JPH0623681A - ロボットの原点復帰装置 - Google Patents
ロボットの原点復帰装置Info
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- JPH0623681A JPH0623681A JP18022592A JP18022592A JPH0623681A JP H0623681 A JPH0623681 A JP H0623681A JP 18022592 A JP18022592 A JP 18022592A JP 18022592 A JP18022592 A JP 18022592A JP H0623681 A JPH0623681 A JP H0623681A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 回転関節の回転範囲が1回転以上の場合で
も、アブソリュート形のエンコーダを用いることなく、
原点復帰できる。 【構成】 原点センサには、手首軸の被検出部が通過す
る方向により検出信号の状態が変化し、その変化した検
出信号の状態を被検出部が逆方向に向かって通過するま
で維持する構成のものを使用する。電源投入時、原点セ
ンサは手首軸の位置に応じた信号を出力するので、その
信号の状態により手首軸がJで示すように原点より反時
計回り方向側にあるか、Mで示すように原点より時計回
り方向側にあるかを判別し、その判別結果に応じてサー
ボモータを正方向或いは逆方向に回転させて手首軸を原
点位置に向かって回転させ、最終的に原点センサの信号
がハイレベルからロウレベルに切り替わった時点でサー
ボモータを正方向回転させた後、エンコーダからの
「0」位置信号の最初の立ち下がり時点でサーボモータ
を停止させる。
も、アブソリュート形のエンコーダを用いることなく、
原点復帰できる。 【構成】 原点センサには、手首軸の被検出部が通過す
る方向により検出信号の状態が変化し、その変化した検
出信号の状態を被検出部が逆方向に向かって通過するま
で維持する構成のものを使用する。電源投入時、原点セ
ンサは手首軸の位置に応じた信号を出力するので、その
信号の状態により手首軸がJで示すように原点より反時
計回り方向側にあるか、Mで示すように原点より時計回
り方向側にあるかを判別し、その判別結果に応じてサー
ボモータを正方向或いは逆方向に回転させて手首軸を原
点位置に向かって回転させ、最終的に原点センサの信号
がハイレベルからロウレベルに切り替わった時点でサー
ボモータを正方向回転させた後、エンコーダからの
「0」位置信号の最初の立ち下がり時点でサーボモータ
を停止させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源投入時などに回転
関節を原点位置に復帰させるロボットの原点復帰装置に
関する。
関節を原点位置に復帰させるロボットの原点復帰装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】通常、ロボットでは、関節の位置制御は
原点位置を基準にして行われる。ところが、電源が断た
れたときの関節の停止位置は、場合場合によって異な
る。このため、電源投入時には、関節を原点位置に復帰
させ、そこから教示された内容に従って動作を開始する
ようになっている。
原点位置を基準にして行われる。ところが、電源が断た
れたときの関節の停止位置は、場合場合によって異な
る。このため、電源投入時には、関節を原点位置に復帰
させ、そこから教示された内容に従って動作を開始する
ようになっている。
【0003】従来の原点復帰構成を、多関節型ロボット
のアーム先端に設けられた回転関節である手首軸を例に
とって図7および図8により説明する。まず、図7にお
いて、把持装置などが取り付けられる手首軸1は、サー
ボモータにより減速装置(いずれも図示せず)を介して
360度(1回転)の範囲、通常の作業動作時で例えば
原点位置から時計回り方向および反時計回り方向にそれ
ぞれ135度、合計270度の範囲で正逆回転される。
手首軸1の回転角度の検出は、サーボモータに設けられ
た例えばインクリメンタル形のエンコーダにより行われ
る。このエンコーダは手首軸1が1回転内の特定位置に
回転すると、その都度、図8(a)に示すようにパルス
信号(以下、「0」位置信号という)を出力するように
なっている。
のアーム先端に設けられた回転関節である手首軸を例に
とって図7および図8により説明する。まず、図7にお
いて、把持装置などが取り付けられる手首軸1は、サー
ボモータにより減速装置(いずれも図示せず)を介して
360度(1回転)の範囲、通常の作業動作時で例えば
原点位置から時計回り方向および反時計回り方向にそれ
ぞれ135度、合計270度の範囲で正逆回転される。
手首軸1の回転角度の検出は、サーボモータに設けられ
た例えばインクリメンタル形のエンコーダにより行われ
る。このエンコーダは手首軸1が1回転内の特定位置に
回転すると、その都度、図8(a)に示すようにパルス
信号(以下、「0」位置信号という)を出力するように
なっている。
【0004】一方、手首軸1の外周部の一箇所には被検
出部として永久磁石2が設けられており、これに対し手
首軸1を支持したアーム側には磁気抵抗素子からなる原
点センサ3が設けられている。この原点センサ3は手首
軸1が原点位置近くに回転したことを検出するためのも
ので、手首軸1が原点位置近くに回転すると、永久磁石
2が近接することにより、図8(b)に示すようにハイ
レベル信号を出力する。また、手首軸1を支持したアー
ム側には原点センサ3から時計回り方向および反時計回
り方向に所定の角度隔たった位置に磁気抵抗素子からな
る動作限センサ4,5が設けられている。この場合、動
作限センサ4,5は手首軸1の回転範囲をやや越えた角
度位置に配置されている。
出部として永久磁石2が設けられており、これに対し手
首軸1を支持したアーム側には磁気抵抗素子からなる原
点センサ3が設けられている。この原点センサ3は手首
軸1が原点位置近くに回転したことを検出するためのも
ので、手首軸1が原点位置近くに回転すると、永久磁石
2が近接することにより、図8(b)に示すようにハイ
レベル信号を出力する。また、手首軸1を支持したアー
ム側には原点センサ3から時計回り方向および反時計回
り方向に所定の角度隔たった位置に磁気抵抗素子からな
る動作限センサ4,5が設けられている。この場合、動
作限センサ4,5は手首軸1の回転範囲をやや越えた角
度位置に配置されている。
【0005】上記構成において、電源投入時の原点復帰
は、次のようにして行われる。なお、サーボモータの回
転方向を、手首軸1を時計回り方向に回転させる方向が
正方向で、反時計回り方向に回転させる方向が逆方向で
あるとして以下に説明する。すなわち、電源投入時点で
は、手首軸1が原点位置のどちら側に位置しているか分
からないため、サーボモータは、まず手首軸1の位置と
は無関係に予め定められた方向、例えば逆方向に回転す
る。
は、次のようにして行われる。なお、サーボモータの回
転方向を、手首軸1を時計回り方向に回転させる方向が
正方向で、反時計回り方向に回転させる方向が逆方向で
あるとして以下に説明する。すなわち、電源投入時点で
は、手首軸1が原点位置のどちら側に位置しているか分
からないため、サーボモータは、まず手首軸1の位置と
は無関係に予め定められた方向、例えば逆方向に回転す
る。
【0006】今、手首軸1が、図8(d)にAで示すよ
うに(同図では左側から右側方向への移動を時計回り方
向とする)、原点位置より反時計回り方向側にあるとす
ると、電源投入により、まずサーボモータは逆方向に回
転し、手首軸1を図8(d)に矢印Bで示すように反時
計回り方向に回転させる。この手首軸1の回転により永
久磁石2が動作限センサ5に対向する状態になると、該
動作限センサ5がハイレベル信号を出力するため、この
ハイレベル信号の立ち上がりに同期してサーボモータが
正方向に回転する。すると、手首軸1は反転して図8
(d)に矢印Cで示すように時計回り方向に回転し、こ
れにより永久磁石2が原点センサ3に接近し且つ遠ざか
るようになるため、原点センサ3はハイレベル信号を出
力し、元のロウレベル状態に戻る。この原点センサ3の
ハイレベル信号の立下りに同期して、サーボモータが再
度逆方向回転し、手首軸1を図8(d)に矢印Dで示す
ように反時計回り方向に回転させる。そして、この後、
エンコーダからの「0」位置信号の最初の立ち下がりに
同期してサーボモータが停止し、これにて手首軸1の原
点復帰が完了する。
うに(同図では左側から右側方向への移動を時計回り方
向とする)、原点位置より反時計回り方向側にあるとす
ると、電源投入により、まずサーボモータは逆方向に回
転し、手首軸1を図8(d)に矢印Bで示すように反時
計回り方向に回転させる。この手首軸1の回転により永
久磁石2が動作限センサ5に対向する状態になると、該
動作限センサ5がハイレベル信号を出力するため、この
ハイレベル信号の立ち上がりに同期してサーボモータが
正方向に回転する。すると、手首軸1は反転して図8
(d)に矢印Cで示すように時計回り方向に回転し、こ
れにより永久磁石2が原点センサ3に接近し且つ遠ざか
るようになるため、原点センサ3はハイレベル信号を出
力し、元のロウレベル状態に戻る。この原点センサ3の
ハイレベル信号の立下りに同期して、サーボモータが再
度逆方向回転し、手首軸1を図8(d)に矢印Dで示す
ように反時計回り方向に回転させる。そして、この後、
エンコーダからの「0」位置信号の最初の立ち下がりに
同期してサーボモータが停止し、これにて手首軸1の原
点復帰が完了する。
【0007】また、電源投入時点において、手首軸1が
図8(d)にEで示すように、原点位置より時計回り方
向側にあったとすると、まずサーボモータの逆方向回転
により、手首軸1は図8(d)に矢印Fで示すように反
時計回り方向に回転する。この手首軸1の回転により永
久磁石2が原点センサ3に接近し且つ遠ざかるようにな
るため、原点センサ3はハイレベル信号を出力し、元の
ロウレベル状態に戻る。この原点センサ3のハイレベル
信号の立下りに同期して、サーボモータが正方向回転
し、手首軸1を図8(d)に矢印Gで示すように時計回
り方向に回転させる。すると、再度永久磁石2が原点セ
ンサ3に対し接近し且つ遠ざかるようになるため、原点
センサ3がハイレベル信号を出力し、ロウレベル状態に
戻るようになり、このハイレベル信号の立下りに同期し
てサーボモータが再度逆方向回転して手首軸1を図8
(d)に矢印Hで示す反時計回り方向に回転させる。そ
して、この後、エンコーダからの「0」位置信号の最初
の立ち下がりに同期してサーボモータが停止し、これに
て手首軸1の原点復帰が完了する。
図8(d)にEで示すように、原点位置より時計回り方
向側にあったとすると、まずサーボモータの逆方向回転
により、手首軸1は図8(d)に矢印Fで示すように反
時計回り方向に回転する。この手首軸1の回転により永
久磁石2が原点センサ3に接近し且つ遠ざかるようにな
るため、原点センサ3はハイレベル信号を出力し、元の
ロウレベル状態に戻る。この原点センサ3のハイレベル
信号の立下りに同期して、サーボモータが正方向回転
し、手首軸1を図8(d)に矢印Gで示すように時計回
り方向に回転させる。すると、再度永久磁石2が原点セ
ンサ3に対し接近し且つ遠ざかるようになるため、原点
センサ3がハイレベル信号を出力し、ロウレベル状態に
戻るようになり、このハイレベル信号の立下りに同期し
てサーボモータが再度逆方向回転して手首軸1を図8
(d)に矢印Hで示す反時計回り方向に回転させる。そ
して、この後、エンコーダからの「0」位置信号の最初
の立ち下がりに同期してサーボモータが停止し、これに
て手首軸1の原点復帰が完了する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特に多関節
型ロボットでは、アームの姿勢が変化した場合でも、手
首の姿勢を一定に保つことが要求されることが多い。こ
のような要求を満たすためには、手首軸1の回転範囲を
1回転以上にしなければならない場合がある。
型ロボットでは、アームの姿勢が変化した場合でも、手
首の姿勢を一定に保つことが要求されることが多い。こ
のような要求を満たすためには、手首軸1の回転範囲を
1回転以上にしなければならない場合がある。
【0009】しかしながら、上記従来の原点復帰構成で
は、電源投入時にサーボモータを一定方向たる逆方向に
回転させた場合、最初に動作限センサ5からハイレベル
信号が出力されるか、原点センサ3からハイレベル信号
が出力されるかによって、電源投入時点で手首軸1が原
点を反時計回り方向に通過して停止していたか、時計回
り方向側に通過して停止していたかを判別してその後の
制御を行う方式であるため、手首軸1の回転範囲が1回
転以上のものでは、手首軸1の位置によってはその判別
が逆になってしまう場合がある。従って、手首軸1の回
転範囲を1回転以上としたものには、従来の原点復帰構
成は適用できない。
は、電源投入時にサーボモータを一定方向たる逆方向に
回転させた場合、最初に動作限センサ5からハイレベル
信号が出力されるか、原点センサ3からハイレベル信号
が出力されるかによって、電源投入時点で手首軸1が原
点を反時計回り方向に通過して停止していたか、時計回
り方向側に通過して停止していたかを判別してその後の
制御を行う方式であるため、手首軸1の回転範囲が1回
転以上のものでは、手首軸1の位置によってはその判別
が逆になってしまう場合がある。従って、手首軸1の回
転範囲を1回転以上としたものには、従来の原点復帰構
成は適用できない。
【0010】ここで、エンコーダをアブソリュート形の
ものにすれば、手首軸1の回転範囲が1回転以上のもの
でも、原点復帰させることができるが、しかしアブソリ
ュート形のエンコーダは大形で、サーボモータの大形化
を招来し、しかも制御回路が複雑化する等の理由で小型
のロボットには使用できないのが実情である。
ものにすれば、手首軸1の回転範囲が1回転以上のもの
でも、原点復帰させることができるが、しかしアブソリ
ュート形のエンコーダは大形で、サーボモータの大形化
を招来し、しかも制御回路が複雑化する等の理由で小型
のロボットには使用できないのが実情である。
【0011】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、回転関節の回転範囲が1回転以上の場
合でも、アブソリュート形のエンコーダを用いることな
く、原点復帰を行わせることができるロボットの原点復
帰装置を提供するにある。
で、その目的は、回転関節の回転範囲が1回転以上の場
合でも、アブソリュート形のエンコーダを用いることな
く、原点復帰を行わせることができるロボットの原点復
帰装置を提供するにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のロボットの原点
復帰装置は、回転関節を駆動するモータの回転軸が1回
転内の特定位置に回転したことを1回転毎に検出するた
めの位置検出手段を設け、前記回転関節側に被検出部を
設け、前記回転関節を支持する側に前記被検出部の近接
により回転関節が原点位置近くに回転したことを検出す
るための原点センサを設け、前記原点センサは、前記被
検出部が通過する方向により検出信号の状態が変化し、
その変化した検出信号の状態を被検出部が逆方向に向か
って通過するまで維持する構成のものとし、前記回転関
節の原点復帰時、前記原点センサの検出信号の状態に応
じて前記モータを正逆方向に回転させて原点センサを特
定の検出信号の状態にした後、モータを特定方向に回転
させて前記位置検出手段の検出信号に基づきモータを停
止させることにより、回転関節を原点位置に復帰させる
構成にしたことを特徴とするものである。
復帰装置は、回転関節を駆動するモータの回転軸が1回
転内の特定位置に回転したことを1回転毎に検出するた
めの位置検出手段を設け、前記回転関節側に被検出部を
設け、前記回転関節を支持する側に前記被検出部の近接
により回転関節が原点位置近くに回転したことを検出す
るための原点センサを設け、前記原点センサは、前記被
検出部が通過する方向により検出信号の状態が変化し、
その変化した検出信号の状態を被検出部が逆方向に向か
って通過するまで維持する構成のものとし、前記回転関
節の原点復帰時、前記原点センサの検出信号の状態に応
じて前記モータを正逆方向に回転させて原点センサを特
定の検出信号の状態にした後、モータを特定方向に回転
させて前記位置検出手段の検出信号に基づきモータを停
止させることにより、回転関節を原点位置に復帰させる
構成にしたことを特徴とするものである。
【0013】
【作用】原点センサは、被検出部が通過する方向により
検出信号の状態が異なり、その検出信号の状態を被検出
部が逆方向に向かって通過するまで維持する構成のもの
であるから、原点復帰動作時の開始時において、原点セ
ンサの検出信号状態により、回転関節が原点位置を時計
回り方向に通過した位置で停止しているか、逆に反時計
回り方向に通過した位置で停止しているかを判別でき
る。このため、回転関節の回転範囲を2回転未満、すな
わち原点位置から時計回り方向に360度未満および反
時計回り方向に360度未満にしても原点復帰が可能に
なる。
検出信号の状態が異なり、その検出信号の状態を被検出
部が逆方向に向かって通過するまで維持する構成のもの
であるから、原点復帰動作時の開始時において、原点セ
ンサの検出信号状態により、回転関節が原点位置を時計
回り方向に通過した位置で停止しているか、逆に反時計
回り方向に通過した位置で停止しているかを判別でき
る。このため、回転関節の回転範囲を2回転未満、すな
わち原点位置から時計回り方向に360度未満および反
時計回り方向に360度未満にしても原点復帰が可能に
なる。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図6に基づい
て説明する。
て説明する。
【0015】まず、図3において、11は多関節型ロボ
ットの最終段のアームを示しており、このアーム11の
先端部分には回転関節としての手首部12が回転可能に
設けられている。この手首部12はアーム11側に設け
られた図示しないサーボモータにより正逆方向に回転さ
れるようになっている。
ットの最終段のアームを示しており、このアーム11の
先端部分には回転関節としての手首部12が回転可能に
設けられている。この手首部12はアーム11側に設け
られた図示しないサーボモータにより正逆方向に回転さ
れるようになっている。
【0016】上記手首部12には、例えば把持装置が取
り付けられる手首軸13が回転可能に支持されている。
この手首軸13は、手首部12に設けられたサーボモー
タ14により減速機15を介して正逆方向に回転され
る。そして、サーボモータ14には、位置検出手段とし
ての例えばインクリメント形のエンコーダ16が設けら
れている。このエンコーダ16は、サーボモータ14の
回転軸(図示せず)の回転角度を検出するためのもの
で、その回転軸が所定角度回転する度にパルス信号を出
力すると共に、図1(a)に示すように回転軸が1回転
内の特定の位置に回転したことを検出して1回転毎にパ
ルス信号(以下、「0」位置信号という)を出力するよ
うになっている。
り付けられる手首軸13が回転可能に支持されている。
この手首軸13は、手首部12に設けられたサーボモー
タ14により減速機15を介して正逆方向に回転され
る。そして、サーボモータ14には、位置検出手段とし
ての例えばインクリメント形のエンコーダ16が設けら
れている。このエンコーダ16は、サーボモータ14の
回転軸(図示せず)の回転角度を検出するためのもの
で、その回転軸が所定角度回転する度にパルス信号を出
力すると共に、図1(a)に示すように回転軸が1回転
内の特定の位置に回転したことを検出して1回転毎にパ
ルス信号(以下、「0」位置信号という)を出力するよ
うになっている。
【0017】前記手首軸13の外周部の1箇所には、図
4にも示すように、被検出部としての永久磁石17が設
けられており、この永久磁石17に対応して、手首部1
2側には例えば磁気抵抗効果により磁界方向を検出する
磁気抵抗素子からなる原点センサ18が設けられてい
る。
4にも示すように、被検出部としての永久磁石17が設
けられており、この永久磁石17に対応して、手首部1
2側には例えば磁気抵抗効果により磁界方向を検出する
磁気抵抗素子からなる原点センサ18が設けられてい
る。
【0018】この原点センサ18は、その等価回路を示
す図5のように、4個の強磁性薄膜19a〜19dをブ
リッジ接続し、それらの接続点のうちの2個の接続点を
直流電源20に接続すると共に、残る2個の接続点を差
動増幅器21の入力端子に接続した構成のもので、差動
増幅器21の出力端子から検出信号を取り出す構成にな
っている。そして、永久磁石17が原点センサ18を通
過する方向により強磁性薄膜19a〜19dの磁気抵抗
が変化し、強磁性薄膜19aおよび19bの接続点と強
磁性薄膜19cおよび19dの接続点の電圧の大小関係
が逆転するため、差動増幅器21からの出力である検出
信号の状態がプラス側電圧出力(以下単にハイレベル信
号という)とマイナス側電圧出力(以下単にロウレベル
信号という)との間で変化し、その信号の状態は永久磁
石17が原点センサ18を逆方向に向かって通過するま
で維持される。そして、信号の状態は電源20がオフさ
れても記憶され、電源20のオンにより記憶した信号の
状態で出力する。
す図5のように、4個の強磁性薄膜19a〜19dをブ
リッジ接続し、それらの接続点のうちの2個の接続点を
直流電源20に接続すると共に、残る2個の接続点を差
動増幅器21の入力端子に接続した構成のもので、差動
増幅器21の出力端子から検出信号を取り出す構成にな
っている。そして、永久磁石17が原点センサ18を通
過する方向により強磁性薄膜19a〜19dの磁気抵抗
が変化し、強磁性薄膜19aおよび19bの接続点と強
磁性薄膜19cおよび19dの接続点の電圧の大小関係
が逆転するため、差動増幅器21からの出力である検出
信号の状態がプラス側電圧出力(以下単にハイレベル信
号という)とマイナス側電圧出力(以下単にロウレベル
信号という)との間で変化し、その信号の状態は永久磁
石17が原点センサ18を逆方向に向かって通過するま
で維持される。そして、信号の状態は電源20がオフさ
れても記憶され、電源20のオンにより記憶した信号の
状態で出力する。
【0019】この実施例では、原点センサ18は、図1
に示すように、永久磁石17が反時計回り方向に通過す
ると、ハイレベル信号を出力し、時計回り方向に通過す
ると、ロウレベル信号を出力するように設定されている
ものとする。なお、図1では、手首軸13が左側から右
側へ移動する方向を時計回り方向の回転に定めてある。
また、同図(b)では、二重矢印は手首軸13が時計回
り方向に回転する場合の信号変化を示し、通常の矢印は
手首軸13が反時計回り方向に回転する場合の信号変化
を示す。
に示すように、永久磁石17が反時計回り方向に通過す
ると、ハイレベル信号を出力し、時計回り方向に通過す
ると、ロウレベル信号を出力するように設定されている
ものとする。なお、図1では、手首軸13が左側から右
側へ移動する方向を時計回り方向の回転に定めてある。
また、同図(b)では、二重矢印は手首軸13が時計回
り方向に回転する場合の信号変化を示し、通常の矢印は
手首軸13が反時計回り方向に回転する場合の信号変化
を示す。
【0020】かかる原点センサ18の信号および前記エ
ンコーダ16の信号は、図6に示すコンピュータを主体
とする制御装置22に入力され、手首軸13の原点復帰
時、制御装置22は原点センサ18、エンコーダ16か
らの信号および予め設定されたプログラムに基づいてサ
ーボモータ14を制御する。次に上記構成において、電
源投入時に手首軸13を原点に復帰させるための作用を
図2に示すフローチャートをも参照しながら説明する。
ンコーダ16の信号は、図6に示すコンピュータを主体
とする制御装置22に入力され、手首軸13の原点復帰
時、制御装置22は原点センサ18、エンコーダ16か
らの信号および予め設定されたプログラムに基づいてサ
ーボモータ14を制御する。次に上記構成において、電
源投入時に手首軸13を原点に復帰させるための作用を
図2に示すフローチャートをも参照しながら説明する。
【0021】なお、この実施例では、手首軸13の回転
範囲は、原点位置から時計回り方向および反時計回り方
向にそれぞれ300度、合計600度に定められている
ものとする。また、手首軸13の原点位置は、当該手首
軸13の時計回り方向の回転により、原点センサ18の
検出信号がハイレベルからロウレベルに変化(特定の検
出信号の状態に変化)した時点で、手首軸13を特定方
向たる反時計回り方向に回転させた後、エンコーダ16
の「0」位置信号の最初の立ち下がり時点における手首
軸13の位置に設定されている。
範囲は、原点位置から時計回り方向および反時計回り方
向にそれぞれ300度、合計600度に定められている
ものとする。また、手首軸13の原点位置は、当該手首
軸13の時計回り方向の回転により、原点センサ18の
検出信号がハイレベルからロウレベルに変化(特定の検
出信号の状態に変化)した時点で、手首軸13を特定方
向たる反時計回り方向に回転させた後、エンコーダ16
の「0」位置信号の最初の立ち下がり時点における手首
軸13の位置に設定されている。
【0022】さて、電源が投入されると、原点センサ1
8は記憶している電源オフ時の検出状態、従って電源オ
フ時の手首軸13の位置に応じた信号を出力する。そこ
で、まず制御装置22は、原点センサ18の検出信号が
ハイレベル状態にあるか否かを判断する(図2のステッ
プS1)。今、手首軸13が図1(c)にJで示すよう
に原点位置よりも反時計回り方向にあるとする。する
と、原点センサ18の検出信号は図1(b)に示すよう
にハイレベル状態にあるので、制御装置22は、ステッ
プS1では、「YES」と判断し、原点センサ18の検
出信号がハイレベル状態からロウレベル状態に切り替わ
るまでサーボモータ14を正方向に回転駆動する(ステ
ップS2およびステップS3の繰り返し)。
8は記憶している電源オフ時の検出状態、従って電源オ
フ時の手首軸13の位置に応じた信号を出力する。そこ
で、まず制御装置22は、原点センサ18の検出信号が
ハイレベル状態にあるか否かを判断する(図2のステッ
プS1)。今、手首軸13が図1(c)にJで示すよう
に原点位置よりも反時計回り方向にあるとする。する
と、原点センサ18の検出信号は図1(b)に示すよう
にハイレベル状態にあるので、制御装置22は、ステッ
プS1では、「YES」と判断し、原点センサ18の検
出信号がハイレベル状態からロウレベル状態に切り替わ
るまでサーボモータ14を正方向に回転駆動する(ステ
ップS2およびステップS3の繰り返し)。
【0023】さて、サーボモータ14が正方向に回転駆
動されると、手首軸13は図1(c)に矢印Kで示すよ
うに時計回り方向に回転し、永久磁石17が原点センサ
18を時計回り方向に通過するようになる。すると、原
点センサ18の検出信号はハイレベル状態からロウレベ
ル状態に切り替わるようになる。そして、制御装置22
は、そのハイレベル信号の立ち下がりを検出すると(ス
テップS3で「YES」)、次にサーボモータ14の回
転方向を切り替えて逆方向に回転させながらエンコーダ
16から「0」位置信号の立ち下がりを監視する状態に
なる(ステップS4およびステップS5)。そして、サ
ーボモータ14の逆方向回転により、手首軸13が図1
(c)に矢印L方向に回転し始めた後、エンコーダ16
からの「0」位置信号の最初の立ち下がりを検出すると
(ステップS5で「YES」)、制御装置22はその時
点での手首軸13の位置を原点としてサーボモータ14
を停止させる。
動されると、手首軸13は図1(c)に矢印Kで示すよ
うに時計回り方向に回転し、永久磁石17が原点センサ
18を時計回り方向に通過するようになる。すると、原
点センサ18の検出信号はハイレベル状態からロウレベ
ル状態に切り替わるようになる。そして、制御装置22
は、そのハイレベル信号の立ち下がりを検出すると(ス
テップS3で「YES」)、次にサーボモータ14の回
転方向を切り替えて逆方向に回転させながらエンコーダ
16から「0」位置信号の立ち下がりを監視する状態に
なる(ステップS4およびステップS5)。そして、サ
ーボモータ14の逆方向回転により、手首軸13が図1
(c)に矢印L方向に回転し始めた後、エンコーダ16
からの「0」位置信号の最初の立ち下がりを検出すると
(ステップS5で「YES」)、制御装置22はその時
点での手首軸13の位置を原点としてサーボモータ14
を停止させる。
【0024】一方、電源投入時点において、手首軸13
が図1(c)のMで示すように原点位置よりも時計回り
方向にあったとする。すると、原点センサ18の検出信
号は図1(b)に示すようにロウレベル状態にあるの
で、制御装置22は原点センサ18の検出信号の状態を
判断する前記ステップS1で「NO」と判断し、原点セ
ンサ18の検出信号がロウレベル状態からハイレベル状
態に切り替わるまでサーボモータ14を逆回転方向に回
転駆動する(ステップS7およびステップS8の繰り返
し)。
が図1(c)のMで示すように原点位置よりも時計回り
方向にあったとする。すると、原点センサ18の検出信
号は図1(b)に示すようにロウレベル状態にあるの
で、制御装置22は原点センサ18の検出信号の状態を
判断する前記ステップS1で「NO」と判断し、原点セ
ンサ18の検出信号がロウレベル状態からハイレベル状
態に切り替わるまでサーボモータ14を逆回転方向に回
転駆動する(ステップS7およびステップS8の繰り返
し)。
【0025】サーボモータ14が逆方向に回転駆動され
ると、手首軸13は、図1(c)に矢印Nで示すように
反時計回り方向に回転し、永久磁石17が原点センサ1
8を反時計回り方向に通過するようになる。すると、原
点センサ18の検出信号はロウレベル状態からハイレベ
ル状態に切り替わる。このようになると、前述した手首
軸13が原点位置よりも反時計回り方向に位置していた
場合と同様の状態になるので、制御装置22は前記ステ
ップS2に移行し、そして原点センサ18の検出信号が
ハイレベル状態からロウレベル状態に切り替わるまでサ
ーボモータ14を正方向に回転駆動して手首軸13を図
1(d)に矢印Pで示すように時計回り方向に回転させ
る(ステップS2およびステップS3の繰り返し)。
ると、手首軸13は、図1(c)に矢印Nで示すように
反時計回り方向に回転し、永久磁石17が原点センサ1
8を反時計回り方向に通過するようになる。すると、原
点センサ18の検出信号はロウレベル状態からハイレベ
ル状態に切り替わる。このようになると、前述した手首
軸13が原点位置よりも反時計回り方向に位置していた
場合と同様の状態になるので、制御装置22は前記ステ
ップS2に移行し、そして原点センサ18の検出信号が
ハイレベル状態からロウレベル状態に切り替わるまでサ
ーボモータ14を正方向に回転駆動して手首軸13を図
1(d)に矢印Pで示すように時計回り方向に回転させ
る(ステップS2およびステップS3の繰り返し)。
【0026】その後、制御装置22は、以下前述したと
同様にハイレベル信号の立ち下がりを検出すると(ステ
ップS3で「YES」)、サーボモータ14を逆方向に
回転駆動して手首軸13を図1(d)に矢印Qで示すよ
うに反時計回り方向に回転させ(ステップS4およびス
テップS5の繰り返し)、そしてエンコーダ16からの
「0」位置信号の最初の立ち下がりを検出した時点(ス
テップS5で「YES」)での手首軸13の位置を原点
としてサーボモータ14を停止させる(ステップS
6)。なお、上記実施例では、手首軸の原点復帰に適用
したが、本発明は手首軸に限られるものではなく、回転
する関節の原点復帰に広く適用できるものである。
同様にハイレベル信号の立ち下がりを検出すると(ステ
ップS3で「YES」)、サーボモータ14を逆方向に
回転駆動して手首軸13を図1(d)に矢印Qで示すよ
うに反時計回り方向に回転させ(ステップS4およびス
テップS5の繰り返し)、そしてエンコーダ16からの
「0」位置信号の最初の立ち下がりを検出した時点(ス
テップS5で「YES」)での手首軸13の位置を原点
としてサーボモータ14を停止させる(ステップS
6)。なお、上記実施例では、手首軸の原点復帰に適用
したが、本発明は手首軸に限られるものではなく、回転
する関節の原点復帰に広く適用できるものである。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、原
点センサを、被検出部が通過する方向により検出信号の
状態が異なり、その検出信号の状態を被検出部が逆方向
に向かって通過するまで維持する構成のものとしたか
ら、原点復帰動作時の開始時において、原点センサの検
出信号状態により、回転関節が原点位置を時計回り方向
に通過した位置で停止しているか、逆に反時計回り方向
に通過した位置で停止しているかを判別できる。このた
め、回転関節の回転範囲が1回転以上であっても、アブ
ソリュート型のエンコーダを用いることなく、回転関節
を原点復帰させることができる。
点センサを、被検出部が通過する方向により検出信号の
状態が異なり、その検出信号の状態を被検出部が逆方向
に向かって通過するまで維持する構成のものとしたか
ら、原点復帰動作時の開始時において、原点センサの検
出信号状態により、回転関節が原点位置を時計回り方向
に通過した位置で停止しているか、逆に反時計回り方向
に通過した位置で停止しているかを判別できる。このた
め、回転関節の回転範囲が1回転以上であっても、アブ
ソリュート型のエンコーダを用いることなく、回転関節
を原点復帰させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を手首部の位置との関係で示
す各部の信号波形図
す各部の信号波形図
【図2】原点復帰動作の作用を説明するためのフローチ
ャート
ャート
【図3】手首軸部分を示す断面図
【図4】手首軸と原点センサとの関係を示す断面図
【図5】原点センサの等価回路図
【図6】電気的構成を示すブロック図
【図7】従来の原点復帰構成を説明するための図3相当
図
図
【図8】図1相当図
13は手首軸(回転関節)、14はサーボモータ、16
はエンコーダ(位置検出手段)、17は永久磁石(被検
出部)、18は原点センサ、22は制御装置である。
はエンコーダ(位置検出手段)、17は永久磁石(被検
出部)、18は原点センサ、22は制御装置である。
Claims (1)
- 【請求項1】 回転する関節を備えたものにおいて、前
記回転関節を駆動するモータと、このモータの回転軸が
1回転内の特定位置に回転したことを1回転毎に検出す
るための位置検出手段と、前記回転関節側に設けられた
被検出部と、前記回転関節を支持する側に設けられ前記
被検出部の近接により回転関節が原点位置近くに回転し
たことを検出するための原点センサとを備え、前記原点
センサは、前記被検出部が通過する方向により検出信号
の状態が変化し、その変化した検出信号の状態を被検出
部が逆方向に向かって通過するまで維持する構成のもの
とし、前記回転関節の原点復帰時、前記原点センサの検
出信号の状態に応じて前記モータを正逆方向に回転させ
て原点センサを特定の検出信号の状態にした後、モータ
を特定方向に回転させて前記位置検出手段の検出信号に
基づきモータを停止させることにより、回転関節を原点
位置に復帰させる構成にしてなるロボットの原点復帰装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18022592A JPH0623681A (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | ロボットの原点復帰装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18022592A JPH0623681A (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | ロボットの原点復帰装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0623681A true JPH0623681A (ja) | 1994-02-01 |
Family
ID=16079580
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18022592A Pending JPH0623681A (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | ロボットの原点復帰装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0623681A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100743911B1 (ko) * | 2006-03-02 | 2007-08-02 | 삼성중공업 주식회사 | 파이프 청소 로봇 및 그 자동 홈잉 방법 |
| CN102814816A (zh) * | 2012-08-31 | 2012-12-12 | 深圳市华成工业控制有限公司 | 机械手精确找原点方法 |
| JP2016083706A (ja) * | 2014-10-23 | 2016-05-19 | セイコーエプソン株式会社 | ロボット及び制御装置 |
-
1992
- 1992-07-08 JP JP18022592A patent/JPH0623681A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100743911B1 (ko) * | 2006-03-02 | 2007-08-02 | 삼성중공업 주식회사 | 파이프 청소 로봇 및 그 자동 홈잉 방법 |
| CN102814816A (zh) * | 2012-08-31 | 2012-12-12 | 深圳市华成工业控制有限公司 | 机械手精确找原点方法 |
| JP2016083706A (ja) * | 2014-10-23 | 2016-05-19 | セイコーエプソン株式会社 | ロボット及び制御装置 |
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