JPH0626689B2 - 塗装制御装置 - Google Patents

塗装制御装置

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JPH0626689B2
JPH0626689B2 JP61104349A JP10434986A JPH0626689B2 JP H0626689 B2 JPH0626689 B2 JP H0626689B2 JP 61104349 A JP61104349 A JP 61104349A JP 10434986 A JP10434986 A JP 10434986A JP H0626689 B2 JPH0626689 B2 JP H0626689B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、コンベアケーブルに吊り下げられて移送さ
れる被塗物を自動的に塗装する塗装制御装置に関する。
(従来の技術とその問題点) この種の従来の塗装制御装置として、検出器により被塗
物の形状を塗装ガンの待機位置の上手で検出し、その検
出データに基づき塗装ガンを制御するようにしたもの
や、予め塗装ガンの動作指令をプログラムしておき、そ
のプログラムに従って塗装ガンを制御するようにしたも
のなどが知られている。
ところが、これらの従来例では、塗装ガンの本数を変え
た場合、検出器と塗装ガンとの間隔、塗装ガン同士の間
隔などを変えた場合、コンベア移動量を検出するパルス
エンコーダによるコンベアパルスの間隔を変えた場合、
塗装ガンの実効高さを変えた場合など、各装置の仕様の
変化に対応できず、制御条件を設定するのに困難を伴
い、そのため装置の設置にあたり、これらの仕様に合っ
た工事が必要になり、その調整が極めて難しい。
また、実際に正常な塗装制御が行われているかどうか
は、塗装ガンからの塗料の吐出状態から判断するしかな
く、その制御状態を正確に把握するのが困難で、故障な
どの発見が難しいなどの問題を有していた。
(発明の目的) この発明は、上記問題を解決するためになされたもの
で、塗装ガンなど各部装置の仕様の変更に応じた制御条
件の設定変更が容易で装置の汎用化が可能になるととも
に、その制御状態も常に正確に把握でき、故障の早期発
見、操作ミスの低減などに寄与しする塗装制御装置を提
供することを目的とする。
(目的を達成するための手段) この発明は、上記問題を解決するためになされたもので
あって、コンベヤケーブルに吊り下げられて搬送される
被塗物を自動的に塗装する塗装制御装置において、搬送
される被塗物の形状を検出する形状検出器と、制御条件
を入力するための入力装置と、前記形状検出器によって
得られた被塗物の形状データを記憶する第1のメモリー
と、前記入力装置に入力された制御条件を記憶する第2
のメモリーと、前記制御条件に応じて塗装ガンの位置な
どの制御状態を変えることができる制御プログラムの設
定された制御回路と、前記被塗物の形状およびこれに対
する塗装ガンの位置などの制御状態並びに前記制御条件
をリアルタイムで表示する表示装置と、を備えている。
(作用) 形状検出器により搬送される被塗物の形状を検出し、第
1のメモリーに記憶する。
また、入力装置に入力された制御条件は、第2のメモリ
ーに記憶する。
制御回路には、制御条件応じて塗装ガンの位置などの制
御状態を変えることができる制御プログラムが設定され
ており、前記第2のメモリーに記憶された制御条件に応
じた制御状態が変更される。
前記被塗物の形状およびこれに対する前記塗装ガンの位
置などの制御状態、並びに前記制御条件は、リアルタイ
ムで表示装置に表示される。
これにより当該塗装制御が入力された制御条件に応じて
的確に行なわれているかどうかを確認できる。
(実施例) 第1図は、この発明の一実施例である塗装制御装置の外
観上の概略図を示し、第2図はその回路構成のブロック
図を示す。
この装置のコンベアケーブル1には、被塗物としてそれ
ぞれ形状の異なる数種類のパネルP,P,P,P
…が吊り下げられ、塗装ガン2の待機する方向Aに向
けて移送される。上記塗装ガン2の待機位置より上手に
は、ともに複数個の素子が縦配置された投光器3aと受
光器3bの組合せなどで構成される検出器3が設けら
れ、この検出器3によってここを通過するパネルPの形
状を検出するように構成されている。一方、塗装ガン2
は、チェーン4などによって上下動を繰り返しながら待
機させられており、チェーン4に連係するパルスエンコ
ーダ5により塗装ガン2の高さ位置を示すガン高さ信号
を出力するように構成されている。制御器6の回路構成
は第2図に示す通りであり、この制御器6には上記検出
器3により得られた形状データとパルスエンコーダ5に
より得られたガン高さ信号とを受け、形状データをコン
ベアケーブル1が検出器3の位置から塗装ガン2の待機
位置まで移動するのに要する時間だけ、つまり検出器3
によるパネルPの検出個所が塗装ガン2の待機位置にさ
しかかるまで保持する機能が付与されている。そして、
この保持時間の経過した上記形状データと一方のガン高
さ信号とに基づき、塗装ガン2への塗料の供給を断続す
るバルブ7を制御し、それによってパネルPの塗装を自
動的に行うように構成されている。上記保持時間は、コ
ンベアケーブル1の移動量をパルス(以下コンベアパル
スと呼ぶ)に変換して検出するパルスエンコーダ8のパ
ルス数に換算して設定される。また上記制御器6とは別
に、塗装ガン2の本数、検出器3と塗装ガンとの間隔、
コンベアパルスの幅などに応じた各種の制御条件のデー
タを上記制御器6に入力するためのキーボードなどから
なる入力装置9と、実際の制御状態や、入力された上記
各種の制御条件データが常に表示される表示装置10が
付与されている。
第2図に示す制御器6の回路構成において、ガン高さカ
ウンタ11は、前記パルスエンコーダ5からのパルスを
カウントし、そのカウント値をガン高さ信号として出力
するためのものであり、またガン基準位置入力回路12
は、操作ボタン13による外部からのタイミング信号の
入力によって、塗装ガン2の所定の高さ位置が上記カウ
ント値の一定値例えば0に対応するように調整するため
のものである。投光器制御回路14は、前記した検出器
3の投光器3aの駆動制御を行うためのものであり、受
光器制御回路15は、受光器3bを例えば縦方向に走査
してその受光出力すなわちパネルPの形状データを直列
信号として取り出すためのものである。バルブ制御回路
16は、先述した保持時間の経過した形状データにより
バルブ7を開閉制御するためのものであり、コンベアカ
ウンタ17は、パルスエンコーダ8からのコンベアパル
スをカウントし、そのカウント値をコンベア移動量とし
て出力するためのものである。表示用メモリー18は、
表示のためのデータを記憶するためのものであり、その
データを次段の表示制御回路19により適宜読み出して
表示装置10に表示するように構成されている。キーボ
ード制御回路20は、入力装置9より得られる各種の制
御条件データを各回路部へ分配するための回路である。
データメモリー21は入力された各種データを一時記憶
しておくRAMであり、プログラムメモリー22は、こ
の制御器6によって実行されるプログラムが設定されて
いるROMである。マイクロコンピュータ23は、この
制御器6全体の動作を制御するためのものであり、制御
回路24は各種メモリーのデータの読出し、書込みと各
回路の制御のためのクロック信号を発生するための回路
である。吐出量制御回路25は、塗料レギュレータ26
の吐出側圧力に基づき塗料の吐出量を制御するための回
路であり、パラメータメモリー27は例えば以下に列挙
する各種の設定条件を記憶しておく不揮発性メモリーで
ある。
検出高さ範囲 検出高さ方向ピッチ、検出幅方向ピッチ 最小検出高さ、最小検出幅 コンベアパルス間隔 検出器位置、表示開始位置、塗装ガン位置 塗装ガン本数 塗装ガンの使用,不使用の区別 塗装ガンの移動高さ範囲 塗装ガン基準点位置 塗装ガン移動パルス数 垂直方向のオーバースプレー距離、アンダースプレー
距離 水平方向のオーバースプレー距離、アンダースプレー
距離 塗料噴出の時間遅れ量 検出原点(例えば上端位置)と塗装ガン原点(例えば
上死点)との高さの差 塗料の標準吐出量 つぎに、上記制御器6によって行われる各動作を項分け
して説明する。
(1)制御条件の登録 この処理のフロー図を第3図に示す。同図においてステ
ップ30では、先述したパラメータメモリー27に既に
記憶ずみの現在の制御条件データが読み出されて、表示
装置10に表示される。つぎのステップ31では、入力
装置9から入力される新たな制御条件データが受け入れ
られ、そのデータはステップ32の実行により旧データ
と入れ替ってパラメータメモリー27に書き込まれる。
(2)形状読取 この処理は、検出器3によりパネルPの形状データを読
み取るためのもので、そのフロー図を第4図に示す。同
図において、まずステップ33ではコンベアパルスのパ
ルス間隔に相当するコンベア移動距離と先述した設定条
件で与えられる検出幅方向ピッチとが比較される。こ
のステップ33において、コンベア移動距離が検出幅方
向ピッチよりも大きくなるのを待機し、大きくなればつ
ぎのステップ34に実行が移り、ここで第5図(a)に示
すようにパネルPの形状に応じた2値化データ(パネル
ありの部分「1」をハッチング領域で、パネルなしの部
分「0」を空白領域で示す)が読み取られる。つぎのス
テップ35では、読み取られた形状データにエラーが有
るかどうかが判定される。この判定では、パネルPの縦
方向空白間隔として存在しうる最小値が読取ピッチ(検
出器3の投受光器の配列ピッチ)にて予め設定されてお
り、この最小値と上記形状データの空白領域の大きさと
を比較することにより行われる。すなわち、上記最小値
より形状データの空白領域が小さい場合は、これをエラ
ーとみなして、そのエラーがつぎのステップ36で登録
され(この登録は例えば検出器3の対応部分の異常を表
わしている)、ここでエラーの空白領域すなわち「0」
はハッチング領域すなわち「1」として補正され、補正
された形状データはつぎのステップ37の処理に供され
る。ステップ35においてエラーなしと判定されると、
その形状データはそのままステップ37の処理に供され
る。ステップ37では、検出器3により読み取られた縦
1列分の形状データごとにデータ圧縮処理が施される。
このデータ圧縮処理は、読み取られたデータの長さを上
記検出高さ方向ピッチにて分割し、第5図(a),(b)に
示すように前記した「1」に相当するデータのハッチン
グ領域が完全に対応する各ビットを「1」に、またハッ
チング領域が完全には対応しないか「0」に相当する空
白領域が対応する各ビットを「0」にセットすることに
より果される。つぎのステップ38では、先述した設定
条件で与えられる検出高さ範囲がマスクデータとして
読み出される。このマスクデータは、所定の高さ範囲の
データのみを選別してパネル相当部分のデータのみを得
るためのものであり、予め設定された検出高さ範囲に相
当する各ビットを「1」にセットした第5図(c)に符号
で示すようなデータである。そして、つぎのステッ
プ38において、マスクデータと上記した圧縮処理済み
の形状データ(第5図(c)に符号cで示す)とのAN
D処理(第5図(d)にそのAND処理信号を示す)が施
される。
なお上記エラーの判定は、より簡単には、検出器3の投
光器3aの例えば発光ダイオードの電流を検知し、通信
信号を送っても電流が流れない場合に当該部位のエラー
と判定するようにしてもよい。
(3)最小検出範囲処理 この処理のフロー図を第6図に示す。同図においてステ
ップ40では、テストビット長の算出が行われる。この
テストビット長は、先述した設定条件で与えられる最
小検出高さおよび最小検出幅を、それぞれ検出高さ方向
ピッチおよび検出幅方向ピッチで割算した整数分として
求められる。上記テストビット長はつぎのステップ41
において、第7図(a)に示すようなテストデータとして
セットされ、同時に先の形状読取処理を経た形状データ
(第7図(b)にそのデータを示す)もセットされる。つ
ぎにステップ42では、この処理の結果を一時保持して
おくためのバッファのクリアが行われる。その処理が終
ると、ステップ43において上記形状データとテストデ
ータとのAND処理が実行される。ステップ44では、
そのANDデータとテストデータとが一致しているかど
うかの判定が行われ、一致していればそのANDデータ
はステップ45において上記したバッファにロードされ
る。また上記ANDデータとテストデータとが、第7図
(a),(b)の区間Wにおけるように一致しないときは、検
出された形状データのその部分がエラーであるとみなさ
れ、そのエラー部分はステップ46において、「0」に
補正された後、先のステップ45に実行が移る。以上の
実行が形状データの1列分すべて行われたかどうかがス
テップ47で確認され、まだであればステップ48にお
いて、テストデータが1ビット分シフトされ、ステップ
44からステップ48までの実行が繰り返される。上記
実行の繰返しによりテストデータのシフトが第7図(c)
に示すように順次繰り返され、形状データの1列分すべ
ての処理が終了すると、バッファにロードされていたそ
れまでのデータが、ステップ49の実行により所定のパ
ターンメモリーへ書き込まれる。第7図(d)はステップ
44の実行によるテストデータと形状データの比較結果
データを示しており、第7図(e)はその比較結果データ
がバッファにロードされた状態を示している。
(4)パターンメモリーへの書込み この処理のフロー図を第8図に示す。同図においてステ
ップ50では、先述したコンベアカウンタ17のカウン
ト値が読み込まれる。ついで、このカウント値をもとに
して、ステップ51において先述したバッファの1列分
の形状データに対応するデータ番号が求められる。この
データ番号の算出は、コンベアパルスのパルス間隔に相
当するコンベア移動量に上記カウント値を掛け算した値
すなわち実際のコンベア移動量を検出幅ピッチで割算し
た値として求められる。つぎのステップ52では、上記
データ番号をパターンメモリーの容量に対応させた値に
変換する処理が実行される。この処理は、上記データ番
号をメモリ容量で割算し、その余りの数値を補正データ
番号とするものである。すなわち、メモリ容量分を周期
として、データ番号が繰り返されるように補正が行われ
る。ついでステップ53では、上記データ番号に対応す
るパターンメモリー内の書込番地が指定される。この書
込番地は、データ番号ごとに割り当てられる所要番地数
に上記データ番号を掛けた値を、パターンメモリーの開
始番地に加えた値として求められる。
書込番地=パターンメモリ開始番地+ データ番号×所要番地数 つぎのステップ54では、以上のようにして指定された
番地から順に、前記したバッファの形状データが書き込
まれる。
(5)形状データの表示 この処理のフロー図を第9図および第10図にそれぞれ
示す。第9図は現在検出中の形状データの表示を行う
(すなわち検出したデータを直接に表示用メモリーに書
込む)ためのものであり、また第10図はパターンメモ
リーに記憶された形状データの表示を表う(すなわち表
示すべきデータを表示用メモリーへ移しかえる)ための
ものである。
第11図および第12図はそれぞれ、表示用メモリーM
および表示装置10の画面10aの一例を示すものであ
り、図示のように表示用メモリーMの内容と画面10a
上の表示とは対応させてある。
第9図においてステップ55では、第11図に示す表示
用メモリーM内の表示開始位置のアドレスが演算によっ
て求められる。そして、つぎのステップ56では、上記
アドレスの表示位置に該当する形状データがあるか否
か、つまり検出器3がパネルPを検出しているかどうか
が判定される。データありと判定されるとつぎのステッ
プ57において上記アドレスの表示領域に「1」が書き
込まれ、またデータなしと判定されるとステップ58に
おいて上記アドレスの表示領域に「0」が書き込まれ
る。ついでステップ59では、検出中のパネルPのため
の表示領域(第11図に符号D−Dで示す領域)の
すべてが以上の実行を終了したかどうかの確認が行わ
れ、まだであればステップ55に戻ってつぎの表示開始
位置のアドレスが求められ、以下同様の実行が繰り返さ
れる。検出中のパネルPのための表示領域のすべてに亘
って以上の実行が行われると、この処理の実行は終了す
る。
一方、第10図においてステップ60では、表示用メモ
リーMの形状データ表示領域(第11図に符号D−D
で示す)に書込まれた画像データが、画素の1列分だ
け右側へシフトされる。以下のステップでは、上記シフ
トにより開けられた1列分の表示領域へ、表示すべき新
たな形状データをパターンメモリーから読取って書込む
処理が行われる。すなわち、ステップ61では、表示用
メモリーMの上記空白の表示位置のアドレスが求めら
れ、ついでステップ62では、パターンメモリーからの
データ読取アドレスが計算される。そしてステップ63
では、その読取アドレスに該当するパターンメモリーの
記憶領域に、パネルルPの存在を示す形状データがある
か否かが判定され、データありと判定されるとステップ
64において、表示用メモリーMの上記アドレスにより
指定される領域に「1」が書き込まれ、またデータなし
と判定されるとステップ65において「0」が書き込ま
れる。ついでステップ66では、先に空けられた1列分
の表示領域のすべてが以上の実行を終了したかどうかの
確認が行われ、まだであればステップ60に戻って同様
の実行が繰り返される。1列分の表示領域のすべてに亘
って以上の実行が行われると、この処理の実行は終了す
る。すなわち、つぎの新たな形状データの取込みがある
まで待機する。
(6)パターンメモリーからの取出し この処理のフロー図を第13図に示す。同図においてス
テップ67では所定のデータ番号Lが求められる。この
データ番号Lは、形状データの検出位置すなわち検出器
3の位置から塗装ガン2の待機位置までの距離を、パタ
ーンメモリーへの形状データの書込幅ピッチに相当する
コンベア移動量で割算した値として算出される。つぎの
ステップ68では、上記データ番号Lを用いて読出デー
タ番号が算出される。この読出データ番号は、塗装ガン
2のつぎの制御に該当する形状データをパターンメモリ
ーから読出すためのものであり、現在パターンメモリー
への書込が行われている形状データの書込データ番号か
ら上記データ番号Lだけ差し引いた値として求められ
る。この読出しデータ番号は、先述した(4)のパターン
メモリー書込処理におけるステップ52の実行と同様
に、ステップ69において、パターンメモリーの容量に
対応させた値に補正する処理が行われる。すなわち、上
記読出しデータ番号がパターンメモリーに割り当てられ
る番地の範囲外のとき、その読出データ番号をメモリー
の番地数で割し、その余りの数値が補正された読出デー
タ番号として採用される。そしてつぎのステップ70に
おいて、上記読出しデータ番号に該当する1列分のデー
タがパターンメモリーから読出されて、塗装ガン2の制
御のためのバッファにロードされる。
(7)横方向オーバー(アンダー)スプレー処理 この処理は、現在の読出データに、左右のオーバー(ア
ンダー)スプレー距離に相当するデータを加える(減じ
る)ことで実現される。上記オーバー(アンダー)スプ
レー距離は先述した設定条件により与えられるもの
で、パネルPの実在位置よりも多い目(少ない目)に塗
装ガン2を噴射させるときに利用される。このオーバー
(アンダー)スプレー距離のデータの個数は、上記右ま
たは左のオーバー(アンダー)スプレー距離を設定条件
により与えられる検出幅方向ピッチで割算した整数値
として求められる。
(8)高さ方向オーバー(アンダー)スプレー処理 この処理も、現在の読出データに、上下のオーバー(ア
ンダー)スプレー距離に相当するデータを加える(減じ
る)ことで実現される。上記オーバー(アンダー)スプ
レー距離は先述した設定条件により与えられる。この
オーバー(アンダー)スプレー距離のデータの個数は、
上記の上または下のオーバー(アンダー)スプレー距離
を設定条件の検出高さ方向ピッチで割算した整数値と
して求められる。
(9)塗装ガンの高さ位置検出 塗装ガン2を上下に移動させるレシプロケータとして、
第14図に示すように一定方向に回転駆動されるチェー
ン4の途中に塗装ガン2を固定した構成が採られる。こ
のチェーン4が掛け渡されるホイール71には先述した
パルスエンコーダ5が連係させてあり、このパルスエン
コーダ5からはチェーン4の1回転の間に1個の基準パ
ルス(第14図に符号pで示す)とN個のパルス(第1
4図に符号qで示す)とを発生するように設定されてい
る。そして、例えば塗装ガン2が下死点で上記基準パル
スpが発生するように設定されている場合には、塗装ガ
ン2の高さ位置Hは、上記下死点を基準にして として与えられ、H≦チェーン全長/2のときは塗装ガ
ン2が上昇中で、Hがそのまま塗装ガン2の高さ位置と
して採用される。H>チェーン全長/2のときは、塗装
ガン2は下降中で、チェーン全長からHを差し引いた値
が塗装ガン2の高さ位置として採用される。また、上記
した基準パルスpが発生するときの塗装ガン2の高さ位
置が上記した下死点などの特殊な高さでない場合でも、
上記基パルスpの発生する高さ位置h(例えば下死点か
らの)を知ることができれば、つぎのようにして正しい
塗装ガン2の高さ位置が求められる。すなわち、下死点
から基準パルス発生位置hまでのパルスqの発生数kは として求められるので、パルスqをカウントする先述し
たガン高さカウンタ11に対して、基準パルスpの発生
タイミングで上記値kをこのカウンタ11に設定して、
以後カウント値がNに達するとリセットして1からカウ
ントを再開するようにすることにより対応できる。つま
り、パルスqの数N、基準パルスPの発生位置h、チェ
ーン全長などを設定条件として入力するようにすれば、
これらの条件が異なる場合でも容易に対応できることに
なる。上記ガン高さカウンタ11への設定値kの入力
は、第2図に示す操作ボタン13によって行われる。
(10)塗装ガンの塗料噴射制御 この制御は、先述したオーバー(アンダー)スプレー処
理の施された形状データと、上記したガン高さ信号とに
基づいて行われる。
通常、検出器3の上端位置と塗装ガンの上死点位置とを
一致させるのは困難であり、第15図に示すようにこれ
らの間にいくらかの差が生じるのが通例である。そこ
で、この実施例では、先述した設定条件で与えられる
検出器上端位置と塗装ガン上死点との高さの差ΔHのデ
ータを用いて、つぎのようなデータの補正が行われる。
すなわち、現在の塗装ガン2の高さ位置Hに対して、オ
ーバー(アンダー)スプレー処理済みの形状データの登
録されている噴射制御レジスタ(噴射制御に供するため
の形状データが逐次書込まれるレジスタ)のデータ位置
を対応させている。第16図は、検出器3による形状デ
ータu、レジスタでの形状データv(実線はオーバース
プレー処理前のデータを、また仮想線はオーバースプレ
ー処理後のデータをそれぞれ示す)およびガン高さ信号
wの間のデータの高さ位置関係を、上記高さの差に関係
づけて示した模式図である。同図において符号eは、上
記高さの差ΔHに相当するデータ位置での差を示してお
り、例えば検出器3による形状データuのうちのu
レジスタのデータvに対応し、vはガン高さ信号w
−eに対応することになる。
また、塗装ガン2の制御では、先述した設定条件の塗
装ガン使用,不使用のデータも用いられ、このデータに
より複数本のうちの使用すべき塗装ガン2が選択され、
さらに上記した補正済みガン高さ信号に基づき、選択さ
れた塗装ガン2の高さ位置に対応する形状データがパネ
ルありのデータであれば塗料を噴射し、またパネルなし
のデータであれば塗料の噴射を停止することにより自動
塗装が行われる。
(11)塗装ガンの位置、ガン高さ信号データの表示 第17図は、表示装置10の画面10a上での各種の表
示状態を示している。同図において符号Gで示す番号
は、2種類用意された塗装ガン2のそれぞれの水平位置
を画面10a上のパターン表示位置に対応させて表示し
たものである。この塗装ガン2の表示水平位置は、画面
10a上の文字表示ピッチ(数字,文字の表示ピッ
チ)、パターン表示開始アドレス(そのアドレスに相当
する画面10a上の位置を符号Xで示す)、実際の塗装
ガン2の水平位置、および画面10a上への表示が始ま
る実際の水平位置上の表示開始位置から として求められ、その位置に該当する塗装ガン2の番号
が表示される。
一方、塗装ガン2の画面10a上での表示高さ位置(第
17図に符号H,Hで示す)は、図形表示ピッチ
(ガン図形の表示ピッチ)、画面10aでのガン高さ表
示領域のガン表示開始アドレス(そのアドレスに相当す
る画面10a上の位置を符号Yで示す)、実際の塗装ガ
ン2の高さ位置、先述した高さの差から として求められ、その位置に該当する塗装ガン2のオン
・オフ(噴射中か否か)に対応する形状(例えば第17
図に示すように、噴射中のもの(H)は大きい形状、
噴射中でないもの(H)は小さい形状とする)または
色(噴射中と非噴射中で色を変える)の表示が行なわれ
る。
画面10a上の他の表示領域には、例えば第17図に示
すように、先述したオーバースプレーのデータが塗装ガ
ン別に表示される。そのほかのデータとして、コンベア
速度や、コンベアカウンタ17のカウント値、各種の設
定値の表示も可能であり、このようなデータの表示によ
り制御状態をリアルタイムできめ細かく把握することが
できる。
(発明の効果) 以上のように、この発明の塗装制御装置によれば、塗装
ガンその他の各部装置の仕様の変更に応じた多種多様の
制御条件の設定変更を簡単な入力操作で正確に行うこと
ができ装置の汎用化が可能になるとともに、その制御状
態も離れた場所から常に正確にきめ細かく把握できるの
で、故障の早期発見,操作ミスの低減などにも寄与しう
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第17図はこの発明の塗装制御装置の一実
施例を示し、第1図は全体の構成の概略図、第2図は制
御器の概略の回路構成図、第3図は制御条件指定処理の
フロー図、第4図はデータ圧縮処理のフロー図、第5図
はそのデータ圧縮処理の手順を示す概略図、第6図は最
小検出範囲処理のフロー図、第7図はその処理の手順を
示す説明図、第8図はパターンメモリー書込み処理のフ
ロー図、第9図は形状データ表示処理のフロー図、第1
0図はパターンメモリーデータ表示処理のフロー図、第
11図は表示用メモリーを示す模式図、第12図は表示
装置の画面へのパターン表示を示す説明図、第13図は
データ読出し処理を示すフロー図、第14図はレシプロ
ケータの概略図、第15図は検出器および塗装ガン間の
高さ位置関係を示す説明図、第16図は検出データ,レ
ジスタデータ,ガン高さ信号データ間の高さ位置関係を
示す模式図、第17図は表示装置の画面への各種図形,
データの表示状態を示す説明図である。 1……コンベアケーブル、6……制御器、 9……入力装置、10……表示装置、 16……バルブ制御回路、 22……プログラムメモリー、 23……マイクロコンピュータ、24……制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンベヤケーブルに吊り下げられて搬送さ
    れる被塗物を自動的に塗装する塗装制御装置において、 搬送される被塗物の形状を検出する形状検出器と、 制御条件を入力するための入力装置と、 前記形状検出器によって得られた被塗物の形状データを
    記憶する第1のメモリーと、 前記入力装置に入力された制御条件を記憶する第2のメ
    モリーと、 前記制御条件に応じて塗装ガンの位置などの制御状態を
    変えることができる制御プログラムの設定された制御回
    路と、 前記被塗物の形状およびこれに対する塗装ガンの位置な
    どの制御状態並びに前記制御条件をリアルタイムで表示
    する表示装置と、 を備えたことを特徴とする塗装制御装置。
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