JPH0625191A - 二段法による環状尿素化合物の製造方法 - Google Patents

二段法による環状尿素化合物の製造方法

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JPH0625191A
JPH0625191A JP5053254A JP5325493A JPH0625191A JP H0625191 A JPH0625191 A JP H0625191A JP 5053254 A JP5053254 A JP 5053254A JP 5325493 A JP5325493 A JP 5325493A JP H0625191 A JPH0625191 A JP H0625191A
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urea
diamine
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solvent
cyclic
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JP5053254A
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George Phillip Speranza
ジョージ・フィリップ・スペランザ
Donald H Champion
ドナルド・ヒュー・チャンピオン
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Texaco Chemical Co
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D273/00Heterocyclic compounds containing rings having nitrogen and oxygen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by groups C07D261/00 - C07D271/00
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D245/00Heterocyclic compounds containing rings of more than seven members having two nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D245/02Heterocyclic compounds containing rings of more than seven members having two nitrogen atoms as the only ring hetero atoms not condensed with other rings

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 尿素と、アミノ基が8〜22個の原子で隔て
られたジアミンとを、モル比約1:1で、1モルのアン
モニアが発生するまで温度120〜140℃で反応さ
せ;得られた中間体を溶媒とともに温度160〜200
℃でゆっくり加熱して環化することを特徴とする環状尿
素化合物の製造方法。 【効果】 極端に希釈した状態で反応させたり、ジアミ
ンのジイソシアナート誘導体を合成する必要がなく、商
業的に入手できるジアミンから大環状尿素化合物を容易
に合成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は環状尿素化合物に関す
る。より詳細には、本発明は、特別に制御された条件下
にジアミンを尿素と加熱することを含む、商業的に入手
できる反応物から大環状の環状尿素化合物を製造する、
経済的な二段法に関する。
【0002】
【従来の技術】環状尿素化合物の製造は、技術上周知で
ある。5、6および7員環の環状尿素化合物は、製造が
困難ではない。それらはしばしば、ジアミンとホスゲ
ン、尿素または二酸化炭素との反応によって合成され
る。より高い分子量の環状生成物を製造する方法は、鎖
状化合物を形成する副反応によって複雑になっている。
G.A.Settepaniら、J. Heterocyclic Chem., 10, 639 (1
973); J. Michus, J. Org.Chem., 25, 2246 (1960); お
よびL. Birkofev ら、Chem. Ber., 93, 2810 (1960) を
参照されたい。
【0003】大環状の環状尿素化合物は、高度に希釈す
る方法を用いて、ジイソシアナートと水を注意深く反応
させることによっても製造できる。S. Ozakiら、J. Am.
Chem, Soc., 79, 4358 (1958)を参照されたい。たとえ
ば、900mlのアセトンと900mlの水を反応媒として
用い、70ml中の3.2g のオクタメチレンジイソシア
ナートを17時間かけて、特殊なフンスディーカーの装
置に添加した。下記の反応式のように、11員環の環状
尿素化合物が得られた。収率は18%であった。なお、
収率は、13員環化合物に対しては49%、15員環化
合物に対しては41%、そして17員環化合物に対して
は36%に上昇した。
【0004】
【化6】
【0005】A.V. Bogatsky ら、Synthesis, 1982, 464
には、ジアミンの二硫化炭素との反応で、大環状チオ尿
素化合物が得られることを開示している。大環状チオ尿
素化合物は、水酸化ナトリウム水溶液および触媒量のベ
ンジルトリエチルアンモニウムクロリドの存在下に、ハ
ロゲン化アルキルと反応して、対応する環状N,N´−
ジアルキル尿素が良好な収率で得られる。
【0006】
【化7】
【0007】さらにBogatskyらは、この方法を用いて、
5〜22個の炭素原子を有する環状N,N´−ジアルキ
ル尿素を合成できることを示唆している。大環状ポリオ
キシエチレン尿素は、このグループによって、新しいタ
イプのクラウンエーテルとして記載されている。大環状
構造は、カルボニル基がそれ自身を空洞の中に配向さ
せ、それが金属イオンをエーテル酸素原子とカルボニル
酸素原子の両方に配位することを可能にする。下記の式
を有するような配位子は、リチウム、ナトリウムおよび
カリウムイオンと相互作用するであろう(R=アルキ
ル)。
【0008】
【化8】
【0009】後に、N.G. Lukyanenko らはSynthesis, 1
986, 928に、下に示されるような径路で、大環状チオ尿
素化合物を大環状尿素化合物に転換しうることを報告し
ている。
【0010】
【化9】
【0011】前述のように、環状尿素化合物を合成する
ための多くの公知の方法では、不利益として、鎖状化合
物を形成する重縮合を含む副反応と、最初にジアミンの
ジイソシアナート誘導体を合成する必要性を包含する。
ジイソシアナートの環化は、非常に高度に希釈する方法
を必要とする。
【0012】米国特許第3,763,106号明細書
は、水溶性の鎖状ポリ尿素重合体を製造する方法を開示
している。それは尿素をポリオキシアルキレンジアミン
と、140〜220℃の温度で反応させ、ついで得られ
た反応生成物を、メチル基を導入するためにホルムアル
デヒドと反応させることを包含している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】もし、ジアミンと尿素
のような商業的に入手できる反応物から環状尿素化合物
を、高度に希釈する技術を必要とせずに、非常に制御さ
れた反応条件のもとに合成できるのであれば、技術的に
かなりの進歩を演ずるであろう。
【0014】それゆえ、本発明は、高度に希釈する方法
や、または過大な段階数を避ける方法によって、環状尿
素化合物を提供するという課題に関する。
【0015】
【課題を解決するための手段】発明者らは今や、温度を
注意深く制御することによって、尿素をジアミンと反応
させて環状尿素化合物を形成することが可能なことを見
出した。
【0016】本発明は、 (a)尿素と、アミノ基が8〜22個の原子で隔てられ
たジアミンとを、尿素1モルあたり1モルのアンモニア
が発生するまで温度120〜140℃で反応させ; (b)得られた中間体を溶媒とともに温度160〜20
0℃でゆっくり加熱して環化することからなる環状尿素
化合物を製造する方法を提供する。
【0017】手順の第1段階は、制御された反応条件の
もとにおけるジアミンへの尿素の付加反応を必要とす
る。この第1段階は、溶媒の存在下または非存在下のい
ずれでも実施できる。第2段階では、中間生成物(I)
は溶媒とともにゆっくり加熱されて、環状尿素化合物
(II)を形成する。この方法は、次のように表される。
【0018】
【化10】
【0019】たとえば、Qは、
【0020】
【化11】
【0021】(式中、xは10〜22であり;aは2ま
たは3であり、bは2〜4であり;R´はCH3 または
Hである)であってもよい。
【0022】本発明の方法の第1段階で効果的な温度は
120〜140℃である。好ましい範囲は120〜13
5℃であり、より好ましくは125〜130℃である。
実施例1、2、5、8および9では、アンモニアが12
5〜128℃付近で発生することに注目される。140
℃以上の温度では、高分子量の鎖状重合体の生成に至ら
せる傾向がある。たとえば、米国特許第3,763,1
06号明細書の実施例15によれば、等モル量の尿素と
Jeffamine D−230との反応は、分子量3,200の
生成物をもたらす。
【0023】第1段階で尿素1モルあたり1モルのアン
モニアが発生した後に、中間体(I)は、溶媒中、好ま
しくはポリエーテル中またはアルコール中で反応して、
大環状尿素化合物(II)を形成する。中間体(I)を、
160〜200℃、好ましくは170〜190℃、たと
えば約180℃に加熱した溶媒中にゆっくり添加する。
通常、添加は数時間、たとえば2〜10時間かけて行
い、反応を完結させるには、溶媒の沸点かその近くで行
うのが好都合である。
【0024】一般には、溶媒はアルコール、エーテルま
たはポリエーテルでなければならない。有効に働くアル
コールは、2−エチルヘキサノール、ジプロピレングリ
コール、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルお
よびジプロピレングリコールモノエチルエーテルなどで
ある。例6は2−エチルヘキサノールの有用性を明示し
ている。
【0025】溶媒は、アルコールの代わりに、ジエチレ
ングリコールジエチルエーテルおよびトリエチレングリ
コールジメチルエーテル(トリグライム)などのポリエ
ーテルであることもできる。より好ましいのは、ポリエ
ーテルアルコールのメチル化生成物、たとえばジエチレ
ングリコールモノメチルエーテル(ジグライム)または
トリグライムを用いることである。各実施例はトリグラ
ムの有効性を明示している。
【0026】本発明をまったく希望どおりのものにする
本発明の方法のひとつの特徴は、長鎖ジアミンやポリオ
キシアルキレンジアミンのような、商業的に入手可能な
反応物から、大環状尿素化合物を合成できることであ
る。
【0027】アミノ基は8〜22個の原子で隔てられ、
それはアルキレンジアミンにおけるように炭素原子であ
っても、ポリオキシアルキレンジアミンにおけるように
炭素原子とヘテロ原子の両方であってもよい。
【0028】本発明においてとくに有用なポリオキシア
ルキレンジアミンのひとつの群は、ポリエチレングリコ
ールジアミン類である。好ましいのは、式:
【化12】 (式中、nは2または3である)を有するアミノ基末端
ポリエチレングリコールである。
【0029】この式はトリエチレングリコールジアミン
およびテトラエチレングリコールジアミンを包含する。
これらはJeffamine(登録商標)EDRシリーズアミンと
いう名でTexaco Chemical 社によって製造されているポ
リオキシエチレンジアミン類である。Jeffamine EDR
−148は式:
【化13】 を有するアミノ基末端トリエチレングリコールである。
Jeffamine EDR−192は、
【0030】式:
【化14】 を有するアミノ基末端テトラエチレングリコールであ
る。
【0031】他の有用なグリコールアミンは、トリプロ
ピレングリコールジアミンおよびテトラプロレングリコ
ールアミンのようなプロピレングリコールジアミン類な
どである。
【0032】同様に有用なのは、ドデカンジアミン(例
10)のような長鎖ジアミン類、ならびにNH2(CH2)
3(CHRCH2)OCH2 CHRO(CH2)3 NH2(例
8)のようなアミノプロピル末端基をもつポリエーテル
ジアミン類である。第一級アミノ基をもち、場合によっ
ては反応条件で不活性である官能基を含有する長鎖ジア
ミンを用いてもよいことが認められる。
【0033】上述のようなポリオキシアルキレンジアミ
ン類は、尿素と、通常はモル比0.8:1から1.2:
1、より好ましくは0.9:1から1.1:1、最も好
ましくは実質的に等モル比(1モルの尿素に対して1モ
ルのジアミン)で反応する。発明者らは、2モルの尿素
を1モルのトリエチレングリコールジアミンと加熱する
とき、約128℃でアンモニアが発生しはじめることに
注目した。加熱を180℃、8時間まで増したとき、好
収率のビス尿素化合物が形成した。
【0034】
【化15】
【0035】同様にして、2モルのEDR−148を1
モルの尿素と加熱したとき、アンモニアが122℃で発
生しはじめた。温度を140℃まで上げて3時間加熱
し、160℃で4時間加熱すると、期待したジアミンが
好収率で得られた。
【0036】
【化16】
【0037】本発明は、アンモニアの段階的な脱離によ
って進行するように見える。1モルの脱離は、次式:
【化17】 (式中、Qはたとえば上記と同じ意味である)で表され
る一縮合生成物を与える。
【0038】これに続く溶媒中における、特定の範囲の
より高い温度での加熱は、さらにアンモニア分子を脱離
させて、環状生成物を与える。
【0039】
【化18】
【0040】生成物をNMRまたはマススペクトルで同
定した。反応は定量的ではないが、この便利でコストの
低い段階で環状化合物を作るのに用いる該反応にとって
は、十分に選択的である。
【0041】
【発明の効果】本発明によって、大環状尿素化合物を製
造する単純な方法が見出された。この方法は二硫化炭素
の使用や、ジアミンのジイソシアナート誘導体を合成す
る必要を含んでいない。それに加えて、本発明による方
法は、大環状化合物を製造するのにしばしば関連させら
れる、極端に高度に希釈する方法を必要としない。
【0042】この方法は、商業的に入手できるジアミン
から大環状尿素化合物を製造する、非常に効果的でコス
ト効率の高い手段を提供する。
【0043】
【実施例】以下の実施例は、本発明をより詳細に例示す
ることを意図したものである。
【0044】例1 テトラエチレングリコールジアミン
と尿素の反応 温度計、撹拌器およびコンデンサーを備えた250ml三
つ口フラスコに、EDR−192を91g と、尿素を3
0g 仕込んだ。内容物を126℃に加熱し、126〜1
27℃に3.25時間保った。生成物は111.1g あ
り、そのNMRスペクトルは、意図した構造とよく一致
していた。
【0045】
【化19】
【0046】例2 環化反応 上記の生成物25g をトリグライム125g と混合し
て、180℃に加熱したトリグライム100g に3時間
かけて滴下した。
【0047】例3 EDR−192と尿素の反応 例1におけると同様な、多量の反応物を加熱した。合計
384g のEDR−192を尿素120g と、125℃
に2時間加熱した。NMRは下記の平均構造を示し、
【化20】 少量の出発物質およびいくらかのビス尿素付加体を含ん
でいた。アミノ基含有量は4.30meq/g であった(上
記の構造に対する理論値:4.26meq/g)。
【0048】例4 環化反応 撹拌器、温度計、窒素導入口および滴下漏斗を備えた
1,000mlの三つ口フラスコに、2−エチルヘキサノ
ール450mlを仕込んだ。該アルコールを182℃に加
熱し、ついで該アルコールを182〜184℃に保ちな
がら、例3に記載した生成物100g と2−エチルヘキ
サノール450mlを、4時間かけて滴下した。冷却する
と、いくらかの結晶が分離して、結局、合計49.4g
の固体を捕集した。生成物は例2で得られた環状生成物
のようにして同定した。マススペクトルの測定結果は、
分子量が218.1282であることを示し、それは予想された
生成物の分子量218.1267(C91824)によく対応
していた。
【0049】例5 テトラプロピレングリコールジアミ
ンと尿素の反応
【0050】
【化21】
【0051】電磁撹拌器、温度計、コンデンサーおよび
窒素導入口を備えた100mlフラスコ中で、24.8g
のテトラプロピレングリコールジアミンを、尿素6.0
g とともに、127〜128℃に4時間加熱した。NM
R分析は、約半分のアミノ基が反応して、ほとんどの尿
素が一置換されていることを示した。生成物は無色の粘
稠な液体であった。アミノ基定量の結果は2.84meq/
g(理論量3.42meq/g)であった。
【0052】例6 例5の生成物の環化反応 撹拌器、温度計、滴下漏斗および窒素導入口を備えた5
00ml三つ口フラスコに、2−エチルヘキサノール20
0mlを仕込み、還流するまで加熱した。2−エチルヘキ
サノール125ml中の例5で得られた生成物19.4g
を3時間かけて滴下した。内容物をさらに2時間還流温
度に加熱して、溶媒を留去し、20.4g の物質を得
た。マススペクトル分析は、少量の、分子量が274.2163
の環状生成物であることを示した(大環状化合物の実際
の分子量は274.1893である)。IR分析は、生成物の混
合物を示した。
【0053】例7(比較例) ビス(アミノエチル)エ
ーテルと尿素の反応 ビス(アミノエチルエーテル)と尿素から環状化合物を
形成する試みは不成功であった。重合物が形成した。7
員環および8員環を有する化合物は、加熱のみで容易に
重合することが知られている。
【0054】例8 ジエチレングリコールビス(プロピ
ルアミン)と尿素の反応
【0055】
【化22】
【0056】上記のアミン44g を尿素12g と、12
4〜127℃に3時間加熱して、52g の生成物を得
た。この生成物25g を2−エチルヘキサノール150
mlに溶解し、沸騰中の2−エチルヘキサノール200ml
に滴下した(溶液を滴下漏斗より、均一な溶液を保つよ
うに滴下した)。ほとんどの溶媒を除去し、生成物をイ
ソプロパノールで洗浄した。生成物はろ過しにくかった
が、湿ったケーキ状物を得た後、70℃、40Paで溶媒
を除去した。生成物は12.2g であった。マススペク
トルは、単量体の環状化合物が好収率で見られたことを
示した。分子量の計算値は246.15596 ;実測値は246.15
796 であった。
【0057】例9 テトラエチレングリコールジアミン
(EDR−148)と尿素の反応 269g のEDR−148を尿素120g と反応させ
た。尿素をEDR−148に添加し、80℃で40分間
加熱した。混合物を126℃に加熱し、126〜127
℃に2時間保った。NMRは、生成物の約17%が二置
換された尿素であることを示した。
【0058】
【化23】
【0059】2−エチルヘキサノール中のこの物質10
0g を沸騰中の2−エチルヘキサノール450mlに、5
時間かけて滴下した。溶液を冷却すると、結晶が分離し
た。ろ過し、250mlのシクロヘキサンで2回洗浄した
後に、全体で92.2g の結晶が得られた。結晶をイソ
プロパノールと加熱して乾燥し、132〜148℃で溶
融し、132℃未満でいくらかの変化を起こす物質7
7.5g を得た。マススペクトル分析の結果、該物質の
いくらかは、予想された分子量174.1008の環状生成物が
検出され、希望した生成物の分子量174.1004とよく対応
していた。この物質を昇華させる試みは、重合をもたら
せた。これはMakacyama ら、J. Am. Chem.Soc., 79, 43
58 (1957)が、環状尿素化合物、とくに7〜10員環の
環状尿素化合物が熱に不安定であることを示しているこ
とからは、予想されなかった。
【0060】例10 ドデカンジアミンと尿素の反応 撹拌機、温度計、窒素導入口およびコンデンサーを備え
た1,000mlの三つ口フラスコに、ドデカンジアミン
200g 、2−エチルヘキサノール400mlおよび尿素
60g を仕込んだ。内容物を127℃に加熱し、この温
度に3時間保った。冷却すると、物質は均一な白色のケ
ーキ状に沈降した。追加の2−エチルヘキサノール30
0mlを加え、全体を105℃に加熱した。この物質の一
部分を、沸騰中の2−エチルヘキサノールに5時間かけ
て滴下した。内容物をさらに185℃に4時間加熱し、
50℃に冷却して、固体をろ過し、乾燥した。環状ジア
ミン尿素化合物C13262 Oが得られた(分子量22
6)。これは少量のアミンで汚染されていた(0.08
5meq/g)。
【0061】
【化24】
【0062】生成物は207〜213℃で溶融した。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)尿素と、アミノ基が8〜22個の
    原子で隔てられたジアミンとを、尿素1モルあたり1モ
    ルのアンモニアが発生するまで温度120〜140℃で
    反応させ; (b)得られた中間体を溶媒とともに温度160〜20
    0℃でゆっくり加熱して環化することを特徴とする環状
    尿素化合物の製造方法。
  2. 【請求項2】 ジアミンが、式: 【化1】 (式中、RはHまたはCH3 であり;nは2、3、4ま
    たは5である)を有するポリオキシアルキレンジアミン
    である請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 ポリオキシアルキレンジアミンが、式: 【化2】 (式中、nは2、3または4である)を有するポリエチ
    レングリコールジアミンである請求項2記載の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 ポリオキシアルキレンジアミンが、式: 【化3】 (式中、nは2または3である)のポリオキシアルキレ
    ンビス(プロピルアミン)である請求項2記載の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 ジアミンがドデカンジアミンである請求
    項1記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 溶媒がアルコールまたはポリエーテルで
    ある請求項1〜5のいずれか一項に記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 式: 【化4】 (式中、Qは: 【化5】 (式中、aは2または3であり、bは2〜4であり、R
    ´はCH3 またはHである))を有する大環状尿素化合
    物。
JP5053254A 1992-02-19 1993-02-19 二段法による環状尿素化合物の製造方法 Pending JPH0625191A (ja)

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