JPH0626471B2 - スイッチング電源回路 - Google Patents

スイッチング電源回路

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JPH0626471B2
JPH0626471B2 JP2207421A JP20742190A JPH0626471B2 JP H0626471 B2 JPH0626471 B2 JP H0626471B2 JP 2207421 A JP2207421 A JP 2207421A JP 20742190 A JP20742190 A JP 20742190A JP H0626471 B2 JPH0626471 B2 JP H0626471B2
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capacitor
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、トランスを使用したスイッチング電源回路に
関するものである。
従来の技術 スイッチング方式の定電圧電源回路は、変換効率が良
く、広い入力電圧範囲を許容でき、特にトランスを使用
したスイッチング電源回路は、2次側に任意の直流電圧
を得ることができ、種々の電子機器の電源に使用されて
いる。
第8図は、トランスを用いたスイッチング電源回路の原
理図の一例を示したもので、Eは直流電源、Tは一次コ
イルL、及び二次コイルLからなるトランス、Q
はスイッチングトランジスタ、PGはスイッチングパル
ス発生器を示す。
この例の方式はフライバック方式と呼ばれ、スイッチン
グトランジスタQがオンの期間にトランスTに蓄えら
れたエネルギー(KT2)を、スイッチングトランジス
タQのオフ期間に2次側のコイルLから整流ダイオ
ードDを介して平滑コンデンサCに取り出し、負荷
に供給するもので、その出力電圧はスイッチングパルス
発生器PGによるパルス幅制御により定電圧化される。
発明が解決しようとする課題 ところが、この様な回路においては、トランスTのリー
ケージインダクタンスのエネルギーにより、スイッチン
グトランジスタQがオフになった瞬間に一次コイルL
に高いインダクティブ・スパイクパルス電圧を発生す
ることが知られている。
これに対する従来の対策例として、3種類ある。
(1) 第9図に示した例は、一次コイルLにダンパー
ダイオードDと抵抗R、コンデンサCからなるダ
ンピング回路を設け、前記スパイク電圧を抑圧しようと
するものであり、スパイク電圧によってコンデンサC
に充電された電荷を、残りの区間に抵抗Rを通して放
電する構成になっている。このため、スパイク電圧を充
分吸収するためには、Rに流す電流を増やさなければ
ならず、抵抗Rで消費する損失が増大し、変換効率が
悪くなる欠点がある。
(2) 第10図に示すものでは、一次コイルLを巻き上
げて3次コイルLを形成し、3次コイルLに発生す
るスパイクパルス電圧をダンパーダイオードDを通し
て直流電源Eに返すようにして効率を改善したものであ
るが、巻き上げたコイルLと一次コイルLの結合を
充分にしてリーケージインダクタンスを小さくしないと
効果が少ないので、トランスの巻線が困難である。
(3) 第11図に示したものは、第3のコイルLを設
け、コイルL及びLに発生するスパイクパルスはダ
イオードD及び電源Eに充電する。コンデンサC
充電された電荷は、トランジスタQがオン時にコイル
を通して放電され、トランスを駆動するので、ロス
がなく効率が良いとされる。
しかし、上記の従来例(2)及び(3)には、次の2つの欠点
がある。
(イ) 一次コイルLと同程度の巻線の3次コイルL
を必要とする。
(ロ) 一次側の入力電圧範囲が広いとき、電圧が高い
ときのダンパー効果が小さい。
(イ)については自明であるので、(ロ)について説明
する。
第10図及び第11図の回路においてダンパーダイオードD
がないと仮定すると、トランジスタQかオフとなっ
たときにコイルLに発生する電圧波形は、第12図の如
くになる。
図のパルスの平坦部の電圧Vは、2次側でダイオード
により出力電圧Vにクランプされることにより決
まり、第2巻線及び第3次巻線の巻数をそれぞれn
とすると となる。ピーク電圧VPKは、これに前記のリーケージイ
ンダクタンスによるスパイク電圧Vが加算されるので VPK=V+V となる。これらの電圧は、Vが一定となる様に制御さ
れるので入力電圧が変化しても変わらない。
第10図及び第11図の回路においては、第3次巻線に発生
する上記の電圧波形が、入力電圧eを越えた部分(VPK
−e)、すなわち第13図に示す波形図の点線の部分をダ
ンパーダイオードDでクランプしてスパイクパルスを
吸収しているわけである。
ここで、入力電圧eが最小のときでも、 e>V となる様にしなければならない。なぜなら、もし入力電
圧eがV以下になると、スパイクパルス以外の区間ま
で第3次巻線側でクランプされることになり、2次側に
所定の出力が得られなくなってしまうからである。
ところが、逆に入力電圧eが大きくなると、吸収するパ
ルス電圧(VPK−e)が小さくなり、ダンパー効果が減
少し、さらに入力電圧eがVPKを越えるとダンパー効果
がまったくなくなってしまうことになる。
このように、第10図及び第11図の方法は、入力電圧の範
囲の広い場合にはパルス吸収効果を充分にすることがで
きないことがわかる。
本発明は、この様な従来の欠点を解消するものであり、
広い入力電圧範囲を許容する電源においても、トランス
のリーケージによるスパイクパルス電圧の抑圧が効果的
に行われ、しかも変換効率が低下しないスイッチング電
源回路を提供するものである。
課題を解決するための手段 本発明においては、トランスを使用したスイッチング電
源回路において、一次巻線の両端に、コンデンサーとダ
ンパーダイオードを直列にしたものを接続し、前記ダン
パーダイオードの両端を導通する放電トランジスタを設
け、スイッチングトランジスタのオフ時にスパイクパル
スによりダンパーダイオードがオンして再びオフした直
後の一定時間は上記放電トランジスタをオンさせる様に
構成したものである。
作 用 本発明のスイッチング電源回路は、スイッチングトラン
ジスタのオフ時のスパイクパルスの吸収によってコンデ
ンサーに充電される電荷を、その後のスイッチングトラ
ンジスタがオフの期間中に、放電トランジスタQによ
って放電することにより、コンデンサの両端の電位V
に固定し、次回にスイッチングトランジスタがオフした
時にも、ほぼ完全にスパイクパルスを吸収することがで
きるものである。
実施例 以下、本発明の一実施例について、図面を参照して説明
する。
第1図は本発明の基本的な一実施例を示す回路図で、E
は直流電源、Tはトランス、Qはスイッチングトラン
ジスタ、PGはスイッチングパルス発生器、L
,LはトランスTのそれぞれ第1,第2及び第3
の巻線を示し、第1の巻線Lの両端には図示したよう
に、ダンパーダイオードD及びコンデンサCの直列
回路が接続されている。トランジスタQはそのコレク
タとエミッタがダンパーダイオードDの両端に接続さ
れ、ベースには第3の巻線Lが発生したパルスをダイ
オードDにより整流した後、コンデンサCと抵抗R
によって、微分して加えるように構成されている。
なお、2次巻線Lには、従来と同様に整流ダイオード
及び平滑コンデンサCを接続して直流出力を得る
ものであり、所定の出力電圧Vを得るために、出力電
圧Vを検出器DTで検出し、その検出値で、パルス発
生器PGがパルス幅変調されるように構成されている。
第1図のスイッチング回路の動作について説明する。ま
ず、第1図でトランジスタQが常時オフであると仮定
すると、定常状態になったスイッチングトランジスタQ
のコレクタの電圧Vは、第2図aの様な電圧波形と
なる。ここに、eは入力電源電圧であり、Vは出力電
圧V及び巻数比によって、 で決まる電圧である。この時、コンデンサCの他端の
P点の電圧波形は、入力電圧eにクランプされ、第3図
bのようになる。コンデンサCの両端の電圧Vは V=V+V となり、P点の波形は、同図aと比べて、このV分だ
け負側に移動した波形となり、スパイクパルスの吸収も
おこなわれない。
つぎに、トランジスタQを含めた動作について説明す
る。
スイッチングトランジスタQがオフのときのパルスを
トランスTの第3の巻線Lより取り出し、ダイオード
によって整流した第3図aの波形はさらにコンデン
サC,抵抗Rによって微分され、同図bのようにな
りトランジスタQのベースに加わり、図の斜線部がト
ランジスタQのベース−エミッタ間を順方向にドライ
ブする。
トランジスタQは、スパイクパルスによってダンパー
ダイオードDがオンになった後で再びオフになった直
後、すなわちコレクタ電位がエミッタ電位より下がった
時点よりC,Rで決まる一定時間の間導通する。こ
の期間に、スパイクパルスの吸収によってコンデンサC
に充電された電荷が、トランジスタQと、巻線L
を通して放電され、コンデンサCの両端の電圧V
は、第1の巻線Lの逆起電力による電圧Vに等し
くなる。よって次回にスイッチングトランジスタQ
オフになった時に発生するスパイク電圧は、第3図cに
示したP点の電圧波形のように、ダンパーダイオードD
によってほぼ完全にダンパーされることになる。
この様に、スパイクパルス電圧の抑圧がほぼ完全にで
き、しかも、この抑圧効果は、入力電圧eの影響を受け
ない。
さらに、スパイクパルス電圧によってコンデンサC
充電された電荷は、トランジスタQと第1の巻線L
を通して放電されるが、この第1の巻線Lを流れるこ
とによる起電力は2次側に取り出されることになるの
で、損失とはならない。
したがって、この回路では1次側から2次側に供給され
るパワーの変換効率も高いものにすることができる。
又、この回路で使用したトランスTの第3巻線Lは、
放電トランジスタQを駆動するためであるので少ない
巻回数のように第1巻線Lと同程度の多い巻線回数の
第3次巻線は不要である。
第4図はこの発明の他の実施例を示す回路図で、上記実
施例における放電トランジスタQの駆動用パルスを、
トランスTの2次側巻線Lから得るようにしたもので
あり、第3次巻線が不要となる。
第5図はスイッチングトランジスタQのコレクタから
取り出したパルス波形をコンデンサCと抵抗Rで微
分した後、トランジスタQにより反転して、放電用ト
ランジスタQの駆動パルスを得るようにした実施例で
あり、この場合も第3次巻線は不要である。
第6図は第1巻線Lとは別にスパイクパルス吸収用の
巻線Lを設けた実施例である。この巻線Lは第1巻
線Lとの結合を密にする必要があるが、巻回数は少な
くてもよく、放電用トランジスタQに耐圧の小さいも
のを使用できる利点がある。
第7図はアースとの間にダンパー回路を設けた実施例で
ある。
なお、以上はフライバック型スイッチング電源回路につ
いて説明してきたが、この発明はスパイクパルスが発生
しやすいフィードフォワード型等のスイッチング電源回
路にも利用できることはもちろんである。
また、スイッチングトランジスタQや放電用トランジ
スタQのかわりに他のスイッチング素子を使用しても
よい。
発明の効果 以上のように、本発明によると、トランスを使用したス
イッチング電源回路において、スイッチングトランジス
タのオフ時に発生するスパイクパルスを、一次側の入力
電圧の変化にかかわらず効果的に吸収することができ、
しかもロスが少ないので変換効率が向上する。
又、巻回数の多い第3次巻線を必要としないので、絶縁
トランスが簡単になる効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図,第4図,第5図,第6図及び第7図はおのおの
本発明の実施例のスイッチング電源回路を示す回路図,
第2図,第3図は第1図の回路の動作を説明するための
電圧波形図,第8図はトランスを使用したスイッチング
電源回路の基本回路図、第9図,第10図,第11図はスパ
イクパルスを抑圧するダンパー回路を設けた従来例のス
イッチング電源回路の回路図、第12図,第13図はその従
来例の動作を説明するための波形図である。 E……直流電源、T……トランス、Q……スイッチン
グトランジスタ、PG……スイッチングパルス発生器、
,L,L,L……トランスTの第1次巻線,
第2次巻線,第3次巻線,ダンパー用巻線、D,D
……ダイオード、D……ダンパーダイオード、C
,C……コンデンサー、Q……トランジスタ、
……放電用トランジスタ、R,R……抵抗、e
……入力電圧、V……出力電圧。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トランスの一次側巻線の一端が入力電圧端
    子に接続され、他端がスイッチング素子を介してアース
    端子に接続され、上記トランスの二次側巻線の両端間の
    電圧を平滑整流した直流出力電圧を検出する検出器の検
    出信号によりパルス幅変調されるパルス発生器からのパ
    ルス出力により上記スイッチング素子が制御されるよう
    に構成されたスイッチング方式の定電圧電源回路におい
    て、上記トランスの一次側巻線と上記スイッチング素子
    の接続点とアース端子間に第1のコンデンサとダイオー
    ドとの直列接続回路を挿入接続するとともに上記ダイオ
    ードの両端間にコレクタ端子とエミッタ端子が接続され
    た放電トランジスタを配設し、上記トランスの一次側巻
    線の巻回数より少ない巻回数の微分パルス用巻線を設
    け、上記微分パルス用巻線の一端をアース端子に接続す
    るとともに、上記微分パルス用巻線の他端を第2のコン
    デンサの一端に接続し、上記第2のコンデンサの他端を
    上記放電トランジスタのベース端子に接続し、上記ベー
    ス端子とアース端子間に抵抗を接続して、上記第2のコ
    ンデンサと上記抵抗により微分回路を構成して、上記微
    分回路の出力パルスにより上記ダイオードのオフ期間に
    上記放電トランジスタのコレクタとエミッタ間を導通さ
    せ、上記トランスを駆動する上記スイッチング素子のオ
    フ時に発生するインダクティブ・スパイクパルスを上記
    ダイオードを介して上記第1のコンデンサにより吸収す
    るとともに、上記スイッチング素子がオフからオンに変
    化した時に上記放電トランジスタにより上記一次側巻線
    を介して上記第1のコンデンサに充電された電荷を放電
    せしめるようにしたことを特徴とするスイッチング電源
    回路。
  2. 【請求項2】トランスを使用したスイッチング電源回路
    において、一次巻線の両端に、コンデンサとダンパーダ
    イオードを直列にしたものを接続し、上記ダンパーダイ
    オードの両端を導通する放電トランジスタを上記ダンパ
    ーダイオードのオフ期間にコレクタとエミッタ間が導通
    するように配設し、上記放電トランジスタのベースに上
    記トランスからの発生パルスを微分する微分回路を接続
    し、上記トランスを駆動するスイッチング素子のオフ時
    に発生するインダクティブ・スパイクパルスをダンパー
    ダイオードを介して上記コンデンサに充電するととも
    に、上記スイッチング素子がオフからオンに変化した時
    に上記放電トランジスタを上記微分回路からの微分パル
    スにより規定される期間導通させ、上記一次巻線を介し
    て上記コンデンサに充電された電荷を放電せしめるよう
    にしたことを特徴とするスイッチング電源回路。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第2項記載のスイッチング
    電源回路において、上記微分回路を上記トランスの一次
    側巻線の第1巻線の巻回数に比較して少ない巻回数の第
    3巻線からのパルスを微分するように構成したことを特
    徴とするスイッチング電源回路。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第2項記載のスイッチング
    電源回路において、上記微分回路を上記トランスの二次
    側巻線からのパルスを微分するように配設したことを特
    徴とするスイッチング電源回路。
  5. 【請求項5】トランスの一次側の第1巻線の一端が入力
    電圧端子に接続され、他端がスイッチング素子を介して
    アース端子に接続され、上記トランスの二次側巻線の両
    端間の電圧を平滑整流した直流出力電圧を検出する検出
    器が上記スイッチング素子を制御するパルス発生器に接
    続構成されたスイッチング電源回路において、上記トラ
    ンスの一次側第1巻線の巻回数より少ない巻回数で、か
    つ上記第1巻線と密結合されたスパイクパルス吸収用巻
    線を設け、上記スパイクパルス吸収用巻線の両端に、コ
    ンデンサとダンパーダイオードを直列にしたものを接続
    し、上記ダンパーダイオードの両端を導通する放電トラ
    ンジスタを設け、上記トランスを駆動するスイッチング
    素子のオフ時に発生するインダクティブ・スパイクパル
    スを上記ダンパーダイオードを介して上記コンデンサで
    吸収するとともに、上記スイッチング素子がオフからオ
    ンに変化した時、上記放電トランジスタにより上記イン
    ダクティブ・スパイクパルス吸収用巻線を介して、上記
    コンデンサに充電された電荷を放電せしめるようにした
    ことを特徴とするスイッチング電源回路。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第5項記載のスイッチング
    電源回路において、上記放電トランジスタの導通期間を
    上記トランスからの発生パルスを微分した微分パルスに
    より規定するための微分回路を設けたことを特徴とする
    スイッチング電源回路。
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