JPH0622982B2 - セメント成形体 - Google Patents
セメント成形体Info
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- JPH0622982B2 JPH0622982B2 JP4221187A JP4221187A JPH0622982B2 JP H0622982 B2 JPH0622982 B2 JP H0622982B2 JP 4221187 A JP4221187 A JP 4221187A JP 4221187 A JP4221187 A JP 4221187A JP H0622982 B2 JPH0622982 B2 JP H0622982B2
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- Japan
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- molded product
- cement
- fiber
- cement molded
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はセメント成形体,特に,住宅のベランダやバル
コニーなどの床を構成するデッキ材として用いられるセ
メント成形体に関する。
コニーなどの床を構成するデッキ材として用いられるセ
メント成形体に関する。
(従来の技術) 住宅のベランダやバルコニーなどの床を構成するデッキ
材には,近年,木製スノコに代わりプラスチック製のデ
ッキ材が使用されている。しかし,プラスチックは,軽
量ではあるものの,可燃性である。従って,防火性能が
要求される住宅デッキ材には好ましくない。
材には,近年,木製スノコに代わりプラスチック製のデ
ッキ材が使用されている。しかし,プラスチックは,軽
量ではあるものの,可燃性である。従って,防火性能が
要求される住宅デッキ材には好ましくない。
防火性を有する材料として,石綿繊維を補強材とした材
料(例えば,石綿セメント板,石綿ケイカル板など)が
提案されている。しかし,この材料は,靭性に欠けるた
め,耐荷重性は高いものの,耐衝撃性に欠ける。衝撃荷
重に対して容易に分断,破壊する。しかも,石綿は発ガ
ン物質として知られており,この材料は人体に対して有
害である。
料(例えば,石綿セメント板,石綿ケイカル板など)が
提案されている。しかし,この材料は,靭性に欠けるた
め,耐荷重性は高いものの,耐衝撃性に欠ける。衝撃荷
重に対して容易に分断,破壊する。しかも,石綿は発ガ
ン物質として知られており,この材料は人体に対して有
害である。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は,上記従来の問題点を解決するものであり,そ
の目的とするところは,軽量にして耐衝撃性に優れたセ
メント成形体を提供することにある。本発明の他の目的
は,人体に有害でないセメント成形体を提供することに
ある。
の目的とするところは,軽量にして耐衝撃性に優れたセ
メント成形体を提供することにある。本発明の他の目的
は,人体に有害でないセメント成形体を提供することに
ある。
(問題点を解決するための手段) 本発明のセメント成形体は,上層が無機軽量骨材を含有
し,かつ下層が強化繊維を含有するセメント成形体であ
って,該上層と該下層の間に繊維メッシュ材を配置して
なり,そのことにより上記目的が達成される。
し,かつ下層が強化繊維を含有するセメント成形体であ
って,該上層と該下層の間に繊維メッシュ材を配置して
なり,そのことにより上記目的が達成される。
上層の層厚は,下層の層厚に対し,3〜10倍,好ましく
は3〜7倍に設定される。3倍を下まわると,セメント
成形体の軽量化が充分達成しにくい。10倍を上まわる
と,所望の耐衝撃性が充分得られにくい。上層の比重は
0.5〜 1.5の範囲が好ましい。 0.5を下まわると,得ら
れたセメント成形体の耐衝撃性が低下する。 1.5を上ま
わると,セメント成形体の軽量化が達成されない。
は3〜7倍に設定される。3倍を下まわると,セメント
成形体の軽量化が充分達成しにくい。10倍を上まわる
と,所望の耐衝撃性が充分得られにくい。上層の比重は
0.5〜 1.5の範囲が好ましい。 0.5を下まわると,得ら
れたセメント成形体の耐衝撃性が低下する。 1.5を上ま
わると,セメント成形体の軽量化が達成されない。
上層は,セメント(ポルトランドセメント)および無機
軽量骨材を主体とする。上層に含有される無機軽量骨材
には,独立多孔性の軽量粒体が用いられる。この軽量粒
体は,シラス(火山灰),抗火石,黒曜石,真珠岩など
の天然ガラス質鉱物を,1000〜1200℃にて焼成発泡させ
ることにより得られる。この軽量粒体は,粒中に微小セ
ルを形成しており,例えば,シラスから得られるシラス
バルーン,抗火石から得られるネオライト(新島物産社
製),黒曜石や真珠岩から得られる吸水率 100%以下の
パーライトがある。この無機軽量骨材の比重は 0.7以
下,そして最大粒径は,得られるセメント成形体の厚さ
の 1/3を越えない長さとされる。この無機軽量骨材は,
好ましくは,平均粒径 100μm以下の微粒骨材および平
均粒径 300μm以上の粗骨材を含有する。無機軽量骨材
は,セメント 100重量部に対し,5〜 500重量部,好ま
しくは10〜 100重量部の範囲で含有される。5重量部を
下まわると,セメント成形体の所望の軽量性や耐衝撃性
が得にくい。 500重量部を上まわると,セメント中への
骨材の分散が困難となるために,得られたセメント成形
体の耐衝撃性がかえって低下しやすい。
軽量骨材を主体とする。上層に含有される無機軽量骨材
には,独立多孔性の軽量粒体が用いられる。この軽量粒
体は,シラス(火山灰),抗火石,黒曜石,真珠岩など
の天然ガラス質鉱物を,1000〜1200℃にて焼成発泡させ
ることにより得られる。この軽量粒体は,粒中に微小セ
ルを形成しており,例えば,シラスから得られるシラス
バルーン,抗火石から得られるネオライト(新島物産社
製),黒曜石や真珠岩から得られる吸水率 100%以下の
パーライトがある。この無機軽量骨材の比重は 0.7以
下,そして最大粒径は,得られるセメント成形体の厚さ
の 1/3を越えない長さとされる。この無機軽量骨材は,
好ましくは,平均粒径 100μm以下の微粒骨材および平
均粒径 300μm以上の粗骨材を含有する。無機軽量骨材
は,セメント 100重量部に対し,5〜 500重量部,好ま
しくは10〜 100重量部の範囲で含有される。5重量部を
下まわると,セメント成形体の所望の軽量性や耐衝撃性
が得にくい。 500重量部を上まわると,セメント中への
骨材の分散が困難となるために,得られたセメント成形
体の耐衝撃性がかえって低下しやすい。
上層には,セメント(ポルトランドセメント),無機軽
量骨材のほかに,水および,必要に応じて,添加剤が含
有される。さらに,有機繊維を配合すれば,耐衝撃性が
向上する。水の量は無機軽量骨材の配合量に応じて調整
され,通常,セメント100重量部に体し,40〜 200重量
部,好ましくは50〜 100重量部である。添加剤として
は,骨材の分散補助剤や流動性改善剤としてメチルセル
ロースなどが用いられ,セメント 100重量部に対し,0.
02〜2重量部が配合される。有機繊維には,例えば,ビ
ニロン繊維,ポリプロピレン繊維,ポリエチレン繊維,
ナイロン繊維などの合成繊維やパルプ繊維が用いられ
る。有機繊維の上層のセメント成形体中での配合量は,
2.0重量%以下,好ましくは 0.5〜 1.5重量%の範囲と
される。 2.0重量%を上まわると,有機繊維の弾性が大
きくなるため,セメント成形体の製造において,脱水プ
レス成形の脱型時に成形体が崩壊するおそれがある。有
機繊維の形状には,径が30μm以下のモノフィラメント
を長さ20mm以下にカットしたタイプ,またはフィラメン
トを集束して得られる,繊維長3〜20mmのチョップスト
ランドがある。長さが20mmを上まわると,上層と下層の
界面における強度が低下し,そのために,得られたセメ
ント成形体の強度が低くなりやすい。長さが3mmを下ま
わると,これら繊維を含有させても,所望の耐衝撃性の
向上が得にくい。繊維長は15mm以下がより好ましい。
量骨材のほかに,水および,必要に応じて,添加剤が含
有される。さらに,有機繊維を配合すれば,耐衝撃性が
向上する。水の量は無機軽量骨材の配合量に応じて調整
され,通常,セメント100重量部に体し,40〜 200重量
部,好ましくは50〜 100重量部である。添加剤として
は,骨材の分散補助剤や流動性改善剤としてメチルセル
ロースなどが用いられ,セメント 100重量部に対し,0.
02〜2重量部が配合される。有機繊維には,例えば,ビ
ニロン繊維,ポリプロピレン繊維,ポリエチレン繊維,
ナイロン繊維などの合成繊維やパルプ繊維が用いられ
る。有機繊維の上層のセメント成形体中での配合量は,
2.0重量%以下,好ましくは 0.5〜 1.5重量%の範囲と
される。 2.0重量%を上まわると,有機繊維の弾性が大
きくなるため,セメント成形体の製造において,脱水プ
レス成形の脱型時に成形体が崩壊するおそれがある。有
機繊維の形状には,径が30μm以下のモノフィラメント
を長さ20mm以下にカットしたタイプ,またはフィラメン
トを集束して得られる,繊維長3〜20mmのチョップスト
ランドがある。長さが20mmを上まわると,上層と下層の
界面における強度が低下し,そのために,得られたセメ
ント成形体の強度が低くなりやすい。長さが3mmを下ま
わると,これら繊維を含有させても,所望の耐衝撃性の
向上が得にくい。繊維長は15mm以下がより好ましい。
下層は,セメント(ポルトランドセメント)および強化
繊維を主体とする。下層に含有される強化繊維には,引
張り弾性率が3000kg/mm2以上の繊維が用いられ,例え
ば,アラミド繊維,ビニロン繊維,カーボン繊維があ
る。強化繊維は下層のセメント成形体中において,6重
量%以下,好ましくは5重量%以下の割合で含有され
る。6重量%を上まわると,セメント中への強化繊維の
分散が困難となるために,得られたセメント成形体の耐
衝撃性がかえって低下しやすい。強化繊維の形状は,径
30μm以下のフィラメントを 500本以上集束したストラ
ンドを,さらに3〜15mmの長さにカットしたチョップス
トランドとされる。
繊維を主体とする。下層に含有される強化繊維には,引
張り弾性率が3000kg/mm2以上の繊維が用いられ,例え
ば,アラミド繊維,ビニロン繊維,カーボン繊維があ
る。強化繊維は下層のセメント成形体中において,6重
量%以下,好ましくは5重量%以下の割合で含有され
る。6重量%を上まわると,セメント中への強化繊維の
分散が困難となるために,得られたセメント成形体の耐
衝撃性がかえって低下しやすい。強化繊維の形状は,径
30μm以下のフィラメントを 500本以上集束したストラ
ンドを,さらに3〜15mmの長さにカットしたチョップス
トランドとされる。
下層にも,セメント(ポルトランドセメント),強化繊
維のほかに,砂,フライアッシュなどの骨材,水および
添加剤が含有される。
維のほかに,砂,フライアッシュなどの骨材,水および
添加剤が含有される。
砂,フライアッシュなどの骨材は,必要に応じて用いら
れ,セメント 100重量部に対し, 100重量部以下,好ま
しくは60重量部以下の範囲で含有される。 100重量部を
上まわると,得られたセメント成形体の強度が低下しや
すい。水の量は強化繊維の配合量に応じて調整され,通
常,セメント 100重量部に対し,30〜 100重量部,好ま
しくは40〜70重量部である。添加剤としては,骨材の分
散補助剤や成形時の流動性改善剤としてメチルセルロー
ス,ヒドロキシメチルセルロースなどのセルロース誘導
体などが用いられ,セメント 100重量部に対し, 0.1〜
2重量部が配合される。
れ,セメント 100重量部に対し, 100重量部以下,好ま
しくは60重量部以下の範囲で含有される。 100重量部を
上まわると,得られたセメント成形体の強度が低下しや
すい。水の量は強化繊維の配合量に応じて調整され,通
常,セメント 100重量部に対し,30〜 100重量部,好ま
しくは40〜70重量部である。添加剤としては,骨材の分
散補助剤や成形時の流動性改善剤としてメチルセルロー
ス,ヒドロキシメチルセルロースなどのセルロース誘導
体などが用いられ,セメント 100重量部に対し, 0.1〜
2重量部が配合される。
繊維メッシュ材は,上層と下層の界面に配置され,得ら
れたセメント成形体の強度,耐衝撃性を向上させるため
に用いられる。この繊維メッシュ材は,アラミド繊維,
ビニロン繊維,カーボン繊維などの強化繊維を径20μm
以下のフィラメントとし,これを集束してストランドを
形成した後,さらにストランド同士を縦横に交差し交差
部を接着または融着させて得られる。この繊維メッシュ
材の目開きは,3〜30mm,好ましくは5〜15mmの範囲と
される。3mmを下まわると,上層と下層とが繊維メッシ
ュ材により遮断され,充分な層間強度が得られない。30
mmを上まわると,繊維メッシュ材による耐衝撃性の向上
がなされない。
れたセメント成形体の強度,耐衝撃性を向上させるため
に用いられる。この繊維メッシュ材は,アラミド繊維,
ビニロン繊維,カーボン繊維などの強化繊維を径20μm
以下のフィラメントとし,これを集束してストランドを
形成した後,さらにストランド同士を縦横に交差し交差
部を接着または融着させて得られる。この繊維メッシュ
材の目開きは,3〜30mm,好ましくは5〜15mmの範囲と
される。3mmを下まわると,上層と下層とが繊維メッシ
ュ材により遮断され,充分な層間強度が得られない。30
mmを上まわると,繊維メッシュ材による耐衝撃性の向上
がなされない。
本発明のセメント成形体は,例えば,第1図に示すよう
に,無機軽量骨材を含有する上層1,強化繊維を含有す
る下層2,および上層1と下層2の間に配置された繊維
メッシュ材3から構成される。上層1,下層2および繊
維メッシュ材3は,排水用細孔を有する金型にて一体的
に形成される。
に,無機軽量骨材を含有する上層1,強化繊維を含有す
る下層2,および上層1と下層2の間に配置された繊維
メッシュ材3から構成される。上層1,下層2および繊
維メッシュ材3は,排水用細孔を有する金型にて一体的
に形成される。
本発明のセメント成形体は,脱水プレス成形により得ら
れる。脱水プレス成形では,基本的には下型と上型の2
つの部分からなる金型,また,下型と上型および側面部
を形成する枠状の側面型の3点式の金型等が用いられ
る。下型および上型のいずれか一方の型面には無数の排
水用細孔が設けられている。この細孔により,成形時に
おいて,余剰の水が系外に排出される。この場合,細孔
を真空ポンプに接続し,金型内を減圧状態とすれば,水
の排出が促進される。上層および下層を形成するための
材料が,両層間に配置された繊維メッシュ材とともに金
型内に充填され,真空ポンプ等で水を排出しつつ加圧さ
れる。こうすることにより,上層と下層の界面で,この
界面を横切る水の流れを生ぜしめ,水と同時にセメント
成分等が流動し,この界面での上層と下層との繊維メッ
シュ材を介した接着性が向上する。例えば,下層側の金
型面に脱水用の細孔がある場合は,上層側の材料中に含
まれる余剰の水や空気は,加圧圧縮と同時に,上層と下
層の界面を横切って,この細孔より排出される。こうし
て,上層・下層の材料中に含まれる余剰の水や空気は,
圧縮と同時に排出され,圧密化され成形される。この結
果,上層と下層の界面では,その一方もしくは両方に多
量の強化繊維を含み,かつ上層には軽量骨材を含む配合
の異なる材料系が別々に供給された構成にも拘わらず,
上述の如く,界面を横切って移動する余剰水と同時にセ
メント成分等のために,界面での繊維メッシュ材を介し
た接着一体化が達成される。プレス圧力は20〜 100kg/
cm2,好ましくは30〜70kg/cm2とされる。20kg/cm2を
下まわると,得られたセメント成形体の圧密化が不充分
になり,強度が低下しやすい。 100kg/cm2を上まわる
と,上層の無機軽量骨材が破壊され,そのために,所望
の軽量化が達成しにくい。しかも,無機軽量骨材による
歩行時の足音の低減が得られにくい。
れる。脱水プレス成形では,基本的には下型と上型の2
つの部分からなる金型,また,下型と上型および側面部
を形成する枠状の側面型の3点式の金型等が用いられ
る。下型および上型のいずれか一方の型面には無数の排
水用細孔が設けられている。この細孔により,成形時に
おいて,余剰の水が系外に排出される。この場合,細孔
を真空ポンプに接続し,金型内を減圧状態とすれば,水
の排出が促進される。上層および下層を形成するための
材料が,両層間に配置された繊維メッシュ材とともに金
型内に充填され,真空ポンプ等で水を排出しつつ加圧さ
れる。こうすることにより,上層と下層の界面で,この
界面を横切る水の流れを生ぜしめ,水と同時にセメント
成分等が流動し,この界面での上層と下層との繊維メッ
シュ材を介した接着性が向上する。例えば,下層側の金
型面に脱水用の細孔がある場合は,上層側の材料中に含
まれる余剰の水や空気は,加圧圧縮と同時に,上層と下
層の界面を横切って,この細孔より排出される。こうし
て,上層・下層の材料中に含まれる余剰の水や空気は,
圧縮と同時に排出され,圧密化され成形される。この結
果,上層と下層の界面では,その一方もしくは両方に多
量の強化繊維を含み,かつ上層には軽量骨材を含む配合
の異なる材料系が別々に供給された構成にも拘わらず,
上述の如く,界面を横切って移動する余剰水と同時にセ
メント成分等のために,界面での繊維メッシュ材を介し
た接着一体化が達成される。プレス圧力は20〜 100kg/
cm2,好ましくは30〜70kg/cm2とされる。20kg/cm2を
下まわると,得られたセメント成形体の圧密化が不充分
になり,強度が低下しやすい。 100kg/cm2を上まわる
と,上層の無機軽量骨材が破壊され,そのために,所望
の軽量化が達成しにくい。しかも,無機軽量骨材による
歩行時の足音の低減が得られにくい。
(実施例) 以下に本発明を実施例について述べる。
実施例1 (A)成形体の調製 上層,下層および繊維メッシュ材の材料として以下の物
質を用いた。金型としては,以下の形状の型を用いた。
質を用いた。金型としては,以下の形状の型を用いた。
(1)上層 ポルトランドセメント 100重量部 フライアッシュ 40重量部 シラスバルーン(比重 0.2,平均粒径50μm) 10重量部 メチルセルロース 0.2重量部 水 60重量部 (2)下層 ポルトランドセメント 100重量部 フライアッシュ 20重量部 アラミド繊維(テクノーラHM-50,長さ6mm,引張り弾性
率 7,100kg/mm2,テイジン社製,下層のセメント成形
体重量の1.2 重量%) 2重量部 メチルセルロース 0.2重量部 水 45重量部 (3)繊維メッシュ材 ビニロン アドヒーブV−1810(クラレ社製) 繊維径 14.2μm (1.8d) 集束数 1000本(1800d) 縦横の目開き 10mm(1800d×1800d) 目付け 40g/m2 (4)金型 300mm× 300mmの成形体が得られるように加工されてい
る。上型と下型の2つの部分からなり,下型には,5mm
×5mmに1個の割合で直径 1.2mmの排水用細孔が設けら
れている。下型の表面には濾過布が貼着されている。
率 7,100kg/mm2,テイジン社製,下層のセメント成形
体重量の1.2 重量%) 2重量部 メチルセルロース 0.2重量部 水 45重量部 (3)繊維メッシュ材 ビニロン アドヒーブV−1810(クラレ社製) 繊維径 14.2μm (1.8d) 集束数 1000本(1800d) 縦横の目開き 10mm(1800d×1800d) 目付け 40g/m2 (4)金型 300mm× 300mmの成形体が得られるように加工されてい
る。上型と下型の2つの部分からなり,下型には,5mm
×5mmに1個の割合で直径 1.2mmの排水用細孔が設けら
れている。下型の表面には濾過布が貼着されている。
上層用の材料をオムニキサーで約5分間混合した。この
混合物約 1.8kgを金型の下型に供給した。20kg/cm2の
圧力でプレス成形した後,金型を開いたところ,成形体
は上型に付着していた。次いで,下層用の材料をオムニ
ミキサーで混合した。この混合物約 1.0kgを金型の下型
に供給し,その上に繊維メッシュ材(ビニロン アドヒ
ーブV−1810)を配置した後,上記成形体とともに,50
kg/cm2の圧力で60秒間脱水プレス成形した。成形時の
減圧度は約 700mmHgであった。得られたセメント成形体
を,水蒸気雰囲気下,60℃で24時間一次養生した後,さ
らに常温で30日間養生した。成形体の重量は約2.52kgで
あり,比重は 1.4であった。また,成形体の下層の層厚
は約5mm,そして上層の層厚は約15mmであった。
混合物約 1.8kgを金型の下型に供給した。20kg/cm2の
圧力でプレス成形した後,金型を開いたところ,成形体
は上型に付着していた。次いで,下層用の材料をオムニ
ミキサーで混合した。この混合物約 1.0kgを金型の下型
に供給し,その上に繊維メッシュ材(ビニロン アドヒ
ーブV−1810)を配置した後,上記成形体とともに,50
kg/cm2の圧力で60秒間脱水プレス成形した。成形時の
減圧度は約 700mmHgであった。得られたセメント成形体
を,水蒸気雰囲気下,60℃で24時間一次養生した後,さ
らに常温で30日間養生した。成形体の重量は約2.52kgで
あり,比重は 1.4であった。また,成形体の下層の層厚
は約5mm,そして上層の層厚は約15mmであった。
(B)成形体の評価 (A)で得られたセメント成形体を,スパン間隔 2.5mmの
鋼製根太上に水平に配置し,2mの高さから1kgの鋼球
を落下させて破壊状態を観察した。また,このセメント
成形体( 300mm× 300mm)を巾40mmに切断し,スパン間
隔 200mmにて曲げ破壊テストを行って曲げ強度を求め
た。その結果,落球試験ではセメント成形体には異常が
認められなかった。曲げ強度は 200kg/cm2であった。
これらの結果を下表に示す。
鋼製根太上に水平に配置し,2mの高さから1kgの鋼球
を落下させて破壊状態を観察した。また,このセメント
成形体( 300mm× 300mm)を巾40mmに切断し,スパン間
隔 200mmにて曲げ破壊テストを行って曲げ強度を求め
た。その結果,落球試験ではセメント成形体には異常が
認められなかった。曲げ強度は 200kg/cm2であった。
これらの結果を下表に示す。
実施例2 アラミド繊維に代えてカーボン繊維( PAN系,径9μ
m,長さ12mm,東邦レーヨン社製)を用いたこと以外
は,実施例1と同様にしてセメント成形体を作製した。
セメント成形体の全体の厚さは20mmであり,上層の層厚
は15mmであった。成形体の重量は2.52kgであり,比重は
1.4であった。このセメント成形体を実施例1と同様の
方法により評価したところ,落球試験では異常がなく,
曲げ強度は 195kg/cm2であった。これらの結果を下表
に示す。
m,長さ12mm,東邦レーヨン社製)を用いたこと以外
は,実施例1と同様にしてセメント成形体を作製した。
セメント成形体の全体の厚さは20mmであり,上層の層厚
は15mmであった。成形体の重量は2.52kgであり,比重は
1.4であった。このセメント成形体を実施例1と同様の
方法により評価したところ,落球試験では異常がなく,
曲げ強度は 195kg/cm2であった。これらの結果を下表
に示す。
実施例3 アラミド繊維に代えてビニロン繊維(径14.2μm,長さ
6mm,クラレ社製)を用いたこと以外は,実施例1と同
様にしてセメント成形体を作製した。セメント成形体の
全体の厚さは20mmであり,上層の層厚は15mmであった。
成形体の重量は2.52kgであり,比重は 1.4であった。こ
のセメント成形体を実施例1と同様の方法により評価し
たところ,落球試験では異常がなく,曲げ強度は 160kg
/cm2であった。これらの結果を下表に示す。
6mm,クラレ社製)を用いたこと以外は,実施例1と同
様にしてセメント成形体を作製した。セメント成形体の
全体の厚さは20mmであり,上層の層厚は15mmであった。
成形体の重量は2.52kgであり,比重は 1.4であった。こ
のセメント成形体を実施例1と同様の方法により評価し
たところ,落球試験では異常がなく,曲げ強度は 160kg
/cm2であった。これらの結果を下表に示す。
実施例4 繊維メッシュ材として,ビニロンV−1800−2(ユニチ
カ社製)を用いたこと以外は,実施例1と同様にしてセ
メント成形体を作製した。セメント成形体の全体の厚さ
は20mmであり,上層の層厚は15mmであった。成形体の重
量は2.52kgであり,比重は 1.4であった。このセメント
成形体を実施例1と同様の方法により評価したところ,
落球試験では異常がなく,曲げ強度は 165kg/cm2であ
った。これらの結果を下表に示す。
カ社製)を用いたこと以外は,実施例1と同様にしてセ
メント成形体を作製した。セメント成形体の全体の厚さ
は20mmであり,上層の層厚は15mmであった。成形体の重
量は2.52kgであり,比重は 1.4であった。このセメント
成形体を実施例1と同様の方法により評価したところ,
落球試験では異常がなく,曲げ強度は 165kg/cm2であ
った。これらの結果を下表に示す。
実施例5 繊維メッシュ材として,アラミドメッシュ材HM−1010
(テイジン社製)を用いたこと以外は,実施例1と同様
にしてセメント成形体を作製した。セメント成形体の全
体の厚さは20mmであり,上層の層厚は15mmであった。成
形体の重量は2.52kgであり,比重は 1.4であった。この
セメント成形体を実施例1と同様の方法により評価した
ところ,落球試験では異常がなく,曲げ強度は 180kg/
cm2であった。これらの結果を下表に示す。
(テイジン社製)を用いたこと以外は,実施例1と同様
にしてセメント成形体を作製した。セメント成形体の全
体の厚さは20mmであり,上層の層厚は15mmであった。成
形体の重量は2.52kgであり,比重は 1.4であった。この
セメント成形体を実施例1と同様の方法により評価した
ところ,落球試験では異常がなく,曲げ強度は 180kg/
cm2であった。これらの結果を下表に示す。
実施例6 繊維メッシュ材として, PAN系カーボンメッシュ材C−
1010(クラボウ社製)を用いたこと以外は,実施例1と
同様にしてセメント成形体を作製した。セメント成形体
の全体の厚さは20mmであり,上層の層厚は15mmであっ
た。成形体の重量は2.52kgであり,比重は 1.4であっ
た。このセメント成形体を実施例1と同様の方法により
評価したところ,落球試験では異常がなく,曲げ強度は
180kg/cm2であった。これらの結果を下表に示す。
1010(クラボウ社製)を用いたこと以外は,実施例1と
同様にしてセメント成形体を作製した。セメント成形体
の全体の厚さは20mmであり,上層の層厚は15mmであっ
た。成形体の重量は2.52kgであり,比重は 1.4であっ
た。このセメント成形体を実施例1と同様の方法により
評価したところ,落球試験では異常がなく,曲げ強度は
180kg/cm2であった。これらの結果を下表に示す。
実施例7 繊維メッシュ材としてアラミドメッシュ材HM−1010(テ
イジン社製)を用い,無機軽量骨材として,平均粒径40
μmのシラスバルーンに代えて,平均粒径50μmのシラ
スバルーン10重量部および平均粒径 0.5〜3mmのネオラ
イト(抗火石を原料とした焼成発泡粒の軽量骨材,新島
物産社製)50重量部を用いたこと以外は,実施例1と同
様にしてセメント成形体を作製した。ただし水の量は70
重量部とした。セメント成形体の全体の厚さは23mmであ
り,上層の層厚は18mmであった。成形体の重量は2.48kg
であり,比重は 1.2であった。このセメント成形体を実
施例1と同様の方法により評価したところ,落球試験で
は異常がなく,曲げ強度は 165kg/cm2であった。これ
らの結果を下表に示す。
イジン社製)を用い,無機軽量骨材として,平均粒径40
μmのシラスバルーンに代えて,平均粒径50μmのシラ
スバルーン10重量部および平均粒径 0.5〜3mmのネオラ
イト(抗火石を原料とした焼成発泡粒の軽量骨材,新島
物産社製)50重量部を用いたこと以外は,実施例1と同
様にしてセメント成形体を作製した。ただし水の量は70
重量部とした。セメント成形体の全体の厚さは23mmであ
り,上層の層厚は18mmであった。成形体の重量は2.48kg
であり,比重は 1.2であった。このセメント成形体を実
施例1と同様の方法により評価したところ,落球試験で
は異常がなく,曲げ強度は 165kg/cm2であった。これ
らの結果を下表に示す。
実施例8 繊維メッシュ材としてアラミドメッシュ材HM−1010(テ
イジン社製)を用い,無機軽量骨材として,平均粒径40
μmのシラスバルーンに代えて,平均粒径 100μmの非
吸水性パーライト(宇部興産社製)を用いたこと以外
は,実施例1と同様にしてセメント成形体を作製した。
セメント成形体の全体の厚さは21mmであり,上層の層厚
は16mmであった。成形体の重量は2.84kgであり,比重は
1.5であった。このセメント成形体を実施例1と同様の
方法により評価したところ,落球試験では異常がなく,
曲げ強度は 180kg/cm2であった。これらの結果を下表
に示す。
イジン社製)を用い,無機軽量骨材として,平均粒径40
μmのシラスバルーンに代えて,平均粒径 100μmの非
吸水性パーライト(宇部興産社製)を用いたこと以外
は,実施例1と同様にしてセメント成形体を作製した。
セメント成形体の全体の厚さは21mmであり,上層の層厚
は16mmであった。成形体の重量は2.84kgであり,比重は
1.5であった。このセメント成形体を実施例1と同様の
方法により評価したところ,落球試験では異常がなく,
曲げ強度は 180kg/cm2であった。これらの結果を下表
に示す。
実施例9 上層用材料にビニロン繊維(径14.2μm,長さ6mm)を
2重量部添加したこと以外は,実施例7と同様にしてセ
メント成形体を作製した。セメント成形体の全体の厚さ
は23mmであり,上層の層厚は18mmであった。成形体の重
量は2.48kgであり,比重は 1.2であった。このセメント
成形体を実施例1と同様の方法により評価したところ,
落球試験では異常がなく,曲げ強度は 185kg/cm2であ
った。これらの結果を下表に示す。
2重量部添加したこと以外は,実施例7と同様にしてセ
メント成形体を作製した。セメント成形体の全体の厚さ
は23mmであり,上層の層厚は18mmであった。成形体の重
量は2.48kgであり,比重は 1.2であった。このセメント
成形体を実施例1と同様の方法により評価したところ,
落球試験では異常がなく,曲げ強度は 185kg/cm2であ
った。これらの結果を下表に示す。
比較例1 金型として,排水用細孔を有しない金型を用いたこと以
外は,実施例1と同様にしてセメント成形体を作製し
た。セメント成形体の全体の厚さは21mmであり,上層の
層厚は16mmであった。成形体の重量は2.45kgであり,比
重は 1.3であった。このセメント成形体を実施例1と同
様の方法により評価したところ,落球試験ではクラック
が発生し,曲げ強度は 120kg/cm2であった。これらの
結果を下表に示す。
外は,実施例1と同様にしてセメント成形体を作製し
た。セメント成形体の全体の厚さは21mmであり,上層の
層厚は16mmであった。成形体の重量は2.45kgであり,比
重は 1.3であった。このセメント成形体を実施例1と同
様の方法により評価したところ,落球試験ではクラック
が発生し,曲げ強度は 120kg/cm2であった。これらの
結果を下表に示す。
比較例2 上層用材料にシラスバルーン(無機軽量骨材)を含有さ
せなかったこと以外は,実施例1と同様にしてセメント
成形体を作製した。セメント成形体の全体の厚さは13mm
であり,上層の層厚は9mmであった。成形体の重量は2.
20kgであり,比重は 1.9であった。このセメント成形体
を実施例1と同様の方法により評価したところ,落球試
験ではクラックが発生し,曲げ強度は 150kg/cm2であ
った。これらの結果を下表に示す。
せなかったこと以外は,実施例1と同様にしてセメント
成形体を作製した。セメント成形体の全体の厚さは13mm
であり,上層の層厚は9mmであった。成形体の重量は2.
20kgであり,比重は 1.9であった。このセメント成形体
を実施例1と同様の方法により評価したところ,落球試
験ではクラックが発生し,曲げ強度は 150kg/cm2であ
った。これらの結果を下表に示す。
比較例3 下層用材料のアラミド繊維の長さを30mmとしたこと以外
は,実施例1と同様にしてセメント成形体を作製した。
セメント成形体の全体の厚さは21mmであり,上層の層厚
は16mmであった。成形体の重量は 2.5kgであり,比重は
1.3であった。このセメント成形体を実施例1と同様の
方法により評価したところ,落球試験では割れが発生
し,曲げ強度は70kg/cm2であった。これらの結果を下
表に示す。
は,実施例1と同様にしてセメント成形体を作製した。
セメント成形体の全体の厚さは21mmであり,上層の層厚
は16mmであった。成形体の重量は 2.5kgであり,比重は
1.3であった。このセメント成形体を実施例1と同様の
方法により評価したところ,落球試験では割れが発生
し,曲げ強度は70kg/cm2であった。これらの結果を下
表に示す。
比較例4 下層用材料のアラミド繊維および上層に添加するビニロ
ン繊維の長さを30mmとしたこと以外は,実施例9と同様
にしてセメント成形体を作製した。セメント成形体の全
体の厚さは21mmであり,上層の層厚は16mmであった。成
形体の重量は 2.5kgであり,比重は 1.3であった。この
セメント成形体を実施例1と同様の方法により評価した
ところ,落球試験では割れが発生し,曲げ強度は30kg/
cm2であった。これらの結果を下表に示す。
ン繊維の長さを30mmとしたこと以外は,実施例9と同様
にしてセメント成形体を作製した。セメント成形体の全
体の厚さは21mmであり,上層の層厚は16mmであった。成
形体の重量は 2.5kgであり,比重は 1.3であった。この
セメント成形体を実施例1と同様の方法により評価した
ところ,落球試験では割れが発生し,曲げ強度は30kg/
cm2であった。これらの結果を下表に示す。
比較例5 下層用材料のアラミド繊維の量を8重量部としたこと以
外は,実施例1と同様にしてセメント成形体を作製した
ものの,繊維の分散が悪く,混練時間を延長したが,逆
にファイバーボールができて使用できなかった。
外は,実施例1と同様にしてセメント成形体を作製した
ものの,繊維の分散が悪く,混練時間を延長したが,逆
にファイバーボールができて使用できなかった。
比較例6 上層用材料を用いず,実施例1の配合の下層用材料をオ
ムニミキサーで混合した後,この混合物約 2.5kgを実施
例1の金型と下型に供給した。これを50kg/cm2の圧力
で60秒間脱水プレス成形したこと以外は,実施例1と同
様にしてセメント成形体を作製した。成形体の重量は
2.0kgであり,比重は 2.0であった。このセメント成形
体を実施例1と同様の方法により評価したところ,落球
試験では割れが発生し,曲げ強度は 200kg/cm2であっ
た。これらの結果を下表に示す。
ムニミキサーで混合した後,この混合物約 2.5kgを実施
例1の金型と下型に供給した。これを50kg/cm2の圧力
で60秒間脱水プレス成形したこと以外は,実施例1と同
様にしてセメント成形体を作製した。成形体の重量は
2.0kgであり,比重は 2.0であった。このセメント成形
体を実施例1と同様の方法により評価したところ,落球
試験では割れが発生し,曲げ強度は 200kg/cm2であっ
た。これらの結果を下表に示す。
比較例7 繊維メッシュ材を配置しなかったこと以外は,実施例1
と同様にしてセメント成形体を作製した。セメント成形
体の全体の厚さは20mmであり,上層の層厚は15mmであっ
た。成形体の重量は 2.5kgであり,比重は 1.4であっ
た。このセメント成形体を実施例1と同様の方法により
評価したところ,落球試験では分断割れが発生し,曲げ
強度は 110kg/cm2であった。これらの結果を下表に示
す。
と同様にしてセメント成形体を作製した。セメント成形
体の全体の厚さは20mmであり,上層の層厚は15mmであっ
た。成形体の重量は 2.5kgであり,比重は 1.4であっ
た。このセメント成形体を実施例1と同様の方法により
評価したところ,落球試験では分断割れが発生し,曲げ
強度は 110kg/cm2であった。これらの結果を下表に示
す。
実施例および比較例から明らかなように,本発明のセメ
ント成形体は,軽量にして耐衝撃性に優れている。曲げ
強度の値も高い。キャビティ面に排水用細孔のない金型
を用いてセメント成形体を成形すれば,成形時の脱水が
困難である。そのために,上層と下層と界面に水や空気
が残留し,成形体の強度が低下する。上層と下層の間に
繊維メッシュ材の配置されていないセメント成形体は,
落球試験にてクラックや分断割れが発生し,耐衝撃性に
欠ける。無機軽量骨材を含有しないセメント成形体,強
化繊維および有機繊維の長さが30mmのセメント成形体,
および強化繊維の含有量が8重量%(下層メント成形体
の全重量に対し)のセメント成形体は,いずれも,耐衝
撃性に欠けるうえに,曲げ強度の値も低い。下層用材料
のみを用いて形成されたセメント成形体は,曲げ強度の
値は高いものの,軽量化が不充分である。落球試験にて
割れが発生し,耐衝撃性にも欠ける。
ント成形体は,軽量にして耐衝撃性に優れている。曲げ
強度の値も高い。キャビティ面に排水用細孔のない金型
を用いてセメント成形体を成形すれば,成形時の脱水が
困難である。そのために,上層と下層と界面に水や空気
が残留し,成形体の強度が低下する。上層と下層の間に
繊維メッシュ材の配置されていないセメント成形体は,
落球試験にてクラックや分断割れが発生し,耐衝撃性に
欠ける。無機軽量骨材を含有しないセメント成形体,強
化繊維および有機繊維の長さが30mmのセメント成形体,
および強化繊維の含有量が8重量%(下層メント成形体
の全重量に対し)のセメント成形体は,いずれも,耐衝
撃性に欠けるうえに,曲げ強度の値も低い。下層用材料
のみを用いて形成されたセメント成形体は,曲げ強度の
値は高いものの,軽量化が不充分である。落球試験にて
割れが発生し,耐衝撃性にも欠ける。
(発明の効果) 本発明のセメント成形体は,このように,無機軽量骨材
を含有する上層,強化繊維を含有する下層および上層と
下層の間に配置された繊維メッシュ材でなるため,軽量
にして耐衝撃性に優れている。人体に対して無害でもあ
る。その結果,このようなセメント成形体は,例えば,
住宅のベランダやバルコニーなどの床を構成するデッキ
材に好適に用いられる。
を含有する上層,強化繊維を含有する下層および上層と
下層の間に配置された繊維メッシュ材でなるため,軽量
にして耐衝撃性に優れている。人体に対して無害でもあ
る。その結果,このようなセメント成形体は,例えば,
住宅のベランダやバルコニーなどの床を構成するデッキ
材に好適に用いられる。
第1図は本発明のセメント成形体の一実施例を示す斜視
図である。 1……上層,2……下層,3……繊維メッシュ材。
図である。 1……上層,2……下層,3……繊維メッシュ材。
Claims (14)
- 【請求項1】上層が無機軽量骨材を含有し,かつ下層が
強化繊維を含有するセメント成形体であって, 該上層と該下層の間に繊維メッシュ材を配置したセメン
ト成形体。 - 【請求項2】型面に排水用細孔を有する金型を用いた脱
水プレス成形により得られる特許請求の範囲第1項に記
載のセメント成形体。 - 【請求項3】前記無機軽量骨材が,シラス,抗火石,黒
曜石,真珠岩などの天然ガラス質鉱物から得られる特許
請求の範囲第1項に記載のセメント成形体。 - 【請求項4】前記強化繊維の引張り弾性率が3000kg/mm
2以上である特許請求の範囲第1項に記載のセメント成
形体。 - 【請求項5】前記強化繊維が,アラミド繊維,ビニロン
繊維およびカーボン繊維のうちの少なくとも一種である
特許請求の範囲第1項に記載のセメント成形体。 - 【請求項6】前記繊維メッシュ材の引張り弾性率が3000
kg/mm2以上である特許請求の範囲第1項に記載のセメ
ント成形体。 - 【請求項7】前記繊維メッシュ材が,アラミド繊維,ビ
ニロン繊維およびカーボン繊維のうちの少なくとも一種
から構成された特許請求の範囲第1項に記載のセメント
成形体。 - 【請求項8】前記上層の比重が 0.5〜 1.5の範囲である
特許請求の範囲第1項に記載のセメント成形体。 - 【請求項9】前記下層に対する前記上層の層厚が,3〜
10倍である特許請求の範囲第1項に記載のセメント成形
体。 - 【請求項10】前記無機軽量骨材が,前記上層にて,セ
メント 100重量部に対し,5〜 500重量部の範囲で含有
された特許請求の範囲第1項に記載のセメント成形体。 - 【請求項11】前記強化繊維が,前記下層にて,6重量
%以上の範囲で含有された特許請求の範囲第1項に記載
のセメント成形体。 - 【請求項12】前記強化繊維の長さが3〜20mmの範囲で
ある特許請求の範囲第1項に記載のセメント成形体。 - 【請求項13】前記無機軽量骨材が,平均粒径 100μm
以下の微粒骨材および平均粒径 300μm以上の粗骨材を
含有する特許請求の範囲第1項に記載のセメント成形
体。 - 【請求項14】前記上層に有機繊維を含有する特許請求
の範囲第1項に記載のセメント成形体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4221187A JPH0622982B2 (ja) | 1987-02-24 | 1987-02-24 | セメント成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4221187A JPH0622982B2 (ja) | 1987-02-24 | 1987-02-24 | セメント成形体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63207637A JPS63207637A (ja) | 1988-08-29 |
| JPH0622982B2 true JPH0622982B2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=12629689
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4221187A Expired - Lifetime JPH0622982B2 (ja) | 1987-02-24 | 1987-02-24 | セメント成形体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0622982B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008530405A (ja) * | 2005-02-15 | 2008-08-07 | ジェイムズ ハーディー インターナショナル ファイナンス ビー.ブイ. | フローリングシート及びモジュラー・フローリングシステム |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| IT8822310A0 (it) * | 1988-10-14 | 1988-10-14 | Fibronit Spa | Lastre per edilizia in materiale cementizio rinforzate mediante reti di materiale plastico e fibre di vetro |
-
1987
- 1987-02-24 JP JP4221187A patent/JPH0622982B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008530405A (ja) * | 2005-02-15 | 2008-08-07 | ジェイムズ ハーディー インターナショナル ファイナンス ビー.ブイ. | フローリングシート及びモジュラー・フローリングシステム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63207637A (ja) | 1988-08-29 |
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