JPH06246221A - 塗装補修方法および塗装補修用搬送装置 - Google Patents

塗装補修方法および塗装補修用搬送装置

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JPH06246221A
JPH06246221A JP3203393A JP3203393A JPH06246221A JP H06246221 A JPH06246221 A JP H06246221A JP 3203393 A JP3203393 A JP 3203393A JP 3203393 A JP3203393 A JP 3203393A JP H06246221 A JPH06246221 A JP H06246221A
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JP
Japan
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coating
repair
coated
drying
defective
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Withdrawn
Application number
JP3203393A
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English (en)
Inventor
Koji Tomita
弘二 富田
Junichi Kato
準一 加藤
Akira Wakazawa
章 若沢
Mitsuaki Hirami
光明 平見
Hisatoku Ozaki
久徳 尾崎
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 自動車のボディ塗装における不良塗装部位を
補修するために、(11)完成車から、補修を施すべき部品
(被塗装材)を取り外して単品とし、(12)この被塗装材
の不良塗装部位を砥石等により研いで修正して不良部位
を除去し、(13)この下地を清掃してから、(14)補修塗装
を行なって新たな塗膜を形成する。さらに、この補修塗
装された部位を下向きにして被塗装材を常温域にて5分
〜10分程度保持して(15)予備乾燥を施し、しかる後、
スポットヒーター等によって(16)加熱乾燥する。こうし
て乾燥された被塗装材は、(17)検査を経て、(18)再び完
成車に取り付けられる。 【効果】 予備乾燥によって塗料中の溶剤分が発散され
てゴミや油分が付着し難くなるので、塗装補修作業にお
けるゴミ不良やハジキ不良の発生を抑えて歩留まりの向
上を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車のボディ
塗装において生じる不良塗装部位を補修するための塗装
補修方法、およびこの補修作業に用いられる塗装補修用
搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の生産ラインにおいて完成車組立
後に塗装の不良が発見されたとき、この不良塗装部位
が、例えばルーフやサイドパネル等、完成車からの取り
外しが不可能な部品に生じている場合には、該不良塗装
部位の周りにマスキングを施して塗装補修を行なわざる
を得ないが、これ以外の、例えばボンネット、トラン
ク、ドア、フュエルリッド、フェンダー等、完成車から
の取り外しが可能な部品に生じている場合には、できる
だけこれらの部品を取り外して単品としてから補修を行
なうようにしている。
【0003】これは、マスキングを用いて塗装補修を行
なった場合には、補修後の塗膜とマスキングの下に隠れ
た未補修部分との境界に膜厚段差が生じることが避けら
れず、この段差をなくすため、塗装補修の後に再び追加
補修を行なわなければならなかったり、あるいは塗装補
修作業における乾燥工程において、周囲の樹脂部品等に
焼損が生じるおそれがあったりするからである。従っ
て、部品の取り外しおよび再取り付けの手間を考慮して
も、取り外し可能な部品についてはこれを単品として補
修を行なった方が、工程数の削減等の観点からは有利で
ある。
【0004】ここで、一般的にこの単品としての塗装補
修は、図8に示すように(1)完成車から補修を施すべ
き部品(被塗装材)を取り外し、(2)不良塗装部位を
砥石やグラインダーにより研いで修正し不良部位を除去
し、(3)次いで下地を清掃してから、(4)補修の塗
装を行ない、(5)さらにこの補修塗装した部位を乾燥
し、(6)検査を経て、(7)部品を再取り付けする、
という工程で行なわれる。そして、このうち(5)の乾
燥工程においては、補修を施すべき被塗装材が上述した
ボンネット、トランク、ドア等のような大型部品となる
場合があることから、部品全体を加熱して補修塗装した
部位を乾燥するような手段は採らず、例えば図9に示す
ように、被塗装材1の補修塗装を施した部位2の上方に
スポットタイプの電球ヒーター3…や近赤外線ヒーター
を配置し、上記補修塗装部位2の周辺のみを集中的に加
熱して乾燥するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに補修塗装部位2を集中的に加熱して乾燥させる場合
には、図9に示すように上記ヒーター3…の排熱Cによ
って、被塗装材1の周囲に破線で示すような局部的な空
気の熱対流Rが発生してしまうことは避けられない。そ
して、この熱対流Rにより乾燥完了前の補修塗装部位2
に空気中の微細なゴミや油分が付着して、再びゴミ不良
やハジキ不良等の塗装不良が生じてしまうおそれがあ
る。このため、上述した従来の塗装補修方法では、補修
作業における歩留まりを向上させることはきわめて困難
であった。
【0006】ここで、このような熱対流Rによるゴミ不
良やハジキ不良を防ぐ手段として、一つには被塗装材1
全体を収納可能な乾燥炉を用意し、この炉内で内部の雰
囲気を清浄に保ちつつ加熱乾燥を行なう方法が考えられ
る。また他の手段として、例えば図10に示すように補
修塗装部位2の周囲を円筒状等の防護壁(ケーシング)
4によって覆い、これによって外側からのゴミや油分の
侵入を抑えるという方法も提案されてはいる。
【0007】しかし、まず前者の方法では、上述したよ
うに被塗装材が大型部品となることもあることから、こ
れに対応し得る大きさの乾燥炉が必要となるとともに、
このような大きな乾燥炉の内部の雰囲気を清浄に保たな
ければならないため、イニシャルコストおよびランニン
グコストの増大が避けられないという問題がある。ま
た、この乾燥炉への被塗装材の搬入、搬出という作業工
程が増えるため、作業効率の低下も避けられない。一
方、後者の方法は、比較的簡易に実施が可能であるもの
の、ゴミや油分を防ぐための防護壁4によって熱対流R
も遮断されてしまい、また防護壁4内においては熱対流
が起き難いため、補修塗装部位2における乾燥温度の均
一化が妨げられて焼きムラが発生するという問題が生じ
る。さらに、これらの方法によっても、雰囲気中に僅か
ながらでも微細なゴミや油分が混入することは避けられ
ず、このためゴミ不良やハジキ不良の発生を完全に防止
することは不可能とされていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するためになされたもので、請求項1〜4の塗
装補修方法は、被塗装材に生じた不良塗装部位を補修す
るための塗装補修方法であって、上記不良塗装部位に下
地処理を施した後に補修塗装を行ない、次いでこの補修
塗装された部位に予備乾燥を施した後に、加熱乾燥を行
なうことを特徴とする。また、請求項5〜7の塗装補修
用搬送装置は、被塗装材に生じた不良塗装部位の補修作
業に用いられる塗装補修用搬送装置であって、当該補修
作業における補修塗装工程から加熱乾燥工程に移動可能
な搬送装置本体を有し、この搬送装置本体に、上記被塗
装材を保持する保持部と、この保持部を反転可能に支持
する支持部とを備えたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】上記構成の塗装補修方法によれば、補修塗装が
施された被塗装材は予備乾燥を経た後に、上述したよう
なスポットタイプのヒーター等によって加熱乾燥される
が、上記補修塗装により塗布された塗料中の溶剤分は、
この予備乾燥の工程においてその大部分が大気中に発散
されてしまい、これにより補修塗装された部位は少なく
ともその表面が、指触しても塗料が剥離したり、指に付
着したりしない程度の乾燥状態になる。従って、この予
備乾燥を経ることにより、その後の加熱乾燥の際に熱対
流が生じても空気中のゴミや油分が補修塗装された部位
に付着し難くなり、また仮にゴミや油分が付着したとし
ても容易に取り去ることが可能となる。
【0010】ここで、この予備乾燥は、常温域にて行な
われるのが望ましい。これは、予備乾燥時における被塗
装材周辺の空気の対流を防ぎ、予備乾燥中の補修塗装部
位へのゴミや油分の付着を防ぐためである。また、この
予備乾燥中に清浄な常温域の空気や、比較的低温の温風
を被塗装材の補修塗装部位に送風して、強制的に予備乾
燥を行なうことにより、予備乾燥時間の短縮を図ること
ができる。さらに、空気中に自然滞留するゴミや油分が
予備乾燥中に補修塗装部位に付着するのを防ぐには、こ
の補修塗装部位が下向きとなるようにして被塗装材を保
持しつつ予備乾燥を行なうのが好ましい。
【0011】また上記塗装補修用搬送装置は、このよう
な不良塗装の補修作業の、特に上記予備乾燥作業に用い
て最適な搬送装置であって、その保持部により被塗装材
を保持して予備乾燥を行なうことができるとともに、搬
送装置本体が移動可能とされているので、補修塗装が施
され、予備乾燥された被塗装材を速やかに加熱乾燥工程
に搬送することができ、作業の効率化を図ることができ
る。また、保持部は支持部によって反転可能に支持され
ているので、被塗装材を保持したまま保持部を反転さ
せ、補修塗装された部位を下向きとして被塗装材を支持
して予備乾燥を行なうことにより、上述のようにこの予
備乾燥中にゴミや油分が補修塗装部位に付着するのを防
ぐことができる。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の塗装補修方法を、自動車の
ボディ塗装における不良塗装の補修に用いた場合の一実
施例を示すものである。本実施例においても、(11)〜(1
4)の工程は、図8に示した従来の塗装補修方法の(1)〜
(4)の工程と同じ工程となる。すなわち、(11)完成車か
ら、補修を施すべき不良塗装が発見された部品(被塗装
材)を取り外して単品とし、(12)この被塗装材の不良塗
装部位およびその周辺を、砥石やグラインダーによって
研いで修正し、不良部位を除去し、(13)次いでこの下地
を清掃してから、(14)塗料を塗布して補修塗装を行な
い、新たな塗膜を形成する。
【0013】しかる後、本実施例では、(15)この被塗装
材の補修塗装された部位に予備乾燥を施し、補修塗装に
よって塗布された塗料から溶剤分を発散させる。この予
備乾燥は、本実施例では、常温域において清浄な雰囲気
中に被塗装材を放置することにより行なわれる。ここ
で、この予備乾燥を行なう温度は30℃〜70℃程度の
範囲内とされるのが望ましい。この予備乾燥温度が低す
ぎると、補修塗装された塗料から溶剤分が発散されるの
に要する時間が長くなって作業効率の低下を招いたり、
溶剤分が十分に発散されなくなるおそれがある。また、
逆に予備乾燥温度が高すぎると、被塗装材の周囲に熱対
流が生じて、雰囲気中に僅かに含まれるゴミや油分が補
修塗装部位に形成された塗膜の表面に付着してしまうお
それがある。
【0014】さらに、この予備乾燥に要する時間は、補
修塗装において塗布される塗料の種類や塗布量、あるい
は被塗装材に生じた不良塗装の範囲の大きさなどによっ
て任意に設定されるものであるが、目安としては指触に
よって補修塗装部位の表面から塗料が剥離したり、塗料
が指に付着したりしない程度の乾燥状態とされることが
望ましく、ほとんどの場合において5分〜10分程度が
適当とされる。この予備乾燥時間が短すぎると、上記塗
料中の溶剤分が十分に大気中に発散されず、ゴミ不良や
ハジキ不良が十分に防げなくなるおそれがある。一方、
逆にこの予備乾燥時間が必要以上に長すぎても、効果に
顕著な差異がみられないばかりか、逆に作業効率の低下
を招くこととなる。なお、この予備乾燥工程において
は、乾燥クリーンエアーや比較的低温のクリーン温風を
補修塗装部位に送風して強制的に乾燥を促進するように
してもよい。これにより、予備乾燥に要する時間を短縮
して作業効率の向上を図ることができる。ただし、温風
を吹き付ける場合には、その温度が上記温度範囲を越え
ないように設定されるのが望ましい。
【0015】さらにまた、この予備乾燥中は、上記補修
塗装が施された部位が下向きとなるようにして被塗装材
を保持するのが望ましい。これは、予備乾燥を清浄な雰
囲気中で行なうとしても、このような雰囲気中に上述し
たように僅かながらのゴミや油分が含まれることは避け
られず、このようなゴミや油分は雰囲気中を浮遊しなが
ら、熱対流がないために自重によってゆっくりと落下し
て行くからであり、従ってこれに対して補修塗装部位を
下向きとしておくと、上記ゴミや油分がこの補修塗装部
位に付着するのを防ぐことができるからである。
【0016】こうして予備乾燥が終了した被塗装材は、
加熱乾燥工程に搬送され、図9に示した方法と同様に、
(16)スポットタイプの電球ヒーターや近赤外線ヒーター
等によって補修塗装された部位が加熱されて乾燥され
る。ここで、この加熱乾燥による乾燥温度は通常140
℃〜150℃程度となる。また、この加熱乾燥に要する
時間は、予備乾燥と同じように塗料の種類や塗布量、補
修塗装範囲の大きさなどにより任意に設定されるが、一
般的に18〜20分程度である。さらに、こうして加熱
乾燥が終了した被塗装材は、(17)検査されて塗装不良の
有無が調べられ、不良が確認されない場合は、(18)再び
完成車に取り付けられ、塗装補修作業が終了する。な
お、万一検査によって再び塗装不良が発見された場合に
は、(12)不良研ぎ修正の工程からやり直すこととなる。
【0017】このように上記構成の塗装補修方法におい
ては、加熱乾燥を行なう前に予備塗装を行なうことによ
り、補修塗装によって塗布された塗料はその溶剤分が空
気中に発散されてしまい、該塗料による塗膜は指触して
も剥離したり、指に付着したりしない程度の半乾燥状態
となる。そしてこれにより、ゴミや油分が該補修塗装部
位に接触しても、そのまま付着したりはし難くなり、ま
た仮に付着したとしても容易に除去可能となる。このた
め、この予備乾燥の後の加熱乾燥工程において、スポッ
トヒーターの排熱により補修塗装部位の周辺に熱対流が
生じても、雰囲気中のゴミや油分が補修塗装部位に付着
するのを避けることができ、また仮に付着しても、これ
らのゴミや油分は対流する雰囲気によって速やかに取り
払われてしまう。
【0018】従って上記塗装補修方法によれば、この加
熱乾燥の工程においてゴミ不良やハジキ不良が発生する
のを大幅に抑制することができ、これによって塗装補修
作業における歩留まりの向上を図ることが可能となる。
しかも、この加熱乾燥においては従来のスポットヒータ
ー等の設備をそのまま流用することが可能であり、イニ
シャルコストやランニングコストの増大を抑えることが
できる。さらに、これは被塗装材が大型部品であっても
変わることはないため、かかる大型部品における補修塗
装においても容易にこれに対応することができる。ま
た、上記塗装補修方法は加熱乾燥時における雰囲気の熱
対流を許容するものであるから、補修塗装部位における
乾燥温度の均一化を図ることができ、これによりこの補
修塗装部位に焼きムラ等が発生するのを防いで品位の高
い塗装面を得ることが可能となる。
【0019】ところで、この予備乾燥に際しては、上述
したように補修塗装部位が下向きとなるようにして被塗
装材を保持するのが望ましい。また、作業効率を向上さ
せるためには、予備乾燥が終了した被塗装材は、速やか
に加熱乾燥工程に回送されるのが望ましい。そこで、次
に図2を用いて、このような塗装補修作業に好適な搬送
装置の一実施例について、図3に示すような自動車のボ
ンネットBを被塗装材として補修塗装作業を行なう場合
を例に説明する。
【0020】本実施例における搬送装置本体21は、四
角枠体状の台車部22に一対の柱状の支持部23,23
が互いに平行に上方に向けて垂設され、これらの支持部
23,23の上端に、両支持部23,23を橋架するよ
うにして保持部24が設けられた構成となっている。台
車部22の4つの角部にはそれぞれ脚部22A…が設け
られており、さらにこれらの脚部22Aの下端にはそれ
ぞれキャスター22B…が取り付けられていて、これに
より上記搬送装置本体21は床面上を移動可能とされて
いる。
【0021】一方、上記保持部24は、上記支持部2
3,23の上端に水平、かつその軸線回りに回動可能に
橋架される回動軸25と、この回動軸25に直交するよ
うに固定される棒状の保持材26とから構成されてい
る。回動軸25の一端には十字ハンドル25Aが取り付
けられていて任意の回動位置に回動させることができ、
またこの回動軸25と支持部23との間には図示しない
固定装置が設けられていて、これにより該回動軸25は
上記任意の回動位置にて固定可能とされている。また、
上記保持材26の両端には、上記ボンネットBの裏面に
形成される凹部27…に係合可能な保持具28,28が
設けられており、一方回動軸25の他端側には、ボンネ
ットB裏面の前端縁に設けられる鉤穴29に係着可能な
係着具30が設けられており、これら保持具28,28
および係着具30によりボンネットBは回動軸25およ
び保持材26に一体化され、上記軸線回りに回動可能、
かつ所定の回動位置にて固定可能とされている。
【0022】さらにこの搬送装置本体21には、タイマ
ー装置31が付設されている。このタイマー装置31は
図4に示すように、任意に設定される予備乾燥の設定時
間T1を記憶する記憶部32と、予備乾燥開始からの経
過時間T2を計測する時間計測部33と、上記設定時間
1と経過時間T2とを比較して経過時間T2が設定時間
T1に達したところで表示信号を発する時間比較部34
と、この表示信号によって作動する表示部35とから構
成されており、この表示部35にはパトライトやラン
プ、あるいはサイレンやアラーム等の表示器36が付設
されている。なお、この表示器36においては、時間計
測部33によって計測された経過時間T2をそのまま表
示するようにしてもよい。
【0023】このような構成の搬送装置を用いて、図3
に示すようなボンネットBの表面に生じた塗装不良を補
修するには、まず保持材26の保持具28,28および
係着具30が上向きとなるようにして回動軸25を固定
し、次いで完成車から取り外したボンネットBを図2に
鎖線で示すように上記表面が上向きとなるようにして保
持部24上に載置し、保持具28,28および係着具3
0によって保持部24に固定する。しかる後、図1に示
した塗装補修方法の工程に従って、(12)不良研ぎ修正し
て(13)下地清掃を施し、(14)補修塗装を行なう。次に、
こうして補修塗装が施されたボンネットBを(15)予備乾
燥させるのであるが、この予備乾燥に際してはまず回動
軸25の固定を解き、ハンドル25Aにより回動軸25
を回動させてボンネットB表面の補修塗装部位が下向き
となるようにし、再び回動軸25を固定する。ここで、
ボンネットBは上記保持具28,28および係着部30
を介して保持部24に一体化されているため、下向きに
しても落下するようなことはない。
【0024】次いでタイマー装置31を作動させると、
図5に示すようにその時間計測部33が経過時間T2
計測し、この経過時間T2と予め記憶部32に入力され
て記憶されていた設定時間T1とを時間比較器34が比
較して、設定時間T1に経過時間T2が達した時点で表示
部35に表示信号を送る。そして、この表示信号により
表示部35が作動して上記パトライト等の表示器36が
点灯、点滅、あるいは音声を発するので、これによって
作業者は予備乾燥時間が経過したことを知ることができ
る。このように予備乾燥が終了したなら、再び補修塗装
部位が上向きとなるように回動軸25をボンネットBご
と回動させて固定し、さらにボンネットBを搬送装置本
体31ごと移動させて加熱乾燥工程へと搬送し、図9に
示したようなスポットヒーター等によって(16)補修塗装
部位に加熱乾燥を施す。この時点で補修塗装部位は予備
乾燥されているため、ゴミや油分の付着が抑えられて不
良の発生が防がれるのは、上述した通りである。そし
て、こうして乾燥が終了したボンネットBは、(17)検査
を経た後、(18)再取り付けされる。
【0025】このように、上記構成の搬送装置によれ
ば、補修塗装された部位を下向きとして被塗装材を保持
し、予備乾燥を行なうことができるので、予備乾燥中に
おける補修塗装部位へのゴミや油分の付着を防いで、補
修塗装時にゴミ不良やハジキ不良が発生するのを効果的
に抑えることが可能となり、塗装補修作業における歩留
まりの一層の向上を図ることができる。また、上記搬送
装置では搬送装置本体21が台車部22のキャスター2
2A…によって移動可能とされており、予備乾燥工程が
終了した被塗装材を保持したまま加熱乾燥工程に搬送す
ることができるので、これらの工程間における被塗装材
の搬送時間の短縮を図って作業効率の向上をも図ること
ができる。
【0026】さらに上記構成の搬送装置には予備乾燥時
間の経過を表示するタイマー装置31が付設されてお
り、これによって作業者は予備乾燥の終了を容易かつ正
確に知ることができるので、予備乾燥時間が短すぎて補
修塗装された部位にゴミや油分の付着を招いてしまった
り、逆に予備乾燥時間が長すぎて作業効率や歩留まりの
低下を招いてしまうような事態を未然に防止することが
できる。
【0027】なお、本実施例の搬送装置では、台車部2
2にキャスター22A…を設けることにより搬送装置本
体21を移動可能としたが、搬送装置本体21にモータ
ー、減速機、および駆動輪等の駆動装置を設けるととも
に、塗装補修工程の予備乾燥工程から加熱乾燥工程に向
けて上記駆動輪が転動可能なレール等を敷設し、搬送装
置本体がこのレールに沿って予備乾燥工程から加熱乾燥
工程に自走可能な構成としてもよい。また、本実施例の
搬送装置ではタイマー装置31は予備乾燥時間の経過を
作業者に表示するようになっているが、上述のように搬
送装置本体が自走可能な構成を採る場合には、図6に示
すように上記駆動装置37をこのタイマー装置31に接
続し、図7に示すように予備乾燥が終了すると搬送装置
本体21が自動的に加熱乾燥工程に移動するように設定
してもよい。なお図6および図7においては、図4およ
び図5に示した構成要素と同じ要素には同一の符号を配
してある。
【0028】さらに、本実施例では台車部22上に支持
部23,23および保持部24が設けられて搬送装置本
体21が構成されているが、例えばコンベアやハンガー
等に支持部23および保持部24を設けて被塗装材を搬
送するようにしてもよい。また、上述のように搬送装置
に駆動装置37が設けられる場合には、この駆動装置3
7と上記保持部24の回動軸25とを連結して、保持材
26および被塗装材の反転をも自動的に行なうようにし
てもよい。さらにまた、図7においては予備乾燥時間が
経過後に駆動装置37が作動して被塗装材および搬送装
置本体21が加熱乾燥工程に移動するようになっている
が、これを所定の予備乾燥時間をかけて搬送装置本体2
1が加熱乾燥工程に移動するような構成としてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の塗装補修
方法によれば、加熱乾燥の前に予備乾燥を施すことによ
り、この加熱乾燥時に補修塗装された部位にゴミや油分
が付着するのを防ぎ、塗装補修作業におけるゴミ不良や
ハジキ不良の発生を抑えて歩留まりの向上を図ることが
できる。また本発明の塗装補修用搬送装置によれば、塗
装補修された部位を下向きに保持してゴミや油分の付着
をより効果的に防ぐことができるとともに、加熱乾燥工
程への被塗装材の搬送を容易に行い得て作業効率を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塗装補修方法の一実施例を示す工程図
である。
【図2】本発明の塗装補修用搬送装置の一実施例を示す
斜視図である。
【図3】図2に示す搬送装置に保持されるボンネット
(被塗装材)Bの(イ)表面、および(ロ)裏面を示す
図である。
【図4】図2に示す搬送装置に付設されるタイマー装置
31の構成を表わすブロック図である。
【図5】図4に示すタイマー装置31の動作を表わすフ
ローチャートである。
【図6】図2に示す搬送装置に付設されるタイマー装置
31の他の例の構成を表わすブロック図である。
【図7】図6に示すタイマー装置31の動作を表わすフ
ローチャートである。
【図8】従来の塗装補修方法を示す工程図である。
【図9】塗装補修作業における加熱乾燥工程を示す図で
ある。
【図10】従来の塗装補修方法において、加熱乾燥時に
防護壁4を用いる場合を示す図である。
【符号の説明】
21 搬送装置本体 22 台車部 23 支持部 24 保持部 31 タイマー装置 B ボンネット(被塗装材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B05D 7/14 S (72)発明者 平見 光明 三重県鈴鹿市平田町1907番地 本田技研工 業株式会社鈴鹿製作所内 (72)発明者 尾崎 久徳 三重県鈴鹿市平田町1907番地 本田技研工 業株式会社鈴鹿製作所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被塗装材に生じた不良塗装部位を補修す
    るための塗装補修方法であって、上記不良塗装部位に下
    地処理を施した後に補修塗装を行ない、次いでこの補修
    塗装された部位に予備乾燥を施した後に、加熱乾燥を行
    なうことを特徴とする塗装補修方法。
  2. 【請求項2】 上記予備乾燥を、常温域にて行なうこと
    を特徴とする請求項1記載の塗装補修方法。
  3. 【請求項3】 上記予備乾燥を、上記補修塗装された部
    位に送風することにより強制的に行なうことを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載の塗装補修方法。
  4. 【請求項4】 上記予備乾燥を、上記補修塗装された部
    位を下向きにして行なうことを特徴とする請求項1、請
    求項2、または請求項3記載の塗装補修方法。
  5. 【請求項5】 被塗装材に生じた不良塗装部位の補修作
    業に用いられる塗装補修用搬送装置であって、当該補修
    作業における補修塗装工程から加熱乾燥工程に移動可能
    な搬送装置本体を有し、この搬送装置本体には、上記被
    塗装材を保持する保持部と、この保持部を反転可能に支
    持する支持部とが備えられていることを特徴とする塗装
    補修用搬送装置。
  6. 【請求項6】 上記搬送装置本体には、所定の予備乾燥
    時間の経過を表示するタイマー装置が付設されているこ
    とを特徴とする請求項5記載の塗装補修用搬送装置。
  7. 【請求項7】 上記搬送装置本体は、上記補修塗装工程
    から所定の予備乾燥時間経過後に上記加熱乾燥工程に達
    するように設定されていることを特徴とする請求項5ま
    たは請求項6記載の塗装補修用搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016185507A (ja) * 2015-03-27 2016-10-27 ダイハツ工業株式会社 再塗装装置

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