JPH0625938A - 織物及びその製造方法 - Google Patents
織物及びその製造方法Info
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- JPH0625938A JPH0625938A JP4252171A JP25217192A JPH0625938A JP H0625938 A JPH0625938 A JP H0625938A JP 4252171 A JP4252171 A JP 4252171A JP 25217192 A JP25217192 A JP 25217192A JP H0625938 A JPH0625938 A JP H0625938A
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06C—FINISHING, DRESSING, TENTERING OR STRETCHING TEXTILE FABRICS
- D06C19/00—Breaking or softening of fabrics
Landscapes
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 風合いがソフトで且つこしのある織物が得ら
れるようにする。 【構成】 撚係数が3.0以下の単糸を用いて、アッセ
ンハースト(Ashenhurst)の理論密度計算式
による理論密度より高い密度で生地を製織し、この生地
を用いて織物を得るようにし、また生地の仕上げ工程に
おいて、生地をクラシングしたり、生地の少なくとも片
面を起毛させるようにした。
れるようにする。 【構成】 撚係数が3.0以下の単糸を用いて、アッセ
ンハースト(Ashenhurst)の理論密度計算式
による理論密度より高い密度で生地を製織し、この生地
を用いて織物を得るようにし、また生地の仕上げ工程に
おいて、生地をクラシングしたり、生地の少なくとも片
面を起毛させるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、織物及びその製造方
法に係り、更に詳しくは、風合いがソフトでしかもこし
のある織物と、その織物の製造方法に関するものであ
る。
法に係り、更に詳しくは、風合いがソフトでしかもこし
のある織物と、その織物の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、織物の風合いを改良するため
に、様々な機械的加工技術が多数開発されており、その
うちの幾つかの技術は現在商業的に実施されている。
に、様々な機械的加工技術が多数開発されており、その
うちの幾つかの技術は現在商業的に実施されている。
【0003】例えば、特公昭42−13419号公報に
示されるように、積極回転する熱シリンダーと、その外
周に圧接して回転する無端状ゴムベルトからなる、いわ
ゆるサンフォライズ機と呼ばれる圧迫収縮装置を用いて
織物の風合いを改良する方法や、特開昭62−6987
8号公報,実開昭62−170794号公報に示される
ように、織物の表及び裏を順次衝撃手段により機械的衝
撃にさらす方法、或いはタービンまたはコンプレッサー
により発生する圧縮空気を用いてロープ状にした織物を
金網に吹き飛ばして衝撃を与えてクラッシングする方法
等が存在している。
示されるように、積極回転する熱シリンダーと、その外
周に圧接して回転する無端状ゴムベルトからなる、いわ
ゆるサンフォライズ機と呼ばれる圧迫収縮装置を用いて
織物の風合いを改良する方法や、特開昭62−6987
8号公報,実開昭62−170794号公報に示される
ように、織物の表及び裏を順次衝撃手段により機械的衝
撃にさらす方法、或いはタービンまたはコンプレッサー
により発生する圧縮空気を用いてロープ状にした織物を
金網に吹き飛ばして衝撃を与えてクラッシングする方法
等が存在している。
【0004】しかし、このような機械的処理技術だけで
織物を処理するようにした場合、織物に対して充分なソ
フト性を付与することが困難であり、また織物に対して
充分なソフト性を付与するため、これらの処理条件を強
くすると、織物にソフト性は付与されるが、繊維の表面
が破損したり、織物の強度が著しく弱まり、織物が傷ん
で、こしのある織物が得られないという問題があった。
織物を処理するようにした場合、織物に対して充分なソ
フト性を付与することが困難であり、また織物に対して
充分なソフト性を付与するため、これらの処理条件を強
くすると、織物にソフト性は付与されるが、繊維の表面
が破損したり、織物の強度が著しく弱まり、織物が傷ん
で、こしのある織物が得られないという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、織物にお
ける上記のような問題を解決することを課題とするもの
であり、風合いがソフトで且つこしのある織物が得られ
るようにすることを課題とするものである。
ける上記のような問題を解決することを課題とするもの
であり、風合いがソフトで且つこしのある織物が得られ
るようにすることを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明においては、上
記のような課題を解決するため、撚係数が3.0以下の
単糸を用い、アッセンハースト(Ashenhurs
t)の理論密度計算式による理論密度より高い密度で製
織された生地を用いて織物を得るようにしたのである。
記のような課題を解決するため、撚係数が3.0以下の
単糸を用い、アッセンハースト(Ashenhurs
t)の理論密度計算式による理論密度より高い密度で製
織された生地を用いて織物を得るようにしたのである。
【0007】ここで、この発明において、上記の織物を
得るにあたり、撚係数が3.0以下の単糸を用いるよう
にしたのは、撚係数が大きい糸を用いると、得られる織
物の風合いが硬くなり、また単糸にかえて双糸を使用す
ると、撚係数が大きい糸を用いた場合と同様に、得られ
る織物の風合いが硬くなるためであり、好ましくは撚係
数が2.0程度の単糸を用いるようにする。なお、上記
の撚係数をKとした場合、K=t/N1/2 で表わされ
る。但し、tは糸の撚数(回/インチ),Nは糸の英式
綿番手である。
得るにあたり、撚係数が3.0以下の単糸を用いるよう
にしたのは、撚係数が大きい糸を用いると、得られる織
物の風合いが硬くなり、また単糸にかえて双糸を使用す
ると、撚係数が大きい糸を用いた場合と同様に、得られ
る織物の風合いが硬くなるためであり、好ましくは撚係
数が2.0程度の単糸を用いるようにする。なお、上記
の撚係数をKとした場合、K=t/N1/2 で表わされ
る。但し、tは糸の撚数(回/インチ),Nは糸の英式
綿番手である。
【0008】ここで、この発明において使用する糸を構
成する繊維としては、綿繊維,羊毛繊維等の様々な繊維
を用いることができるが、仕上げ等の点を考慮すると、
糸を構成する繊維として綿繊維を用いた場合に有効であ
り、綿糸の場合には、その番手が10〜80s、特徴を
出すためには40s以下の太番手のものを用いるように
することが好ましく、また、精紡回転数は、紡出調子及
び経済性の点から8000〜13000rpmにするこ
とが好ましい。
成する繊維としては、綿繊維,羊毛繊維等の様々な繊維
を用いることができるが、仕上げ等の点を考慮すると、
糸を構成する繊維として綿繊維を用いた場合に有効であ
り、綿糸の場合には、その番手が10〜80s、特徴を
出すためには40s以下の太番手のものを用いるように
することが好ましく、また、精紡回転数は、紡出調子及
び経済性の点から8000〜13000rpmにするこ
とが好ましい。
【0009】また、この発明において使用する糸を構成
する繊維としては、その繊維長が長く且つ繊度が細い繊
維を用いた方がソフトな織物が得られやすくなり、有効
繊維長としては32〜45mm、好ましくは32〜40
mm、繊度が3.4〜4.0μg/インチ、プレスレー
強力が95000〜112000Lb/インチ2 の繊維
を用いると良い。
する繊維としては、その繊維長が長く且つ繊度が細い繊
維を用いた方がソフトな織物が得られやすくなり、有効
繊維長としては32〜45mm、好ましくは32〜40
mm、繊度が3.4〜4.0μg/インチ、プレスレー
強力が95000〜112000Lb/インチ2 の繊維
を用いると良い。
【0010】また、この発明において使用する糸とし
て、カード糸とコーマ糸とを比較すれば、コーマ糸の方
が好適であり、そのコーマスライバーにおける短繊維含
有率は15%以下、好ましくは10%程度、糸分解繊維
における短繊維含有率は20%以下、好ましくは15%
程度のものを用いる。
て、カード糸とコーマ糸とを比較すれば、コーマ糸の方
が好適であり、そのコーマスライバーにおける短繊維含
有率は15%以下、好ましくは10%程度、糸分解繊維
における短繊維含有率は20%以下、好ましくは15%
程度のものを用いる。
【0011】また、この発明において、上記のような撚
係数が3.0以下の単糸を用いて生地を製織するにあた
り、その糸の密度がアッセンハーストの理論密度計算式
による理論密度より高い密度になるようにしたのは、上
記のように撚係数が3.0以下と撚係数の低い単糸を用
いて、一般の織物と同様に、アッセンハーストの理論密
度計算式による理論密度に合った製織を行なうと、こし
のある織物が得られなくなるためである。なお、糸の密
度は、アッセンハースの理論密度計算式による理論密度
の102〜120%程度にすることが好ましい。
係数が3.0以下の単糸を用いて生地を製織するにあた
り、その糸の密度がアッセンハーストの理論密度計算式
による理論密度より高い密度になるようにしたのは、上
記のように撚係数が3.0以下と撚係数の低い単糸を用
いて、一般の織物と同様に、アッセンハーストの理論密
度計算式による理論密度に合った製織を行なうと、こし
のある織物が得られなくなるためである。なお、糸の密
度は、アッセンハースの理論密度計算式による理論密度
の102〜120%程度にすることが好ましい。
【0012】ここで、アッセンハーストの理論密度計算
式により求められる織物1インチ間に含まれる理論密度
tは、経糸と緯糸が同番手である場合、下記の(1)式
で表わされる。
式により求められる織物1インチ間に含まれる理論密度
tは、経糸と緯糸が同番手である場合、下記の(1)式
で表わされる。
【0013】t=(D×n)/(n+s) (1) なお、上記の式(1)中において、Dは1インチ間に重
ならずに密接して並べられる直径数、nは組織1循環中
の糸数、sは組織循環中の交差度数であり、上記n及び
sの値は、平織の場合には、n=2,s=1であり、2
/2斜紋織の場合には、n=4,s=2であり、1/
3,3/1斜紋織の場合には、n=8,s=4である。
また、上記Dは下記の式(2)で表わされる。 D=K(1lb当たりの糸長)1/2 =K(840×N)1/2 (2) 上記の式(2)中において、Kは原料によって定まる定
数であり、綿糸の場合0.93,梳毛糸の場合0.9
0,紡毛糸の場合0.85,麻糸の場合0.90であ
り、Nは英式綿番手である。
ならずに密接して並べられる直径数、nは組織1循環中
の糸数、sは組織循環中の交差度数であり、上記n及び
sの値は、平織の場合には、n=2,s=1であり、2
/2斜紋織の場合には、n=4,s=2であり、1/
3,3/1斜紋織の場合には、n=8,s=4である。
また、上記Dは下記の式(2)で表わされる。 D=K(1lb当たりの糸長)1/2 =K(840×N)1/2 (2) 上記の式(2)中において、Kは原料によって定まる定
数であり、綿糸の場合0.93,梳毛糸の場合0.9
0,紡毛糸の場合0.85,麻糸の場合0.90であ
り、Nは英式綿番手である。
【0014】また、経糸と緯糸とが異番手の場合アッセ
ンハーストの理論密度計算式により求められる織物1イ
ンチ間に含まれる理論経糸密度tW 及び理論緯糸密度t
F は下記の式(3)及び(4)で表わされる。なお、こ
の式(3)及び(4)のD及びsにおける添字W は経糸
の場合を、F は緯糸の場合を示す。 tW =(DW ×DF ×n)/(DF ×n+DW ×sF ) (3) tF =(DW ×DF ×n)/(DW ×n+DF ×sW ) (4)
ンハーストの理論密度計算式により求められる織物1イ
ンチ間に含まれる理論経糸密度tW 及び理論緯糸密度t
F は下記の式(3)及び(4)で表わされる。なお、こ
の式(3)及び(4)のD及びsにおける添字W は経糸
の場合を、F は緯糸の場合を示す。 tW =(DW ×DF ×n)/(DF ×n+DW ×sF ) (3) tF =(DW ×DF ×n)/(DW ×n+DF ×sW ) (4)
【0015】次に、上記のようにして製織された生地を
仕上げて織物を得るにあたっては、公知の様々な方法を
用いることができる。
仕上げて織物を得るにあたっては、公知の様々な方法を
用いることができる。
【0016】ここで、上記のように製織された生地を仕
上げる仕上げ工程において、精練を行うにあたっては、
風合いがソフトな織物が得られるようにするため、生地
を圧力室内において102〜160℃の高温水蒸気と接
触させ、水酸化ナトリウムを用いて30〜300秒程度
の短時間で精練を行うようにすることが好ましい。
上げる仕上げ工程において、精練を行うにあたっては、
風合いがソフトな織物が得られるようにするため、生地
を圧力室内において102〜160℃の高温水蒸気と接
触させ、水酸化ナトリウムを用いて30〜300秒程度
の短時間で精練を行うようにすることが好ましい。
【0017】また、仕上げ工程において、生地を漂白す
るにあたっては、一般に知られている過酸化水素による
漂白、亜塩素酸ソーダによる漂白等の何れであってもよ
いが、得られる織物の風合いをソフトにするためには、
亜塩素酸ソーダを用いて漂白することが好ましい。
るにあたっては、一般に知られている過酸化水素による
漂白、亜塩素酸ソーダによる漂白等の何れであってもよ
いが、得られる織物の風合いをソフトにするためには、
亜塩素酸ソーダを用いて漂白することが好ましい。
【0018】また、仕上げ工程において、マーセル化
(シルケット加工)を行なうにあたっては、通常、水酸
化ナトリウムの濃度を200g/リットルにして常温で
処理を行なうが、得られる織物の風合いをソフトにする
ためには、水酸化ナトリウムの濃度を120〜160g
/リットルにし、温度30〜50℃で処理を行なうよう
にすることが好ましい。
(シルケット加工)を行なうにあたっては、通常、水酸
化ナトリウムの濃度を200g/リットルにして常温で
処理を行なうが、得られる織物の風合いをソフトにする
ためには、水酸化ナトリウムの濃度を120〜160g
/リットルにし、温度30〜50℃で処理を行なうよう
にすることが好ましい。
【0019】さらに、上記のように処理した生地を乾燥
させるにあたっては、一般にテンター乾燥やシリンダー
乾燥が行なわれるが、風合いがソフトな織物を得るため
には、生地をテンター乾燥させるようにすることが好ま
しい。
させるにあたっては、一般にテンター乾燥やシリンダー
乾燥が行なわれるが、風合いがソフトな織物を得るため
には、生地をテンター乾燥させるようにすることが好ま
しい。
【0020】さらに、得られる織物をよりソフトに仕上
げるため、仕上げ工程において、織物にクラッシングを
行なうようにすることが好ましい。
げるため、仕上げ工程において、織物にクラッシングを
行なうようにすることが好ましい。
【0021】ここで、織物にクラッシングを行なうにあ
たっては、一般に、図1に示すようなクラッシング加工
機を用いるようにする。
たっては、一般に、図1に示すようなクラッシング加工
機を用いるようにする。
【0022】このクラッシング加工機は、同図に示すよ
うに、ベンチュリーチューブ1とこのベンチュリーチュ
ーブ1に圧縮空気を送るタービン2と、上記ベンチュリ
ーチューブ1の出口側に設けた金網3と、ベンチュリー
チューブ1の入口側に設けた一対の絞りシリンダー4,
4と、処理を行なう織物5を滞留させるスクレー6と、
蒸気を吹き出す蒸気吹出口7と、スクレー6に滞留され
た織物5を引き上げて上記の絞りシリンダー4,4間に
導く案内ローラ8を有している。
うに、ベンチュリーチューブ1とこのベンチュリーチュ
ーブ1に圧縮空気を送るタービン2と、上記ベンチュリ
ーチューブ1の出口側に設けた金網3と、ベンチュリー
チューブ1の入口側に設けた一対の絞りシリンダー4,
4と、処理を行なう織物5を滞留させるスクレー6と、
蒸気を吹き出す蒸気吹出口7と、スクレー6に滞留され
た織物5を引き上げて上記の絞りシリンダー4,4間に
導く案内ローラ8を有している。
【0023】そして、このクラッシング加工機を用いて
織物5をクラッシングするにあたっては、この織物5を
ロープ状にして前記絞りシリンダー4,4間に導入し、
次いでこの織物5をベンチュリーチューブ1に導き、タ
ービン2からの圧縮空気により織物5に衝撃を与えなが
らベンチュリーチューブ1内に送り、このベンチュリー
チューブ1から織物5を金網3に打ちつけてクラッシン
グさせた後、この織物5をスクレー6に一時的に滞留さ
せ、その後、スクレー6に滞留された織物5を上記案内
ローラ8によって引き上げて、この織物5を再度絞りシ
リンダー4,4間に導くようにすると共に、上記織物5
の両端部を縫合させて無端状にし、上記の操作を繰り返
して行ない、織物5を何度もクラッシングさせて、織物
5にソフトな風合いを与えるようにする。
織物5をクラッシングするにあたっては、この織物5を
ロープ状にして前記絞りシリンダー4,4間に導入し、
次いでこの織物5をベンチュリーチューブ1に導き、タ
ービン2からの圧縮空気により織物5に衝撃を与えなが
らベンチュリーチューブ1内に送り、このベンチュリー
チューブ1から織物5を金網3に打ちつけてクラッシン
グさせた後、この織物5をスクレー6に一時的に滞留さ
せ、その後、スクレー6に滞留された織物5を上記案内
ローラ8によって引き上げて、この織物5を再度絞りシ
リンダー4,4間に導くようにすると共に、上記織物5
の両端部を縫合させて無端状にし、上記の操作を繰り返
して行ない、織物5を何度もクラッシングさせて、織物
5にソフトな風合いを与えるようにする。
【0024】ここで、織物5に上記のようなクラッシン
グをおこなうにあたっては、一般に織物の速度を300
〜1000m/min,処理温度を40〜120℃,織
物の水分率を0〜70%,クラッシング回数を30〜3
00回行なうようにすると共に、上記織物を構成する繊
維の素材によっては上記の蒸気吹出口7からスチーミン
グを行なうようにする。なお、このように織物5をクラ
ッシングする場合、クラッシングされた織物5の川端式
風合試験法(KES)による5°における剪断ヒステリ
シス幅2H5が5gf/cm以下になるようにすること
が好ましい。
グをおこなうにあたっては、一般に織物の速度を300
〜1000m/min,処理温度を40〜120℃,織
物の水分率を0〜70%,クラッシング回数を30〜3
00回行なうようにすると共に、上記織物を構成する繊
維の素材によっては上記の蒸気吹出口7からスチーミン
グを行なうようにする。なお、このように織物5をクラ
ッシングする場合、クラッシングされた織物5の川端式
風合試験法(KES)による5°における剪断ヒステリ
シス幅2H5が5gf/cm以下になるようにすること
が好ましい。
【0025】さらに、上記のようにクラッシングした織
物を仕上げるにあたっては、図2に示すような圧迫収縮
機を用いて織物を圧迫収縮させ、その風合いを改良させ
るようにすることが好ましい。
物を仕上げるにあたっては、図2に示すような圧迫収縮
機を用いて織物を圧迫収縮させ、その風合いを改良させ
るようにすることが好ましい。
【0026】ここで、図2に示す圧迫収縮機において
は、積極回転する熱シリンダー11の外周に送りローラ
15によって送られる無端状ゴムベルト12を圧接さ
せ、上記のようにクラッシング処理された織物5を上記
の熱シリンダー11とこの無端状ゴムベルト12との間
に導き、熱シリンダー11と無端状ゴムベルト12との
間の圧接部分13を通過させて、上記無端状ゴムベルト
12の圧縮・収縮作用により、上記織物5における風合
いを改良させるようにする。
は、積極回転する熱シリンダー11の外周に送りローラ
15によって送られる無端状ゴムベルト12を圧接さ
せ、上記のようにクラッシング処理された織物5を上記
の熱シリンダー11とこの無端状ゴムベルト12との間
に導き、熱シリンダー11と無端状ゴムベルト12との
間の圧接部分13を通過させて、上記無端状ゴムベルト
12の圧縮・収縮作用により、上記織物5における風合
いを改良させるようにする。
【0027】さらに、得られる織物の表面の感触を改善
するため、その少なくとも片面を起毛させることが好ま
しく、織物の表面を起毛させるにあたっては、一般に行
なわれているエメリー起毛、針布起毛の何れであっても
よいが、織物にソフトな風合いを与えるため、エメリー
起毛を行なうようにすることが好ましい。
するため、その少なくとも片面を起毛させることが好ま
しく、織物の表面を起毛させるにあたっては、一般に行
なわれているエメリー起毛、針布起毛の何れであっても
よいが、織物にソフトな風合いを与えるため、エメリー
起毛を行なうようにすることが好ましい。
【0028】
【作用】この発明においては、上記のように撚係数が
3.0以下の単糸を用いて、アッセンハーストの理論密
度計算式による理論密度より高い密度で製織した生地を
用いるようにしたため、撚係数の少ない単糸による製織
により、得られた織物にソフト性が付与される一方、そ
の織密度を理論密度より高くしたため、こしの強い織物
が得られるようになる。
3.0以下の単糸を用いて、アッセンハーストの理論密
度計算式による理論密度より高い密度で製織した生地を
用いるようにしたため、撚係数の少ない単糸による製織
により、得られた織物にソフト性が付与される一方、そ
の織密度を理論密度より高くしたため、こしの強い織物
が得られるようになる。
【0029】また、上記のように製織された生地をクラ
ッシングさせると、生地に揉み効果や収縮効果が付与さ
れ、よりソフトでドレープ性が良好な織物が得られるよ
うになる。
ッシングさせると、生地に揉み効果や収縮効果が付与さ
れ、よりソフトでドレープ性が良好な織物が得られるよ
うになる。
【0030】さらに、織物の少なくとも片面を起毛させ
ると、この起毛によって肌触りの良い織物が得られるよ
うになる。
ると、この起毛によって肌触りの良い織物が得られるよ
うになる。
【0031】
【実施例】以下、この発明の実施例に係る織物及びその
製造方法について具体的に説明すると共に、比較例を挙
げ、この発明の実施例によると、風合いがソフトでしか
もこしのある織物が得られることを明らかにする。
製造方法について具体的に説明すると共に、比較例を挙
げ、この発明の実施例によると、風合いがソフトでしか
もこしのある織物が得られることを明らかにする。
【0032】(実施例1)この実施例においては、単繊
維繊度が3.6μg/インチ,繊維長が36mmの綿繊
維を用い、撚係数が2.0で26番単糸からなる綿紡績
単糸を得た。
維繊度が3.6μg/インチ,繊維長が36mmの綿繊
維を用い、撚係数が2.0で26番単糸からなる綿紡績
単糸を得た。
【0033】そして、この綿紡績単糸を用いて平織を行
ない、経糸密度が124本/インチ,緯糸密度が66本
/インチになるように製織し、経糸+緯糸の密度が19
0本/インチになった生地を得た。
ない、経糸密度が124本/インチ,緯糸密度が66本
/インチになるように製織し、経糸+緯糸の密度が19
0本/インチになった生地を得た。
【0034】ここで、前記のアッセンハーストの理論密
度計算式による理論密度tを求めると、前記の(2)式
における定数Kは綿の場合の0.93、英式綿番手Nは
26となり、前記D(本)の値は、 D=0.93(840×26)1/2 =137.44
(本) となり、また前記の(1)式におけるnやsは平織であ
るため、n=2,s=1となり、上記D(本)の値とあ
わせて前記(1)式に代入して、その理論密度t(本/
インチ)を求めると、 t=137.44×2/(2+1)=91.62(本/
インチ) となり、また経糸+緯糸の理論密度を求めると、91.
62×2=183.24本/インチとなり、これに比べ
ると、この実施例における生地は、その経糸+緯糸の密
度が高くなっていた。
度計算式による理論密度tを求めると、前記の(2)式
における定数Kは綿の場合の0.93、英式綿番手Nは
26となり、前記D(本)の値は、 D=0.93(840×26)1/2 =137.44
(本) となり、また前記の(1)式におけるnやsは平織であ
るため、n=2,s=1となり、上記D(本)の値とあ
わせて前記(1)式に代入して、その理論密度t(本/
インチ)を求めると、 t=137.44×2/(2+1)=91.62(本/
インチ) となり、また経糸+緯糸の理論密度を求めると、91.
62×2=183.24本/インチとなり、これに比べ
ると、この実施例における生地は、その経糸+緯糸の密
度が高くなっていた。
【0035】そして、上記のように製織した生地に水酸
化ナトリウム50g/リットルを絞り率100%で付与
し、その後、この生地を山東鉄工所社製の連続式高圧ス
チーマーにより160℃で60秒間精練した。
化ナトリウム50g/リットルを絞り率100%で付与
し、その後、この生地を山東鉄工所社製の連続式高圧ス
チーマーにより160℃で60秒間精練した。
【0036】次いで、このように精練した生地を亜塩素
酸ソーダを用いて公知の方法で漂白し、その後、これを
洗浄して乾燥させた。
酸ソーダを用いて公知の方法で漂白し、その後、これを
洗浄して乾燥させた。
【0037】次いで、水酸化ナトリウム160g/リッ
トルを用いて、上記の生地を40℃で公知の方法により
シルケット加工し、その後、この生地を洗浄し、テンタ
ーを用いて乾燥させた。
トルを用いて、上記の生地を40℃で公知の方法により
シルケット加工し、その後、この生地を洗浄し、テンタ
ーを用いて乾燥させた。
【0038】次に、柔軟剤として、メチルシリコン(共
栄社油脂株式会社製,ライトシリコンR167)30g
/リットル,アニオン・ノニオン系柔軟剤(高松油脂株
式会社製,アクリナーW310)30g/リットルから
なる処理液を用い、この処理液中に上記の生地を通過さ
せ、ピックアップ率70%に搾液した後、これを乾燥さ
せた。
栄社油脂株式会社製,ライトシリコンR167)30g
/リットル,アニオン・ノニオン系柔軟剤(高松油脂株
式会社製,アクリナーW310)30g/リットルから
なる処理液を用い、この処理液中に上記の生地を通過さ
せ、ピックアップ率70%に搾液した後、これを乾燥さ
せた。
【0039】そして、このように柔軟剤を付与した生地
を、前記の図1に示すクラッシング加工機を用いてクラ
ッシングさせるようにした。
を、前記の図1に示すクラッシング加工機を用いてクラ
ッシングさせるようにした。
【0040】ここで、上記の生地に対してクラッシング
を行なうにあたっては、生地速度を850m/min,
処理温度を100℃,水分率を30%にし、クラッシン
グ回数を70回にして、上記生地をクラッシングした。
を行なうにあたっては、生地速度を850m/min,
処理温度を100℃,水分率を30%にし、クラッシン
グ回数を70回にして、上記生地をクラッシングした。
【0041】次いで、このようにクラッシングした生地
を、前記の図2に示す圧迫収縮機を用いて圧迫収縮さ
せ、この実施例の織物を得た。なお、このようにして得
られた織物は、その経糸密度が130本/インチ,緯糸
密度が66本/インチで、経糸密度+緯糸密度が196
本/インチであり、仕上げ工程を通した後も、アッセン
ハーストの理論密度よりその経糸+緯糸の密度が高くな
っていた。
を、前記の図2に示す圧迫収縮機を用いて圧迫収縮さ
せ、この実施例の織物を得た。なお、このようにして得
られた織物は、その経糸密度が130本/インチ,緯糸
密度が66本/インチで、経糸密度+緯糸密度が196
本/インチであり、仕上げ工程を通した後も、アッセン
ハーストの理論密度よりその経糸+緯糸の密度が高くな
っていた。
【0042】そして、このようにして得たこの実施例の
織物について、川端式風合試験法(KES)による剪断
変形特性の試験を行ない、5°における剪断ヒステリシ
ス幅2H5を測定したところ、その値は2.77gf/
cmであり、ソフトな風合いでかつこしがあり、更に縫
製性の良い織物が得られた。
織物について、川端式風合試験法(KES)による剪断
変形特性の試験を行ない、5°における剪断ヒステリシ
ス幅2H5を測定したところ、その値は2.77gf/
cmであり、ソフトな風合いでかつこしがあり、更に縫
製性の良い織物が得られた。
【0043】(実施例2)この実施例においては、柔軟
剤を付与する工程までは上記の実施例1の場合と同様に
し、柔軟剤を付与した後、エメリー起毛機によって生地
の表面を起毛させるようにした。
剤を付与する工程までは上記の実施例1の場合と同様に
し、柔軟剤を付与した後、エメリー起毛機によって生地
の表面を起毛させるようにした。
【0044】そして、このように生地の表面を起毛させ
た後は、上記実施例1の場合と同様にして、生地をクラ
ッシングし、さらに圧迫収縮してこの実施例の織物を得
た。
た後は、上記実施例1の場合と同様にして、生地をクラ
ッシングし、さらに圧迫収縮してこの実施例の織物を得
た。
【0045】このように柔軟剤を付与した後、エメリー
起毛機で起毛させたこの実施例の織物は、上記実施例1
の織物と同様に、風合いがソフトでこしがある上に、さ
らに表面が起毛されているため、肌触りも良いものであ
った。
起毛機で起毛させたこの実施例の織物は、上記実施例1
の織物と同様に、風合いがソフトでこしがある上に、さ
らに表面が起毛されているため、肌触りも良いものであ
った。
【0046】(比較例1)この比較例においては、撚係
数が5.0になった26番単糸からなる綿紡績糸を用い
て平織を行ない、前記のアッセンハーストの理論密度計
算式で計算される理論密度と略対応するように、経糸密
度119本/インチ,緯糸密度63本/インチで製織し
て生地を得た。
数が5.0になった26番単糸からなる綿紡績糸を用い
て平織を行ない、前記のアッセンハーストの理論密度計
算式で計算される理論密度と略対応するように、経糸密
度119本/インチ,緯糸密度63本/インチで製織し
て生地を得た。
【0047】次に、このようにして製織した生地を、上
記実施例1の場合と同様にして仕上げを行なって、この
比較例の織物を得た。
記実施例1の場合と同様にして仕上げを行なって、この
比較例の織物を得た。
【0048】しかし、このようにして得たこの比較例の
織物は、上記実施例1の織物に比べて、ソフト性に欠け
るものであった。
織物は、上記実施例1の織物に比べて、ソフト性に欠け
るものであった。
【0049】また、上記比較例1の生地を仕上げるにあ
たって、クラッシング加工機によるクラッシングの条件
を強くすると、風合いはソフトになるが、繊維の表面が
破損したり、布帛の強度が不当に弱くなって、風合いが
低下し、こしのない織物しか得られなかった。
たって、クラッシング加工機によるクラッシングの条件
を強くすると、風合いはソフトになるが、繊維の表面が
破損したり、布帛の強度が不当に弱くなって、風合いが
低下し、こしのない織物しか得られなかった。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明において
は、撚係数が3.0以下の単糸を用いて、アッセンハー
ストの理論密度計算式による理論密度より高い密度で生
地を製織し、この生地を使用して織物を得るようにした
ため、得られた織物に撚係数の少ない単糸使いによるソ
フト性が付与され、また織物における糸の密度が理論密
度より高いため、織物におけるこしも強くなり、風合い
がソフトでしかもこしがあり、更に縫製性の良い織物が
得られるようになった。
は、撚係数が3.0以下の単糸を用いて、アッセンハー
ストの理論密度計算式による理論密度より高い密度で生
地を製織し、この生地を使用して織物を得るようにした
ため、得られた織物に撚係数の少ない単糸使いによるソ
フト性が付与され、また織物における糸の密度が理論密
度より高いため、織物におけるこしも強くなり、風合い
がソフトでしかもこしがあり、更に縫製性の良い織物が
得られるようになった。
【0051】また、上記のように製織した生地をクラッ
シングして仕上げるようにすると、クラッシングによっ
て生地に揉み効果や収縮効果が付与され、よりソフトで
ドレープ性が良好な織物が得られるようになった。
シングして仕上げるようにすると、クラッシングによっ
て生地に揉み効果や収縮効果が付与され、よりソフトで
ドレープ性が良好な織物が得られるようになった。
【0052】さらに、上記の織物の少なくとも片面を起
毛させると、この起毛によって織物の肌触りも良くな
り、風合いがソフトでこしがある上に、さらに肌触りも
良い織物が得られるようになった。
毛させると、この起毛によって織物の肌触りも良くな
り、風合いがソフトでこしがある上に、さらに肌触りも
良い織物が得られるようになった。
【図1】織物をクラッシングさせるのに使用したクラッ
シング加工機を示す概略図である。
シング加工機を示す概略図である。
【図2】織物を圧縮・収縮させて風合いを改良させるの
に使用する圧迫収縮機の要部を示す概略図である。
に使用する圧迫収縮機の要部を示す概略図である。
1 ベンチュリーチューブ 2 タービン 3 金網 4 絞りシリンダー 5 織物 6 スクレー 7 蒸気吹出口 8 案内ローラ 11 熱シリンダー 12 無端状ゴムベルト 13 圧接部分 14 案内ローラ 15 送りローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 弘 愛知県刈谷市一ツ木町東新割42番1号 (72)発明者 大平 益彰 兵庫県洲本市安乎町平安浦1403−7
Claims (5)
- 【請求項1】 撚係数が3.0以下の単糸を用いて、ア
ッセンハースト(Ashenhurst)の理論密度計
算式による理論密度より高い密度で製織された生地を用
いたことを特徴とする織物。 - 【請求項2】 請求項1に記載された単糸がコーマ糸で
あることを特徴とする織物。 - 【請求項3】 請求項1に記載された生地がクラッシン
グ工程を経て仕上げられてなることを特徴とする織物。 - 【請求項4】 請求項1に記載された生地がクラッシン
グ工程を経て仕上げられていると共に、生地の少なくと
も片面が起毛されて仕上げられてなることを特徴とする
織物。 - 【請求項5】 撚係数が3.0以下の単糸を用いて、ア
ッセンハースト(Ashenhurst)の理論密度計
算式による理論密度より高い密度で生地を製織し、この
ように製織した生地を仕上げ工程を経て仕上げるように
したことを特徴とする織物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4252171A JPH0625938A (ja) | 1992-05-11 | 1992-08-26 | 織物及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14659492 | 1992-05-11 | ||
| JP4-146594 | 1992-05-11 | ||
| JP4252171A JPH0625938A (ja) | 1992-05-11 | 1992-08-26 | 織物及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0625938A true JPH0625938A (ja) | 1994-02-01 |
Family
ID=26477398
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4252171A Pending JPH0625938A (ja) | 1992-05-11 | 1992-08-26 | 織物及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0625938A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7553171B1 (ja) * | 2024-06-12 | 2024-09-18 | 伊澤タオル株式会社 | タオル生地及びその製造方法 |
-
1992
- 1992-08-26 JP JP4252171A patent/JPH0625938A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7553171B1 (ja) * | 2024-06-12 | 2024-09-18 | 伊澤タオル株式会社 | タオル生地及びその製造方法 |
| WO2025258433A1 (ja) * | 2024-06-12 | 2025-12-18 | 伊澤タオル株式会社 | タオル生地及びその製造方法 |
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