JPH0624219A - 非金属製タイヤ滑止具 - Google Patents
非金属製タイヤ滑止具Info
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- JPH0624219A JPH0624219A JP1660893A JP1660893A JPH0624219A JP H0624219 A JPH0624219 A JP H0624219A JP 1660893 A JP1660893 A JP 1660893A JP 1660893 A JP1660893 A JP 1660893A JP H0624219 A JPH0624219 A JP H0624219A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本質的にはネットタイプに属するが、このネ
ットタイプにラダー部分を取り入れ、ネットタイプとラ
ダータイプの長所を減殺することなく十分に生かした非
金属製タイヤ滑止具を提供する。 【構成】 芯材12を埋設したゴム被覆体13を網目状
に張り廻らしてなるゴムネットから構成された非金属製
タイヤ滑止具である。タイヤ装着時タイヤの踏面部上に
位置する滑り止め領域9に、走行方向に対して垂直な軸
方向部14と走行方向に対して傾斜する傾斜部16とを
相互に接合して略六角形の空間15を形成したラダー部
を規則的に走行方向に配列し、更に、前記空間15は走
行方向が短く走行方向に対する垂直方向が長い偏平形状
であるとともに、前記軸方向部14の幅を傾斜部16の
幅に対して広幅に形成している。
ットタイプにラダー部分を取り入れ、ネットタイプとラ
ダータイプの長所を減殺することなく十分に生かした非
金属製タイヤ滑止具を提供する。 【構成】 芯材12を埋設したゴム被覆体13を網目状
に張り廻らしてなるゴムネットから構成された非金属製
タイヤ滑止具である。タイヤ装着時タイヤの踏面部上に
位置する滑り止め領域9に、走行方向に対して垂直な軸
方向部14と走行方向に対して傾斜する傾斜部16とを
相互に接合して略六角形の空間15を形成したラダー部
を規則的に走行方向に配列し、更に、前記空間15は走
行方向が短く走行方向に対する垂直方向が長い偏平形状
であるとともに、前記軸方向部14の幅を傾斜部16の
幅に対して広幅に形成している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車タイヤに取付け
る非金属製タイヤ滑止具に関する。
る非金属製タイヤ滑止具に関する。
【0002】
【従来の技術】金属製チェーンのタイヤ滑止具は、路面
損傷による粉塵問題のほか、騒音さらには乗心地の悪さ
等の欠点があるため、最近では各種の非金属製タイヤ滑
止具、特に、ゴム製のタイヤ滑止具が多数提案されてい
る。例えば、実開昭48−53003号、実開昭57−
161504号及び実公昭59−14247号には、網
目型すなわちネットタイプに係る滑止具が開示され、実
開昭60−160212号には、梯子型すなわちラダー
タイプに係る滑止具が開示されている。いずれの滑止具
においても金属製チェーンに比較すれば、乗心地、騒音
性及び路面の損傷抑制においてかなり改善されている。
損傷による粉塵問題のほか、騒音さらには乗心地の悪さ
等の欠点があるため、最近では各種の非金属製タイヤ滑
止具、特に、ゴム製のタイヤ滑止具が多数提案されてい
る。例えば、実開昭48−53003号、実開昭57−
161504号及び実公昭59−14247号には、網
目型すなわちネットタイプに係る滑止具が開示され、実
開昭60−160212号には、梯子型すなわちラダー
タイプに係る滑止具が開示されている。いずれの滑止具
においても金属製チェーンに比較すれば、乗心地、騒音
性及び路面の損傷抑制においてかなり改善されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ラダータイプ
では、走行方向に対する滑り止めが強く、制動および駆
動力には優れるものの、横滑り抑制力が弱く、また周方
向に断続的であるため乗り心地の点で不十分である。ま
た、進行方向に直角に直線型材が配されているため、取
付力が弱いと回捻し易い欠点がある。
では、走行方向に対する滑り止めが強く、制動および駆
動力には優れるものの、横滑り抑制力が弱く、また周方
向に断続的であるため乗り心地の点で不十分である。ま
た、進行方向に直角に直線型材が配されているため、取
付力が弱いと回捻し易い欠点がある。
【0004】これに対してネットタイプでは、連続的な
単一パターンであるため、乗り心地および横滑り抑制力
に優れるが、逆に制動力および駆動力並びに登坂力の面
について十分でない。そこで本発明は、本質的にはネッ
トタイプに属するが、このネットタイプにラダー部分を
取り入れ、ネットタイプとラダータイプの長所を減殺す
ることなく十分に生かした非金属製タイヤ滑止具を提供
することが目的である。
単一パターンであるため、乗り心地および横滑り抑制力
に優れるが、逆に制動力および駆動力並びに登坂力の面
について十分でない。そこで本発明は、本質的にはネッ
トタイプに属するが、このネットタイプにラダー部分を
取り入れ、ネットタイプとラダータイプの長所を減殺す
ることなく十分に生かした非金属製タイヤ滑止具を提供
することが目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、芯材12を埋
設したゴム被覆体13を網目状に張り廻らしてなるゴム
ネットから構成された非金属製タイヤ滑止具において、
前述の目的を達成するために次の技術的手段を講じてい
る。すなわち、請求項1に係る本発明は、タイヤ装着時
タイヤの踏面部上に位置する滑り止め領域9に、走行方
向に対して垂直な軸方向部14と走行方向に対して傾斜
する傾斜部16とを相互に接合して略六角形の空間15
を形成したラダー部を規則的に走行方向に配列し、更
に、前記空間15は走行方向が短く走行方向に対する垂
直方向が長い偏平形状であるとともに、前記軸方向部1
4の幅を傾斜部16の幅に対して広幅に形成しているこ
とを特徴とするものである。
設したゴム被覆体13を網目状に張り廻らしてなるゴム
ネットから構成された非金属製タイヤ滑止具において、
前述の目的を達成するために次の技術的手段を講じてい
る。すなわち、請求項1に係る本発明は、タイヤ装着時
タイヤの踏面部上に位置する滑り止め領域9に、走行方
向に対して垂直な軸方向部14と走行方向に対して傾斜
する傾斜部16とを相互に接合して略六角形の空間15
を形成したラダー部を規則的に走行方向に配列し、更
に、前記空間15は走行方向が短く走行方向に対する垂
直方向が長い偏平形状であるとともに、前記軸方向部1
4の幅を傾斜部16の幅に対して広幅に形成しているこ
とを特徴とするものである。
【0006】また、請求項2に係る本発明は、前記請求
項1に係る本発明に、更に、前記軸方向部14と傾斜部
16との交差部16B近傍にスパイク具26が埋設さ
れ、該スパイク具26の軸方向外方に突出補強部を交差
部16Bと一体に形成していることを特徴とする点を付
加する点にある。
項1に係る本発明に、更に、前記軸方向部14と傾斜部
16との交差部16B近傍にスパイク具26が埋設さ
れ、該スパイク具26の軸方向外方に突出補強部を交差
部16Bと一体に形成していることを特徴とする点を付
加する点にある。
【0007】
【作用】従って走行方向に対して垂直な軸方向部14が
走行方向への滑りの抑制を受けもち(ラダーの長所)、
走行方向に対して傾斜する傾斜部16が横方向への滑り
を抑制する(ネットの長所)。また軸方向部14が広幅
であることによって滑止具全体の剛性が高められ、制
動、駆動、登坂時の応力に対する変形や回捻などの挙動
を抑え、駆動力の伝達ロスや破損を著しく減少させるこ
とができる。
走行方向への滑りの抑制を受けもち(ラダーの長所)、
走行方向に対して傾斜する傾斜部16が横方向への滑り
を抑制する(ネットの長所)。また軸方向部14が広幅
であることによって滑止具全体の剛性が高められ、制
動、駆動、登坂時の応力に対する変形や回捻などの挙動
を抑え、駆動力の伝達ロスや破損を著しく減少させるこ
とができる。
【0008】更に規則的な連続パターンを有するため、
路面に対して連続線として接触することからネットタイ
プの持ち味である乗心地の良さを発揮する。従って積
雪、氷雪、湿潤、乾燥路と刻々と変化する雪道走行にお
いて、安全かつ快適に自動車を運行することができる。
路面に対して連続線として接触することからネットタイ
プの持ち味である乗心地の良さを発揮する。従って積
雪、氷雪、湿潤、乾燥路と刻々と変化する雪道走行にお
いて、安全かつ快適に自動車を運行することができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳述
する。図3において、1はタイヤであり、トレッド部
2、両ショルダ部3、両サイドウォール部4および両ビ
ード部5を有して断面トロイダル形状とされ、両ビード
部5がリム6のビード座に嵌着されている。
する。図3において、1はタイヤであり、トレッド部
2、両ショルダ部3、両サイドウォール部4および両ビ
ード部5を有して断面トロイダル形状とされ、両ビード
部5がリム6のビード座に嵌着されている。
【0010】なお、7はディスクを示している。図1
(A)において、8は展開状態において帯状とされた本
発明に係る滑止具であり、図3におけるトレッド部2上
に位置 (対応) する本体部9、両ショルダ部3上および
両サイドウォール部4上にそれぞれ位置する両側縁部1
0,11を有している。
(A)において、8は展開状態において帯状とされた本
発明に係る滑止具であり、図3におけるトレッド部2上
に位置 (対応) する本体部9、両ショルダ部3上および
両サイドウォール部4上にそれぞれ位置する両側縁部1
0,11を有している。
【0011】滑止具8は、図1(B)(C)で示す如く
芯材12に弾性を有する非金属材料からなるゴム被覆体
13で被覆されており、芯材12はネット状に延びてい
る。芯材12はポリエステル、ナイロン又はレーヨン等
の合成繊維や天然繊維で網目状とされ、この芯材12に
被覆される被覆材13はゴム、合成樹脂、その他の弾性
を有する非金属材料よりなり、必要に応じて短繊維 (グ
ラスファイバー等)を混入したものであってもよい。な
お、芯材12はゴム被覆コードであってもよく、いずに
しても、伸縮性がない(非伸長性) が少ないものが望ま
しい。
芯材12に弾性を有する非金属材料からなるゴム被覆体
13で被覆されており、芯材12はネット状に延びてい
る。芯材12はポリエステル、ナイロン又はレーヨン等
の合成繊維や天然繊維で網目状とされ、この芯材12に
被覆される被覆材13はゴム、合成樹脂、その他の弾性
を有する非金属材料よりなり、必要に応じて短繊維 (グ
ラスファイバー等)を混入したものであってもよい。な
お、芯材12はゴム被覆コードであってもよく、いずに
しても、伸縮性がない(非伸長性) が少ないものが望ま
しい。
【0012】本体部9は図1(A)で示す如くタイヤ1
の周方向に間隔を有してタイヤ1の軸方向と平行な軸方
向部14を列設することで網目状部分(空間)15が周
方向(帯長手方向) に連設状として備えられている。両
側縁部10,11には前記軸方向部14に斜め方向で連
設された傾斜部16および軸方向部16Aを交差部16
Bを介して列設することでショルダ部3およびサイドウ
ォール部4にそれぞれ対応した本例では六角形 (亀甲
形) とされた網目状部分(空間)17,18が周方向
(帯長手方向) に連設状として備えられている。
の周方向に間隔を有してタイヤ1の軸方向と平行な軸方
向部14を列設することで網目状部分(空間)15が周
方向(帯長手方向) に連設状として備えられている。両
側縁部10,11には前記軸方向部14に斜め方向で連
設された傾斜部16および軸方向部16Aを交差部16
Bを介して列設することでショルダ部3およびサイドウ
ォール部4にそれぞれ対応した本例では六角形 (亀甲
形) とされた網目状部分(空間)17,18が周方向
(帯長手方向) に連設状として備えられている。
【0013】すなわち、本発明の滑止具は芯材12を埋
設したゴム被覆体13を網目状に張り廻らしてなるゴム
ネットから構成された非金属製タイヤ滑止具において、
タイヤ装着時タイヤの踏面部上に位置する滑り止め領域
9に、走行方向に対して垂直な軸方向部14と走行方向
に対して傾斜する傾斜部16とを相互に接合して略六角
形の空間15を形成したラダー部を規則的に走行方向に
配列し、更に、前記空間15は走行方向が短く走行方向
に対する垂直方向が長い偏平形状であるとともに、前記
軸方向部14の幅を傾斜部16の幅に対して広幅に形成
しているのである。
設したゴム被覆体13を網目状に張り廻らしてなるゴム
ネットから構成された非金属製タイヤ滑止具において、
タイヤ装着時タイヤの踏面部上に位置する滑り止め領域
9に、走行方向に対して垂直な軸方向部14と走行方向
に対して傾斜する傾斜部16とを相互に接合して略六角
形の空間15を形成したラダー部を規則的に走行方向に
配列し、更に、前記空間15は走行方向が短く走行方向
に対する垂直方向が長い偏平形状であるとともに、前記
軸方向部14の幅を傾斜部16の幅に対して広幅に形成
しているのである。
【0014】更に、前記軸方向部14と傾斜部16との
交差部16B近傍にスパイク具26が埋設され、該スパ
イク具26の軸方向外方に突出補強部を交差部16Bと
一体に形成している。軸方向部14において芯材12は
互いに平行かつ非接触状態として図1(B)で示す如く
ゴム被覆体13で被覆されて延伸されており、交差部1
6Bでクロスすることなく延伸され、滑止具本体部9の
芯材12間における被覆体13にスパイク具26が埋設
されている。
交差部16B近傍にスパイク具26が埋設され、該スパ
イク具26の軸方向外方に突出補強部を交差部16Bと
一体に形成している。軸方向部14において芯材12は
互いに平行かつ非接触状態として図1(B)で示す如く
ゴム被覆体13で被覆されて延伸されており、交差部1
6Bでクロスすることなく延伸され、滑止具本体部9の
芯材12間における被覆体13にスパイク具26が埋設
されている。
【0015】ここにおいて、それぞれの網目状部分1
5,17,18のタイヤ軸方向における交叉角度A,
B, Cは本体部9の角度Aが最も小さく、A<B<Cの
関係とされている。六角形状とされた各網目状部分1
5,17,18は、本体部9のそれが最も大きくされて
周方向の変形量を大にされ、ショルダ部3上の網目状部
分17が次に大きくされて周方向の変形量をある程度お
さえる車両が曲進するときでもタイヤ1とのずれが抑え
られて滑止め用作用をし、最外側の網目状部分18が最
も小さくされて周方向の変形量が小とされ、滑止具8の
外れが阻止される。
5,17,18のタイヤ軸方向における交叉角度A,
B, Cは本体部9の角度Aが最も小さく、A<B<Cの
関係とされている。六角形状とされた各網目状部分1
5,17,18は、本体部9のそれが最も大きくされて
周方向の変形量を大にされ、ショルダ部3上の網目状部
分17が次に大きくされて周方向の変形量をある程度お
さえる車両が曲進するときでもタイヤ1とのずれが抑え
られて滑止め用作用をし、最外側の網目状部分18が最
も小さくされて周方向の変形量が小とされ、滑止具8の
外れが阻止される。
【0016】なお、前述した軸方向部等の断面形状はタ
イヤ面側が広く、反タイヤ面側が狭い略台形とされてい
る。19は接続用ラグであり、断面台形状とされてお
り、図1で示す如く連結孔20を有しており、該連結孔
20に係脱自在とされたフックを有する接続金具21で
互いに連結され、連結孔20および接続金具21は連結
手段22を構成している。
イヤ面側が広く、反タイヤ面側が狭い略台形とされてい
る。19は接続用ラグであり、断面台形状とされてお
り、図1で示す如く連結孔20を有しており、該連結孔
20に係脱自在とされたフックを有する接続金具21で
互いに連結され、連結孔20および接続金具21は連結
手段22を構成している。
【0017】なお、連結手段22はタイヤ両ショルダ部
に対応して設けられているが、これはトレッド部に対応
して設けたものでもよい。23はサイドロープであり、
図3で示す如くリム6の両側外方にあってロープ端部同
士は図1で示す接続具24で分離自在に接続されてい
る。そして、このサイドロープ23と両側縁部10,1
1における網目状部分18とが連結具25で径方向内外
にて連結されることにより、滑止具8はタイヤ1に装着
される。
に対応して設けられているが、これはトレッド部に対応
して設けたものでもよい。23はサイドロープであり、
図3で示す如くリム6の両側外方にあってロープ端部同
士は図1で示す接続具24で分離自在に接続されてい
る。そして、このサイドロープ23と両側縁部10,1
1における網目状部分18とが連結具25で径方向内外
にて連結されることにより、滑止具8はタイヤ1に装着
される。
【0018】その他、スパイク具26は図1(C)に示
す如く、鍔部27とこれより小径の胴部28と、挿入部
29とを有してなり、図1に示す如く軸方向ラグ部14
の端部の交差部16B等に備えられている。又、30は
取付け孔であり、接続用ラグ19に貫通されており、連
結具25の一端を係脱自在に取付けるものである。
す如く、鍔部27とこれより小径の胴部28と、挿入部
29とを有してなり、図1に示す如く軸方向ラグ部14
の端部の交差部16B等に備えられている。又、30は
取付け孔であり、接続用ラグ19に貫通されており、連
結具25の一端を係脱自在に取付けるものである。
【0019】前述した滑止具8は以下に示す如く製造さ
れる。図4において、31は予備成形台であり、前述し
た六角形状とされた各網目状部分15,17,18等を
成形するための係合部32を有している。すなわち、本
実施例では軸方向部14と対応する係合部32A、傾斜
部16と対応する係合部32B、軸方向部16Aと対応
する係合部32Cおよび接続用ラグ19と対応する係合
部32Dを本例では溝構造として有してなり、芯材12
に未加硫のゴム被覆体13を被覆してなる紐状又は棒状
のネット構成素材33が各係合部32A〜32Dに張り
廻らされて滑止具8の各網目状部分15,17,18と
対応する多数の網目部34を有するネット35が予め成
形台31上で作成される。
れる。図4において、31は予備成形台であり、前述し
た六角形状とされた各網目状部分15,17,18等を
成形するための係合部32を有している。すなわち、本
実施例では軸方向部14と対応する係合部32A、傾斜
部16と対応する係合部32B、軸方向部16Aと対応
する係合部32Cおよび接続用ラグ19と対応する係合
部32Dを本例では溝構造として有してなり、芯材12
に未加硫のゴム被覆体13を被覆してなる紐状又は棒状
のネット構成素材33が各係合部32A〜32Dに張り
廻らされて滑止具8の各網目状部分15,17,18と
対応する多数の網目部34を有するネット35が予め成
形台31上で作成される。
【0020】この場合、係合部32は図5に示す如く2
本のネット構成素材33をひとつの溝に嵌め込んで張り
廻らせても、図6の如く2本のネット構成素材33のそ
れぞれを溝に嵌め込んで張り廻らせても、更には、例え
ば図4で示す符号35’のクロス部分においては、図7
で示す如く2本のネット構成素材33を溝に2段で嵌め
込んでクロスさせた状態で張り廻らしたものでもよい。
本のネット構成素材33をひとつの溝に嵌め込んで張り
廻らせても、図6の如く2本のネット構成素材33のそ
れぞれを溝に嵌め込んで張り廻らせても、更には、例え
ば図4で示す符号35’のクロス部分においては、図7
で示す如く2本のネット構成素材33を溝に2段で嵌め
込んでクロスさせた状態で張り廻らしたものでもよい。
【0021】いずれにしても1本又は複数本のネット構
成素材33を第1実施例では予備成形台31の溝で示す
係合部32に張り廻らすとともに、平行部分又はクロス
部分の適所において、例えば図8で示すテープ36、図
9で示す接着剤37、図10で示す止金具38等によっ
て結合せしめ、ネット35の各網目部34が互いにばら
けないように、予備成形台31上で成形するのである。
成素材33を第1実施例では予備成形台31の溝で示す
係合部32に張り廻らすとともに、平行部分又はクロス
部分の適所において、例えば図8で示すテープ36、図
9で示す接着剤37、図10で示す止金具38等によっ
て結合せしめ、ネット35の各網目部34が互いにばら
けないように、予備成形台31上で成形するのである。
【0022】この場合、テープ36はゴムテープだけで
もよいが、ナイロン、ポリエステル等の繊維に薄い未加
硫ゴムシートを貼り付けたものでもよく、被覆材13の
一部に接着剤を塗布して工具等で押圧して互いに接着し
たものでもよく、要は、予備成形台31で張り廻らされ
たネット35の各網目部34が互いにばらけないように
予備成形台31で成形するものであればよい。
もよいが、ナイロン、ポリエステル等の繊維に薄い未加
硫ゴムシートを貼り付けたものでもよく、被覆材13の
一部に接着剤を塗布して工具等で押圧して互いに接着し
たものでもよく、要は、予備成形台31で張り廻らされ
たネット35の各網目部34が互いにばらけないように
予備成形台31で成形するものであればよい。
【0023】また、予備成形台31の係合部32は図4〜
図7の実施例では溝形状とされているが、図11、図1
2に示す如く各網目状部分15,17,18を形成でき
るように、予備成形台31上に突起36をねじ込むか打
込む等することによって係合部32を構成してもよい。こ
の突起36で示す係合部32によるときは、ネット構成
素材33を図11で示す如く網目部34を構成すべく張
り廻らし、平行部分又はクロス部分において、図8〜図
10で例示したと同じ要領で結合するのである。
図7の実施例では溝形状とされているが、図11、図1
2に示す如く各網目状部分15,17,18を形成でき
るように、予備成形台31上に突起36をねじ込むか打
込む等することによって係合部32を構成してもよい。こ
の突起36で示す係合部32によるときは、ネット構成
素材33を図11で示す如く網目部34を構成すべく張
り廻らし、平行部分又はクロス部分において、図8〜図
10で例示したと同じ要領で結合するのである。
【0024】また、係合部32は、図13で示す如く溝
によるものと突起によるものとの組合せであってもよ
い。いずれにせよ、予備成形台31上においてネット構
成素材33が張り廻らされて滑止具8の形状に対応する
網目部34を有するネット35が形成され、このネット
35を成形台31より取外した後に、図14で示す如く
滑止具8の形状に対応する加熱プレス型37の成形溝3
8に、図15で示す如くネット35が装入セットされ、
次いで、図16で示す如くプレス上型39を型締めする
とともに加熱付与と加硫を施して図16で示す如く断面
台形状の各ラグ部分が一体成形されるとともに、スパイ
ク具26の打込み孔、取付孔20,30等は上型39に
形成したピン39Aにて形成されることになる。
によるものと突起によるものとの組合せであってもよ
い。いずれにせよ、予備成形台31上においてネット構
成素材33が張り廻らされて滑止具8の形状に対応する
網目部34を有するネット35が形成され、このネット
35を成形台31より取外した後に、図14で示す如く
滑止具8の形状に対応する加熱プレス型37の成形溝3
8に、図15で示す如くネット35が装入セットされ、
次いで、図16で示す如くプレス上型39を型締めする
とともに加熱付与と加硫を施して図16で示す如く断面
台形状の各ラグ部分が一体成形されるとともに、スパイ
ク具26の打込み孔、取付孔20,30等は上型39に
形成したピン39Aにて形成されることになる。
【0025】プレス成形後にあっては、プレス型より取
外すのは従来通りである。なお、以上の実施例において
は、ネット構成素材33の本数、断面形状は任意であ
り、従って、断面は図面の円形以外の台形、楕円、四角
形でもよい。また、プレス型37の溝38の形状は滑止
具8における各ラグ部分の断面形状によって決定される
ものであり、更に、予備成形台31の係合部32の形状
も、製造しようとする滑止具8の網目形状によって設定
されるものであり、従って、網目部34の形状、配列等
は図示以外のものであっても構わない。
外すのは従来通りである。なお、以上の実施例において
は、ネット構成素材33の本数、断面形状は任意であ
り、従って、断面は図面の円形以外の台形、楕円、四角
形でもよい。また、プレス型37の溝38の形状は滑止
具8における各ラグ部分の断面形状によって決定される
ものであり、更に、予備成形台31の係合部32の形状
も、製造しようとする滑止具8の網目形状によって設定
されるものであり、従って、網目部34の形状、配列等
は図示以外のものであっても構わない。
【0026】
【発明の効果】以上のごとく本発明の滑止具は、ネット
構造において走行方向に対して垂直な軸方向部を有する
ため従来のラダー型滑り止め装置が保有する制動、駆動
(牽引)及び登坂力を発揮し、しかも走行方向に対して
傾斜する傾斜部を有するため横滑りに対する抑制力を発
揮する。また基本的には連続的なネット形状であるた
め、ネット本来の乗り心地の良さも兼ね備えている。更
に当該軸方向部は広幅に設計されているため、芯体を埋
設したゴム被覆体が2本配列された剛性の高い構造とな
っていることから六角形の空間の中に雪、氷をかみ込ん
だ時にも十分な耐久性があり、しかも牽引力が向上して
円滑に走行できる。また、この広幅の軸方向部は高い剛
性に加えて、隣接する傾斜部と連続した構造になってい
るために、走行方向に働く応力に対しても変形や回捻を
しにくくなっている。また広幅の軸方向部には任意の位
置にスパイクを固定することができ、複数列の配列で氷
結路面の踏破性も著しく向上することができる。このス
パイクピンは固定安定性が良く、スパイクピン倒れや、
スパイクピンからのゴム亀裂の発生もない。
構造において走行方向に対して垂直な軸方向部を有する
ため従来のラダー型滑り止め装置が保有する制動、駆動
(牽引)及び登坂力を発揮し、しかも走行方向に対して
傾斜する傾斜部を有するため横滑りに対する抑制力を発
揮する。また基本的には連続的なネット形状であるた
め、ネット本来の乗り心地の良さも兼ね備えている。更
に当該軸方向部は広幅に設計されているため、芯体を埋
設したゴム被覆体が2本配列された剛性の高い構造とな
っていることから六角形の空間の中に雪、氷をかみ込ん
だ時にも十分な耐久性があり、しかも牽引力が向上して
円滑に走行できる。また、この広幅の軸方向部は高い剛
性に加えて、隣接する傾斜部と連続した構造になってい
るために、走行方向に働く応力に対しても変形や回捻を
しにくくなっている。また広幅の軸方向部には任意の位
置にスパイクを固定することができ、複数列の配列で氷
結路面の踏破性も著しく向上することができる。このス
パイクピンは固定安定性が良く、スパイクピン倒れや、
スパイクピンからのゴム亀裂の発生もない。
【0027】更に、略六角形の空間は、偏平形状である
ことから、所謂正六角形のラダー部に比較して軸方向部
を長くして制動、駆動及び登坂力を向上させつつ同方向
のピッチが細かくなって乗心地を向上できる。また、請
求項2に係る本発明では軸方向部1と傾斜部との交差部
に突出補強部を突設しているので、軸方向部に接続され
た2つの傾斜部の端部の連結補強ができ、交差部で引裂
き力等によって亀裂を生じたりするのが防止でき、しか
もこの突出補強部は交差部に挿着したスパイク具に作用
する衝撃をほとんど吸収して、軸方向部及び傾斜部等に
衝撃を与えるのを阻止することが可能になり、スパイク
具を設けた場合の滑止具の耐久性を向上することができ
る。
ことから、所謂正六角形のラダー部に比較して軸方向部
を長くして制動、駆動及び登坂力を向上させつつ同方向
のピッチが細かくなって乗心地を向上できる。また、請
求項2に係る本発明では軸方向部1と傾斜部との交差部
に突出補強部を突設しているので、軸方向部に接続され
た2つの傾斜部の端部の連結補強ができ、交差部で引裂
き力等によって亀裂を生じたりするのが防止でき、しか
もこの突出補強部は交差部に挿着したスパイク具に作用
する衝撃をほとんど吸収して、軸方向部及び傾斜部等に
衝撃を与えるのを阻止することが可能になり、スパイク
具を設けた場合の滑止具の耐久性を向上することができ
る。
【図1】本発明実施例を示し、 (A) は展開平面図、
(B) は図1(A)のX−X、(C)は図(A)のY−
Y断面図である。
(B) は図1(A)のX−X、(C)は図(A)のY−
Y断面図である。
【図2】タイヤ装着状態の側面図である。
【図3】図2のS−S断面図である。
【図4】予備成形台の平面図である。
【図5】図4のZ−Z断面図である。
【図6】図4のZ−Z断面図で、他の第1例を示す。
【図7】図4の符号35' 部分の断面図である。
【図8】図4のZ−Z断面図で、他の第2例を示す。
【図9】図4のZ−Z断面図で、他の第2例を示す。
【図10】図4のZ−Z断面図で、他の第2例を示す。
【図11】図4の他の例を示す平面図である。
【図12】図11のZ−Z断面図である。
【図13】図11のZ−Z断面図で、他の例を示す。
【図14】加硫プレスの平面図である。
【図15】加硫前の断面図である。
【図16】加硫中の断面図である。
1 タイヤ 2 トレッド部 8 滑止具 9 滑止具本体部 12 芯材 13 ゴム被覆体 14 軸方向部 15 空間 16 傾斜部 26 スパイク具
Claims (2)
- 【請求項1】 芯材(12)を埋設したゴム被覆体(1
3)を網目状に張り廻らしてなるゴムネットから構成さ
れた非金属製タイヤ滑止具において、 タイヤ装着時タイヤの踏面部上に位置する滑り止め領域
(9)に、走行方向に対して垂直な軸方向部(14)と
走行方向に対して傾斜する傾斜部(16)とを相互に接
合して略六角形の空間(15)を形成したラダー部を規
則的に走行方向に配列し、更に、前記空間(15)は走
行方向が短く走行方向に対する垂直方向が長い偏平形状
であるとともに、前記軸方向部(14)の幅を傾斜部
(16)の幅に対して広幅に形成していることを特徴と
する非金属製タイヤ滑止具。 - 【請求項2】 芯材(12)を埋設したゴム被覆体(1
3)を網目状に張り廻らしてなるゴムネットから構成さ
れた非金属製タイヤ滑止具において、 タイヤ装着時タイヤの踏面部上に位置する滑り止め領域
(9)に、走行方向に対して垂直な軸方向部(14)と
走行方向に対して傾斜する傾斜部(16)とを相互に接
合して略六角形の空間(15)を形成したラダー部を規
則的に走行方向に配列し、更に、前記空間(15)は走
行方向が短く走行方向に対する垂直方向が長い偏平形状
であるとともに、前記軸方向部(14)の幅を傾斜部
(16)の幅に対して広幅に形成し、更に、前記軸方向
部(14)と傾斜部(16)との交差部(16B)近傍
にスパイク具(26)が埋設され、該スパイク具(2
6)の軸方向外方に突出補強部を交差部(16B)と一
体に形成していることを特徴とする非金属製タイヤ滑止
具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1660893A JPH0669772B2 (ja) | 1993-02-03 | 1993-02-03 | 非金属製タイヤ滑止具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1660893A JPH0669772B2 (ja) | 1993-02-03 | 1993-02-03 | 非金属製タイヤ滑止具 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7702486A Division JPH068014B2 (ja) | 1986-04-02 | 1986-04-02 | タイヤ用滑止具の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0624219A true JPH0624219A (ja) | 1994-02-01 |
| JPH0669772B2 JPH0669772B2 (ja) | 1994-09-07 |
Family
ID=11921030
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1660893A Expired - Lifetime JPH0669772B2 (ja) | 1993-02-03 | 1993-02-03 | 非金属製タイヤ滑止具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0669772B2 (ja) |
-
1993
- 1993-02-03 JP JP1660893A patent/JPH0669772B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0669772B2 (ja) | 1994-09-07 |
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