JPH0625100B2 - アゾイミノエ−テルの製造法 - Google Patents

アゾイミノエ−テルの製造法

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JPH0625100B2
JPH0625100B2 JP61006092A JP609286A JPH0625100B2 JP H0625100 B2 JPH0625100 B2 JP H0625100B2 JP 61006092 A JP61006092 A JP 61006092A JP 609286 A JP609286 A JP 609286A JP H0625100 B2 JPH0625100 B2 JP H0625100B2
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C257/00Compounds containing carboxyl groups, the doubly-bound oxygen atom of a carboxyl group being replaced by a doubly-bound nitrogen atom, this nitrogen atom not being further bound to an oxygen atom, e.g. imino-ethers, amidines
    • C07C257/04Compounds containing carboxyl groups, the doubly-bound oxygen atom of a carboxyl group being replaced by a doubly-bound nitrogen atom, this nitrogen atom not being further bound to an oxygen atom, e.g. imino-ethers, amidines without replacement of the other oxygen atom of the carboxyl group, e.g. imino-ethers
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高分子化合物製造に於ける重合開始剤として
有用な、アゾグアニル化合物、アゾアミド化合物、アゾ
エステル化合物等の中間体アゾイミノエーテルの新規な
製造法に関する。
〔発明の背景〕
アゾグアニル化合物は、その鉱酸塩が水溶性である為、
特に水水溶液中での重合開始剤として有用な化合物であ
る。また、アゾアミド化合物は非塩型で効果的な重合開
始剤として、アゾエステル化合物は溶解性に優れた重合
開始剤として夫々有用な化合物である。
これら重合開始剤として有用な化合物の中間体であるア
ゾイミノエーテルは、従来、米国特許第2599299
号明細書に記載の如く、相当するアゾニトリル化合物を
塩化水素ガスの存在下、アルコール溶媒中で反応させる
ことにより得られていた。しかしながらこの方法は、途
中で反応が急激に進行して制御不能になることがある
為、工業的製法としては極めて問題の多い方法であっ
た。
一方、これらの問題点を解決した改良法として、特公昭
58−2230号公報に記載の方法がある。この方法
は、アゾニトリルを塩化水素ガスの存在下、アルコール
と反応させてイミノエーテルを製造する際塩化水素ガス
の溶解性の少ない溶媒中で反応させることを特徴とする
もので、この方法によれば、急激な反応は起らず、反応
の制御は極めて容易であり、塩化水素量も殆ど理論量し
か要しないので経済的である等の利点を有するので工業
的に極めて有利なアゾイミノエーテルの製法と云える。
しかしながら、これら、従来から行われている、アゾニ
トリルを塩化水素ガスの存在下、アルコールと反応させ
るイミノエーテルの製造法では、いずれにしても(上記
改良法も含めて)、高価なアゾニトリルと高価な塩化水
素ガスとを原料とする為、得られるイミノエーテルは必
然的に高価となり、コストダウンにも限界があって、工
業的製法としては必ずしも充分満足し得るものであると
は云えず、工業的により安価にアゾイミノエーテルが得
られる新たな製法の出現が渇望されていた。
〔発明の目的〕
本発明は上記した如き状況に鑑みなされたもので、急激
な反応が起らず、反応の制御が極めて容易な製法であっ
て、しかもより安価にアゾイミノエーテルが得られる、
アゾイミノエーテルの新規で効果的且つ工業的に極めて
実用性ある製法を提供することを目的とする。
〔発明の概要〕
本発明は、一般式[I] (式中、R及びRは夫々独立してアルキル、置換ア
ルキル、シクロアルキル、アラルキル、置換アラルキ
ル、アリール、置換アリール基を示す。また、RとR
とで脂肪族環を形成していてもよい。) 又は、一般式[II] (式中、R、Rは前記に同じ。また、Rはアルキ
ル、置換アルキル、シクロアルキル、アラルキル、置換
アラルキル、アリール、置換アリール基を示す。) で表わされるヒドラゾニトリルを、塩化水素の存在でシ
アノ基をイミノエーテル化し得る、式ROH(Rは低級
アルキル基を示す。)で表わされるアルコールの存在
下、塩素と反応させることを特徴とする、一般式[II
I] (式中、R、R及びRは前記に同じ。) 又は、一般式[IV] (式中、R、R、R及びRは前記に同じ。) で表わされるアゾイミノエーテルの製造法、である。
即ち、本発明者らは、アゾイミノエーテルの工業的によ
り安価な製法を求めて研究の途上、従来法での出発原料
であるアゾニトリル化合物が、一般にヒドラゾニトリル
化合物のハロゲン酸化によって製造され、その際副生す
るハロゲン化水素は単離が難しい為に廃棄処分に付され
ていることに着目、ヒドラゾニトリル化合物のハロゲン
酸化とアゾニトリル化合物のイミノエーテル化を1ポッ
ト、1工程で行えば、工程の簡略化と副生物の有効利用
により、アゾイミノエーテルのコストダウンが可能とな
るのではないかと考え、鋭意研究を重ねた結果本発明を
完成するに到った。
本発明で用いられるヒドラゾニトリルは対称、非対称い
ずれのヒドラゾニトリルでもよい。本発明に係るヒドラ
ゾニトリルとしては一般式[I] (式中、R及びRは夫々独立してアルキル、置換ア
ルキル、シクロアルキル、アラルキル、置換アラルキ
ル、アリール、置換アリール基を示す。また、RとR
とで脂肪族環を形成していてもよい。) 又は、一般式[II] (式中、R、Rは前記に同じ。また、Rはアルキ
ル、置換アルキル、シクロアルキル、アラルキル、置換
アラルキル、アリール、置換アリール基を示す。) で表わされるヒドラゾニトリルが挙げられる。
本発明で用いられるヒドラゾニトリルの具体例として
は、例えば、2,2′−ヒドラゾビス(2−メチルプロピ
オニトリル)、2,2′−ヒドラゾビス(2−メチルブチ
ロニトリル)、2,2′−ヒドラゾビス(2,4−ジメチルワ
レロニトリル)、2,2′−ヒドラゾビス(2−メチルヘ
キシロニトリル)、2,2′−ヒドラゾビス(2−シクロ
プロピルプロピオニトリル)、2,2′−ヒドラゾビス
(2−フェニルプロピオニトリル)、2−メチル−2−
フェニルヒドラジノプロピオニトリル、1,1′−ヒドラ
ゾビス(1−シアノシクロヘキサン)等が挙げられる
が、これらに限定されるものではない。
本発明に係る、塩化水素の存在でシアノ基−CNをイミノ
エーテル化し得るアルコールとしては、例えば、メタノ
ール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノー
ル、n−ブタノール等の低級アルコールが挙げられる
が、これらはいずれも含水量が出来るだけ少ないものが
望ましい。アルコールの使用量は通常、イミノエーテル
化に必要な理論量乃至理論量の1.2倍量用いれば充分で
ある。
また、本発明で用いられる塩素の使用量は通常理論量乃
至若干過剰量で充分である。
反応温度は用いるアゾニトリルにより若干異なり、例外
もあるが、通常10〜40℃、好ましくは20〜35
℃、より好ましくは25〜30℃である。
反応時間は用いるアゾニトリルにより、また反応温度に
より自ら異なるが、例えば反応温度として25〜30℃
を選ぶと、通常4〜24時間程度が選ばれる。
本発明によると、1ポット、1工程で、ヒドラゾ基 がアゾ基-N=N-に変換され、シアノ基−CNがイミノエー
テル基 に変換される。
本発明の1ポット、1工程の反応は、通常、ベンゼン、
トルエン等の芳香族炭化水素、ジクロルメタン、ジクロ
ルエタン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素、その
ほか通常のハロゲン酸化やイミノエーテル化に用いられ
る溶媒の存在下に非水系で行われる。即ち、本発明は非
水系で行うことが必須要件であり、水の存在は極力避け
なければならない。
本発明の反応自体は、通常のハロゲン酸化の条件とイミ
ノエーテル化の条件を同時に満足させる条件下で行なわ
れる。即ち、例えば、2,2′−ヒドラゾビス(2−メチ
ルプロピオニトリル)の反応を例にとると、上記した如
き溶媒にに2,2′−ヒドラゾビス(2−メチルプロピオ
ニトリル)とこれに対し、理論量乃至理論の1.2倍量の
アルコールを加え、反応が効果的に進行する温度であっ
て且つ生成する2,2′−アゾビス(1−イミノ−1−メ
トキシ−2−メチルプロパン)二塩酸塩が分解しない温
度(通常10〜40℃、好ましくは20〜35℃、より
好ましくは25〜30℃)を選び、同温度で塩素ガスを
理論量乃至若干過剰量導入する。導入は、通常、冷却、
撹拌下に行う。反応温度として例えば25〜30℃を選
ぶと反応時間は、通常、4〜12時間程度が選ばれる。
単離、精製は常法に従えばよい。
本発明の方法によれば急激な反応も起らず反応の制御も
容易で、得られるアゾイミノエーテルは収率、品質共に
従来法で得られるものと遜色ない。かくして得られたア
ゾイミノエーテルは適当な溶媒中でアンモニアガス又は
アミン類と反応させることによりこれをアゾグアニル化
合物とすることができ、また加水分解することによりア
ゾエステル化合物とすることができ、得られたアゾエス
テル化合物を更にアンモニアと反応させることによりア
ゾアミド化合物とすることができる。
以下に実施例を示すが本発明はこれら実施例により何ら
限定されるものではない。
〔実施例〕
実施例1 トルエン111mlにメタノール11.5g(0.36mol)を混合
し、これに2,2′−ヒドラゾビス(2−メチルプロピオ
ニトリル)24.9g(0.15mol)を加え、冷却、撹拌下、1
0〜25℃で塩素ガス11.2g(0.158mol)を導入し、2
5〜30℃で5時間反応後一夜放置した。反応終了後、
結晶を取、乾燥し、2,2′−アゾビス(1−イミノ−
1−メトキシ−2−メチルプロパン)二塩酸塩38.5gを
得た。
m.p.124℃(dec.)。
実施例2 四塩化炭素312mlにメタノール19.2g(0.6mol)と、2,
2′−ヒドラゾビス(2−メチルプロピオニトリル)4
0g(0.24mol)を加え、冷却、撹拌下に、10〜25
℃で塩素ガス18g(0.254mol)を導入し、20〜25
℃で6時間反応後、35〜40℃で更に1時間反応し
た。反応終了後、結晶を取、乾燥し、2,2′−アゾビ
ス(1−イミノ−1−メトキシ−2−メチルプロパン)
二塩酸塩66.5gを得た。m.p.124℃(dec.)。
〔発明の効果〕
以上述べた如く、本発明は、高分子化合物製造に於ける
重合開始剤として有用な、アゾグアニル化合物、アゾア
ミド化合物、アゾエステル化合物等の合成中間体である
アゾイミノエーテルの新規で且つ極めて効果的な製造法
を提供するものであり、アゾニトリル化合物と比べて遥
かに安価なヒドラゾニトリル化合物を原料とし、該ヒド
ラゾニトリル化合物から1ポット、1工程で相当するア
ゾイミノエーテルを得ることができる点、並びに、ヒド
ラゾ基 をアゾ基-N=N-に変換する際に副生するハロゲン化水素
を有効利用することにより、廃ハロゲン化水素の処理が
不要となると共にに大幅な原価低減ができ、企業化に際
し、極めて有利である点等に顕著な効果を奏するもので
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式[I] (式中、R及びRは夫々独立してアルキル、置換ア
    ルキル、シクロアルキル、アラルキル、置換アラルキ
    ル、アリール、置換アリール基を示す。また、RとR
    とで脂肪族環を形成していてもよい。) 又は、一般式[II] (式中、R、Rは前記に同じ。また、Rはアルキ
    ル、置換アルキル、シクロアルキル、アラルキル、置換
    アラルキル、アリール、置換アリール基を示す。) で表わされるヒドラゾニトリルを、塩化水素の存在でシ
    アノ基をイミノエーテル化し得る、式ROH(Rは低級
    アルキル基を示す。)で表わされるアルコールの存在
    下、塩素と反応させることを特徴とする、一般式[II
    I] (式中、R、R及びRは前記に同じ。) 又は、一般式[IV] (式中、R、R、R及びRは前記に同じ。) で表わされるアゾイミノエーテルの製造法。
JP61006092A 1986-01-14 1986-01-14 アゾイミノエ−テルの製造法 Expired - Fee Related JPH0625100B2 (ja)

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