JPH06228501A - シリコーン紙剥離被覆材の剥離力を増す組成物 - Google Patents

シリコーン紙剥離被覆材の剥離力を増す組成物

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JPH06228501A
JPH06228501A JP5334338A JP33433893A JPH06228501A JP H06228501 A JPH06228501 A JP H06228501A JP 5334338 A JP5334338 A JP 5334338A JP 33433893 A JP33433893 A JP 33433893A JP H06228501 A JPH06228501 A JP H06228501A
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sio
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JP5334338A
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Leroy E Thayer
エルトン テイヤー リロイ
John D Jones
ダリル ジョンズ ジョン
Eugene D Groenhof
デール グロエンホフ ユージン
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    • C09D183/00Coating compositions based on macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon, with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only; Coating compositions based on derivatives of such polymers
    • C09D183/04Polysiloxanes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05DPROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05D3/00Pretreatment of surfaces to which liquids or other fluent materials are to be applied; After-treatment of applied coatings, e.g. intermediate treating of an applied coating preparatory to subsequent applications of liquids or other fluent materials
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 それに付着した感圧接着剤の剥離力を増す皮
膜を与える被覆組成物を提供する。 【構成】 ビニル又は高級アルケニル末端ポリジオルガ
ノシロキサン、ケイ素に結合した水素で末端停止したポ
リジオルガノシロキサン、白金触媒、及び抑制剤からな
る組成物。この組成物は更にオルガノ水素ポリシロキサ
ン架橋剤を含んでいてもよい。更に、架橋密度(体積弾
性率)の制御によって剥離を制御する方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、それに付着している感
圧接着剤の剥離力を増す被覆組成物に関する。本発明
は、更に、架橋密度(又は体積弾性率)の制御により剥
離の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】感圧剥離材料の分野において、円滑で軋
らない剥離と共に高い剥離力(より剥離しにくいこと)
を達成するという問題が起こっている。現在の技術はR
3 SiO1/2 又はSiO2 樹脂(ここにRは1価の炭化
水素基である。)を用いて、高い剥離を得ている。この
アプローチの問題は、低速度のときよりも高速度のとき
が剥離力は低いので、剥ぎ取り速度に対して剥離の様相
が全体としてしばしば不満足であるという事である。こ
の問題は小さなラベルの転化(converting)
問題又は高速度転化(converting)に行き着
く。この問題は、特に100%固体材料に関係がある。
【0003】紙被覆工業において、高い剥ぎ取り速度の
ときに大きな剥離値を与える組成物の需要がある場合が
ある。例えば、感圧ラベルの調製の過程において、接着
剤を有する印刷用粘着シート及びシリコーンを有する裏
打ち紙を印刷用粘着シートの側で打ち抜き、複数のラベ
ルが用済みマトリックスで囲まれ、しかも両方が裏打ち
紙に付着しているものを与える。この用済みマトリック
スは、一般に迅速に剥ぎ取られ、廃棄され、打ち抜かれ
たラベルのみが未切断裏打ち紙に付着して残る。その様
な過程では、被覆材から接着剤を分離するに必要な力
は、用済みマトリックスの剥ぎ取りを容易にするに充分
低いが、はぎ取り作業の間裏打ち紙上にラベルを保持す
るに充分高いことが非常に望ましい。
【0004】そのような需要の他の例は、感圧接着テー
プのロールの調製に存在する。この場合、紙又はポリマ
ーフィルムの様な支持材料に、硬化シリコーン剥離皮膜
及び感圧接着剤皮膜を設ける。得られるシート材料はロ
ールの形に巻かれ、接着剤皮膜は、シリコーン剥離皮膜
に、実質的にその全面に亘って付着する。その様な製品
においては、接着剤を剥離皮膜から分離するに必要な力
は、必要な時にロールテープを容易に解けるように充分
低く、一方、このロールの調製、貯蔵及び取扱いの間テ
ープをロールの形状に維持するに充分高くなければなら
ない。
【0005】この技術分野で、種々のシリコーン及び有
機樹脂材料が、溶媒を用いたり用いなかったりする多数
の適用に供されて、加圧剥離皮膜を調製されてきた。こ
れらを開示するものとしては、米国特許No.38550
52、米国特許No.4190688、米国特許No.45
25566、PCT出願No.8912549、米国特許
No.4154714、米国特許No.4340709、ヨ
ーロッパ特許出願No.0409229及び日本特許出願
No.2113015がある。
【0006】当技術分野における他の剥離皮膜は、オレ
フィン性炭化水素基、ケイ素に結合した水素原子及び金
属触媒反応における抑制剤を含む組成物を用いる:米国
特許No.4562096、4609574、47741
11及び5036117。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の文献は、オレフィン性炭化水素を末端とするポリシロ
キサンと、ケイ素に結合した水素を末端とするポリシロ
キサンとの組み合わせを含み、高い剥ぎ取り速度でシリ
コーン紙剥離皮膜の剥離力を増す組成物を開示していな
い。
【0008】従って、本発明は、接着剤剥離力を、必要
に応じて増し、且つ剥離安定性を維持するのに用いうる
改善されたシリコーン剥離皮膜を提供しようとするもの
である。従って、本発明はシロキサンポリマーを用いて
無溶媒剥離紙皮膜の剥離力を増すと共に安定な剥離制御
を維持しようとするものである。
【0009】本発明の目的の1つは、剥離力を増すため
に商業的な紙剥離皮膜の架橋密度を減らすことである。
高速剥離での無溶媒紙剥離皮膜の剥離力を増す一方で、
許容できる粘度水準及び実用的な硬化速度を維持するシ
リコーン剥離皮膜組成物を提供することも本発明の1つ
の目的である。本発明の他の目的は、感圧接着剤積層物
組成物における剥離力を制御する方法を提供することで
ある。本発明の更に他の目的は、現在の高剥離添加剤よ
りも必要量が少なく、従ってより効率的でコスト効果の
良いシリコーン剥離被覆剤を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】本発明
は、オレフィン性炭化水素基で末端停止したポリジオル
ガノシロキサンポリマー、1分子当たり少なくとも3つ
のケイ素に結合した不飽和有機基を有するシロキサンポ
リマー、ケイ素に結合した水素で末端停止したポリシロ
キサン、白金族金属含有触媒及び抑制剤を含む硬化性被
覆組成物を含む。前記硬化性被覆組成物は更にオルガノ
水素ポリシロキサン架橋剤を含んでいてもよい。次いで
この硬化された皮膜に感圧接着剤組成物が塗布され、接
着剤/剥離皮膜界面が形成される。接着剤を剥離皮膜か
ら分離するに必要な力は、用いられるシロキサンポリマ
ーの量と種類によって決定される。
【0011】本発明を特別の理論に限定する積もりは無
いが、皮膜のモジュラスを減らすためには架橋の数を減
らさなければならないと信じられる。これを達成する為
に、我々は、シリコーンポリマー(複数)上にある末端
ビニル高級アルケニル官能基と末端SiH官能基を、被
覆組成物に加え、架橋センターの間の平均距離を増し
た。
【0012】本発明はシリコーン紙剥離皮膜の剥離力を
増し、次の(A)〜(E)を含む硬化性被覆組成物を提
供する:(A)次の一般式を有するポリジオルガノシロ
キサン:XR2 SiO(R2 SiO)a SiR2 X(こ
こにRは炭素原子数1〜20の、1価の炭化水素基又は
脂肪族不飽和を有しないハロ炭化水素基であり、Xは炭
素原子数2〜20のオレフィン性炭化水素基であり、R
の少なくとも50%はメチルであり、aは平均値1〜1
000を有する);(B)1分子当たり少なくとも3つ
のケイ素に結合した不飽和有機基シロキサンポリマーで
あって次の一般式を有するもの:YR1 2SiO(R1 2
iO)b (R1 YSiO)c SiR1 2Y(ここにR1
炭素原子数1〜20の、1価の炭化水素基又は脂肪族不
飽和を有しないハロ炭化水素基であり、Yは炭素原子数
2〜20のオレフィン性炭化水素基であり、R1 の少な
くとも50%はメチルであり、bは平均値1〜500を
有し、cは平均値1〜100を有する。);(C)次の
一般式を有するポリシロキサン:HR2 2SiO(R2 2
iO)d SiR2 2H(ここにR2 は炭素原子数1〜20
の、1価の炭化水素基又は脂肪族不飽和を有しないハロ
炭化水素基であり、R2 の少なくとも50%はメチルで
あり、dは平均値1〜1000を有する。);(D)白
金族金属含有触媒;及び(E)抑制剤化合物。
【0013】この組成物は、更に(R3 3SiO)4
i、(MeHSiO)4 、R3 Si(OSiR3 33
(R3 3SiO(Me2 SiO)5 4 Si、(R3 3Si
O(MeHSiO)7 (Me2 SiO)2 4 Si及び
次の一般式で示されるオルガノ水素ポリシロキサン:ZR
3 2SiO(Me2SiO) x (MeR4SiO) y (MeHSiO)z SiR3 2Z(ここ
にR3 は炭素原子数1〜20の、1価の炭化水素基又は
脂肪族不飽和を有しないハロ炭化水素基であり、Zは水
素又はR3 基であり、R3 の少なくとも50%はメチル
であり、R4 は炭素原子数1〜20の、1価の炭化水素
基又は脂肪族不飽和を有しないハロ炭化水素基であり、
xは平均値0〜500を有し、yは平均値0〜500を
有し、zは平均値1〜100を有する。)から選ばれる
オルガノ水素ポリシロキサン架橋剤を含んでいてもよ
い。
【0014】ここに、本発明の組成物に適用される用語
「硬化性」は、組成物の状態において液体からエラスト
マーへの変化に導く化学変化を一般に表す。接着剤−剥
離皮膜として用いられ、本発明の方法によって製造され
る被覆組成物にとって、用語「硬化性」は、より詳細な
意味を持ち、汚れ、移行、及び被覆材の摩擦落ちの無い
ことを包含する。
【0015】本発明の成分(A)及び(C)は、本発明
組成物にとって鎖延長剤として作用する。本発明組成物
に適用される用語「鎖延長剤」は、硬化性被覆組成物の
架橋密度及びモジュラスを下げる組成物である。
【0016】本発明組成物の硬化は、成分(A)及び
(B)中のケイ素に結合したオレフィン性炭化水素基と
成分(C)中のケイ素に結合した水素原子との反応によ
り達成される。本発明組成物の硬化は白金族金属含有触
媒成分(D)及び抑制剤(E)により制御される。
【0017】成分(A)は次の一般式で示されるポリジ
オルガノシロキサンである:XR2SiO(R2 Si
O)a SiR2 X(ここにRは炭素原子数1〜20の、
1価の炭化水素基又は脂肪族不飽和を有しないハロ炭化
水素基であり、Xは炭素原子数2〜20のオレフィン性
炭化水素基であり、Rの少なくとも50%はメチルであ
り、aは平均値1〜1000を有する)。式XR2 Si
O(R2 SiO)a SiR2 Xにおける下付き文字a
は、成分(A)のポリジオルガノシロキサンが25℃で
粘度少なくとも25ミリパスカル−秒(25センチポイ
ズ)を有するようなものである。前記限度に適合する粘
度値を与えるに必要な正確なaの値はX及びR基の何者
であるかに依存する。好ましくは、aは100〜800
の値を取る。
【0018】成分(A)中の1価の基は、20個迄の炭
素原子を有し、脂肪族不飽和を有しないハロ炭化水素基
及び炭化水素基を含む。1価の炭化水素基は、アルキル
基、例えばメチル、エチル、プロピル、ブチル、ヘキシ
ル及びオクチル;脂環式基、例えばシクロヘキシル;ア
リル基、例えばフェニル、トリル、及びキシリル;アラ
ルキル基、例えばベンジル及びフェニルエチルを含む。
本発明のケイ素含有成分にとって非常に好ましい1価の
炭化水素基は、メチル及びフェニルである。脂肪族不飽
和の無い1価のハロ炭化水素基は、脂肪族不飽和が無
く、その少なくとも1つの水素原子がハロゲン、例えば
フッ素、塩素、又は臭素で置換された上述のいずれかの
1価の炭化水素基を含む。好ましい1価のハロ炭化水素
基は式Cn2n+1CH2 CH2 (ここに下付き文字nは
1〜10である。)、例えばCF3CH2 CH2-又はC
4 9 CH2 CH2-である。R基の幾つかは所望により
同一であるか又は異なり、好ましくは全R基の少なくと
も50%はメチルである。
【0019】本発明組成物中の成分(A)として最も有
用なポリジオルガノシロキサンは25℃での粘度が少な
くとも25mm2 /秒(センチストークス)を有するポリ
ジオルガノシロキサンポリマーである。このポリマーを
含む被覆組成物が相当な量の溶媒を加えなくても基体に
容易に塗布できるように、このポリマーの粘度は25℃
で100〜1000mm2 /秒(センチストークス)であ
ることが好ましい。このポリマーを含む無溶媒被覆組成
物が、紙のような基体に望ましくない程に浸透し又は透
過せず、またより耐久性のある硬化皮膜を与えるよう
に、前記ポリマーは粘度が25℃で200〜600mm2
/秒(センチストークス)であることがより好ましい。
【0020】本発明における成分(A)として有用なポ
リマーは式R’2 SiOで示されるジオルガノシロキサ
ン単位及び式R’2 R”SiO1/2 (ここにR’はメチ
ル基を表し、R”は末端不飽和を含む炭化水素基を表
す。)で示される鎖停止単位から出来上がっている。本
発明のオレフィン性炭化水素基は2〜20の炭素原子を
有し得る。このオレフィン性炭化水素基は、好ましくは
ビニル基又は式−R(CH2)m CH=CH2 (ここにR
は− (CH2)n −又は− (CH2)p CH=CH−を表
し、mは1、2、又は3の値を取り、nは3又は6の値
を取り、pは3、4又は5の値を取る。)で示される高
級アルケニル基から選ばれる。式−R(CH 2)m CH=
CH2 で示される高級アルケニル基は少なくとも6個の
炭素原子数を含む。例えば、Rが− (CH2)n −で表さ
れるときは、高級アルケニル基は5−ヘキセニル、6−
ヘプテニル、7−オクテニル、8−ノネニル、9−デシ
ル、10−ウンデシルを含む。Rが− (CH2)p CH=
CH−を表すときは、高級アルケニル基は4,7−オク
タジエニル、5,8−ノナジエニル、5,9−デカジエ
ニル、6,11−ドデカジエニル及び4,8−ノナジエ
ニルを含む。5−ヘキセニル、7−オクテニル、9−デ
セニル及び5,9−デカジエニルが好ましい。Rが−
(CH2)n −のみを表し、この基が末端不飽和のみを含
むことがより好ましく、最も好ましい基はビニル基及び
5−ヘキセニル基である。
【0021】成分(A)として用いる為の好ましいポリ
ジオルガノシロキサンの特別な例としては、ViMe2
SiO(Me2 SiO)x SiMe2 Vi、HexMe
2 SiO(Me2 SiO)x SiMe2 Hex、PhM
eViSiO(Me2 SiO)x SiPhMeVi、H
exMe2 SiO(Me2 SiO)130 SiMe2 He
x、ViMePhSiO(Me2 SiO)145 SiPh
MeVi、ViMe2SiO(Me2 SiO)299 Si
Me2 Vi、ViMe2 SiO(Me2 SiO)800
iMe2 Vi、ViMe2 SiO(Me2 SiO)300
SiMe2 Vi及びViMe2 SiO(Me2 SiO)
198 SiMe2 Viがある(ここにMe、Vi、Hex
及びPhは、それぞれメチル、ビニル、5−ヘキシル及
びフェニルを表す。
【0022】成分(A)のポリジオルガノシロキサン
は、線状でケイ素上に炭化水素基のみを有するものとし
て述べたが、その中に痕跡量の非線状シロキサン単位、
例えばSiO2 及びR’SiO3/2 (ここにR’は上述
の通りである。)、並びに痕跡量の他のケイ素に結合し
た基、例えば商業的なポリジオルガノシロキサンにおい
ては通常偶然のものであるヒドロキシ又はアルコキシが
存在することを許容することは、本発明の範囲及び精神
の範囲に属する。
【0023】本発明組成物の成分(B)は、1分子当た
り少なくとも3つのケイ素に結合した不飽和有機基シロ
キサンポリマーであって次の一般式を有するものであ
る:YR1 2SiO(R1 2SiO)b (R1 YSiO)c
SiR1 2Y(ここにR1 は炭素原子数1〜20の、1価
の炭化水素基又は脂肪族不飽和を有しないハロ炭化水素
基であり、Yは炭素原子数2〜20のオレフィン性炭化
水素基であり、R1 の少なくとも50%はメチルであ
り、bは平均値1〜500を有し、cは平均値1〜10
0を有する。)。成分(B)中の1価の基は、好ましい
例を含んで成分(A)について上に述べた1価の炭化水
素基又は脂肪族不飽和を有しないハロ炭化水素基を含
む。成分(B)中に存在する1価の基は、好ましくは成
分(A)中に存在する1価の基と同じであるが、必ずし
もそうである必要はない。
【0024】成分(B)中のオレフィン性炭化水素基
は、好ましい例を含んで成分(A)について上に述べた
オレフィン性炭化水素基を含む。成分(B)中に存在す
るオレフィン性炭化水素基は好ましくは成分(A)中に
存在するオレフィン性炭化水素基と同じであるが、必ず
しもそうである必要はない。式YR1 2SiO(R1 2Si
O)b (R1 YSiO)c SiR1 2Y中の下付き文字b
及びcは、25℃での粘度が少なくとも25ミリパスカ
ル−秒(25センチポイズ)を有する様なものである。
前記限度に適合する粘度値を与えるに必要なb及びcの
正確な値はR1 及びY基の何であるかに依存する。好ま
しくは、本発明組成物にとって、bは10〜200の値
を取り、cは1〜10の値を取る。
【0025】硬化性組成物が接着剤剥離皮膜として、紙
のような固体の基体を被覆するのに用いられる本発明の
好ましい態様において、式YR1 2SiO(R1 2SiO)
b (R1 YSiO)c SiR1 2Y中のb+cの値は成分
(B)の25℃における粘度少なくとも100mPa・
s、例えば100mPa・s〜100Pa・s、好まし
くは100mPa・s〜10Pa・s、最も好ましくは
50mPa・s〜1000mPa・sを与えるに充分な
ものである。この粘度は略b+cの値少なくとも60、
例えば60〜1000、好ましくは60〜520、最も
好ましくは60〜420に対応する。更に、下付き文字
cの値は、好ましくは0.1(b)未満に制限される。
【0026】成分(B)として有用な好ましいシロキサ
ンポリマーの特別な例を挙げれば、HexMe2 SiO
(Me2 SiO)b (MeHexSiO)c SiMe2
Hex、ViMe2 SiO(Me2 SiO)b (MeV
iSiO)c SiMe2 Vi、HexMe2 SiO(M
2 SiO)196 (MeHexSiO)4 SiMe2
ex、HexMe2 SiO(Me2 SiO)198 (Me
HexSiO)2 SiMe2 Hex、HexMe2 Si
O(Me2 SiO)151 (MeHexSiO) 3 SiM
2 Hex、及びViMe2 SiO(Me2 SiO)96
(MeViSiO)2 SiMe2 Viがある(ここにM
e、Vi及びHexはそれぞれメチル、ビニル及び5−
ヘキセニルを表す。)。
【0027】成分(C)は、次の式を有するポリシロキ
サンである:HR2 2SiO(R2 2SiO)d SiR2 2
(ここにR2 は炭素原子数1〜20の、1価の炭化水素
基又は脂肪族不飽和を有しないハロ炭化水素基であり、
2 の少なくとも50%はメチルであり、dは平均値1
〜1000を有する。)。式HR2 2SiO(R2 2Si
O)d SiR2 2H中の下付き文字dの値は、成分(C)
のポリシロキサンが25℃での粘度少なくとも5ミリパ
スカル−秒(センチポイズ)を持つようなものである。
前記限度に適合する粘度値を与えるに必要なdの正確な
値はR2 の何であるかに依存する。好ましくは、本発明
組成物にとって、dは1〜500の値を取る。
【0028】成分(C)中の1価の基は、好ましい例を
含んで成分(A)について上に述べた1価の炭化水素基
又は脂肪族不飽和を有しないハロ炭化水素基を含む。成
分(C)中に存在する1価の基は、好ましくは成分
(A)中に存在する1価の基と同じであるが、必ずしも
そうである必要はない。
【0029】本発明組成物中の成分(C)として最も有
用なポリシロキサンは、25℃での粘度少なくとも25
ミリパスカル−秒(センチポイズ)を持ち、ケイ素に結
合した水素で末端停止したポリマーである。このポリマ
ーを含む被覆組成物が相当な量の溶媒を加えなくても基
体に容易に塗布できるように、このポリマーの粘度は2
5℃で500ミリパスカル−秒迄であることが好まし
い。このポリマーを含む無溶媒被覆組成物が、紙のよう
な基体に望ましくない程に浸透又は透過せず、またより
耐久性のある硬化皮膜を与えるように、前記ポリマーは
粘度が25℃で100ミリパスカル−秒迄であることが
より好ましい。
【0030】これらポリマーは式R’2 SiOのジオル
ガノシロキサン単位及び式HR’2SiO1/2 の鎖末端
単位(ここにR’は、メチル基又は他の炭化水素基を表
す。)から作られている。一般にポリマー中のR’基は
90〜99.5モル%がメチル基である。成分(C)と
して適当な、ケイ素に結合した水素で末端停止したポリ
ジオルガノシロキサンの例としては、HMe2 SiO
(Me2 SiO)d SiMe2 H、HMe2 SiO(M
2 SiO)13SiMe2 H、HMe2 SiO(Me2
SiO)15SiMe2 H、HMe2 SiO(Me2 Si
O)50SiMe2H、HMe2 SiO(Me2 SiO)
100 SiMe2 H、HMe2 SiO(Me 2 SiO)
150 SiMe2 H、HMe2 SiO(Me2 SiO)
200 SiMe2H及びHMe2 SiO(Me2 SiO)
400 SiMe2 Hがある(ここにMeはメチルを表
す。)。
【0031】本発明組成物中で用いられる成分(A)、
(B)及び(C)の量は狭く限定されない。前記量は、
成分(C)のケイ素に結合した水素原子の数対成分
(A)及び(B)のケイ素に結合したオレフィン性炭化
水素基の数で表して、1/2〜20/1、好ましくは1
/2〜2/1であれば充分である。本発明の液体被覆組
成物については、前記比の値は1/2〜2/1であるべ
きである。
【0032】成分(D)は成分(C)のケイ素に結合し
た水素原子と成分(A)及び(B)のケイ素に結合した
オレフィン性炭化水素基との反応を促進する白金族金属
含有触媒なら何でもよい。白金族とは、ここではルテニ
ウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジュウ
ム及び白金を意味する。
【0033】成分(D)は、好ましくは白金含有触媒成
分である。なぜなら、それらは最も広く使用されて入手
可能であり、また改善された剥離力において、本発明組
成物により良好な効果を与えるからである。白金含有触
媒は白金族の化合物又は錯体でありうる。本発明組成物
における好ましい白金含有触媒成分は、米国特許No.2
823218に開示されているように、通常入手可能な
六水和物として、又は無水物として塩化白金酸の形であ
る。特に有用な触媒は、米国特許No.3419593に
開示されているように、塩化白金酸をジビニルテトラメ
チルジシロキサンのような脂肪族不飽和有機ケイ素化合
物と反応させたとき得られる組成物である。その組成物
は有機ケイ素系に容易に分散されるからである。本発明
に有用な他の白金触媒の例としては、米国特許No.31
59601;3159602;3220972;329
6291;3516946;3814730及び392
8629に開示されたものである。
【0034】本発明組成物に用いられる白金族金属含有
触媒成分の量は、成分(C)のケイ素に結合した水素原
子と成分(A)及び(B)のオレフィン性炭化水素基と
の間の室温反応を促進するに充分な量であり、そして成
分(E)(以下に述べる。)の使用によってその作用を
制御することを不能にする程に多くない限り狭く限定さ
れない。この触媒成分の正確な量は用いられる特定の触
媒に依存し、簡単には予言できない。しかしながら、白
金含有触媒については、この量は成分(A)100万重
量部当たり1重量部程度であり得る。好ましくは、この
量はシリコーンの100万部当たり白金50〜250重
量部である。
【0035】本発明組成物の成分(E)は、白金族金属
含有触媒の触媒活性の抑制剤として用いられ、又は用い
られうることが知られているどんな物質でもよい。「抑
制剤」とは、成分(A)、(B)、(C)及び(D)の
硬化性混合物中に少量、例えば、この組成物の10wt
%未満添加したとき、この混合物の高温硬化を妨げるこ
となく、この混合物の室温硬化を抑制する物質の意味で
ある。
【0036】白金族金属触媒用の抑制剤は、有機ケイ素
の技術分野で周知である。そのような金属触媒抑制剤の
種々の例としては、エチレン性又は芳香族性不飽和アミ
ド(米国特許No.4337332);アセチレン性化合
物(米国特許No.3445420及び434734
6);エチレン性不飽和イソシアネート(米国特許No.
3882083);オレフィン性シロキサン(米国特許
No.3989667);不飽和炭化水素ジエステル(米
国特許No.4256870)、4476166及び45
62096);共役エン−イン類(米国特許No.446
5818);ヒドロペルオキシド(米国特許No.406
1609);ケトン(米国特許No.3418731);
スルフォキサイド、アミン、ホスフィン、ホスファイ
ト、ニトリル(米国特許No.3344111);ジアジ
リジン(米国特許No.4043977);及び種々の塩
(米国特許No.3461185)がある。本発明組成物
は、これら種類の抑制剤のどれでも含みうると信じられ
る。
【0037】脂肪族不飽和及び1又はそれ以上の極性
基、例えばカルボニル基又はアルコール基を有する有機
抑制剤化合物は、有用な浴寿命の延長の利点を示す。そ
れらの例としては、米国特許No.3445420のアセ
チレンアルコール、例えばエチニルシクロヘキサノール
及びメチルブチノール;米国特許No.4256870の
不飽和カルボン酸エステル、例えばジアリルマレエート
及びジメチルマレエート;並びに米国特許No.4562
096及び4774111のマレエート及びフマレー
ト、例えばジエチルフマレート、ジアリルフマレート及
びビス−(メトキシイソプロピル)マレエートがある。
米国特許No.4533575の半エステル類及び半アミ
ド類(half esters and amide
s);及び米国特許No.4476166も、同様に行動
することが予想される。白金族金属含有触媒用の抑制剤
に関する上述の特許は、本発明組成物中における成分
(E)として用いるに適した化合物をどの様にして調製
するかを教えている。マレエート及びフマレートは本発
明組成物用の好ましい抑制剤である。
【0038】成分(E)として好ましいマレエート及び
フマレートは、式R5 (OQ)t 2 CCH=CHCO
2 (QO)t 5 (ここにR5 は炭素原子数1〜10の
1価の炭化水素基を表し、各Qは、独立に、炭素原子数
2〜4のアルキレン基を表す。)。R5 は、例えばアル
キル基、例えばメチル、エチル、プロピル、ブチル、ペ
ンチル、もしくはヘキシル;アリール基、例えばフェニ
ルもしくはベンジル;アルケニル基、例えばビニルもし
くはアリル;アルキニル基;又は環状炭化水素基、例え
ばシクロヘキシルでありうる。Qは、例えば−CH2
2 −,−CH 2(CH3)CH−,−CH2 CH2 CH2
−,−CH2 CH2 CH2 CH2 −,−CH2(CH3
2)CH−及び−CH2 CH2(CH3)CH−であり得
る。これらマレエート及びフマレートの個々のR5 基及
びQ基は、所望により同一であってもよく、異なってい
てもよい。上記式の下付き文字tの値は0又は1であり
得る。個々のtの値は、所望により同一でも異なっても
よい。本発明組成物にとって、オレフィン性炭化水素基
を含むポリジオルガノシロキサン成分(A)、成分
(B)のシロキサンポリマー、並びにマレエート及び/
又はフマレートが成分(C)と組み合わされるときは、
これらは優れた剥離力を与える。本発明の抑制剤とし
て、ビス−メトキシイソプロピルマレエート及びジエチ
ルフマレートが好ましい。
【0039】成分(E)の量は重要でなく、上述の室温
での触媒された反応抑制し、高温での前記反応を妨げな
い量ならば、どんな量でもよい。用いられるどんな特定
の抑制剤の所望の量も、白金族金属含有触媒の濃度及び
種類、成分(A)、(B)及び(C)の性質及び量、並
びに任意成分の存在又は不存在に依存するので、室温で
の特定の浴寿命を得る為の特定の量の抑制剤を予想する
ことはできない。実用的な範囲は、マレエート抑制剤に
ついては全配合物の0.5〜1.05%であり、フマレ
ート抑制剤については全配合物の0.8〜2.0%であ
る。望むならば、より多くの量のマレエート及びフマレ
ートを用いうる。しかしながら、その場合にはドリフテ
ィング(drifting)が起こるか、又は硬化時間
が長くなるであろう。本発明組成物は、更に米国特許N
o.5036117に記載された浴寿命延長剤を含んでい
てもよい。本発明にとって好ましい浴寿命延長剤化合物
はベンジルアルコール又はn−オクタノールである。抑
制剤としてのジエチルフマレートと浴寿命延長剤として
のベンジルアルコールとの組み合わせが、本発明にとっ
て非常に好ましい。本発明組成物における抑制剤成分濃
度について広い限度及び狭い限度を一般的に述べたが、
当業者は望みの用途について最適な量を容易に決定でき
るであろう。
【0040】効率的な硬化のためには、成分(A)及び
(B)のオレフィン性ポリジオルガノシロキサンと、成
分(C)のケイ素に結合した水素で末端停止したポリシ
ロキサンとを、本発明被覆組成物中の不飽和基1個当た
り0.8〜1.5個のケイ素に結合した水素基を含む組
成物を与えるような量で本発明の被覆組成物中に混合す
る。
【0041】本発明組成物は、任意に、成分(A)及び
(B)と相溶性のあるオルガノ水素ポリシロキサン架橋
剤を含みうる。このオルガノ水素ポリシロキサン架橋剤
は、(R3 3SiO)4 Si、(MeHSiO)4 、R3
Si(OSiR3 33 、(R 3 3SiO(Me2 SiO)
5 4 Si、(R3 3SiO(MeHSiO)7 (Me 2
SiO)2 4 Si及び次の一般式で示されるオルガノ
水素ポリシロキサン:ZR3 2 SiO(Me2SiO)x (MeR4SiO) y
(MeHSiO)z SiR3 2 Z (ここにR3 は炭素原子数1〜20
の、1価の炭化水素基又は脂肪族不飽和を有しないハロ
炭化水素基であり、Zは水素又はR3 基であり、R3
少なくとも50%はメチルであり、R4は炭素原子数1
〜20の、1価の炭化水素基又は脂肪族不飽和を有しな
いハロ炭化水素基であり、xは平均値0〜500を有
し、yは平均値0〜500を有し、zは平均値1〜10
0を有する。)からなる群から選ばれる。オルガノ水素
ポリシロキサン架橋剤中の1一価の基は、好ましい例を
含んで成分(A)について述べたのと同じ1価の炭化水
素基及びハロ炭化水素基を含む。オルガノ水素ポリシロ
キサン架橋剤中に存在する1価の基は、成分(A)中に
存在する1価の基と同じであることが好ましいが、必ず
しもそうである必要はない。オルガノ水素ポリシロキサ
ン架橋剤中のオレフィン性炭化水素基は、好ましい例を
含んで成分(A)について上に述べたのと同じオレフィ
ン性炭化水素基を含む。オルガノ水素ポリシロキサン架
橋剤中に存在するオレフィン性炭化水素基は、成分
(A)中に存在するオレフィン性炭化水素基と同じであ
ることが好ましいが、必ずしもそうである必要はない。
【0042】式Me3 SiO(MeHSiO)e SiM
3 (ここにeは、25℃における粘度5〜100ミリ
パスカル−秒を与えるに充分な平均値を有する。)で示
されるオルガノ水素ポリシロキサン架橋剤は、本発明に
おける架橋剤として非常に好ましい。本発明組成物にと
って、eは平均値3〜100の値を取ることが好まし
い。
【0043】オルガノ水素ポリシロキサンは成分(A)
及び(B)のポリジオルガノシロキサンの架橋剤として
作用するから、これらに溶解性でなければならない。こ
の化合物の中の水素を有する全てのケイ素原子は少なく
とも1つのメチル基をも有することが好ましい。このオ
ルガノ水素ポリシロキサン架橋剤は、成分(A)に溶解
性である限り、ケイ素に結合したフェニル基及び炭素原
子数2〜6のアルキル基をも含んでいてもよい。
【0044】本発明に適当なオルガノ水素ポリシロキサ
ンの例を特に挙げれば、(HMe2SiO)4 Si ,
シクロ−(MeHSiO)y ,(MeHSiO)4 ,P
hSi(OSiMe2 H)3 ,(HMe2 SiO(Me
2 SiO)5 4 Si,(CF3 CH2 CH2 )MeH
SiO(Me(CF3 CH2 CH2 )SiO)y SiH
Me(CH2 CH2 CF3 ),Me3 SiO(MeHS
iO)y SiMe3 ,HMe2 SiO(Me2 SiO)
0.5y(MeHSiO)0.5ySiMe2 H,HMe2 Si
O(Me2 SiO)0.5y(MePhSiO)0.1y(Me
HSiO)0.4ySiMe2 H,Me3 SiO(Me2
iO)0.3y(MeHSiO)0.7ySiMe3 ,MeSi
(OSiMe2 H)3 ,Me3 SiO(MeHSiO)
47SiMe3 ,Me3 SiO(MeHSiO)12SiM
3 及び(HMe2 SiO(MeHSiO)7 (Me2
SiO)2 4 Siがある。下付き文字yはさ程重要で
はないが、本発明の被覆組成物及び本発明方法にとっ
て、このオルガノ水素ポリシロキサンは25℃の粘度5
〜100ミリパスカル−秒を有することが好ましい。前
記限度内の粘度値を与えるに必要な正確なyの値は有機
基の数とそれが何者であるかに依存する。シリコーン剥
離被覆組成物の硬化成分として、比較的高い分子量のオ
ルガノ水素ポリシロキサンが好ましい。何故ならば、比
較的高い分子量のオルガノ水素ポリシロキサンは、揮発
性が低く、高い温度でシリコーン剥離組成物をより効果
的に硬化するであろうからである。
【0045】有機ケイ素ポリマーは、勿論、有機ケイ素
の技術分野で周知である。これの調製は文献に良く出て
おり、ここで特に説明する必要はない。オルガノ水素ポ
リシロキサンは、この技術分野及び本発明において、明
らかに最も重要で最も広く使用されている有機ケイ素ポ
リマーの形態である。多数は商業的に入手可能である。
【0046】本発明組成物は白金族金属で触媒された有
機ケイ素組成物に広く用いられたどんな任意の成分、例
えば着色剤、安定剤、接着改質剤、接着−剥離改質剤等
を含みうる。特に、接着−剥離性を有する本発明の被覆
組成物は、更に、周知の高剥離添加剤を含みうる。
【0047】本発明組成物は、成分(A)、(B)、
(C)、(D)及び(E)並びにいずれかの任意成分
を、任意の順序で、へら、ドラムローラー、機械的攪拌
機、三本ミキサー、シグマブレードミキサー、ブレッド
ドウミキサー(bread dough mixe
r)、及び二本ロールミルの様な任意の適当な混合手段
を用いて均一に混合することにより調製できる。成分
(A)〜(E)及び任意成分の添加順序はさ程重要でな
いが、成分(B)は成分(A)及び(C)の存在下に一
緒にするのが非常に好ましく、最も好ましくは最初の混
合段階で一緒にするのが好ましい。成分(B)を(A)
及び/又は(C)に混合し、次いで(D)を加え、最後
に(E)を加えるのが非常に好ましい。
【0048】本発明組成物は、O−リング、管、電線被
覆材、ガスケット、封入剤及びシーラント組成物のよう
な有機ケイ素製品を提供する成形性組成物として、ま
た、被覆組成物としての用途を有する。本発明組成物
は、紙剥離皮膜として特別の用途を有する。
【0049】他の側面から見ると、本発明は基体及び接
着剤からなり、この接着剤は基体から剥離するものであ
る積層品を調製する方法に関し、この方法は次のステッ
プ(I)、(II)及び(III)からなる:(I)前記基体
の表面に硬化性シリコーン剥離組成物を被覆し、ここに
前記組成物は次の(A)〜(E)を含み:(A)次の一
般式を有するポリジオルガノシロキサン:XR2 SiO
(R2 SiO)a SiR2 X(ここにRは炭素原子数1
〜20の、1価の炭化水素基又は脂肪族不飽和を有しな
いハロ炭化水素基であり、Xは炭素原子数2〜20のオ
レフィン性炭化水素基であり、Rの少なくとも50%は
メチルであり、aは平均値1〜1000を有する);
(B)1分子当たり少なくとも3つのケイ素に結合した
不飽和有機基シロキサンポリマーであって次の一般式を
有するもの:YR1 2SiO(R1 2SiO)b (R1 YS
iO)c SiR1 2Y(ここにR1 は炭素原子数1〜20
の、1価の炭化水素基又は脂肪族不飽和を有しないハロ
炭化水素基であり、Yは炭素原子数2〜20のオレフィ
ン性炭化水素基であり、R1 の少なくとも50%はメチ
ルであり、bは平均値1〜500を有し、cは平均値1
〜100を有する。);(C)次の一般式を有するポリ
シロキサン:HR2 2SiO(R2 2SiO)d SiR2 2
(ここにR2 は炭素原子数1〜20の、1価の炭化水素
基又は脂肪族不飽和を有しないハロ炭化水素基であり、
2 の少なくとも50%はメチルであり、dは平均値1
〜1000を有する。);(D)白金族金属含有触媒;
及び(E)抑制剤化合物、(II)前記皮膜を、これを硬
化させるに充分な量の(i)熱及び(ii)化学線から選
ばれるエネルギー源に曝し、そして(III)この皮膜上に
接着剤を塗布する。
【0050】本発明方法において、硬化性シリコーン剥
離組成物は、その好ましい態様を含めて上に述べた成分
(A)、(B)、(C)、(D)及び(E)を含む本発
明組成物である。また、本発明方法における組成物は、
任意にオルガノ水素ポリシロキサン架橋剤及び浴寿命延
長剤を含みうる。この両方は、その好ましい態様を含め
て上に述べている。本発明方法における硬化性組成物に
用いられる成分(A)、(B)、(C)、(D)、
(E)、オルガノ水素ポリシロキサン架橋剤、及び浴寿
命延長剤も上に述べている。
【0051】化学線とは、紫外線;電子線;並びにα
線、β線、γ線及びx線を意味する。熱とは、赤外線、
熱空気及びマイクロ波を意味する。勿論、化学線はしば
しば熱を伴い、この2つの組み合わせの使用は本発明方
法の範囲及び精神の範囲に属する。本発明の好ましい方
法において、被覆方法はこの技術分野で知られた適当な
方法、例えば塗布、はけ塗り、押し出し、吹き付け、オ
フセットグラビヤ、キスロール、エアナイフにより、又
はマルチロール塗布機を用いることにより達成できる。
【0052】本発明方法の好ましい態様において、基体
は紙、ポリオレフィンフィルム及びポリオレフィンで被
覆された紙又はフォイルの様な可撓性シートである。本
発明方法により被覆されうる他の適当な基体は、他のセ
ルロース系材料、例えば木材、厚紙及び木綿;金属材
料、例えばアルミニウム、銅、鋼及び銀;ケイ素質材
料、例えばガラス及び石;並びに合成ポリマー材料、例
えばポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル及びポ
リアクリレートを含む。形態に関しては、基体は実質的
にシート様、例えば感圧接着剤用の剥ぎ取り可能な剥離
ライナー;布はくもしくはフォイル;又は実質的に3次
元の形でありうる。
【0053】液体硬化性組成物を基体上に被覆した後、
ここに述べたように、それを加熱し及び/又は化学線で
照射して液体皮膜を硬化しそれを基体上に付着するとよ
い。
【0054】本発明方法の好ましい態様においては、可
撓性シート材料、例えば紙、金属フォイル又はテープ材
料に液体硬化性組成物の薄い皮膜を、好ましくは連続的
に塗布し、次いでこのように塗布された材料を加熱し及
び/又は照射して急速にこの皮膜を硬化し、その少なく
とも1つの表面に接着−剥離性皮膜を有するシート様材
料を与える。次いで、この接着−剥離性皮膜を感圧接着
剤と接触させ、任意に可剥性の、即ち、剥離性の接着剤
/皮膜境界を有する製品を形成する。そのような製品の
例としては、可剥性の裏地を有する粘着ラベル、ロール
の形をした粘着テープ及び可剥性のコンテナー中に包装
された接着剤がある。感圧接着剤は、周知のアクリル系
又はゴム系のような非シリコーンベースのものであって
もよく、シリコーンベースのものであってもよい。
【0055】本発明組成物は、環圧接着剤以外の接着材
料にも適用できる。前記接着材料の例としては、フード
(foods)、アスファルト及びガムポリマーがあ
る。
【0056】
【実施例】以下に例を示すが、本発明はこれらによって
限定されるものではなく、本発明は、特許請求の範囲に
よって適正に規定されている。全ての量(部及びパーセ
ンテージ)は、特に断らないかぎり、重量基準である。
粘度は、回転円筒式粘度計で測定した。
【0057】組成物の硬化時間は、組成物が、S2Sク
ラフト紙上に1連当たり454g(1ポンド)の厚さと
なる様に被覆したとき、汚れも、移行も、摩擦落ちもな
い条件(NNN)を達成するに必要な時間間隔を意味す
る。
【0058】汚れの無い条件は、皮膜を指で軽く筋を付
け、筋を付けた領域に曇りの無いことを観察することに
より決定した。
【0059】移行の無い条件を決定するには、普通の感
圧接着テープをこの皮膜にきつく接着し、テープを剥が
し、剥がしたテープを接着面が相互に重なる様に折り重
ねた。折り重ねたテープが、未使用のテープを同様に折
り重ねたとき分離するのが難しいのと同様に分離し難い
ことを見ることによって示された。
【0060】摩擦落ちの無い条件は、皮膜を人差し指で
激しく擦って、皮膜が紙から剥がれないことを見ること
によって決定した。
【0061】(例1〜6)以下の配合物を調製し、硬化
時間を93.3℃、115.6℃、148.9℃及び1
76.7℃(200°F、240°F、300°F及び
350°F)で測定した。この配合物を硬化してNNN
(汚れなし、移行なし、摩擦落ちなし)にした。シート
を本発明組成物で被覆し、次いで1日エージングし、1
週間後にそれらをアクリル系(GMS−263;Mon
sant,St.Louis,MO)及び(SBR 3
6−6045;National Starch)接着
剤で積層した。この積層物を室温で1週間エージングし
た後剥離値を観察した。剥離値は10.2m/秒(40
0インチ/秒)で観察した。また、厚さ2〜5mmのフィ
ルムをアルミニウムの皿にキャストし、物理的性質を調
べた。幾つかの硬化性皮膜組成物を次の順序で混合する
ことにより調製した:表1に示し、以下に述べる、所定
量(g=グラム)の1又はそれ以上の以下の鎖延長剤
A、B又はD;表1に示し、やはり以下に述べる、所定
量(g)のポリオルガノシロキサンポリマーC又はE;
表1に示す所定量(g)の白金触媒(塩化白金酸及びジ
ビニルテトラメチルジシロキサンから形成される0.6
7%の白金を含む溶解性白金錯体);次いで、やはり表
1に示す所定量(g)の抑制剤、ビス(2−メトキシイ
ソプロピル)マレエート。新しく調製した組成物の硬化
時間を以下の表2に報告する。この組成物の物理的状態
も表2に示す。
【0062】鎖延長剤Aは、平均式HexMe2 SiO
(Me2 SiO)130 SiMe2 Hex(ここにMeは
メチルを表し、HexはCH2 =CHCH2 CH2 CH
2 CH2 −を表す。)で示されるヘキセニル末端ポリジ
メチルシロキサンである。
【0063】鎖延長剤Bは、平均式ViMe2 SiO
(Me2 SiO)145 SiMe2 Vi(ここにMe及び
Viは、それぞれメチル及びビニルを表す。)で示され
るビニル末端ポリジメチルシロキサンである。
【0064】ポリマーCは、平均式HexMe2 SiO
(MeHexSiO)4 (Me2 SiO)196 SiMe
2 Hex(ここにMeはメチルを表し、HexはCH2
=CHCH2 CH2 CH2 CH2 −を表す。)で示され
るヘキシル末端ポリジメチルシロキサンコポリマーであ
る。
【0065】鎖延長剤Dは、平均式HMe2 SiO(M
2 SiO)100 SiMe2 Hで示されるケイ素に結合
した水素で末端停止したポリジオルガノシロキサンであ
る。
【0066】ポリマーEは、平均式(HMe2 SiO
(Me2 SiO)5 4 Siで示されるオルガノ水素ポ
リシロキサンポリマーである。このポリマーは架橋密度
を低くする為に特に設計され、架橋剤として通常用いら
れる典型的な種類のオルガノ水素ポリシロキサンポリマ
ーではない。
【0067】 〔表1〕 鎖延長剤 ポリマー 触媒 抑制剤 量(g) 量(g) (g) (g) 1 A 23.46 C 23.46 1.83 1.03 D 50.21 2 A 41.04 C 41.04 1.86 1.04 E 15.02 3 A 29.96 C 29.96 D 31.75 E 5.39 1.86 1.07 4 B 24.52 C 24.52 1,86 1.04 D 48.06 5 B 41.56 C 41.56 1.87 1.04 E 13.97 6 A 20.06 C 60.18 1.87 1.04 E 16.85
【0068】 〔表2〕 硬 化 温 度 硬 化 時 間 (秒) 例 1 2 3 4 5 6 93.3 ℃(200°F) 70 30 40 40 30 30 115.3 ℃(240°F) 20 10 10 10 10 10 148.9 ℃(300°F) 5 <5 <5 <5 <5 <5 176.7 ℃(350°F) 5 <5 <5 <5 <5 <5 物理的状態 軟 軟 流動性 粘着性 ゴム様 ゴム様 粘着性 ゴム様 ゴム様
【0069】この新しく調製した組成物を24.5kg
(54ポンド)の紙上に被覆し、この被覆された紙のサ
ンプルを82.2℃、115.6℃、又は148.9℃
(180°F、240°F、又は300°F)で、種々
の長さの時間加熱し、このように加熱した皮膜にインラ
インでアクリル系接着剤(GMS−263;Monsa
nt,St.Louis,MO)又は(SBR 36−
6045;National Starch)を積層し
た。この接着剤溶液を、引き落とし棒を用いて前記皮膜
上に湿潤厚さ0.075mm(3ミル)で塗布した。この
塗布した接着剤を室温で1分間空気乾燥し、70℃に1
分間加熱し、次いで1分間室温で冷却した。27.2kg
(60ポンド)の艶消しシートを、この乾燥した接着剤
に被せ、得られた積層物を2.04kg(4.5ポンド)
のゴムで被覆したローラーでプレスした。次いで、この
試験積層物を室温で1日エージングし、2.54cm(1
インチ)のストリップに切断した。2.54cm(1イン
チ)のストリップの艶消し面/接着剤から基体/皮膜
を、180°の角度で、10m/分の速度で引き剥がす
ことにより接着剥離試験を行った。接着剤/皮膜界面を
分離するに必要な力を、分離の間数回記録し、接着剥離
を数回の読みの平均として記録した。
【0070】以下の表3に示すデータは、接着剤積層物
のインライン法で作った本発明組成物が、従来のものよ
りも高い剥離値を与えることを示している。本発明組成
物は、アクリル系接着剤に対して19.7〜68.9g
/cm(50〜175g/インチ)の範囲の剥離値を与え
た。これに対して、ビニル又はヘキシルで末端停止した
ポリジメチルシロキサン単独では、アクリル系接着剤に
対して剥離値19.7〜33.5g/cm(50〜85g
/インチ)の剥離値を与えた。硬くて脆いフィルムは非
常に低い剥離値を与え、フィルムが柔らかく弾性が増す
に連れて剥離値は増した。こうして、被覆紙でのエージ
ングについても、積層物のエージングについても安定な
剥離を伴った剥離力が得られた。積層物の剥離を測定し
た時、その積層物を7日間エージングしており、積層物
を調製するために用いた皮膜は室温で1日エージングを
行っていた。
【0071】 〔表3〕 皮膜と積層物の接着剥離力 接着剥離(g/cm) 皮膜の 接着剤 エージング アクリル系 1日 50 29.5 43.3 55.1 31.5 23.6 SBR 1日 25.6 19.7 23.6 23.6 21.3 19.7 アクリル系 7日 51.2 26.8 35.4 55.1 31.5 23.6 SBR 7日 19.7 21.7 23.6 23.6 19.7 21.7 アクリル系 1日 68.9 29.5 43.3 59.1 33.5 29.5 積層物 SBR 1日 25.6 19.7 31.5 39.4 31.5 25.6 積層物
【0072】(例7〜12)以下の配合物を調製し、硬
化時間を121.1℃、148.9℃及び176.7℃
(250°F、300°F及び350°F)で測定し
た。この配合物を、移行が起こらない温度まで硬化し
た。このシートを本発明組成物で被覆し、次いで1日エ
ージングし、その後それらをアクリル系(GMS−26
3;Monsant, St. Louis, MO)
及び(SBR 36−6045;National S
tarch)接着剤で積層した。剥離値を10.2m/
分(400インチ/分)で観察した。また、厚さ2〜5
mmのフィルムをアルミニウム皿にキャストし、物理的性
質を試験した。例7〜12における組成物のSiH対S
iVi比は全て1対1であった(即ち、ケイ素に結合し
た各ビニル基についてケイ素に結合した水素が1つ存在
した。)。
【0073】幾つかの硬化性皮膜組成物を次の順序で混
合することにより調製した:表4に示し、以下に述べ
る、所定量(g=グラム)の1又はそれ以上の以下のポ
リマーA又はC;表4に示し、やはり以下に述べる、所
定量(g)の鎖延長剤B、D又はE;表4に示す所定量
(g)の白金触媒(塩化白金酸及びジビニルテトラメチ
ルジシロキサンから形成される0.67%の白金を含む
溶解性白金錯体);次いで、やはり表4に示す所定量
(g)の抑制剤、ビス(2−メトキシイソプロピル)マ
レエート。新しく調製した組成物の硬化時間を以下の表
5に報告する。この組成物の物理的状態も表5に示す。
【0074】ポリマーAは、平均式HexMe2 SiO
(MeHexSiO)2 (Me2 SiO)198 SiMe
2 Hex(ここにMeはメチルを表し、HexはCH2
=CHCH2 CH2 CH2 CH2 −を表す。)で示され
るヘキセニル末端ポリジメチルシロキサンコポリマーで
ある。
【0075】鎖延長剤Bは、平均式ViMe2 SiO
(Me2 SiO)145 SiMe2 Vi(ここにMe、V
i及びPhは、それぞれメチル、ビニル、及びフェニル
を表す。)で示されるビニル末端ポリジメチルシロキサ
ンである。
【0076】ポリマーCは、平均式(HMe2 SiO
(MeHSiO)7 (Me2 SiO) 2 4 Siで示さ
れるオルガノ水素ポリシロキサンポリマーである。
【0077】鎖延長剤Dは、平均式HMe2 SiO(M
2 SiO)100 SiMe2 Hで示されるケイ素に結合
した水素で末端停止したポリジオルガノシロキサンであ
る。
【0078】鎖延長剤Eは、平均式HMe2 SiO(M
2 SiO)400 SiMe2 Hで示されるケイ素に結合
した水素で末端停止したポリジオルガノシロキサンであ
る。
【0079】 〔表4〕 鎖延長剤 ポリマー 触媒 抑制剤 量(g) 量(g) (g) (g) 7 B 41.46 A 53.61 1.86 1.04 C 2.04 8 B 21.41 A 27.69 1.87 1.04 D 47.99 9 B 66.70 A 28.75 1.87 1.04 C 1.64 10 B 38.05 A 16.40 1,87 1.04 D 42.64 11 B 16.49 A 7.11 1.86 1.04 E 73.50 12 B 26.47 A 11.41 1.87 1.04 E 58.88 C 0.326
【0080】 〔表5〕 硬 化 温 度 硬 化 時 間 (秒) 例 7 8 9 10 11 12 121.1 ℃(250°F) 10 − 10 − − − 148.9 ℃(300°F) 5 10 5 10 − 30 176.7 ℃(350°F) <5 <5 − 5 − 30 物理的状態 軟 軟 ゴム様 粘着性 ゴム様 粘着性 流体 流体
【0081】これらの組成物について、接着剥離力を、
上記例1〜6に記載の手順で測定した。
【0082】以下の表6に示すデータは、接着剤積層物
のインライン法で作った本発明組成物が、従来のものよ
りも高い剥離値を与えることを示している。本発明組成
物は、アクリル系接着剤に対して24.8〜61.0g
/cm(63〜155g/インチ)の範囲の剥離値を与え
た。これに対して、ビニル又はヘキシルで末端停止した
ポリジメチルシロキサン単独(即ち、ケイ素に結合した
水素で末端停止したポリジオルガノシロキサン鎖延長剤
の無いサンプル)では、アクリル系接着剤に対して剥離
値11.8〜17.7g/cm(30〜45g/インチ)
の剥離値を与えた。硬くて脆いフィルムは非常に低い剥
離値を与え、フィルムが柔らかく弾性が増すに連れて剥
離値は増した。こうして、被覆紙でのエージングについ
ても、積層物のエージングについても安定な剥離を伴っ
た剥離力が得られた。積層物の剥離を測定した時、その
皮膜は室温で1日エージングを行っていた。
【0083】 〔表6〕 積層物の接着剥離力 接着剥離(g/cm) 皮膜の 温度 接着剤 エージング 10 11 12 148.9℃ アクリル系 1日 13.0 58.3 15.7 61.0 - 35.4 176.7℃ アクリル系 1日 11.8 59.1 13.0 57.1 - 43.4 148.9℃ SBR 1日 17.7 26.8 14.2 29.5 - 24.8 176.7℃ SBR 1日 15.7 25.6 15.7 28.7 - 24.8
【0084】(例13〜20)以下の配合物を調製し、
S2Sクラフト紙に被覆した。この配合物を、移行が起
こらない程度まで硬化した。このシートを本発明組成物
で被覆し、次いで24時間エージングし、その後それら
をアクリル系接着剤で積層した。剥離値を10.2m/
分(400インチ/分)で観察した。
【0085】幾つかの硬化性皮膜組成物を次の順序で混
合することにより調製した:表7に示し、以下に述べ
る、所定量(g=グラム)のポリマーA;表7に示し、
やはり以下に述べる、所定量(g)の鎖延長剤B、C、
D又はE;表7に示す所定量(g)の白金触媒(塩化白
金酸及びジビニルテトラメチルジシロキサンから形成さ
れる0.67%の白金を含む溶解性白金錯体);次い
で、やはり表7に示す所定量(g)の抑制剤、ビス(2
−メトキシイソプロピル)マレエート。新しく調製した
組成物の硬化時間を以下の表5に報告する。
【0086】ポリマーAは、平均式HexMe2 SiO
(MeHexSiO)3 (Me2 SiO)145 SiMe
2 Hex(ここにMeはメチルを表し、HexはCH2
=CHCH2 CH2 CH2 CH2 −を表す。)で示され
るヘキセニル末端ポリジメチルシロキサンコポリマーで
ある。
【0087】鎖延長剤Bは、平均式ViMe2 SiO
(Me2 SiO)299 SiMe2 Vi(ここにMe、及
びViは、それぞれメチル、及びビニルを表す。)で示
されるビニル末端ポリジメチルシロキサンである。
【0088】鎖延長剤Cは、平均式HexMe2 SiO
(Me2 SiO)198 SiMe2 Hex(ここにMeは
メチルを表し、HexはCH2 =CHCH2 CH2 CH
2 CH2 −を表す。)で示されるヘキセニル末端ポリジ
メチルシロキサンである。
【0089】鎖延長剤Dは、平均式HexMe2 SiO
(Me2 SiO)300 SiMe2 Hex(ここにMeは
メチルを表し、HexはCH2 =CHCH2 CH2 CH
2 CH2 −を表す。)で示されるヘキセニル末端ポリジ
メチルシロキサンコポリマーである。
【0090】鎖延長剤Eは、平均式HMe2 SiO(M
2 SiO)100 SiMe2 Hで示されるケイ素に結合
した水素で末端停止したポリジオルガノシロキサンであ
る。
【0091】 〔表7〕 鎖延長剤 ポリマー(g) 量(g) 触媒(g) 抑制剤(g) 13 36.50 C 12.10 1.95 1.10 E 51.90 14 31.50 C 10.50 1.95 1.10 E 58 00 15 36.40 B 12.10 1.95 1.10 E 51.50 16 31.50 B 10.50 1.95 1.10 E 58 00 17 36.50 C 12.10 1.95 0.83 E 51 90 18 36.50 C 12.10 1.95 0.55 E 51 90 19 36.50 C 12.10 1.95 0.28 E 51 90 20 36.90 D 12.30 1.95 1.10 E 51 20
【0092】被覆紙のサンプルを、93.3℃、12
1.1℃、148.9℃及び176.7℃(200°
F、250°F、300°F及び350°F)に、硬化
皮膜を積層する前に、種々の長さの時間、加熱する以外
は、例1〜6で述べた手順に従って、この組成物につい
て接着剥離力を測定した。また、硬化皮膜をアクリル系
接着剤(GMS−263;Monsant,St.Lo
uis,MO)で積層した。
【0093】以下の表8に示すデータは、接着剤積層物
のインライン法で作った本発明組成物が、一致して、上
述の鎖延長剤の無い組成物よりも高い剥離値を与えるこ
とを示している。本発明組成物は、アクリル系接着剤に
対して43.3〜59.1g/cm(110〜150g/
インチ)の範囲の剥離値を与え、安定した剥離外形を与
えた。硬くて脆いフィルムは非常に低い剥離値を与え、
フィルムが柔らかく弾性が増すに連れて剥離値は増し
た。こうして、被覆紙でのエージングについても、積層
物のエージングについても安定な剥離を伴った剥離力が
得られた。積層物の剥離を測定した時、その皮膜は室温
で1日エージングを行っていた。
【0094】 〔表8〕 積層物の接着剥離力 接着剥離(g/cm) 温度 例 13 14 15 16 17 18 19 20 93.3℃ 59.1 50.4 50.4 47.2 59.1 47.2 43.4 54.3 121.1℃ 55.1 47.2 47.2 52.4 59.1 47.2 43.4 59.1 148.9℃ 51.2 47.2 45.3 45.3 55.1 51.2 43.4 57.1 176.7℃ 59.1 55.1 55.1 55.1 55.1 49.2 43.4 57.1
【0095】(例21〜22)以下の配合物を調製し、
ニコレ(Nicolet)紙に被覆した。これら配合物
を、移行が起こらない程度まで93.3℃及び204.
4℃(200°F及び400°F)で硬化した。このシ
ートを本発明組成物で被覆し、次いで24時間エージン
グし、その後それらをアクリル系接着剤で積層した。次
いで、この積層物を7日間エージングした。剥離値を種
々の速度で観察した。この皮膜も種々の時間、93.3
℃(200°F)で硬化し、直ぐに積層した。次いで剥
離値を1日後に観察した。
【0096】幾つかの硬化性皮膜組成物を次の順序で混
合することにより調製した:表9に示し、以下に述べ
る、所定量(g=グラム)のポリマーA;表9に示し、
やはり以下に述べる、所定量(g)のポリジオルガノシ
ロキサン鎖延長剤B又はC(例22にのみ加えた。);
表9に示す所定量(g)の白金触媒(塩化白金酸及びジ
ビニルテトラメチルジシロキサンから形成される0.6
7%の白金を含む溶解性白金錯体);やはり表9に示す
所定量(g)の抑制剤、ビス(2−メトキシイソプロピ
ル)マレエート;及び所定量(g)のオルガノ水素ポリ
シロキサンポリマーD(例21にのみ加えた。)。
【0097】ポリマーAは、平均式HexMe2 SiO
(MeHexSiO)3 (Me2 SiO)145 SiMe
2 Hex(ここにMeはメチルを表し、HexはCH2
=CHCH2 CH2 CH2 CH2 −を表す。)で示され
るヘキセニル末端ポリジメチルシロキサンコポリマーで
ある。
【0098】鎖延長剤Bは、平均式HMe2 SiO(M
2 SiO)100 SiMe2 Hで示されるケイ素に結合
した水素で末端停止したポリジオルガノシロキサンであ
る。
【0099】鎖延長剤Cは、平均式HexMe2 SiO
(Me2 SiO)198 SiMe2 Hex(ここにMeは
メチルを表し、HexはCH2 =CHCH2 CH2 CH
2 CH2 −を表す。)で示されるヘキセニル末端ポリジ
メチルシロキサンである。
【0100】ポリマーDは、平均式Me3 SiO(Me
HSiO)13SiMe3 で示されるオルガノ水素ポリシ
ロキサンポリマーである。
【0101】 〔表9〕 ポリマー 鎖延長剤 抑制剤 (g) 量(g) 触媒(g) (g) ポリマーD 21 100.00 ───── 1.95 1.10 3.50 22 31.50 B 51.90 1.95 1.10 ── C 12.10
【0102】この新しく調製した組成物を24.5kg
(54ポンド)の紙上に被覆し、この被覆された紙のサ
ンプルを93.3℃、121.1℃、148.9℃、及
び176.7℃(200°F、250°F、300°F
及び350°F)で、種々の長さの時間加熱し、このよ
うに硬化した皮膜にインラインでアクリル系接着剤(G
MS−263;Monsant,St.Louis,M
O)を積層した。この接着剤溶液を、引き落とし棒を用
いて前記皮膜上に湿潤厚さ0.075mm(3ミル)に塗
布した。この塗布した接着剤を室温で1分間空気乾燥
し、70℃に1分間加熱し、次いで1分間室温で冷却し
た。27.2kg(60ポンド)の艶消しシートを、この
乾燥した接着剤に被せ、得られた積層物を2.04kg
(4.5ポンド)のゴムで被覆したローラーでプレスし
た。次いで、この試験積層物を室温で7日エージング
し、2.54cm(1インチ)のストリップに切断した。
第2の試験も行ったが、この場合、硬化皮膜は硬化直後
に積層し、次いでこれら積層物を室温で1日エージング
した。2.54cm(1インチ)のストリップの艶消し面
/接着剤から基体/皮膜を、180°の角度で、10m
/分の速度で引き剥がすことにより接着剥離試験を行っ
た。接着剤/皮膜界面を分離するに必要な力を、分離の
間数回記録し、接着剥離を数回の読みの平均として記録
した。
【0103】表10及び11に掲げた剥離値は、接着剤
の積層をインラインプロセスによって行った本発明組成
物は、一致して高い剥離値を与えることを示している。
本発明組成物は、アクリル系接着剤に対して鎖延長剤な
しの組成物よりも2〜3倍大きい剥離値を与える。硬く
て脆いフィルムは非常に低い剥離値を与え、フィルムが
柔らかくなり、弾性が増すと剥離値は増す。こうして、
被覆紙でのエージングについても、積層物のエージング
についても安定な剥離を伴った剥離力が得られた。
【0104】 〔表10〕 積層物の接着剥離力 g/cm(エージング7日) 例 2 1 例 2 2 硬化温度 93.3℃ 204.4℃ 93.3℃ 204.4℃剥離速度 硬化速度 70秒 5秒 70秒 5秒 4.7cm/分 29.5 7.1 47.2 21.7 10m/分 40.9 7.5 32.7 21.3 40m/分 36.2 11.8 38.2 26.8 70m/分 27.6 9.1 31.5 21.3 100m/分 33.1 9.8 35.8 23.2 200m/分 28.7 9.8 32.7 24.4 300m/分 26.0 10.2 37.0 23.6
【0105】 〔表11〕 積層物の接着剥離力(g/cm) 例 硬化時間 20 70 80 130 140 190 200 250 (分) 21 裂け 29.5 23.6 19.7 22 65.0 59.1 55.1 55.1
【0106】(例23〜24)以下の配合物を調製し、
37ポンドのニコレ(Nicolet)紙に被覆した。
これら配合物を、移行が起こらない程度まで93.3
℃、121.1℃、148.9℃、176.7℃及び2
04.4℃(200°F、250°F、300°F、3
50°F及び400°F)で硬化した。このシートを本
発明組成物で被覆し、次いで種々の時間エージングし、
その後それらをアクリル系接着剤で積層した。次いで、
この積層物をエージングした。剥離値を10.2m/分
(400インチ/分)で観察した。
【0107】幾つかの硬化性皮膜組成物を次の順序で混
合することにより調製した:表12に示し、以下に述べ
る、所定量(g=グラム)の被覆材A又はポリマーB;
表12に示し、やはり以下に述べる、所定量(g)のポ
リジオルガノシロキサン鎖延長剤C又はD;表12に示
す所定量(g)の白金触媒(塩化白金酸及びジビニルテ
トラメチルジシロキサンから形成される0.67%の白
金を含む溶解性白金錯体);やはり表12に示す所定量
(g)の抑制剤、ビス(2−メトキシイソプロピル)マ
レエート;及び所定量(g)のオルガノ水素ポリシロキ
サンポリマー(例23にのみ加えた。)。
【0108】被覆材Aは、97.27wt%の平均式H
exMe2 SiO(MeHexSiO)3 (Me2 Si
O)145 SiMe2 Hex(ここにMeはメチルを表
し、HexはCH2 =CHCH2 CH2 CH2 CH2
を表す。)で示されるヘキセニル末端ポリジメチルシロ
キサンコポリマー、約1.90wt%の白金触媒(塩化
白金酸及びジビニルテトラメチルジシロキサンから形成
される0.67%の白金を含む溶解性白金錯体)、及び
約0.81wt%の抑制剤、ビス(2−メトキシイソプ
ロピル)マレエートの混合物である。
【0109】ポリマーBは、平均式HexMe2 SiO
(MeHexSiO)3 (Me2 SiO)145 SiMe
2 Hex(ここにMeはメチルを表し、HexはCH2
=CHCH2 CH2 CH2 CH2 −を表す。)で示され
るヘキセニル末端ポリジメチルシロキサンコポリマーで
ある。
【0110】鎖延長剤Cは、平均式HMe2 SiO(M
2 SiO)100 SiMe2 H(ここにMeはメチルを
表す。)で示されるケイ素に結合した水素で末端停止し
たポリジオルガノシロキサンである。
【0111】鎖延長剤Dは、平均式HexMe2 SiO
(Me2 SiO)198 SiMe2 Hex(ここにMeは
メチルを表し、HexはCH2 =CHCH2 CH2 CH
2 CH2 −を表す。)で示されるヘキセニル末端ポリジ
メチルシロキサンである。
【0112】ポリマーEは、平均式Me3 SiO(Me
HSiO)13SiMe3 で示されるオルガノ水素ポリシ
ロキサンポリマーである。
【0113】 〔表12〕 被覆材A/ 鎖延長剤 触媒 抑制剤 ポリマー(g 量(g) (g) (g) ポリマーD 23 A 100.00 ───── ── ── 3.50 24 B 36.50 C 51.90 1.95 0.83 ── D 12.10
【0114】このように硬化した皮膜にインラインでア
クリル系接着剤(GMS−263;Monsant,S
t.Louis,MO)を積層した。この接着剤溶液
を、引き落とし棒を用いて前記皮膜上に湿潤厚さ0.0
75mm(3ミル)に塗布した。この塗布した接着剤を室
温で1分間空気乾燥し、70℃で1分間加熱し、次いで
1分間室温で冷却した。27.2kg(60ポンド)の艶
消しシートを、この乾燥した接着剤に被せ、得られた積
層物を2.04kg(4.5ポンド)のゴムで被覆したロ
ーラーでプレスした。次いで、この試験積層物を種々の
時間エージングし、2.54cm(1インチ)のストリッ
プに切断した。
【0115】2.54cm(1インチ)のストリップの艶
消し面/接着剤から基体/皮膜を、180°の角度で、
10m/分の速度で引き剥がすことにより接着剥離試験
を行った。接着剤/皮膜界面を分離するに必要な力を、
分離の間数回記録し、接着剥離を数回の読みの平均とし
て記録した。
【0116】表13に掲げた剥離値は、接着剤の積層を
インラインプロセスによって行った本発明組成物は、安
定した剥離の外形を維持しつつ、一致して高い剥離値を
与えることを示している。本発明組成物は、アクリル系
接着剤に対して鎖延長剤なしの組成物よりも2〜3倍大
きい剥離値を与える。硬くて脆いフィルムは非常に低い
剥離値を与え、フィルムが柔らかくなり、弾性が増すと
剥離値は増す。こうして、被覆紙でのエージングについ
ても、積層物のエージングについても安定な剥離を伴っ
た剥離力が得られた。以下の表13において、列1は直
ちに積層し1日エージングし剥離試験したもの、列2は
1日後積層し1日エージングし剥離試験したもの、列3
は7日後積層し1日エージングし剥離試験したもの、列
4は直ちに積層し7日エージングし剥離試験したもの、
列5は1日後積層し7日エージングし剥離試験したも
の、列6は7日後積層し7日エージングし剥離試験した
ものである。
【0117】 〔表13〕 積層物の接着剥離力(g/cm) 硬化時間/ 1 2 3 4 5 6 硬化温度 23 24 23 24 23 24 23 24 23 24 23 24 20/ 93.3℃ 裂け 19.7 43.3 裂け 29.5 53.2 11.8 43.3 70/ 93.3℃ 59.1 43.3 39.4 59.1 5/121.1℃ 裂け 17.7 78.7 118.1 31.5 49.2 11.8 43.3 15/121.1℃ 49.2 43.3 33.5 59.1 5/148.9℃ 29.5 13.8 43.3 25.6 17.7 11.8 43.3 10/148.9℃ 49.2 31.5 29.9 55.1 35.4 5/176.7℃ 19.7 49.2 11.8 31.5 27.6 28.7 19.7 49.2 13.8 35.4 9.8 45.3 5/204.4℃ 19.7 43.3 11.8 31.5 19.7 27.6 15.7 54.3 13.8 35.4 11.8 43.3
【0118】(例25〜32)幾つかの硬化性被覆組成
物を調製するに当たって表14に示し、以下に述べる鎖
延長剤A、B又はCを100部の被覆剤Dに混合した。
そして所定量の表14に示し、以下に述べるオルガノ水
素ポリシロキサン架橋剤Eを加えた。この被覆材組成物
は、最初に鎖延長剤(A又はB)を所定の重量部被覆剤
Dに加え、均一になるまで攪拌し、鎖延長剤を加え、次
いでオルガノ水素ポリシロキサン架橋剤Eを加えること
により調製した。この新しく調製した組成物の硬化時間
を以下の表15(ここに1’=1分であり、45”=4
5秒である。)に報告する。各硬化性組成物におけるS
iH対ビニル比を表14に報告する。
【0119】次いでこれらの配合物をS2Sクラフト紙
上に被覆した。この様に塗布された皮膜を、汚れなし、
摩擦落ちなし、移行なし(NNN)となる迄、3回、強
制空気炉中82℃で、以下に示す諸表に示す時間、硬化
した。次いでこれらを、National Starc
h(商標) SBR 36−6045又はSBR 36
−6149接着剤で0.075mm(3ミル)のバード
(Bird)棒を用いて被覆した。この接着剤を炉中1
00℃で1分間硬化した。次いで、上述のシートに2
7.2kg(60ポンド)の艶消しシートラベルを積層
し、2.3kg(5ポンド)のローラーで2回ロールがけ
した。この積層物を70℃で1日貯蔵することによりエ
ージングした。
【0120】この積層物から2.54cm(1インチ)の
ストリップを切り出し、フィナット(Finat)高速
度剥離試験機を用いて、1、10、100、及び300
m/分で、180°で前記ラベルからライナーを引き剥
がすことにより剥離力を試験した。その結果を、同じ積
層物からの2回の試験の平均値として示す。
【0121】鎖延長剤Aは、平均式ViMe2 SiO
(Me2 SiO)800 SiMe2 Vi(ここにMeはメ
チルを表し、Viはビニルを表す。)で示されるビニル
末端ポリジメチルシロキサンである。
【0122】鎖延長剤Bは、平均式ViMe2 SiO
(Me2 SiO)300 SiMe2 Vi(ここにMeはメ
チルを表し、Viはビニルを表す。)で示されるビニル
末端ポリジメチルシロキサンである。
【0123】鎖延長剤Cは、平均式HMe2 SiO(M
2 SiO)15SiMe2 H(ここにMeはメチルを表
す。)で示されるケイ素に結合した水素で末端停止した
ポリジメチルシロキサンである。
【0124】被覆材Dは、97重量部の平均式ViMe
2 SiO(Me2 SiO)96(MeViSiO)2 Si
Me2 Vi(ここにMeはメチルを表し、Viはビニル
を表す。)で示されるビニル末端ポリジメチル−コ−メ
チルビニルシロキサン、約2部の白金触媒(塩化白金酸
及びジビニルテトラメチルジシロキサンから形成される
0.67%の白金を含む溶解性白金錯体)、及び約1部
のビス(2−メトキシイソプロピル)マレエート抑制
剤、の混合物である。ここで全ての部は配合物の全重量
を基準とする。
【0125】架橋剤Eは、平均式Me3 SiO(MeH
SiO)13SiMe3 で示されるオルガノ水素ポリシロ
キサン架橋剤である。
【0126】 〔表14〕 例25〜32の組成物 被覆剤Dの100部当たりの部 鎖 延 長 剤 被覆剤D 架橋剤E SiH/Vi比 25 − − − 100 3.25 1.1 26 − − 20 100 0.985 1.1 27 25 − − 100 3.31 1.1 28 − 25 − 100 3.43 1.1 29 25 − 20 100 1.05 1.1 30 13.1 − 16.9 100 1.34 1.0 31 73 − 23.5 100 0.65 0.9 32 − 25 20 100 1.17 1.1
【0127】 〔表15〕 接 着 剤 剥 離 力 硬化時間 剥 離 力 (g/cm3 ) NNN S B R 接 着 剤 例 @82℃ 1 10 100 300 25 1’10” 3.90 5.31 9.37 12.3 26 1’40” 3.94 6.69 13.9 17.2 27 >3’ 3.78 5.59 16.1 22.7 28 1’30” 3.58 5.20 12.8 15.9 29 2’ 4.88 7.99 23.3 28.6 30 1’45” 5.08 7.91 15.1 16.6 31 3’ 3.90 7.09 21.2 27.8 32 1’45” 4.45 6.90 17.2 22.1
【0128】表15は、ビニル末端鎖延長剤及びケイ素
に結合した水素で末端停止した鎖延長剤を架橋剤と共に
被覆配合物中に混合した結果を示す。10m/分又はそ
れ以上の剥離力が比較的高く、本発明組成物のについて
硬化時間が短縮される。この技術分野のいずれの文献も
本発明組成物によってもたらされる結果を示していな
い。
【0129】(例33〜39)今回も再び、幾つかの硬
化性被覆組成物を、次のものを次の順序で混合すること
により調製した:所定量の表16に示し以下に述べる鎖
延長剤A又はB;所定量の表16に示し以下に述べる高
剥離添加剤F;100部の表16に示し以下に述べる被
覆材D;所定量の表16に示し以下に述べる鎖延長剤
C;及び所定量の表14に示し、以下に述べるオルガノ
水素ポリシロキサン架橋剤E。この被覆材組成物は、最
初にビニル末端鎖延長剤(A又はB)及び高剥離添加剤
(F)を所定の重量部被覆剤Dに加え、均一になるまで
攪拌し、次いでSiH末端鎖延長剤Cを加え、次いでオ
ルガノ水素ポリシロキサン架橋剤Eを加えることにより
調製した。この新しく調製した組成物の硬化時間を以下
の表17(ここに1’=1分であり、45”=45秒で
ある。)に報告する。各硬化性組成物におけるSiH対
ビニル比を表16に報告する。
【0130】次いでこれらの配合物をS2Sクラフト紙
上に被覆した。この様に塗布された皮膜を、汚れなし、
摩擦落ちなし、移行なし(NNN)となる迄、3回、強
制空気炉中82℃で、以下に示す諸表に示す時間、硬化
した。次いでこれらを、(SBR 36−6045又は
SBR 36−6149;National Star
ch)接着剤で0.075mm(3ミル)のバード(Bi
rd)棒を用いて被覆した。この接着剤を炉中100℃
で1分間硬化した。次いで、上述のシートに27.2kg
(60ポンド)の艶消しシートラベルを積層し、2.3
kg(5ポンド)のローラーで2回ロールがけした。この
積層物を70℃で1日貯蔵することによりエージングし
た。
【0131】この積層物から2.54cm(1インチ)の
ストリップを切り出し、フィナット(Finat)高速
度剥離試験機を用いて、1、10、100、及び300
m/分で、180°で前記ラベルからライナーを引き剥
がすことにより剥離力を試験した。その結果を、同じ積
層物からの2回の試験の平均値として示す。
【0132】鎖延長剤Aは、平均式ViMe2 SiO
(Me2 SiO)800 SiMe2 Vi(ここにMeはメ
チルを表し、Viはビニルを表す。)で示されるビニル
末端ポリジメチルシロキサンである。
【0133】鎖延長剤Bは、98部の平均式ViMe2
SiO(Me2 SiO)800 SiMe2 Vi(ここにM
eはメチルを表し、Viはビニルを表す。)で示される
ビニル末端ポリジメチルシロキサン及び約2部の白金触
媒(塩化白金酸及びジビニルテトラメチルジシロキサン
から形成される0.67%の白金を含む溶解性白金錯
体)である。ここで全ての部は配合物の全重量を基準と
する。
【0134】鎖延長剤Cは、平均式HMe2 SiO(M
2 SiO)15SiMe2 H(ここにMeはメチルを表
す。)で示され、粘度11mm2 /秒を有するケイ素に結
合した水素で末端停止したポリジメチルシロキサンであ
る。
【0135】被覆材Dは、97重量部の平均式ViMe
2 SiO(Me2 SiO)96(MeViSiO)2 Si
Me2 Vi(ここにMeはメチルを表し、Viはビニル
を表す。)で示されるビニル末端ポリジメチル−コ−メ
チルビニルシロキサン、2部の白金触媒(塩化白金酸及
びジビニルテトラメチルジシロキサンから形成される
0.67%の白金を含む溶解性白金錯体)、及び1部の
ビス(2−メトキシイソプロピル)マレエート抑制剤、
の混合物である。ここで全ての部は配合物の全重量を基
準とする。
【0136】架橋剤Eは、平均式Me3 SiO(MeH
SiO)47SiMe3 で示されるオルガノ水素ポリシロ
キサン架橋剤である。
【0137】高剥離添加剤(HRA)Fは、54wt%
のビニル官能性ポリマー中に分散した46wt%のビニ
ルでキャップしたシリコーン樹脂からなる化合物で、粘
度8500mPa・s(センチポイズ)を有するもの約
97部、2部の白金触媒(塩化白金酸及びジビニルテト
ラメチルジシロキサンから形成される0.67%の白金
を含む溶解性白金錯体)、及び1部のビス(2−メトキ
シイソプロピル)マレエート抑制剤、の混合物である。
ここで全ての部は配合物の全重量を基準とする。
【0138】 〔表16〕 例33〜39の組成物 被覆剤Dの100部当たりの部 鎖 延 長 剤 被覆剤D 架橋剤E HRA F Si/Vi比 33 − − − 100 3.63 20 1.1 34 − − 20 100 1.79 25 1.1 35 12.5 − 20 100 1.64 20 1.1 36 − − − 100 2.91 − 1.1 37 − − − 100 3.81 25 1.1 38 − 15 20 100 1.67 25 1.1 39 − 15 30 100 0.58 25 1.1
【0139】 〔表17〕 接 着 剤 剥 離 力 硬化時間 剥 離 力 (g/cm) NNN S B R 接 着 剤 例 @82℃ 1 10 100 300 33 3’ 7.40 10.6 16.9 17.6 34 1’50” 4.41 8.86 12.1 13.1 35 3’ 6.69 14.3 25.9 26.3 36 2’20” 3.43 5.43 9.65 11.1 37 2’ 6.97 11.2 11.7 11.3 38 2’45” 8.19 15.5 27.1 11.7 39 − 6.81 16.0 28.1 25.1
【0140】表17は、20部の高剥離添加剤(HRA
F)を含み、架橋剤Eで架橋された被覆剤Dの剥離皮
膜においては、ケイ素に結合した水素で末端停止した鎖
延長剤C及びビニルで末端停止した鎖延長剤Aの組み合
わせは10m/分又はそれ以上の剥離速度で剥離力を増
し、単に被覆剤D、架橋剤E、及びHRA Fを有する
組成物、或いは上記D、E及びF並びにケイ素に結合し
た水素で末端停止した鎖延長剤を有する組成物であって
も、これらに較べて、剥離速度10m/分又はそれ以上
で剥離力が増すことを示している。
【0141】更に、表17は、ビニルで末端停止した鎖
延長剤及びケイ素に結合した水素で末端停止した鎖延長
剤Cの組み合わせは、被覆剤D及びHRA Fと共に用
いると、10m/分又はそれ以上の剥離速度で、大幅に
剥離力を増した。単に被覆剤D及び架橋剤Eのみを含む
組成物、又はD、E及びHRA Fのみを含む組成物
も、本発明組成物に較べると有利な剥離速度を与えな
い。更に、表17は、本発明組成物は、高剥離速度で高
剥離力を与える一方で許容しうる硬化時間も与えること
を示している。
【0142】(例40〜42)2つの異なったケイ素に
結合した水素で末端停止した鎖延長剤(C1及びC2)
を、例33〜39にて試験し、上に述べたケイ素に結合
した水素で末端停止した鎖延長剤Cと比較した。また、
用いた架橋剤は、例25〜32で用いたのと同じ架橋剤
である。用いた架橋剤及び3つの異なったSiH末端ポ
リマーを以下に述べる。他の全ての成分は例33〜39
で述べたのと同じである。
【0143】鎖延長剤Cは、平均式HMe2 SiO(M
2 SiO)15SiMe2 Hで示されるケイ素に結合し
た水素で末端停止したポリジメチルシロキサン(ここに
Meはメチルを表す。)である。
【0144】鎖延長剤C1は、平均式HMe2 SiO
(Me2 SiO)50SiMe2 Hで示されるケイ素に結
合した水素で末端停止したポリジメチルシロキサン(こ
こにMeはメチルを表す。)である。
【0145】鎖延長剤C2は、平均式HMe2 SiO
(Me2 SiO)150 SiMe2 Hで示されるケイ素に
結合した水素で末端停止したポリジメチルシロキサン
(ここにMeはメチルを表す。)である。
【0146】架橋剤Eは、平均式Me3 SiO(MeH
SiO)47SiMe3 で示されるオルガノ水素ポリシロ
キサン架橋剤である。
【0147】 〔表18〕 例40〜42の組成物 被覆剤Dの100部当たりの部 鎖 延 長 剤 C1 C2 被覆剤D 架橋剤E HRA F Si/Vi比 40 15 20 − − 100 1.86 25 1.1 41 15 − 20 − 100 3.36 25 1.1 42 15 − − 20 100 3.98 25 1.1
【0148】 〔表19〕 接 着 剤 剥 離 力 硬化時間 剥 離 力 (g/cm) NNN S B R 接 着 剤 例 @82℃ 1 10 100 300 40 2’ 7.52 13.9 23.3 22.8 42 2’30” 7.83 13.7 22.8 21.6 43 3’20” 7.20 12.2 22.7 22.6
【0149】表19は、比較的高い分子量のケイ素に結
合した水素で末端停止したポリジオルガノシロキサン
(鎖延長剤C1は重合度(DP)50を持ち、鎖延長剤
C2はDP150を持つ。)も、高い剥離速度において
比較的高い剥離値を与える。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン ダリル ジョンズ アメリカ合衆国,ミシガン,ミッドラン ド,ストーネイ クリーク ドライブ 5109 (72)発明者 ユージン デール グロエンホフ アメリカ合衆国,ミシガン,フリーラン ド,ウェブスター 9240

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の(A)〜(E)を含む硬化性被覆組
    成物: (A)次の一般式を有するポリジオルガノシロキサン: XR2 SiO(R2 SiO)a SiR2 X (ここにRは炭素原子数1〜20の、1価の炭化水素基
    又は脂肪族不飽和を有しないハロ炭化水素基であり、X
    は炭素原子数2〜20のオレフィン性炭化水素基であ
    り、Rの少なくとも50%はメチルであり、aは平均値
    1〜1000を有する); (B)1分子当たり少なくとも3つのケイ素に結合した
    不飽和有機基シロキサンポリマーであって次の一般式を
    有するもの: YR1 2SiO(R1 2SiO)b (R1 YSiO)c Si
    1 2Y (ここにR1 は炭素原子数1〜20の、1価の炭化水素
    基又は脂肪族不飽和を有しないハロ炭化水素基であり、
    Yは炭素原子数2〜20のオレフィン性炭化水素基であ
    り、R1 の少なくとも50%はメチルであり、bは平均
    値1〜500を有し、cは平均値1〜100を有す
    る。); (C)次の一般式を有するポリシロキサン: HR2 2SiO(R2 2SiO)d SiR2 2H (ここにR2 は炭素原子数1〜20の、1価の炭化水素
    基又は脂肪族不飽和を有しないハロ炭化水素基であり、
    2 の少なくとも50%はメチルであり、dは平均値1
    〜1000を有する。); (D)白金族金属含有触媒;及び (E)抑制剤化合物。
  2. 【請求項2】 前記組成物が、更に(R3 3SiO)4
    i、(MeHSiO)4 、R3 Si(OSiR3 33
    (R3 3SiO(Me2 SiO)5 4 Si、(R3 3Si
    O(MeHSiO)7 (Me2 SiO)2 4 Si及び
    次の一般式で示されるオルガノ水素ポリシロキサン: ZR3 2 SiO(Me2SiO)x (MeR4SiO) y (MeHSiO)z SiR3 2 Z (ここにR3 は炭素原子数1〜20の、1価の炭化水素
    基又は脂肪族不飽和を有しないハロ炭化水素基であり、
    Zは水素又はR3 基であり、R3 の少なくとも50%は
    メチルであり、R4 は炭素原子数1〜20の、1価の炭
    化水素基又は脂肪族不飽和を有しないハロ炭化水素基で
    あり、xは平均値0〜500を有し、yは平均値0〜5
    00を有し、zは平均値1〜100を有する。)から選
    ばれるオルガノ水素ポリシロキサン架橋剤を含む、請求
    項1の組成物。
  3. 【請求項3】 成分(A)が次の一般式で示される請求
    項1又は2の組成物: XMe2 SiO(Me2 SiO)a SiMe2 X (ここにMeはメチルであり、Xはビニル基及びヘキシ
    ル基から選ばれる基であり、aは100〜800の値を
    取る。)。
  4. 【請求項4】 成分(B)が次の一般式で示される請求
    項1、2又は3の組成物: YMe2 SiO(Me2 SiO)b (MeYSiO)c
    SiMe2 Y (ここにMeはメチルであり、Yはビニル基及びヘキシ
    ル基から選ばれる基であり、bは10〜200の値を取
    り、cは1〜10の値を取る。)。
  5. 【請求項5】 成分(C)が次の一般式で示される請求
    項1、2、3又は4の組成物: HMe2 SiO(Me2 SiO)d SiMe2 H (ここにMeはメチルであり、dは1〜500の値を取
    る。)。
  6. 【請求項6】 成分(E)が次の一般式で示される請求
    項1、2、3、4又は5の組成物: R5 (OQ)t 2 CCH=CHCO2 (OQ)t 5 (ここにR5 は独立に炭素原子数1〜10の1価の炭化
    水素基を表し、各Qは独立に炭素原子数2〜4のアルキ
    レン基であり、tは0又は1の値を取る。)。
  7. 【請求項7】 成分(E)がビス−メトキシイソプロピ
    ルマレエートである請求項6の組成物。
  8. 【請求項8】 成分(E)がジエチルフマレートである
    請求項6の組成物。
  9. 【請求項9】 前記組成物が更に浴寿命延長剤組成物を
    含む請求項1〜8のいずれかの組成物。
  10. 【請求項10】 前記オルガノ水素ポリシロキサン架橋
    剤が次の式で示される請求項2の組成物: Me3 SiO(MeHSiO)e SiMe3 (ここにeは、25℃での粘度1〜100ミリパスカル
    秒を与えるに充分な平均値である。)。
  11. 【請求項11】 基体と接着剤の積層物であって前記接
    着剤が前記基体から剥離するものの調製方法であって、
    次のステップを含むもの: (I)基体上に請求項1〜10のいずれかの硬化性シリ
    コーン剥離組成物を被覆し; (II)前記皮膜を、これを硬化させるに充分な量の
    (i)熱及び(ii)化学線から選ばれるエネルギー源に
    曝し;そして (III)この皮膜上に接着剤を塗布する。
JP5334338A 1992-12-30 1993-12-28 シリコーン紙剥離被覆材の剥離力を増す組成物 Pending JPH06228501A (ja)

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