JPH06238777A - 紙箱の製法及び紙箱素材 - Google Patents

紙箱の製法及び紙箱素材

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JPH06238777A
JPH06238777A JP5069029A JP6902993A JPH06238777A JP H06238777 A JPH06238777 A JP H06238777A JP 5069029 A JP5069029 A JP 5069029A JP 6902993 A JP6902993 A JP 6902993A JP H06238777 A JPH06238777 A JP H06238777A
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Zenji Tanaka
善二 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高さの低い、薄い形状の紙箱の製造におい
て、後処理を簡易化する。 【構成】 紙箱素材10の、底片27,29の、折り曲
げるべき罫線18,20延長上に位置する端緑31,3
4と、これに近接する他の底片26、28との間に付加
片30,33を設ける。さらにこの付加片と底片との間
を、微小長さの非切断部36,37,38,39を設け
つつ切断する。この紙箱素材10を通常と同様に折り曲
げる。この後、非切断部36,37,38,39を切り
離して、前記付加片30,33を除去する 【効果】 付加片があるため、罫線がより長いものと同
様に、正確に、真直ぐに折り曲げられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高さの低い、すなわち
薄い形状の紙箱について使用される紙箱の製法及びこの
製法に用いる紙箱素材に関する。
【0002】
【従来の技術と発明の課題】紙箱を製造する場合、図4
に示すような、箱の展開状態に切り抜いてなる紙箱素材
1を用意し、この側面部2の端の糊代片3に糊を付け、
第2罫線4及び第4罫線5を折り曲げて、糊代片3と側
面片6を重ねて接着して、仕上げられる。具体的には、
紙箱素材1を水平にして、図中右方向に移送しつつ、糊
付けし、この後、側面片7、8を押えながら、捻れベル
ト等により側面片6、9を持ち上げて罫線4、5を折り
曲げ、さらに糊付け部分をベルト等で押えるようにされ
る。
【0003】このとき、紙箱が図示のように高さの低
い、薄い形状であると、罫線4、5は斜めに折り曲げら
れ、図6に示すように、側面片6、9がハ字状になるこ
とが起こる。これは、側面片6、9は前端部から徐々に
持ち上げられるため、罫線4、5には斜めに曲げる力が
加わり、薄い形状の箱では、この罫線の長さが短いの
で、容易に斜め方向にに折り曲げられてしまうからであ
る。しかも薄い形状の箱では、側面片の長さは、罫線
4、5の長さに比べて長いので、糊代片3部分では位置
ずれが拡大され、許容不能な程度となり、不良品とな
る。
【0004】このため、後処理として、両側あるいは前
後を平板で押える矯正装置を用いたり、あるいは手作業
により、正しい形状に修正することが行なわれている。
【0005】この後処理は、製造工程に比べて、著しく
低速であり、非能率的である。
【0006】そこで、本発明は、この後処理を簡易化、
あるいは省略し、薄い箱の製造を効率化することを目的
としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の第1は、箱の
展開状態に切り抜いてなる紙箱素材を移送しつつ、捻れ
ベルト等により、側面部の移送方向に延びる罫線を折り
曲げる紙箱の製法において、紙箱素材として、蓋片ある
いは底片の前記罫線延長上に位置する端縁とこれに近接
する他の蓋片、底片あるいは側面片との間に付加片を設
け、さらにこの付加片が接する蓋片、底片もしくは側面
片との間を、微小長さの非切断部を設けつつ切断してな
るものを用い、この紙箱素材の前記罫線を折り曲げ、こ
の後、前記非切断部を切り離して、前記付加片を除去す
ることを特徴とする紙箱の製法である。
【0008】第2の発明は、箱の展開状態に切り抜いて
なる紙箱素材を移送しつつ、捻れベルト等により、側面
部の移送方向に延びる罫線を折り曲げる紙箱の製法にお
いて、紙箱素材として、蓋片あるいは底片の前記罫線延
長上に位置して、蓋片あるいは底片の端縁が互いに接す
る部分に、微小長さの非切断部を設けたものを用い、こ
の紙箱素材の前記罫線を折り曲げ、この後、前記非切断
部を切り離すことを特徴とする紙箱の製法である。
【0009】また、本発明は、上記製法に使用される紙
箱素材をも包含する。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図示する実施例について具体
的に説明する。
【0011】図1に、第1実施例の紙箱素材10を示
す。この紙箱素材10は、第1発明の製法に使用するも
のである。
【0012】この紙箱素材10は、紙を抜き型を用いて
箱の展開状態に切り抜いたものである。側面部11は、
糊代片12と側面片13,14,15,16よりなり、
これらの間に第1ないし第4罫線17,18,19,2
0が設けれている。蓋部21は、蓋片22,23,24
よりなる。底部25は、底片26,27,28,29よ
りなる。
【0013】付加片30が、底片27の第2罫線18の
延長上に位置する端縁31と、底片26の端縁32との
間に設けられている。付加片33が、底片28の第4罫
線20の延長上に位置する端縁34と、底片29の端縁
35との間に設けられている。この付加片30,33が
接する底片との間の端縁31,32,34,35は、微
小長さの非切断部36,37,38,39を1ないし数
個設けつつ切断されている。この非切断部36,37,
38,39は、切り抜き時に、抜き型の刃の一部を欠落
させておくことにより容易に実現される。
【0014】この紙箱素材10は、通常と同様、水平に
して、図中横方向に移送しつつ、糊代片12に糊を付
け、捻れベルト、捻れヘラ等を用いて、第2罫線18及
び第4罫線20を折り曲げ、糊代片12と側面片16を
接着する。
【0015】この折り曲げ時に、罫線18,20だけで
なく、端縁31,33の非切断部36,38も折り曲げ
られるので、罫線が長い場合と同様に、真っすぐ折り曲
げられ、全体がハ字状になることが防止される。なお、
非切断部36,38が、この折り曲げ時に切断されるこ
とをより確実に防ぐため、罫線の移送方向後方に位置さ
せるようにする、すなわち図示例では、左方向に移送す
ることが望ましい。
【0016】この後、手作業あるいは専用の機械によ
り、非切断部36,37,38,39を切り離して、付
加片30,33を除去し、紙箱を完成する。
【0017】図2に、第2実施例の紙箱素材40を示
す。この紙箱素材40は、第2発明の製法に使用するも
のである。
【0018】この紙箱素材40は、紙を抜き型を用いて
箱の展開状態に切り抜いたものである。側面部41は、
糊代片42と側面片43,44,45,46よりなり、
これらの間に第1ないし第4罫線47,48,49,5
0が設けれている。蓋部51は、蓋片52,53,54
よりなる。底部55は、底片56,57,58よりな
る。
【0019】非切断部59が、第2罫線48の延長上に
位置して、蓋片52,53が互いに接する部分60に、
1ないし数個設けられている。非切断部61が、第4罫
線50の延長上に位置して、底片57,58が互いに接
する部分62に、1ないし数個設けられている。この非
切断部59,61も、前記例と同様、切り抜き時に、抜
き型の刃の一部を欠落させておくことにより容易に実現
される。
【0020】この紙箱素材40は、通常と同様、水平に
して、図中横方向に移送しつつ、糊代片42に糊を付
け、捻れベルト、ヘラ等を用いて、第2罫線48及び第
4罫線50を折り曲げ、糊代片42と側面片46を接着
する。
【0021】この折り曲げ時に、罫線48,50だけで
なく、部分60,62の非切断部59,61も折り曲げ
られるので、罫線が長い場合と同様に、真っすぐ折り曲
げられ、全体がハ字状になることが防止される。
【0022】この後、手作業あるいは専用の機械によ
り、非切断部59,61を切り離して、紙箱を完成す
る。なお、場合によっては、この切り離しを行なわない
で、製品とし、箱使用者が内容物を収納する際に切り離
して、箱が完成するようにしてもよい。
【0023】図3に、第3実施例の紙箱素材70を示
す。この紙箱素材70は、第1及び第2発明両方を用い
た製法に使用するものである。
【0024】この紙箱素材70は、紙を抜き型を用いて
箱の展開状態に切り抜いたものである。側面部71は、
糊代片72と側面片73,74,75,76よりなり、
これらの間に第1ないし第4罫線77,78,79,8
0が設けれている。蓋部81は、蓋片82,83,84
よりなる。底部85は、底片86,87,88,89よ
りなる。
【0025】非切断部90が、第2罫線78の延長上に
位置して、蓋片82,83が互いに接する部分91に、
1ないし数個設けられている。
【0026】付加片92が、蓋片84の第2罫線80の
延長上に位置する端緑93と、側面片75の端縁94と
の間に設けられている。この付加片92が接する蓋片、
側面との間の端縁93,94は、微小長さの非切断部9
5,96を1ないし数個設けつつ切断されている。
【0027】この紙箱素材70は、通常と同様、水平に
して、図中横方向に移送しつつ、糊代片72及び底片8
6,88の角部に糊を付け、底部85を側面部上に折り
重ね、捻れベルト、ヘラ等を用いて、第2罫線78及び
第4罫線80を折り曲げ、糊代片82と側面片89を接
着する。
【0028】この折り曲げ時に、罫線88,80だけで
なく、部分91の非切断部90、端縁93の非切断部9
6も折り曲げられるので、罫線が長い場合と同様に、真
っすぐ折り曲げられ、全体がハ字状になることが防止さ
れる。
【0029】この後、手作業あるいは専用の機械によ
り、非切断部90を切り離し、また非切断部93,96
を切り離して、付加片92を除去し、紙箱を完成する。
【0030】
【発明の効果】本発明の紙箱素材は、上述のように、付
加片を設けて、あるいは蓋片もしくは底片をそのまま利
用して、折り曲げる罫線の延長上に、非切断部を有する
切断線を配設しているので、この紙箱素材を用いて紙箱
を製造すると、罫線がより長いものと同様に、正確に、
真直ぐに折り曲げられる。また、折り曲げ後、非切断部
を切り離す作業、さらに付加部を除去する作業は、容易
なものであるので、本発明の紙箱素材、紙箱の製法によ
れば、高さの低い、薄い形状の紙箱を効率的に製造する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙箱素材の一実施例を示す平面図であ
る。
【図2】本発明の紙箱素材の他の実施例を示す平面図で
ある。
【図3】本発明の紙箱素材のさらに別の実施例を示す平
面図である。
【図4】従来の紙箱素材を示す平面図である。
【図5】前図の紙箱素材を折り曲げた状態の平面図であ
る。
【符号の説明】
10,40,70…紙箱素材、11,41,71…側面
部、12,42,72…糊代片、13,14,15,1
6,43,44,45,46,73,74,75,76
…側面片、17,18,19,20,47,48,4
9,50,77,78,79,80…罫線、21,5
1,81…蓋部、22,23,24,52,53,5
4,82,83,84…蓋片、25,55,85…底
部、26,27,28,29,56,57,58,8
6,87,88…底片、30,33,92..付加片、
31,32,34,35,94,94…端縁、36,3
7,38,39,59,61,90,91…非切断部、
60,62…接する部分。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱の展開状態に切り抜いてなる紙箱素材
    を移送しつつ、捻れベルト等により、側面部の移送方向
    に延びる罫線を折り曲げる紙箱の製法において、 紙箱素材として、蓋片あるいは底片の前記罫線延長上に
    位置する端縁とこれに近接する他の蓋片、底片あるいは
    側面片との間に付加片を設け、さらにこの付加片が接す
    る蓋片、底片もしくは側面片との間を、微小長さの非切
    断部を設けつつ切断してなるものを用い、 この紙箱素材の前記罫線を折り曲げ、 この後、前記非切断部を切り離して、前記付加片を除去
    することを特徴とする紙箱の製法。
  2. 【請求項2】 箱の展開状態に切り抜いてなる紙箱素材
    において、 蓋片あるいは底片の、箱製造時に折り曲げる側面部の罫
    線延長上に位置する端縁とこれに近接する他の蓋片、底
    片あるいは側面片との間に付加片を設け、さらにこの付
    加片が接する蓋片、底片もしくは側面片との間を、微小
    長さの非切断部を設けつつ切断してなることを特徴とす
    る紙箱素材。
  3. 【請求項3】 箱の展開状態に切り抜いてなる紙箱素材
    を移送しつつ、捻れベルト等により、側面部の移送方向
    に延びる罫線を折り曲げる紙箱の製法において、 紙箱素材として、蓋片あるいは底片の前記罫線延長上に
    位置して、蓋片あるいは底片の端縁が互いに接する部分
    に、微小長さの非切断部を設けたものを用い、 この紙箱素材の前記罫線を折り曲げ、 この後、前記非切断部を切り離すことを特徴とする紙箱
    の製法。
  4. 【請求項4】 箱の展開状態に切り抜いてなる紙箱素材
    において、 側面部の箱製造時に折り曲げる罫線延長上に位置して、
    蓋片あるいは底片の端縁が互いに接する部分に、微小長
    さの非切断部を設けてなることを特徴とする紙箱素材。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63175018U (ja) * 1986-12-26 1988-11-14
JPH01174121U (ja) * 1988-05-30 1989-12-11

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JPS63175018U (ja) * 1986-12-26 1988-11-14
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