JPH0624092Y2 - 耐熱絶縁電線 - Google Patents
耐熱絶縁電線Info
- Publication number
- JPH0624092Y2 JPH0624092Y2 JP1987178106U JP17810687U JPH0624092Y2 JP H0624092 Y2 JPH0624092 Y2 JP H0624092Y2 JP 1987178106 U JP1987178106 U JP 1987178106U JP 17810687 U JP17810687 U JP 17810687U JP H0624092 Y2 JPH0624092 Y2 JP H0624092Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- heat
- insulated wire
- layer
- resistant insulated
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、400℃以上の使用温度に耐え得る耐熱絶縁
電線に関する。
電線に関する。
耐熱絶縁電線の構成として、導体周上に、ガラス繊維布
をベースにし、これに集成マイカを貼り合わせたガラス
マイカテープを巻回して耐火耐熱層とするものを挙げる
ことができる。
をベースにし、これに集成マイカを貼り合わせたガラス
マイカテープを巻回して耐火耐熱層とするものを挙げる
ことができる。
また、近年には、前記ガラスマイカテープに代えてより
耐火耐熱性の良いセラミック繊維を用いることが提案さ
れている。
耐火耐熱性の良いセラミック繊維を用いることが提案さ
れている。
ところが、このセラミック繊維を紡糸したものあるいは
織布としたものは、繊維の毛羽だちがあり、編組作業、
糸の横巻き作業、あるいはテーピング作業に於いて、毛
羽だちしている部分が脱落して、それぞれの装置の要部
に溜り、作業が困難になる外、微細な繊維が飛散し、作
業者の呼吸器管に侵入して健康を害する等の問題があ
る。
織布としたものは、繊維の毛羽だちがあり、編組作業、
糸の横巻き作業、あるいはテーピング作業に於いて、毛
羽だちしている部分が脱落して、それぞれの装置の要部
に溜り、作業が困難になる外、微細な繊維が飛散し、作
業者の呼吸器管に侵入して健康を害する等の問題があ
る。
本考案は、以上の点に鑑み、作業性、生産性を向上し得
る耐熱絶縁電線を提供することを目的とする。
る耐熱絶縁電線を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本考案にあっては、導体
周上に、ポリビニルアルコールのコーティングを施した
セラミック繊維織布のテープ又はセラミック繊維をテー
プ状に縦揃えしたテープを纏巻し、この纏巻層に耐熱ワ
ニスコーティングを施してなる構成としたのである。
周上に、ポリビニルアルコールのコーティングを施した
セラミック繊維織布のテープ又はセラミック繊維をテー
プ状に縦揃えしたテープを纏巻し、この纏巻層に耐熱ワ
ニスコーティングを施してなる構成としたのである。
上記の如く構成する本考案の耐熱絶縁電線は、セラミッ
クファイバーテープが少なくとも1000℃以上の耐熱
特性を有しているので、十分な耐熱特性を得ることがで
き、また、セラミックファイバーテープにはポリビニル
アルコール(ポバール)の樹脂コーティングを施してい
るので、毛羽だち及び微小繊維の飛散がない。
クファイバーテープが少なくとも1000℃以上の耐熱
特性を有しているので、十分な耐熱特性を得ることがで
き、また、セラミックファイバーテープにはポリビニル
アルコール(ポバール)の樹脂コーティングを施してい
るので、毛羽だち及び微小繊維の飛散がない。
また、そのポリビニールアルコールがコーティングされ
たファイバー糸の織布テープ又はセラミック繊維をテー
プ状に縦揃えしたテープの纏巻層は、耐熱ワニスが層内
に円滑に浸透し、その底面にワニス層を形成する場合も
あって、耐湿性が向上する。
たファイバー糸の織布テープ又はセラミック繊維をテー
プ状に縦揃えしたテープの纏巻層は、耐熱ワニスが層内
に円滑に浸透し、その底面にワニス層を形成する場合も
あって、耐湿性が向上する。
次に本考案の実施例を添付図面に基づき説明する。
図において、1は、0.45mmφニッケルメッキ軟銅線を2
2本集合撚りした導体(以下、導体と言う。)で、この
導体1周上に、集成マイカとガラス繊維布との貼合せテ
ープ、又は集成マイカとフェノールホルムアルデヒド架
橋繊維布との貼合せテープ4(0.3mm厚)を1/2ラッ
プで2回巻きしてコアとし、その上に、アルミナ、ボリ
ア、シリカを主成分とするセラミック長繊維テープ(米
国スリーエム社製商品名:ネクステルヤーン、幅:8m
m、厚さ:約0.3mm)をポバール(ポリビニルアルコ
ール)1〜4%水溶液(ユニチカ株式会社、商品記号:
UPO50、但しポバール100重量部に対しグリセリ
ン10〜30重量部と消泡剤を添加)中に浸せき乾燥し
たテープを1/2ラップで巻回し、このテーピング層
(纏巻層)2にシリコン樹脂ワニス3を含浸塗布して、
本考案に係る耐熱絶縁電線を得た。
2本集合撚りした導体(以下、導体と言う。)で、この
導体1周上に、集成マイカとガラス繊維布との貼合せテ
ープ、又は集成マイカとフェノールホルムアルデヒド架
橋繊維布との貼合せテープ4(0.3mm厚)を1/2ラッ
プで2回巻きしてコアとし、その上に、アルミナ、ボリ
ア、シリカを主成分とするセラミック長繊維テープ(米
国スリーエム社製商品名:ネクステルヤーン、幅:8m
m、厚さ:約0.3mm)をポバール(ポリビニルアルコ
ール)1〜4%水溶液(ユニチカ株式会社、商品記号:
UPO50、但しポバール100重量部に対しグリセリ
ン10〜30重量部と消泡剤を添加)中に浸せき乾燥し
たテープを1/2ラップで巻回し、このテーピング層
(纏巻層)2にシリコン樹脂ワニス3を含浸塗布して、
本考案に係る耐熱絶縁電線を得た。
上記シリコン樹脂ワニス3の含浸塗布は、耐熱シリコン
ワニス(信越化学工業株式会社、商品記号KR169)
100部に対し、硬化触媒(信越化学工業株式会社、商
品記号D−168)2部を加え、キシレンで粘度を約2
000CP/25℃になるように調整し、この耐熱シリ
コンワニスの浴中(浸せき長さ2m)に毎分4mの速さ
で上記テーピング層2付きの導体1を引き通し、絞りダ
シスを通過した後、150℃×15分加熱・硬化処理し
た。
ワニス(信越化学工業株式会社、商品記号KR169)
100部に対し、硬化触媒(信越化学工業株式会社、商
品記号D−168)2部を加え、キシレンで粘度を約2
000CP/25℃になるように調整し、この耐熱シリ
コンワニスの浴中(浸せき長さ2m)に毎分4mの速さ
で上記テーピング層2付きの導体1を引き通し、絞りダ
シスを通過した後、150℃×15分加熱・硬化処理し
た。
上記セラミック長繊維としてはシリカを主成分とするも
の(例えば日本無機株式会社製商品名:シリグラス)も
使用でき、そのテープは織布又はテープ状に縦揃えした
ものとし得る。
の(例えば日本無機株式会社製商品名:シリグラス)も
使用でき、そのテープは織布又はテープ状に縦揃えした
ものとし得る。
上記ポバールの濃度を1〜4%としたのは、1%未満で
はコーティング効果が得られず、セラミック長繊維の毛
羽だちが生じ、一方、4%を越えると、水溶液の粘度が
高くなり、コーティングが困難だからである。
はコーティング効果が得られず、セラミック長繊維の毛
羽だちが生じ、一方、4%を越えると、水溶液の粘度が
高くなり、コーティングが困難だからである。
上記ポバール水溶液中にグリセリン10〜30重量部を
投入するのは、コーティング層(糸に含浸したポバール
の層)に柔軟性を付与するためで、前記範囲未満では柔
軟性が得られず、多いときはコーティング層が弱くなる
からである。
投入するのは、コーティング層(糸に含浸したポバール
の層)に柔軟性を付与するためで、前記範囲未満では柔
軟性が得られず、多いときはコーティング層が弱くなる
からである。
柔軟性付与のために、グリセリンを用いたが、この他
に、エチレングリコール、トリエチレングリコール、ポ
リエチレングリコール、エタノールアミン、等を用い得
るが、その投入量はコーティング主材と柔軟性付与材に
よって適量を選定される。
に、エチレングリコール、トリエチレングリコール、ポ
リエチレングリコール、エタノールアミン、等を用い得
るが、その投入量はコーティング主材と柔軟性付与材に
よって適量を選定される。
この耐熱絶縁電線は、1000℃の炉内に保持して絶縁
層(テーピング層2)を観察した処、絶縁層に異常は見
られず、通常の絶縁電線の取扱いに十分耐え得るもので
あり、毛羽だちがなく、テーピング作業中、セラミック
繊維の飛散もなく、テープのガイド部分の目詰りも見受
けられなかった。
層(テーピング層2)を観察した処、絶縁層に異常は見
られず、通常の絶縁電線の取扱いに十分耐え得るもので
あり、毛羽だちがなく、テーピング作業中、セラミック
繊維の飛散もなく、テープのガイド部分の目詰りも見受
けられなかった。
また、比較例として、上記ポバールによるコーティング
処理をしないセラミックファイバーテープを纏巻きした
絶縁電線に上記と同様にして耐熱ワニスコーティングし
た絶縁電線を得た。この比較例と上記実施例の耐熱絶縁
電線から等間隔に長さ20cm・5本の試料を採取し、テ
ーピング層(纏巻層)2を、電線の長さ方向に切り開き
内面に耐熱ワニスがよく浸透しているか否かを目視で観
察したところ、実施例のものは内面まで十分に浸透し、
コアの表面(テープ4の巻回層表面)にワニス層が形成
しているのに対し、比較例のものは、ワニスの浸透が不
十分であるところが認められた。このことは、実施例の
ものが耐湿性に優れたものであることが理解でき、耐湿
性は絶縁性の向上につながる。
処理をしないセラミックファイバーテープを纏巻きした
絶縁電線に上記と同様にして耐熱ワニスコーティングし
た絶縁電線を得た。この比較例と上記実施例の耐熱絶縁
電線から等間隔に長さ20cm・5本の試料を採取し、テ
ーピング層(纏巻層)2を、電線の長さ方向に切り開き
内面に耐熱ワニスがよく浸透しているか否かを目視で観
察したところ、実施例のものは内面まで十分に浸透し、
コアの表面(テープ4の巻回層表面)にワニス層が形成
しているのに対し、比較例のものは、ワニスの浸透が不
十分であるところが認められた。このことは、実施例の
ものが耐湿性に優れたものであることが理解でき、耐湿
性は絶縁性の向上につながる。
上記実施例では、導体1周上に貼合せテープ4の巻回層
を設けたが、これを設けず、導体1周上にポバールコー
ティングのセラミック長繊維テープを直接にテーピング
し、この上に、シリコン樹脂ワニスコーティングを施す
こともできる。
を設けたが、これを設けず、導体1周上にポバールコー
ティングのセラミック長繊維テープを直接にテーピング
し、この上に、シリコン樹脂ワニスコーティングを施す
こともできる。
本考案は、以上のように構成したので、十分な耐熱特性
を得ることができるとともに、毛羽だち等による作業環
境の悪化を招くことなく、作業性及び生産性を向上し得
る。
を得ることができるとともに、毛羽だち等による作業環
境の悪化を招くことなく、作業性及び生産性を向上し得
る。
また、耐湿性が向上したものとなるので、絶縁性の優れ
た耐熱絶縁電線といえるものとなる。
た耐熱絶縁電線といえるものとなる。
図面は本考案に係る耐熱絶縁電線の一実施例の部分斜視
図である。 1……導体、 2……テープ纏巻き層(テーピング層)、 3……耐熱ワニス(シリコン樹脂ワニス)、 4……貼合せテープ。
図である。 1……導体、 2……テープ纏巻き層(テーピング層)、 3……耐熱ワニス(シリコン樹脂ワニス)、 4……貼合せテープ。
Claims (2)
- 【請求項1】導体周上に、ポリビニルアルコールのコー
ティングを施したセラミック繊維織布のテープ又はセラ
ミック繊維をテープ状に縦揃えしたテープを纏巻し、こ
の纏巻層に耐熱ワニスコーティングを施してなることを
特徴とする耐熱絶縁電線。 - 【請求項2】実用新案登録請求の範囲第(1)項におい
て、上記導体周上に、集成マイカとガラス繊維布との貼
合せテープ、又は集成マイカとフェノールホルムアルデ
ヒド架橋繊維布との貼合せテープを巻回し、その上に上
記纏巻したことを特徴とする耐熱絶縁電線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987178106U JPH0624092Y2 (ja) | 1987-11-20 | 1987-11-20 | 耐熱絶縁電線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987178106U JPH0624092Y2 (ja) | 1987-11-20 | 1987-11-20 | 耐熱絶縁電線 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0181816U JPH0181816U (ja) | 1989-05-31 |
| JPH0624092Y2 true JPH0624092Y2 (ja) | 1994-06-22 |
Family
ID=31469739
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987178106U Expired - Lifetime JPH0624092Y2 (ja) | 1987-11-20 | 1987-11-20 | 耐熱絶縁電線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0624092Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5827805U (ja) * | 1981-08-18 | 1983-02-23 | 日立電線株式会社 | 耐熱絶縁電線 |
-
1987
- 1987-11-20 JP JP1987178106U patent/JPH0624092Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0181816U (ja) | 1989-05-31 |
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