JPH0625534A - 硬化性ポリオルガノシロキサン組成物 - Google Patents

硬化性ポリオルガノシロキサン組成物

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JPH0625534A
JPH0625534A JP18145392A JP18145392A JPH0625534A JP H0625534 A JPH0625534 A JP H0625534A JP 18145392 A JP18145392 A JP 18145392A JP 18145392 A JP18145392 A JP 18145392A JP H0625534 A JPH0625534 A JP H0625534A
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trimethylsilyl
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JP18145392A
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Nobuyuki Nishiwaki
信行 西脇
Norio Mizushima
憲男 水島
Takashi Urabe
孝 占部
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Momentive Performance Materials Japan LLC
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Toshiba Silicone Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (A)アルケニル基を含有するポリシロキサ
ン、(B)ポリオルガノハイドロジェンシロキサン、
(C)白金系触媒及び(D)次の一般式で示されるシリ
ル化アミン化合物 (R1 3Si)nNH2-n2 NH2-n(SiR1 3)m (式中、n、mはそれぞれ0〜2の数を表わし、n+m
は2以上である)を含む硬化性ポリオルガノシロキサン
化合物。 【効果】 室温で長期間保存することができ、加熱によ
り迅速に硬化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室温において良好な長
期保存安定性を有する付加反応型の硬化性ポリオルガノ
シロキサン組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、アルケニル基含有ポリオルガ
ノシロキサン、ポリオルガノハイドロジェンシロキサン
及び白金系触媒を主成分とする付加反応型硬化性組成物
は、よく知られている。しかしながら、これらの組成物
は、室温で長期間保存すると、増粘したり、ゲル化した
りするなどの不都合を生じる。そこで実用上、その成分
を混合した形態で長時間室温で安定に保存できて、かつ
加熱したときに初めて硬化が起こるような組成物が求め
られてきた。
【0003】このため、室温における保存安定性を付与
するための反応遅延剤を配合した組成物が、数多く提案
されている。そのような反応遅延剤としては、米国特許
第3188300号には有機リン化合物、同第3192
181号にはベンゾトリアゾール化合物、同第3344
111号にはニトリル化合物、同第3383556号に
はハロカーボン化合物、同第3445420号にはアセ
チレン化合物、同第3453234号にはスルホキシド
化合物などが提案されている。また、米国特許第318
8299号にはピリジン、ピコリン類、同第38673
43号には2,2´−ジピリジルなどのアミン化合物、
同第4584361号にはN,N,N´,N´−テトラ
メチルエチレンジアミンなどのアミン化合物が示されて
いる。さらに、同様の目的に、特公平3−27588号
公報には、モノアルキルアミン又はN,N−ジアルキル
アルキレンジアミンを用いることが開示され、特開平3
−95267号公報には、モノアルキルアミンとアセチ
レンアルコールを併用することが開示されている。
【0004】しかしながら、上記の反応遅延剤は、いず
れも硬化性と安定性とを両立させることが非常に難し
く、特にピリジン、ジピリジルなどは、安定性について
は良好な挙動を示すものの、長期間にわたって白金化合
物と共存させると、硬化性が著しく低下するという難点
がある。アセチレン化合物のうち最も一般的で、有効な
アセチレンアルコールは、安定性を向上させる目的で添
加量を増やすと、硬化物表面にしわが寄るなどの問題が
ある。また,N,N,N´,N´−テトラメチルエチレ
ンジアミンは、抑制効果が十分なものではなく、実際の
使用上、添加量を比較的多くする必要がある。そのた
め、長期間の保存により白金化合物の活性を低下させて
しまう。このような欠点をなくすため、少量で効果的に
働く反応遅延剤が求められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、少量
で効果的な反応遅延剤を配合することにより、上記の従
来技術のように多量の遅延剤を配合した系に認められる
触媒硬化の経時的低下などを起こさない、常温における
保存安定性に優れ、しかも加熱により容易に硬化しうる
付加反応型ポリオルガノシロキサン組成物を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために検討を重ねた結果、特定のジアミン
の一部又は全部のアミノ活性水素原子をトリアルキルシ
リル基で置換することにより、少量で効果的に作用する
反応遅延剤が得られることを見出して、本発明を完成す
るに至った。
【0007】すなわち本発明は、下記の成分(A)、
(B)、(C)及び(D)を含む硬化性ポリオルガノシ
ロキサン組成物に関する。 (A)ケイ素原子に結合した全有機基のうち0.05モ
ル%以上がアルケニル基であるポリオルガノシロキサ
ン; (B)ポリオルガノハイドロジェンシロキサンであっ
て、そのケイ素原子に結合した水素原子が1分子当り2
個以上で、かつ、ケイ素原子1個当り1個以下であり、
ケイ素原子に結合する他の基は、炭素数1〜6のアルキ
ル基、フェニル基及び3,3,3−トリフルオロプロピ
ル基からなる群から選ばれたものであり、その配合量は
成分(A)のアルケニル基1個当り、前記ケイ素原子に
結合した水素原子が0.2〜5個となる量; (C)白金系触媒を、成分(A)に対し白金として1〜
500ppm ;及び (D)一般式(R1 3Si)nNH2-n2 NH2-m(SiR
1 3)mで表わされるシリル化アミン化合物 [式中、R1 は炭素数1〜4のアルキル基を表わし;R
2 は炭素数2〜6のアルキレン基を表わし;n、mはそ
れぞれ0〜2の数を表わし、n+mは2以上である]
を、白金1モル当り0.1〜50モル。
【0008】本発明に用いる成分(A)のアルケニル基
含有ポリオルガノシロキサンは、ケイ素原子に直結した
アルケニル基を有するもので、シロキサン骨格は直鎖状
もしくは分岐状のいずれでもよく、またこれらの混合物
であってもよい。アルケニル基としては、ビニル、アリ
ル、1−ブテニル、1−ヘキセニルなどが挙げられる
が、合成の容易さからビニル基が好ましい。アルケニル
基以外のケイ素原子に結合する置換基としては、メチ
ル、エチル、プロピル、ブチル、ヘキシル、ドデシルな
どのアルキル基;フェニルなどのアリール基;2−フェ
ニルエチル、2−フェニルプロピルなどのアラルキル
基;クロロメチル、3,3,3−トリフルオロプロピル
などの置換炭化水素基などが例示される。これらのう
ち、合成しやすく、しかも硬化後に良好な物理的性質を
保つうえで必要な重合度をもち、かつ硬化前には低い粘
度を保持するという点から、メチル基が最も好ましい。
硬化後の組成物に耐寒性や特殊な光学的性質が求められ
るときは分子中にフェニル基を、また耐油性が求められ
るときは3,3,3−トリフルオロピロピル基を含有さ
せるなど、任意に選択することができる。
【0009】さらに、成分(A)は付加反応型の硬化性
ポリオルガノシロキサンのベースポリマーとなるもの
で、ケイ素原子に結合する全有機基のうち、0.05モ
ル%以上がアルケニル基であることが必要である。その
粘度は特に制限されないが、25℃において20cP以上
であることが好ましく、とくに良好な機械的性質のゴム
状弾性体を目的とした場合は、700cP以上であること
がさらに好ましく、2,000〜6,000,000cP
がとくに好ましいが、うち、硬化前は流動性を有するこ
とが必要な用途には、250,000cP以下のものが望
ましい。
【0010】本発明に用いる成分(B)のポリオルガノ
ハイドロジェンシロキサンは、成分(A)との付加反応
により、これを架橋し、組成物をゴム弾性体又はゲル状
物とするため、1分子当り2個以上で、ケイ素原子1個
あたり1個以下のケイ素原子に結合した水素原子を有す
る必須成分である。水素原子以外のケイ素原子に結合す
る有機基は、炭素数1〜6のアルキル基、フェニル基及
び3,3,3−トリフルオロプロピル基からなる群から
選ばれる基であるが、合成が容易な点から、メチル基が
最も好ましい。このようなポリオルガノハイドロジェン
シロキサンとしては、シロキサン骨格が直鎖状、分岐状
もしくは環状のいずれであってもよい。
【0011】成分(B)の具体例としては、以下のもの
が挙げられる。 a.(CH3)2 HSiO1/2 及びSiO2 単位からなる
分岐状ポリオルガノハイドロジェンシロキサン b.次式(I)
【0012】
【化1】
【0013】(式中、pは3〜100、qは0〜100
の整数を表わす)で示される直鎖状ポリオルガノハイド
ロジェンシロキサン; c.次式(II)
【0014】
【化2】
【0015】(式中、pは1〜100、qは0〜100
の整数を表わす)で示される直鎖状ポリオルガノハイド
ロジェンシロキサン。
【0016】成分(B)の配合量は、成分(A)中のア
ルケニル基1個に対し、成分(B)中のケイ素原子に結
合した水素原子が0.2〜5個となるような量である。
緩衝性のあるゲル状硬化物を得たい場合には、0.2〜
0.8個の範囲が好ましく、ゴム状弾性体を得たい場合
には0.8〜5個の範囲が好ましい。水素原子が0.2
個未満の場合では、架橋密度が低くなり過ぎるため組成
物の硬化が十分進行せず、硬化後でも流動性であるな
ど、所望の物理的性質が得られず、好ましくない。ま
た、水素原子が5個を超えると硬化時に発泡しやすく、
硬化後の耐熱性が低下し好ましくない。
【0017】本発明に用いる成分(C)はヒドロシリル
化触媒であり、ここで用いる白金系触媒としては、ラモ
ローの触媒(白金−オクタノール錯体、米国特許第47
43377号明細書)、アシュビーの触媒(白金−ビニ
ル基含有環状シロキサン錯体、米国特許第428834
5号明細書)、カールステットの触媒(白金−ビニル基
含有ジシロキサン錯体、米国特許第3814730号明
細書)などが例示される。
【0018】本発明における成分(C)の配合量は、成
分(A)に対して白金として1〜500ppm であり、硬
化性及び硬化後の物理的特性を考慮した場合、3〜25
0ppが好ましい。
【0019】本発明に用いる成分(D)のシリル化アミ
ン化合物は、本発明において特徴的な成分である。ヒド
ロシリル化反応の遅延剤として働き、本発明の組成物
に、優れた硬化性を損なうことなく、優れた保存安定性
を与える。前述の一般式において、R1 は炭素数1〜4
のアルキル基で、直鎖状でも分岐状でもよく、メチル、
エチル、プロピル、イソプロピル、tert−ブチルなどが
例示され、合成が容易なことから、メチルが好ましい。
2 は炭素数2〜6のアルキレン基で、エチレン、トリ
メチレン、テトラメチレン、ペンタメチレン、ヘキサメ
チレンが挙げられ、原料の入手が容易なことから、エチ
レンが好ましい。このようなアルキレン基に存在する2
個のアミノ基の、合計4個のアミン活性水素原子のう
ち、少なくとも2個がトリアルキルシリル基で置換され
る。すなわち、n+mは2〜4であり、合成が容易なこ
とから、n=m=1が好ましい。
【0020】このようなシリル化アミン化合物として
は、具体的には、N,N´−ビス(トリメチルシリル)
エチレンジアミン、N,N´−ビス(トリエチルシリ
ル)エチレンジアミン、N,N´−ビス(プロピルジメ
チルシリル)エチレンジアミン、N,N´−ビス(イソ
プロピルジメチルシリル)エチレンジアミン、N,N´
−ビス(tert−ブチルジメチルシリル)エチレンジアミ
ン、N,N´−ビス(トリメチルシリル)プロピレンジ
アミン、N,N´−ビス(トリエチルシリル)プロピレ
ンジアミン、N,N´−ビス(トリメチルシリル)テト
ラメチレンジアミン、N,N´−ビス(トリメチルシリ
ル)ペンタメチレンジアミン、N,N´−ビス(トリメ
チルシリル)ヘキサメチレンジアミン、N,N,N´−
トリス(トリメチルシリル)エチレンジアミン、N,
N,N´−トリス(トリエチルシリル)エチレンジアミ
ン、N,N,N´−トリス(トリメチルシリル)プロピ
レンジアミン、N,N,N´−トリス(トリエチルシリ
ル)プロピレンジアミン、N,N,N´,N´−テトラ
キス(トリメチルシリル)エチレンジアミン、N,N,
N´,N´−テトラキス(トリエチルシリル)エチレン
ジアミン、N,N,N´,N´−テトラキス(トリメチ
ルシリル)プロピレンジアミン、N,N,N´,N´−
テトラキス(トリエチルシリル)プロピレンジアミン、
N,N−ビス(トリメチルシリル)エチレンジアミン、
N,N−ビス(トリエチルシリル)エチレンジアミン、
N,N−ビス(トリメチルシリル)プロピレンジアミン
及びN,N−ビス(トリエチルシリル)プロピレンジア
ミンなどの化合物が例示される。
【0021】成分(D)の配合量は、白金1モルに対し
て0.1〜50モルであり、硬化性と保存安定性を十分
なものにするためには、0.5〜3モルが好ましい。成
分(D)は、そのまま添加してもよく、あるいはトルエ
ン、キシレンなどの有機溶媒に希釈して添加してもよ
い。
【0022】成分(D)は、相当するアルキレンジアミ
ンに、ヘキサメチルジシラザンなどのジシラザン類を反
応させたり、あるいはトリメチルクロロシランなどのク
ロロシラン類を反応させることにより、容易に得ること
ができる。
【0023】成分(D)は単独でそのまま用いることも
可能であるが、さらに抑制剤としての効果を高めるため
に、アセチレンアルコールと併用することも可能であ
る。アセチレンアルコールとしては、たとえば3−メチ
ル−1−ブチン−3−オール、3−フェニル−1−ブチ
ン−3−オール、1−エチニル−1−ヘキサノール、
3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オール、3−メ
チル−1−ペンチン−3−オール等が挙げられる。アセ
チレンアルコールの配合量は、白金1モルに対して1〜
1,000モルの範囲が好ましく、硬化性、安定性及び
硬化後の物理的特性などから40〜200モルがより好
ましい。
【0024】本発明の組成物は、(A)〜(D)の各成
分以外に、必要に応じて適宜、無機充填剤を添加するこ
とにより、その用途に適した流れ性、硬化後の硬さ、引
張強さ、伸び、モジュラスなどを得ることができる。こ
のような無機充填剤としては、通常、煙霧質シリカ、シ
リカエアロゾル、沈殿シリカ、粉砕シリカ、けいそう
土、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化チタン、炭酸カルシウム、
炭酸マグネシウム、炭酸亜鉛、カーボンブラックなどが
例示される。これらの充填剤の使用量は、本発明の目的
を損なわないかぎり任意である。また、必要により適当
な顔料、染料、接着助剤、防カビ剤、耐熱性向上剤、難
燃剤又は酸化防止剤を添加することができる。さらに、
本発明を実施するに際して、用途によっては、本発明の
組成物をトルエン、キシレンなど適当な有機溶剤に分散
ないし溶解して用いてもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明に用いられた反応遅延剤は、ジア
ミンにシリル基を導入したことにより、少量の添加で、
常温における白金触媒の作用を効果的に抑制し、かつ加
熱による硬化反応を阻害しないという、予期しなかった
効果が得られた。
【0026】このような反応遅延剤を用いることによ
り、本発明の硬化性ポリオルガノシロキサン組成物は、
室温で長期間保存することができ、加熱硬化に際して
は、硬化の温度依存性が従来の組成物に比べて著しく大
きいため、加熱により迅速に硬化し、かつ高温で熱風硬
化を行っても表面にしわや凹凸を生じることなく、表面
から内部まで迅速に硬化する。そのため、本発明の硬化
性ポリオルガノシロキサン組成物を使用すれば、作業性
を高め、それを用いた製品の工程短縮化を図ることがで
き、また、これらを取り扱うことのできる作業時間を延
長することができる。
【0027】本発明の硬化性ポリオルガノシロキサン組
成物は、電気・電子工業におけるポッティング剤、コー
ティング剤を初めとして、一般工業におけるディッピン
グ剤、型取り用ゴム、成形材料、剥離用コーティング
剤、歯科用印象材などの付加反応型シリコーンゴム又は
シリコーンゲルなど、幅広い用途に好適に使用され、そ
の利用性は大きい。
【0028】
【実施例】以下、実施例により、本発明を説明する。本
発明の範囲は、これらの実施例によって限定されるもの
ではない。なお、実施例及び比較例中、部及び%はすべ
て重量部及び重量%を示す。また、粘度は、すべて25
℃における粘度である。
【0029】実施例1 分子鎖末端がジメチルビニルシリル基で封鎖された粘度
10,000cPのポリジメチルシロキサン100部、
(CH3)2 HSiO1/2 単位67モル%及びSiO2
位33モル%からなるポリメチルハイドロジェンシロキ
サン1.0部、0.5%の白金を含有するカールステッ
ドの触媒溶液0.20部、N,N´−ビス(トリメチル
シリル)エチレンジアミンの0.1%トルエン溶液0.
52部(白金原子に対するモル比0.5)を均一に混合
して、組成物を得た。
【0030】得られた組成物の保存安定性については、
50℃で7日保存後の粘度変化を初期粘度の倍率で表わ
して評価した。また、硬化性は、試料を150℃のホッ
トプレート上に約2mmの厚みになるように置き、試料の
ゲル化する時間を測定した。また、50℃で7日間保存
後の試料の150℃におけるゲル化時間についても、同
様に測定した。
【0031】実施例2 N,N´−ビス(トリメチルシリル)エチレンジアミン
を溶媒で希釈しないで、0.0052部添加した以外
は、実施例1の実験を繰り返した。
【0032】実施例3 N,N´−ビス(トリメチルシリル)エチレンジアミン
の1%トルエン溶液を3.1部添加した以外は、実施例
1の実験を繰り返した。
【0033】実施例4 N,N´−ビス(トリメチルシリル)エチレンジアミン
の代わりに、N,N,N´−トリス(トリメチルシリ
ル)エチレンジアミンの1%トルエン溶液を0.70部
添加した以外は、実施例1の実験を繰り返した。
【0034】実施例5 N,N´−ビス(トリメチルシリル)エチレンジアミン
の代わりに、N,N,N´,N´−テトラキス(トリメ
チルシリル)エチレンジアミンの1%トルエン溶液を
0.89部添加した以外は、実施例1の実験を繰り返し
た。
【0035】実施例6 N,N´−ビス(トリメチルシリル)エチレンジアミン
の代わりに、N,N,N´−トリス(トリエチルシリ
ル)プロピレンジアミンの0.1%トルエン溶液1.0
6部を添加した以外は、実施例1の実験を繰り返した。
【0036】比較例1 N,N´−ビス(トリメチルシリル)エチレンジアミン
の代わりにN,N,N´,N´−テトラメチルエチレン
ジアミンの0.1%トルエン溶液を0.30部添加した
以外は、実施例1の実験を繰り返した。
【0037】比較例2 N,N,N´,N´−テトラメチルエチレンジアミンの
添加量を、1%トルエン溶液として0.30部とした以
外は、比較例1の実験を繰り返した。
【0038】比較例3 N,N,N´,N´−テトラメチルエチレンジアミンの
添加量を0.030部としたほかは、比較例1の実験を
繰り返した。
【0039】比較例4 N,N´−ビス(トリメチルシリル)エチレンジアミン
の代わりに、N,N−ジメチルエチレンジアミンを0.
022部添加した以外は、実施例1の実験を繰り返し
た。
【0040】以上の実施例1〜6及び比較例1〜4の結
果をまとめて表1に示す。表1から明らかなように、反
応遅延剤としてトリアルキルシリル化したジアミンを用
いた本発明の硬化性ポリオルガノシロキサン組成物は、
長期間保存後も粘度の上昇が少なく、保存安定性が優れ
ている。さらに、150℃の加熱により短時間に硬化
し、長期間保存後もその硬化性はほとんど変わらない。
それに比べて、トリアルキルシリル化しないジアミンを
用いた比較例の組成物は、添加量が少ないと保存安定性
が悪く、添加量を多くしてもなお長期間保存後の粘度増
加率が大きいうえに、長期間保存後の硬化性が低下して
いる。なお、本発明による実施例の組成物は、いずれも
調製直後は無色透明であり、反応遅延剤の添加量の多い
ものは、50℃での保存試験後に淡褐色を帯びていた
が、なお透明であった。それに対して、比較例の試料
は、上記の保存試験後はいずれも褐色透明ないし、褐色
不透明であった。
【0041】
【表1】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の成分(A)、(B)、(C)及び
    (D)を含む硬化性ポリオルガノシロキサン組成物。 (A)ケイ素原子に結合した全有機基のうち0.05モ
    ル%以上がアルケニル基であるポリオルガノシロキサ
    ン; (B)ポリオルガノハイドロジェンシロキサンであっ
    て、そのケイ素原子に結合した水素原子が1分子当り2
    個以上で、かつ、ケイ素原子1個当り1個以下であり、
    ケイ素原子に結合する他の基は、炭素数1〜6のアルキ
    ル基、フェニル基及び3,3,3−トリフルオロプロピ
    ル基からなる群から選ばれたものであり、その配合量は
    成分(A)のアルケニル基1個当り、前記ケイ素原子に
    結合した水素原子が0.2〜5個となる量; (C)白金系触媒を、成分(A)に対し白金として1〜
    500ppm ;及び (D)一般式(R1 3Si)nNH2-n2 NH2-m(SiR
    1 3)mで表わされるシリル化アミン化合物 [式中、R1 は炭素数1〜4のアルキル基を表わし;R
    2 は炭素数2〜6のアルキレン基を表わし:n、mはそ
    れぞれ0〜2の数を表わし、n+mは2以上である]
    を、白金1モル当り0.1〜50モル。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001081332A (ja) * 1999-07-15 2001-03-27 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 硬化性組成物および硬化性導電性組成物
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CN111073297A (zh) * 2018-10-22 2020-04-28 信越化学工业株式会社 加成固化型有机硅组合物、有机硅固化物及光学元件
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JP2024545210A (ja) * 2021-12-17 2024-12-05 インテグリス・インコーポレーテッド 前駆体および関連方法

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