JPH06247836A - 基礎化粧料 - Google Patents

基礎化粧料

Info

Publication number
JPH06247836A
JPH06247836A JP3164093A JP3164093A JPH06247836A JP H06247836 A JPH06247836 A JP H06247836A JP 3164093 A JP3164093 A JP 3164093A JP 3164093 A JP3164093 A JP 3164093A JP H06247836 A JPH06247836 A JP H06247836A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
silicone
reaction
active hydrogen
sulfonic acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3164093A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Watanabe
博 渡辺
Masanori Okada
正紀 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pola Orbis Holdings Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pola Chemical Industries Inc filed Critical Pola Chemical Industries Inc
Priority to JP3164093A priority Critical patent/JPH06247836A/ja
Publication of JPH06247836A publication Critical patent/JPH06247836A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 肌に滑らかさやしっとり感を付与する効果に
優れ、かつ、皮膚への吸着性が高い基礎化粧料を提供す
る。 【構成】 化1で表されるスルホン酸変性シリコーンを
基礎化粧料に配合する。 【化1】 ただし、各R1は独立に低級アルキル基又は非置換もし
くは置換フェニル基を示し、R2は2〜11価の炭化水
素残基を示し、その炭素−炭素一重結合は官能基の反応
により生じる残基で中断されてもよく、また、Aはイソ
シアネート基と活性水素を持つ官能基との反応により生
じる残基であり、R3はアリーレン基、直鎖又は分岐の
アルキレン基、アルカリーレン基又はアラルキレン基を
示し、Xは一価の金属、水素原子又は−H・X1(ここ
で、X1はアンモニア又はアミンを示す)を示し、ま
た、mは50〜200の整数を示し、pは1〜10の整
数を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基礎化粧料に関し、詳
しくはスルホン酸変性シリコーンを含有する基礎化粧料
に関する。
【0002】
【従来の技術】肌に滑らかさやしっとりとした感じを与
えるために、各種のシリコーン誘導体が使用されてい
る。これらのシリコーン誘導体は、炭化水素やエステル
油剤に比べ、べたつきが少ないという利点も有するた
め、化粧料や皮膚保護剤組成物に汎用されている。例え
ば、皮膚を柔軟・平滑化させ、肌荒れを予防し、感触を
よくするために変性シリコーン重合体と揮発性油剤を併
用した皮膚保護剤組成物が知られている(特開平4−2
10612号公報)。
【0003】しかしながら、一般にシリコーン誘導体
は、肌から除去され易く、上記効果が持続しないという
問題があった。そこで、耐汗、耐皮脂性等を向上させ、
化粧持ちを良くするために、高分子シリコーン(特開昭
63−183516号)、フッ素変性シリコーン(特開
平2−295913号、特開平2−298338号公
報)、ポリエーテル変性シリコーン(特開平3−204
806号)を使用した化粧料が開発されており、これら
の技術により化粧持ちを良くすることに成功している。
しかしながら、これらのシリコーン誘導体は角質ケラチ
ンへの吸着性が十分に高いとはいえず、洗浄や摩擦に対
しては、その効果が不十分な点があり、耐洗浄性や耐摩
擦性に優れた基礎化粧料が望まれている。
【0004】一方、シリコーン誘導体の中でも、アミノ
変性シリコーンは、角質ケラチンへの吸着性が比較的高
いといわれており、化粧持ちには優れているが、一般的
なシリコーンが持つ肌への滑らかさ、しっとり感付与と
いう効果は不十分であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記観点か
らなされたものであり、肌に滑らかさやしっとり感を付
与することができ、かつ、角質ケラチンへの吸着性が高
く、洗浄や摩擦で落ちにくく、その効果が持続する基礎
化粧料を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために鋭意研究を行った結果、下記化2で表さ
れるスルホン酸変性シリコーンを基礎化粧料に配合する
と、肌に滑らかさやしっとり感を付与することができ、
しかも、角質ケラチンへの吸着性が高く、その効果が持
続することを見出し、本発明に至った。
【0007】すなわち本発明は、下記化2で表されるス
ルホン酸変性シリコーンを含有する基礎化粧料である。
以下、本発明を詳細に説明する。
【0008】<1>本発明に用いるスルホン酸変性シリ
コーン 本発明に用いるスルホン酸変性シリコーンは、化2の一
般式で表される。
【0009】
【化2】
【0010】ただし、各R1は独立に低級アルキル基又
は非置換もしくは置換フェニル基を示し、R2は2〜1
1価の炭化水素残基を示し、その炭素−炭素一重結合は
官能基の反応により生じる残基で中断されてもよく、ま
た、Aはイソシアネート基と活性水素を持つ官能基との
反応により生じる残基であり、R3はアリーレン基、直
鎖又は分岐のアルキレン基、アルカリーレン基又はアラ
ルキレン基を示し、Xは一価の金属、水素原子又は−H
・X1(ここで、X1はアンモニア又はアミンを示す)を
示し、また、mは50〜200の整数を示し、pは1〜
10の整数を示す。
【0011】ここで、低級アルキル基とは、好ましくは
メチル基、エチル基、プロピル基を示す。R2は2〜1
1価の炭化水素残基を示し、好ましくは炭素数2〜25
の脂肪族残基、芳香族残基、脂肪族の炭素原子1〜5の
脂肪芳香族残基若しくはそれを繰り返し単位とする残
基、又は脂肪族の炭素原子1〜5の芳香脂肪族残基若し
くはそれを繰り返し単位とする残基を示す。また、これ
ら脂肪族の炭素−炭素一重結合を中断する官能基の反応
により生じる残基とは、例えばアルコール及び/又はエ
ポキシドの反応により生ずるエーテル結合、イソシアネ
ートと活性水素を持つ官能基例えばアミノ基、ヒドロキ
シル基、メルカプト基、又はカルボキシル基との反応に
より生じた残基例えば、
【0012】
【化3】
【0013】等が挙げられる。Aで示されるイソシアネ
ート基と活性水素を持つ官能基との反応により生じる残
基は上記と同じである。R3は、好ましくはフェニレン
基、炭素数1〜4の低級アルキル基で置換されたフェニ
レン基、炭素数1〜5のアルキレン基及び
【0014】
【化4】
【0015】である。また、Xで表される一価の金属と
しては、好ましくはLi、Na、Kが挙げられる。ま
た、式−H・X1中のX1がアミンである場合、これは、
一般式N(R33で示され、ここで、R3は、それぞれ
独立して、水素原子、好ましくは1〜5個の炭素原子を
有する直鎖又は分岐のアルキル基、あるいは好のしくは
1〜5個の炭素原子を有し、好ましくは3個以下のヒド
ロキシル基を有する直鎖又は分岐のヒドロキシアルキル
基を示す。
【0016】該アミンとしては、例えばトリエタノール
アミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、
2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、
モノエタノールアミン等が挙げられる。mの値は、50
〜200である。pの値は、1〜10であり、好ましく
は1〜5である。また、該スルホン酸変性シリコーンの
数平均分子量(Mn)は、5000〜15000であ
る。
【0017】本発明に用いるスルホン酸変性シリコーン
は、イソシアネート基を持つシリコーンを合成し、続い
て該シリコーンを、−SO3X基及び活性水素を持つ化
合物と反応させることにより製造することができる。
【0018】ここで、イソシアネート基を持つシリコー
ンは、化5で示される。
【0019】
【化5】
【0020】ここで、R1、R2、m、pは上記と同じで
ある。イソシアネート基を持つシリコーンは、種々の方
法で製造することができるが、例えば活性水素を持つ官
能基を有する少なくとも二つのイソシアネート基を含む
ポリイソシアネートを反応させることにより製造するこ
とができる。
【0021】該活性水素を持つ官能基を有するシリコー
ンとしては、例えば
【0022】
【化6】
【0023】(ここで、mは50〜200の整数であ
る。)等が挙げられる。一方、少なくとも二つのイソシ
アネート基を含むポリイソシアネートとは、例えばヘキ
サンメチレンジイソシアネート(HDI)、メチレンジ
フェニルイソシアネート(MDI)、トリレンジイソシ
アネート(TDI)及び
【0024】
【化7】
【0025】(ここで、nは好ましくは1〜9であ
る。)等が挙げられる。該少なくとも二つのイソシアネ
ート基を含むポリイソシアネートの使用量は、活性水素
を持つ官能基を有するシリコーン中の活性水素に対して
当量比で1.0〜1.2が好ましい。
【0026】該反応の条件としては、好ましくは、窒素
等の不活性ガス雰囲気下で、反応温度0〜150℃、特
に好ましくは50〜100℃、反応時間2時間〜20時
間、特に好ましくは5〜10時間が用いられる。
【0027】次に、上記イソシアネート基を持つシリコ
ーンを、−SO3X基及び活性水素を持つ化合物と反応
させることによりスルホン酸変性シリコーンを製造す
る。ここで使用する−SO3X基及び活性水素を持つ化
合物としては、例えばイセチオン酸ナトリウムあるいは
スルファニル酸ナトリウム等が挙げられる。該化合物の
使用量は、シリコーン中のイソシアネート基に対して当
量比で1.0〜1.5が好ましい。
【0028】該反応に際しては、溶媒として例えば1,
4−ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン又は炭素数5〜8の炭化水素系
溶媒(例えばヘキサン等)等、又はこれらの二種類以上
を混合して使用してもよい。好ましい反応条件を例示す
ると、反応系を窒素等の不活性ガス雰囲気下に置き、反
応温度を0〜200℃、より好ましくは50〜150℃
とし、反応時間が5時間〜50時間程度、より好ましく
は10〜30時間程度とする。
【0029】スルホン酸基をアンモニウム塩又はアミン
塩にする方法は公知である。例えば、上記のようにして
製造した化2式のXが一価の金属であるスルホン酸変性
シリコーンをヘキサン又はヘプタンに溶解し、これに塩
酸又は硫酸の水溶液を加えて、好ましくは反応温度0〜
50℃、好ましくは反応時間5分〜1時間で酸性加水分
解した後、シリコーン相を取り出し、これに上記のアミ
ンを加えるとアミン塩の形のスルホン酸変性シリコーン
が生成する。
【0030】<2>本発明の基礎化粧料 本発明の基礎化粧料は、上記スルホン酸変性シリコーン
を含有するものであり、上記スルホン酸変性シリコーン
のうち、2種以上の混合物として使用してもよい。
【0031】スルホン酸変性シリコーンの配合量は、好
ましくは0.01〜50%、さらに好ましくは0.05
〜30%である。 配合量が0.01%未満では肌に滑ら
かさ、しっとり感を付与する効果に乏しい。また50%
を越えると、分離がおきやすい等、剤型的に安定に配合
するのが難しかったり、作製した化粧料の粘度が高くな
り過ぎて肌に塗布しにくいことがある。
【0032】尚、本発明でいう基礎化粧料とは、顔、
手、首、頭皮、その他全身の肌の洗浄、賦活、整肌、保
護等を目的に使用される化粧料を意味し、具体的な例と
しては洗顔料、クレンジング料、化粧水、乳液、エッセ
ンス、パック、マッサージ料、日焼け止め化粧料、栄養
クリーム、ハンドクリーム、リップクリーム、頭皮用ク
リーム等が挙げられる。剤型は、特に問わない。
【0033】本発明の基礎化粧料には、上記のスルホン
酸変性シリコーン以外に、通常基礎化粧料に配合される
オイル、界面活性剤、アルコール類、高分子化合物、
水、その他の成分を用途、剤型、目的等に応じて適宜配
合することができる。
【0034】上記のオイルとしては、流動パラフィン、
スクワラン、2-エチルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸
イソプロピル、オリーブ油、ヒマシ油等の液体油;ワセ
リン、固パラ、牛脂、ラノリン、蜜ロウ、鯨ロウ、コレ
ステロール等の半固体〜固体脂;セタノール、ベヘニル
アルコール等の高級アルコール;パルミチン酸、ステア
リン酸等の高級脂肪酸;パーフルオロポリエーテル等の
フッ素系油剤;本発明で用いられる上記スルホン酸変性
シリコーン以外のシリコーン誘導体等が挙げられる。
【0035】上記界面活性剤としては、ソルビタン脂肪
酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレン(以下、「POE」と略す)ソルビタン脂肪酸エス
テル、POEグリセリン脂肪酸エステル、POEアルキルエー
テル、POEポリオキシプロピレンアルキルエーテル、POE
ポリオキシプロピレンコポリマー、POEアルキルフェニ
ルエーテル、POE硬化ヒマシ油、ポリエチレングリコー
ル脂肪酸エステル、デカグリセリン脂肪酸エステル、ア
ルキルジエタノールアミド等の非イオン性界面活性剤;
アルキル硫酸塩、POEアルキルエーテル硫酸塩、POEアル
キルエーテル酢酸塩、アルキルリン酸塩、POEアルキル
エーテルリン酸塩、高級脂肪酸塩、高級脂肪酸加水分解
コラーゲン塩、アミノ酸系陰イオン界面活性剤;スルホ
コハク酸系界面活性剤、オレフィンスルホン酸塩等の陰
イオン性界面活性剤;レシチンや酢酸ベタイン系、イミ
ダゾリニウムベタイン系等の両性界面活性剤;塩化アル
キルトリメチルアンモニウム、塩化ジアルキルジメチル
アンモニウム、塩化アルキルジメチルベンジルアンモニ
ウム等の陽イオン性界面活性剤が挙げられる。
【0036】アルコール類としては、エタノール、プロ
パノール、ベンジルアルコール等の1価のアルコール;
1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、
ジプロピレングリコール、グリセリン、ポリエチレング
リコール、ソルビトール等の多価アルコールが挙げられ
る。
【0037】高分子化合物としては、ポリビニルピロリ
ドン、ポリビニルアルコール、ビニルピロリドン-酢酸
ビニル共重合体、アクリル樹脂アルカノールアミン、N-
メタクリロイルエチルN,N-ジメチルアンモニウムα-N-
メチルカルボキシベタイン/メタクリル酸アルキルエス
テル共重合体、ジエチル硫酸ビニルピロリドン-N,N'-ジ
メチルアミノエチルメタクリル酸共重合体、ヒドロキシ
エチルセルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリ
ド、ヒドロキシエチルセルロースヒドロキシプロピルト
リメチルアンモニウムクロリドエーテル、カルボキシビ
ニルポリマー、カルボキシメチルセルロース塩、キサン
タンガム、ヒドロキシエチルセルロース等が挙げられ
る。
【0038】また、上記のその他の成分としては、アミ
ノ酸、ヒアルロン酸等の保湿剤;オキシベンゾン、パラ
アミノ安息香酸エステル等の紫外線吸収剤;トコフェロ
ール、ジブチルヒドロキシトルエン等の抗酸化剤;パラ
ベン、フェノキシエタノール等の防腐剤;イソプロピル
メチルフェノール、トリクロロカルバン等の殺菌剤、コ
ラーゲン、ケラチン、絹等のタンパクの加水分解物(例
えば成和化成工業(株)社製加水分解コラーゲン:プロモ
イスW42R);クエン酸、クエン酸ナトリウム等のpH調整
剤、ジンクピリチオン、ピロクトンオラミン等の抗フケ
剤、植物抽出エキス、グリチルリチン酸ジカリウム等の
抗炎症剤;ジメチルエーテル、LPG等の噴射剤;Na
Cl等の無機塩;ジステアリン酸トリエチレングリコー
ル等のパール化剤、ハマメリス水等の収斂剤、酸化チタ
ン等の無機粉体、イオウ、アスコルビン酸リン酸マグネ
シウム塩等の美白剤、キレート剤、各種ビタミン、トウ
ガラシチンキ等の血行促進剤、色素、香料等が挙げられ
る。
【0039】
【作用】本発明の基礎化粧料は、皮膚に適用し、そのま
ま乾燥させるか、あるいは皮膚に適用し、すすいだ後乾
燥させると、スルホン酸変性シリコーンが角質ケラチン
に吸着し、洗浄や摩擦等でも落ちにくい持続的な被膜を
形成し、肌に長時間滑らかな感触、しっとり感を付与す
る。
【0040】
【実施例】以下に、本発明に用いるスルホン酸変性シリ
コーンの製造例、本発明の実施例を比較例と共に挙げ、
本発明の効果について更に詳細に説明するが、本発明は
これらのスルホン酸変性シリコーン及び実施例に限定さ
れるものではない。
【0041】
【製造例】本発明に用いるスルホン酸変性シリコーンの
製造例を説明する。
【0042】
【製造例1】500ミリリットルの丸底フラスコに化6
中の式(4)に示した構造を持つ平均分子量1万の片末
端に水酸基を有するシリコーン(チッソ(株)社製サイラ
プレーンFM0425)とHDIをそれぞれ150重量
部、2.7重量部を収め(イソシアネートは該シリコー
ン中の活性水素に対して当量比は1.07である)、1
00℃で撹拌しながら反応させた。該反応をIRスペク
トルで追跡し、2200〜2300cmー1のイソシアネ
ートに帰属される吸収の強度が反応開始時の半分になる
まで反応を続け末端にイソシアネート基を持つシリコー
ンを製造した。
【0043】次にイセチオン酸ナトリウム2.3重量部
(該化合物中の活性水素はシリコーン中のイソシアネー
ト基に対して当量比は1.03である)、1,4−ジオ
キサン50重量部を添加し、イソシアネートの吸収が消
失するまで反応させた。反応終了後、濾過し、続いて低
沸点物を蒸留によって除いて、無色透明なオイル120
グラムを得た。このオイルは、IRスペクトルにより、
化8で表されるスルホン酸変性シリコーンであることが
確認された。
【0044】
【化8】
【0045】ただし、mは130、pは1である。
【0046】
【製造例2】500ミリリットルの丸底フラスコに、製
造例1と同様の片末端に水酸基を有するシリコーン15
0重量部とMDI 3.95重量部を収め(イソシアネ
ートは該シリコーン中の活性水素に対して当量比は1.
07である)、80℃で撹拌しながら反応させた。製造
例1と同様にして該反応をIRスペクトルで追跡し末端
にイソシアネート基を持つシリコーンを製造した後、イ
セチオン酸ナトリウム2.34重量部(該化合物中の活
性水素はシリコーン中のイソシアネート基に対して当量
比は1.05である)、1,4−ジオキサン100重量
部を添加し、イソシアネートの吸収が消失するまで反応
させた。
【0047】反応終了後、濾過し、続いて低沸点物を蒸
留によって除いて、淡黄色のオイル100グラムを得
た。このオイルはIRスペクトルにより、化9で表され
るスルホン酸変性シリコーンであることが確認された。
【0048】
【化9】
【0049】ただし、mは130、pは1である。
【0050】
【製造例3】500ミリリットルの丸底フラスコに、化
6中の化学式(4)に示した構造を持つ平均分子量5千
の片末端に水酸基を有するシリコーン(信越化学(株)社
製X−22−170D)100重量部とMDI 5.3
6重量部を収め(イソシアネートは該シリコーン中の活
性水素に対して当量比は1.07である)、80℃で撹
拌しながら反応させた。
【0051】製造例1と同様にして該反応をIRスペク
トルで追跡し末端にイソシアネート基を持つシリコーン
を製造した後、スルファニ酸ナトリウム4.95重量部
(該化合物中の活性水素はシリコーン中のイソシアネー
ト基に対して当量比は1.27である)、1,4−ジオ
キサン100重量部を添加し、イソシアネートの吸収が
消失するまで反応させた。反応終了後、濾過し、続いて
低沸点物を蒸留によって除いて、淡黄色のオイル100
グラムを得た。
【0052】このオイルはIRスペクトルにより、化1
0で表されるスルホン酸変性シリコーンであることが確
認された。
【0053】
【化10】
【0054】ただし、mは60、pは1である。
【0055】
【製造例4】500ミリリットルの丸底フラスコに製造
例1と同様の片末端に水酸基を有するシリコーン100
重量部とPMDI(n=1〜5の混合物)7.5重量部
を収め(イソシアネートは該シリコーン中の活性水素に
対して当量比は1.0である)、70℃で撹拌しながら
反応させた。
【0056】該反応をIRスペクトルで追跡し、220
0〜2300cmー1のイソシアネートに帰属される吸収
の強度が変化しなくなるまで反応を続け末端がイソシア
ネート化されたシリコーンを製造した後、イセチオン酸
ナトリウム6.5重量部(該化合物中の活性水素はシリ
コーン中のイソシアネート基に対して当量比は1.05
である)、1,4−ジオキサン30重量部を添加し、イ
ソシアネートの吸収が消失するまで反応させた。
【0057】反応終了後、濾過し、続いて低沸点物を蒸
留によって除いて、淡黄色の粘稠なオイル90グラムを
得た。このオイルはIRスペクトルにより、化11で表
されるスルホン酸変性シリコーンであることが確認され
た。
【0058】
【化11】
【0059】ただし、mは130、pは2以上10以下
である。
【0060】
【製造例5】製造例1で製造したスルホン酸変性シリコ
ーン50gをヘキサン50mlに溶解し、1N HCl
水溶液50mlと撹拌しながら室温で20分間反応させ
た。反応後シリコーン相を取り出し、トリエタノールア
ミン1gを加えて撹拌しながに30分間反応させた後、
未反応部分を留去して乳白色のオイル47gを得た。
【0061】このオイルは、化12で表されるスルホン
酸変性シリコーンのトリエタノールアミン塩であった。
【0062】
【化12】
【0063】以下、上記製造例1〜5で得られたスルホ
ン酸変性シリコーンを、各々スルホン酸変性シリコーン
1〜5という。次に、これらのスルホン酸変性シリコー
ンを使用した実施例を説明する。
【0064】
【実施例1〜4】エモリエントオイル <製法>表1に示す各シリコーン系化合物を用い、表2
の処方のエモリエントオイルを製造した。各成分を室温
で撹拌混合し、溶解または均一分散する。
【0065】
【表1】
【0066】
【表2】
【0067】<評価>上記各実施例及び比較例のエモリ
エントオイルにケラチンパウダー(東京化成(株)製)
を浸け、洗浄後にケラチンパウダーへのシリコーン系化
合物の吸着量を重量法で評価した。さらに、上記各実施
例及び比較例のエモリエントオイルを一定量上腕部に塗
布し、一定回数洗浄後に塗布部の滑らかさを官能評価し
た。
【0068】(1)ケラチンパウダーへの吸着量の測定
乳鉢で粉砕し、100メッシュの標準ふるいを通したケラ
チンパウダー約2gを20℃、50%湿度下に1日放置
した後、精秤し、処理前の重量(W0)とする。このケラチ
ンパウダーを上記実施例、比較例のエモリエントオイル
30gに1時間浸漬した後、5Cの分析用濾紙で濾過
し、濾紙上に残ったケラチンパウダーをポリオキシエチ
レンラウリルエーテル硫酸ナトリウム(LES)の15
%水溶液100mlに移し、24時間撹拌洗浄する。
【0069】この液を濾過し、濾紙上に残ったケラチン
パウダーを10mlのイオン交換水で10回洗浄し、4
0℃に24時間放置する。その後、20℃、50%湿度
下に24時間放置し、処理後の重量(W1)を測定する。
W0、W1から下記式により各シリコーン系化合物のケラチ
ンパウダーへの吸着量を求めた。
【0070】 吸着量 = (W1 − W0)×100/W0 − AB1
【0071】ただし、AB1は上記処理においてエモリエ
ントオイルに浸漬する処理のみを行わなかった場合のケ
ラチンパウダーの重量変化率を表す。
【0072】(2)ケラチンパウダーへの吸着量の測定
上記と同様の処理を行ったケラチンパウダーを、さらに
15%LES水溶液で48時間撹拌洗浄した後、液を濾
過し、10mlのイオン交換水で10回洗浄し、40℃
で24時間放置する。その後、20℃、50%湿度下で
24時間放置し、ケラチンパウダーの重量(W2)を測定す
る。W0、W2から下記式により各シリコーン系化合物のケ
ラチンパウダーへの吸着量を求めた。
【0073】 吸着量 = (W2 − W0)×100/W0 − AB2
【0074】ただし、AB2は上記処理においてエモリエ
ントオイルに浸漬する処理のみを行わなかった場合のケ
ラチンパウダーの重量変化率を表す。
【0075】(3)肌への滑らかさ付与効果 上記各実施例及び比較例のエモリエントオイル0.3m
lを3cm×3cmの面積で上腕部に塗布し、乾燥後1
5%LES水溶液を用い、手で擦りながら洗浄、すすぎ
を3回繰り返した後、肌の滑らかさを官能評価した。評
価は6人の熟練評価者により、5段階に評価した。尚、
「滑らかである」を5点、「滑らかでない」を1点とし
た。
【0076】上記各評価の結果を表3に示す。
【0077】
【表3】
【0078】
【実施例5〜7】ハンドクリーム 表4に示す各シリコーン系化合物を用い、表5の処方の
ハンドクリームを製造した。A相、B相を80℃で加熱
溶解し、A相にB相を撹拌しながら加え、乳化を行い、
その後、撹拌しながら室温まで冷却する。
【0079】これらのハンドクリーム0.5gを3cm
×3cmの面積で上腕部に塗布し、乾燥後、15%LE
S水溶液を用い、手で擦りながら洗浄、すすぎを3回繰
り返した後、肌の滑らかさ、しっとり感を6人の評価者
により5段階に官能評価した。尚、「しっとり感があ
る」を5点、「しっとり感がない」を1点とした。結果
を表4に示す。
【0080】
【表4】
【0081】
【表5】
【0082】
【実施例8〜10】化粧水 表6に示すシリコーン系化合物を用い、表7の処方の化
粧水を製造した。80℃で混合均一化したA相にB相を
加え、撹拌しながら室温まで冷却する。
【0083】この化粧水0.3mlを前記同様に上腕部
に塗布し、乾燥後、15%LES水溶液を用い、手で擦
りながら洗浄、すすぎを3回繰り返し、肌の滑らかさ、
しっとり感を6人の評価者により5段階に官能評価し
た。結果を表6に示す。
【0084】
【表6】
【0085】
【表7】
【0086】以上の各実施列の評価結果から、本発明の
基礎化粧料は、比較例の基礎化粧料に比べて滑らかさ、
しっとり感の付与、皮膚への残存性において、格段に優
れていることが明らかである。特に、界面活性剤による
複数回の洗浄後においても、皮膚から失われない。
【0087】
【発明の効果】本発明の基礎化粧料は、肌に滑らかさや
しっとり感を付与する効果に優れ、かつ、皮膚への吸着
性が高く、洗浄や摩擦で落ちにくい。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化1で表されるスルホン酸変性シリコー
    ンを含有する基礎化粧料。 【化1】 ただし、各R1は独立に低級アルキル基又は非置換もし
    くは置換フェニル基を示し、R2は2〜11価の炭化水
    素残基を示し、その炭素−炭素一重結合は官能基の反応
    により生じる残基で中断されてもよく、また、Aはイソ
    シアネート基と活性水素を持つ官能基との反応により生
    じる残基であり、R3はアリーレン基、直鎖又は分岐の
    アルキレン基、アルカリーレン基又はアラルキレン基を
    示し、Xは一価の金属、水素原子又は−H・X1(ここ
    で、X1はアンモニア又はアミンを示す)を示し、ま
    た、mは50〜200の整数を示し、pは1〜10の整
    数を示す。
JP3164093A 1993-02-22 1993-02-22 基礎化粧料 Pending JPH06247836A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3164093A JPH06247836A (ja) 1993-02-22 1993-02-22 基礎化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3164093A JPH06247836A (ja) 1993-02-22 1993-02-22 基礎化粧料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06247836A true JPH06247836A (ja) 1994-09-06

Family

ID=12336812

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3164093A Pending JPH06247836A (ja) 1993-02-22 1993-02-22 基礎化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06247836A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09255517A (ja) * 1996-03-19 1997-09-30 Noevir Co Ltd 抗菌性低刺激化粧料
JP2008524378A (ja) * 2004-12-15 2008-07-10 ダウ・コーニング・コーポレイション スルホネート官能基有機ポリシロキサン
JP2011515365A (ja) * 2008-03-18 2011-05-19 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア ジアミノフェニルメタンから形成された金属カルバミン酸塩
JP2011517711A (ja) * 2008-03-19 2011-06-16 サントル ナショナル ドゥ ラ ルシェルシュ シアンティフィク 超伝導の電解ハイブリッド材料及びその製造方法、使用方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09255517A (ja) * 1996-03-19 1997-09-30 Noevir Co Ltd 抗菌性低刺激化粧料
JP2008524378A (ja) * 2004-12-15 2008-07-10 ダウ・コーニング・コーポレイション スルホネート官能基有機ポリシロキサン
JP2011515365A (ja) * 2008-03-18 2011-05-19 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア ジアミノフェニルメタンから形成された金属カルバミン酸塩
JP2011517711A (ja) * 2008-03-19 2011-06-16 サントル ナショナル ドゥ ラ ルシェルシュ シアンティフィク 超伝導の電解ハイブリッド材料及びその製造方法、使用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2020408132C1 (en) Surfactants for use in personal care and cosmetic products
JP4695383B2 (ja) ヒドロキシアルキル尿素を使用する湿潤化効能の増加
CN102123696B (zh) 作为化妆品制剂的流变改善手段的聚氨酯
EP4117618B1 (en) Surfactants for personal care and cosmetic products
JP4142641B2 (ja) ジカルボキシ官能化ポリオルガノシロキサンを含むパーソナルケア組成物
AU2015255686B2 (en) Non-petrochemically derived cationic emulsifiers, related compositions and methods
JPS6316418B2 (ja)
JPH06247835A (ja) 基礎化粧料
JPH06247827A (ja) メイクアップ化粧料
US20040234489A1 (en) Use of a particular carboxylic acid or salts thereof as agents for conditioning keratin materials
AU2021310198B2 (en) Branched amino acid surfactants for personal care and cosmetic products
US6509023B1 (en) Cosmetic composition comprising a functionalized polyorganosiloxane
JPH06247836A (ja) 基礎化粧料
JPH06192045A (ja) 毛髪化粧料
JPH07118290A (ja) N−長鎖アシル酸性アミノ酸エステル
EP1043972A1 (fr) Utilisation de silicones a fonctions esters comme agents anti-transfert dans les compositions cosmetiques
JPH1171262A (ja) 化粧料
KR100983207B1 (ko) 화장품 조성물
JP6105870B2 (ja) 非イオン界面活性剤組成物、その製造方法、ならびにこれを用いた化粧料及び外用剤
JPH06247829A (ja) メイクアップ化粧料
WO2009083736A1 (en) Compositions and uses thereof
JP2019064939A (ja) シャンプー組成物
JPH06192040A (ja) 毛髪化粧料
EP4144339A2 (en) Combinations of amido amine compounds and oligoester ammonium salts
JP2001247426A (ja) 化粧料