JPH06250018A - エッジフィルター - Google Patents
エッジフィルターInfo
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- JPH06250018A JPH06250018A JP5060947A JP6094793A JPH06250018A JP H06250018 A JPH06250018 A JP H06250018A JP 5060947 A JP5060947 A JP 5060947A JP 6094793 A JP6094793 A JP 6094793A JP H06250018 A JPH06250018 A JP H06250018A
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Landscapes
- Optical Filters (AREA)
- Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高屈折率層としてMoO3 やWO3 を含む層
を用い、従来の成膜装置に何ら改造を加えることなく蒸
発源からの輻射熱を低く抑える。 【構成】 基板上にMoO3 およびWO3 の少なくとも
一方を含む高屈折率層と、SiO2 からなる低屈折率層
とを交互に積層する。
を用い、従来の成膜装置に何ら改造を加えることなく蒸
発源からの輻射熱を低く抑える。 【構成】 基板上にMoO3 およびWO3 の少なくとも
一方を含む高屈折率層と、SiO2 からなる低屈折率層
とを交互に積層する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学部品のエッジフィ
ルターに関する。
ルターに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、レンズやミラーおよびプリズム等
の光学部品に素材として合成樹脂製部品を用いる頻度が
高くなっている。合成樹脂製光学部品は、ガラス製光学
部品に比較して複雑形状化,低コスト化および軽量化を
図る事ができ、複雑な形状の光学部品の形成などではガ
ラス製のものよりも加工し易いという利点も有してい
る。
の光学部品に素材として合成樹脂製部品を用いる頻度が
高くなっている。合成樹脂製光学部品は、ガラス製光学
部品に比較して複雑形状化,低コスト化および軽量化を
図る事ができ、複雑な形状の光学部品の形成などではガ
ラス製のものよりも加工し易いという利点も有してい
る。
【0003】ところで、合成樹脂製部品をエッジフィル
ターとして用いるためには、射出成形や切削等で合成樹
脂を加工した後、任意の表面にエッジフィルターとして
の光学薄膜のコーティングが要求される。また、CCD
等の光学デバイス上や、あるいはこれにガラス等を接合
した光学部品にエッジフィルターを設けるという要求も
近年増加しつつあり、この場合も任意の表面にエッジフ
ィルターとしての光学薄膜のコーティングが要求され
る。
ターとして用いるためには、射出成形や切削等で合成樹
脂を加工した後、任意の表面にエッジフィルターとして
の光学薄膜のコーティングが要求される。また、CCD
等の光学デバイス上や、あるいはこれにガラス等を接合
した光学部品にエッジフィルターを設けるという要求も
近年増加しつつあり、この場合も任意の表面にエッジフ
ィルターとしての光学薄膜のコーティングが要求され
る。
【0004】従来、ガラス基板上にエッジフィルターを
設ける場合、一般に特開昭61−296305号公報記
載の発明やあるいは特開平3−197901号公報記載
の発明に示されるように、設計波長をλとしてTiO2
高屈折率層とSiO2 低屈折率層とを真空蒸着などの方
法で積層した構成がとられ、それぞれの光学的膜厚がλ
/4の層を基本とし、λ/4の周期構造の前後にλ/4
以外の膜厚を持つ層を光学性能の調整層、つまり分光特
性上のリップルを減らすための層として1層以上持つよ
うな構造になっている。
設ける場合、一般に特開昭61−296305号公報記
載の発明やあるいは特開平3−197901号公報記載
の発明に示されるように、設計波長をλとしてTiO2
高屈折率層とSiO2 低屈折率層とを真空蒸着などの方
法で積層した構成がとられ、それぞれの光学的膜厚がλ
/4の層を基本とし、λ/4の周期構造の前後にλ/4
以外の膜厚を持つ層を光学性能の調整層、つまり分光特
性上のリップルを減らすための層として1層以上持つよ
うな構造になっている。
【0005】一方、樹脂製光学部品の光学多層膜として
は、主に反射防止膜に関するものが多く提案されてお
り、例えば特開昭62−191801号公報に開示され
ているような反射防止膜が知られている。これは、空気
側から樹脂製基板側へ順にSiO2 ,ZrO2 +TiO
2 ,ZrO2 ,SiOまたはSiO2 という4層構成か
らなるものである。
は、主に反射防止膜に関するものが多く提案されてお
り、例えば特開昭62−191801号公報に開示され
ているような反射防止膜が知られている。これは、空気
側から樹脂製基板側へ順にSiO2 ,ZrO2 +TiO
2 ,ZrO2 ,SiOまたはSiO2 という4層構成か
らなるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】エッジフィルターとし
ての充分な光学性能を得るためには、低屈折率物質と高
屈折率物質とを交互に組み合わせた多層膜構成とする必
要がある。高屈折率物質としては、前記従来技術にみら
れるTiO2 やZrO2 が用いられる場合が多い。しか
しながら、TiO2 やZrO2 等は融点が高く、通常の
ガラス基板上に反射防止膜を形成する場合と同じ装置の
セッティング方法では蒸発源からの輻射熱の影響でプラ
スチック基板が加熱され、基板の表面がダメージを受け
て膜の密着性が劣化したり、あるいは、光学部品にとっ
て最も重要である面精度を劣化させる恐れがある。
ての充分な光学性能を得るためには、低屈折率物質と高
屈折率物質とを交互に組み合わせた多層膜構成とする必
要がある。高屈折率物質としては、前記従来技術にみら
れるTiO2 やZrO2 が用いられる場合が多い。しか
しながら、TiO2 やZrO2 等は融点が高く、通常の
ガラス基板上に反射防止膜を形成する場合と同じ装置の
セッティング方法では蒸発源からの輻射熱の影響でプラ
スチック基板が加熱され、基板の表面がダメージを受け
て膜の密着性が劣化したり、あるいは、光学部品にとっ
て最も重要である面精度を劣化させる恐れがある。
【0007】これは、特に熱に弱いアクリル樹脂(PM
MA)を基板に用いた場合に顕著である。その対策とし
ては、蒸発源から基板までの距離を長くしたり、蒸発源
と基板との間に遮蔽板を設けて蒸発源からの輻射熱の影
響を少なくする方法が考えられる。しかし、上記方法は
いずれも成膜装置の大幅な改造が必要となるため、従来
のガラス基板上へのエッジフィルターを形成するための
装置としてそのまま使用する事ができないという不具合
がある。
MA)を基板に用いた場合に顕著である。その対策とし
ては、蒸発源から基板までの距離を長くしたり、蒸発源
と基板との間に遮蔽板を設けて蒸発源からの輻射熱の影
響を少なくする方法が考えられる。しかし、上記方法は
いずれも成膜装置の大幅な改造が必要となるため、従来
のガラス基板上へのエッジフィルターを形成するための
装置としてそのまま使用する事ができないという不具合
がある。
【0008】また、前記従来技術によるエッジフィルタ
ーは、ヒートサイクルに弱くクラックが発生しやすいと
いう欠点もあった。これらの欠点は、基板が合成樹脂以
外の、例えばCCD等の光学部品あるいはそれとガラス
等を接合したものにも同様である。すなわち、CCD等
の半導体デバイスでは、高い熱によつてデバイスそれ自
体が破壊されるため、蒸発源からの輻射熱の影響の少な
い成膜が要求される。
ーは、ヒートサイクルに弱くクラックが発生しやすいと
いう欠点もあった。これらの欠点は、基板が合成樹脂以
外の、例えばCCD等の光学部品あるいはそれとガラス
等を接合したものにも同様である。すなわち、CCD等
の半導体デバイスでは、高い熱によつてデバイスそれ自
体が破壊されるため、蒸発源からの輻射熱の影響の少な
い成膜が要求される。
【0009】因って、本発明は前記従来技術における欠
点に鑑みてなされたものであり、合成樹脂製基板やCC
D等の光学部品あるいはそれとガラス等を接合したもの
を基板としても密着性が高く、基板の面精度を劣化させ
ず、また基板へ熱によるダメージを与えること無く従来
の装置を用いて容易に成膜することができ、したがって
生産性も良く、耐久性、特に対ヒートサイクル性の優れ
たエッジフィルターを提供することを目的とする。
点に鑑みてなされたものであり、合成樹脂製基板やCC
D等の光学部品あるいはそれとガラス等を接合したもの
を基板としても密着性が高く、基板の面精度を劣化させ
ず、また基板へ熱によるダメージを与えること無く従来
の装置を用いて容易に成膜することができ、したがって
生産性も良く、耐久性、特に対ヒートサイクル性の優れ
たエッジフィルターを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、基
板上にMoO3 およびWO3 の内の少なくともいずれか
一方を含む物質からなる高屈折率層と、SiO2 からな
る低屈折率層とを交互に積層した構造によって多層膜エ
ッジフィルターを構成した。
板上にMoO3 およびWO3 の内の少なくともいずれか
一方を含む物質からなる高屈折率層と、SiO2 からな
る低屈折率層とを交互に積層した構造によって多層膜エ
ッジフィルターを構成した。
【0011】すなわち、蒸発源からの輻射熱の低い材料
を用いることができれば、基板の表面が加熱によるダメ
ージを受けて膜の密着性が劣化したり、面精度が劣化す
る恐れが無い。このような材料としては、MoO3 やW
O3 などを挙げることができる。従来、MoO3 やWO
3 は光学薄膜材料としてほとんど注目されていなかった
材料であるが、完全に酸化した状態であれば光の吸収も
なく、屈折率は1.85〜2.1程度(成膜条件によっ
て変化する)である。したがって、MoO3 ,WO3 を
高屈折率物質として使用し、エッジフィルターを形成す
ることが可能である。
を用いることができれば、基板の表面が加熱によるダメ
ージを受けて膜の密着性が劣化したり、面精度が劣化す
る恐れが無い。このような材料としては、MoO3 やW
O3 などを挙げることができる。従来、MoO3 やWO
3 は光学薄膜材料としてほとんど注目されていなかった
材料であるが、完全に酸化した状態であれば光の吸収も
なく、屈折率は1.85〜2.1程度(成膜条件によっ
て変化する)である。したがって、MoO3 ,WO3 を
高屈折率物質として使用し、エッジフィルターを形成す
ることが可能である。
【0012】ここで基板とは、アクリル,ポリカーボネ
ート,アモルファスポリオレフィン,CR−39および
エネルギー硬化型樹脂等の合成樹脂や、CCD等の高温
にさらされないことが要求される光学デバイスや光学部
材、あるいはこれらにガラスなどを接合したもの等を含
む。また、多層膜の形成には、真空蒸着法やスパッタリ
ング法等のいずれの手法を用いることも可能である。
ート,アモルファスポリオレフィン,CR−39および
エネルギー硬化型樹脂等の合成樹脂や、CCD等の高温
にさらされないことが要求される光学デバイスや光学部
材、あるいはこれらにガラスなどを接合したもの等を含
む。また、多層膜の形成には、真空蒸着法やスパッタリ
ング法等のいずれの手法を用いることも可能である。
【0013】
【実施例1】図1は本実施例を示すグラフである。本実
施例では、400nmから520nmの波長域の透過光
をカットし、550nmから700nmの波長域を透過
するようなハイパスフィルターを構成した。
施例では、400nmから520nmの波長域の透過光
をカットし、550nmから700nmの波長域を透過
するようなハイパスフィルターを構成した。
【0014】真空槽内に厚さ1mmのアクリル製基板を
固定し、真空槽の中をオイルディフュージョンポンプを
用いて5×10-5Torrまで排気する。ハイパスフィ
ルターの材料としては、高屈折率層にMoO3 、低屈折
率層にSiO2 を用い、それぞれ電子ビーム蒸着法にて
成膜して32層の多層膜を形成する。多層膜の構成を表
1に示す。
固定し、真空槽の中をオイルディフュージョンポンプを
用いて5×10-5Torrまで排気する。ハイパスフィ
ルターの材料としては、高屈折率層にMoO3 、低屈折
率層にSiO2 を用い、それぞれ電子ビーム蒸着法にて
成膜して32層の多層膜を形成する。多層膜の構成を表
1に示す。
【0015】
【表1】
【0016】また、本実施例のハイパスフィルターの分
光透過率特性を図1に示す。このようにして形成された
フィルターの分光透過率は図1に示すように充分な特性
を有しており、密着性も良好であった。また、ヒートサ
イクルによるクラックの発生や密着性の劣化も見られな
かった。
光透過率特性を図1に示す。このようにして形成された
フィルターの分光透過率は図1に示すように充分な特性
を有しており、密着性も良好であった。また、ヒートサ
イクルによるクラックの発生や密着性の劣化も見られな
かった。
【0017】
【実施例2】図2は本実施例を示すグラフである。本実
施例では、400nmから480nmの波長域の透過光
をカットし、520nmから700nmの波長域を透過
するようなハイパスフィルターを構成した。
施例では、400nmから480nmの波長域の透過光
をカットし、520nmから700nmの波長域を透過
するようなハイパスフィルターを構成した。
【0018】真空槽内に厚さ1mmのアクリル製基板を
固定し、真空槽の中をオイルディフュージョンポンプを
用いて5×10-5Torrまで排気する。ハイパスフィ
ルターの材料としては、高屈折率層にWO3 とAl2 O
3 との混合物(混合比は重量比で95:5)、低屈折率
層にSiO2 を用い、それぞれ電子ビーム蒸着法にて成
膜して32層の多層膜を形成する。多層膜の構成を表2
に示す。
固定し、真空槽の中をオイルディフュージョンポンプを
用いて5×10-5Torrまで排気する。ハイパスフィ
ルターの材料としては、高屈折率層にWO3 とAl2 O
3 との混合物(混合比は重量比で95:5)、低屈折率
層にSiO2 を用い、それぞれ電子ビーム蒸着法にて成
膜して32層の多層膜を形成する。多層膜の構成を表2
に示す。
【0019】
【表2】
【0020】また、本実施例のハイパスフィルターの分
光透過率特性を図2に示す。このようにして形成された
フィルターの分光透過率は図2に示すように充分な特性
を有しており、密着性も良好であった。また、ヒートサ
イクルによるクラックの発生や密着性の劣化も見られな
かった。
光透過率特性を図2に示す。このようにして形成された
フィルターの分光透過率は図2に示すように充分な特性
を有しており、密着性も良好であった。また、ヒートサ
イクルによるクラックの発生や密着性の劣化も見られな
かった。
【0021】
【実施例3】図3は本実施例を示すグラフである。本実
施例では、400nmから470nmの波長域及び58
0nmから700nmの波長域の透過光をカットし、5
20nmから570nmの波長域を透過するようなバン
ドパスフィルターを構成した。バンドパスフィルターの
材料としては、高屈折率層にMoO3 、低屈折率層にS
iO2 を用いる。
施例では、400nmから470nmの波長域及び58
0nmから700nmの波長域の透過光をカットし、5
20nmから570nmの波長域を透過するようなバン
ドパスフィルターを構成した。バンドパスフィルターの
材料としては、高屈折率層にMoO3 、低屈折率層にS
iO2 を用いる。
【0022】真空槽内に厚さ1mmのアクリル製基板を
固定し、真空槽の中をオイルディフュージョンポンプを
用いて5×10-5Torrまで排気する。それぞれ電子
ビーム蒸着法にて成膜してまず第1面に32層のハイパ
スフィルターを形成する。次に成膜後に取り出したアク
リル製基板の表裏を反転して再び真空槽内に固定し、同
様に成膜して第2面に32層のローパスフィルターを成
膜する。多層膜の構成を表3に示す。
固定し、真空槽の中をオイルディフュージョンポンプを
用いて5×10-5Torrまで排気する。それぞれ電子
ビーム蒸着法にて成膜してまず第1面に32層のハイパ
スフィルターを形成する。次に成膜後に取り出したアク
リル製基板の表裏を反転して再び真空槽内に固定し、同
様に成膜して第2面に32層のローパスフィルターを成
膜する。多層膜の構成を表3に示す。
【0023】
【表3】
【0024】また、本実施例のバンドパスフィルターの
分光透過率特性を図3に示す。このようにして形成され
たフィルターの分光透過率は図3に示すように充分な特
性を有しており、密着性も良好であった。また、ヒート
サイクルによるクラックの発生や密着性の劣化も見られ
なかった。
分光透過率特性を図3に示す。このようにして形成され
たフィルターの分光透過率は図3に示すように充分な特
性を有しており、密着性も良好であった。また、ヒート
サイクルによるクラックの発生や密着性の劣化も見られ
なかった。
【0025】
【実施例4】図4は本実施例を示すグラフである。本実
施例では、400nmから570nmの波長域を透過
し、590nmから700nmの波長域の透過光をカッ
トするようなローパスフィルターを構成した。
施例では、400nmから570nmの波長域を透過
し、590nmから700nmの波長域の透過光をカッ
トするようなローパスフィルターを構成した。
【0026】真空槽内に厚さ1mmのアクリル製基板を
固定し、真空槽の中をオイルディフュージョンポンプを
用いて5×10-5Torrまで排気する。ローパスフィ
ルターの材料としては、高屈折率層にMoO3 、低屈折
率層にSiO2 を用い、それぞれ電子ビーム蒸着法にて
成膜して32層の多層膜を形成する。多層膜の構成を表
4に示す。
固定し、真空槽の中をオイルディフュージョンポンプを
用いて5×10-5Torrまで排気する。ローパスフィ
ルターの材料としては、高屈折率層にMoO3 、低屈折
率層にSiO2 を用い、それぞれ電子ビーム蒸着法にて
成膜して32層の多層膜を形成する。多層膜の構成を表
4に示す。
【0027】
【表4】
【0028】また、本実施例のローパスフィルターの分
光透過率特性を図4に示す。このようにして形成された
フィルターの分光透過率は図4に示すように充分な特性
を有しており、密着性も良好であった。また、ヒートサ
イクルによるクラックの発生や密着性の劣化も見られな
かった。
光透過率特性を図4に示す。このようにして形成された
フィルターの分光透過率は図4に示すように充分な特性
を有しており、密着性も良好であった。また、ヒートサ
イクルによるクラックの発生や密着性の劣化も見られな
かった。
【0029】
【実施例5】図5は本実施例を示すグラフである。本実
施例では、400nmから550nmの波長域を透過
し、570nmから700nmの波長域の透過光をカッ
トするようなローパスフィルターを構成した。ローパス
フィルターの材料としては、高屈折率層にWO3 、低屈
折率層にSiO2 を用い、それぞれマグネトロンスパッ
タリング法にて成膜して32層の多層膜を形成する。
施例では、400nmから550nmの波長域を透過
し、570nmから700nmの波長域の透過光をカッ
トするようなローパスフィルターを構成した。ローパス
フィルターの材料としては、高屈折率層にWO3 、低屈
折率層にSiO2 を用い、それぞれマグネトロンスパッ
タリング法にて成膜して32層の多層膜を形成する。
【0030】真空槽内に厚さ1mmのアモルファポリス
オレフィン製基板を固定し、真空槽の中をターボモレキ
ュラーポンプを用いて5×10-5Torrまで排気す
る。次に、真空槽内に5×10-3Torrの圧力になる
までアルゴンガスを導入し、多層膜を成膜する。多層膜
の構成を表5に示す。
オレフィン製基板を固定し、真空槽の中をターボモレキ
ュラーポンプを用いて5×10-5Torrまで排気す
る。次に、真空槽内に5×10-3Torrの圧力になる
までアルゴンガスを導入し、多層膜を成膜する。多層膜
の構成を表5に示す。
【0031】
【表5】
【0032】また、本実施例のローパスフィルターの分
光透過率特性を図5に示す。このようにして形成された
フィルターの分光透過率は図5に示すように充分な特性
を有しており、密着性も良好であった。また、ヒートサ
イクルによるクラックの発生や密着性の劣化も見られな
かった。
光透過率特性を図5に示す。このようにして形成された
フィルターの分光透過率は図5に示すように充分な特性
を有しており、密着性も良好であった。また、ヒートサ
イクルによるクラックの発生や密着性の劣化も見られな
かった。
【0033】
【実施例6】図6は本実施例を示すグラフである。本実
施例では、400nmから700nmの波長域を透過
し、800nmから1100nmの波長域の透過光をカ
ットするような赤外線カットフィルターを構成した。
施例では、400nmから700nmの波長域を透過
し、800nmから1100nmの波長域の透過光をカ
ットするような赤外線カットフィルターを構成した。
【0034】真空槽内に基板としてCCDを受光面に成
膜できるように固定し、真空槽の中をオイルディフュー
ジョンポンプを用いて5×10-5Torrまで排気す
る。赤外線カットフィルターの材料としては、高屈折率
層にMoO3 、低屈折率層にSiO2 を用い、それぞれ
電子ビーム蒸着法にて成膜して32層の多層膜を形成す
る。多層膜の構成を表6に示す。
膜できるように固定し、真空槽の中をオイルディフュー
ジョンポンプを用いて5×10-5Torrまで排気す
る。赤外線カットフィルターの材料としては、高屈折率
層にMoO3 、低屈折率層にSiO2 を用い、それぞれ
電子ビーム蒸着法にて成膜して32層の多層膜を形成す
る。多層膜の構成を表6に示す。
【0035】
【表6】
【0036】また、本実施例の赤外線カットフィルター
の分光透過率特性を図6に示す。このようにして形成さ
れたフィルターの分光透過率は図6に示すように充分な
特性を有しており、密着性も良好であった。また、ヒー
トサイクルによるクラックの発生や密着性の劣化も見ら
れなかった。
の分光透過率特性を図6に示す。このようにして形成さ
れたフィルターの分光透過率は図6に示すように充分な
特性を有しており、密着性も良好であった。また、ヒー
トサイクルによるクラックの発生や密着性の劣化も見ら
れなかった。
【0037】[比較例1]図7は本発明の比較例1を示
すグラフである。本発明の比較例1では、400nmか
ら480nmの波長域の透過光をカットし、500nm
から700nmの波長域を透過するようなハイパスフィ
ルターを構成した。
すグラフである。本発明の比較例1では、400nmか
ら480nmの波長域の透過光をカットし、500nm
から700nmの波長域を透過するようなハイパスフィ
ルターを構成した。
【0038】真空槽内に厚さ1mmのアクリル製基板を
固定し、真空槽の中をオイルディフュージョンポンプを
用いて5×10-5Torrまで排気する。ハイパスフィ
ルターの材料としては、高屈折率層にTiO2 、低屈折
率層にSiO2 を用い、それぞれ電子ビーム蒸着法にて
成膜して32層の多層膜を形成する。多層膜の構成を表
7に示す。
固定し、真空槽の中をオイルディフュージョンポンプを
用いて5×10-5Torrまで排気する。ハイパスフィ
ルターの材料としては、高屈折率層にTiO2 、低屈折
率層にSiO2 を用い、それぞれ電子ビーム蒸着法にて
成膜して32層の多層膜を形成する。多層膜の構成を表
7に示す。
【0039】
【表7】
【0040】また、本実施例のハイパスフィルターの分
光透過率特性を図7に示す。このようにして形成された
フィルターの分光透過率は図7に示すように充分な特性
を有しているものの、テープ剥離テストによる密着強度
試験で剥離がみられた。また、10サイクルのヒートサ
イクルによるクラックの発生が見られた。
光透過率特性を図7に示す。このようにして形成された
フィルターの分光透過率は図7に示すように充分な特性
を有しているものの、テープ剥離テストによる密着強度
試験で剥離がみられた。また、10サイクルのヒートサ
イクルによるクラックの発生が見られた。
【0041】[比較例2]図8は本発明の比較例2を示
すグラフである。本発明の比較例2では、400nmか
ら550nmの波長域を透過し、570nmから700
nmの波長域の透過光をカットするようなローパスフィ
ルターを構成した。
すグラフである。本発明の比較例2では、400nmか
ら550nmの波長域を透過し、570nmから700
nmの波長域の透過光をカットするようなローパスフィ
ルターを構成した。
【0042】真空槽内に厚さ1mmのアクリル製基板を
固定し、真空槽の中をオイルディフュージョンポンプを
用いて5×10-5Torrまで排気する。ローパスフィ
ルターの材料としては、高屈折率層にTiO2 、低屈折
率層にSiO2 を用い、それぞれ電子ビーム蒸着法にて
成膜して32層の多層膜を形成する。多層膜の構成を表
8に示す。
固定し、真空槽の中をオイルディフュージョンポンプを
用いて5×10-5Torrまで排気する。ローパスフィ
ルターの材料としては、高屈折率層にTiO2 、低屈折
率層にSiO2 を用い、それぞれ電子ビーム蒸着法にて
成膜して32層の多層膜を形成する。多層膜の構成を表
8に示す。
【0043】
【表8】
【0044】また、本実施例のローパスフィルターの分
光透過率特性を図8に示す。このようにして形成された
フィルターの分光透過率は図8に示すように充分な特性
を有しているものの、テープ剥離テストによる密着強度
試験で剥離がみられた。また、10サイクルのヒートサ
イクルによるクラックの発生が見られた。
光透過率特性を図8に示す。このようにして形成された
フィルターの分光透過率は図8に示すように充分な特性
を有しているものの、テープ剥離テストによる密着強度
試験で剥離がみられた。また、10サイクルのヒートサ
イクルによるクラックの発生が見られた。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るエッ
ジフィルターによれば、高屈折率層としてMoO3 やW
O3 を含む層を用いたことにより、従来の成膜装置に何
ら改造を加えることなく蒸発源からの輻射熱を低く抑え
ることができ、基板の熱やダメージによる膜の密着性劣
化や面精度の劣化、あるいはデバイスとしての性能の劣
化が生じることがなく、かつ生産性も良い。また、耐久
性、特に対ヒートサイクル性能にも優れる。
ジフィルターによれば、高屈折率層としてMoO3 やW
O3 を含む層を用いたことにより、従来の成膜装置に何
ら改造を加えることなく蒸発源からの輻射熱を低く抑え
ることができ、基板の熱やダメージによる膜の密着性劣
化や面精度の劣化、あるいはデバイスとしての性能の劣
化が生じることがなく、かつ生産性も良い。また、耐久
性、特に対ヒートサイクル性能にも優れる。
【図1】実施例1を示すグラフである。
【図2】実施例2を示すグラフである。
【図3】実施例3を示すグラフである。
【図4】実施例4を示すグラフである。
【図5】実施例5を示すグラフである。
【図6】実施例6を示すグラフである。
【図7】比較例1を示すグラフである。
【図8】比較例2を示すグラフである。
Claims (1)
- 【請求項1】 基板上にMoO3 およびWO3 の内の少
なくともいずれか一方を含んだ物質からなる高屈折率層
と、SiO2 からなる低屈折率層とを交互に積層した構
造を有することを特徴とするエッジフィルター。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5060947A JPH06250018A (ja) | 1993-02-25 | 1993-02-25 | エッジフィルター |
| US08/831,064 US5825549A (en) | 1993-01-29 | 1997-04-01 | Optical thin film for optical element |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5060947A JPH06250018A (ja) | 1993-02-25 | 1993-02-25 | エッジフィルター |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06250018A true JPH06250018A (ja) | 1994-09-09 |
Family
ID=13157099
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5060947A Withdrawn JPH06250018A (ja) | 1993-01-29 | 1993-02-25 | エッジフィルター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06250018A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007501766A (ja) * | 2003-08-13 | 2007-02-01 | サン−ゴバン グラス フランス | 反射防止膜を含む透明基板 |
-
1993
- 1993-02-25 JP JP5060947A patent/JPH06250018A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007501766A (ja) * | 2003-08-13 | 2007-02-01 | サン−ゴバン グラス フランス | 反射防止膜を含む透明基板 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000509 |