JPH062590U - フラットケーブルの端末保護構造 - Google Patents

フラットケーブルの端末保護構造

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JPH062590U
JPH062590U JP4080492U JP4080492U JPH062590U JP H062590 U JPH062590 U JP H062590U JP 4080492 U JP4080492 U JP 4080492U JP 4080492 U JP4080492 U JP 4080492U JP H062590 U JPH062590 U JP H062590U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 部品点数が少なく、かつ作業工数も少なくて
済むフラットケーブル端末保護構造を提供する。 【構成】 フラットケーブル20の導体部23を露出さ
せた端末部21を折り返して重合部22を形成し、フラ
ットケーブル20のフラットケーブル本体部24に対し
て端末部21を交差する方向へ方向転換させ、端末部2
1に隣接する部分をハウジング10へ収納するフラット
ケーブル20の端末保護構造であって、ハウジング10
の一側端面11に、フラットケーブル20の厚さ相当幅
を有してフラットケーブル本体部24を収容する幅狭部
13及びその略倍の幅を有して重合部22を含めた端末
部21を収容する幅広部14とを隣接して有した段付き
の収納溝12を設け、幅狭部13に収容したフラットケ
ーブル本体部24の指向方向におけるハウジング10の
端面に、幅狭部13に連通してフラットケーブル本体部
24を延出させる開口13aを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、フラットケーブルの端末保護構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、車両のハンドル部中央の機能部品等に配線を行う場合、固定部と回転 部間の電気的接続が必要となる。従来、そのための方法として、固定体と回転体 との間に空間を確保し、この空間内に螺旋状に巻いたフラットケーブルを収容し て、このフラットケーブルで固定体と回転体間の相対回転変位を吸収するように したものがある。これは、フラットケーブルの可撓性に着目した利用例であり、 これによりブラシレスで回転体と固定体間の電気的接続が可能となる。
【0003】 図8は、その一例を示している(実開昭61−79486号公報参照)。1は 筒状の固定体、2はその内部に挿入される回転体で、固定体1と回転体2間に確 保される空間に、螺旋状に巻かれたフラットケーブル3が収容されている。そし て、フラットケーブル3の一端が固定体1側のリード線4に接続され、他端が回 転体2側のリード線5に接続され、それにより固定体1側のリード線4と回転体 2側のリード線5との接続が行われている。
【0004】 この場合、固定体1側においては、フラットケーブル3の端末が接続部6でリ ード線4と接続され、該リード線4が湾曲されることにより、その引き出し方向 が90度方向転換されている。そして、方向転換されたリード線4は、支持枠7 内に嵌合された係止板8に係止され、支持枠7内に樹脂が充填固化されることに より、リード線4との接続部6を含めて、フラットケーブル3の端末部が絶縁保 護されている。また、フラットケーブル3には引張り力が作用するので、それに 対抗するため、フラットケーブル3の端部付近が、ブロック9によって固定体1 に固定されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記のように、従来では、90度方向転換してリード線を引き出す箇所におい てフラットケーブルの端末を固定したり保護したりする場合、接続部6に樹脂モ ールドを施したり、係止板8やブロック9を用いていた。そのため、部品点数が 多く、作業工数が多くかかるという問題があった。
【0006】 そこで、本考案は、部品点数が少なく、かつ作業工数も少なくて済むフラット ケーブルの端末保護構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するため、フラットケーブル本体部の導体部を露出 させた端末部を折り返して重合部を形成し、前記フラットケーブルの本体部に対 して端末部を交差する方向へ方向転換させ、前記フラットケーブルの端末部に隣 接する部分をハウジングへ収納するフラットケーブルの端末保護構造であって、 前記ハウジングの一側端面に、前記フラットケーブルの厚さ相当幅を有して前記 本体部を収容する幅狭部及びその略倍の幅を有して前記重合部を含めた端末部を 収容する幅広部とを隣接して有した段付きの収納溝を設け、前記幅狭部に収容し たフラットケーブル本体部の指向方向におけるハウジングの端面に、前記幅狭部 に連通して前記フラットケーブル本体部を延出させる開口を設け、前記幅広部に 収容した端末部の指向方向におけるハウジングの端面に、前記幅広部に連通して 前記端末部の導体部に接続した電線を延出させる電線挿通孔を設けたことを特徴 としている。
【0008】
【作用】
本考案の端末保護構造を作る場合には、まず、フラットケーブルの端末部を、 例えば45度に折り曲げて重合させ、ハウジングの収納溝に対向配置する。一方 、ハウジングの反対面に設けた挿入孔から電線を挿入して、電線の先端をフラッ トケーブルの端末部と対向させ、その導体部へ電気的に接合する。ついで、その 状態で収納溝にフラットケーブルの端部を挿入し、フラットケーブルの重合部を 収納溝の幅広部に位置させるとともに、フラットケーブル本体部を幅狭部に位置 させる。
【0009】 その際、フラットケーブルの端末部を折り曲げて重合させているので、その部 分の剛性がアップし、それにより挿入作業が容易となる。また、その重合部が、 収納溝の段部(幅狭部と幅広部の境の段部)に当たることで、挿入時のガイドに なると共にフラットケーブルに作用する引張り力に対抗することができる。折り 曲げによる重合部がないと、前記引張り力が直接電線との接続部に作用すること になるが、折り曲げによる重合部と収納溝内の段部の係合により、これらの部分 がストッパ作用を果たすことになる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1〜図7を参照しながら説明する。
【0011】 図1は本考案の一実施例の分解斜視図であり、この図において、10はハウジ ング、20はフラットケーブル、30は電線である。
【0012】 ハウジング10はL字状の絶縁板(例えば硬質の樹脂やゴム等)からなるもの で、一側端面11に、フラットケーブル20を収容するための収容溝12が設け られている。この収納溝12は、図2に示すように、幅狭部13と幅広部14と を有する段付きのものである。
【0013】 フラットケーブル20は、図1に示すように、端末部21が約45度に折り曲 げられることで重合されており、それにより、フラットケーブル20の端末部2 1が、フラットケーブル20の延長方向と略直交する方向に90度方向転換させ られている。この端末21aは、重合部22より若干突出しており、先端には導 体部23が露出している。
【0014】 前記収納溝12の幅狭部13と幅広部14は、このように形成されたフラット ケーブル20の端末部21の形状に合わせて、それをちょうど収容できる空間と して形成されている。
【0015】 すなわち、幅狭部13の寸法は、溝幅H1(図2参照)が、フラットケーブル 20のフラットケーブル本体部24の厚さ、つまりフラットケーブル20の一枚 の厚さT1と同程度に設定され、溝深さH2が、フラットケーブル20の幅T2 と同程度に設定されている。
【0016】 また、幅広部14の寸法は、溝幅H3(図2参照)が、フラットケーブル20 の端部の重合部22の厚さ、つまりフラットケーブル20の厚さT1の2倍の厚 さT3と同程度に設定され、溝深さH4が、フラットケーブル20の折り返し部 の長さ寸法T4、つまりフラットケーブル20の幅T2と同端末部21の突出長 さ(導体23の突出寸法を含む)T5との合計寸法と同程度に設定されている。 また、溝長さH5は、フラットケーブル20の幅T2相当に設定されている。
【0017】 なお、幅狭部13と幅広部14は、一方の内側面が共通の平面で構成され、他 方の内側面が互いに異なる平面で構成されており、他方の内側面側に、ストッパ 兼ガイドとして機能する段部15が形成されている。また、幅狭部13に収容し たフラットケーブル本体部24の指向方向となるハウジング10の端面10aに は、幅狭部13に連通して本体部を延出させる開口13aが設けられている。
【0018】 前記幅広部14に収容する端末部12の指向方向におけるハウジング10の他 方の側端面16には、収納溝12の幅広部14に対向連通させた電線挿通孔17 が穿設されている。この場合の電線挿通孔17は、幅広部14の奥端に連通した 上で、一側端面11にまで同一径(電線の絶縁被覆の外径程度)のまま突き抜け ている。これは、電線30の挿入時に、反対側まで引き出すためである。電線挿 通孔17は、フラットケーブル20の導体部23の本数と同じ個数だけ設けられ ている。幅広部14と電線挿通孔17の連通部には、図6に示すように、導体部 23と電線30の芯線部31との接続部40同士を仕切るための仕切壁18が形 成されており、各導体接続部40間を絶縁するようになっている。
【0019】 次に、このフラットケーブル端末保護構造の組立手順について述べる。
【0020】 組立に当たっては、まず、図1に示すように、フラットケーブル20の端末部 21の導体部23を露出させた後、フラットケーブル20の端部を斜め45度に 折り曲げて重合させ、端末部21を90度方向転換させる。この場合の重合部2 2はそのままの状態にしてもよいし、接着あるいは融着等により合わせ面を固着 してもよい。なお、導体部23の露出は、フラットケーブル20の折り曲げ後に 行ってもよい。
【0021】 次いで、このように構成したフラットケーブル20の端末部21を収納溝12 側に向けた姿勢で、ハウジング10の収納溝12に対向配置する。
【0022】 一方、ハウジング10の反対側の側端面16に設けた電線挿通孔17から、芯 線部31を露出させた電線30を挿入して(芯線部31は挿入後に露出させても よい)、図3に示すように、電線30の先端をハウジング10に貫通させ収納溝 12側から引き出す。そして、同先端をフラットケーブル20の端末部21と対 向させ、フラットケーブル20の導体部23と電線30の芯線部31とを半田付 け等により電気的に接合する。
【0023】 接合したら、その状態のまま電線30を引き戻すとともに、図3の矢印Aのよ うにフラットケーブル20をスライドさせて、ハウジング10の収納溝12にフ ラットケーブル20の端部を挿入する。すなわち、図5に示すように、フラット ケーブル20の重合部22を収納溝12の幅広部14に挿入するとともに、重合 部22に近接する非重合部を幅狭部13に挿入する。そして、これによりフラッ トケーブル20の端部がハウジング10内に収容され、図4、図5、図6に示す 構造ができ上がる。
【0024】 上記の組立作業の際、フラットケーブル20の端部が折り曲げにより重合され ているので、その部分の剛性がアップする。これにより、ハウジング10へのフ ラットケーブル20の挿入作業がやりやすくなる。また、重合させた部分の縁部 21bが収納溝12の段部15にガイドされるので、その点からも挿入作業が容 易となる。
【0025】 また、折り曲げによる重合部22の厚さは、収納溝12の幅狭部13の幅より も大きいので、図4に示すように、フラットケーブル20に矢印Bのような引張 り力が作用した場合にも、重合部22が段部15に当たることで、引張り力に対 抗することができ、張力が導体接続部40に及ぶことがなくなる。
【0026】 この場合、ハウジング10とフラットケーブル20の形状により、90度の方 向転換と、引っ張りに対する抵抗力保持の両機能を果すので、部品点数が少なく て済む。
【0027】 また、導体接続部40は、ハウジング10内にて確実に外部から遮蔽されて保 護されるので、絶縁のために樹脂モールドを施したりする必要がなく、作業工程 が著しく簡略化する。
【0028】 さらに、上記実施例では、ハウジング10の収納溝12の形状を、フラットケ ーブル20の端部形状に合致させているので、ハウジング10内部でのフラット ケーブル20のガタつきが抑えられる。
【0029】 なお、ハウジング10はゴムで構成してもよいし、硬質プラスチックで構成し てもよい。硬質プラスチックで構成した場合は、フラットケーブル20を接着剤 で固定するのが望ましい。また、ゴムで構成した場合は、防水性を高く保つこと ができる。
【0030】 図7に、上記のフラットケーブル端末保護構造の適用例を示す。この図におい て、50で示すものは、図8にて示した固定体1と類似の固定体である。固定体 50には支持枠51が設けられ、支持枠51の内側の固定体壁面には、固定体5 0の内方空間に通じるスリット52が形成されている。
【0031】 この固定体50に、上記構成のフラットケーブル端末保護構造を組み込むに当 たっては、フラットケーブル20と電線30を接続したハウジング10を支持枠 51内に収容し、フラットケーブル20をスリット52に通して固定体50の内 部空間に導き入れる。つまり、組み立て後のハウジング10を支持枠51内に挿 入するだけで、フラットケーブル20にかかる張力に抗して、電線30をフラッ トケーブル20と直交する方向に引き出す構造を実現することができる。
【0032】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、樹脂モールド等の手段を要せずに、フ ラットケーブルから方向転換した電線を引き出すことができるとともに、フラッ トケーブルに作用する張力が導体接続部に及ばないようにすることができる。し かも、特に必要な部品はハウジングだけであるから、部品点数の削減と、工数の 減少を共に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の分解斜視図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】本考案の一実施例の組立途中の斜視図である。
【図4】本考案の一実施例の組立状態の外観を示す斜視
図である。
【図5】図4のV−V矢視図である。
【図6】図4のVI−VI矢視断面図である。
【図7】本考案の一実施例の適用例を示す斜視図であ
る。
【図8】従来のフラットケーブル取付装置の例を示す斜
視図である。
【符号の説明】
10 ハウジング 11 一側端面 12 収納溝 13 幅狭部 13a 開口 14 幅広部 15 段部 17 電線挿通孔 20 フラットケーブル 21 端末部 22 重合部 23 導体部 24 フラットケーブル本体部 30 電線 31 芯線部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フラットケーブル本体部の導体部を露出
    させた端末部を折り返して重合部を形成し、前記フラッ
    トケーブルの本体部に対して端末部を交差する方向へ方
    向転換させ、前記フラットケーブルの端末部に隣接する
    部分をハウジングへ収納するフラットケーブルの端末保
    護構造であって、 前記ハウジングの一側端面に、前記フラットケーブルの
    厚さ相当幅を有して前記本体部を収容する幅狭部及びそ
    の略倍の幅を有して前記重合部を含めた端末部を収容す
    る幅広部とを隣接して有した段付きの収納溝を設け、 前記幅狭部に収容したフラットケーブル本体部の指向方
    向におけるハウジングの端面に、前記幅狭部に連通して
    前記フラットケーブル本体部を延出させる開口を設け、 前記幅広部に収容した端末部の指向方向におけるハウジ
    ングの端面に、前記幅広部に連通して前記端末部の導体
    部に接続した電線を延出させる電線挿通孔を設けたこと
    を特徴とするフラットケーブルの端末保護構造。
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