JPH0624478U - 釣り用クーラーの断熱構造 - Google Patents
釣り用クーラーの断熱構造Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 地球環境に優しい断熱材を使用しながら断熱
性能の低下を抑え、更に、組み立て施工の容易な釣り用
クーラーの断熱構造を提供する点にある。 【構成】 塩化ビニリデンを主成分とした共重合体に発
泡剤を含浸させた発泡ビーズを、金型において蒸気を熱
媒体として加熱溶融して平板状断熱材3を形成して、4
つの側壁面3Aと底壁面3Bとに裁断するとともに、そ
の裁断した平板状断熱材3を、クーラー本体1を形成す
る外ケース1Aと内ケース1Bとの間の断熱空間に収納
する。
性能の低下を抑え、更に、組み立て施工の容易な釣り用
クーラーの断熱構造を提供する点にある。 【構成】 塩化ビニリデンを主成分とした共重合体に発
泡剤を含浸させた発泡ビーズを、金型において蒸気を熱
媒体として加熱溶融して平板状断熱材3を形成して、4
つの側壁面3Aと底壁面3Bとに裁断するとともに、そ
の裁断した平板状断熱材3を、クーラー本体1を形成す
る外ケース1Aと内ケース1Bとの間の断熱空間に収納
する。
Description
【0001】
本考案は釣り用クーラーの断熱構造に関する。
【0002】
釣り用クーラーの断熱構造を形成するに、従来は、釣り用クーラー本体を外ケ ースと内ケースとで形成し、その外ケースと内ケースとの間に形成される断熱空 間に、硬質発泡ウレタンを注入する方法を採ったり、予め別型で成形した発泡ス チロールを矩形に裁断し、その裁断した平板状断熱材を、クーラー本体を組み立 てる時点で組み込む方法を採っていた。
【0003】
しかし、発泡ウレタンについては、発泡剤としてフロンを使用する必要がある ところから、環境汚染の問題を抱えるとともに、発泡スチロールは分解しにくく 釣り場等に放置されると処理しにくいところから使用を控える傾向にある。 本第1考案の目的は、発泡ウレタン等と同等の断熱性能を維持しながら、環境 汚染の度合いが少ない釣り用クーラーの断熱構造を提供する点にある。
【0004】
本第1考案による特徴構成は、塩化ビニリデンを主成分とした共重合体に発泡 剤を含浸させた基材を材料とした断熱材を、クーラー本体を構成する外ケースと 内ケースとの間に施してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0005】
つまり、断熱材として塩化ビニリデンを主成分とした共重合体に発泡剤を含浸 させた基材を利用するものであるから、フロンを使用する必要はなく、それだけ 、環境への影響を抑えることができるとともに、後記する表1で示すように発泡 ウレタン等と同等の熱伝導率を有し、断熱性においても性能低下はない。
【0006】
その結果、クーラーとして基本的な断熱性能を低下させることなく、環境汚染 の少ない釣り用クーラーを提供できるに至った。 本第2考案の目的は、本第1考案の目的に加えて、組み立て性の良好な断熱材 を使用した釣り用クーラーの断熱構造を提供する点にある。
【0007】
本第2考案による特徴構成は、塩化ビニリデンを主成分とした共重合体に発泡 剤を含浸させた基材を材料として型成形した平板状断熱材を、所定の矩形に裁断 して、その裁断した平板状断熱材を、クーラー本体を構成する外ケースと内ケー スとの間に施してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0008】
つまり、第1考案の作用に加えて、次のような作用がある。断熱材を施工する 形態として、図1に示すように、予め発泡成形した平板状断熱材を外ケースの所 定位置に組み込んで行くだけであるから、組み立て施工が容易迅速に行える。特 に、発泡ウレタン等をクーラー本体の壁面位置に流し込んで発泡させる形態を採 るものに比べて、二次発泡の虞れがない点で扱いが容易である。
【0009】
その結果、クーラーとして基本的な断熱性能を低下させることなく、環境汚染 の少ない、かつ、製造を容易に行うことのできる釣り用クーラーを提供できるに 至った。
【0010】 本第3考案の目的は、第1考案・第2考案の目的に加えて、クーラー本体に組 み込む断熱材を成形するに簡単容易に行えるものを提供する点にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】 本第3考案による特徴構成は、塩化ビニリデンを主成分とした共重合体に発泡 剤を含浸させた基材を材料として、一側壁と天井壁とを開口状態にして互いに対 称に型成形した一対の断熱壁体を、クーラー本体を構成する外ケースと内ケース との間に施してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0012】
第1考案の作用に加えて、次のような作用がある。つまり、外ケースと内ケー スとの間に断熱空間を形成するのに、図 に示すように、一対の断熱壁体を使用 することによって、単一の金型で同一形状の断熱壁体を形成すればよく、平板状 断熱材を使用する場合に比べて部品点数が少なく金型も実質的に一つでよい。
【0013】
第1考案の効果に加えて、次のような効果がある。対称な一対の断熱壁体を使 用することによって、金型等にかかる設備投資を最小限に抑えることができると ともに、部品点数の少ない分だけ、組み立て時の取扱いも容易である。
【0014】 本第4考案の目的は、第3考案の目的に加えて、クーラー本体に組み込む断熱 材を成形するに簡単容易に行えながら、その断熱材を組み込む作業を容易迅速に 行えるものを提供する点にある。
【0015】
本第4考案による特徴構成は、塩化ビニリデンを主成分とした共重合体に発泡 剤を含浸させた基材を材料として、天井壁を開口状態にして型成形した単一の有 底断熱壁体を、クーラー本体を構成する外ケースと内ケースとの間に施してある 点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0016】
第1考案の作用に加えて、次のような作用がある。つまり、外ケースと内ケー スとの間に断熱空間を形成するのに、図6に示すように、有底断熱壁体を使用す ることによって、単一の金型で同一形状の有底断熱壁体を形成すればよく、平板 状断熱材を使用する場合に比べて部品点数が少なく金型も実質的に一つでよい。 しかも、外ケースと内ケースとの間に挿入した後に、板状断熱材であれば互いの 隣接面を接着して隙間を埋める作業が必要であるが、有底断熱壁体は単一のもの であるから、少なくとも、断熱材同士を接着する作業は必要ではなく、かつ、外 ケース内への組み込みも一回でよい。
【0017】
第1考案の効果に加えて、次のような効果がある。断熱材同士を接着する作業 は必要ではなく、かつ、外ケース内への組み込みも一回でよいところから、組み 込み作業を容易迅速に行える効果がある。
【0018】 本第5考案の目的は、第2考案の目的に加えて、断熱性能を更に向上できる釣 り用クーラの断熱構造を提供する点にある。
【0019】
本第5考案による特徴構成は、請求項2から請求項4において、目地材として 発泡ウレタン材を施してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0020】
つまり、第2考案の作用に加えて、次のような作用がある。つまり、目地材と しての発泡ウレタン材によって、平板状断熱材同志等を隙間なく連設できてより 断熱性能を向上させることができる。
【0021】
第2考案の効果に加えて、次のような効果がある。平板状断熱材のように予め 型成形したものを壁内にクーラー本体の組み立てとともに施工して行く形態をと るものであっても、発泡ウレタンを壁内で直接発泡させる場合に近い断熱性能を 発揮させるものにでき、断熱性能の向上を図ることができる。
【0022】
図2に示すように、魚収納空間aを有するクーラー本体1に蓋体2を付けてク ーラーボックスAを形成する。図1に示すように、クーラー本体1は外ケース1 Aと内ケース1Bとからなり、外ケース1A内に内ケース1Bを収納した状態で 、両ケース1A,1Bの間に断熱空間を形成する。この断熱空間に、予め型成形 した平板状断熱材3を挿入載置するが、この平板状断熱材3は各側壁に対応する 4つの面3Aと、底面とに対応する一つの面3Bとでなる。尚、蓋体2の断熱空 間にも、平板状断熱材3Cを施工するようにしてある。 この平板状断熱材3の材質等について説明する。これは塩化ビニリデンを主成 分とした共重合体に発泡剤を含浸させたビーズ(例えば、旭化成製のセルモアと 呼称されている。)を原料としたもので、この発泡ビーズを発泡スチロール等と 同様に、スチーム等の熱媒体で加熱成形して平板状断熱材3に型成形したもので ある。 このビーズは表1で示すように次のような特徴を有する。 (イ) 図3に示すように、成形品密度が高いところから、発泡ウレタンに迫る 低熱伝導率であり、水蒸気遮断性に優れているために熱伝導率の経時変化が少な い。 (ロ) 耐油・耐薬品性に優れる。例えば、PVCの可塑剤であるアジピン酸ジ オクチルを表面に塗布した状態をしらべると、発泡スチロールでは表面が溶解す るのに対して、本考案にかかる断熱材では全く変化はなかった。その他、ガソリ ン、天プラ油、灯油、サラダ油、A重油、機械油、防錆油等に対しても同様であ る。したがって、この発泡ビーズで成形した板状断熱材との表面に塗装も施すこ とが可能である。 (ハ) 圧縮を受けた場合の回復性が高い。 (ニ) 難燃性であり、かつ、耐侯性が高い。 (ホ) 吸水率及び透湿率が小さいところから、成形品の寸法安定性がよい。つ まり、図4で示すように、成形品の対金型寸法収縮率を調べたところ、25mm 厚で300mm角の試験片をスチロール品と比べて、本考案のものは25日経過 後は安定状態に入るのに対して、スチロール品は一ヵ月を越えても安定域に入ら ない状態である。 (ヘ) その他、柔軟性が高く、割れ、欠け、粉塵の発生が少なく、発泡スチロ ールと同様に複雑な形状や薄肉成形等の精密成形が可能で、かつ、成形品の寸法 精度が高く、ショット間のバラツキが非常に小さい。 (ト) 規制の対象となっているフロンは使用していない。
【0023】
【表1】
【0024】 以上のような物性を有する塩化ビニリデン系特殊樹脂発泡ビーズを金型に入れ て、蒸気等で加熱成形し、平板状断熱材3を形成する。 そして、図2に示すように、このように成形した平板状断熱材3を外ケース1 Aと内ケース1Bとの間に収納し、内ケース1Bの上面フランジ1bで断熱空間 を閉塞する。但し、上面フランジ1bの四隅に注入孔1aを形成し、外ケース1 Aと内ケース1Bとを組付けた後、発泡ウレタン材を注入して目地材4を形成す る。
【0025】 〔別実施例〕 図5に示すように、一側壁と天井壁とを開口状態にして互いに対称に型成形 した一対の断熱壁体5を、クーラーの所定位置に収納してもよい。つまり、有底 筒状体を縦の分割線で分割して、丁度対称形となる一対の断熱壁体5,5を収納 すればよいので、金型としては、一方の断熱壁体5に対するものだけ用意すれば よく、成形品も一方の断熱壁体5だけでよい。 この断熱壁体5を所定位置に収納して、外ケース1Aと内ケース1Bとを組み 付けた後、発泡ウレタン材を注入して目地材4を形成するのは、平板状断熱材3 を収納する場合と同様である。 図6に示すように、天井壁を開口状態にして型成形した単一の有底断熱壁体 6を、クーラーの所定位置に収納してもよい。つまり、図5で示す断熱壁体を組 み合わせたものを形成すればよく、金型が単一で部品点数が少ない利点を有する だけでなく、外ケース1Aに収納する際も、一回の作業で済み、目地材を流し込 んで断熱材同士を接着する必要はない。但し、有底断熱壁体6を外ケース1A内 に収納した後内ケース1Bを収納して組み付けた後、注入孔1aを介して発泡ウ レタン材を注入して、内外ケース1A,1Bと有底断熱壁体6との間隙を埋める 作業は必要である。 発泡ウレタン材を特に注入する形態を採らなくてもよい。 断熱材としては、平板状断熱材3等の原料となった発泡ビースをそのまま断 熱空間に投入して、断熱材として用いてもよい。
【0026】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】平板状断熱材を使用するクーラーの分解斜視図
【図2】クーラーを示す斜視図
【図3】熱伝導率とみかけ密度との関係を示すグラフ
【図4】成形品の対金型寸法収縮率を示すグラフ
【図5】断熱壁体を使用したクーラーを示す斜視図
【図6】有底断熱壁体を使用したクーラーを示す斜視図
1 クーラー本体 1A 外ケース 1B 内ケース 3 平板状断熱材 4 目地材 5 断熱壁体 6 有底断熱壁体
Claims (5)
- 【請求項1】 塩化ビニリデンを主成分とした共重合体
に発泡剤を含浸させた基材を材料とした断熱材(3)
を、クーラー本体(1)を構成する外ケース(1A)と
内ケース(1B)との間に施してある釣り用クーラーの
断熱構造。 - 【請求項2】 塩化ビニリデンを主成分とした共重合体
に発泡剤を含浸させた基材を材料として型成形した平板
状断熱材(3)を、所定の矩形に裁断して、その裁断し
た平板状断熱材(3)を、クーラー本体(1)を構成す
る外ケース(1A)と内ケース(1B)との間に施して
ある釣り用クーラーの断熱構造。 - 【請求項3】 塩化ビニリデンを主成分とした共重合体
に発泡剤を含浸させた基材を材料として、一側壁と天井
壁とを開口状態にして互いに対称に型成形した一対の断
熱壁体(5),(5)を、クーラー本体(1)を構成す
る外ケース(1A)と内ケース(1B)との間に施して
ある釣り用クーラーの断熱構造。 - 【請求項4】 塩化ビニリデンを主成分とした共重合体
に発泡剤を含浸させた基材を材料として、天井壁を開口
状態にして型成形した単一の有底断熱壁体(6)を、ク
ーラー本体(1)を構成する外ケース(1A)と内ケー
ス(1B)との間に施してある釣り用クーラーの断熱構
造。 - 【請求項5】 請求項2から請求項4の何れかにおい
て、目地材(4)として発泡ウレタン材を施してある釣
り用クーラーの断熱構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6161392U JPH0624478U (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | 釣り用クーラーの断熱構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6161392U JPH0624478U (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | 釣り用クーラーの断熱構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0624478U true JPH0624478U (ja) | 1994-04-05 |
Family
ID=13176197
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6161392U Pending JPH0624478U (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | 釣り用クーラーの断熱構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0624478U (ja) |
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-
1992
- 1992-09-01 JP JP6161392U patent/JPH0624478U/ja active Pending
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