JPH0624178U - 磁気保持具 - Google Patents

磁気保持具

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JPH0624178U
JPH0624178U JP4984492U JP4984492U JPH0624178U JP H0624178 U JPH0624178 U JP H0624178U JP 4984492 U JP4984492 U JP 4984492U JP 4984492 U JP4984492 U JP 4984492U JP H0624178 U JPH0624178 U JP H0624178U
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公一 斎藤
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有限会社都波岐精工
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型化した場合でも機能を損なうことなく安
価に製造できる磁気保持具(マグネットキャッチ)の構
造を実現する。 【構成】 マグネット20とこれを挟む2枚の磁性体板
21を収容する容器10には、その周壁12に開口部1
8が形成され、開口部18内に舌腕部11が伸長し、こ
の舌腕部11の先端内側に係止突起11aが設けられ
る。一方、底面側には、周壁12の対向部分から2枚の
弾性舌部14,15が突出し、交差して反対側の周壁1
2近傍まで伸びる。弾性舌部14,15の先端側の周壁
には、磁性体板21の移動を制限する停止枠16,17
が設けられている。マグネット20及び磁性体板21
は、係止孔21aを係止突起11aに係合させた状態
で、弾性舌部14,15により上下動可能に支承され
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、キャビネットの扉などの閉鎖状態を磁力で保持するための磁気保持 具(マグネットキャッチ)の構造に係り、特に高品位の保持具を低コストで小型 化できる技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の磁気保持具としては、図7(a)に示すように、合成樹脂製の収容部材 50の収容部52内に係止軸54を一体成形し、この収容部52内に、板ばね6 0と、2枚の磁性体板56に挟持されたマグネット58とを挿入し、蓋板62を 取付けたものが一般的である。この種の磁気保持具は、扉に取付けた磁性体板か ら受ける衝撃を吸収するため及び該磁性体板との面合わせのために、係止軸の外 径よりも大きな内径を有する貫通孔59,61を形成するとともに板ばね60を 配備して磁性体板56及びマグネット58を弾性的に取付けている。この場合、 上記係止軸に代えてテーパー状の頂面を備えた係止突起を用い、収容部の底面の うち両側面に接続する部分を停止面として残し、両停止面の先端から中央近傍ま で伸長した一対の舌部を設けて、板ばね及び蓋板を不要としたものもある。 一方小型機器の扉などには上記保持具よりもコンパクトな磁気保持具が必要と され、図7(b)に示すような円筒形の磁気保持具が用いられている。これは磁 性体板74に挟持されたマグネット76が、外周面にねじ山72を備えたコップ 形状の収容部材70の内部に嵌入されたものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の磁気保持具のうち図7(a)に示すタイプではマグネットが弾性取 付けされているが、小型化された図7(b)に示すタイプではマグネットが嵌入 圧により固定されているに過ぎず、係止部も存在しない。この原因としては、小 型化によって適度な弾性を備えた板ばねやスプリングなどを安価に調達すること ができないこと、一体成形の舌部も寸法に制限されて適切な弾性力に設定できな いこと、及び、小径円筒の周壁内面に係止突起を設ける場合マグネットの挿入時 に必要な周壁の弾力性とマグネット収容後の係止力を確保するために必要な周壁 の剛性とが相反すること等が挙げられる。 そこで本考案は上記問題点を解決するものであり、特に小型化された磁気保持 具においてもマグネットの弾性取付けや確実な係止を安価に実現できる構造を得 ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案が講じた手段は、 磁力発生部材を反収容方向に付勢する弾性部を、収容部材の内部に一体成形さ れ、収容部材の略対向周壁側から相互に逆方向へ突出し交差する一対の舌部を含 む構造とするものである。ここで、舌部の先端側に対向する周壁の下方内側には 磁力発生部材の収容方向への移動を制限する停止部を設けることが望ましい。 また、収容部材の周壁に形成された開口部内に、開口部周囲の周壁の一部分か ら伸長する舌腕部を一体成形により形成し、舌腕部における、その基部から離隔 した部分内側に係止部を設けるものである。
【0005】
【作用】
かかる手段によれば、一対の舌部が磁力発生部材を弾性的に支持するが、舌部 は逆方向に伸長交差しているので、保持具を小型化した場合でも舌部の長さを大 きくとることができる。ここで、停止部は舌部の先端側の周壁内側に形成される ので、停止部を形成しても保持具の小型化が妨げられない。 また、周壁の開口部内に伸長した舌腕部の形成により、小型化した収容部材の 剛性を高めても組立の際マグネットの挿入時に舌腕部が大きく撓み、軽い力で磁 力発生部材を嵌入できる。しかも、この舌腕部が周壁の一部を構成するので、保 持具を壁内等に取付けた後には舌腕部すなわち係止部は確実に固定される。
【0006】
【実施例】
次に、図面を参照して本考案の実施例を説明する。この実施例は円筒形の小型 磁気保持具の例を示すものであり、図1は本実施例の一部縦断面図、図2は側面 図、図3は平面図、図4は底面図である。本実施例は、合成樹脂で一体成形され た円筒形状の容器10と、この容器10の収容孔13内に導入された2枚の磁性 体板21及びこの磁性体板21に挟まれたマグネット20とからなる。
【0007】 磁性体板21の下部には係止孔21aが形成され、磁性体板21とマグネット 20とは磁力により相互に吸着されているとともに、マグネット20の上端面が 磁性体板21の上部側面に形成されたつば部21bに当接して抜け止めされてい る。容器10には周壁12の一部分に図2に示す開口部18が形成され、この開 口部18内に上部から舌腕部11が下方に伸長している。この舌腕部11の下端 内面側には上面側がテーパー面に形成された係止突起11aが設けられ、導入さ れた磁性体板21の係止孔21aに嵌入している。容器10の収容孔13は断面 正方形に形成され、その最下部には、周壁12から2枚の弾性舌部14,15が 斜め上方に突出している。弾性舌部14,15の平面形状は図4に示す通り対向 する周壁12側から相互に逆方向に伸長し、その先端は反対側の周壁12近くに 達する。そして、弾性舌部14,15の先端に対向する周壁12上には停止枠1 6,17が形成されている。容器10の外周面上には、取付け壁内に導入して接 着材で固定した場合に役立つ複数のリブ19が形成されている。このリブは螺旋 状に形成してもよい。
【0008】 本実施例の組立は、図5に示すように、一体成形された容器10にマグネット 20と磁性体板21を重合わせたものを挿入し、舌腕部11の係止突起11aが 磁性体板21の係止孔21aに入ったところで完了する。挿入時には舌腕部11 が外方に押し出されて軽い力で挿入できる。挿入が完了すると図1に示すように 磁性体板21が係止突起11aと弾性舌部14,15によって垂直方向に支持さ れた状態となり、マグネット20及び磁性体板21は図1に示す状態と図6に示 す状態の間を垂直に移動できるように弾性的に支持される。ここで、図6は磁性 体板21が停止枠16,17に突き当たった状態を示すものである。 この磁気保持具は家具や機器の扉が閉鎖状態で当接する部分に接着剤により埋 設される。このとき、舌腕部11は容器10の壁面の一部を構成しているので、 埋設後には係止突起11aの位置が強固に固定されてマグネット20が抜け出す 危険性はない。組立時の舌腕部11の撓みはその伸長形状によって確保され、本 実施例のように小径円筒形状の容器では縦に延伸した舌腕部とするのが好ましい が、例えば薄型の磁気保持具の場合には横方向に延伸した形状とすることが望ま しい。いずれにしても舌腕部を収容する開口部18の形状は舌腕部の形状に制限 されることはないが、舌腕部11と同形状でかつ舌腕部11と周壁12との間隙 をなるべく少なくすべきである。また、係止部は必ずしも舌腕部の先端に設ける 必要はなく、周壁12に接続する舌腕部の基部からある程度離隔していれば良い 。例えば開口部内で周壁12の上部と下部に両端を接続した帯状の舌腕部を形成 し、舌腕部の中央部の内面上に係止部を設けることも可能である。
【0009】 本実施例では弾性舌部14,15の先端が両側の磁性体板21の下端を支持し ているので、マグネット20及び磁性体板21と周壁12との間隙を大きくとっ ても姿勢が安定し、昇降動作がスムーズに行われる。これら弾性舌部14,15 は小径の磁気保持具である場合に特に有効であり、双方の弾性舌部14,15が 逆方向に伸長し交差しているために小径の容器であっても充分な長さを確保でき 、マグネットのストロークを大きく、弾性特性も柔軟かつ均一にすることができ る。また、長さを確保できるために舌部14,15を厚くすることができるので 、弾性力の精度を確保できるとともに、例えば舌部の基部厚を変更するなどの方 法によって弾性力の調整も容易である。この場合、弾性舌部の先端側に停止枠1 6,17を設けたので、舌部の基部に停止部が形成されていた従来例とは異なり 、停止枠の寸法によらず舌部の長さを確保できるので、停止部の形成が保持具の 小型化を妨げない。 なお、本実施例では一対の弾性舌部を設けたが、少なくとも一対の逆方向に伸 長する舌部を備えている限り、これ以上の数の舌部を設けることは任意である。 弾性舌部の先端は必ずしも反対側の周壁12近くまで延伸している必要はなく、 両舌部が交差している限りマグネット及び磁性体板の構造や上下方向の摺動特性 に応じて舌部の長さを短く設定した場合をも包含する。逆に、舌部を長く形成し て磁性体板が下降した場合に舌部の先端が停止枠に突き当たるように構成しても よい。この場合には当然に停止枠の上端は舌部の厚さだけ下方に形成されること になる。
【0010】 本考案は磁力で磁性体を保持する部品であれば、上記実施例に限定されること なく種々の形状、構造に適用可能であり、容器や収容孔の断面形状、マグネット と磁性体板の構造等に制限されるものではない。また、例えば磁性体板を持たず にマグネットのみ挿入したものや電磁コイルで磁力を断絶できる保持具などにも 適用することができる。 また、本考案は特に小型の保持具に適した構造を示すものであるが、小型のも のに限らず、一般に部品点数の削減や組立手数の抑制により製造コスト面で大き な効果を奏するものである。
【0011】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は相互に交差するように逆方向に伸長する一対の 弾性舌部を備えたことに特徴を有するので、以下の効果を奏する。 保持具を小型化した場合でも舌部の長さを確保できるので、磁力発生手段 のストロークを大きくとることができ、弾性特性も柔軟かつ均一に設定できる。 また、舌部を厚く形成できることから弾性力を精度良く設定可能で、しかも弾性 力を容易に調整することができる。 停止部を舌部先端側に形成したことにより、停止部を形成しても保持具の 小型化が妨げられない。 周壁の開口部内に舌腕部を伸長させ、その基部から離隔した部分内側に係 止部を設けたので、小型化した場合でも磁力発生部材の挿入が容易であり、しか も取付け後には磁力発生部材の脱出を完全に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る磁気保持具の実施例の構造を示す
一部縦断面図である。
【図2】同実施例の側面図である。
【図3】同実施例の平面図である。
【図4】同実施例の底面図である。
【図5】マグネットの挿入時の状態を示す同実施例の一
部縦断面図である。
【図6】マグネットが押し込まれた状態を示す同実施例
の一部縦断面図である。
【図7】(a)は従来の磁気保持具の構造を示す分解斜
視図、(b)は小型円筒形状の従来の磁気保持具の構造
を示す一部断面図である。
【符号の説明】
10 容器 11 舌腕部 11a 係止突起 12 周壁 13 収容孔 14,15 弾性舌部 16,17 停止枠 18 開口部 20 マグネット 21 磁性体板 21a 係止孔

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁力発生部材と、該磁力発生部材を所定
    方向から収容する収容部材と、収容部材内で磁力発生部
    材を係止する係止部と、該磁力発生部材を反収容方向に
    付勢する弾性部とを有する磁気保持具において、 前記弾性部は、収容部材の内部に一体成形され、収容部
    材の略対向周壁側から相互に逆方向へ突出し交差する一
    対の舌部を含むことを特徴とする磁気保持具。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記舌部の先端側に
    対向する周壁の下方内側には前記磁力発生部材の収容方
    向への移動を制限する停止部が設けられていることを特
    徴とする磁気保持具。
  3. 【請求項3】 磁力発生部材と、該磁力発生部材を所定
    方向から収容する収容部材と、収容部材内で磁力発生部
    材を係止する係止部と、該磁力発生部材を反収容方向に
    付勢する弾性部とを有する磁気保持具において、 収容部材の周壁に形成された開口部内に、該開口部周囲
    の周壁の一部分から伸長する舌腕部が一体成形され、該
    舌腕部における、その基部から離隔した部分内側に前記
    係止部が設けられていることを特徴とする磁気保持具。
JP1992049844U 1992-06-23 1992-06-23 磁気保持具 Expired - Lifetime JP2529989Y2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53144500U (ja) * 1977-04-19 1978-11-14
JPS62165373U (ja) * 1985-11-12 1987-10-20
JPH0298175U (ja) * 1989-01-20 1990-08-06

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