1,2−ジテトラデカノイル−グリセロ−3−ホスホ
エタノールアミン、1,2−ジペンタデカノイル−グリ
セロ−3−ホスホエタノールアミン、1−ペンタデカノ
イル−2−ヘキサデカノイル−グリセロ−3−ホスホエ
タノールアミン、1,2−ジヘキサデカノイル−グリセ
ロ−3−ホスホエタノールアミン、1,2−ジヘプタデ
カノイル−グリセロ−3−ホスホエタノールアミン、
1,2−ジエイコサノイル−グリセロ−3−ホスホエタ
ノールアミン、1,2−ジイソテトラデカノイル−グリ
セロ−3−ホスホエタノールアミン、1,2−ジイソペ
ンタデカノイル−グリセロ−3−ホスホエタノールアミ
ン、1−イソペンタデカノイル−2−イソヘキサデカノ
イル−グリセロ−3−ホスホエタノールアミン、1,2
−ジイソヘキサデカノイル−グリセロ−3−ホスホエタ
ノールアミン 1,2−ジイソヘプタデカノイル−グリ
セロ−3−ホスホエタノールアミン、1,2−ジイソエ
イコサノイル−グリセロ−3−ホスホエタノールアミ
ン、1,2−ジアンテイソテトラデカノイル−グリセロ
−3−ホスホエタノールアミン、1,2−ジアンテイソ
ペンタデカノイル−グリセロ−3−ホスホエタノールア
ミン、1−アンテイソペンタデカノイル−2−アンテイ
ソヘキサデカノイル−グリセロ−3−ホスホエタノール
アミン、1,2−ジアンテイソヘキサデカノイル−グリ
セロ−3−ホスホエタノールアミン、1,2−ジアンテ
イソヘプタデカノイル−グリセロ−3−ホスホエタノー
ルアミン、1,2−ジアンテイソエイコサノイル−グリ
セロ−3−ホスホエタノールアミン、1,2−ジテトラ
デカノイル−グリセロ−3−ホスホコリン、1,2−ジ
ペンタデカノイル−グリセロ−3−ホスホコリン、1−
ペンタデカノイル−2−ヘキサデカノイル−グリセロ−
3−ホスホコリン、1,2−ジヘキサデカノイル−グリ
セロ−3−ホスホコリン、1,2−ジヘプタデカノイル
−グリセロ−3−ホスホコリン、1,2−ジエイコサノ
イル−グリセロ−3−ホスホコリン、1,2−ジイソテ
トラデカノイル−グリセロ−3−ホスホコリン、1,2
−ジイソペンタデカノイル−グリセロ−3−ホスホコリ
ン、1−イソペンタデカノイル−2−イソヘキサデカノ
イル−グリセロ−3−ホスホコリン、1,2−ジイソヘ
キサデカノイル−グリセロ−3−ホスホコリン、1,2
−ジイソヘプタデカノイル−グリセロ−3−ホスホコリ
ン、1,2−ジイソエイコサノイル−グリセロ−3−ホ
スホコリン、1,2−ジアンテイソテトラデカノイル−
グリセロ−3−ホスホコリン、1,2−ジアンテイソペ
ンタデカノイル−グリセロ−3−ホスホコリン、1−ア
ンテイソペンタデカノイル−2−アンテイソヘキサデカ
ノイル−グリセロ−3−ホスホコリン、1,2−ジアン
テイソヘキサデカノイル−グリセロ−3−ホスホコリ
ン、1,2−ジアンテイソヘプタデカノイル−グリセロ
−3−ホスホコリン、1,2−ジアンテイソエイコサノ
イル−グリセロ−3−ホスホコリン、1,2−O−ジト
リデシル−グリセロ−3−ホスホエタノールアミン、
1,2−O−ジテトラデシル−グリセロ−3−ホスホエ
タノールアミン、1−O−テトラデシル−2−O−ペン
タデシル−グリセロ−3−ホスホエタノールアミン、
1,2−O−ジペンタデシル−グリセロ−3−ホスホエ
タノールアミン、1,2−O−ジヘキサデシル−グリセ
ロ−3−ホスホエタノールアミン、1,2−O−ジノナ
デシル−グリセロ−3−ホスホエタノールアミン、1,
2−O−ジイソトリデシル−グリセロ−3−ホスホエタ
ノールアミン、1,2−O−ジイソテトラデシル−グリ
セロ−3−ホスホエタノールアミン、1−O−イソテト
ラデシル−2−O−イソペンタデシル−グリセロ−3−
ホスホエタノールアミン、1,2−O−ジイソペンタデ
シル−グリセロ−3−ホスホエタノールアミン、1,2
−O−ジイソヘキサデシル−グリセロ−3−ホスホエタ
ノールアミン、1,2−O−ジイソノナデシル−グリセ
ロ−3−ホスホエタノールアミン、1,2−O−ジアン
テイソトリデシル−グリセロ−3−ホスホエタノールア
ミン、1,2−O−ジアンテイソテトラデシル−グリセ
ロ−3−ホスホエタノールアミン、1−O−アンテイソ
テトラデシル−2−O−アンテイソペンタデシル−グリ
セロ−3−ホスホエタノールアミン、1,2−O−ジア
ンテイソペンタデシル−グリセロ−3−ホスホエタノー
ルアミン、1,2−O−ジアンテイソヘキサデシル−グ
リセロ−3−ホスホエタノールアミン、1,2−O−ジ
アンテイソノナデシル−グリセロ−3−ホスホエタノー
ルアミン、1,2−O−ジトリデシル−グリセロ−3−
ホスホコリン、1,2−O−ジテトラデシル−グリセロ
−3−ホスホコリン、1−O−テトラデシル−2−O−
ペンタデシル−グリセロ−3−ホスホコリン、1,2−
O−ジペンタデシル−グリセロ−3−ホスホコリン、
1,2−O−ジヘキサデシル−グリセロ−3−ホスホコ
リン、1,2−O−ジノナデシル−グリセロ−3−ホス
ホコリン、1,2−O−ジイソトリデシル−グリセロ−
3−ホスホコリン、1,2−O−ジイソテトラデシル−
グリセロ−3−ホスホコリン、1−O−イソテトラデシ
ル−2−O−イソペンタデシル−グリセロ−3−ホスホ
コリン、1,2−O−ジイソペンタデシル−グリセロ−
3−ホスホコリン、1,2−O−ジイソヘキサデシル−
グリセロ−3−ホスホコリン、1,2−O−ジイソノナ
デシル−グリセロ−3−ホスホコリン、1,2−O−ジ
アンテイソトリデシル−グリセロ−3−ホスホコリン、
1,2−O−ジアンテイソテトラデシル−グリセロ−3
−ホスホコリン、1−O−アンテイソテトラデシル−2
−O−アンテイソペンタデシル−グリセロ−3−ホスホ
コリン、1,2−O−ジアンテイソペンタデシル−グリ
セロ−3−ホスホコリン、1,2−O−ジアンテイソヘ
キサデシル−グリセロ−3−ホスホコリン、1,2−O
−ジアンテイソノナデシル−グリセロ−3−ホスホコリ
ンなどがあげられる。
【0010】本発明における有効成分である化合物を得
るための方法としては、バチルス・ステアロサーモフィ
ルス(Bacillus stearothermophilus )およびサーマス
(Thermus )属の菌体から得る方法と共に公知の有機合
成法での製造も可能であり、例えば、文献(Chemistry a
nd Physics of Lipids, Vol.22,1(1978)) 、(Chemistry
and Physics of Lipids, Vol.26,239(1980))などの方
法によって製造できる。
【0011】まず、バチルス・ステアロサーモフイルス
(Bacillus stearothermophilus) および、サーマス(Th
ermus )属の菌体から抽出精製する方法について詳細に
述べる。本発明に用いられるサーマス(Thermus )属と
しては、特定の菌株に限定されるものではなく、具体例
として例えば、サーマス・アクアティクス(Thermusaqu
aticus )ATCC 25104、25105、276
34、サーマス・フラバス(Thermus flavus)ATCC
33923などがあげられる。これらの中で、サーマ
ス・アクアティクス(Thermus aquaticus )ATCC
25104が菌体中の免疫抑制活性が高く目的を達成す
るために最も好都合である。
【0012】また、本発明で用いられるバチルス・ステ
アロサーモフイルス(Bacillus stearothermophilus) と
しては、菌株に限定されるものではなく、具体例として
は例えば、NCA1503(微工研菌寄第4778
号)、UK788(微工研菌寄第2373号)、UK5
63(微工研菌寄第7275号)、IFO−1255
0、IFO−12983、IFO−13737、ATC
C−7953(微工研菌寄第4775号)、ATCC−
8005(微工研菌寄第4776号)、ATCC−10
149(微工研菌寄第4777号)、ATCC−120
16、ATCC−12976、ATCC−12977、
ATCC−12978、ATCC−12979、ATC
C−12980、ATCC−15951、ATCC−1
2952、ATCC−21365などがあげられる。こ
れらの中で、NCA−1503(微工研菌寄第4778
号)が菌体中の免疫抑制活性が高く目的を達成するため
に最も好都合である。
【0013】これらの菌株の培養には一般によく用いら
れる培地を使用することができる。具体的には、炭素源
としてはブドウ糖、乳糖、でんぷん、糖蜜などの糖類が
使用できる。また窒素源としてはペプトン、肉エキス、
酵母エキスなどの有機の窒素源と共に塩化アンモニウ
ム、硫酸アンモニウムなどの無機の窒素源も使用するこ
とができる。また必要に応じてビタミン、ミネラルを添
加してもよい。
【0014】培養条件としては、好気培養が採用され、
例えば60℃から70℃、1時間から12時間培養する
ことにより菌体を得ることができる。さらに、新鮮な培
地を一定速度で供給しながら培養する連続培養法も適用
できる。培地及び培養条件は上記の条件に応じて適宜選
定することが可能であることは言うまでもない。
【0015】このように培養して得られる培養液から、
ろ過あるいは遠心などの常法によって、菌体を得る。こ
のようにして得られる菌体からエタノール、メタノー
ル、アセトン、塩化メチレン、クロロホルム、酢酸エチ
ル、トルエン、ヘキサン、ベンゼンなどの有機溶媒を用
いて抽出操作を行い有効成分を得ることができる。さら
にシリカゲルカラムクロマトグラフィー、ゲルろ過クロ
マトグラフィー、イオン交換クロマトグラフィー、疎水
クロマトグラフィー、高速液体クロマトグラフィーなど
の適当な分離精製方法により有効成分を含む画分、もし
くは有効成分そのものを得、免疫抑制剤として使用する
ことができる。
【0016】本発明の免疫抑制剤はホ乳動物に対して優
れた免疫抑制作用を有するものであり、免疫抑制剤とし
て優れたものである。
【0017】本発明の免疫抑制剤は、種々の形態で患者
に投与できる。例えば、錠剤、ペレット剤、カプセル
剤、座剤、液剤、乳剤、けんだく剤などの形態が使用で
きる。これらの形態を用いる場合、安定剤、賦形剤、着
色剤、芳香剤及び甘味剤のような補助剤を用いることが
できる。安定剤としては二酸化炭素、窒素、亜硫酸水素
ナトリウム、ピロ亜硫酸ナトリウム、アスコルビン酸、
ブチルヒドロキシアニソール、トコフェロール、EDT
Aなどを用いることができる。賦形剤としては乳糖、デ
ンプン、結晶セルロース、白糖、ブドウ糖、マンニトー
ル、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、硫酸カルシウ
ム、塩化ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、カンゾウ
末、カンゾウ粗エキス、乾燥酵母、酵母エキス、精製ラ
ノリン、ゲンチアナ末、ゲンチアナエキス、マルツエキ
ス、グリセリンなどを用いることができる。また、静脈
注射、筋肉注射、皮下注射などによっても患者に投与可
能である。
【0018】投与量としては体重1kgあたり0.01
mg 〜100mg、好ましくは0.05mg〜50m
g、さらに好ましくは0.1mg〜10mgが適当であ
るが、患者の症状、病状の進行程度などにより適宜最適
投与量を選ぶことは言うまでもない。
【0019】
【実施例】以下、実施例によりさらに具体的に説明す
る。なお、実施例中、%はW/V%を表す。 実施例1 バチルス・ステアロサーモフィルス(Bacillus stearoth
ermophilus) NCA−1503(微工研菌寄第4778
号)をグルコース0.35%、酵母エキス0.3%、ペ
プトン0.2%、リン酸カリウム0.04%、リン酸2
ナトリウム0.04%、硫酸マグネシウム0.1%を含
む液体培地に接種し、58℃、4時間前培養した培養液
2.2Lを18Lの同培地を仕込んだ30Lジヤーフア
ーメンターに移し58℃、3.5時間培養した。
【0020】培養液を遠心分離し、得られた菌体を50
0gを6lのエタノールに、室温で24時間浸漬し、抽
出液を得た。この抽出液を減圧濃縮し、乾固物に500
mlのクロロホルムを加え、クロロホルム可溶物を抽出
した。これをDEAE−セファデックスカラムクロマト
グラフィーにかけクロロホルム/メタノール(10/
1)で溶出し、活性画分を得た。
【0021】このようにして得られた活性画分をさらに
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにかけクロロホル
ム/メタノール(7/3)で溶出し活性画分を得た。さ
らに、この活性画分を高速液体クロマトグラフィーにか
け、20mM塩化コリンを含むメタノール/水/アセト
ニトリル(90. 5/70/25)の混合溶媒を移動相
として、PT−3を得た。
【0022】このようにして得た活性画分(PT−3)
は適当な方法により結晶化することができるが、上記の
操作により高純度の精製標品を得ることができる。この
活性画分の溥層クロマトグラフィー(TLC)によるR
f値の結果は、既にバチルス・ステアロサーモフィルス
(Bacillus stearothermophilus) から得られている免疫
抑制活性物質KM−73(特願平4−73511号)の
Rf値と全く異なるものであった。また、KM−73は
アミノ基の検出反応であるニンヒドリン反応に陰性であ
るが、PT−3はニンヒドリン反応により青紫色に呈色
したことから、PT−3はKM−73に存在しないアミ
ノ基を有することが判った。また、KM−73はリン検
出試薬であるDittmer-Lester試薬に対して陰性であった
が、PT−3は青色に呈色したことから、PT−3はK
M−73に存在しないリン原子を有することが判った。
【0023】さらに、本品の構造を確定するために13
−NMR、 1H−NMRおよび赤外吸収スペクトルを測
定し、PT−3の 1H−NMRスペクトルと1,3−ジ
イソグリセライドであるKM−73の 1H−NMRスペ
クトルを比較すると、PT−3には新たに5.21pp
mにグリセロール骨格の2位のメチンプロトン、3.9
2ppmにグリセロール骨格の3位のメチレンプロト
ン、3.12ppmにエタノールアミン部分の2個のメ
チレンプロトンが観察された。これらの結果より、本品
は一般式化2においてR1 、R2 がイソペンタデカノイ
ル基、R3 が水素原子である1,2−ジイソペンタデカ
ノイル−グリセロ−3−ホスホエタノールアミンである
ことが明らかとなった。以上、TLCのRf値、呈色反
応および各種分光学的性質の違いから、PT−3はKM
−73と異なることが明らかとなった。
【0024】図1に 1H−NMR分析結果、図2に赤外
吸収スペクトル分析結果を示した。
【0025】実施例2 サーマス・アクアティクス(Thermus aquaticus )AT
CC 25104をグルコース0.35%、酵母エキス
0.3%、ペプトン0.2%、リン酸カリウム0.04
%、リン酸2ナトリウム0.04%、硫酸マグネシウム
0.1%を含む液体培地に接種し、70℃、4時間前培
養した培養液2.2Lを18Lの同培地を仕込んだ30
Lジヤーフアーメンターに移し70℃、3.5時間培養
した。
【0026】培養液を遠心分離し、得られた菌体を50
0gを6lのエタノールに、室温で24時間浸漬し、抽
出液を得た。この抽出液を減圧濃縮し、乾固物に500
mlのクロロホルムを加え、クロロホルム可溶物を抽出
した。これをDEAE−セファデックスカラムクロマト
グラフィーにかけクロロホルム/メタノール(10/
1)で溶出し、活性画分を得た。
【0027】このようにして得られた活性画分をさらに
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにかけクロロホル
ム/メタノール(7/3)で溶出し活性画分を得た。さ
らに、この活性画分を高速液体クロマトグラフィーにか
け、20mM塩化コリンを含むメタノール/水/アセト
ニトリル(90. 5/70/25)の混合溶媒を移動相
として、活性画分(PT−4)を得た。
【0028】このようにして得た活性画分(PT−4)
は適当な方法により結晶化することができるが、上記の
操作により高純度の精製標品を得ることができる。
【0029】本品PT−4の構造を確定するために13
−NMR、 1H−NMRおよび赤外吸収スペクトルを測
定したところ、PT−3と同様な物理化学的性質を示し
たことから、PT−4はPT−3と同一であると同定さ
れ、化2で示される一般式においてR1 、R2 がイソペ
ンタデカノイル基で示され、R3 が水素原子で示される
構造をもつ1,2−ジイソペンタデカノイル−グリセロ
−3−ホスホエタノールアミンであることが明らかにな
った。
【0030】実施例3 以下に1,2−ジイソペンタデカノイル−グリセロ−3
−ホスホエタノールアミン、1,2−ジイソペンタデカ
ノイル−グリセロ−3−ホスホコリン、1,2−ジイソ
ペンタデシル−グリセロ−3−ホスホエタノールアミ
ン、1,2−ジイソペンタデシル−グリセロ−3−ホス
ホコリンの有機合成例を示す。
【0031】イソペンタデカン酸クロライドの合成。 イソペンタデカン酸(12.1g)と塩化チオニル
(5.9g)の混合物を110℃で2時間還流した。過
剰の塩化チオニルを減圧して除き、引き続いて、蒸留を
行い、目的物(11.8g)を得た
【0032】1,2−ジイソペンタデカノイル−3−ベ
ンジルグリセロールの合成。 1−ベンジルグリセロール(7.8g)と乾燥ピリジン
(3.4g)を乾燥エーテル(100ml)に溶かし、
かき混ぜながら、イソペンタデカン酸クロライド(1
1.8g)を徐々に加えた。2時間還流し放冷した後、
反応液を水に注ぎ込み、塩酸で中和した。エーテルで抽
出し、脱水(Na2 SO4 )後、減圧濃縮し、油状物を
得た。これをシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、
目的物(20.4g)を得た。
【0033】1,2−ジイソペンタデカノイルグリセロ
ールの合成。 前記ベンジル体(12.6g)を85%酢酸(100m
l)に溶解し、パラジウム−カーボン(1.3g)を触
媒として室温にて接触還元をおこなった。反応終了後、
冷所に放置し析出する結晶を集めた。結晶はクロロホル
ムに溶解し、ろ過を行うことで、触媒を除去した。ろ液
を減圧濃縮し、エタノールから再結晶することで目的物
(8.9g)を得た。
【0034】ブロモエチルホスホロジクロリデートの合
成。 蒸留したホスホロウスオキシクロライド(20g)を5
mlのトリクロロエチレンに溶かし、蒸留した2−ブロ
モエタノール(9.5g)を徐々に滴下した。滴下中、
発生した塩化水素ガスを除去するために窒素ガスを反応
液中に通じさせた。25℃で12時間反応後、10ml
のトルエンを加え、減圧濃縮し、目的物(14.9g)
を得た。
【0035】1,2−ジイソペンタデカノイル−グリセ
ロ−3−リン酸ブロモエチルエステルの合成。 ブロモエチルホスホロジクロライド(4.4g)を25
mlのトリクロロエチレンに溶解し、アイスバスで氷冷
後、トリエチルアミン(3.6g)を加えた。反応液を
25℃に保ち、かくはんしながら、1,2−ジイソペン
タデカノイルグリセロール(5.4g)をトリクロロエ
チレン(25ml)に溶かした溶液を滴下した。1時間
反応をおこなった後、反応液をろ過し、ろ液を減圧乾固
した。乾固物をテトラヒドロフラン(30ml)に溶か
し、0.5M酢酸ナトリウム(30ml,pH8.5)
と0.5Mエチレンジアミンテトラアセテート(30m
l,pH10.5)を加えて、2時間かくはんした後、
反応液をジイソプロピルエーテル/メタノール(40m
l,3/1)で抽出した。抽出液を減圧乾固し、クロロ
ホルム(10ml)に溶かした。これに0℃でアセトン
(70ml)を加え、沈澱した目的物(6.2g)をろ
過で集めた。
【0036】1,2−ジイソペンタデカノイル−グリセ
ロ−3−ホスホエタノールアミンの合成。 1,2−ジイソペンタデカノイル−グリセロ−3−リン
酸ブロモエチルエステル(3.63g)をクロロホルム
(50ml)に溶解し、40℃に保って、2−プロパノ
ール(50ml)とジメチルホルムアミド(200m
l)を加えた。さらに、25%アンモニア水溶液(15
0ml)を加えて、6時間反応させた。反応後、減圧濃
縮し、乾固物を得た。これに水(75ml)及びクロロ
ホルム(75ml)及びメタノール(100ml)を加
えてかくはんした後、クロロホルム層を取った。クロロ
ホルム層を減圧濃縮し、クロロホルムの7倍量の冷アセ
トンを加え、0℃で目的物を沈澱させた。沈澱物をクロ
ロホルムに溶解後、シリカゲルクロマトグラフィーで精
製し、目的物(2.83g)を無色粉末を得た。 IR(KBr) cm-1:3400、2920、285
1、1740、1468、1226、10811 H−NMR(90MHz,CDCl3 ) δ:0.8
8(12H)、1.26(36H)、1.60(6
H)、2.31(4H)、3.15(2H)、4.05
(5H)、4.42(1H)、5.23(1H)
【0037】1,2−ジイソペンタデカノイル−グリセ
ロ−3−ホスホコリンの合成。 1,2−ジイソペンタデカノイル−グリセロ−3−リン
酸ブロモエチルエステル(3.63g)をクロロホルム
(15ml)に溶解し、50℃に保って、2−プロパノ
ール(25ml)とアセトニトリル(25ml)を加え
た。さらに、40%トリメチルアミン水溶液(35m
l)を加えて、12時間反応させた。反応後、減圧濃縮
し、乾固物を得た。これに水(75ml)及びクロロホ
ルム(75ml)及びメタノール(100ml)を加え
てかくはんした後、クロロホルム層を取った。クロロホ
ルム層を減圧濃縮し、クロロホルムの7倍量の冷アセト
ンを加え、0℃で目的物を沈澱させた。沈澱物をクロロ
ホルムに溶解後、シリカゲルクロマトグラフィーで精製
し、目的物(2.52g)を無色粉末を得た。 IR(KBr) cm-1:2921、2851、174
0、1467、1251、1082、967、8351 H−NMR(90MHz,CDCl3 ) δ:0.8
9(12H)、1.26(36H)、1.59(6
H)、2.30(4H)、3.36(9H)、4.07
(7H)、4.42(1H)、5.23(1H)
【0038】1,2−0−ジイソペンタデシル−3−ベ
ンジルグリセロールの合成。 1−ベンジルグリセロール(3.1g)とイソペンタデ
シルブロマイド(14.8g)をジメチルスルホキシド
(25ml)に溶解し、粉末化した水酸化カリウム
(4.8g)を加えて、かくはんしながら、室温で3時
間、80度で2時間反応させた。反応液を冷却後、水に
注ぎ込み、塩酸で中和した。エーテルで抽出し、脱水
(Na2 SO4 )後、減圧濃縮し、油状物を得た。これ
をシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、目的物
(8.2g)を得た。
【0039】1,2−O−ジイソペンタデカノイルグリ
セロールの合成。 前記ベンジル体(8.2g)を85%酢酸(100m
l)に溶解し、パラジウム−カーボン(0.9g)を触
媒として室温にて接触還元をおこなった。反応終了後、
冷所に放置し析出する結晶を集めた。結晶はクロロホル
ムに溶解し、ろ過を行うことで、触媒を除去した。ろ液
を減圧濃縮し、エタノールから再結晶することで目的物
(5.6g)を得た。
【0040】1,2−0−ジイソペンタデシル−グリセ
ロ−3−リン酸ブロモエチルエステルの合成。 ブロモエチルホスホロジクロライド(4.4g)を25
mlのトリクロロエチレンに溶解し、アイスバスで氷冷
後、トリエチルアミン(3.6g)を加えた。反応液を
25℃に保ち、かくはんしながら、1,2−O−ジイソ
ペンタデシルグリセロール(5.2g)をトリクロロエ
チレン(25ml)に溶かした溶液を滴下した。1時間
反応をおこなった後、反応液をろ過し、ろ液を減圧乾固
した。乾固物をテトラヒドロフラン(30ml)に溶か
し、0.5M酢酸ナトリウム(30ml,pH8.5)
と0.5Mエチレンジアミンテトラアセテート(30m
l,pH10.5)を加えて、2時間かくはんした後、
反応液をジイソプロピルエーテル/メタノール(40m
l,3/1)で抽出した。抽出液を減圧乾固し、クロロ
ホルム(10ml)に溶かした。これに0℃でアセトン
(70ml)を加え、沈澱した目的物(6.2g)をろ
過で集めた。
【0041】1,2−O−ジイソペンタデシル−グリセ
ロ−3−ホスホエタノールアミンの合成。 1,2−ジイソペンタデカノイル−グリセロ−3−リン
酸ブロモエチルエステル(3.5g)をクロロホルム
(50ml)に溶解し、40℃に保って、2−プロパノ
ール(50ml)とジメチルホルムアミド(200m
l)を加えた。さらに、25%アンモニア水溶液(15
0ml)を加えて、6時間反応させた。反応後、減圧濃
縮し、乾固物を得た。これに水(75ml)及びクロロ
ホルム(75ml)及びメタノール(100ml)を加
えてかくはんした後、クロロホルム層を取った。クロロ
ホルム層を減圧濃縮し、クロロホルムの7倍量の冷アセ
トンを加え、0℃で目的物を沈澱させた。沈澱物をクロ
ロホルムに溶解後、シリカゲルクロマトグラフィーで精
製し、目的物(2.8g)を無色粉末を得た。 IR(KBr) cm-1:3400、2920、285
1、1465、1232、10821 H−NMR(90MHz,CDCl3 ) δ:0.8
9(12H)、1.24(46H)、3.16(2
H)、3.40(4H)、3.85(2H)、4.20
(4H)、5.19(1H)
【0042】1,2−O−ジイソペンタデシル−グリセ
ロ−3−ホスホコリンの合成。 1,2−ジイソペンタデカノイル−グリセロ−3−リン
酸ブロモエチルエステル(3.5g)をクロロホルム
(15ml)に溶解し、50℃に保って、2−プロパノ
ール(25ml)とアセトニトリル(25ml)を加え
た。さらに、40%トリメチルアミン水溶液(35m
l)を加えて、12時間反応させた。反応後、減圧濃縮
し、乾固物を得た。これに水(75ml)及びクロロホ
ルム(75ml)及びメタノール(100ml)を加え
てかくはんした後、クロロホルム層を取った。クロロホ
ルム層を減圧濃縮し、クロロホルムの7倍量の冷アセト
ンを加え、0℃で目的物を沈澱させた。沈澱物をクロロ
ホルムに溶解後、シリカゲルクロマトグラフィーで精製
し、目的物(2.9g)を無色粉末を得た。 IR(KBr) cm-1:2920、2849、146
3、1250、1081、968、8281 H−NMR(90MHz,CDCl3 ) δ:0.9
0(12H)、1.27(46H)、3.36(9
H)、3.42(4H)、4.15(8H)、5.20
(1H)
【0043】実施例4 実施例1で得られた活性成分を用いてマウス混合リンパ
球反応(MLR)を行い本発明の化合物の免疫抑制活性
を調べた。 脾細胞浮遊液の調製:C57BL/6 マウスおよびBALB/Cマウ
スから脾臓を摘出し、約5mlのハンクス溶液(GIB
CO、HBSS)に浸した後、脾臓よりスライドグラス
で脾細胞を押し出し、均一な細胞浮遊液を得た。この細
胞浮遊液をナイロンメッシュでろ過後、遠心分離し赤血
球を17mMトリス−144mM塩化アンモニウム緩衝
液(pH7.2)を用いて除去した。脾細胞をハンクス
溶液で洗浄した後、細胞数を調整し用いた。
【0044】刺激細胞の調製:BALB/Cの脾細胞を5x1
7 /mlになるように10%FCS添加RPMI16
40(GIBCO)に浮遊させ、500μg/mlの濃
度のマイトマイシンC(和光純薬製)100μlを加え
た後37℃、30分間放置した。ハンクス溶液で3回遠
心分離による洗浄を行い、細胞数を6x106 /mlの
濃度となるように10%FCS添加RPMI1640を
用いて調製し刺激細胞として用いた。
【0045】応答細胞の調製:C57BL/6 の脾細胞を6x
106 /mlの濃度となるように10%FCS添加RP
MI1640を用いて調製し応答細胞として用いた。
【0046】検体の調製:検体はn−プロパノールに溶
解し、n−プロパノール濃度が最終0.3%となるよう
に調製した。
【0047】混合リンパ球反応(MLR):平底96穴
マイクロプレートに上述の2種類の細胞浮遊液各々75
μlずつを添加し、さらに検体50μlを各ウエルに入
れた。各検体につき3ウェルずつアッセイを行った。こ
のプレートを37℃、5%炭酸ガス−95%空気に調節
された炭酸ガスインキュベーター中で4日間培養を行っ
た。培養終了4時間前に[ 3H]−チミジン(RESEARCH
PRODUCTS )添加ハンクス液(12.5μCi/ml)
40μlを各ウェルに加え、炭酸ガスインキュベーター
中で4時間培養した。培養終了後セルハーベスターで細
胞をガラスろ紙上に回収し、[ 3H]−チミジン取り込
み量を液体シンチレーションカウンターで測定した。検
体無添加群に対するチミジンの取り込み量の抑制率を求
めた。比較検体としてシクロスポリンを用いた。
【0048】図3に1,2−ジイソペンタデカノイル−
グリセロ−3−ホスホエタノールアミン、1,2−ジイ
ソペンタデカノイル−グリセロ−3−ホスホコリン、
1,2−ジイソペンタデシル−グリセロ−3−ホスホエ
タノールアミン、1,2−ジイソペンタデシル−グリセ
ロ−3−ホスホコリンおよびシクロスポリンをマウス混
合リンパ球反応開始と同時に添加した場合のリンパ球の
3H]−チミジンの取り込み抑制率を示した。以後、
1,2−ジイソペンタデカノイル−グリセロ−3−ホス
ホエタノールアミンをPT−3と、1,2−ジイソペン
タデカノイル−グリセロ−3−ホスホコリンをDNC
と、1,2−ジイソペンタデシル−グリセロ−3−ホス
ホエタノールアミンをDCEと、1,2−ジイソペンタ
デシル−グリセロ−3−ホスホコリンをDCCとする。
PT−3、DNC、DCEおよびDCCはMLR開始
と同時にアッセイ系に添加した場合、ほとんど反応リン
パ球の[ 3H]−チミジンの取り込みを抑制しなかっ
た。一方、シクロスポリンは10nMで明らかに反応リ
ンパ球の[ 3H]−チミジンの取り込みを抑制した。
【0049】実施例5 検体の添加を混合リンパ球反応開始後48時間目に行う
以外、実施例4と同様にして行った。
【0050】図4に混合リンパ球反応の結果を示した。
PT−3、DNC、DCEおよびDCCはMLRを開始
してから48時間後に添加した場合、顕著な反応リンパ
球の[ 3H]−チミジンの取り込み抑制効果がみられ
た。これらのうち、PT−3が最も抑制活性が強く、シ
クロスポリンに比べて10〜100倍の活性を示した。
DNC、DCEおよびDCCはシクロスポリンの約2−
10倍の活性を示した。
【0051】実施例6 PT−3 5mg ブドウ糖 100mg 生理食塩水 10ml 上記の混合液をメンブレンフィルターでろ過後再び除菌
ろ過を行い、そのろ過液を無菌的にバイアルに分注し、
窒素ガスを充填した後、密封して静脈内注射薬とした。
【0052】実施例7 PT−3 50g 乳糖 935g ステアリン酸マグネシウム 15g 上記成分をそれぞれ秤量した後、均一に混合し、混合粉
末をハードゼラチンカプセルに200mgずつ充填しカ
プセル剤を調製した。
【0053】
【発明の効果】本発明の免疫抑制剤は優れた免疫抑制効
果を有し、臓器移植、免疫異常疾患の治療薬として有効
に用いることができる。また、本発明の製造方法による
と、上記の免疫抑制剤を容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の有効成分の精製標品の 1H−NMR分
析結果である。
【図2】本発明の有効成分の精製標品の赤外吸収スペク
トル分析結果である。
【図3】本発明の有効成分を混合リンパ球反応開始と同
時に添加したときの効果を示す説明図である。
【図4】本発明の有効成分を混合リンパ球反応開始48
後に添加したときの効果を示す説明図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の一般式 【化1】 で表される化合物を有効成分とする免疫抑制剤。
  2. 【請求項2】 サーマス(Thermus )属の菌体を培養す
    ることを特徴とする請求項1記載の免疫抑制剤の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 バチルス・ステアロサーモフィルス(Ba
    cillus stearothermophilus )を培養することを特徴と
    する請求項1記載の免疫抑制剤の製造方法。
JP5042226A 1993-02-05 1993-02-05 免疫抑制剤およびその製造方法 Pending JPH06228004A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002523513A (ja) * 1998-09-01 2002-07-30 アンスティテュ ナシオナル ド ラ サンテ エ ド ラ ルシェルシュ メディカル ホスホハロヒドリン、これらの製造方法、及び使用

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002523513A (ja) * 1998-09-01 2002-07-30 アンスティテュ ナシオナル ド ラ サンテ エ ド ラ ルシェルシュ メディカル ホスホハロヒドリン、これらの製造方法、及び使用

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