JPH06271829A - 耐熱性接着剤 - Google Patents

耐熱性接着剤

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JPH06271829A
JPH06271829A JP6000693A JP6000693A JPH06271829A JP H06271829 A JPH06271829 A JP H06271829A JP 6000693 A JP6000693 A JP 6000693A JP 6000693 A JP6000693 A JP 6000693A JP H06271829 A JPH06271829 A JP H06271829A
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JP
Japan
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component
acid
dicarboxylic acid
polyester resin
glycol
Prior art date
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Pending
Application number
JP6000693A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumiyuki Suzuki
文行 鈴木
Toshimitsu Okutsu
俊光 奥津
Masaaki Otoshi
正明 大歳
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、耐熱性良好で結晶化しにくく、か
つ適度な柔軟性を持つ接着剤の提供を目的とする。 【構成】 本発明の耐熱性接着剤は、ジカルボン酸成分
としてテレフタル酸と2,6−ナフタレンジカルボン酸
の下記(1)、(2)式を満たす混合物を主とし、グリ
コール成分としてエチレングリコールを主とするポリエ
ステル樹脂からなるものである。 0.17 ≦ T/(T+N) ≦ 0.90 ・・ (1) 80 ≦ T+N ≦ 100 ・・ (2) T : 全酸成分に対するテレフタル酸成分のモル% N : 全酸成分に対する2,6ナフタレンジカルボン
酸成分のモル%

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属、ガラス、セラミ
ックス、プラスチック、木材、布、紙等の接着に有用な
接着剤、特に各種金属、ガラス、セラミックに対し強力
な接着力を有し耐熱性良好な接着剤に関する。
【0002】
【従来の技術】芳香族ポリエステル(主としてポリエチ
レンテレフタレート)を主成分とする接着剤は、金属、
ガラス、セラミックス、プラスチック、木材、布、紙等
に良く接着することが知られ、溶液やホットメルトタイ
プの接着剤が開発されている。このような接着剤は、例
えば特開昭53−37920号や特公平4−49877
号に開示されている。
【0003】これまで開発されてきたテレフタル酸を主
成分とする芳香族ポリエステル系接着剤は、耐熱性が低
く、60℃〜80℃を越えると急激にその接着強度が低
下すると云う欠点があった。これは接着力低下の原因と
なる結晶化の進行を抑制し、かつポリマーを軟化させ剥
離の応力を吸収することを目的として、エチレングリコ
ールの一部をジエチレングリコールやトリエチレングリ
コールに置き換えてポリマー鎖中にエーテル結合を導入
したり、ジカルボン酸成分としてテレフタル酸の一部を
脂肪族ジカルボン酸に置き換えてポリマーの配列を乱
し、結晶性を低下させていることが原因となっている。
【0004】即ち、ポリエチレンテレフタレートをこの
ように変性することで、ガラス転移温度がポリエチレン
テレフタレート本来の温度の約70℃よりはるかに低下
し、室温付近では良好な接着性能を示すものでも、60
〜80℃の比較的低い温度域においてさえも接着強度の
低下が見られ、90℃以上で実用強度を保持する事は出
来なかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、耐熱
性良好で結晶化しにくく、かつ適度な柔軟性を持つ接着
剤を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記問題に
つき鋭意検討し、従来とは全く異なる発想で耐熱性の高
い接着剤を開発することができた。即ち、従来のように
ポリエチレンテレフタレートのガラス転移温度を下げる
のではなく、逆にガラス転移温度を上昇させる成分であ
る2,6−ナフタレンジカルボン酸を用いて変性したポ
リエステルで、ガラス転移温度が75℃以上112℃以
下であるポリマーとすることで目的を達成することを見
出し本発明に至った。
【0007】本発明のポリエステル樹脂は、ジカルボン
酸骨格成分としてテレフタル酸と2,6−ナフタレンジ
カルボン酸の下記(1)、(2)式を満たす混合物を主
とし、グリコール成分としてエチレングリコールを主と
するポリエステル樹脂である。 0.17 ≦ T/(T+N) ≦ 0.92 (1) 80 ≦ T+N ≦ 100 (2) T : 全酸成分に対するテレフタル酸成分のモル% N : 全酸成分に対する2,6−ナフタレンジカルボ
ン酸成分のモル% さらに、示差熱分析(DSC)で測定したガラス転移温
度(Tg)が75℃以上112℃以下である上記組成の
ポリエステル樹脂である。
【0008】T/(T+N)は、0.17 〜0.9
2、好ましくは0.20〜0.50であり、T/(T+
N)が上記範囲を外れると、樹脂の結晶化進行が速く、
長期にわたり接着強度を維持することは困難となる。ま
たT+Nが80%未満ではガラス転移温度が低く、樹脂
が脆く接着力も弱い。
【0009】更に、高温での接着剤層のクリープを避け
るには、ガラス転移温度は出来るだけ高い方が好ましい
が、112℃を越えると実用上ホットメルト法での接着
作業の効率が低下する。
【0010】本発明における、テレフタル酸、2,6−
ナフタレンジカルボン酸以外のジカルボン酸成分として
は、アジピン酸、マロン酸、コハク酸、フタル酸、イソ
フタル酸、アゼライン酸、セバシン酸、1,4−シクロ
ヘキサンジカルボン酸等が挙げられる。
【0011】また、本発明におけるエチレングリコール
以外のグリコール成分としては1,4−ブタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、1,3−プロパンジオ
ール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ネオペン
チルグリコール、1,2−プロピレングリコール、1,
3−ブチレングリコール、1,2−ブチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物等が挙げ
られる。
【0012】本発明における樹脂は、通常のポリエチレ
ンテレフタレートの合成と同様、ジカルボン酸成分とグ
リコール成分をエステル化反応もしくはエステル交換反
応を経てオリゴマーを得、引き続き真空下で重縮合反応
を行い合成することが出来る。また、特公昭53−37
920号に記載のようにポリエステルの解重合法によっ
ても得ることが出来る。
【0013】更には、原料ポリマーとして、例えばポリ
エチレンテレフタレートとポリエチレンナフタレートの
ようなホモポリマーのブレンドによっても得ることがで
きる。本発明の接着剤製造に当たってのエステル化反
応、エステル交換反応、重縮合にはそれぞれ公知の触媒
を使用することが出来、更に公知の熱安定剤、酸化防止
剤、着色剤やフィラー類を添加することも出来る。
【0014】エステル化反応は特に触媒を添加せずとも
進行するが、エステル交換反応の触媒にはマグネシウ
ム、カルシウム、マンガン、コバルト等の金属のエチレ
ングリコールに可溶な塩、特に酢酸塩がよく用いられ
る。重縮合反応触媒には三酸化アンチモン、二酸化ゲル
マニウム、チタンブトキサイド等のチタン化合物等がよ
く用いられる。
【0015】更に、熱安定剤としてリン酸、亜リン酸も
しくはこれらのエステル化合物を添加することもでき
る。具体的にはリン酸トリメチル、リン酸トリエチル、
リン酸トリフェニル、亜リン酸トリメチル、亜リン酸ト
リエチル、亜リン酸トリフェニルやリン酸、亜リン酸の
モノあるいはジエステル等が挙げられる。
【0016】また、酸化防止剤としては公知のヒンダー
ドフェノール類を添加することも可能である。具体的に
は、例えば商品名:イルガノック1010、同スミライ
ザーBHT、同スミライザーGA−80等が挙げられ
る。また、これらの一次酸化防止剤に二次酸化防止剤を
組み合わせることも可能である。二次酸化防止剤の具体
例としては、例えば商品名:スミライザーTPL−R、
同スミライザーTPM、同スミライザーTP−D等が挙
げられる。
【0017】
【作用及び発明の効果】本発明によると、金属、ガラ
ス、セラミックス、プラスチック、木材、布、紙等に良
く接着し、かつ耐熱性良好な接着剤を提供することが出
来る。
【0018】
【実施例】本発明における樹脂の製造法につき具体例を
挙げ以下に説明するが、本発明はこれによって限定され
るものではない。なお、実施例中の添加量を示す「部」
とは重量部を意味するものとし、各実施例及び比較例と
も操作は実施例1と全く同様に行っている。また、ジカ
ルボン酸成分にはジメチルテレフタレートや2,6−ナ
フタレンジカルボン酸ジメチルエステルのようなジカル
ボン酸のエステル形成性誘導体を用いているが、ジカル
ボン酸の直接エステル化法によっても製造可能である。
【0019】また、各特性の測定法は次の通りである。 (1)ガラス転移温度 島津製作所製DSC−50型にて昇温速度10℃/mi
nで測定した。
【0020】(2)接着強度 メチレンクロライドで脱脂した幅25mm、厚み0.5
mmのSUS304製の板2枚のそれぞれの片面に、約
30μの厚さに接着剤をメルトコートし、2枚の接着剤
面を合わせ、ホットプレス装置にて210℃、200k
g/cm2 で2分間圧着した後、オリエンテック社製、
加熱装置付き引っ張り試験機にて100℃、24mm/
minでT−剥離して、その接着強度を測定した。
【0021】
【実施例1】ジカルボン酸成分としてジメチルテレフタ
レート(DMT)2.72部と2,6−ナフタレンジカ
ルボン酸ジメチルエステル(NDCM)10.24部、
グリコール成分としてエチレングリコール(EG)8.
00部、エステル交換触媒として酢酸マンガン4水塩
0.004部、重合縮合触媒として三酸化アンチモン
0.004部を熱媒加熱ジャケット、撹拌装置、精溜塔
付きの反応槽に仕込み、窒素を通気しながら徐々に昇温
し、200℃から260℃で反応副生物であるメタノー
ルを精溜塔から除去しながらエステル交換反応を進め
た。
【0022】メタノール溜出の終了を確認し、反応生成
物であるオリゴマーを50μのフィルターで濾過して、
熱媒加熱ジャケット、高粘度用撹拌装置、真空装置の付
属した重縮合反応槽に移液した。熱安定剤としてリン酸
トリメチル0.003部を添加し2分間撹拌した後、減
圧を開始し、60分で1mmHgに到達せしめた。この
間反応温度も徐々に高め、最終的に285℃とした。
【0023】撹拌軸に設置したトルクメーターで反応物
の溶融粘度を測定し、6500ポイズとなった時点で真
空を窒素で戻して重縮合反応を停止した。得られたポリ
マーは水中に取り出しペレットとした。
【0024】
【実施例2】実施例1と同様の操作であるが、仕込量を
DMT 5.73部、NDCM 7.27部、EG
8.50部と変更した。
【0025】
【実施例3】実施例1と同様の操作であるが、仕込量を
DMT 10.64部、NDCM2.38部、EG
9.20部と変更し、また重縮合反応の最終粘度は50
00ポイズとした。
【0026】
【実施例4】実施例1と同様の操作であるがグリコール
成分として、EGの一部を1、4−シクロヘキサンジメ
タノール(CHDM)に変更した。仕込量はDMT
2.72部、NDCM 10.24部、EG 7.00
部、CHDM 1.44部とした。ここで用いたCHD
Mのトランス/シス異性体比は70/30である。
【0027】
【実施例5】実施例4にジカルボン酸成分としてジメチ
ルイソフタル酸(DMI)を加えた。仕込量はDMI
0.50部、DMT 2.22部、NDCM 10.2
4部、EG 7.00部、CHDM 1.44部とし
た。その他の触媒、添加剤類は実施例1と同様としたが
重縮合の最終粘度は5000ポイズとした。
【0028】
【比較例1】実施例1と同様の操作であるが、仕込量を
DMT 1.59部、NDCM 11.41部、EG
7.78部と変更した。
【0029】
【比較例2】特開昭53−37920号実施例1に従
い、ポリエステル系接着剤をポリエチレンテレフタレー
トの解重合法により合成した。ポリエチレンテレフタレ
ート8.44部、トリエチレングリコール4.22部、
ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物2.53
部、三酸化アンチモン0.0025部を実施例に使用し
た重合装置に仕込み、解重合反応後重縮合を行った。重
縮合の最終粘度は2000ポイズとした。
【0030】上記で調製した各ポリエステル樹脂におけ
るジカルボン酸組成を下記表1に、また、グリコール組
成を表2に、さらに、各ポリエステル樹脂のガラス転移
温度、接着力についての測定結果を表3に示す。
【0031】
【表1】
【0032】1) ジメチルイソフタル酸
【0033】
【表2】
【0034】1) 1,4−シクロヘキサンジメタノー
2) ビスフェノールAのエチレンオキシド付加物3) トリエチレングリコール
【0035】
【表3】
【0036】表3から本発明の接着剤は、耐熱性に優れ
ることがわかる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジカルボン酸成分としてテレフタル酸と
    2,6−ナフタレンジカルボン酸の下記(1)、(2)
    式を満たす混合物を主とし、グリコール成分としてエチ
    レングリコールを主とするポリエステル樹脂からなる耐
    熱性接着剤。 0.17 ≦ T/(T+N) ≦ 0.90 ・・ (1) 80 ≦ T+N ≦ 100 ・・ (2) T : 全酸成分に対するテレフタル酸成分のモル% N : 全酸成分に対する2,6ナフタレンジカルボン
    酸成分のモル%
  2. 【請求項2】 示差熱分析により測定したガラス転移温
    度が75℃以上112℃以下である請求項1の耐熱性接
    着剤。
  3. 【請求項3】 グリコール成分がエチレングリコールと
    1,4−シクロヘキサンジメタノールからなる請求項1
    記載の耐熱性接着剤。
JP6000693A 1993-03-19 1993-03-19 耐熱性接着剤 Pending JPH06271829A (ja)

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JP6000693A JPH06271829A (ja) 1993-03-19 1993-03-19 耐熱性接着剤

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0698631A3 (en) * 1994-08-25 1996-09-11 Nippon Kokan Kk Copolyester resin, polymer mixture and packaging material made of it
CN105264354A (zh) * 2013-03-27 2016-01-20 日新制钢株式会社 疲劳试验装置

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EP0698631A3 (en) * 1994-08-25 1996-09-11 Nippon Kokan Kk Copolyester resin, polymer mixture and packaging material made of it
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