JPH06259943A - 磁気テ−プ装置 - Google Patents

磁気テ−プ装置

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JPH06259943A
JPH06259943A JP6743793A JP6743793A JPH06259943A JP H06259943 A JPH06259943 A JP H06259943A JP 6743793 A JP6743793 A JP 6743793A JP 6743793 A JP6743793 A JP 6743793A JP H06259943 A JPH06259943 A JP H06259943A
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JP
Japan
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tape
mark
frequency signal
length
recording
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JP6743793A
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English (en)
Inventor
Masahiro Sugihara
雅弘 杉原
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Teac Corp
Original Assignee
Teac Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気テープ装置において一対のリールの回転
速度に基づいてテープの走行量を検知する際に生じる誤
差を小さくする。 【構成】 磁気テープ4の始端を基準にしてマークを周
期的に記録する。マークの周期はテープ走行量検出にお
ける最大誤差の2倍以上にする。マークが検出された位
置までのテープ走行量は予想できるので、リールの回転
速度に基づくテープ走行量の検出値をマーク検出時の予
想テープ走行量に補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオーディオ信号を記録再
生するための磁気テープ装置に関し、更に詳細にはテー
プ始端から磁気ヘッドが走査しているテープ位置までの
テープ長を検知する手段を備えた磁気テープ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】オーデ
ィオ磁気テープ装置において、テープ走行位置を知る方
式として、テープの特定トラックに時間情報(タイムコ
ード)を記録し、これを再生して表示装置に表示する方
式が知られている。この方式によれば、テープの走行を
途中から開始してもテープ位置を知ることができるの
で、曲の頭出し等で便利である。しかし、時間情報を記
録するための専用のトラックが必要になる。
【0003】テープ位置を知るための別の方式として、
一対のリールの回転速度を検出し、これ等の比に基づい
てテープ始端から走査位置までのテープ長を決定する方
式(以下リール方式と言う)がある。なお、一対のリー
ルの回転速度は一対のリールに対するテープの巻径に対
して反比例的に変化するので、テープカセットの各部の
定数が予め分っていれば、一対のリールの回転速度に基
づいてテープ長(走査位置)を決定することができる。
しかし、この方式では走行時間に換算して数秒から数十
秒程度の検出誤差が生じる。
【0004】そこで、本発明の目的はリール方式による
テープ長の検出精度を高めることができる磁気テープ装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、第1及び第2のリールとこれ等の間を走行
する記録媒体磁気テープとを有し、前記第1及び第2の
リールの半径r、前記磁気テープの長さL及び第1又は
第2のリールに前記磁気テープの実質的に全部を巻取っ
た時のテープ巻径Rが既知であるテープカセットを使用
して情報信号を記録再生するものであり、記録ヘッドと
再生ヘッド又は記録再生兼用ヘッドとから成る信号変換
ヘッド手段と、前記第1及び第2のリールの回転速度を
検出する第1及び第2のリールの回転速度検出器と、前
記第1及び第2のリール回転速度検出器の出力と前記テ
ープカセットの既知の値とに基づいて前記磁気テープの
始端から前記ヘッド手段に対向する位置までのテープ長
を求めるテープ長決定手段と、前記テープ長決定手段で
求めたテープ長の最大誤差の2倍以上に設定された所定
間隔でマークを繰返して磁気テープ上に生じさせるため
の可聴帯域外の周波数信号を前記ヘッド手段に供給する
マーク用周波数信号発生回路と、前記磁気テープに記録
された前記周波数信号を前記ヘッド手段で再生した信号
から前記マークを検出するマーク検出手段と、前記マー
ク検出手段から前記マークが検出された時に前記テープ
長決定手段から得られたテープ長を示す値が、前記所定
間隔の整数倍の値であるか否かを判定し、整数倍の値か
らずれている時には前記テープ長の値とこれに最も近い
整数倍の値との差を解消するように前記テープ長の値を
補正する補正手段とを備えていることを特徴とする磁気
テープ装置に係わるものである。なお、請求項2に示す
ように別のトラックにクロック用周波数信号を記録し、
これによってマ−ク相互間のテ−プの長さを示す値を得
ることができる。また、請求項3に示すように、マ−ク
用周波数信号の記録長をマ−クの所定間隔(周期)の1
/2にすることが望ましい。また、請求項4に示すよう
にマ−ク用周波数信号と異なる周波数のクロック用周波
数信号を記録し、再生することができる。また、請求項
5に示すようにマ−ク用周波数信号の相互に周波数が同
一で振幅レベルが異なるクロック用周波数信号を記録
し、再生してマ−ク相互間のテ−ブ長を示す値を得るこ
とができる。
【0006】
【発明の作用及び効果】各請求項の発明によれば、マー
クの検出に基づいてテープ長を示す値の補正が実行され
るので、テープ始端から現在走査中のテープ位置までの
テープ長(経過時間又はテープ走行量)を正確に知るこ
とができる。なお、マークが検出されたテープ位置は、
マーク相互間の所定間隔の正の整数(自然数)倍であ
る。テープを定速走行させて記録したマークの記録位置
の情報は従来のタイムコードの情報と同程度に高精度で
ある。マークが検出されるテープ位置は所定間隔の整数
倍の位置であって予め分っており、且つマーク間の所定
間隔が最大誤差の2倍以上であるので、リールの回転速
度の検出に基づいて決定したテープ長が何番目のマーク
に最も近い値であるかは容易に決定できる。また、請求
項2、4、5に示すようにクロック用周波数信号を記録
し、これを使用してマ−ク相互間のテ−プ長を求める
と、あらゆる位置で正確なテ−プ長を得る事ができる。
また、請求項3によればマ−クの検出時間を短くするこ
とができる。
【0007】
【第1の実施例】次に、図1〜図3を参照して本発明の
実施例に係わるオーディオ信号の記録再生用磁気テープ
装置を説明する。この磁気テープ装置は、図1に示すよ
うに汎用のフィリップス形式テープカセット1を使用し
てオーディオ信号を記録及び再生するものである。テー
プカセット1は第1及び第2のリール2、3とこれ等の
間を走行する磁気テープ4とから成る。テープカセット
1は60分テープ、90分テープのように略標準化され
ているので、第1及び第2のリール2、3の半径r、テ
ープ4の全長L又は全走行時間、テープ4を第1のリー
ル2又は第2のリール3に全部巻取った時のテープ巻回
し部の半径R、及びテープ走行速度はおおむね既知であ
る。そこで、テ−プ種類に応じた種々の定数をメモリに
予め格納しておく。
【0008】テープ4を走行させるため第1及び第2の
リール2、3には第1及び第2のリールモータ5、6が
結合されている。また、テープ4を定速走行させるため
にこの走行経路に沿ってキャプスタン7とピンチローラ
8とが配置され、キャプスタン7にはキャプスタンモー
タ9が結合されている。
【0009】テープ4の走行経路には記録再生兼用磁気
ヘッド10と消去ヘッド11とが配置されている。磁気
ヘッド10は記録ヘッドと再生ヘッドとの2つの組み合
せで構成することもできる。なお、図1には1つのヘッ
ド10が示されているが、実際にはステレオ記録再生を
行うために左右両チャネルのヘッドを有する。
【0010】オーディオ信号入力端子12は20Hz以下
の信号の通過を阻止し、20Hzよりも高い成分のみを通
過させるハイパスフィルタ(HPF)13と記録増幅器
14と録再切換スイッチ15とを介して磁気ヘッド10
に接続されている。バイアス発振回路16は切換スイッ
チ15を介して記録再生兼用磁気ヘッド10に接続され
ていると共にスイッチ17を介して消去ヘッド11に接
続されている。
【0011】本発明に従って10Hzの可聴帯域以外の低
周波数信号を発生する低周波数信号発生回路18は記録
時間制御スイッチ19を介して記録増幅器14に接続さ
れている。スイッチ19はコントローラ20によって制
御され、3分間毎に4秒間オフになる。即ち、2分56
秒のオン期間と4秒間オフ期間とを1周期としたオン・
オフ動作を繰返す。
【0012】録再切換スイッチ15の再生側端子15b
は再生増幅器21を介してハイパスフィルタ(HPF)
22と2つのローパスフィルタ(LPF)23、24に
接続されている。ハイパスフィルタ22は再生信号から
本発明に従う10Hzのマーク用低周波数信号を除去し、
これよりも高いオーディオ信号を出力端子25に送り出
す。第1のローパスフィルタ23は定速走行時における
10Hzのマーク用低周波数信号を抽出し、これをスイッ
チ26の接点26aを介してコントローラ20に送る。
第2のローパスフィルタ24はテープ4の早送り時のマ
ーク用低周波数信号を抽出し、これをスイッチ26の接
点26bを介してコントローラ20に送る。スイッチ2
6の接点26a、26bの切換えはコントローラ20の
制御に基づいて実行される。
【0013】テープ4の始端からヘッド10が対向する
テープ位置までのテープ長又は走行時間を検知するため
に第1及び第2のリール回転速度検出器27、28が設
けられている。第1及び第2のリール回転速度検出器2
7、28は第1及び第2のリール2、3に係合している
リール駆動軸に関係づけられ、各リールの回転速度に比
例した周波数で速度検出パルスを発生する。なお、第1
及び第2のリール回転速度検出器27、28は、等角度
間隔で着磁された円板状マグネッドをリール軸に結合
し、マグネットに対向してホール素子を配置することに
より構成した周知のロ−タリエンコ−ダから成る。リー
ル回転速度検出器27、28はコントローラ20に接続
されている。
【0014】コントローラ20はCPU29とここに接
続されたRAM30及びROM31を有し、モータ5、
6、9の制御を実行する他に、スイッチ19、26の制
御を実行し、更に本発明に従ってテープ始端から走査位
置までのテープ長を示す信号を作成して表示装置32に
送る。表示装置32に与えられるテープ長を示す信号は
時間情報であり、ここには例えば10分15秒のような
時間が表示される。
【0015】次に、第1及び第2のリール回転速度検出
器27、28の出力に基づいてテープ4の始端から磁気
ヘッド10との対向位置までのテープ長を検出する方法
を説明する。リール2、3の半径をr、テープ4が第1
のリール2に完全に巻戻された状態でのテープ巻回し部
の半径をR、任意時点におけるリール2、3に対するテ
ープの巻回し部の半径をa、b、テープ全長をL、テー
プ始端から磁気ヘッド対向位置までのテープ4の走行長
Zのテープ全長Lに対する比即ちテープ全長Lを1とし
た時の走行長Zの比をxとした場合において、テープ走
行比xは次のように決定することができる。
【0016】テープ走行量は図1のテープカセット1の
平面図におけるテープ面積によって決定することができ
る。即ち、テープ走行量は巻取側となる第2のリール3
に巻回されているテープ部の面積に比例する。テープ4
が第1のリール2に完全に巻戻されている状態でのテー
プ面積は次式で示される。 π(R2 −r2 ) テープ4が走行比xだけ走行した場合の第1のリール2
及びここに対して巻回したテープの面積は次式で示され
る。 πr2 +π(R2 −r2 )(1−x) 但しxは0〜1の範囲の数値である。また、巻取側の第
2のリール3及びここに巻回されたテープの面積は次式
で示される。 πr2 +π(R2 −r2 )x 第1及び第2のリール2、3のテープ巻回し部の任意時
点の半径a、bは次式で示される。 a={r2 +(R2 −r2 )(1−x)}1/2 b={r2 +(R2 −r2 )x}1/2 半径a、bの比b/aをnとすれば次式が成立する。 n={r2 +(R2 −r2 )x}1/2 /{r2 +(R2
−r2 )(1−x)}1/2 n2 ={r2 +(R2 −r2 )x}/{r2 +(R2 −
r2 )(1−x)} n2 {r2 +(R2 −r2 )(1−x)}=r2 +(R
2 −r2 )x n2 r2 +n2 (R2 −r2 )−n2 (R2 −r2 )x
=r2 +(R2 −r2)x (n2 −1)r2 +n2 (R2 −r2 )=(n+1)
(R2 −r2 )x x={n2 −1)r2 +n2 (R2 −r2 )}/{(n
+1)(R2 −r2 )} 半径a、bと第1及び第2のリール2、3の回転速度N
1 、N2 とはa/b=N2 /N1 の関係になるので、x
を求める式のnはリール回転速度検出器27、28の出
力に基づいて決定することができる。xはテープ全長L
を1とした場合の比であるので、xに対応するテープ走
行長ZはZ=xLで求めることができる。表示装置32
には距離又は長さによる表示をせずにテープ走行長に対
応する走行時間Tが表示される。
【0017】リール2、3の回転速度情報は刻々と得ら
れるので、テープ走行長Z及び走行時間Tも刻々得るこ
とができる。巻取側の第2のリール3にテープ4が途中
まで巻取られている状態からテープ4の走行を開始して
もリール2、3の回転速度が検出され、前述の式におけ
るnが決定されるので、テープ4の始端から現在の走査
位置までのテープ長Z即ちテープ位置を知ることができ
る。
【0018】ところで、テープカセット1の各部の定数
r、R、Z等にバラツキがあり、またリール速度検出器
27、28の検出誤差がある。従って、x又はzの値を
正確に求めることは困難であって、テープ走行時間に換
算して数秒〜数十秒の誤差が生じる。図1の磁気テープ
装置はこの誤差を補正する手段を有する。
【0019】テープ走行長Z又は時間Tの補正を行う場
合には、オーディオ信号の記録と同時に低周波数信号を
記録する。即ち、テープ4を第1のリール2に完全に巻
戻した状態からテープ4の定速走行を開始し、同時にス
イッチ15の接点15a、スイッチ17及び19をオン
にして10Hzの低周波数信号を所定パターンに記録す
る。オーディオ信号はテープ走行開始後の任意時点から
供給を開始する。これにより、オーディオ信号とマーク
用低周波数信号との混合信号がヘッド10で同一トラッ
ク上に記録される。ここで、テ−プの最大誤差時間を3
分以内と仮定して、図3は10Hzのマーク用低周波数信
号の記録パターンを示す。10Hzの低周波数信号は走行
時間に換算して2分56秒の記録区間と4秒の無記録区
間とから成る3分を1周期としてテープ始端から繰返し
て記録する。4秒の無記録区間から成るマークMは3
分、6分、9分、12分、15分のように所定時間(1
周期)の整数倍の位置に生じる。なお、低周波数信号の
記録パターンの制御はコントローラ20でスイッチ19
をオン・オフ制御することによって達成する。また、マ
ークMの記録周期(所定間隔)Aは、テープ走行比xを
求めて決定したテープ走行長Zの最大誤差yの2倍以上
に決定されている。テープ4の途中までマーク用低周波
数信号及びオーディオ信号が記録されており、この後に
引き続きこれ等の信号を記録する場合には、テープをマ
ーク用低周波数信号が記録されている領域まで巻戻し、
ここを正方向走行させて再生してマークを検出し、最後
のマークに継続させてマーク用低周波数信号の記録を開
始し、しかる後オーディオ信号の記録を開始する。
【0020】定速再生時には、スイッチ15を接点15
bに投入し、且つスイッチ26を接点26aに投入す
る。この状態でテープ4を定速走行させると、マーク用
低周波数信号とオーディオ信号との混合信号がヘッド1
0で再生され、ハイパスフィルタ22でマーク用低周波
数信号を除去することによってオーディオ信号のみが出
力端子25に送り出される。また、ローパスフィルタ2
3によってマーク用低周波数信号が抽出され、コントロ
ーラ20に送られる。
【0021】コントローラ20は、テープ走行量(時
間)検知をCPU29とRAM30とROM31とを使
用して実行する。このテープ走行量検知は所定のプログ
ラムに従って演算で実行されるが、これを機能的に示す
と図2になる。第1及び第2のリール回転速度検出器2
7、28は演算回路41に接続されている。この演算回
路41は回転速度N1 、N2 の比N2 /N1 =nを求め
る。回転速度N1 、N2は単位時間当りのリール回転速
度検出パルスの数をカウンタで計数することにより決定
する。従って、所定周期でnを示すデータが得られる。
演算回路41はnの値を次の演算回路42に与える。演
算回路42はnの値とROM31から与えられた既知の
r、Rとに基づいてテープ走行比xを演算する。このテ
ープ走行比xは次の演算回路43に与えられる。演算回
路43においては、テープ走行比xにテープ全長Lを乗
算することによってテープ走行長Zを求める。テープ全
長Lは定数であるので、xの値を次のステップに送って
も問題ないが、ここでは理解を容易にするためにテープ
走行長Zを求めている。テープ走行長Zは変換回路44
においてこれに対応する走行時間Tに変換される。な
お、この走行長・走行時間の変換回路44をコントロー
ラ20の最終段に設けること又は表示装置32に内蔵さ
せることもできる。走行時間Tは前述したように誤差を
有する。そこで、次の補正回路45で誤差を補正する。
【0022】テープ走行時間補正手段として、補正回路
45の他にマーク検出回路46、補正量決定回路47が
設けられている。マーク検出回路46はスイッチ26を
通して与えられたマーク用低周波数信号の無記録区間が
所定時間以上継続していることに基づいてマーク信号を
出力する。このマーク信号は図3に示すように3分毎に
発生する。
【0023】補正量決定回路47はマーク検出回路46
から与えられたマーク信号と補正回路45の出力とに基
づいて補正量tを決定する。テープ走行開始時には補正
量tはリセットされてゼロである。従って、第1番目の
マークが検出されるまでは補正回路45の入力がそのま
ま出力される。第1番目のマークが検出されたら、補正
量決定回路47はこの時点のテープ走行時間Ta がマー
クMの周期(3分)の整数倍か否かを判定する。今、テ
ープ始端から走行を開始したとすれば、リール回転速度
検出に基づいて求めたテープ走行時間Ta が3分である
か否かを判定する。マーク検出時のテープ走行時間が3
分であれば補正の必要がないので、補正量はゼロとされ
る。一方、演算で求めたテープ走行時間Tが3分でない
場合にはTa と3分との差が補正量tとなる。マークM
の周期Aはテープ走行時間検出の最大誤差の2倍以上に
設定されているために検出した走行時間Ta が1分30
秒〜4分30秒の間に必ず入る。マーク検出信号は何番
目のマークであるかの情報を持っていないので、補正量
決定回路47においてはマーク検出値のテープ走行時間
Ta に最も近いマーク周期Aの整数倍の値とテープ走行
時間Ta とを比較し、補正量tを求める。テープ始端か
らの走行を開始した時には最も近い整数倍の値は3分で
ある。Ta が例えば2分57秒の場合は補正量tは3秒
となる。補正量t=3秒を補正回路45に直ちに供給
し、T+tの演算で補正回路45の出力を直ちに3分に
補正してもよい。しかし、表示装置32における表示が
急に3秒変化すると不自然である。そこで、補正量決定
回路47から補正回路45に補正量を分割して与える。
2番目又はこれ以後にマークが検出された時にも同様に
補正する。また、テープ4の走行を途中から開始した場
合にも同様に補正する。
【0024】クロック信号形成回路48は10Hzの低
周波数信号の波形を10個計数する毎に1個のクロック
パルスを発生する。従ってクロックパルスの発生周期は
1秒である。マークのために10Hz信号が記録されて
いない4秒の区間のクロックは例えば遅延クロックパル
スで補間する。クロック発生回路48のクロックは走行
長・走行時間変換回路44において所定長の実際の走行
時間を示す値として利用される。
【0025】早送り中においてテープ始端からのテープ
走行量を知りたい時にはスイッチ26の接点26bをオ
ンにして第2のローパスフィルタ24を介してマーク用
低周波数信号を抽出し、これを使用する。
【0026】
【第2の実施例】次に、図4〜図6を参照して第2の実
施例の磁気テープ装置を説明する。但し、図4〜図6に
おいて図1〜図3と共通する部分には同一の符号を付し
てその説明を省略する。図4の磁気テープ装置は、ステ
レオ記録再生のための第1及び第2のトラック4a、4
bを使用してテープ走行長(テープ走行時間)を補正す
るように構成されている。このため、左右両チャネルに
対応する第1及び第2のトラック4a、4bに対応して
第1及び第2の記録ヘッド10a、10bと第1及び第
2の再生ヘッド10c、10dが配設されている。ここ
で、テ−プの最大誤差時間を2分以内と仮定して、テー
プ4の第1のトラック4aにはマーク用記録領域50を
周期T1 (2分間)で繰返して設け、第2のトラック4
bには一定の周波数信号を連続的に記録する。この実施
例ではマーク用記録領域50及び第2のトラック4bに
は10Hzの非可聴周波数信号を記録する。また、マーク
用記録領域50はT1 /2即ち1分間の時間幅に形成
し、これ等の相互間には非可聴周波数信号を記録しな
い。なお、図6には制御のための非可聴周波数信号のみ
が示されているが、実際には音声信号が重畳記録され
る。
【0027】図6の記録を行うために図4の磁気テープ
装置において、左右両チャネルの記録信号入力端子12
a、12bはハイパスフィルタ(HPF)13a、13
bと増幅器14a、14bを介して記録ヘッド10a、
10bに接続されていると共に、10Hzの低周波数信号
発生回路18がスイッチ19a、19bと増幅器14
a、14bを介して記録ヘッド10a、10bに接続さ
れている。スイッチ19aは図6の第1のトラック4a
の記録を形成するためにコントローラ20に制御されて
周期T1 でオン・オフ制御される。スイッチ19bは記
録モード時に連続的にオンになる。
【0028】再生系においては図6の記録に対応した再
生信号を得るために、第1及び第2のトラック4a、4
bに対応して第1及び第2の再生ヘッド10c、10d
が設けられ、ここに再生増幅器21a、21bが接続さ
れている。再生増幅器21a、21bには10Hzよりも
高い音声信号を通過させるハイパスフィルタ(HPF)
22a、22bを介して出力端子25a、25bが接続
されていると共にローパスフィルタ23a、23bが接
続されている。ローパスフィルタ23a、23bはそれ
ぞれ10Hzの周波数信号を通過させるものであり、これ
等の出力がコントローラ20に送られている。
【0029】コントローラ20は、基本的には図1のコ
ントローラ20と同じであるが、図5に示す処理を実行
するように構成されている。図5において走行長決定回
路50は、図2の符号31、41、42、43で示すも
のと実質的に同一であり、第1の実施例と同様に走行長
Zを決定する。図5の符号44、45、36、47、4
8で示すものも図2で同一符号で示すものと実質的に同
一である。図5では新たにカウンタ51とラッチ回路5
2と加算回路53とが設けられている。
【0030】クロックパルス形成回路48はローパスフ
ィルタ23bで抽出された10Hzの周波数信号に対応し
たクロックパルスを形成する。カウンタ51はクロック
パルス形成回路48のクロックパルスを計数してこの出
力を加算回路53に送る。このカウンタ51のリセット
端子Rはマーク検出回路46に接続されており、図6に
示す第1のトラック4aにおける周波数信号記録領域5
0の始りに同期してリセットされ、クロックパルスを計
数する。従ってカウンタ51はマークMの相互間の時間
を計測する。ラッチ回路52はマーク検出回路46によ
るマーク検出に応答して補正回路45の出力をラッチす
る。補正回路45からは第1の実施例と同様にマーク検
出に基づいて補正された走行時間が出力される。加算回
路53は補正されたマーク検出時の走行時間にカウンタ
51の出力を加算してマーク相互間の時間を秒単位で刻
々と出力する。加算回路53の出力は表示装置32に送
られる。
【0031】第2の実施例の方式では、2分毎に得られ
るマーク(M)検出信号によって走行時間が補正され、
且つマーク相互間の走行時間もテープ4の第2のトラッ
ク4bの周波数信号に基づいて決定されるので、高い精
度で走行時間長を知ることができる。
【0032】なお、第2の実施例を少し変形し、周波数
信号記録領域50の立上りと立下りの両方をマークとし
て使用することができる。即ち、この実施例では領域5
0の長さが周期T1 の1/2であるので、立下りが検出
された時にはT1 /2を加算又は減算することによって
現在のテープ位置を知ることができる。従って、マーク
を立上りのみで検出する方法に比べてマーク検出に要す
る時間が短くなる。
【0033】
【第3の実施例】次に、図7及び図8を参照して第3の
実施例を説明する。但し、図1〜図6と共通する部分に
は同一の符号を付してその説明を省略する。この第3の
実施例では第1の実施例と同様に単一のトラックのみを
制御に利用しているが、同一のトラックに例えば10Hz
の第1の周波数信号f1 と例えば5Hzの第2の周波数信
号f2 とを混合して記録する。これを実行するために非
可聴の第1及び第2の低周波数信号発生回路18a、1
8bが設けられ、一方はスイッチ19を介して記録増幅
器14に接続され、他方はそのまま記録増幅器14に接
続されている。従って、記録増幅器14には図8(A)
に示す第1の周波数信号f1 と図8(B)の第2の周波
数信号f2 と更に図示されていない音声信号との混合信
号が入力し、これが同一トラック上に記録される。図8
(A)の信号配置は図6の第1のトラック4aに対する
記録パターンと同一であり、同様に使用される。図8
(B)の第2の周波数信号は図6の第2のトラック4b
の信号と同様に使用される。
【0034】図8(A)(B)の信号を分離して得るた
めに再生増幅器21には10Hzのバンドパスフィルタ2
3aと5Hzを通過させるためのローパスフィルタ23b
とが設けられている。一方のフィルタ23aの出力は図
5に示すマーク検出回路46と同様な回路に入力し、図
8(C)に時間の僅かなずれを無視して示すパルスに変
換され、この立上り時点又は立下り時点がマークMとし
て使用される。また、他方のフィルタ23bの出力は図
5のクロックパルス形成回路48と同様なものに入力
し、図8(D)に説明的に示すように波形整形されてク
ロックパルスとなる。図8(C)(D)に基づく走行時
間の決定は図5と同一である。従って、第3の実施例に
よっても第1及び第2の実施例と同一の作用効果が得ら
れる。
【0035】
【第4の実施例】次に、図9及び図10を参照して第4
の実施例を説明する。但し、図9及び図10において図
1〜図8と共通する部分には同一の符号を付してその説
明を省略する。第4の実施例では図10(A)に示すよ
うに同一トラックに非可聴周波数信号をレベルを変えて
周期的に記録する。この記録を実行するために低周波数
信号発生回路18の出力ラインのスイッチ19に並列に
減衰用抵抗60が接続されている。スイッチ19がオフ
の期間には図10(A)の1分と2分の間に示すように
周波数信号の振幅レベルが例えば1/2になる。一方ス
イッチ19がオンの期間には減衰を伴わない信号にな
る。
【0036】再生系のローパスフィルタ23の出力段に
は第1及び第2の比較器61、62が接続されている。
第1の比較器61は基準電圧源63から与えられる第1
の基準レベル63aとローパスフィルタ23の出力(1
0Hz信号)とを比較する。第2の比較器62は基準電圧
源64から与えられる第2の基準レベル64aとローパ
スフィルタ23の出力(10Hz信号)とを比較し、図1
0(C)に説明的に示すクロックパルスを発生する。第
1の基準レベル63aは図10(A)に示すように高レ
ベルの周波数信号は横切るが、低レベルの周波数信号は
横切らないように設定されている。従って、第1の比較
器61の出力を例えば再トリガ可能なモノマルチバイブ
レータ等の波形整形回路65を通すと図10(B)のマ
ーク検出信号が得られる。図10(B)の波形は図6の
第1のトラック4aの記録信号及び図8(C)の波形と
実質的に同一であり、これ等と同様に使用される。第2
の比較器62の出力は図6の第2のトラック4bの信号
及び図8(D)の信号と実質的に同一であり、これ等と
同様に使用される。従って、第4の実施例によっても第
1〜第3の実施例と同様な効果を得ることができる。
【0037】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) マークMの期間(4秒間)にのみ例えば10Hz
の信号を記録してもよい。 (2) ステレオ記録再生の場合には両チャネルにマー
クを記録してもよいし、一方のみに記録してもよい。 (3) リール回転速度の検出に基づいてテープ走行時
間を演算で求める代りに、回転速度N1 、N2 とテープ
走行時間T(テープ走行長Z)との関係を示すテーブル
をROM31に格納しておき、N1 、N2 に対応するテ
ープ走行時間Tを読み出すように構成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる磁気テープ装置を示す
ブロック図である。
【図2】図1のコントローラにおけるテープ走行時間を
求める部分を機能的に示すブロック図である。
【図3】図1のテープ上におけるマーク用低周波数信号
の記録パターンを示す図である。
【図4】第2の実施例の磁気テ−プ装置を示すブロック
図である。
【図5】図4のコントロ−ラを機能的に示すブロック図
である。
【図6】図4の磁気テ−プ上の周波数信号の記録を説明
的に示す図である。
【図7】第3の実施例の磁気テ−プ装置を示すブロック
図である。
【図8】図7の各部の状態を示す波形図である。
【図9】第4の実施例の磁気テ−プ装置を示すブロック
図である。
【図10】図9の各部の状態を示す波形図である。
【符号の説明】
18 マーク用低周波数信号発生回路 23 ローパスフィルタ 27、28 リール回転速度検出器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2のリールとこれ等の間を走
    行する記録媒体磁気テープとを有し、前記第1及び第2
    のリールの半径r、前記磁気テープの長さL及び第1又
    は第2のリールに前記磁気テープの実質的に全部を巻取
    った時のテープ巻径Rが既知であるテープカセットを使
    用して情報信号を記録再生するものであり、 記録ヘッドと再生ヘッド又は記録再生兼用ヘッドとから
    成る信号変換ヘッド手段と、 前記第1及び第2のリールの回転速度を検出する第1及
    び第2のリールの回転速度検出器と、 前記第1及び第2のリール回転速度検出器の出力と前記
    テープカセットの既知の値とに基づいて前記磁気テープ
    の始端から前記ヘッド手段に対向する位置までのテープ
    長を求めるテープ長決定手段と、 前記テープ長決定手段で求めたテープ長の最大誤差の2
    倍以上に設定された所定間隔でマークを繰返して磁気テ
    ープ上に生じさせるための可聴帯域外の周波数信号を前
    記ヘッド手段に供給するマーク用周波数信号発生回路
    と、 前記磁気テープに記録された前記周波数信号を前記ヘッ
    ド手段で再生した信号から前記マークを検出するマーク
    検出手段と、 前記マーク検出手段によって前記マークが検出された時
    に、前記テープ長決定手段から得られたテープ長を示す
    値が前記所定間隔の整数倍の値であるか否かを判定し、
    整数倍の値からずれている時には前記テープ長の値とこ
    れに最も近い整数倍の値との差を解消するように前記テ
    ープ長の値を補正する補正手段とを備えていることを特
    徴とする磁気テープ装置。
  2. 【請求項2】 前記磁気テープの前記マーク用周波数信
    号を記録するトラックとは別のトラックに可聴帯域外の
    クロック用周波数信号を記録再生し、前記クロック用周
    波数信号の再生によって前記マークの相互間のテープ長
    を示す値を得、前記マークを検出した時の補正されたテ
    ープ長を示す値に前記マークの相互間のテープ長を示す
    値を加算するように構成したことを特徴とする請求項1
    記載の磁気テープ装置。
  3. 【請求項3】 前記マーク用周波数信号は断続的に記録
    されるものであり、前記マーク用周波数信号の1つの記
    録長は前記マークの所定間隔の1/2であることを特徴
    とする請求項1又は2記載の磁気テープ装置。
  4. 【請求項4】 前記マーク用周波数信号を記録するトラ
    ックにこのマーク用周波数信号と異なる可聴帯域外の周
    波数のクロック用周波数信号を混合して記録し、これを
    再生する手段を有し、再生された前記クロック用周波数
    信号で前記マークの相互間のテープ長を示す値を得るよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項1記載の磁
    気テープ装置。
  5. 【請求項5】 前記マーク用周波数信号は断続的に記録
    されるものであり、 前記マーク用周波数信号の相互間に前記マーク用周波数
    信号と同一の周波数ではあるが振幅レベルが異なるクロ
    ック用周波数信号を記録する手段を有し、 前記クロック用周波数信号の再生によって前記マーク間
    のテープ長を示す値を得るように構成したことを特徴と
    する請求項1記載の磁気テープ装置。
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