JPH06249203A - 流体モータの駆動回路 - Google Patents

流体モータの駆動回路

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JPH06249203A
JPH06249203A JP6086993A JP6086993A JPH06249203A JP H06249203 A JPH06249203 A JP H06249203A JP 6086993 A JP6086993 A JP 6086993A JP 6086993 A JP6086993 A JP 6086993A JP H06249203 A JPH06249203 A JP H06249203A
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JP
Japan
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fluid
discharge
pressure
side supply
supply
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JP6086993A
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Inventor
Kazunori Ogawa
和典 小川
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Nabtesco Corp
Original Assignee
Teijin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単、安価で、かつ小型でありなが
ら、リリーフ圧より低い設定圧においても一時的に流体
をリリーフさせる。 【構成】 戻り側給排路25内の圧力が設定圧まで上昇
したとき、細孔58、流体室54、連結通路64を通じて吐出
側給排路24に流体を流出させることにより、ポペット弁
体50の前後に圧力差を発生させて該ポペット弁体50をス
プール29が許容位置近傍から外れるまでの間だけ開弁方
向に移動させ、戻り側給排路25内の流体を吐出側給排路
24に一時的にリリーフさせる。このとき、流体室53、54
の周囲には調整ピストンは不要である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回路内の圧力がリリ
ーフ圧まで上昇すると、回路を保護するために流体を低
圧側にリリーフすることができる流体モータの駆動回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、クローラ車両等に用いられる流
体モータの駆動回路においては、クローラ車両の走行時
に、切換弁を中立位置に切り換えると、クローラ車両の
慣性走行によって流体モータが短時間だけ慣性回転する
ため、駆動回路内の圧力が急上昇する。このため、この
ような駆動回路においては、流体モータと切換弁とを接
続する流体通路の途中にリリーフ弁を設け、いずれかの
流体通路が高圧のリリーフ圧となったとき、該リリーフ
弁を介してリリーフ圧まで上昇した高圧流体を低圧側に
リリーフさせるようにしている。しかしながら、このよ
うな流体モータにあっては開弁圧力(リリーフ圧力)が
高圧の1つの圧力値に限定されているため、流体モータ
の制動開始時に圧力がこの高いリリーフ圧まで急上昇し
て、流体モータ、減速機に大きなショックが付与される
という問題点がある。
【0003】このような問題点を解決するため、従来、
例えば実公昭62ー 31681号公報に記載されているような
ものが提案されている。このものは、各スプリング室の
周囲に調整ピストンを設け、この調整ピストンの一方の
側に区画された空間部を、スプリング室が連通するリリ
ーフ弁の流入側を接続した給排通路とは別の給排通路に
連通するとともに、他方の側に区画された調整室をスプ
リング室に連通し、切換弁が流れ位置から中立位置に切
り換えられて、戻り側給排通路がリリーフ圧より低い設
定圧まで上昇したとき、該設定圧の流体をスプリング室
を通じて調整室に導き、調整ピストンを空間部側に移動
させることにより、リリーフ弁の前後に圧力差を発生さ
せて該リリーフ弁を調整ピストンがストロークエンドに
到達するまでの間だけ開弁方向に移動させ、設定圧の流
体を一時的に吐出側給排通路にリリーフさせて前記ショ
ックを軽減するようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の流体モータの駆動回路にあっては、各スプリ
ング室の周囲に調整ピストンを設けるようにしているた
め、構造が複雑となるとともに製作費が高価となり、さ
らに、大型化してしまうという問題点がある。
【0005】この発明は、構造が簡単、安価で、かつ小
型でありながら、リリーフ圧より低い設定圧においても
一時的に流体をリリーフさせることができる流体モータ
の駆動回路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、流体
モータと切換弁とを接続する一対の給排通路と、前記給
排通路の途中に設けられ、内部に給排通路の一部を構成
する一対の給排路が形成されたケースと、ケース内に設
けられ、切換弁が流れ位置に切り換えられたとき、吐出
側給排路内の流体圧を受けて中立位置から許容位置に向
かって移動し、流体モータから切換弁に向かって戻り側
給排路内を戻り流体が流れるのを許容するとともに、流
体モータがポンプ作用をして吐出側給排路の圧力が低下
すると、許容位置から中立位置に向かって移動し、戻り
側給排路内を戻り流体が流れるのを制限するスプールを
有するカウンターバランス弁と、ケース内に設けられ、
いずれかの給排路がリリーフ圧まで上昇したとき、該リ
リーフ圧に押されてスプリングに対抗しながら開弁方向
に移動することにより、前記リリーフ圧の流体を低圧側
給排路にリリーフするポペット弁体を有する一対のリリ
ーフ弁と、を備えた流体モータの駆動回路において、各
ポペット弁体内に貫通した細孔をそれぞれ形成するとと
もに、ケース内に前記スプリングが収納され細孔を通過
した給排路からの流体が流入する流体室を形成し、か
つ、ケース内に両端が前記流体室およびカウンターバラ
ンス弁にそれぞれ連結され、該カウンターバランス弁の
スプールが許容位置近傍に位置しているとき、吐出側給
排路に連通される連結通路を形成するとともに、この連
結通路の途中に流体室からカウンターバランス弁に向か
う流体の流れのみを許容するチェック弁を介装し、切換
弁が流れ位置から中立位置に切り換えられて吐出側給排
路内の圧力が低下するとともに、戻り側給排路内の圧力
がリリーフ圧より低い設定圧まで上昇したとき、該設定
圧の流体がポペット弁体の細孔を通じて流体室に、その
後、連結通路を通じて圧力の低下した吐出側給排路に流
出することにより、該ポペット弁体の前後に圧力差を発
生させて該ポペット弁体をスプールが許容位置近傍から
外れるまでの間だけ開弁方向に移動させ、戻り側給排路
内の設定圧の流体を吐出側給排路に一時的にリリーフさ
せることにより達成することができる。
【0007】
【作用】今、切換弁が流れ位置に切り換えられているた
め、流体モータへは吐出側給排通路、吐出側給排路を通
じて高圧の流体が供給され、また、カウンターバランス
弁のスプールはこの吐出側給排路内の流体圧を受けて許
容位置まで移動しているとする。このとき、流体モータ
は作動して低圧の戻り流体を戻り側給排通路に流出する
が、この戻り流体は、前述のようにカウンターバランス
弁のスプールが許容位置まで移動して、戻り側給排路内
を流体が流れるのを許容しているため、戻り側給排通
路、戻り側給排路を通じて流出する。また、このとき、
カウンターバランス弁のスプールは前述のように許容位
置まで移動しているので、連結通路と吐出側給排路とが
連通しているが、連結通路の途中に介装されたチェック
弁は流体室からカウンターバランス弁に向かう流体の流
れのみを許容し、カウンターバランス弁から流体室への
流体の流れを遮断するので、高圧の流体が流体室に流入
することはない。このような状態において、流体モータ
に該流体モータがポンプ作用を行うような負荷が作用す
ると、吐出側給排通路、吐出側給排路内の圧力が低下す
るため、カウンターバランス弁のスプールが許容位置か
ら中立位置に向かって移動して、戻り側給排路内を戻り
流体が流れるのが制限され、これにより、流体モータの
ポンプ作用が抑制される。また、切換弁が流れ位置から
中立位置に切り換えられると、カウンターバランス弁の
スプールが許容位置から中立位置に向かって移動を開始
し、戻り側給排路内の流体の流れを制限し始めるが、こ
のとき、流体モータはその慣性によって作動を継続して
戻り側給排通路、戻り側給排路に流体を吐出するため、
これら戻り側給排通路、戻り側給排路内の圧力が上昇す
る。そして、この圧力の上昇した戻り側給排路内の流体
はポペット弁体の細孔を通過して流体室に流入し、その
後、連結通路を通じてカウンターバランス弁まで導かれ
る。このとき、カウンターバランス弁のスプールは許容
位置から中立位置に向かって移動を開始した直後である
ため、連結通路と吐出側給排路とは連通しており、この
結果、前記流体は圧力の低下した吐出側給排路に流出す
る。このようにポペット弁体内の細孔を流体が通過する
と、ポペット弁体の前後には圧力降下による圧力差が発
生し、これにより、該ポペット弁体に開弁方向の流体力
が作用する。そして、前記戻り側給排路内の圧力がリリ
ーフ圧より低い設定圧まで上昇すると、前記ポペット弁
体に作用する流体力がスプリングによる付勢力を上回る
ようになり、該ポペット弁体がスプリングに対抗して開
弁方向に移動する。この結果、戻り側給排路と吐出側給
排路とが互いに連通し、設定圧の流体が戻り側給排路か
ら圧力の低下した吐出側給排路にリリーフされる。そし
て、前記カウンターバランス弁のスプールが許容位置近
傍を外れるまで移動すると、連結通路と吐出側給排路と
が連通しなくなるため、ポペット弁体の細孔を流体が流
れなくなり、ポペット弁体の前後における圧力差がなく
なる。この結果、該ポペット弁体はスプリングに付勢さ
れて閉弁し設定圧における一時的なリリーフが停止す
る。このように戻り側給排路内の流体は設定圧となった
ときから前記スプールが許容位置近傍を外れるまでの間
だけ一時的にリリーフされるのである。その後、戻り側
給排路内の圧力がリリーフ圧まで上昇すると、ポペット
弁体に作用する流体力がスプリングの付勢力を上回るよ
うになり、ポペット弁体がスプリングに対抗して開弁方
向に移動する。この結果、戻り側給排路と吐出側給排路
とが互いに連通し、戻り側給排路から吐出側給排路にリ
リーフ圧の流体がリリーフされるのである。このように
戻り側給排路内の圧力が設定圧になると一旦リリーフ
し、次に、高圧のリリーフ圧まで上昇すると、再度リリ
ーフするため、流体モータ、減速機に与えられるショッ
クが小さくなるのである。そして、この発明では前述の
ように、流体室の周囲の調整ピストンを省略して構造を
簡単、小型で安価としながら、リリーフ圧より低い設定
圧においても一時的に流体をリリーフさせることがで
き、ショックの確実な低減を図ることができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1において、11は例えばクローラ車両走行
用の流体モータであり、この流体モータ11と切換弁12と
は一対の給排通路13、14によって接続されている。ま
た、前記切換弁12と流体ポンプ15とは供給通路16によ
り、切換弁12とタンク17とは排出通路18により接続され
ている。そして、前記供給通路16には途中にリリーフ弁
19が介装されたリリーフ通路20が接続されている。
【0009】前記給排通路13、14の途中にはこの給排通
路13、14の一部を構成する一対の給排路24、25が内部に
形成されたケース26が設けられている。このケース26内
には給排路24、25の途中に連通するスプール室27が形成
され、このスプール室27内にはカウンターバランス弁28
のスプール29が摺動可能に挿入されている。また、前記
スプール室27の両端部にはスプール29を中立位置に向か
って付勢するスプリング30、31がそれぞれ内蔵されてい
る。前記スプール29の両側部にはチェック弁32、33がそ
れぞれ収納され、これらのチェック弁32、33はスプール
29内に形成された一対の内部通路34、35の途中に介装さ
れている。これら内部通路34、35の内側端はスプール29
の軸方向中央から若干軸方向外側に離れた外周に形成さ
れた一対の円周溝36、37に開口し、外端側はこれらの円
周溝36、37より軸方向外側のスプール29の外周に開口し
ている。そして、前記チェック弁32、33はそれぞれポペ
ット弁38、39と、これらポペット弁38、39を閉止方向に
付勢するスプリング40、41とから構成され、流体ポンプ
15から流体モータ11に向かう流体の流れのみを許容す
る。また、前記ケース26内にはカウンターバランス弁28
より切換弁12側の給排路24、25とスプール室27の両端部
とを連通する一対のパイロット通路42、43が形成されて
いる。そして、このカウンターバランス弁28のスプール
29は、切換弁12が流れ位置に切り換えられたとき、パイ
ロット通路42、43を通じてスプール室27に流入した吐出
側給排路24、25内の流体圧を受けて、中立位置からスプ
リング31、30を圧縮しながら両側の許容位置に向かって
移動し、カウンターバランス弁28より流体モータ11側の
戻り側給排路24、25と、カウンターバランス弁28より流
体ポンプ15側の戻り側給排路24、25とを連通して、流体
モータ11から切換弁12に向かって戻り側給排路24、25内
を戻り流体が流れるのを許容するとともに、流体モータ
11がポンプ作用をして吐出側給排路24、25の圧力が低下
すると、スプリング31、30に付勢されて許容位置から中
立位置に向かって移動し、カウンターバランス弁28より
流体モータ11側の戻り側給排路24、25と、カウンターバ
ランス弁28より流体ポンプ15側の戻り側給排路24、25と
の連通面積を減少させて、戻り側給排路24、25内を戻り
流体が流れるのを制限する。
【0010】また、前記ケース26内には一対のリリーフ
弁47、48が収納され、これらのリリーフ弁47、48はカウ
ンターバランス弁28より流体モータ11側に配置されてい
る。これらのリリーフ弁47、48はそれぞれポペット弁体
49、50と、これらポペット弁体49、50を閉止方向に付勢
するスプリング51、52とを有し、これらスプリング51、
52はケース26内に形成された流体室53、54内にそれぞれ
収納されている。そして、前記ポペット弁体49、50は前
記スプリング51、52に付勢されてその先端部がケース26
に形成された弁座55、56に液密的に接触するが、この接
触位置より先端側に位置する受圧面積は前記接触位置よ
り後端側に位置する受圧面積より小である。また、前記
ポペット弁体49、50内には給排路24、25と流体室53、54
とをそれぞれ接続する貫通した細孔57、58が形成され、
これらの細孔57、58の途中には絞り59、60が形成されて
おり、この結果、これらの細孔57、58を通過した給排路
24、25からの流体は流体室53、54に流入する。そして、
これらのリリーフ弁47、48のポペット弁体49、50は、給
排路25、24がリリーフ圧まで上昇したとき、これら給排
路25、24内の流体によって弁座55、56より先端側が押さ
れ、これにより、スプリング51、52に対抗しながら開弁
方向に移動して前記リリーフ圧の流体を低圧側の給排路
24、25にリリーフする。
【0011】64はケース26内に形成された連結通路であ
り、この連結通路64の一端はスプール室27の軸方向中央
に形成された環状溝65を介してカウンターバランス弁28
の中央に連結されている。また、この連結通路64の他側
部は二股に分かれ、その他端は前記流体室53、54にそれ
ぞれ連結されている。この結果、前記連結通路64は前記
カウンターバランス弁28のスプール29が許容位置近傍、
詳しくは円周溝36あるいは37と環状溝65とが連通してい
る状態にあるとき、これら円周溝36、37、環状溝65を通
じて吐出側の給排路24、25に連通される。66、67は前記
連結通路64の途中、詳しくは二股に分かれた他側部の途
中にそれぞれ介装された一対のチェック弁であり、これ
らのチェック弁66、67は流体室53、54からカウンターバ
ランス弁28に向かう流体の流れのみを許容するボール6
8、69を有する。この結果、前述のようにカウンターバ
ランス弁28のスプール29が許容位置近傍にあって、連結
通路64内に吐出側の給排路24、25内の高圧流体が流入し
ても、この高圧流体は前記チェック弁66、67によって流
れが阻止されるため、流体室53、54に流入することはな
い。
【0012】次に、この発明の一実施例の作用について
説明する。今、切換弁12が流れ位置、例えば平行流位置
Aに切り換えられており、この結果、流体ポンプ15から
吐出された高圧流体はチェック弁32を押し開きながら吐
出側の給排通路13、吐出側の給排路24を通じて流体モー
タ11へ供給され、また、カウンターバランス弁28のスプ
ール29は、この吐出側給排路24内の流体圧をパイロット
通路42を通じて受けて、スプリング31を圧縮しながら中
立位置から図1において右方に所定距離だけ離れた許容
位置まで移動しているとする。このとき、流体モータ11
は回転してクローラ車両を走行させるが、この流体モー
タ11の回転により発生する低圧の戻り流体は戻り側の給
排通路14に流出される。そして、この戻り流体は、前述
のようにカウンターバランス弁28のスプール29が許容位
置まで移動して戻り側給排路25内を流体が流れるのを許
容しているため、戻り側給排通路14、戻り側給排路25を
通じてタンク17に流出する。なお、このとき、カウンタ
ーバランス弁28のスプール29は前述のように許容位置ま
で移動しているので、連結通路64と吐出側給排路24とが
環状溝65、円周溝36を通じて連通しているが、連結通路
64の途中に介装されているチェック弁66、67は流体室5
3、54からカウンターバランス弁28に向かう流体の流れ
のみを許容し、カウンターバランス弁28から流体室53、
54に向かう流体の流れを遮断するので、吐出側給排路24
内の高圧流体が流体室53、54に流入することはない。
【0013】このような状態において、流体モータ11に
該流体モータ11がポンプ作用を行うような負荷が作用、
例えばクローラ車両が坂道を下りながら走行することに
より、流体モータ11に回転方向の外力が作用すると、該
流体モータ11は、吐出側給排通路13、吐出側給排路24内
から流体を流体ポンプ15からの吐出量以上に吸い込もう
とするため、吐出側給排通路13、吐出側給排路24内の圧
力が低下する。このため、パイロット通路42を介して吐
出側給排路24に連通しているスプール室27内の圧力も低
下し、カウンターバランス弁28のスプール29がスプリン
グ31の弾性復元力により許容位置から中立位置に向かっ
て押し戻される。この結果、スプール29は戻り側給排路
25を途中において徐々に遮断し、戻り側給排路25内を戻
り流体が流れるのを制限する。これにより、戻り側給排
路25内の圧力が上昇して流体モータ11が回転しにくくな
り、該流体モータ11のポンプ作用が抑制される。
【0014】次に、クローラ車両の走行を停止させるた
めに、切換弁12を前述のような流れ位置(例えば平行流
位置A)から中立位置Bに切り換えると、給排通路13、
14、給排路24、25が共にタンク17に接続され低圧とな
る。この結果、パイロット通路42を介して吐出側給排路
24に連通しているスプール室27内の圧力も低下し、カウ
ンターバランス弁28のスプール29がスプリング31の弾性
復元力により許容位置から中立位置に向かって押し戻さ
れ始める。この結果、スプール29は戻り側給排路25を途
中において徐々に遮断し、戻り側給排路25内を戻り流体
が流れるのを制限し始めるが、このとき、流体モータ11
はクローラ車両等の慣性によって継続回転するため、戻
り側給排通路14、戻り側給排路25に流体を吐出し、これ
ら戻り側給排通路14、戻り側給排路25内の圧力が上昇す
る。そして、この圧力の上昇した戻り側給排路25内の流
体はポペット弁体50の細孔58を通過して流体室54に流入
し、その後、チェック弁67を押し開きながら連結通路64
を通じてカウンターバランス弁28まで導かれる。このと
き、カウンターバランス弁28のスプール29は前述のよう
に許容位置から中立位置に向かって移動を開始した直後
であるため、連結通路64と吐出側給排路24とは環状溝6
5、円周溝36を通じて連通しており、この結果、前記流
体は連結通路64から圧力の低下した吐出側給排路24に流
出する。このようにポペット弁体50内の細孔58を流体が
通過すると、ポペット弁体50の前後には圧力降下による
圧力差が発生し、これにより、該ポペット弁体50に開弁
方向の流体力が作用する。このとき、ポペット弁体50に
作用する閉弁方向の力はほぼスプリング52の付勢力だけ
である。
【0015】そして、前記流体モータ11からの流体吐出
により、戻り側給排路25内の圧力がリリーフ圧より低い
設定圧まで上昇すると、前記ポペット弁体50に作用する
流体力(弁座56との接触位置より後端側の受圧面に作用
する流体力)がスプリング52による付勢力を上回るよう
になり、該ポペット弁体50がスプリング52に対抗して開
弁方向に移動する。この結果、戻り側給排路25と吐出側
給排路24とが互いに連通し、設定圧の流体が戻り側給排
路25から圧力の低下した吐出側給排路24にリリーフされ
る。このとき、ポペット弁体49の弁座55との接触位置よ
り先端側の受圧面にも設定圧が作用して該ポペット弁体
49に開弁方向の流体力が与えられるが、前述のようにこ
の受圧面は後端側の受圧面より面積が小さいので、この
程度の圧力では前記流体力はスプリング51の付勢力より
小さく、これにより、ポペット弁体49は開弁できないの
である。
【0016】そして、前記カウンターバランス弁28のス
プール29が許容位置近傍を外れるまで移動して環状溝65
と円周溝36とが遮断されると、連結通路64と吐出側給排
路24とが連通しなくなる。このため、ポペット弁体50の
細孔58を流体が流れなくなり、ポペット弁体50の前後に
おける圧力差がなくなる。この結果、該ポペット弁体50
はスプリング52に付勢されて閉弁し、設定圧における一
時的なリリーフが停止する。このように戻り側給排路25
内の流体は設定圧となったときから前記スプール29が許
容位置近傍を外れるまでの間だけ一時的にリリーフされ
るのである。
【0017】このような設定圧でのリリーフが停止する
と、再び、戻り側給排路25内の圧力が上昇する。そし
て、該戻り側給排路内25の圧力がリリーフ圧まで上昇す
ると、ポペット弁体49の先端側受圧面に作用する流体力
がスプリング51の付勢力を上回るようになり、ポペット
弁体49がスプリング51に対抗して開弁方向に移動する。
この結果、戻り側給排路25と吐出側給排路24とが互いに
連通し、戻り側給排路25から低圧の吐出側給排路24にリ
リーフ圧の流体がリリーフされるのである。このように
戻り側給排路25内の圧力が設定圧になると一旦リリーフ
し、次に、高圧のリリーフ圧まで上昇すると、再度リリ
ーフするため、流体モータ11、減速機に与えられるショ
ックが小さくなるのである。そして、この実施例のもの
では、流体室の周囲の調整ピストンを省略して構造を簡
単、小型で安価としながら、リリーフ圧より低い設定圧
においても一時的に流体をリリーフさせることができ、
流体モータ11の制動時におけるショックの確実な低減を
図ることができる。なお、切換弁12が交差流位置Cから
中立位置Bに切り換えられたときも、前述と同様に作動
し、ショックが確実に低減される。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、構造が簡単、安価で、かつ小型でありながら、リリ
ーフ圧より低い設定圧においても一時的に流体をリリー
フさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す一部が記号で示され
た断面図である。
【符号の説明】
11…流体モータ 12…切換弁 13、14…給排通路 24、25…給排路 26…ケース 28…カウンターバランス弁 29…スプール 47、48…リリーフ弁 49、50…ポペット弁体 51、52…スプリング 53、54…流体室 57、58…細孔 64…連結通路 66、67…チェック弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体モータ11と切換弁12とを接続する一対
    の給排通路13、14と、前記給排通路13、14の途中に設け
    られ、内部に給排通路13、14の一部を構成する一対の給
    排路24、25が形成されたケース26と、ケース26内に設け
    られ、切換弁12が流れ位置に切り換えられたとき、吐出
    側給排路24、25内の流体圧を受けて中立位置から許容位
    置に向かって移動し、流体モータ11から切換弁12に向か
    って戻り側給排路24、25内を戻り流体が流れるのを許容
    するとともに、流体モータ11がポンプ作用をして吐出側
    給排路24、25の圧力が低下すると、許容位置から中立位
    置に向かって移動し、戻り側給排路24、25内を戻り流体
    が流れるのを制限するスプール29を有するカウンターバ
    ランス弁28と、ケース26内に設けられ、いずれかの給排
    路24、25がリリーフ圧まで上昇したとき、該リリーフ圧
    に押されてスプリング51、52に対抗しながら開弁方向に
    移動することにより、前記リリーフ圧の流体を低圧側給
    排路24、25にリリーフするポペット弁体49、50を有する
    一対のリリーフ弁47、48と、を備えた流体モータの駆動
    回路において、各ポペット弁体49、50内に貫通した細孔
    57、58をそれぞれ形成するとともに、ケース26内に前記
    スプリング51、52が収納され細孔57、58を通過した給排
    路24、25からの流体が流入する流体室53、54を形成し、
    かつ、ケース26内に両端が前記流体室53、54およびカウ
    ンターバランス弁28にそれぞれ連結され、該カウンター
    バランス弁28のスプール29が許容位置近傍に位置してい
    るとき、吐出側給排路24、25に連通される連結通路64を
    形成するとともに、この連結通路64の途中に流体室53、
    54からカウンターバランス弁28に向かう流体の流れのみ
    を許容するチェック弁66、67を介装し、切換弁12が流れ
    位置から中立位置に切り換えられて吐出側給排路24、25
    内の圧力が低下するとともに、戻り側給排路24、25内の
    圧力がリリーフ圧より低い設定圧まで上昇したとき、該
    設定圧の流体がポペット弁体49、50の細孔57、58を通じ
    て流体室53、54に、その後、連結通路64を通じて圧力の
    低下した吐出側給排路24、25に流出することにより、該
    ポペット弁体49、50の前後に圧力差を発生させて該ポペ
    ット弁体49、50をスプール29が許容位置近傍から外れる
    までの間だけ開弁方向に移動させ、戻り側給排路24、25
    内の設定圧の流体を吐出側給排路24、25に一時的にリリ
    ーフさせるようにしたことを特徴とする流体モータの駆
    動回路。
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