JPH06238379A - 缶開口部の縮径加工方法 - Google Patents
缶開口部の縮径加工方法Info
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- JPH06238379A JPH06238379A JP32058193A JP32058193A JPH06238379A JP H06238379 A JPH06238379 A JP H06238379A JP 32058193 A JP32058193 A JP 32058193A JP 32058193 A JP32058193 A JP 32058193A JP H06238379 A JPH06238379 A JP H06238379A
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- Japan
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- neck portion
- necking die
- diameter
- necking
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 缶の成形不良を減少させることのできる缶開
口部のスムーズダイネック縮径加工方法を提供する。 【構成】 2回目以降に用いられるネッキングダイのテ
ーパ面における、軸方向に対する傾斜角度θ2〜θ8を、
その前の回に用いられたネッキングダイのテーパ面の傾
斜角度よりも大きく形成しておく。すると、加工を重ね
るにつれて、ネック部の傾斜角度は、徐々に増加する。
これにより、缶1に大きな軸方向荷重が加わることを防
止し、成形不良を減少させることができる。
口部のスムーズダイネック縮径加工方法を提供する。 【構成】 2回目以降に用いられるネッキングダイのテ
ーパ面における、軸方向に対する傾斜角度θ2〜θ8を、
その前の回に用いられたネッキングダイのテーパ面の傾
斜角度よりも大きく形成しておく。すると、加工を重ね
るにつれて、ネック部の傾斜角度は、徐々に増加する。
これにより、缶1に大きな軸方向荷重が加わることを防
止し、成形不良を減少させることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、缶開口部の縮径加工方
法に関し、特に、缶の開口端近傍を滑らかに縮径させる
ことにより、いわゆるスムーズネックと呼ばれるネック
部を缶に形成する加工方法に関するものである。
法に関し、特に、缶の開口端近傍を滑らかに縮径させる
ことにより、いわゆるスムーズネックと呼ばれるネック
部を缶に形成する加工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】こうしたネック部を形成する方法として
は、例えば、特表平3−502551号公報に示された
ものがある。この技術においては、略リング状あるいは
円筒状に構成された第1のネッキングダイにテーパ面を
形成し、このテーパ面を缶の開口端近傍に押し付けて、
缶の開口端にテーパ部を形成する。ついで、第1のネッ
キングダイとは異なった長さに形成され、あるいは異な
った位置に形成されたテーパ面を有する第2のネッキン
グダイを缶の開口端に押し付けて、前記テーパ部を伸長
させる。この操作を繰り返して所定の径まで缶の開口端
を縮径させる。この技術によれば、ほぼ一様に縮径した
テーパ面によってネック部を形成することができるの
で、いわゆるスムーズネックを形成することができる。
これとほぼ同様の技術は、特開平1−210135号公
報にも記載されている。
は、例えば、特表平3−502551号公報に示された
ものがある。この技術においては、略リング状あるいは
円筒状に構成された第1のネッキングダイにテーパ面を
形成し、このテーパ面を缶の開口端近傍に押し付けて、
缶の開口端にテーパ部を形成する。ついで、第1のネッ
キングダイとは異なった長さに形成され、あるいは異な
った位置に形成されたテーパ面を有する第2のネッキン
グダイを缶の開口端に押し付けて、前記テーパ部を伸長
させる。この操作を繰り返して所定の径まで缶の開口端
を縮径させる。この技術によれば、ほぼ一様に縮径した
テーパ面によってネック部を形成することができるの
で、いわゆるスムーズネックを形成することができる。
これとほぼ同様の技術は、特開平1−210135号公
報にも記載されている。
【0003】ところで、前記した従来の方法において
は、加工初期(特に第1回目の加工)において用いられ
るネッキングダイのテーパ面の傾斜角度(軸線方向に対
する傾斜角度の絶対値をいうものとする。)を、加工終
了時において缶のネック部に与えられるべきテーパ角度
(以下目的テーパ角度という。)にほぼ等しい角度に設
定している。従来の技術では、缶の開口端を一旦大きく
曲げてテーパ状のネック部を形成した後、このネック部
を延長させる等の加工を行ない、目的の形状のネック部
を形成するようにしている。
は、加工初期(特に第1回目の加工)において用いられ
るネッキングダイのテーパ面の傾斜角度(軸線方向に対
する傾斜角度の絶対値をいうものとする。)を、加工終
了時において缶のネック部に与えられるべきテーパ角度
(以下目的テーパ角度という。)にほぼ等しい角度に設
定している。従来の技術では、缶の開口端を一旦大きく
曲げてテーパ状のネック部を形成した後、このネック部
を延長させる等の加工を行ない、目的の形状のネック部
を形成するようにしている。
【0004】しかしながら、前記従来の方法において
は、加工初期において用いられるネッキングダイのテー
パ面の傾斜角度を、目的テーパ角度にほぼ等しい角度に
設定しているために、加工時においてネッキングダイか
ら缶に加えられる軸方向荷重が大きい。このため、缶側
壁の座屈やネック部の不規則な変形を生じやすく、成形
不良缶の発生率が高い。従来においては、この点が、缶
の生産効率向上における支障の1つとなっていた。
は、加工初期において用いられるネッキングダイのテー
パ面の傾斜角度を、目的テーパ角度にほぼ等しい角度に
設定しているために、加工時においてネッキングダイか
ら缶に加えられる軸方向荷重が大きい。このため、缶側
壁の座屈やネック部の不規則な変形を生じやすく、成形
不良缶の発生率が高い。従来においては、この点が、缶
の生産効率向上における支障の1つとなっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した事
情に鑑みてなされたもので、缶の成形不良を減少させる
ことのできる缶開口部の縮径加工方法を提供することを
目的としている。
情に鑑みてなされたもので、缶の成形不良を減少させる
ことのできる缶開口部の縮径加工方法を提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る缶開口部
の縮径加工方法は、2回目以降に用いられるネッキング
ダイのテーパ面における、軸方向に対する傾斜角度を、
その前の回に用いられたネッキングダイのテーパ面の傾
斜角度よりも大きく形成しておき、加工を重ねるにつれ
て前記ネック部の傾斜角度を徐々に増加させて、縮径加
工を行なう構成とされている。
の縮径加工方法は、2回目以降に用いられるネッキング
ダイのテーパ面における、軸方向に対する傾斜角度を、
その前の回に用いられたネッキングダイのテーパ面の傾
斜角度よりも大きく形成しておき、加工を重ねるにつれ
て前記ネック部の傾斜角度を徐々に増加させて、縮径加
工を行なう構成とされている。
【0007】請求項2に係る缶開口部の縮径加工方法
は、請求項1記載の加工方法において、2回目以降に用
いられるネッキングダイのテーパ面を、その前の回の加
工によって形成された缶のネック部の、径方向における
外側の端部に接触させることなく、外側の端部よりも径
方向内側において、缶のネック部に当接させて、縮径加
工を行なう構成とされている。
は、請求項1記載の加工方法において、2回目以降に用
いられるネッキングダイのテーパ面を、その前の回の加
工によって形成された缶のネック部の、径方向における
外側の端部に接触させることなく、外側の端部よりも径
方向内側において、缶のネック部に当接させて、縮径加
工を行なう構成とされている。
【0008】
【作用】本発明の方法によれば、従来の方法に比較し
て、缶に加わる軸方向荷重を小さくすることができる。
これにより、缶の側壁部の座屈や、ネック部の不規則な
変形を減少させることができる。さらに、請求項2記載
の方法によれば、缶のネック部を外側に膨出させて形成
することができ、缶の内容量を増加させることができ
る。
て、缶に加わる軸方向荷重を小さくすることができる。
これにより、缶の側壁部の座屈や、ネック部の不規則な
変形を減少させることができる。さらに、請求項2記載
の方法によれば、缶のネック部を外側に膨出させて形成
することができ、缶の内容量を増加させることができ
る。
【0009】
【実施例】以下、図1〜図4に基づいて本発明の一実施
例に係る缶開口部の縮径加工方法を説明する。本実施例
において用いる加工装置は、従来のものとほぼ同様であ
り、使用するネッキングダイの内周面(加工面)の形状
において従来のものと相違している。以下、本例の方法
に用いるネッキングダイの構成について詳細に説明す
る。
例に係る缶開口部の縮径加工方法を説明する。本実施例
において用いる加工装置は、従来のものとほぼ同様であ
り、使用するネッキングダイの内周面(加工面)の形状
において従来のものと相違している。以下、本例の方法
に用いるネッキングダイの構成について詳細に説明す
る。
【0010】本例においては、第1〜第8の8種類のネ
ッキングダイが用意される。まず、第1のネッキングダ
イ10について図2を参照して説明する。この図は、有
底円筒状の缶1の開口部近傍を概略的に示している。
ッキングダイが用意される。まず、第1のネッキングダ
イ10について図2を参照して説明する。この図は、有
底円筒状の缶1の開口部近傍を概略的に示している。
【0011】第1のネッキングダイ10は、全体として
略リング状のもので、その内周面に、缶1にネック部を
形成するためのテーパ面11が形成されている。第1の
ネッキングダイ10の内径10aおよび10bは、缶1
に対して軸方向に相対移動することにより、テーパ面1
1を缶1の側面に隙間なく押し付けることができる程度
の径に形成されている。図中符号θ1は、テーパ面11
の傾斜角度を示し、符号L1は、テーパ面11の軸方向
に沿う長さを示している。また、符号1aは、缶1の側
壁部、符号1bは、缶1に形成されたテーパ状のネック
部(後述)、符号1cは、最終的に外側へ折り曲げられ
てフランジとなり、缶蓋(図示せず)を巻締めるために
用いられるべきフランジ部をそれぞれ示している。
略リング状のもので、その内周面に、缶1にネック部を
形成するためのテーパ面11が形成されている。第1の
ネッキングダイ10の内径10aおよび10bは、缶1
に対して軸方向に相対移動することにより、テーパ面1
1を缶1の側面に隙間なく押し付けることができる程度
の径に形成されている。図中符号θ1は、テーパ面11
の傾斜角度を示し、符号L1は、テーパ面11の軸方向
に沿う長さを示している。また、符号1aは、缶1の側
壁部、符号1bは、缶1に形成されたテーパ状のネック
部(後述)、符号1cは、最終的に外側へ折り曲げられ
てフランジとなり、缶蓋(図示せず)を巻締めるために
用いられるべきフランジ部をそれぞれ示している。
【0012】つぎに、第2のネッキングダイ20を図3
に基づいて説明する。第2のネッキングダイ20は、第
1のネッキングダイ10とほぼ同様に構成されたもの
で、その内面にテーパ面21が形成されている。このテ
ーパ面21の傾斜角度θ2は、テーパ面11の傾斜角度
θ1よりも大きく形成されている。また、テーパ面21
の軸方向に沿う長さL2は、テーパ面11の長さL1より
も長くされている。
に基づいて説明する。第2のネッキングダイ20は、第
1のネッキングダイ10とほぼ同様に構成されたもの
で、その内面にテーパ面21が形成されている。このテ
ーパ面21の傾斜角度θ2は、テーパ面11の傾斜角度
θ1よりも大きく形成されている。また、テーパ面21
の軸方向に沿う長さL2は、テーパ面11の長さL1より
も長くされている。
【0013】残る第3〜第8のネッキングダイは、第2
のネッキングダイ20と同様に構成されている。ただ
し、これらのネッキングダイにおいては、それらのテー
パ面の傾斜角度θ3〜θ8が徐々に大きくされており、ま
た、テーパ面の軸方向に沿う長さも徐々に長くされてい
る点で第2のネッキングダイ20と相違している。
のネッキングダイ20と同様に構成されている。ただ
し、これらのネッキングダイにおいては、それらのテー
パ面の傾斜角度θ3〜θ8が徐々に大きくされており、ま
た、テーパ面の軸方向に沿う長さも徐々に長くされてい
る点で第2のネッキングダイ20と相違している。
【0014】以下に、テーパ面の傾斜角度θ1〜θ8とし
て好ましい一例を示す。この例では、缶1に形成するテ
ーパ状のネック部における、目的の傾斜角度を30゜と
している。 θ1:19゜30′ θ2:21゜00′ θ3:22゜30′ θ4:24゜00′ θ5:25゜30′ θ6:27゜00′ θ7:28゜30′ θ8:30゜00′
て好ましい一例を示す。この例では、缶1に形成するテ
ーパ状のネック部における、目的の傾斜角度を30゜と
している。 θ1:19゜30′ θ2:21゜00′ θ3:22゜30′ θ4:24゜00′ θ5:25゜30′ θ6:27゜00′ θ7:28゜30′ θ8:30゜00′
【0015】ついで、本例に係る缶開口部の縮径加工方
法を説明する。本例の方法においても、従来と同様にし
て、第1のネッキングダイ10を、外面印刷および内面
塗装の終了した缶1(図4参照)の開口部近傍に接触さ
せて、この部分の縮径加工を行なう。すなわち、図2に
示すように、第1のネッキングダイ10を図中P方向に
移動させて、第1のネッキングダイ10のテーパ面11
を缶1の開口端近傍に押し付け、缶1を塑性加工して、
缶1にテーパ状のネック部1bを形成することができ
る。なお、図4においては、ネック部となるべき部位を
符号1bで示している。
法を説明する。本例の方法においても、従来と同様にし
て、第1のネッキングダイ10を、外面印刷および内面
塗装の終了した缶1(図4参照)の開口部近傍に接触さ
せて、この部分の縮径加工を行なう。すなわち、図2に
示すように、第1のネッキングダイ10を図中P方向に
移動させて、第1のネッキングダイ10のテーパ面11
を缶1の開口端近傍に押し付け、缶1を塑性加工して、
缶1にテーパ状のネック部1bを形成することができ
る。なお、図4においては、ネック部となるべき部位を
符号1bで示している。
【0016】ついで、第1のネッキングダイ10を缶1
から取り外し、この缶1をロータリーターレットなどの
公知の機構を用いて移動させ、第2のネッキングダイ2
0に対向させて配置する。ついで、前記第1のネッキン
グダイ10と同様にして、第2のネッキングダイ20の
テーパ面21を缶1の開口端近傍に押し付ける(図3参
照)。ここで、テーパ面21の傾斜角度θ2は、テーパ
面11の傾斜角度θ1よりも大きくされているので、缶
1のネック部1bの傾斜角度をさらに大きくすることが
できる。同時に、本例では、テーパ面21の長さL
2を、テーパ面11の長さL1よりも長くしているので、
ネック部1bの軸方向における長さを延長することがで
きる。
から取り外し、この缶1をロータリーターレットなどの
公知の機構を用いて移動させ、第2のネッキングダイ2
0に対向させて配置する。ついで、前記第1のネッキン
グダイ10と同様にして、第2のネッキングダイ20の
テーパ面21を缶1の開口端近傍に押し付ける(図3参
照)。ここで、テーパ面21の傾斜角度θ2は、テーパ
面11の傾斜角度θ1よりも大きくされているので、缶
1のネック部1bの傾斜角度をさらに大きくすることが
できる。同時に、本例では、テーパ面21の長さL
2を、テーパ面11の長さL1よりも長くしているので、
ネック部1bの軸方向における長さを延長することがで
きる。
【0017】以下、これと同様にして、第3〜第8のネ
ッキングダイを順次缶1に押し付けて、ネック部の傾斜
角度を徐々に増加させるとともにその長さを延長させ、
目的とするテーパ状のネック部を形成することができ
る。この成形過程を図1に概念的に示す。この図に示さ
れているように、本例の方法によれば、第1〜第8のネ
ッキングダイを順次缶1の開口部近傍に押し付けること
によって、缶1のネック部1bの傾斜角度をθ1からθ8
まで徐々に増加させ、最終的に、目的とする径まで縮径
加工を行なうことができる。
ッキングダイを順次缶1に押し付けて、ネック部の傾斜
角度を徐々に増加させるとともにその長さを延長させ、
目的とするテーパ状のネック部を形成することができ
る。この成形過程を図1に概念的に示す。この図に示さ
れているように、本例の方法によれば、第1〜第8のネ
ッキングダイを順次缶1の開口部近傍に押し付けること
によって、缶1のネック部1bの傾斜角度をθ1からθ8
まで徐々に増加させ、最終的に、目的とする径まで縮径
加工を行なうことができる。
【0018】従来の方法においては、まず最初に、缶1
のテーパ部1bの傾斜角度を目的の傾斜角度まで折り曲
げ、その後にテーパ部1bの長さを延長させる等の作業
を行なって目的とする形状のテーパ部1bを得ているた
めに、加工の初期において、缶1に大きな軸方向荷重が
加わり、側壁部1aの座屈や、テーパ部1bの不規則な
変形などを生じやすいという問題があった。しかし、本
例の方法によれば、加工初期において用いるネッキング
ダイのテーパ面の角度を小さくし、その後、加工の進行
につれて、テーパ面の角度を増加させるようにしている
ので、缶1に加わる荷重を小さくすることができる。
のテーパ部1bの傾斜角度を目的の傾斜角度まで折り曲
げ、その後にテーパ部1bの長さを延長させる等の作業
を行なって目的とする形状のテーパ部1bを得ているた
めに、加工の初期において、缶1に大きな軸方向荷重が
加わり、側壁部1aの座屈や、テーパ部1bの不規則な
変形などを生じやすいという問題があった。しかし、本
例の方法によれば、加工初期において用いるネッキング
ダイのテーパ面の角度を小さくし、その後、加工の進行
につれて、テーパ面の角度を増加させるようにしている
ので、缶1に加わる荷重を小さくすることができる。
【0019】したがって、本例の方法によれば、缶1の
側壁部1aの座屈や、テーパ部1bの不規則な変形を減
少させることができ、缶1の生産効率を向上させること
ができるという利点がある。
側壁部1aの座屈や、テーパ部1bの不規則な変形を減
少させることができ、缶1の生産効率を向上させること
ができるという利点がある。
【0020】つぎに、図5〜図8に基づいて、本発明の
他の実施例に係る缶開口部の縮径加工方法について説明
する。本例の説明においては、前記した実施例の構成と
共通する構成部分については同一符号を付して詳細につ
いての説明を省略する。
他の実施例に係る缶開口部の縮径加工方法について説明
する。本例の説明においては、前記した実施例の構成と
共通する構成部分については同一符号を付して詳細につ
いての説明を省略する。
【0021】本例の方法においても、第1〜第8のネッ
キングダイによって、ネック部1bを順次縮径して形成
する。すなわち、第1のネッキングダイ110は、前記
の例におけるネッキングダイ10と同様に構成されたも
のであり、角度θ1で傾斜したテーパ面111を備えて
いる。また、第2のネッキングダイ120は、前記の例
におけるネッキングダイ20と同様に構成されており、
角度θ2で傾斜したテーパ面121を備えている。ま
た、各ネッキングダイのテーパ面の傾斜角度θ1〜θ
8も、前記した例と同様に設定されている。
キングダイによって、ネック部1bを順次縮径して形成
する。すなわち、第1のネッキングダイ110は、前記
の例におけるネッキングダイ10と同様に構成されたも
のであり、角度θ1で傾斜したテーパ面111を備えて
いる。また、第2のネッキングダイ120は、前記の例
におけるネッキングダイ20と同様に構成されており、
角度θ2で傾斜したテーパ面121を備えている。ま
た、各ネッキングダイのテーパ面の傾斜角度θ1〜θ
8も、前記した例と同様に設定されている。
【0022】ついで、本例の加工方法を説明する。前記
の例では、第1〜第8のネッキングダイでのそれぞれの
加工において、ネック部1bの、径方向外側における端
部P(図1参照)を、常に一定の箇所とし、ネック部1
bの長さと角度とを変化させて縮径加工を行なってい
る。しかしながら、本例の方法では、2回目の加工に用
いられるネッキングダイ120のテーパ面121を、そ
の前の回(すなわち第1回)の加工によって形成された
ネック部1b1(図5参照)の、径方向における外側の
端部P1に接触させることなく、外側の端部P1よりも径
方向内側(図5中下側)において、缶のネック部1b1
に当接させて、縮径加工を行ない、新たな、縮径された
ネック部1b2を形成する。これにより、角度θ1で傾
斜したネック部1b1の先端側に、角度θ2で傾斜した
新たなネック部1b2を形成する。なお、図5中符号L
10は、ネック部1b1の長さを示し、符号L20は、ネッ
ク部1b2の長さを示している。
の例では、第1〜第8のネッキングダイでのそれぞれの
加工において、ネック部1bの、径方向外側における端
部P(図1参照)を、常に一定の箇所とし、ネック部1
bの長さと角度とを変化させて縮径加工を行なってい
る。しかしながら、本例の方法では、2回目の加工に用
いられるネッキングダイ120のテーパ面121を、そ
の前の回(すなわち第1回)の加工によって形成された
ネック部1b1(図5参照)の、径方向における外側の
端部P1に接触させることなく、外側の端部P1よりも径
方向内側(図5中下側)において、缶のネック部1b1
に当接させて、縮径加工を行ない、新たな、縮径された
ネック部1b2を形成する。これにより、角度θ1で傾
斜したネック部1b1の先端側に、角度θ2で傾斜した
新たなネック部1b2を形成する。なお、図5中符号L
10は、ネック部1b1の長さを示し、符号L20は、ネッ
ク部1b2の長さを示している。
【0023】つづいて、前記と同様にして、第3〜第8
回の縮径加工を行なう。例えば、第3回の加工において
は、その前の回、すなわち第2回の加工によって形成さ
れたネック部1b2の、径方向外側における端部P2に
接触させることなく、前記実施例の場合と同様に構成さ
れた第3のネッキングダイをネック部1b2に押し付
け、角度θ3で傾斜した新たなネック部を形成し、縮径
加工を行なう。同様の動作を第8回まで(すなわち角度
θ8まで)順次行なうことにより、前記実施例と同様に
所定の径まで縮径加工を行なうことができる(図6参
照)。
回の縮径加工を行なう。例えば、第3回の加工において
は、その前の回、すなわち第2回の加工によって形成さ
れたネック部1b2の、径方向外側における端部P2に
接触させることなく、前記実施例の場合と同様に構成さ
れた第3のネッキングダイをネック部1b2に押し付
け、角度θ3で傾斜した新たなネック部を形成し、縮径
加工を行なう。同様の動作を第8回まで(すなわち角度
θ8まで)順次行なうことにより、前記実施例と同様に
所定の径まで縮径加工を行なうことができる(図6参
照)。
【0024】本例の加工方法では、ネッキングダイのテ
ーパ面を、前回の加工によって形成されたネック部の径
方向における外側の端部に当接させることなく、この端
部よりも内側の位置において、ネック部に当接させて縮
径加工を行なっているので、最終的に得られる缶のネッ
ク部1bを、図7に示すように、近似的には、縦断面視
して、外側に膨出するほぼ円弧状(コンベックス形状)
とすることができる。すると、ネック部を断面直線状と
した場合に比較して、缶1の内容積を増加させることが
でき、したがって、缶1の内容積を両者同一とすれば、
コンベックス形状の方がスムーズネック缶の開口径を小
さくすることが可能となり、材料(缶蓋材料)の節約に
も寄与するという利点がある。比較のため、図8に、ネ
ック部を断面直線状とした従来のスムーズネック缶を示
す。この従来例に比較すれば、本例の方法によって得ら
れる缶1の内容積が増大していることが明らかである。
ーパ面を、前回の加工によって形成されたネック部の径
方向における外側の端部に当接させることなく、この端
部よりも内側の位置において、ネック部に当接させて縮
径加工を行なっているので、最終的に得られる缶のネッ
ク部1bを、図7に示すように、近似的には、縦断面視
して、外側に膨出するほぼ円弧状(コンベックス形状)
とすることができる。すると、ネック部を断面直線状と
した場合に比較して、缶1の内容積を増加させることが
でき、したがって、缶1の内容積を両者同一とすれば、
コンベックス形状の方がスムーズネック缶の開口径を小
さくすることが可能となり、材料(缶蓋材料)の節約に
も寄与するという利点がある。比較のため、図8に、ネ
ック部を断面直線状とした従来のスムーズネック缶を示
す。この従来例に比較すれば、本例の方法によって得ら
れる缶1の内容積が増大していることが明らかである。
【0025】なお、前記各実施例の方法においては、8
種類のネッキングダイを用いる例を示したが、これ以上
の種類を用いてもよく、また、これ以下の種類であって
もよい。さらに、前記各実施例では、目的とするネック
部1bの角度を30゜としたが、これは、目的とする開
口径などの条件に応じて種々変更することができる。ま
た、前記各実施例では、ネッキングダイを順次缶1の開
口部近傍に押し付けることとしたが、これは、逆に、缶
1の開口部近傍を順次ネッキングダイに押し付ける構成
としてもよい。
種類のネッキングダイを用いる例を示したが、これ以上
の種類を用いてもよく、また、これ以下の種類であって
もよい。さらに、前記各実施例では、目的とするネック
部1bの角度を30゜としたが、これは、目的とする開
口径などの条件に応じて種々変更することができる。ま
た、前記各実施例では、ネッキングダイを順次缶1の開
口部近傍に押し付けることとしたが、これは、逆に、缶
1の開口部近傍を順次ネッキングダイに押し付ける構成
としてもよい。
【0026】
【発明の効果】請求項1に係る缶開口部の縮径加工方法
は、2回目以降に用いられるネッキングダイのテーパ面
における、軸方向に対する傾斜角度を、その前の回に用
いられたネッキングダイのテーパ面の傾斜角度よりも大
きく形成しておき、加工を重ねるにつれて前記ネック部
の傾斜角度を徐々に増加させる構成とされているので、
缶の側壁部の座屈や、ネック部の不規則な変形を減少さ
せることができ、缶の生産効率を向上させることができ
る。
は、2回目以降に用いられるネッキングダイのテーパ面
における、軸方向に対する傾斜角度を、その前の回に用
いられたネッキングダイのテーパ面の傾斜角度よりも大
きく形成しておき、加工を重ねるにつれて前記ネック部
の傾斜角度を徐々に増加させる構成とされているので、
缶の側壁部の座屈や、ネック部の不規則な変形を減少さ
せることができ、缶の生産効率を向上させることができ
る。
【0027】請求項2に係る缶開口部の縮径加工方法
は、請求項1記載の加工方法において、2回目以降に用
いられるネッキングダイのテーパ面を、その前の回の加
工によって形成された缶のネック部の、径方向における
外側の端部に接触させることなく、外側の端部よりも径
方向内側において、缶のネック部に当接させて、縮径加
工を行なう構成とされているので、缶のネック部を外側
に膨出させて形成することができ、缶の内容量を増加さ
せることが可能となり、これにより、内容量を同一とす
れば、スムーズネック缶における缶の開口径を従来より
小さくすることができ、材料(缶蓋材料)を節約するこ
とができる。
は、請求項1記載の加工方法において、2回目以降に用
いられるネッキングダイのテーパ面を、その前の回の加
工によって形成された缶のネック部の、径方向における
外側の端部に接触させることなく、外側の端部よりも径
方向内側において、缶のネック部に当接させて、縮径加
工を行なう構成とされているので、缶のネック部を外側
に膨出させて形成することができ、缶の内容量を増加さ
せることが可能となり、これにより、内容量を同一とす
れば、スムーズネック缶における缶の開口径を従来より
小さくすることができ、材料(缶蓋材料)を節約するこ
とができる。
【図1】本発明の一実施例に係る缶開口部の縮径加工方
法を概念的に示す要部拡大断面図である。
法を概念的に示す要部拡大断面図である。
【図2】本発明の一実施例において用いる第1のネッキ
ングダイによる缶の加工状態を示す要部拡大断面図であ
る。
ングダイによる缶の加工状態を示す要部拡大断面図であ
る。
【図3】本発明の一実施例において用いる第2のネッキ
ングダイによる缶の加工状態を示す要部拡大断面図であ
る。
ングダイによる缶の加工状態を示す要部拡大断面図であ
る。
【図4】本発明の一実施例に係る加工方法によって加工
されるべき缶の概要を示す斜視図である。
されるべき缶の概要を示す斜視図である。
【図5】本発明の他の実施例に係る加工方法を概念的に
示す要部拡大断面図である。
示す要部拡大断面図である。
【図6】本発明の他の実施例に係る加工方法を概念的に
示す要部拡大断面図である。
示す要部拡大断面図である。
【図7】本発明の他の実施例に係る加工方法によって加
工された缶の開口部を概略的に示す要部拡大断面図であ
る。
工された缶の開口部を概略的に示す要部拡大断面図であ
る。
【図8】本発明の一実施例に係る加工方法によって加工
された缶の開口部を概略的に示す要部拡大断面図であ
る。
された缶の開口部を概略的に示す要部拡大断面図であ
る。
1 缶 1b・1b1・1b2 ネック部 10・110 第1のネッキングダイ 11・111 第1のネッキングダイのテーパ面 20・120 第2のネッキングダイ 21・121 第2のネッキングダイのテーパ面 θ1 第1のネッキングダイのテーパ面の、軸方向にお
ける傾斜角度 θ2 第2のネッキングダイのテーパ面の、軸方向にお
ける傾斜角度 θ3〜θ8 第3〜第8のネッキングダイのテーパ面の、
軸方向における傾斜角度 P1・P2 ネック部の、径方向における外側の端部
ける傾斜角度 θ2 第2のネッキングダイのテーパ面の、軸方向にお
ける傾斜角度 θ3〜θ8 第3〜第8のネッキングダイのテーパ面の、
軸方向における傾斜角度 P1・P2 ネック部の、径方向における外側の端部
Claims (2)
- 【請求項1】 複数のネッキングダイにそれぞれ形成し
たテーパ面を順次缶の開口端近傍に押し付けて、前記缶
の開口端近傍にテーパ状のネック部を形成する縮径加工
方法であって、2回目以降に用いられるネッキングダイ
のテーパ面における、軸方向に対する傾斜角度を、その
前の回に用いられたネッキングダイのテーパ面の傾斜角
度よりも大きく形成しておき、加工を重ねるにつれて前
記ネック部の傾斜角度を徐々に増加させて、縮径加工を
行なうことを特徴とする缶開口部の縮径加工方法。 - 【請求項2】 前記2回目以降に用いられるネッキング
ダイのテーパ面を、その前の回の加工によって形成され
た前記缶のネック部の、径方向における外側の端部に接
触させることなく、前記外側の端部よりも径方向内側に
おいて、前記缶のネック部に当接させて、縮径加工を行
なうことを特徴とする請求項1記載の缶開口部の縮径加
工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32058193A JPH06238379A (ja) | 1992-12-21 | 1993-12-20 | 缶開口部の縮径加工方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4-340799 | 1992-12-21 | ||
| JP34079992 | 1992-12-21 | ||
| JP32058193A JPH06238379A (ja) | 1992-12-21 | 1993-12-20 | 缶開口部の縮径加工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06238379A true JPH06238379A (ja) | 1994-08-30 |
Family
ID=26570132
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32058193A Pending JPH06238379A (ja) | 1992-12-21 | 1993-12-20 | 缶開口部の縮径加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06238379A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9358604B2 (en) | 2014-06-12 | 2016-06-07 | Ball Corporation | System for compression relief shaping |
-
1993
- 1993-12-20 JP JP32058193A patent/JPH06238379A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9358604B2 (en) | 2014-06-12 | 2016-06-07 | Ball Corporation | System for compression relief shaping |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000912 |