JPH06237742A - 果汁製品の製造方法 - Google Patents
果汁製品の製造方法Info
- Publication number
- JPH06237742A JPH06237742A JP4292950A JP29295092A JPH06237742A JP H06237742 A JPH06237742 A JP H06237742A JP 4292950 A JP4292950 A JP 4292950A JP 29295092 A JP29295092 A JP 29295092A JP H06237742 A JPH06237742 A JP H06237742A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fruit juice
- juice
- filling
- fruit
- heat sterilization
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- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
- Non-Alcoholic Beverages (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 果汁製品製造過程における果汁と大気との接
触を防止し、また加熱殺菌温度を低減することにより、
果汁成分の変質と熱による異臭味成分の生成を抑止し、
これにより、フレッシュな風味の果汁製品を製造する。 【構成】 果実の搾汁によって得られた原果汁をセラミ
ック膜で濾過する工程と、得られた透過果汁を必要に応
じて高温瞬間加熱殺菌を行った後に容器に充填する工
程、あるいは容器に充填した透過果汁を65〜85℃で
加熱殺菌処理する工程からなり、それらの工程を一貫し
て窒素ガス雰囲気下に行う。
触を防止し、また加熱殺菌温度を低減することにより、
果汁成分の変質と熱による異臭味成分の生成を抑止し、
これにより、フレッシュな風味の果汁製品を製造する。 【構成】 果実の搾汁によって得られた原果汁をセラミ
ック膜で濾過する工程と、得られた透過果汁を必要に応
じて高温瞬間加熱殺菌を行った後に容器に充填する工
程、あるいは容器に充填した透過果汁を65〜85℃で
加熱殺菌処理する工程からなり、それらの工程を一貫し
て窒素ガス雰囲気下に行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は果汁製品の製造方法に関
する。詳しくは本発明は、原果汁をセラミック膜濾過
し、次いで必要に応じて容器に充填後に加熱殺菌する
か、あるいは高温瞬間加熱殺菌した後に容器に充填する
ことからなる一連の工程において、濾過工程から充填工
程までを一貫して窒素ガス雰囲気下に行うことにより、
果汁の大気との不要な接触を回避し、かつ加熱殺菌処理
における加熱条件を緩和し、かくして果汁成分の変質あ
るいは異臭味成分の生成を抑止してフレッシュな香味の
果汁製品を製造する方法に関する。
する。詳しくは本発明は、原果汁をセラミック膜濾過
し、次いで必要に応じて容器に充填後に加熱殺菌する
か、あるいは高温瞬間加熱殺菌した後に容器に充填する
ことからなる一連の工程において、濾過工程から充填工
程までを一貫して窒素ガス雰囲気下に行うことにより、
果汁の大気との不要な接触を回避し、かつ加熱殺菌処理
における加熱条件を緩和し、かくして果汁成分の変質あ
るいは異臭味成分の生成を抑止してフレッシュな香味の
果汁製品を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に果汁製品は、果実の搾汁によって
得られた原果汁を必要に応じて適宜ブレンドしたり清澄
濾過により混濁物を除去した後、容器に充填して消費者
に提供される。この果汁製品の製造過程において原果汁
は大気と接触し、しばしば果汁成分の変質が生ずること
がある。たとえば仁果類、特にりんごの果汁の場合に
は、果汁が大気中の酸素と接触することにより褐変が進
行する。通常市販されているりんご果汁製品は、その色
からわかるように褐変がかなり進行しており、あるいは
混濁した不透明なものであるため清涼感に乏しいとされ
る難点がある。
得られた原果汁を必要に応じて適宜ブレンドしたり清澄
濾過により混濁物を除去した後、容器に充填して消費者
に提供される。この果汁製品の製造過程において原果汁
は大気と接触し、しばしば果汁成分の変質が生ずること
がある。たとえば仁果類、特にりんごの果汁の場合に
は、果汁が大気中の酸素と接触することにより褐変が進
行する。通常市販されているりんご果汁製品は、その色
からわかるように褐変がかなり進行しており、あるいは
混濁した不透明なものであるため清涼感に乏しいとされ
る難点がある。
【0003】また果汁製品は、保存あるいは流通過程に
おける細菌類の繁殖による腐敗や変質を防止するため
に、通常、その製造過程において加熱殺菌が施される。
この加熱殺菌は、65℃以上、通常は90℃〜120℃
に加熱することにより行われるわけであるが、これによ
り異臭味物質が生成されることがしばしばある。たとえ
ば、みかんやオレンジなどの柑きつ類の果汁中にはメチ
ルメチオニンスルフォニウム(MMS)という物質が含
まれ、これが加熱によりイモ臭の原因物質であるジメチ
ルスルフォニウム(DMS)に変る。この異臭味物質の
生成量は一般に加熱温度が高く加熱時間が長いほど多い
と考えられるが、十分な殺菌効果をあげるにはある程度
高温かつ長時間の加熱が好ましいことから、それらの相
反する要請の妥協点として上記のような加熱条件が採用
されている。また、果糖より合成されるヒドロキシメチ
ルフルフラール(HMF)という物質があり、これは悪
い風味をもたらす物質一つであると言われているが、こ
れも加熱により生成が促進されると考えられる。
おける細菌類の繁殖による腐敗や変質を防止するため
に、通常、その製造過程において加熱殺菌が施される。
この加熱殺菌は、65℃以上、通常は90℃〜120℃
に加熱することにより行われるわけであるが、これによ
り異臭味物質が生成されることがしばしばある。たとえ
ば、みかんやオレンジなどの柑きつ類の果汁中にはメチ
ルメチオニンスルフォニウム(MMS)という物質が含
まれ、これが加熱によりイモ臭の原因物質であるジメチ
ルスルフォニウム(DMS)に変る。この異臭味物質の
生成量は一般に加熱温度が高く加熱時間が長いほど多い
と考えられるが、十分な殺菌効果をあげるにはある程度
高温かつ長時間の加熱が好ましいことから、それらの相
反する要請の妥協点として上記のような加熱条件が採用
されている。また、果糖より合成されるヒドロキシメチ
ルフルフラール(HMF)という物質があり、これは悪
い風味をもたらす物質一つであると言われているが、こ
れも加熱により生成が促進されると考えられる。
【0004】
【発明が解決すべき課題】以上のように、従来、果汁製
品の製造は搾汁、調整、殺菌、充填などの各工程がそれ
ぞれ個別に条件設定された操作として行われており、そ
れら全体の結果として果汁成分の変質や異臭味物質の生
成といった不合理を生じていた。したがって、そのよう
な不合理を解消し、フレッシュな香味の果汁製品を製造
するためには、果汁の大気との接触の機会ををできるか
ぎり少なくするとともに、果汁が高温に曝される時間、
頻度、温度などを低減し、さらにその他の条件をも考慮
した、トータルプロセスとして最適化された方法を開発
する必要があった。
品の製造は搾汁、調整、殺菌、充填などの各工程がそれ
ぞれ個別に条件設定された操作として行われており、そ
れら全体の結果として果汁成分の変質や異臭味物質の生
成といった不合理を生じていた。したがって、そのよう
な不合理を解消し、フレッシュな香味の果汁製品を製造
するためには、果汁の大気との接触の機会ををできるか
ぎり少なくするとともに、果汁が高温に曝される時間、
頻度、温度などを低減し、さらにその他の条件をも考慮
した、トータルプロセスとして最適化された方法を開発
する必要があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、果実の搾汁に
より得られた原果汁をセラミック膜で濾過する工程と、
得られた透過果汁を必要に応じて高温瞬間加熱殺菌した
後に容器に充填する工程、あるいは容器に充填した透過
果汁を65〜85℃で加熱殺菌処理する工程からなり、
該濾過工程から該充填工程までを一貫して窒素ガス雰囲
気下に行う果汁製品の製造方法であって、このような構
成をとることにより果汁のフレッシュな香味をそのまま
生かした果汁製品を提供するものである。
より得られた原果汁をセラミック膜で濾過する工程と、
得られた透過果汁を必要に応じて高温瞬間加熱殺菌した
後に容器に充填する工程、あるいは容器に充填した透過
果汁を65〜85℃で加熱殺菌処理する工程からなり、
該濾過工程から該充填工程までを一貫して窒素ガス雰囲
気下に行う果汁製品の製造方法であって、このような構
成をとることにより果汁のフレッシュな香味をそのまま
生かした果汁製品を提供するものである。
【0006】
【作用】本発明は、果実の搾汁により得られた原果汁の
濾過から容器への加圧充填までの一連の工程を、一貫し
て窒素ガス雰囲気下に行うものである。これにより、こ
の間における原果汁あるいは透過果汁の大気との接触が
回避される。しかも、これらの工程の全体を通して窒素
ガス雰囲気下で行うため、溶存酸素を十分に置換して追
出すことができ、また充填の際に、容器のヘッドスペー
スの酸素を窒素で置換する必要もなくなる。
濾過から容器への加圧充填までの一連の工程を、一貫し
て窒素ガス雰囲気下に行うものである。これにより、こ
の間における原果汁あるいは透過果汁の大気との接触が
回避される。しかも、これらの工程の全体を通して窒素
ガス雰囲気下で行うため、溶存酸素を十分に置換して追
出すことができ、また充填の際に、容器のヘッドスペー
スの酸素を窒素で置換する必要もなくなる。
【0007】本発明はまた、搾汁により得られた原果汁
をまず清澄濾過し、しかる後にその他の工程を行うもの
である。特に、濾過により混濁物を除去した後に加熱殺
菌処理を行うものである。これは、加熱殺菌処理におい
て、混濁物に由来する異臭味物質の生成を防止するとい
う意義を有するが、それだけにとどまるものではない。
すなわち本発明では、濾過に用いる膜を好適に選定する
ことにより、濾過による除菌作用をも利用するのであ
る。もちろん濾過後の透過果汁に対しては高温瞬間加熱
殺菌または充填後の加熱殺菌を行うわけであるから、濾
過には必ずしも完全な除菌効果が要求されるわけではな
いが、不完全であっても予め除菌しておくことによりそ
の後の加熱殺菌の条件を緩和することができる。したが
って、例えば充填後の加熱殺菌であれば65〜85℃で
行えば十分であり、従来は90〜120℃で行っていた
のに比べてかなり低い温度で行うことになるため、この
加熱殺菌処理による果汁成分の変質や異臭味物質の生成
が抑止される。特に異臭味物質の生成を嫌う場合には、
65〜75℃で加熱殺菌処理を行えばよい。
をまず清澄濾過し、しかる後にその他の工程を行うもの
である。特に、濾過により混濁物を除去した後に加熱殺
菌処理を行うものである。これは、加熱殺菌処理におい
て、混濁物に由来する異臭味物質の生成を防止するとい
う意義を有するが、それだけにとどまるものではない。
すなわち本発明では、濾過に用いる膜を好適に選定する
ことにより、濾過による除菌作用をも利用するのであ
る。もちろん濾過後の透過果汁に対しては高温瞬間加熱
殺菌または充填後の加熱殺菌を行うわけであるから、濾
過には必ずしも完全な除菌効果が要求されるわけではな
いが、不完全であっても予め除菌しておくことによりそ
の後の加熱殺菌の条件を緩和することができる。したが
って、例えば充填後の加熱殺菌であれば65〜85℃で
行えば十分であり、従来は90〜120℃で行っていた
のに比べてかなり低い温度で行うことになるため、この
加熱殺菌処理による果汁成分の変質や異臭味物質の生成
が抑止される。特に異臭味物質の生成を嫌う場合には、
65〜75℃で加熱殺菌処理を行えばよい。
【0008】本発明における原果汁の濾過はセラミック
膜を用いて行う。セラミック膜は耐熱性が大きいので膜
自体の加熱殺菌を行うことが可能であり、これにより上
記除菌作用を十分に活用することができる。好適には、
モノリス型あるいはチューブラー型のセラミック膜濾過
エレメントを組込んだモジュールの形で用い、循環濾過
を行う。セラミック膜としてはアルミナ系のものがアル
カリ洗浄等も可能なことから好ましい。濾過による除菌
作用を期待するには、セラミック膜の細孔径は0.05
〜0.5ミクロンであることが好ましく、0.1〜0.
2ミクロンであることがより好ましい。プレコート材を
併用していわゆるプレコート濾過を行えばより粗い細孔
径の膜でも除菌作用が期待できるが、プレコート濾過を
行うと濃縮液をブレンドのための原料などとして有効利
用することが困難となるため、本発明ではプレコート材
を用いずに直接セラミック膜で原果汁を濾過することが
好ましい。
膜を用いて行う。セラミック膜は耐熱性が大きいので膜
自体の加熱殺菌を行うことが可能であり、これにより上
記除菌作用を十分に活用することができる。好適には、
モノリス型あるいはチューブラー型のセラミック膜濾過
エレメントを組込んだモジュールの形で用い、循環濾過
を行う。セラミック膜としてはアルミナ系のものがアル
カリ洗浄等も可能なことから好ましい。濾過による除菌
作用を期待するには、セラミック膜の細孔径は0.05
〜0.5ミクロンであることが好ましく、0.1〜0.
2ミクロンであることがより好ましい。プレコート材を
併用していわゆるプレコート濾過を行えばより粗い細孔
径の膜でも除菌作用が期待できるが、プレコート濾過を
行うと濃縮液をブレンドのための原料などとして有効利
用することが困難となるため、本発明ではプレコート材
を用いずに直接セラミック膜で原果汁を濾過することが
好ましい。
【0010】本発明において高温瞬間加熱処理を行う場
合は、上記セラミック膜を透過した果汁に対して容器へ
の充填前に行う。高温瞬間加熱処理は、透過果汁を加熱
用熱交換器と冷却用熱交換器に順次通すことにより、1
35〜150℃に2〜3秒間加熱するものである。また
この処理は、基本的に配管内の果汁に対して流れ系での
処理を行うものであるため、密閉系に保つのが容易であ
る。
合は、上記セラミック膜を透過した果汁に対して容器へ
の充填前に行う。高温瞬間加熱処理は、透過果汁を加熱
用熱交換器と冷却用熱交換器に順次通すことにより、1
35〜150℃に2〜3秒間加熱するものである。また
この処理は、基本的に配管内の果汁に対して流れ系での
処理を行うものであるため、密閉系に保つのが容易であ
る。
【0011】本発明の方法の対象となる果汁としては、
温州みかん、オレンジ、グレープフルーツなどの柑きつ
類、りんご、なしなどの仁果類、あるいはぶどう、キウ
イ、いちご、ももなどの果汁のように加熱により異臭味
成分が生成されるものが主として含まれる。仁果類の果
汁を含む果汁製品の製造には特に有利である。
温州みかん、オレンジ、グレープフルーツなどの柑きつ
類、りんご、なしなどの仁果類、あるいはぶどう、キウ
イ、いちご、ももなどの果汁のように加熱により異臭味
成分が生成されるものが主として含まれる。仁果類の果
汁を含む果汁製品の製造には特に有利である。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の方法を実施するための好適
な装置のプロセスフローの一例を示すものである。果実
の搾汁工程(不図示)から得られた原果汁は原液タンク
1に投入される。原液タンク1、セラミック膜濾過器3
および熱交換器5は循環ポンプ2を介する循環系を構成
し、果汁の一部はセラミック膜を透過して透過果汁とな
る。当該膜濾過に必要な圧力は循環ポンプ2または原液
タンク1に導入されるシール用窒素ガスにより供給され
るが、窒素ガス加圧による方が循環ポンプ2での発熱が
低減されるため好ましい。多管式熱交換器5は循環系内
の温度上昇を抑制するために必要に応じて設けられるも
のである。透過果汁は充填機4により容器に充填され、
最後に加熱殺菌装置6で殺菌処理を受けて果汁製品とな
る。図1のプロセスフローに従い、以下の条件でりんご
(つがる)果汁を濾過し、透過果汁を加熱殺菌した。 原液タンク: 50リットル シール用窒素ガス導入圧力0.5kPa 膜濾過器: 日本碍子製 材質アルミナ モノリス型、長さ1000mm、外径30mmφ 内径4mmφ×19個 操作圧力: 200kPa 膜面流速: 3m/s 膜孔径: 0.05、 0.1、 0.2ミクロン 加熱殺菌: 75℃、10分間 得られたりんご果汁製品は淡色で透明度が高く、また異
臭味のほとんどないフレッシュな香味を有していた。こ
のりんご果汁は異臭味がほとんどないため、香味の良否
をより高い次元で評価することができる。このことを次
の様にして確認した。すなわち、上記加熱殺菌処理後の
透過果汁について、パネラー11人により、使用する膜
の孔径の香味への影響を比較評価するテストを行った。
その結果、パネラー11人がすべて、0.1ミクロンの
膜で処理したものを「良」と判定した。このように、分
離精度の高いセラミック膜を採用すると、膜孔径を適当
に選択することにより香味の優れた果汁を製造すること
ができることもわかった。
な装置のプロセスフローの一例を示すものである。果実
の搾汁工程(不図示)から得られた原果汁は原液タンク
1に投入される。原液タンク1、セラミック膜濾過器3
および熱交換器5は循環ポンプ2を介する循環系を構成
し、果汁の一部はセラミック膜を透過して透過果汁とな
る。当該膜濾過に必要な圧力は循環ポンプ2または原液
タンク1に導入されるシール用窒素ガスにより供給され
るが、窒素ガス加圧による方が循環ポンプ2での発熱が
低減されるため好ましい。多管式熱交換器5は循環系内
の温度上昇を抑制するために必要に応じて設けられるも
のである。透過果汁は充填機4により容器に充填され、
最後に加熱殺菌装置6で殺菌処理を受けて果汁製品とな
る。図1のプロセスフローに従い、以下の条件でりんご
(つがる)果汁を濾過し、透過果汁を加熱殺菌した。 原液タンク: 50リットル シール用窒素ガス導入圧力0.5kPa 膜濾過器: 日本碍子製 材質アルミナ モノリス型、長さ1000mm、外径30mmφ 内径4mmφ×19個 操作圧力: 200kPa 膜面流速: 3m/s 膜孔径: 0.05、 0.1、 0.2ミクロン 加熱殺菌: 75℃、10分間 得られたりんご果汁製品は淡色で透明度が高く、また異
臭味のほとんどないフレッシュな香味を有していた。こ
のりんご果汁は異臭味がほとんどないため、香味の良否
をより高い次元で評価することができる。このことを次
の様にして確認した。すなわち、上記加熱殺菌処理後の
透過果汁について、パネラー11人により、使用する膜
の孔径の香味への影響を比較評価するテストを行った。
その結果、パネラー11人がすべて、0.1ミクロンの
膜で処理したものを「良」と判定した。このように、分
離精度の高いセラミック膜を採用すると、膜孔径を適当
に選択することにより香味の優れた果汁を製造すること
ができることもわかった。
【0013】図2は、高温瞬間加熱殺菌を行う例を示す
ものである。透過果汁は充填機4に送られる前に加熱用
熱交換器7および冷却用熱交換器8を順次通過し、高温
瞬間加熱の時間は加熱用熱交換器7の出口から冷却用熱
交換器8の入口までの配管における滞留時間を調節する
ことにより設定される。
ものである。透過果汁は充填機4に送られる前に加熱用
熱交換器7および冷却用熱交換器8を順次通過し、高温
瞬間加熱の時間は加熱用熱交換器7の出口から冷却用熱
交換器8の入口までの配管における滞留時間を調節する
ことにより設定される。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、果汁製品製造過程にお
ける果汁と大気との接触が著しく低減されるため、果汁
成分の変質、特に仁果類における褐変が抑止される。ま
た、製造過程における発熱要因および加熱殺菌時の加熱
温度が低減されるため、熱による異臭味物質の生成が抑
止される。これらにより、フレッシュな風味の果汁製品
を提供することが可能となる。
ける果汁と大気との接触が著しく低減されるため、果汁
成分の変質、特に仁果類における褐変が抑止される。ま
た、製造過程における発熱要因および加熱殺菌時の加熱
温度が低減されるため、熱による異臭味物質の生成が抑
止される。これらにより、フレッシュな風味の果汁製品
を提供することが可能となる。
【図1】本発明の方法を実施するのに好適な装置のプロ
セスフローの一例を示す。
セスフローの一例を示す。
【図2】本発明の方法を実施するのに好適な装置のプロ
セスフローの別の例を示す。
セスフローの別の例を示す。
1 原液タンク 2 循環ポンプ 3 セラミック膜濾過器 4 充填機 5 多管式熱交換器 6 加熱殺菌装置 7 加熱用熱交換器 8 冷却用熱交換器
フロントページの続き (71)出願人 592069470 ゴールドパック株式会社 東京都渋谷区渋谷2丁目24番1号 (72)発明者 小山田 陽 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央二丁目12番 1号 千代田化工建設株式会社内 (72)発明者 伊藤 隆 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央二丁目12番 1号 千代田化工建設株式会社内 (72)発明者 増尾 光昭 神奈川県横浜市戸塚区下倉田町1523−9 (72)発明者 石井 孝浩 香川県小豆郡内海町安田甲144−164 (72)発明者 勝西 哲也 神奈川県藤沢市石川2892番地 インペリア ル湘南弐番館101 (72)発明者 原田 三郎 神奈川県横浜市港南区港南台2丁目2番 2−204 (72)発明者 佐藤 稔 長野県松本市笹部3−8−13 (72)発明者 高橋 清英 長野県南安曇郡梓川村大字梓3072−14
Claims (6)
- 【請求項1】 果実の搾汁により得られた原果汁をセラ
ミック膜で濾過する工程と、得られた透過果汁を容器に
充填する工程と、容器に充填した透過果汁を65〜85
℃で加熱殺菌処理する工程からなり、該濾過工程から該
充填工程までを一貫して窒素ガス雰囲気下に行うことを
特徴とする果汁製品の製造方法。 - 【請求項2】 果実の搾汁により得られた原果汁をセラ
ミック膜で濾過する工程と、得られた透過果汁を高温瞬
間加熱殺菌する工程と、瞬間加熱殺菌した透過果汁を容
器に充填する工程からなり、該濾過工程から該充填工程
までを一貫して窒素ガス雰囲気下に行うことを特徴とす
る果汁製品の製造方法。 - 【請求項3】 原果汁が仁果類の果汁を含む請求項1ま
たは2記載の方法。 - 【請求項4】 該濾過工程が原果汁をプレコート材なし
に直接セラミック膜で処理するものである請求項1また
は2記載の方法。 - 【請求項5】 該セラミック膜の細孔径が0.05〜
0.5ミクロンである請求項4記載の方法。 - 【請求項6】 65〜75℃で加熱殺菌処理する請求項
1記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4292950A JPH06237742A (ja) | 1992-03-31 | 1992-10-30 | 果汁製品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7742792 | 1992-03-31 | ||
| JP4-77427 | 1992-03-31 | ||
| JP4292950A JPH06237742A (ja) | 1992-03-31 | 1992-10-30 | 果汁製品の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06237742A true JPH06237742A (ja) | 1994-08-30 |
Family
ID=26418508
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4292950A Pending JPH06237742A (ja) | 1992-03-31 | 1992-10-30 | 果汁製品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06237742A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09150896A (ja) * | 1995-11-28 | 1997-06-10 | Daiwa Can Co Ltd | 容器詰め飲料の製造方法及び装置 |
| JP2003111579A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-04-15 | Asahi Soft Drinks Co Ltd | 密閉容器入り飲料の製造方法及び製造装置 |
| US7158365B2 (en) | 2001-11-13 | 2007-01-02 | Koninklijke Philips Electronics, N.V. | Method of producing a multilayer microelectronic substrate |
| JP2011510659A (ja) * | 2008-02-21 | 2011-04-07 | トロピカーナ プロダクツ,インコーポレイテッド | 絞り汁の製造およびパッケージ方法 |
| CN103315363A (zh) * | 2013-05-21 | 2013-09-25 | 天津科技大学 | 一种沙棘原汁去除油脂的处理方法 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4819947B1 (ja) * | 1970-07-30 | 1973-06-18 | ||
| JPS54119066A (en) * | 1978-03-07 | 1979-09-14 | Saito Taiichi | Production of sugar juice |
| JPS60184373A (ja) * | 1984-03-02 | 1985-09-19 | Nichiro Gyogyo Kk | 仁果類果実の無菌生ジユ−ス製造方法 |
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-
1992
- 1992-10-30 JP JP4292950A patent/JPH06237742A/ja active Pending
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