JPH0627103B2 - 新規物質ucn―1028c - Google Patents
新規物質ucn―1028cInfo
- Publication number
- JPH0627103B2 JPH0627103B2 JP17198887A JP17198887A JPH0627103B2 JP H0627103 B2 JPH0627103 B2 JP H0627103B2 JP 17198887 A JP17198887 A JP 17198887A JP 17198887 A JP17198887 A JP 17198887A JP H0627103 B2 JPH0627103 B2 JP H0627103B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ucn
- medium
- culture
- cells
- culturing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は新規物質UCN-1028Cに関する。
UCN-1028Cは抗腫瘍活性、プロテインキナーゼC阻害活
性などを有し、抗腫瘍剤、発癌抑制剤などとして有用で
ある。
性などを有し、抗腫瘍剤、発癌抑制剤などとして有用で
ある。
従来の技術 UCN-1028Cと構造が類似している物質としては、牧草に
斑点病をおこすクランドスポリウム・フレイ(Cladospo
rium phlei)から植物毒として単離されたフレイクロー
ムが知られている〔アグリカルチャル・アンド・バイオ
ロジカル・ケミストリー(Agricultural & Biological
Chemistry)39,1683(1975)、日草誌、28(4),426(198
3)〕。抗腫瘍活性,プロテインキナーゼC阻害活性を有
する類似物質UCN-1028Aについては本出願人によって特
願昭62-72378に開されている。
斑点病をおこすクランドスポリウム・フレイ(Cladospo
rium phlei)から植物毒として単離されたフレイクロー
ムが知られている〔アグリカルチャル・アンド・バイオ
ロジカル・ケミストリー(Agricultural & Biological
Chemistry)39,1683(1975)、日草誌、28(4),426(198
3)〕。抗腫瘍活性,プロテインキナーゼC阻害活性を有
する類似物質UCN-1028Aについては本出願人によって特
願昭62-72378に開されている。
発明が解決しようとする問題点 フレイクロームは抗腫瘍活性およびプロティンキナーゼ
C阻害活性が弱い。
C阻害活性が弱い。
問題点を解決するための手段 本発明によると、クラドスポリウム属に属する微生物を
培地に培養することにより、優れた抗腫瘍活性およびプ
ロテインキナーゼC阻害活性を有する 式 で表わされるUCN-1028Cが提供される。
培地に培養することにより、優れた抗腫瘍活性およびプ
ロテインキナーゼC阻害活性を有する 式 で表わされるUCN-1028Cが提供される。
以下にUCN-1028Cの物理化学的性質、生理活性および抗
腫瘍活性を示す。
腫瘍活性を示す。
(A) 物理化学的性質 (1) 分子式:C44H38O14 (2) 分子量:790 (3) 質量分析:EIマススペクトル法,第1図に示
す。
す。
(4) 紫外部吸収スペクトル:第2図に示す。
(MeOH中で測定) (5) 赤外部吸収スペクトル:第3図に示す。
(CHCl3中で測定) (6) 溶解性:水に不溶 アルカリ水、クロロホルム、アセトン、酢酸エチルに可
溶 メタノール、DMSOに易溶 (7) 1H-NMRスペクトル(400MHz、CD3OD中で測定、内部
標準TMS) δ(ppm) 1.10(d,3H,J=6.3Hz),1.22(d,3H,J=6.3Hz),3.00
(dd,1H,J=9.8,13.5Hz),3.11(dd,1H,J=10.1,13.5Hz),3.6
0(dd,1H,J=2.5,13.5Hz),3.62(dd,1H,J=1.8,13.5Hz),3.6
4(s,3H),3.82(s,3H),4.18(s,3H),4.19(s,3H),4.7(m,1
H),5.0(m,1H),5.87(d,2H,J=8.9Hz),6.30(s,1H),6.31(s,
1H),6.36(d,2H,J=8.9Hz),6.74(dd,2H,J=8.1,1.2Hz),6.8
6(t,2H,J=8.1Hz),7.22(dt,1H,J=8.1,1.2Hz) (8) 13C-NMRスペクトル(400 MHz、CDCl3中で測定、内
部標準TMS) δ(ppm) 第4図に示す。
溶 メタノール、DMSOに易溶 (7) 1H-NMRスペクトル(400MHz、CD3OD中で測定、内部
標準TMS) δ(ppm) 1.10(d,3H,J=6.3Hz),1.22(d,3H,J=6.3Hz),3.00
(dd,1H,J=9.8,13.5Hz),3.11(dd,1H,J=10.1,13.5Hz),3.6
0(dd,1H,J=2.5,13.5Hz),3.62(dd,1H,J=1.8,13.5Hz),3.6
4(s,3H),3.82(s,3H),4.18(s,3H),4.19(s,3H),4.7(m,1
H),5.0(m,1H),5.87(d,2H,J=8.9Hz),6.30(s,1H),6.31(s,
1H),6.36(d,2H,J=8.9Hz),6.74(dd,2H,J=8.1,1.2Hz),6.8
6(t,2H,J=8.1Hz),7.22(dt,1H,J=8.1,1.2Hz) (8) 13C-NMRスペクトル(400 MHz、CDCl3中で測定、内
部標準TMS) δ(ppm) 第4図に示す。
(9) 薄層クロマトグラフィー シリカゲルTLC(Art 5715 E.Merck社製)でクロロホル
ム:メタノール(97:3v/v)の展開係でRfは0.3であ
る。
ム:メタノール(97:3v/v)の展開係でRfは0.3であ
る。
(10) CDスペクトル:第5図に示す。(MeOH中で測
定) (B) 生理活性 (1) プロテインキナーゼC阻害活性 プロテインキナーゼC阻害活性の測定は吉川らの方法
〔ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー
(Journal of Biological Chemistry)257,13341(198
2)〕で行った。
定) (B) 生理活性 (1) プロテインキナーゼC阻害活性 プロテインキナーゼC阻害活性の測定は吉川らの方法
〔ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー
(Journal of Biological Chemistry)257,13341(198
2)〕で行った。
具体的には、2.5μmole酢酸マグネシウム、50μgヒ
ストンタイプIIS(シグマ社製)、20μgホスファチジ
ルセリン、0.8μgダイオレイン、25n mole CaC
l2、5μg粗酵素(吉川らの方法によりラットの脳より
部分精製したもの)、5μmoleトリス塩酸緩衝液(pH7.
5)を含む250μの溶液に10μの検体(UCN-1028C
またはフレイクローム)溶液を加え、30℃で3分間、
インキュベートした。つぎに、1.25n mole〔γ−32P〕A
TP(5〜10×103cpm/n mole)を加え、30℃で3分間、リ
ン酸化反応を行った後、25%トリクロロ酢酸(TCA)
を加えて反応を停止させた。反応液を酢酸セルロース膜
(ポアサイズ0.45μm)(東洋濾紙社製)で濾過し、5
%TCAで4回洗浄後、該膜上に残った放射活性を測定し
た。一方、検体を加えないで前記と同様に放射活性を測
定し対照とした。対照に対して50%阻害を示す検体の
濃度をIC50とした。
ストンタイプIIS(シグマ社製)、20μgホスファチジ
ルセリン、0.8μgダイオレイン、25n mole CaC
l2、5μg粗酵素(吉川らの方法によりラットの脳より
部分精製したもの)、5μmoleトリス塩酸緩衝液(pH7.
5)を含む250μの溶液に10μの検体(UCN-1028C
またはフレイクローム)溶液を加え、30℃で3分間、
インキュベートした。つぎに、1.25n mole〔γ−32P〕A
TP(5〜10×103cpm/n mole)を加え、30℃で3分間、リ
ン酸化反応を行った後、25%トリクロロ酢酸(TCA)
を加えて反応を停止させた。反応液を酢酸セルロース膜
(ポアサイズ0.45μm)(東洋濾紙社製)で濾過し、5
%TCAで4回洗浄後、該膜上に残った放射活性を測定し
た。一方、検体を加えないで前記と同様に放射活性を測
定し対照とした。対照に対して50%阻害を示す検体の
濃度をIC50とした。
その結果を第1表に示す。
(2) プロテインキナーゼA阻害活性 プロテインキナーゼA阻害活性の測定はクオ(Kuo)ら
の方法〔バイオケミストリー(Biochemistry)64,1349
(1969)〕で行った。具体的には、5μmoleトリス塩酸緩
衝液(pH6.8)、2.5μmole酢酸マグネシウム、100μ
gヒストンタイプIIS(シグマ社製)、0.25nmole cAM
P、200μg粗酵素〔クオ(Kuo)らの方法により子牛
の心臓より部分精製したもの〕を含む250μの溶液
に10μの検体溶液を加え、以下、前記プロテインキ
ナーゼC阻害活性の測定の場合と同様に行いIC50を求め
た。その結果を第1表に示す。
の方法〔バイオケミストリー(Biochemistry)64,1349
(1969)〕で行った。具体的には、5μmoleトリス塩酸緩
衝液(pH6.8)、2.5μmole酢酸マグネシウム、100μ
gヒストンタイプIIS(シグマ社製)、0.25nmole cAM
P、200μg粗酵素〔クオ(Kuo)らの方法により子牛
の心臓より部分精製したもの〕を含む250μの溶液
に10μの検体溶液を加え、以下、前記プロテインキ
ナーゼC阻害活性の測定の場合と同様に行いIC50を求め
た。その結果を第1表に示す。
UCN-1028Cはフレイクロームに比べて、選択的にプロテ
インキナーゼCを阻害する。
インキナーゼCを阻害する。
(C) 抗腫瘍活性 (1) MCF7細胞 96穴マイクロタイタープレートにRPMI-1640培地(Gib
co社製)、10%牛胎児血清、10μg/mlインシュリ
ン及び10-8Mエストラジオールからなる培地(以下、培
地Aと称す)で4.5×104個/mlに調製したMCF7細胞を
0.1mlずつ該プレートの各穴に分注した。該プレートを
炭酸ガスインキュベータ内で37℃,20時間培養後、
これに培地Aにより適宜希釈した検体0.05mlずつ加え
た。その後、37℃で1時間炭酸ガスインキュベータ内
で培養後、培養上清を除去した。残渣をProS(組成:Na
Cl 8g/、KCl 0.2g/、Na2HPO4 1.5g/及びKH2PO4
0.2g/)で一回洗浄後、これに新鮮な培地Aを0.1ml
ずつ加え、炭酸ガスインキュベータ内で37℃,72時
間培養した。培養上清を除去後、残渣に培地A及び0.02
%ニュートラルレッドからなる培地を0.1mlずつ加え、
37℃で1時間炭酸ガスインキュベータ内で培養し、細
胞を染色した。培養上清を除去後、残渣を生理食塩水で
1回洗浄した。ついで0.001N塩酸/30%エタノール
で色素を抽出後、マイクロプレートリーダーにより55
0nmの吸光度を測定した。無処理細胞と既知濃度の検体
で処理した細胞の吸光度を比較することにより細胞の増
殖を50%阻害する検体濃度(IC50)を算出した。その
結果を第2表に示す。
co社製)、10%牛胎児血清、10μg/mlインシュリ
ン及び10-8Mエストラジオールからなる培地(以下、培
地Aと称す)で4.5×104個/mlに調製したMCF7細胞を
0.1mlずつ該プレートの各穴に分注した。該プレートを
炭酸ガスインキュベータ内で37℃,20時間培養後、
これに培地Aにより適宜希釈した検体0.05mlずつ加え
た。その後、37℃で1時間炭酸ガスインキュベータ内
で培養後、培養上清を除去した。残渣をProS(組成:Na
Cl 8g/、KCl 0.2g/、Na2HPO4 1.5g/及びKH2PO4
0.2g/)で一回洗浄後、これに新鮮な培地Aを0.1ml
ずつ加え、炭酸ガスインキュベータ内で37℃,72時
間培養した。培養上清を除去後、残渣に培地A及び0.02
%ニュートラルレッドからなる培地を0.1mlずつ加え、
37℃で1時間炭酸ガスインキュベータ内で培養し、細
胞を染色した。培養上清を除去後、残渣を生理食塩水で
1回洗浄した。ついで0.001N塩酸/30%エタノール
で色素を抽出後、マイクロプレートリーダーにより55
0nmの吸光度を測定した。無処理細胞と既知濃度の検体
で処理した細胞の吸光度を比較することにより細胞の増
殖を50%阻害する検体濃度(IC50)を算出した。その
結果を第2表に示す。
(2) HelaS3細胞 96穴マイクロタイタープレートにMEM培地(日水製薬
製)及び2mMグルタミンからなる培地で3×104個/
mlに調製したHelaS3細胞を0.1mlずつ該プレートの各穴
に分注した。以下前記MCF7細胞の場合と同様にしてIC
50を算出した。その結果を第2表に示す。
製)及び2mMグルタミンからなる培地で3×104個/
mlに調製したHelaS3細胞を0.1mlずつ該プレートの各穴
に分注した。以下前記MCF7細胞の場合と同様にしてIC
50を算出した。その結果を第2表に示す。
次にUCN-1028Cの製造法について説明する。UCN-1028Cは
クラドスポリウム属に属するUCN-1028C生産菌株を培地
に培養し、培養物からUCN-1028Cを採取することによっ
て得ることができる。UCN-1028C生産菌株としてはクラ
ドスポリウム属に属し、UCN-1028C生産能を有する菌株
であればいずれの菌株でも用いることができる。代表的
菌株として本発明者らが大阪府の家屋外壁ブロック塀か
ら分離したKAC-2215株があげられる。
クラドスポリウム属に属するUCN-1028C生産菌株を培地
に培養し、培養物からUCN-1028Cを採取することによっ
て得ることができる。UCN-1028C生産菌株としてはクラ
ドスポリウム属に属し、UCN-1028C生産能を有する菌株
であればいずれの菌株でも用いることができる。代表的
菌株として本発明者らが大阪府の家屋外壁ブロック塀か
ら分離したKAC-2215株があげられる。
KAC-2215株の菌学的性質は次の通りである。
麦芽エキス寒天培地を用いて、20℃で培養した時、3
週間で集落の径は5.5〜6cmに達する。集落表面の中央
部は、灰緑色を呈し、その周囲は灰色を呈する。集落裏
面は暗緑黒色を呈する。菌糸は隔壁を有し、培地中及び
培地上に伸長する。菌糸直径は、1.5〜5μmで、よく
分岐する。分生子柄は、褐色あるいは暗褐色で菌糸から
立ち上がり、隔壁を有する。分生子は、分生子柄または
その分枝に端生し、連鎖する。分生子の個体発生の様式
は、出芽型で、最も若い分生子は、分生子連鎖の先端に
位置する。分生子柄先端の分枝細胞は、1〜2細胞から
成り、幅3〜4μm、単細胞の分生子は、卵形、レモン
形あるいは楕円形を呈し、淡褐色で長さ4〜6μm、幅
3〜4μm。
週間で集落の径は5.5〜6cmに達する。集落表面の中央
部は、灰緑色を呈し、その周囲は灰色を呈する。集落裏
面は暗緑黒色を呈する。菌糸は隔壁を有し、培地中及び
培地上に伸長する。菌糸直径は、1.5〜5μmで、よく
分岐する。分生子柄は、褐色あるいは暗褐色で菌糸から
立ち上がり、隔壁を有する。分生子は、分生子柄または
その分枝に端生し、連鎖する。分生子の個体発生の様式
は、出芽型で、最も若い分生子は、分生子連鎖の先端に
位置する。分生子柄先端の分枝細胞は、1〜2細胞から
成り、幅3〜4μm、単細胞の分生子は、卵形、レモン
形あるいは楕円形を呈し、淡褐色で長さ4〜6μm、幅
3〜4μm。
以上の観察の結果、本菌は、クラドスポリウム・クラド
スポリオイデス(Gladosporium cladosporioides)と同
定された。クラドスポリウム・クラドスポリオイデスに
ついての菌学的性質は、エリス(Ellis)著、「デマチ
アシス・ハイフォミセーテス(Dematiaceous hyphomyce
tes)〔1971年〕」に記載されている。
スポリオイデス(Gladosporium cladosporioides)と同
定された。クラドスポリウム・クラドスポリオイデスに
ついての菌学的性質は、エリス(Ellis)著、「デマチ
アシス・ハイフォミセーテス(Dematiaceous hyphomyce
tes)〔1971年〕」に記載されている。
本菌株は“クラドスポリウム・クラドスポリオイデスKA
C-2215”と命名され、微工研条寄第1285号として昭和6
2年2月10日に工業技術院微生物工業技術研究所に寄
託された。
C-2215”と命名され、微工研条寄第1285号として昭和6
2年2月10日に工業技術院微生物工業技術研究所に寄
託された。
本発明で使用する菌の培養においては通常の糸状菌の培
養法が一般に用いられる。培養培地としては炭素源、窒
素源、無機物などを程よく含有する培地ならば天然培地
又は合成培地のいずれも用いられる。炭素源としてはブ
ドウ糖、殿粉、グリセロール、マンノール、フラクトー
ス、シュークロース、糖蜜、炭化水素、アルコール(メ
タノール、エタノールなど)、有機酸(コハク酸、酢酸
など)などが用いられる。窒素現としては塩化アンモニ
ウム、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、硝酸ナト
リウム、尿素、ペプトン、肉エキス、酵母エキス、乾燥
酵母、コーン・スチープ・リカー、大豆粉、カザミノ酸
などが用いられる。無機物としては食塩、塩化カリウ
ム、硫酸第一鉄、硫酸亜鉛、硫酸マンガン、硫酸銅、炭
酸カルシウム、 燐酸塩などが用いられる。さらに、UCN-1028Cの生産を
促進する物質、例えばビオチン、ビタミンなどを培地に
添加してもよい。
養法が一般に用いられる。培養培地としては炭素源、窒
素源、無機物などを程よく含有する培地ならば天然培地
又は合成培地のいずれも用いられる。炭素源としてはブ
ドウ糖、殿粉、グリセロール、マンノール、フラクトー
ス、シュークロース、糖蜜、炭化水素、アルコール(メ
タノール、エタノールなど)、有機酸(コハク酸、酢酸
など)などが用いられる。窒素現としては塩化アンモニ
ウム、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、硝酸ナト
リウム、尿素、ペプトン、肉エキス、酵母エキス、乾燥
酵母、コーン・スチープ・リカー、大豆粉、カザミノ酸
などが用いられる。無機物としては食塩、塩化カリウ
ム、硫酸第一鉄、硫酸亜鉛、硫酸マンガン、硫酸銅、炭
酸カルシウム、 燐酸塩などが用いられる。さらに、UCN-1028Cの生産を
促進する物質、例えばビオチン、ビタミンなどを培地に
添加してもよい。
培養法としては液体培養法又は固体培養法のいずれでも
よいが、通常は液体培養法、とくに深部攪拌培養法が用
いられる。培養温度は20〜35℃、特に23〜28℃
が好適で、培地のpHはアンモニア水、炭酸アンモニウム
溶液などを添加して、pH4〜10、特に5〜7の範囲が
望ましい。液体培養で通常1〜7日培養を行なうと、UC
N-1028Cが培養液中に生成蓄積する。培養液中の生成量
が最大に達したときに培養を停止し、培養液中よりUCN-
1028Cを精製単離する。
よいが、通常は液体培養法、とくに深部攪拌培養法が用
いられる。培養温度は20〜35℃、特に23〜28℃
が好適で、培地のpHはアンモニア水、炭酸アンモニウム
溶液などを添加して、pH4〜10、特に5〜7の範囲が
望ましい。液体培養で通常1〜7日培養を行なうと、UC
N-1028Cが培養液中に生成蓄積する。培養液中の生成量
が最大に達したときに培養を停止し、培養液中よりUCN-
1028Cを精製単離する。
培養液からのUCN-1028Cの単離精製には、微生物代謝生
産物を、その培養液から単離するためにふつう用いられ
る分離、精製の方法が利用される。例えば、まず培養生
産物を培養液と菌体とに濾過、遠心分離などによって分
離する。菌体はクロロホルム、アセトンなどUCN-1028C
溶解性溶剤で抽出し、抽出液を減圧下に濃縮して溶媒を
除き、ついで水に溶解して水溶液とする。前述の菌体を
除去した液と菌体を処理して得られた液を非イオン性多
孔性樹脂、例えばHP-20(三菱化成工業社製)など処理
して、活性成分を該樹脂に吸着させた後、メタノールで
溶出する。溶出液を濃縮した後、酢酸エチルなどの溶剤
による抽出、ゲル濾過剤、シリカゲルなどの担体を用い
たカラムクロマトグラフィーを組み合わせてUCN-1028C
を単離することができる。
産物を、その培養液から単離するためにふつう用いられ
る分離、精製の方法が利用される。例えば、まず培養生
産物を培養液と菌体とに濾過、遠心分離などによって分
離する。菌体はクロロホルム、アセトンなどUCN-1028C
溶解性溶剤で抽出し、抽出液を減圧下に濃縮して溶媒を
除き、ついで水に溶解して水溶液とする。前述の菌体を
除去した液と菌体を処理して得られた液を非イオン性多
孔性樹脂、例えばHP-20(三菱化成工業社製)など処理
して、活性成分を該樹脂に吸着させた後、メタノールで
溶出する。溶出液を濃縮した後、酢酸エチルなどの溶剤
による抽出、ゲル濾過剤、シリカゲルなどの担体を用い
たカラムクロマトグラフィーを組み合わせてUCN-1028C
を単離することができる。
以下に実施例を示す。
実施例1 種菌としてはクラドスポリウム・クラドスポリオイデス
KAC-2215株を用いた。該菌株の1白金耳を300ml容量
の三角フラスコ中の下記組成の種培地50mlに植菌し、
25℃で72時間振とう培養した。
KAC-2215株を用いた。該菌株の1白金耳を300ml容量
の三角フラスコ中の下記組成の種培地50mlに植菌し、
25℃で72時間振とう培養した。
種培地組成:ペプトン5g/、エビオス(エビオス薬
品工業社製)5g/、グルコース10g/、野菜ジ
ュース(V−8野菜ジュース,キャンベル社製)200
ml/、炭酸カルシウム3g/(pH6.0、殺菌前にNaO
Hで調整) 種培養液を、30容量のジャーファーメンター中の下
記組成の発酵培地18に5%(容量)の割合で移し2
5℃で通気攪拌(回転数350r.p.m.通気量18/mi
n)により培養を行った。
品工業社製)5g/、グルコース10g/、野菜ジ
ュース(V−8野菜ジュース,キャンベル社製)200
ml/、炭酸カルシウム3g/(pH6.0、殺菌前にNaO
Hで調整) 種培養液を、30容量のジャーファーメンター中の下
記組成の発酵培地18に5%(容量)の割合で移し2
5℃で通気攪拌(回転数350r.p.m.通気量18/mi
n)により培養を行った。
発酵培地組成:可溶性デンプン50g/、乾燥酵母2
0g/、KH2PO4 0.5g/、MgSO4・7H2O 0.5g/、
炭酸カルシウム5g/、(pH7.0、殺菌前にNaOHで調
整)、培養中のpHは調節しないで80時間、培養した。
0g/、KH2PO4 0.5g/、MgSO4・7H2O 0.5g/、
炭酸カルシウム5g/、(pH7.0、殺菌前にNaOHで調
整)、培養中のpHは調節しないで80時間、培養した。
培養液を濾過し、菌体を得た。菌体にアセトン30を
加え、攪拌し、UCN-1028C物質を抽出した。アセトン抽
出液に脱イオン水90を加えた後該液を2の非イオ
ン性多孔性樹脂(HP-20;三菱化成工業社製)をつめた
カラムに通塔し、UCN-1028Cを吸着させた。ついで、5
0%メタノール溶液で不純物を溶出させた後、UCN-1028
Cをメタノールで溶出させた。溶出液を濃縮後、pHを1.7
に調整し、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を濃縮
し、シリカゲルカラム(ワコーゲルC−200;和光純
薬工業社製,1)にかけ、クロロホルム:メタノール
(97:3v/v)で展開した。UCN-1028Cを含む画分を濃
縮し、濃縮液を300mlの非イオン性多孔性樹脂(HP-2
0SS;三菱化成工業社製)をつめたカラムに通塔した。
50%メタノール溶液で洗った後、70%メタノール、
90%メタノール、100%メタノール(各1)で溶
出を行い、UCN-1028Cを含む画分を得た。その成分を含
む溶出荷を濃縮後、濃縮液をセファデックスLH-20カラ
ムクロマトグラフィーにかけ、メタノールで溶出した。
活性物質を含む画分を濃縮して、UCN-1028C(647mg)を
得た。
加え、攪拌し、UCN-1028C物質を抽出した。アセトン抽
出液に脱イオン水90を加えた後該液を2の非イオ
ン性多孔性樹脂(HP-20;三菱化成工業社製)をつめた
カラムに通塔し、UCN-1028Cを吸着させた。ついで、5
0%メタノール溶液で不純物を溶出させた後、UCN-1028
Cをメタノールで溶出させた。溶出液を濃縮後、pHを1.7
に調整し、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を濃縮
し、シリカゲルカラム(ワコーゲルC−200;和光純
薬工業社製,1)にかけ、クロロホルム:メタノール
(97:3v/v)で展開した。UCN-1028Cを含む画分を濃
縮し、濃縮液を300mlの非イオン性多孔性樹脂(HP-2
0SS;三菱化成工業社製)をつめたカラムに通塔した。
50%メタノール溶液で洗った後、70%メタノール、
90%メタノール、100%メタノール(各1)で溶
出を行い、UCN-1028Cを含む画分を得た。その成分を含
む溶出荷を濃縮後、濃縮液をセファデックスLH-20カラ
ムクロマトグラフィーにかけ、メタノールで溶出した。
活性物質を含む画分を濃縮して、UCN-1028C(647mg)を
得た。
培養、精製操作中のUCN-1028Cの動向はプロテインキナ
ーゼCの阻害活性および薄層クロマトグラフィーによる
UCN-1028Cの赤橙色のスポットを目安にして追跡した。
ーゼCの阻害活性および薄層クロマトグラフィーによる
UCN-1028Cの赤橙色のスポットを目安にして追跡した。
発明の効果 本発明により優れた抗腫瘍活性およびプロテインキナー
ゼC阻害活性を有するUCN-1028Cが提供される。
ゼC阻害活性を有するUCN-1028Cが提供される。
第1図はUCN-1028CのEIマススペクトルを示す。 第2図はUCN-1028Cの紫外部吸収スペクトルを示す。 第3図はUCN-1028Cの赤外部吸収スペクトルを示す。 第4図はUCN-1028Cの13C-NMRスペクトルを示す。 第5図はUCN-1028CのCDスペクトルを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C12N 1/14 C12R 1:645) (C12P 15/00 C12R 1:645)
Claims (1)
- 【請求項1】式 で表わされる新規物質UCN−1028C。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17198887A JPH0627103B2 (ja) | 1987-07-09 | 1987-07-09 | 新規物質ucn―1028c |
| EP88302520A EP0284358B1 (en) | 1987-03-26 | 1988-03-22 | Novel anti-tumor compounds, method for the preparation thereof, and pharmaceutical preparations containing them |
| DE8888302520T DE3881566T2 (de) | 1987-03-26 | 1988-03-22 | Antitumor-derivate, verfahren zu ihrer herstellung und pharmazeutische zusammensetzungen, die sie enthalten. |
| US07/173,174 US4992570A (en) | 1987-03-26 | 1988-03-24 | UCN-1028A and UCN-1028C and process for the production thereof |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17198887A JPH0627103B2 (ja) | 1987-07-09 | 1987-07-09 | 新規物質ucn―1028c |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6416750A JPS6416750A (en) | 1989-01-20 |
| JPH0627103B2 true JPH0627103B2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=15933451
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17198887A Expired - Lifetime JPH0627103B2 (ja) | 1987-03-26 | 1987-07-09 | 新規物質ucn―1028c |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0627103B2 (ja) |
-
1987
- 1987-07-09 JP JP17198887A patent/JPH0627103B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6416750A (en) | 1989-01-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0367073B2 (ja) | ||
| US5142096A (en) | 2,4-dihydroxy-3,5,6-trimethylbenzoic acid compounds | |
| US4019960A (en) | Process for the production of a saccharase inhibitor | |
| US5407826A (en) | Isolated cultures of microorganisms of Clonostachys Cylindrospora, Gliocladium and Nectria Gliocladioides | |
| JP2695225B2 (ja) | 新規物質uct−1003 | |
| US4992570A (en) | UCN-1028A and UCN-1028C and process for the production thereof | |
| JPH0627103B2 (ja) | 新規物質ucn―1028c | |
| JPH0740950B2 (ja) | 微生物によるニコチアナミンの製造法 | |
| JP2594167B2 (ja) | 新規抗生物質sf2698物質およびその製造法 | |
| JPH0627102B2 (ja) | 新規物質ucn―1028a | |
| US4753959A (en) | Antibiotic lactone compound | |
| JPH06234784A (ja) | 新規抗生物質sf2768物質及びその製造法 | |
| US5001258A (en) | Antibiotic, fumifungin, a microbial process for the preparation thereof, and the use thereof as a pharmaceutical | |
| US5441987A (en) | Antifungal agent | |
| JPH0374677B2 (ja) | ||
| US5223637A (en) | KS-506 compounds | |
| JPH0429356B2 (ja) | ||
| JP2808196B2 (ja) | 新規物質cl190y1及びその製造法並びにそれを有効成分とする抗酸化剤 | |
| JP2827417B2 (ja) | デメチルアロサミジン及びその製造法 | |
| JP2546239B2 (ja) | 新規物質オバリシン | |
| EP0282322A2 (en) | Novel serotonin inhibitors and pharmaceutical compositions containing them, and microbiological processes and organisms for the production thereof | |
| JP2578486B2 (ja) | 新規物質ks―502 | |
| JPH0625095B2 (ja) | 抗生物質sf−2415物質およびその製造法 | |
| JPH0676434B2 (ja) | 新規抗生物質pf1032物質ならびにその製造法 | |
| JP3380595B2 (ja) | 新規抗生物質sf2741a物質及びsf2741b物質並びにそれらの製造法 |