JPH0625580A - 印刷インキ用溶剤 - Google Patents
印刷インキ用溶剤Info
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- JPH0625580A JPH0625580A JP20612192A JP20612192A JPH0625580A JP H0625580 A JPH0625580 A JP H0625580A JP 20612192 A JP20612192 A JP 20612192A JP 20612192 A JP20612192 A JP 20612192A JP H0625580 A JPH0625580 A JP H0625580A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 下記の特徴を有する印刷インキ用溶剤、とく
にオフセット印刷インキ用に好適な溶剤を提供する。
(1)環境汚染の問題がない。(2)低温における樹脂
の溶解性が増大し、冬場におけるインキ組成物の貯蔵安
定性が良好である。(3)高速回転するオフセット印刷
機のインキ飛散を防止できる。(4)インキの乾燥速度
を早め、印刷速度を向上できるなど。 【構成】 プロピレンオリゴマーと低級アルキルベンゼ
ンとをフッ化水素または硫酸触媒の存在下に反応させ、
ついで蒸留することにより得られる沸点230〜300
℃の範囲にある成分を主とする留分からなる印刷インキ
用溶剤により上記目的を達成できる。
にオフセット印刷インキ用に好適な溶剤を提供する。
(1)環境汚染の問題がない。(2)低温における樹脂
の溶解性が増大し、冬場におけるインキ組成物の貯蔵安
定性が良好である。(3)高速回転するオフセット印刷
機のインキ飛散を防止できる。(4)インキの乾燥速度
を早め、印刷速度を向上できるなど。 【構成】 プロピレンオリゴマーと低級アルキルベンゼ
ンとをフッ化水素または硫酸触媒の存在下に反応させ、
ついで蒸留することにより得られる沸点230〜300
℃の範囲にある成分を主とする留分からなる印刷インキ
用溶剤により上記目的を達成できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷インキ用溶剤に関
する。とくにオフセット印刷インキ用に好適な溶剤に関
する。
する。とくにオフセット印刷インキ用に好適な溶剤に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、印刷インキ用溶剤、特にオフセッ
ト印刷インキ用溶剤として例えば、鉱油系溶剤が使用さ
れていた。しかしながら、鉱油系溶剤は通常多環芳香族
炭化水素成分を20〜30wt%含むために多環芳香族炭
化水素特有の毒性において問題があり、また多成分であ
ることに起因して精密蒸留が困難であって、そのため重
質成分を含み易く、印刷後の乾燥性が劣る結果となって
いる。そこで、近年このような鉱油系溶剤の決定を解消
するため、鉱油系炭化水素を核水素添加することによ
り、該鉱油中に含まれる多環芳香族炭化水素をナフテン
系炭化水素とした溶剤が実用化され始めている。しかし
ながら、上記核水素添加された鉱油系溶剤は、毒性など
の問題は解消されるものの必ずしもその性能は良好とは
言えない。
ト印刷インキ用溶剤として例えば、鉱油系溶剤が使用さ
れていた。しかしながら、鉱油系溶剤は通常多環芳香族
炭化水素成分を20〜30wt%含むために多環芳香族炭
化水素特有の毒性において問題があり、また多成分であ
ることに起因して精密蒸留が困難であって、そのため重
質成分を含み易く、印刷後の乾燥性が劣る結果となって
いる。そこで、近年このような鉱油系溶剤の決定を解消
するため、鉱油系炭化水素を核水素添加することによ
り、該鉱油中に含まれる多環芳香族炭化水素をナフテン
系炭化水素とした溶剤が実用化され始めている。しかし
ながら、上記核水素添加された鉱油系溶剤は、毒性など
の問題は解消されるものの必ずしもその性能は良好とは
言えない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】下記の特徴を有する印
刷インキ用溶剤、とくにオフセット印刷インキ用に好適
な溶剤を提供する。 (1)環境汚染の問題がない。 (2)低温における樹脂の溶解性が増大し、冬場におけ
るインキ組成物の貯蔵安定性が良好である。 (3)高速回転するオフセット印刷機のインキ飛散を防
止することができる。 (4)インキの乾燥速度を早めることができ、印刷速度
を向上させることができる。 (5)印刷物の光沢が優れている。
刷インキ用溶剤、とくにオフセット印刷インキ用に好適
な溶剤を提供する。 (1)環境汚染の問題がない。 (2)低温における樹脂の溶解性が増大し、冬場におけ
るインキ組成物の貯蔵安定性が良好である。 (3)高速回転するオフセット印刷機のインキ飛散を防
止することができる。 (4)インキの乾燥速度を早めることができ、印刷速度
を向上させることができる。 (5)印刷物の光沢が優れている。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の第1
は、プロピレンオリゴマーと低級アルキルベンゼンとを
フッ化水素または硫酸触媒の存在下に反応させ、ついで
蒸留することにより得られる沸点230〜300℃の範
囲にある成分を主とする留分からなる印刷インキ用溶剤
に関する。
は、プロピレンオリゴマーと低級アルキルベンゼンとを
フッ化水素または硫酸触媒の存在下に反応させ、ついで
蒸留することにより得られる沸点230〜300℃の範
囲にある成分を主とする留分からなる印刷インキ用溶剤
に関する。
【0005】また、本発明の第2は、ナフテン系炭化水
素、およびプロピレンオリゴマーと低級アルキルベンゼ
ンとをフッ化水素または硫酸触媒の存在下に反応させ、
ついで蒸留することにより得られる沸点230〜300
℃の範囲にある成分を主とする留分からなることを特徴
とする印刷インキ用溶剤組成物に関する。
素、およびプロピレンオリゴマーと低級アルキルベンゼ
ンとをフッ化水素または硫酸触媒の存在下に反応させ、
ついで蒸留することにより得られる沸点230〜300
℃の範囲にある成分を主とする留分からなることを特徴
とする印刷インキ用溶剤組成物に関する。
【0006】第3の発明は、上記印刷インキ用溶剤組成
物におけるナフテン系炭化水素が鉱油を核水素添加して
なることを特徴とする。
物におけるナフテン系炭化水素が鉱油を核水素添加して
なることを特徴とする。
【0007】以下に本発明をさらに説明する。本発明の
溶剤の沸点範囲は230〜300℃である。230℃未
満の成分を含むときは、後記する法規制対象となる軽質
芳香族成分が混入するとともに、印刷後の乾燥時に蒸発
速度が早すぎて、インキの粘度が増し、紙切れ現象が起
こり適切な印刷が出来ない。300℃を越えると、乾燥
速度が遅くなり、印刷速度を上げられない。さらに好ま
しい沸点範囲は、245〜280℃である。
溶剤の沸点範囲は230〜300℃である。230℃未
満の成分を含むときは、後記する法規制対象となる軽質
芳香族成分が混入するとともに、印刷後の乾燥時に蒸発
速度が早すぎて、インキの粘度が増し、紙切れ現象が起
こり適切な印刷が出来ない。300℃を越えると、乾燥
速度が遅くなり、印刷速度を上げられない。さらに好ま
しい沸点範囲は、245〜280℃である。
【0008】本発明の溶剤は、プロピレンオリゴマーに
よる低級アルキルベンゼンのアルキル化により製造され
る。プロピレンオリゴマーとして好ましいものは、プロ
ピレントリマーまたはプロピレンテトラマーである。こ
れらは混合してアルキル化に供することもできる。特に
好ましいのはプロピレントリマーである。
よる低級アルキルベンゼンのアルキル化により製造され
る。プロピレンオリゴマーとして好ましいものは、プロ
ピレントリマーまたはプロピレンテトラマーである。こ
れらは混合してアルキル化に供することもできる。特に
好ましいのはプロピレントリマーである。
【0009】アルキル化のもう一方の原料である低級ア
ルキルベンゼンは、ベンゼン、トルエン、キシレンまた
はこれらの混合物である。好ましくは、ベンゼンであ
る。プロピレンオリゴマーと低級アルキルベンゼンとの
アルキル化反応の触媒は、フッ化水素または硫酸を用い
る。反応温度は5〜50℃、好ましくは10〜30℃で
ある。プロピレンオリゴマーの使用量は低級アルキルベ
ンゼンに対して0.05〜1モル倍、好ましくは0.1
〜0.5モル倍である。触媒の使用量はフッ化水素では
基質の0.5〜1.0容量倍、硫酸では0.05〜0.
1容量倍である。
ルキルベンゼンは、ベンゼン、トルエン、キシレンまた
はこれらの混合物である。好ましくは、ベンゼンであ
る。プロピレンオリゴマーと低級アルキルベンゼンとの
アルキル化反応の触媒は、フッ化水素または硫酸を用い
る。反応温度は5〜50℃、好ましくは10〜30℃で
ある。プロピレンオリゴマーの使用量は低級アルキルベ
ンゼンに対して0.05〜1モル倍、好ましくは0.1
〜0.5モル倍である。触媒の使用量はフッ化水素では
基質の0.5〜1.0容量倍、硫酸では0.05〜0.
1容量倍である。
【0010】プロピレンオリゴマーと低級アルキルベン
ゼンを反応後、常法により触媒を除去し蒸留することに
より沸点230〜300℃の範囲にある成分を主とする
留分が得られる。この留分は、モノアルキルベンゼンを
主とし、テトラリンなどの多環芳香族炭化水素を含まな
い。
ゼンを反応後、常法により触媒を除去し蒸留することに
より沸点230〜300℃の範囲にある成分を主とする
留分が得られる。この留分は、モノアルキルベンゼンを
主とし、テトラリンなどの多環芳香族炭化水素を含まな
い。
【0011】フッ化水素あるいは硫酸を触媒とすると、
原料オレフィンまたは生成アルキルベンゼンのアルキル
基部分の開裂が生じ、その結果供給したプロピレンオリ
ゴマーが単に低級アルキルベンゼンに付加した形式のア
ルキルベンゼンのほかに各種の化合物が生成する。ここ
で、総炭素数が18であるような炭化水素成分を主とす
る留分は、界面活性剤原料、可塑剤などの用途に多量に
使用されている。したがって、工業的にも総炭素数18
のアルキルベンゼンを目的として製造することが多く行
われているが、かかる工程においてはかなりの量の副生
品が副生することになる。しかしながら、副生品、たと
えば炭素数5〜9のアルキル基を有するアルキルベンゼ
ンに相当する軽質アルキルベンゼン留分は従来有用な用
途がなく、本発明者らにより初めて有用な用途が見いだ
されたものである。
原料オレフィンまたは生成アルキルベンゼンのアルキル
基部分の開裂が生じ、その結果供給したプロピレンオリ
ゴマーが単に低級アルキルベンゼンに付加した形式のア
ルキルベンゼンのほかに各種の化合物が生成する。ここ
で、総炭素数が18であるような炭化水素成分を主とす
る留分は、界面活性剤原料、可塑剤などの用途に多量に
使用されている。したがって、工業的にも総炭素数18
のアルキルベンゼンを目的として製造することが多く行
われているが、かかる工程においてはかなりの量の副生
品が副生することになる。しかしながら、副生品、たと
えば炭素数5〜9のアルキル基を有するアルキルベンゼ
ンに相当する軽質アルキルベンゼン留分は従来有用な用
途がなく、本発明者らにより初めて有用な用途が見いだ
されたものである。
【0012】さらに、プロピレン3量体(ノネン留分)
によりベンゼンをアルキル化することにより得られる炭
素数9のアルキル基を有するアルキルベンゼンを主とす
る留分は、従来工業的な用途がなかったものであるが、
やはり本発明者らにより初めて本願発明に係る用途が見
いだされたものである。
によりベンゼンをアルキル化することにより得られる炭
素数9のアルキル基を有するアルキルベンゼンを主とす
る留分は、従来工業的な用途がなかったものであるが、
やはり本発明者らにより初めて本願発明に係る用途が見
いだされたものである。
【0013】本発明の溶剤はそれ単独でもインキ用溶剤
として好適であるが、ナフテン系炭化水素と併用するこ
とにより相互の欠点を解消し、相乗作用により、より好
適なインキ用溶剤が得られる。すなわち、インキ製造に
使用される樹脂への溶解性が著しく向上し、その結果印
刷物に光沢を生じ、印刷物としての商品に付加価値を増
大させることができる。
として好適であるが、ナフテン系炭化水素と併用するこ
とにより相互の欠点を解消し、相乗作用により、より好
適なインキ用溶剤が得られる。すなわち、インキ製造に
使用される樹脂への溶解性が著しく向上し、その結果印
刷物に光沢を生じ、印刷物としての商品に付加価値を増
大させることができる。
【0014】ここで、本発明の溶剤と併用すべきナフテ
ン系炭化水素は、アルキルシクロヘキサン、アルキルシ
クロペンタン、アルキルデカリンなどが例示される。好
ましいナフテン系炭化水素は、石油系鉱油を高圧下に白
金、Pdなどの金属触媒により常法により核水素添加
し、ついで適宜に軽質分などを留去してなるところの芳
香族成分を実質的に含有していない留分である。この留
分は、成分的には元の鉱油中に含まれる芳香族成分がナ
フテンに核水素添加により変換し、その分、芳香族成分
の含有量が減少してナフテン成分の含有量は増大してい
るという組成を有するものである。
ン系炭化水素は、アルキルシクロヘキサン、アルキルシ
クロペンタン、アルキルデカリンなどが例示される。好
ましいナフテン系炭化水素は、石油系鉱油を高圧下に白
金、Pdなどの金属触媒により常法により核水素添加
し、ついで適宜に軽質分などを留去してなるところの芳
香族成分を実質的に含有していない留分である。この留
分は、成分的には元の鉱油中に含まれる芳香族成分がナ
フテンに核水素添加により変換し、その分、芳香族成分
の含有量が減少してナフテン成分の含有量は増大してい
るという組成を有するものである。
【0015】したがって、パラフィンの含有量は一般的
には元の鉱油からは特に変化はしていない。たとえば、
代表的には、沸点範囲220〜350℃、クロマトグラ
フィー分別法によりパラフィン分20〜30重量%、ナ
フテン分70〜80重量%、芳香族分1.0重量%以下
のような組成を有するナフテン系炭化水素である。これ
らのナフテン系炭化水素は、各石油会社から低臭・低芳
香族溶剤として各種商品名により市販されている。これ
らの核水素添加鉱油はパラフィン分、その中でもとりわ
け必然的に含むノルマルパラフィンの存在により必ずし
もその性能は印刷インキ用溶剤には適さないのである。
しかしながら本発明の溶剤との併用により印刷インキ、
特にオフセット印刷インキ用溶剤に好適な溶剤組成物と
なる。
には元の鉱油からは特に変化はしていない。たとえば、
代表的には、沸点範囲220〜350℃、クロマトグラ
フィー分別法によりパラフィン分20〜30重量%、ナ
フテン分70〜80重量%、芳香族分1.0重量%以下
のような組成を有するナフテン系炭化水素である。これ
らのナフテン系炭化水素は、各石油会社から低臭・低芳
香族溶剤として各種商品名により市販されている。これ
らの核水素添加鉱油はパラフィン分、その中でもとりわ
け必然的に含むノルマルパラフィンの存在により必ずし
もその性能は印刷インキ用溶剤には適さないのである。
しかしながら本発明の溶剤との併用により印刷インキ、
特にオフセット印刷インキ用溶剤に好適な溶剤組成物と
なる。
【0016】併用すべき割合は、本発明の溶剤組成物1
〜99容量%、ナフテン系炭化水素99〜1容量%であ
る。好ましくは、本発明の溶剤組成物10〜90容量
%、ナフテン系炭化水素90〜10容量%である。これ
より外れた範囲では、両成分の相乗効果が得られない。
〜99容量%、ナフテン系炭化水素99〜1容量%であ
る。好ましくは、本発明の溶剤組成物10〜90容量
%、ナフテン系炭化水素90〜10容量%である。これ
より外れた範囲では、両成分の相乗効果が得られない。
【0017】本発明の印刷インキ用溶剤を使用する「イ
ンキ」について (a)インキの種類 本発明の溶剤は、各種印刷インキに適用できるが、特に
オフセット印刷用インキに使用するのが好ましい。
ンキ」について (a)インキの種類 本発明の溶剤は、各種印刷インキに適用できるが、特に
オフセット印刷用インキに使用するのが好ましい。
【0018】(b)インキ用樹脂 インキ用樹脂としては公知の各種樹脂を使用することが
できる。たとえば、石油樹脂およびその変性体、ロジン
変性フェノール樹脂、ロジン変性アルキッド樹脂、脂肪
酸または油変性アルキッド樹脂などが目的に応じて単独
または2種以上混合して用いることができる。
できる。たとえば、石油樹脂およびその変性体、ロジン
変性フェノール樹脂、ロジン変性アルキッド樹脂、脂肪
酸または油変性アルキッド樹脂などが目的に応じて単独
または2種以上混合して用いることができる。
【0019】(c)他のインキ用成分 亜麻仁油、桐油、大豆油、脱水ヒマシ油などおよびそれ
らの重合体、変性体などのごとき乾性油、半乾性油など
を使用することができる。着色剤として、公知の有機顔
料、無機顔料、蛍光顔料、カーボンブラック、金属粉な
どを適宜に使用することができる。以上のほかに、従来
からインキ用に使用されている各種の添加剤、たとえば
ワックス、グリース、増粘剤、安定剤、分散剤、充填
材、そのほか公知の添加剤を使用することができる。
らの重合体、変性体などのごとき乾性油、半乾性油など
を使用することができる。着色剤として、公知の有機顔
料、無機顔料、蛍光顔料、カーボンブラック、金属粉な
どを適宜に使用することができる。以上のほかに、従来
からインキ用に使用されている各種の添加剤、たとえば
ワックス、グリース、増粘剤、安定剤、分散剤、充填
材、そのほか公知の添加剤を使用することができる。
【0020】
【実施例】以下に実施例により本発明を詳細に説明する
が本発明の主旨を逸脱しない限りこれらに限定されるも
のではない。 (実施例1)プロピレンの重合により得られた沸点範囲
45〜150℃のノネンを主とするオレフィンを用い
て、フッ化水素触媒により25℃、1.1kg/cm2 の条
件でアルキル化を行い、得られた生成物から触媒を分離
して、その後、軽質アルキルベンゼンを蒸留塔で分離し
た後、それに続く蒸留塔塔頂から目的とする溶剤を得
た。この溶剤の組成、性状を表1に示す。
が本発明の主旨を逸脱しない限りこれらに限定されるも
のではない。 (実施例1)プロピレンの重合により得られた沸点範囲
45〜150℃のノネンを主とするオレフィンを用い
て、フッ化水素触媒により25℃、1.1kg/cm2 の条
件でアルキル化を行い、得られた生成物から触媒を分離
して、その後、軽質アルキルベンゼンを蒸留塔で分離し
た後、それに続く蒸留塔塔頂から目的とする溶剤を得
た。この溶剤の組成、性状を表1に示す。
【0021】(実施例2)プロピレンの重合により得ら
れた沸点範囲170〜220℃のドデセンを主とするオ
レフィンを用いて、フッ化水素触媒により15℃、1.
1kg/cm2 の条件でアルキル化を行い、得られた生成物
から触媒を分離して、その後、軽質アルキルベンゼンを
蒸留塔で分離した後、それに続く蒸留塔塔頂から目的と
する溶剤を得た。この溶剤の組成、性状を表1に示す。
れた沸点範囲170〜220℃のドデセンを主とするオ
レフィンを用いて、フッ化水素触媒により15℃、1.
1kg/cm2 の条件でアルキル化を行い、得られた生成物
から触媒を分離して、その後、軽質アルキルベンゼンを
蒸留塔で分離した後、それに続く蒸留塔塔頂から目的と
する溶剤を得た。この溶剤の組成、性状を表1に示す。
【0022】(実施例3)実施例1および2で用いたオ
レフィンを1対0.3の容量割合で混合した混合オレフ
ィンを用いて、実施例1と同様にアルキル化を行い、蒸
留することにより目的とする溶剤を得た。この溶剤の組
成、性状を表1に示す。
レフィンを1対0.3の容量割合で混合した混合オレフ
ィンを用いて、実施例1と同様にアルキル化を行い、蒸
留することにより目的とする溶剤を得た。この溶剤の組
成、性状を表1に示す。
【0023】(実施例4)実施例1および2で得られた
溶剤を1対0.3の容量割合で混合することによりイン
キ用溶剤を製造した。この溶剤の組成、性状を表1に示
す。
溶剤を1対0.3の容量割合で混合することによりイン
キ用溶剤を製造した。この溶剤の組成、性状を表1に示
す。
【0024】(実施例5)実施例3で得られたインキ用
溶剤、および鉱油を核水素添加処理してなるナフテン系
炭化水素溶剤(比較例2の溶剤)を0.2対1の重量割
合で混合することによりインキ用溶剤を製造した。この
溶剤の組成、性状を表1に示す。
溶剤、および鉱油を核水素添加処理してなるナフテン系
炭化水素溶剤(比較例2の溶剤)を0.2対1の重量割
合で混合することによりインキ用溶剤を製造した。この
溶剤の組成、性状を表1に示す。
【0025】(比較例1〜2)比較例として使用した鉱
油系溶剤(比較例1)、および鉱油の核水素添加処理に
より得られた溶剤(比較例2)の組成、性状を表1に示
す。これらは、いずれも従来オフセットインキ用溶剤と
して使用されているものである。
油系溶剤(比較例1)、および鉱油の核水素添加処理に
より得られた溶剤(比較例2)の組成、性状を表1に示
す。これらは、いずれも従来オフセットインキ用溶剤と
して使用されているものである。
【0026】〔溶剤の評価試験〕 (ア)樹脂の溶解性 はじめに芳香族系石油樹脂またはロジン変性フェノール
樹脂を、等量の前記各溶剤に溶解させ、次に同一の溶剤
を徐々に加えることにより樹脂濃度を低減させ、白濁し
た時点における樹脂濃度でもって、樹脂の溶解性の基準
とした。より低い樹脂濃度を示す溶剤の方が、樹脂に対
する溶解性が優れているといえる。 ロジン変性フェノール樹脂:荒川化学(株)製、「タマ
ノール354」 芳香族系石油樹脂:日本石油化学(株)製、「NP−1
70」
樹脂を、等量の前記各溶剤に溶解させ、次に同一の溶剤
を徐々に加えることにより樹脂濃度を低減させ、白濁し
た時点における樹脂濃度でもって、樹脂の溶解性の基準
とした。より低い樹脂濃度を示す溶剤の方が、樹脂に対
する溶解性が優れているといえる。 ロジン変性フェノール樹脂:荒川化学(株)製、「タマ
ノール354」 芳香族系石油樹脂:日本石油化学(株)製、「NP−1
70」
【0027】(イ)インキの貯蔵安定性 オフセット輪転用の代表的配合例である下記の処方でイ
ンキを調整した。 処方 wt% ロジン変性フェノール樹脂 32.5 亜麻仁油 13.0 顔料(カーミン6B) 17.5 溶剤 37.0 計 100.0 ロジン変性フェノール樹脂:荒川化学(株)製、「タマノール354」
ンキを調整した。 処方 wt% ロジン変性フェノール樹脂 32.5 亜麻仁油 13.0 顔料(カーミン6B) 17.5 溶剤 37.0 計 100.0 ロジン変性フェノール樹脂:荒川化学(株)製、「タマノール354」
【0028】貯蔵安定性の評価方法:スプレッドメータ
ーに上記処方で配合したインキを入れ、25℃にて1分
後のインキの広がりの程度を測定する。インキ調製直後
の値と1カ月貯蔵後の値の比でもって貯蔵安定性とし
た。貯蔵安定性の変化しないものは、100の値であ
り、通常は100を超える値を示す。
ーに上記処方で配合したインキを入れ、25℃にて1分
後のインキの広がりの程度を測定する。インキ調製直後
の値と1カ月貯蔵後の値の比でもって貯蔵安定性とし
た。貯蔵安定性の変化しないものは、100の値であ
り、通常は100を超える値を示す。
【0029】(ロ)印刷物の光沢 上記(イ)のインキ配合処方でもって製造したインキ
0.4mlをRIテスターによりアート紙上に展色し、2
4時間放置後、60度−60度光沢計によりその光沢を
測定した。以上の結果はいずれも表1に示す。
0.4mlをRIテスターによりアート紙上に展色し、2
4時間放置後、60度−60度光沢計によりその光沢を
測定した。以上の結果はいずれも表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】
【発明の効果】本発明の印刷インキ用溶剤は以下のよう
な効果を奏する。 (1)法規制の対象であるベンゼン、トルエン、キシレ
ンなどの低分子芳香族炭化水素を含まないために環境汚
染の問題が生じない。すなわち、本発明のアルキルベン
ゼンは、労働省制定の「特定化学物質等障害予防規
制」、「有機溶剤中毒予防規制」および米国労働省制定
の「化学物質の危険有毒性の周知基準」などによる規制
の対象となっていない。 (2)アルキルベンゼンのアニリン点が低く、低温にお
ける樹脂の溶解性が増大し、冬場におけるインキ組成物
の安定性を向上させることができる。 (3)沸点範囲(特に初留)を調整することにより、高
速回転するオフセット印刷機のインキ飛散を防止するこ
とができる。 (4)沸点範囲(特にエンドポイント)を調整すること
によりインキの乾燥速度を早めることができ、印刷速度
を向上させることができる。本発明の印刷インキ用溶剤
により従来の課題を解決できた意義は大きく、その産業
上の利用価値は甚だ大きい。
な効果を奏する。 (1)法規制の対象であるベンゼン、トルエン、キシレ
ンなどの低分子芳香族炭化水素を含まないために環境汚
染の問題が生じない。すなわち、本発明のアルキルベン
ゼンは、労働省制定の「特定化学物質等障害予防規
制」、「有機溶剤中毒予防規制」および米国労働省制定
の「化学物質の危険有毒性の周知基準」などによる規制
の対象となっていない。 (2)アルキルベンゼンのアニリン点が低く、低温にお
ける樹脂の溶解性が増大し、冬場におけるインキ組成物
の安定性を向上させることができる。 (3)沸点範囲(特に初留)を調整することにより、高
速回転するオフセット印刷機のインキ飛散を防止するこ
とができる。 (4)沸点範囲(特にエンドポイント)を調整すること
によりインキの乾燥速度を早めることができ、印刷速度
を向上させることができる。本発明の印刷インキ用溶剤
により従来の課題を解決できた意義は大きく、その産業
上の利用価値は甚だ大きい。
Claims (3)
- 【請求項1】 プロピレンオリゴマーと低級アルキルベ
ンゼンとをフッ化水素または硫酸触媒の存在下に反応さ
せ、ついで蒸留することにより得られる沸点230〜3
00℃の範囲にある成分を主とする留分からなる印刷イ
ンキ用溶剤。 - 【請求項2】 ナフテン系炭化水素および前記特許請求
の範囲第1項記載の留分からなることを特徴とする印刷
インキ用溶剤組成物。 - 【請求項3】 前記ナフテン系炭化水素が、鉱油を核水
素添加してなるものである請求項2記載の印刷インキ用
溶剤組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20612192A JP3168483B2 (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | 印刷インキ用溶剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20612192A JP3168483B2 (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | 印刷インキ用溶剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0625580A true JPH0625580A (ja) | 1994-02-01 |
| JP3168483B2 JP3168483B2 (ja) | 2001-05-21 |
Family
ID=16518144
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20612192A Expired - Fee Related JP3168483B2 (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | 印刷インキ用溶剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3168483B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7550065B2 (en) * | 2005-04-21 | 2009-06-23 | Lyondell Chemical Technology, L.P. | Method for recovering solvents |
-
1992
- 1992-07-09 JP JP20612192A patent/JP3168483B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7550065B2 (en) * | 2005-04-21 | 2009-06-23 | Lyondell Chemical Technology, L.P. | Method for recovering solvents |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3168483B2 (ja) | 2001-05-21 |
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