JPH06236833A - チップ状タンタル固体電解コンデンサの製造方法 - Google Patents
チップ状タンタル固体電解コンデンサの製造方法Info
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- JPH06236833A JPH06236833A JP5023924A JP2392493A JPH06236833A JP H06236833 A JPH06236833 A JP H06236833A JP 5023924 A JP5023924 A JP 5023924A JP 2392493 A JP2392493 A JP 2392493A JP H06236833 A JPH06236833 A JP H06236833A
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- molding
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 生産性に優れ、かつtanδ値の電気特性も
安定したものを得ることができるチップ状タンタル固体
電解コンデンサの製造方法を提供することを目的とす
る。 【構成】 コンデンサ素子21aの陽極導出線22を下
金型30aとで圧接固定する上金型30bの前記陽極導
出線22との当接面を前記陽極導出線22の曲面に沿っ
た曲面形状32にすることにより、上金型30bおよび
下金型30aの空間部31にコンデンサ素子21aを装
填するとともに、樹脂を注入してコンデンサ素子21a
をモールド樹脂26で外装した場合におけるモールド樹
脂26の空間部31外への流出を防止して、樹脂バリの
発生をなくしたものである。
安定したものを得ることができるチップ状タンタル固体
電解コンデンサの製造方法を提供することを目的とす
る。 【構成】 コンデンサ素子21aの陽極導出線22を下
金型30aとで圧接固定する上金型30bの前記陽極導
出線22との当接面を前記陽極導出線22の曲面に沿っ
た曲面形状32にすることにより、上金型30bおよび
下金型30aの空間部31にコンデンサ素子21aを装
填するとともに、樹脂を注入してコンデンサ素子21a
をモールド樹脂26で外装した場合におけるモールド樹
脂26の空間部31外への流出を防止して、樹脂バリの
発生をなくしたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はチップ状タンタル固体電
解コンデンサの製造方法に関するものである。さらに言
えば本発明の特定的な利用分野は、外装樹脂からなるコ
ンデンサ素子を備え、かつリード線を有しないチップ状
タンタル固体電解コンデンサにおけるモールド樹脂の成
形技術に関するものである。
解コンデンサの製造方法に関するものである。さらに言
えば本発明の特定的な利用分野は、外装樹脂からなるコ
ンデンサ素子を備え、かつリード線を有しないチップ状
タンタル固体電解コンデンサにおけるモールド樹脂の成
形技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の軽薄短小化と面実装技
術の進展からリード線を有しないチップ状の電子部品が
急増している。チップ状タンタル固体電解コンデンサに
おいても小形大容量化が進展する中でチップ部品自身の
一層の小形化が要求されている。
術の進展からリード線を有しないチップ状の電子部品が
急増している。チップ状タンタル固体電解コンデンサに
おいても小形大容量化が進展する中でチップ部品自身の
一層の小形化が要求されている。
【0003】従来のチップ状タンタル固体電解コンデン
サは、図5に示すように構成されていた。すなわち、こ
の図5において、1は弁作用金属からなるタンタル金属
粉末を成形焼結した多孔質の陽極体で、この陽極体1よ
り導出したタンタル線からなる陽極導出線2の一部と陽
極体1の全面に陽極酸化による誘電体性酸化被膜を形成
し、この表面に二酸化マンガンなどの電解質層を形成し
ている。3は陽極導出線2に装着したテフロン板で、こ
のテフロン板3は前記電解質層の形成時に陽極導出線2
へ硝酸マンガンが這い上がって二酸化マンガンが付着す
るのを防止する絶縁板である。また前記電解質層の上に
は浸漬法によりカーボン層および銀塗料層よりなる陰極
層4を順次積層形成することによりコンデンサ素子1a
を構成している。
サは、図5に示すように構成されていた。すなわち、こ
の図5において、1は弁作用金属からなるタンタル金属
粉末を成形焼結した多孔質の陽極体で、この陽極体1よ
り導出したタンタル線からなる陽極導出線2の一部と陽
極体1の全面に陽極酸化による誘電体性酸化被膜を形成
し、この表面に二酸化マンガンなどの電解質層を形成し
ている。3は陽極導出線2に装着したテフロン板で、こ
のテフロン板3は前記電解質層の形成時に陽極導出線2
へ硝酸マンガンが這い上がって二酸化マンガンが付着す
るのを防止する絶縁板である。また前記電解質層の上に
は浸漬法によりカーボン層および銀塗料層よりなる陰極
層4を順次積層形成することによりコンデンサ素子1a
を構成している。
【0004】そして、このコンデンサ素子1aの陰極層
4における陽極導出線2と反対側に位置する部分には、
先端部に丸味をもたせた円錐状の陰極導電体層5を形成
し、その後、コンデンサ素子1aおよび陰極導電体層5
を陽極導出線2が片側に引き出されるようにモールド樹
脂6で樹脂成形することにより外装する。そしてモール
ド樹脂6により外装された陰極導電体層5を機械的な研
削等により露出させた後、陽極導出線2の突出部2aを
含むモールド樹脂6の陽極導出線2の引き出し面と、こ
の引き出し面に隣接する周面に陽極金属層7を被覆形成
するとともに、陰極導電体層5の露出部5aを含むモー
ルド樹脂6の陰極側端面およびこの陰極側端面に隣接す
る周囲に陰極金属層8を被覆形成していた。
4における陽極導出線2と反対側に位置する部分には、
先端部に丸味をもたせた円錐状の陰極導電体層5を形成
し、その後、コンデンサ素子1aおよび陰極導電体層5
を陽極導出線2が片側に引き出されるようにモールド樹
脂6で樹脂成形することにより外装する。そしてモール
ド樹脂6により外装された陰極導電体層5を機械的な研
削等により露出させた後、陽極導出線2の突出部2aを
含むモールド樹脂6の陽極導出線2の引き出し面と、こ
の引き出し面に隣接する周面に陽極金属層7を被覆形成
するとともに、陰極導電体層5の露出部5aを含むモー
ルド樹脂6の陰極側端面およびこの陰極側端面に隣接す
る周囲に陰極金属層8を被覆形成していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のチップ状タンタル固体電解コンデンサにおい
ては、次のような問題点を有していた。すなわち、コン
デンサ素子1aをモールド樹脂6で外装する場合、図6
に示すように、保持部材9に保持された陽極導出線2を
成形金型である下金型10aと上金型10bとで水平に
固定してモールド成形するが、コンデンサ素子1aは成
形金型を構成する下金型10aと上金型10bを閉じた
時にできる空間部11に装填され、かつ陽極導出線2は
下金型10aと上金型10bとにより一部が固定される
もので、陽極導出線2の一部と下金型10aおよび上金
型10bとの固定は、図7(a)に示すように、下金型
10aに陽極導出線2を取り付け、かつ上金型10bを
上部に待機させた状態とし、そして図7(b)に示すよ
うに、上金型10bを閉じて下金型10aとにより陽極
導出線2を固定するもので、この図7(b)の状態でト
ランスファー成形法により成形金型の樹脂注入ゲート
(図示せず)から樹脂を注入すると、陽極導出線2と下
金型10aおよび上金型10bとの間に形成される隙間
12よりモールド樹脂が流出する。
うな従来のチップ状タンタル固体電解コンデンサにおい
ては、次のような問題点を有していた。すなわち、コン
デンサ素子1aをモールド樹脂6で外装する場合、図6
に示すように、保持部材9に保持された陽極導出線2を
成形金型である下金型10aと上金型10bとで水平に
固定してモールド成形するが、コンデンサ素子1aは成
形金型を構成する下金型10aと上金型10bを閉じた
時にできる空間部11に装填され、かつ陽極導出線2は
下金型10aと上金型10bとにより一部が固定される
もので、陽極導出線2の一部と下金型10aおよび上金
型10bとの固定は、図7(a)に示すように、下金型
10aに陽極導出線2を取り付け、かつ上金型10bを
上部に待機させた状態とし、そして図7(b)に示すよ
うに、上金型10bを閉じて下金型10aとにより陽極
導出線2を固定するもので、この図7(b)の状態でト
ランスファー成形法により成形金型の樹脂注入ゲート
(図示せず)から樹脂を注入すると、陽極導出線2と下
金型10aおよび上金型10bとの間に形成される隙間
12よりモールド樹脂が流出する。
【0006】このモールド樹脂の流出を図8を用いてさ
らに詳しく説明する。すなわち、図8は、樹脂成形工程
においてトランスファー成形法で樹脂成形した後の状態
を示したもので、コンデンサ素子1aを外装するために
モールド樹脂6を用いて樹脂成形すると、樹脂成形圧力
により溶融した樹脂は樹脂注入ゲートから図6に示す成
形金型の空間部11に装填されたコンデンサ素子1aを
包み込むように入るもので、この場合、図7(b)に示
すように、陽極導出線2と下金型10aおよび上金型1
0bとの間に隙間12が形成されているため、この隙間
12からモールド樹脂6が流出し、陽極導出線2に沿っ
て樹脂バリ12aとして分厚く付着する。この分厚く付
着した樹脂バリ12aは溶融樹脂が陽極導出線2に溶融
固着されているため、アルミナ粉末等のブラスト処理に
よる除去機を用いても除去が困難であり、その工程が非
常に難しいものとなり、かつ生産性も悪くなっていた。
また、樹脂バリ12aを完全に除去して陽極導出線2を
露出させなかった場合は、後工程で陽極導出線2に電極
を形成するメッキ被膜等との接触抵抗が増え、tanδ
値を増大させるという問題につながっていた。
らに詳しく説明する。すなわち、図8は、樹脂成形工程
においてトランスファー成形法で樹脂成形した後の状態
を示したもので、コンデンサ素子1aを外装するために
モールド樹脂6を用いて樹脂成形すると、樹脂成形圧力
により溶融した樹脂は樹脂注入ゲートから図6に示す成
形金型の空間部11に装填されたコンデンサ素子1aを
包み込むように入るもので、この場合、図7(b)に示
すように、陽極導出線2と下金型10aおよび上金型1
0bとの間に隙間12が形成されているため、この隙間
12からモールド樹脂6が流出し、陽極導出線2に沿っ
て樹脂バリ12aとして分厚く付着する。この分厚く付
着した樹脂バリ12aは溶融樹脂が陽極導出線2に溶融
固着されているため、アルミナ粉末等のブラスト処理に
よる除去機を用いても除去が困難であり、その工程が非
常に難しいものとなり、かつ生産性も悪くなっていた。
また、樹脂バリ12aを完全に除去して陽極導出線2を
露出させなかった場合は、後工程で陽極導出線2に電極
を形成するメッキ被膜等との接触抵抗が増え、tanδ
値を増大させるという問題につながっていた。
【0007】本発明はこのような問題点を解決するもの
で、生産性に優れ、かつtanδ値の電気特性も安定し
たものを得ることができるチップ状タンタル固体電解コ
ンデンサの製造方法を提供することを目的とするもので
ある。
で、生産性に優れ、かつtanδ値の電気特性も安定し
たものを得ることができるチップ状タンタル固体電解コ
ンデンサの製造方法を提供することを目的とするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のチップ状タンタル固体電解コンデンサの製造
方法は、陽極導出線を有するコンデンサ素子と、このコ
ンデンサ素子の陽極導出線を保持する保持部材と、前記
陽極導出線を固定するとともに前記コンデンサ素子が装
填される空間部を形成した上金型および下金型からなる
成形金型と、この成形金型における上金型および下金型
で前記陽極導出線を圧接固定し、前記空間部に樹脂を注
入して前記コンデンサ素子をモールド樹脂で外装するた
めの樹脂注入ゲートとを有し、前記陽極導出線を圧接固
定する前記成形金型における上金型の前記陽極導出線と
の当接面を前記陽極導出線の曲面に沿った曲面形状に
し、樹脂成形するようにしたものである。
に本発明のチップ状タンタル固体電解コンデンサの製造
方法は、陽極導出線を有するコンデンサ素子と、このコ
ンデンサ素子の陽極導出線を保持する保持部材と、前記
陽極導出線を固定するとともに前記コンデンサ素子が装
填される空間部を形成した上金型および下金型からなる
成形金型と、この成形金型における上金型および下金型
で前記陽極導出線を圧接固定し、前記空間部に樹脂を注
入して前記コンデンサ素子をモールド樹脂で外装するた
めの樹脂注入ゲートとを有し、前記陽極導出線を圧接固
定する前記成形金型における上金型の前記陽極導出線と
の当接面を前記陽極導出線の曲面に沿った曲面形状に
し、樹脂成形するようにしたものである。
【0009】
【作用】上記製造方法によれば、コンデンサ素子が装填
される空間部を形成した上金型および下金型からなる成
形金型における上金型および下金型で前記陽極導出線を
圧接固定する場合、成形金型における上金型の陽極導出
線との当接面を陽極導出線の曲面に沿った曲面形状にし
ているため、上金型と下金型による陽極導出線の圧接固
定時には、従来のように陽極導出線と上金型との間に隙
間が発生することは無くなり、その結果、モールド樹脂
が流出することはないため、樹脂バリの発生を防止する
ことができる。これにより、樹脂バリを除去する作業お
よび作業管理が不要となるため、その生産性を大幅に向
上させることができるとともに、陽極導出線の表面には
樹脂バリが無い完全な状態で、後工程において電極形成
がなされるため、陽極導出線と電極形成用のメッキ被膜
は確実な電気的接続が得られることになり、その結果、
tanδ値の電気特性も安定したものを得ることができ
る。
される空間部を形成した上金型および下金型からなる成
形金型における上金型および下金型で前記陽極導出線を
圧接固定する場合、成形金型における上金型の陽極導出
線との当接面を陽極導出線の曲面に沿った曲面形状にし
ているため、上金型と下金型による陽極導出線の圧接固
定時には、従来のように陽極導出線と上金型との間に隙
間が発生することは無くなり、その結果、モールド樹脂
が流出することはないため、樹脂バリの発生を防止する
ことができる。これにより、樹脂バリを除去する作業お
よび作業管理が不要となるため、その生産性を大幅に向
上させることができるとともに、陽極導出線の表面には
樹脂バリが無い完全な状態で、後工程において電極形成
がなされるため、陽極導出線と電極形成用のメッキ被膜
は確実な電気的接続が得られることになり、その結果、
tanδ値の電気特性も安定したものを得ることができ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1は本発明の一実施例における製造
方法により得られたチップ状タンタル固体電解コンデン
サを示したもので、図1において、21は弁作用金属か
らなるタンタル金属粉末を成形焼結した多孔質の陽極体
で、この陽極体21より導出したタンタル線からなる陽
極導出線22の一部と陽極体21の全面に陽極酸化によ
る誘電体性酸化被膜を形成し、この表面に二酸化マンガ
ンなどの電解質層を形成している。23は陽極導出線2
2に装着したテフロン板で、このテフロン板23は前記
電解質層の形成時に陽極導出線22へ硝酸マンガンが這
い上がって二酸化マンガンが付着するのを防止する絶縁
板である。また前記電解質層の上には浸漬法によりカー
ボン層および銀塗料層よりなる陰極層24を順次積層形
成することによりコンデンサ素子21aを構成してい
る。
ながら説明する。図1は本発明の一実施例における製造
方法により得られたチップ状タンタル固体電解コンデン
サを示したもので、図1において、21は弁作用金属か
らなるタンタル金属粉末を成形焼結した多孔質の陽極体
で、この陽極体21より導出したタンタル線からなる陽
極導出線22の一部と陽極体21の全面に陽極酸化によ
る誘電体性酸化被膜を形成し、この表面に二酸化マンガ
ンなどの電解質層を形成している。23は陽極導出線2
2に装着したテフロン板で、このテフロン板23は前記
電解質層の形成時に陽極導出線22へ硝酸マンガンが這
い上がって二酸化マンガンが付着するのを防止する絶縁
板である。また前記電解質層の上には浸漬法によりカー
ボン層および銀塗料層よりなる陰極層24を順次積層形
成することによりコンデンサ素子21aを構成してい
る。
【0011】そして、このコンデンサ素子21aの陰極
層24における陽極導出線22と反対側に位置する部分
には、先端部に丸みをもたせた円錐状の陰極導電体層2
5を形成し、その後、コンデンサ素子21aおよび陰極
導電体層25を陽極導出線22が片側に引き出されるよ
うにモールド樹脂26で樹脂成形することにより外装し
ている。そしてこのモールド樹脂26により外装された
陰極導電体層25を機械的に研削等により露出させた
後、陽極導出線22の突出部22aを含むモールド樹脂
26の陽極導出線22の引き出し面と、この引き出し面
に隣接する周面に陽極金属層27を被覆形成するととも
に、陰極導電体層25の露出部25aを含むモールド樹
脂26の陰極側端面およびこの陰極側端面に隣接する周
面に陰極金属層28を被覆形成している。
層24における陽極導出線22と反対側に位置する部分
には、先端部に丸みをもたせた円錐状の陰極導電体層2
5を形成し、その後、コンデンサ素子21aおよび陰極
導電体層25を陽極導出線22が片側に引き出されるよ
うにモールド樹脂26で樹脂成形することにより外装し
ている。そしてこのモールド樹脂26により外装された
陰極導電体層25を機械的に研削等により露出させた
後、陽極導出線22の突出部22aを含むモールド樹脂
26の陽極導出線22の引き出し面と、この引き出し面
に隣接する周面に陽極金属層27を被覆形成するととも
に、陰極導電体層25の露出部25aを含むモールド樹
脂26の陰極側端面およびこの陰極側端面に隣接する周
面に陰極金属層28を被覆形成している。
【0012】図2は、図1に示すチップ状タンタル固体
電解コンデンサを製造するための樹脂成形工程で用いる
トランスファー成形法の成形金型を示したもので、コン
デンサ素子をモールド樹脂で外装する場合、図2に示す
ように、保持部材29に保持された陽極導出線22を成
形金型である下金型30aと上金型30bとで水平に固
定して樹脂でモールド成形する。この場合、コンデンサ
素子21aは、成形金型を構成する下金型30aと上金
型30bを閉じたときにできる空間部31に装填すると
ともに、陽極導出線22の一部を下金型30aとで固定
する上金型30bは、陽極導出線22との当接面を陽極
導出線22の曲面に沿った曲面形状32にしている。
電解コンデンサを製造するための樹脂成形工程で用いる
トランスファー成形法の成形金型を示したもので、コン
デンサ素子をモールド樹脂で外装する場合、図2に示す
ように、保持部材29に保持された陽極導出線22を成
形金型である下金型30aと上金型30bとで水平に固
定して樹脂でモールド成形する。この場合、コンデンサ
素子21aは、成形金型を構成する下金型30aと上金
型30bを閉じたときにできる空間部31に装填すると
ともに、陽極導出線22の一部を下金型30aとで固定
する上金型30bは、陽極導出線22との当接面を陽極
導出線22の曲面に沿った曲面形状32にしている。
【0013】次に、陽極導出線22を保持する成形金型
である下金型30aと上金型30bについて、図3を用
いてさらに詳しく説明する。図3において、図3(a)
は下金型30aに陽極導出線22を取り付け、かつ上金
型30bを上部に待機させた樹脂成形前の状態を示した
ものであり、また図3(b)は上金型30bが下に降り
て成形金型として閉じた状態、すなわち、成形金型が陽
極導出線22を固定した状態を示したものである。図3
(b)の状態で、トランスファー成形法による成形金型
の樹脂注入ゲート(図示せず)から溶融樹脂を圧力注入
した場合、上金型30bは、陽極導出線22との当接面
を陽極導出線22の曲面に沿った曲面形状32にしてい
るため、陽極導出線22と上金型30bおよび下金型3
0aとの間に隙間が発生することはなく、その結果、溶
融樹脂は成形金型の空間部(図2の空間部31)内に止
まるため、モールド樹脂が空間部31外へ流出すること
はなくなる。このときの上金型30bの曲面形状32と
陽極導出線22との関係は、下記の(1)式に示す関係
が最も有効である。
である下金型30aと上金型30bについて、図3を用
いてさらに詳しく説明する。図3において、図3(a)
は下金型30aに陽極導出線22を取り付け、かつ上金
型30bを上部に待機させた樹脂成形前の状態を示した
ものであり、また図3(b)は上金型30bが下に降り
て成形金型として閉じた状態、すなわち、成形金型が陽
極導出線22を固定した状態を示したものである。図3
(b)の状態で、トランスファー成形法による成形金型
の樹脂注入ゲート(図示せず)から溶融樹脂を圧力注入
した場合、上金型30bは、陽極導出線22との当接面
を陽極導出線22の曲面に沿った曲面形状32にしてい
るため、陽極導出線22と上金型30bおよび下金型3
0aとの間に隙間が発生することはなく、その結果、溶
融樹脂は成形金型の空間部(図2の空間部31)内に止
まるため、モールド樹脂が空間部31外へ流出すること
はなくなる。このときの上金型30bの曲面形状32と
陽極導出線22との関係は、下記の(1)式に示す関係
が最も有効である。
【0014】r:陽極導出線の半径,R:曲面形状の曲
面半径とした場合、 R=(1.1〜2)r……(1) つまり、陽極導出線22の半径の1.1〜2倍程度の曲
面半径を有する曲面形状32にすることにより、本発明
の効果が得られる。
面半径とした場合、 R=(1.1〜2)r……(1) つまり、陽極導出線22の半径の1.1〜2倍程度の曲
面半径を有する曲面形状32にすることにより、本発明
の効果が得られる。
【0015】モールド樹脂の流出防止について、さらに
詳しく説明するため、図4を用いて説明する。図4は、
樹脂成形工程においてトランスファー成形法で樹脂成形
した後の状態を示したもので、保持部材29に保持され
た陽極導出線22には、この陽極導出線22の一部を成
形金型に固定した近傍で金型の跡33が転写されてい
る。これは上金型30bで陽極導出線22を圧接固定し
たときに生じた金型の跡33である。このように本発明
の実施例においては、金型の跡33が転写されるように
陽極導出線22を上金型30bの曲面形状32で圧接固
定しているため、従来法において、問題となっていた樹
脂バリが陽極導出線22に発生することはなくなるもの
である。
詳しく説明するため、図4を用いて説明する。図4は、
樹脂成形工程においてトランスファー成形法で樹脂成形
した後の状態を示したもので、保持部材29に保持され
た陽極導出線22には、この陽極導出線22の一部を成
形金型に固定した近傍で金型の跡33が転写されてい
る。これは上金型30bで陽極導出線22を圧接固定し
たときに生じた金型の跡33である。このように本発明
の実施例においては、金型の跡33が転写されるように
陽極導出線22を上金型30bの曲面形状32で圧接固
定しているため、従来法において、問題となっていた樹
脂バリが陽極導出線22に発生することはなくなるもの
である。
【0016】以上のことから、本発明の実施例の構成に
よれば、樹脂成形工程が簡単になって生産性を大幅に向
上させることができるとともに、後工程で陽極導出線2
2に電極を形成する際におけるメッキ被膜等との接続に
おいても確実な電気的接続が可能となるため、tanδ
値の電気特性も安定したものを得ることができる。
よれば、樹脂成形工程が簡単になって生産性を大幅に向
上させることができるとともに、後工程で陽極導出線2
2に電極を形成する際におけるメッキ被膜等との接続に
おいても確実な電気的接続が可能となるため、tanδ
値の電気特性も安定したものを得ることができる。
【0017】なお、上記実施例においては、樹脂成形を
行う場合、トランスファー成形法で樹脂成形したものを
説明したが、液晶ポリマー、PPS樹脂などの熱可塑性
樹脂を用いた射出成形法で樹脂成形してもよいものであ
る。
行う場合、トランスファー成形法で樹脂成形したものを
説明したが、液晶ポリマー、PPS樹脂などの熱可塑性
樹脂を用いた射出成形法で樹脂成形してもよいものであ
る。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明の製造方法によれ
ば、コンデンサ素子が装填される空間部を形成した上金
型および下金型からなる成形金型における上金型および
下金型で前記陽極導出線を圧接固定する場合、成形金型
における上金型の陽極導出線との当接面を陽極導出線の
曲面に沿った曲面形状にしているため、上金型と下金型
による陽極導出線の圧接固定時には、従来のように陽極
導出線と上金型との間に隙間が発生することは無くな
り、その結果、モールド樹脂が流出することはないた
め、樹脂バリの発生を防止することができる。これによ
り、樹脂バリを除去する作業および作業管理が不要とな
るため、その生産性を大幅に向上させることができると
ともに、陽極導出線の表面には樹脂バリが無い完全な状
態で、後工程において電極形成がなされるため、陽極導
出線と電極形成用メッキ被膜は確実な電気的接続が得ら
れることになり、その結果、tanδ値の電気特性も安
定したものを得ることができるものである。
ば、コンデンサ素子が装填される空間部を形成した上金
型および下金型からなる成形金型における上金型および
下金型で前記陽極導出線を圧接固定する場合、成形金型
における上金型の陽極導出線との当接面を陽極導出線の
曲面に沿った曲面形状にしているため、上金型と下金型
による陽極導出線の圧接固定時には、従来のように陽極
導出線と上金型との間に隙間が発生することは無くな
り、その結果、モールド樹脂が流出することはないた
め、樹脂バリの発生を防止することができる。これによ
り、樹脂バリを除去する作業および作業管理が不要とな
るため、その生産性を大幅に向上させることができると
ともに、陽極導出線の表面には樹脂バリが無い完全な状
態で、後工程において電極形成がなされるため、陽極導
出線と電極形成用メッキ被膜は確実な電気的接続が得ら
れることになり、その結果、tanδ値の電気特性も安
定したものを得ることができるものである。
【図1】本発明の一実施例の製造方法により得られたチ
ップ状タンタル固体電解コンデンサの断面図
ップ状タンタル固体電解コンデンサの断面図
【図2】同固体電解コンデンサを樹脂成形する成形金型
の分解斜視図
の分解斜視図
【図3】(a)同成形金型による陽極導出線の圧接固定
前の状態を示す側面図 (b)同成形金型による陽極導出線の圧接固定後の状態
を示す側面図
前の状態を示す側面図 (b)同成形金型による陽極導出線の圧接固定後の状態
を示す側面図
【図4】同チップ状タンタル固体電解コンデンサの樹脂
成形後の半完成品状態を示す平面図
成形後の半完成品状態を示す平面図
【図5】従来の製造方法により得られたチップ状タンタ
ル固体電解コンデンサの断面図
ル固体電解コンデンサの断面図
【図6】同固体電解コンデンサを樹脂成形する成形金型
の分解斜視図
の分解斜視図
【図7】(a)同成形金型による陽極導出線の圧接固定
前の状態を示す側面図 (b)同成形金型による陽極導出線の圧接固定後の状態
を示す側面図
前の状態を示す側面図 (b)同成形金型による陽極導出線の圧接固定後の状態
を示す側面図
【図8】同チップ状タンタル固体電解コンデンサの樹脂
成形後の半完成品状態を示す平面図
成形後の半完成品状態を示す平面図
21a コンデンサ素子 22 陽極導出線 26 モールド樹脂 29 保持部材 30a 下金型 30b 上金型 31 空間部 32 曲面形状
Claims (1)
- 【請求項1】 陽極導出線を有するコンデンサ素子と、
このコンデンサ素子の陽極導出線を保持する保持部材
と、前記陽極導出線を固定するとともに前記コンデンサ
素子が装填される空間部を形成した上金型および下金型
からなる成形金型と、この成形金型における上金型およ
び下金型で前記陽極導出線を圧接固定し、前記空間部に
樹脂を注入して前記コンデンサ素子をモールド樹脂で外
装するための樹脂注入ゲートとを有し、前記陽極導出線
を圧接固定する前記成形金型における上金型の前記陽極
導出線との当接面を前記陽極導出線の曲面に沿った曲面
形状に樹脂成形するチップ状タンタル固体電解コンデン
サの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5023924A JPH06236833A (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | チップ状タンタル固体電解コンデンサの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5023924A JPH06236833A (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | チップ状タンタル固体電解コンデンサの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06236833A true JPH06236833A (ja) | 1994-08-23 |
Family
ID=12124077
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5023924A Pending JPH06236833A (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | チップ状タンタル固体電解コンデンサの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06236833A (ja) |
-
1993
- 1993-02-12 JP JP5023924A patent/JPH06236833A/ja active Pending
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