JPH06274202A - Imcコントローラ - Google Patents
ImcコントローラInfo
- Publication number
- JPH06274202A JPH06274202A JP8382593A JP8382593A JPH06274202A JP H06274202 A JPH06274202 A JP H06274202A JP 8382593 A JP8382593 A JP 8382593A JP 8382593 A JP8382593 A JP 8382593A JP H06274202 A JPH06274202 A JP H06274202A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- internal model
- amount
- control
- output
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Feedback Control In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 制御対象プロセスを数式表現した内部モデル
のむだ時間又は時定数に同定誤差があっても再調整が不
要なIMCコントローラを提供する。 【構成】 目標値rが入力された目標値フィルタ部2の
出力からフィードバック量eが第1の減算処理部3にて
減算される。減算出力から操作量演算部4にて操作量u
が演算され制御対象プロセスへ出力される。第2の減算
処理部8にて制御対象プロセスの制御量yから内部モデ
ル出力演算部6bからの参照制御量ymが減算されてフ
ィードバック量eとなる。むだ時間誤差検出部10にて
制御量記憶部9に記憶された制御量yが分析されて内部
モデルのむだ時間にモデル同定誤差があるときは修正信
号が出力される。修正信号の出力によりむだ時間修正処
理部11から誤差修正されたむだ時間が内部モデル記憶
部6aに出力され、内部モデルのむだ時間が修正され
る。
のむだ時間又は時定数に同定誤差があっても再調整が不
要なIMCコントローラを提供する。 【構成】 目標値rが入力された目標値フィルタ部2の
出力からフィードバック量eが第1の減算処理部3にて
減算される。減算出力から操作量演算部4にて操作量u
が演算され制御対象プロセスへ出力される。第2の減算
処理部8にて制御対象プロセスの制御量yから内部モデ
ル出力演算部6bからの参照制御量ymが減算されてフ
ィードバック量eとなる。むだ時間誤差検出部10にて
制御量記憶部9に記憶された制御量yが分析されて内部
モデルのむだ時間にモデル同定誤差があるときは修正信
号が出力される。修正信号の出力によりむだ時間修正処
理部11から誤差修正されたむだ時間が内部モデル記憶
部6aに出力され、内部モデルのむだ時間が修正され
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はIMC(Internal Model
Control)構造の制御アルゴリズムを用いたコントロー
ラに関し、特に内部モデルの同定誤差を修正することが
できるコントローラに関するものである。
Control)構造の制御アルゴリズムを用いたコントロー
ラに関し、特に内部モデルの同定誤差を修正することが
できるコントローラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より汎用コントローラとしてPID
制御を用いたものが一般に使用されている。PIDコン
トローラは、比例動作P、積分動作I、微分動作Dを加
え合わせた動作を行う操作部によって、目標値(例えば
このコントローラが室内空調機であれば室内温度設定値
に相当する)とフィードバック量との差からこのコント
ローラの出力である操作量(室内空調機から出る温風又
は冷風の温度)を演算し、この操作量を制御対象プロセ
ス(室内環境)へ出力してその制御結果である制御量
(室内温度)をフィードバック量として戻すフィードバ
ック制御系である。しかし、PIDコントローラには、
操作量が出力されてから制御対象プロセスにおける制御
量に変化が現れるまでの時間(例えば室内空調機ならば
温風が出てから室内温度が上昇するまでの時間)である
むだ時間が大きい場合、本来の動作よりも過大な操作量
を出力し、制御量がオーバーシュートしたり振動したり
するので、むだ時間への対応が困難であるという問題点
があった。
制御を用いたものが一般に使用されている。PIDコン
トローラは、比例動作P、積分動作I、微分動作Dを加
え合わせた動作を行う操作部によって、目標値(例えば
このコントローラが室内空調機であれば室内温度設定値
に相当する)とフィードバック量との差からこのコント
ローラの出力である操作量(室内空調機から出る温風又
は冷風の温度)を演算し、この操作量を制御対象プロセ
ス(室内環境)へ出力してその制御結果である制御量
(室内温度)をフィードバック量として戻すフィードバ
ック制御系である。しかし、PIDコントローラには、
操作量が出力されてから制御対象プロセスにおける制御
量に変化が現れるまでの時間(例えば室内空調機ならば
温風が出てから室内温度が上昇するまでの時間)である
むだ時間が大きい場合、本来の動作よりも過大な操作量
を出力し、制御量がオーバーシュートしたり振動したり
するので、むだ時間への対応が困難であるという問題点
があった。
【0003】そこで、制御対象プロセスを数式表現した
内部モデルを組み込んで制御を行うIMC構造の制御ア
ルゴリズムを用いたコントローラが提案されている。図
6はこのIMCコントローラを用いた制御系のブロック
線図である。33は目標値から後述するフィードバック
量を減算する第1の減算処理部、32は第1の減算処理
部33の出力の変化が急激に伝わらないようにするため
のフィルタ部、34はフィルタ部32の出力に基づいて
操作量を演算する操作部、36は制御対象プロセスを数
式で近似したものであって制御対象プロセスの制御量に
相当する参照制御量を出力する内部モデル、38は制御
量から内部モデル36からの参照制御量を減算してフィ
ードバック量を出力する第2の減算処理部、40は制御
対象プロセスである。また、F、Gc、Gm、Gpはそ
れぞれフィルタ部32、操作部34、内部モデル36、
制御対象プロセス40の伝達関数、rは目標値、uは操
作量、dは例えば室内環境に対する室外環境等に相当す
る外乱、yは制御量、ymは参照制御量、eはフィード
バック量である。
内部モデルを組み込んで制御を行うIMC構造の制御ア
ルゴリズムを用いたコントローラが提案されている。図
6はこのIMCコントローラを用いた制御系のブロック
線図である。33は目標値から後述するフィードバック
量を減算する第1の減算処理部、32は第1の減算処理
部33の出力の変化が急激に伝わらないようにするため
のフィルタ部、34はフィルタ部32の出力に基づいて
操作量を演算する操作部、36は制御対象プロセスを数
式で近似したものであって制御対象プロセスの制御量に
相当する参照制御量を出力する内部モデル、38は制御
量から内部モデル36からの参照制御量を減算してフィ
ードバック量を出力する第2の減算処理部、40は制御
対象プロセスである。また、F、Gc、Gm、Gpはそ
れぞれフィルタ部32、操作部34、内部モデル36、
制御対象プロセス40の伝達関数、rは目標値、uは操
作量、dは例えば室内環境に対する室外環境等に相当す
る外乱、yは制御量、ymは参照制御量、eはフィード
バック量である。
【0004】次に、このようなIMCコントローラの動
作を説明する。まず、第1の減算処理部33にて目標値
rからフィードバック量eが減算され、この結果が目標
値rの急激な変化が伝わらないようにするためのフィル
タ部32に出力される。次いで、操作部34にてフィル
タ部32の出力から操作量uが演算され、制御対象プロ
セス40及びコントローラの内部モデル36へ出力され
る。そして、第2の減算処理部38にて制御対象プロセ
ス40の制御量yから制御対象プロセス40の近似的な
動作をする内部モデル36からの参照制御量ymが減算
され、この結果がフィードバック量eとして第1の減算
処理部33へフィードバックされるフィードバック制御
系が構成されている。
作を説明する。まず、第1の減算処理部33にて目標値
rからフィードバック量eが減算され、この結果が目標
値rの急激な変化が伝わらないようにするためのフィル
タ部32に出力される。次いで、操作部34にてフィル
タ部32の出力から操作量uが演算され、制御対象プロ
セス40及びコントローラの内部モデル36へ出力され
る。そして、第2の減算処理部38にて制御対象プロセ
ス40の制御量yから制御対象プロセス40の近似的な
動作をする内部モデル36からの参照制御量ymが減算
され、この結果がフィードバック量eとして第1の減算
処理部33へフィードバックされるフィードバック制御
系が構成されている。
【0005】このようなIMCコントローラの内部モデ
ル36は、制御対象プロセス40と全く同一になるよう
に数式表現されるのが理想的であり、また操作部34
は、内部モデル36の伝達関数の逆特性(1/Gm)に
なるのが理想的であるが、内部モデル36にあるむだ時
間の要素については逆数化は不可能なので、通常はむだ
時間の要素は無視する。よって、制御量yは、このよう
な構成により目標値r、外乱dから次式にて求めること
ができる。 y=F×Gp×Gc×r/{1+F×Gc×(Gp−Gm)} +(1−F×Gm×Gc)×d/{1+F×Gc×(Gp−Gm)} ・・・(1) ここで、内部モデル36の伝達関数Gmが制御対象プロ
セス40の伝達関数Gpに等しく、操作部34の伝達関
数Gcが内部モデル36の伝達関数の逆数(1/Gm=
1/Gp)に等しい理想的な状態を仮定すると、式
(1)は次式のようになる。 y=F×r+(1−F)×d ・・・(2)
ル36は、制御対象プロセス40と全く同一になるよう
に数式表現されるのが理想的であり、また操作部34
は、内部モデル36の伝達関数の逆特性(1/Gm)に
なるのが理想的であるが、内部モデル36にあるむだ時
間の要素については逆数化は不可能なので、通常はむだ
時間の要素は無視する。よって、制御量yは、このよう
な構成により目標値r、外乱dから次式にて求めること
ができる。 y=F×Gp×Gc×r/{1+F×Gc×(Gp−Gm)} +(1−F×Gm×Gc)×d/{1+F×Gc×(Gp−Gm)} ・・・(1) ここで、内部モデル36の伝達関数Gmが制御対象プロ
セス40の伝達関数Gpに等しく、操作部34の伝達関
数Gcが内部モデル36の伝達関数の逆数(1/Gm=
1/Gp)に等しい理想的な状態を仮定すると、式
(1)は次式のようになる。 y=F×r+(1−F)×d ・・・(2)
【0006】更に、目標値rに急激な変化がない理想的
な条件であればフィルタ部32は不要となり、F=1に
できるので、制御量yは目標値rと等しくなり(y=
r)、外乱dの影響が全くない制御を実現できることに
なる。また、図6の制御系で外乱dに着目すると、制御
対象プロセス40と内部モデル36に大きなむだ時間が
あったとしても、両者は操作量uに対して同じ特性を示
すので、第2の減算処理部38の出力であるフィードバ
ック量eは外乱dのみとなり、外乱dを抑制できること
が分かる。
な条件であればフィルタ部32は不要となり、F=1に
できるので、制御量yは目標値rと等しくなり(y=
r)、外乱dの影響が全くない制御を実現できることに
なる。また、図6の制御系で外乱dに着目すると、制御
対象プロセス40と内部モデル36に大きなむだ時間が
あったとしても、両者は操作量uに対して同じ特性を示
すので、第2の減算処理部38の出力であるフィードバ
ック量eは外乱dのみとなり、外乱dを抑制できること
が分かる。
【0007】このようなIMCコントローラは、通常、
制御対象プロセス40と内部モデル36の誤差が大きく
なったときの安定性を示すロバスト安定性、及び同様に
誤差が大きくなったときの性能を示すロバスト性能につ
いての設計条件に基づいて設計される。また、このよう
なモデル同定技術によって内部モデル36を決定したと
きに、内部モデル36の制御対象プロセス40に対する
モデル同定誤差はある程度避けられないが、このモデル
同定誤差の見積を誤ったときの制御は想定通りの動作に
ならないので、その場合の対策は制御の知識を有する専
門家によって行われる。
制御対象プロセス40と内部モデル36の誤差が大きく
なったときの安定性を示すロバスト安定性、及び同様に
誤差が大きくなったときの性能を示すロバスト性能につ
いての設計条件に基づいて設計される。また、このよう
なモデル同定技術によって内部モデル36を決定したと
きに、内部モデル36の制御対象プロセス40に対する
モデル同定誤差はある程度避けられないが、このモデル
同定誤差の見積を誤ったときの制御は想定通りの動作に
ならないので、その場合の対策は制御の知識を有する専
門家によって行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のIMCコントロ
ーラは以上のように構成されているので、内部モデル同
定に誤差があってその見積が不適当な場合、コントロー
ラは想定通りの動作にならず、制御の知識を有する専門
家以外のオペレータはIMCコントローラの利用を断念
しなければならないという問題点があった。また、内部
モデルのむだ時間又は時定数にこの同定誤差が生じてそ
れを修正する際は、むだ時間又は時定数の誤差を検出す
る具体的な指標はなく、試行錯誤によらなければならな
いという問題点があった。本発明は、上記課題を解決す
るために、内部モデルのむだ時間又は時定数に同定誤差
があっても修正の必要のない精度の高いIMCコントロ
ーラを提供することを目的とする。
ーラは以上のように構成されているので、内部モデル同
定に誤差があってその見積が不適当な場合、コントロー
ラは想定通りの動作にならず、制御の知識を有する専門
家以外のオペレータはIMCコントローラの利用を断念
しなければならないという問題点があった。また、内部
モデルのむだ時間又は時定数にこの同定誤差が生じてそ
れを修正する際は、むだ時間又は時定数の誤差を検出す
る具体的な指標はなく、試行錯誤によらなければならな
いという問題点があった。本発明は、上記課題を解決す
るために、内部モデルのむだ時間又は時定数に同定誤差
があっても修正の必要のない精度の高いIMCコントロ
ーラを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、目標値に基づ
く信号からフィードバック量を減算する第1の減算処理
部と、内部モデルのパラメータに基づいて第1の減算処
理部の出力から操作量を演算する操作量演算部と、内部
モデルのパラメータを記憶し、このパラメータ中の内部
モデルのむだ時間を誤差修正されたむだ時間が入力され
たときはこの誤差修正されたむだ時間に更新する内部モ
デル記憶部と、内部モデルのパラメータに基づいて操作
量演算部から出力された操作量から参照制御量を演算す
る内部モデル出力演算部と、制御対象プロセスの制御量
から内部モデル出力演算部から出力された参照制御量を
減算してフィードバック量を出力する第2の減算処理部
と、制御対象プロセスの制御量を記憶する制御量記憶部
と、制御量記憶部に記憶された制御量に基づいて内部モ
デルのむだ時間に制御対象プロセスとの誤差があるとき
は修正信号を出力する誤差検出部と、誤差検出部から修
正信号が出力されたときは誤差修正されたむだ時間を演
算して内部モデル記憶部に出力する修正処理部とを有す
るものである。また、むだ時間の代わりに時定数を対象
としたものである。
く信号からフィードバック量を減算する第1の減算処理
部と、内部モデルのパラメータに基づいて第1の減算処
理部の出力から操作量を演算する操作量演算部と、内部
モデルのパラメータを記憶し、このパラメータ中の内部
モデルのむだ時間を誤差修正されたむだ時間が入力され
たときはこの誤差修正されたむだ時間に更新する内部モ
デル記憶部と、内部モデルのパラメータに基づいて操作
量演算部から出力された操作量から参照制御量を演算す
る内部モデル出力演算部と、制御対象プロセスの制御量
から内部モデル出力演算部から出力された参照制御量を
減算してフィードバック量を出力する第2の減算処理部
と、制御対象プロセスの制御量を記憶する制御量記憶部
と、制御量記憶部に記憶された制御量に基づいて内部モ
デルのむだ時間に制御対象プロセスとの誤差があるとき
は修正信号を出力する誤差検出部と、誤差検出部から修
正信号が出力されたときは誤差修正されたむだ時間を演
算して内部モデル記憶部に出力する修正処理部とを有す
るものである。また、むだ時間の代わりに時定数を対象
としたものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、第1の減算処理部にて目標値
に基づく信号からフィードバック量が減算され、操作量
演算部にてこの第1の減算処理部の出力から操作量が演
算されて制御対象プロセス及び内部モデル出力演算部へ
出力される。次いで、第2の減算処理部にて制御対象プ
ロセスの制御量から内部モデル出力演算部からの参照制
御量が減算され、この結果がフィードバック量として第
1の減算処理部へフィードバックされるフィードバック
制御系が構成されている。そして、制御量記憶部に記憶
された制御量に基づいて、誤差検出部にて内部モデルの
むだ時間又は時定数に制御対象プロセスとのモデル同定
誤差があるときは修正信号が出力され、次いでこの修正
信号の出力により修正処理部から誤差修正されたむだ時
間又は時定数が内部モデル記憶部に出力されることによ
り、内部モデルのむだ時間又は時定数が修正される。
に基づく信号からフィードバック量が減算され、操作量
演算部にてこの第1の減算処理部の出力から操作量が演
算されて制御対象プロセス及び内部モデル出力演算部へ
出力される。次いで、第2の減算処理部にて制御対象プ
ロセスの制御量から内部モデル出力演算部からの参照制
御量が減算され、この結果がフィードバック量として第
1の減算処理部へフィードバックされるフィードバック
制御系が構成されている。そして、制御量記憶部に記憶
された制御量に基づいて、誤差検出部にて内部モデルの
むだ時間又は時定数に制御対象プロセスとのモデル同定
誤差があるときは修正信号が出力され、次いでこの修正
信号の出力により修正処理部から誤差修正されたむだ時
間又は時定数が内部モデル記憶部に出力されることによ
り、内部モデルのむだ時間又は時定数が修正される。
【0011】
【実施例】図1は本発明の1実施例を示すIMCコント
ローラのブロック図、図2はこのIMCコントローラを
用いた制御系のブロック線図である。図1において、1
は図示しないオペレータによって設定された目標値rを
このコントローラに入力する目標値入力部、2は目標値
入力部1からの目標値rを伝達関数が1次遅れの特性で
出力する目標値フィルタ部、3は目標値フィルタ部2の
出力からフィードバック量eを減算する第1の減算処理
部、4は後述する内部モデル記憶部からのパラメータに
基づいて第1の減算処理部3の出力から操作量uを演算
する操作量演算部、5は操作量演算部4から出力された
操作量uを図1では図示しない制御対象プロセスへ出力
する信号出力部である。
ローラのブロック図、図2はこのIMCコントローラを
用いた制御系のブロック線図である。図1において、1
は図示しないオペレータによって設定された目標値rを
このコントローラに入力する目標値入力部、2は目標値
入力部1からの目標値rを伝達関数が1次遅れの特性で
出力する目標値フィルタ部、3は目標値フィルタ部2の
出力からフィードバック量eを減算する第1の減算処理
部、4は後述する内部モデル記憶部からのパラメータに
基づいて第1の減算処理部3の出力から操作量uを演算
する操作量演算部、5は操作量演算部4から出力された
操作量uを図1では図示しない制御対象プロセスへ出力
する信号出力部である。
【0012】また、6aはこのIMCコントローラの内
部モデルのパラメータを記憶する内部モデル記憶部、6
bは内部モデル記憶部6aから出力されたパラメータに
基づいて内部モデルとしての演算を行い参照制御量ym
を出力する内部モデル出力演算部、7は制御対象プロセ
スからの制御量yをこのIMCコントローラに入力する
制御量入力部、8は制御量入力部7から出力された制御
量yから内部モデル出力演算部6bから出力された参照
制御量ymを減算してフィードバック量eを出力する第
2の減算処理部、9は目標値入力部1にステップ入力で
ある目標値rが入力されて制御が開始されてからの制御
量yを記憶する制御量記憶部、10は制御量記憶部9に
記憶された制御量yを分析して内部モデルのむだ時間の
誤差を検出したときに修正信号を出力する誤差検出部で
あるむだ時間誤差検出部、11はむだ時間誤差検出部1
0から修正信号が出力されると、新たなむだ時間を演算
して内部モデル記憶部6aに記憶された内部モデルのむ
だ時間を修正させる修正処理部であるむだ時間修正処理
部である。
部モデルのパラメータを記憶する内部モデル記憶部、6
bは内部モデル記憶部6aから出力されたパラメータに
基づいて内部モデルとしての演算を行い参照制御量ym
を出力する内部モデル出力演算部、7は制御対象プロセ
スからの制御量yをこのIMCコントローラに入力する
制御量入力部、8は制御量入力部7から出力された制御
量yから内部モデル出力演算部6bから出力された参照
制御量ymを減算してフィードバック量eを出力する第
2の減算処理部、9は目標値入力部1にステップ入力で
ある目標値rが入力されて制御が開始されてからの制御
量yを記憶する制御量記憶部、10は制御量記憶部9に
記憶された制御量yを分析して内部モデルのむだ時間の
誤差を検出したときに修正信号を出力する誤差検出部で
あるむだ時間誤差検出部、11はむだ時間誤差検出部1
0から修正信号が出力されると、新たなむだ時間を演算
して内部モデル記憶部6aに記憶された内部モデルのむ
だ時間を修正させる修正処理部であるむだ時間修正処理
部である。
【0013】図2において、4aは操作量演算部4の内
部にあって、第1の減算処理部3の出力を伝達関数が1
次遅れの特性で出力する目標値・外乱フィルタ部、4b
は同じくその内部にあって目標値・外乱フィルタ部4a
の出力から操作量uを演算する操作部、6は内部モデル
記憶部6a及び内部モデル出力演算部6bからなる内部
モデル、F1は目標値フィルタ部2の伝達関数、F2は
目標値・外乱フィルタ部4aの伝達関数である。なお、
図2は図1のIMCコントローラを制御対象プロセス4
0と外乱dを含め、制御量記憶部9、むだ時間誤差検出
部10、及びむだ時間修正処理部11を除いて制御系と
して書き直したものである。
部にあって、第1の減算処理部3の出力を伝達関数が1
次遅れの特性で出力する目標値・外乱フィルタ部、4b
は同じくその内部にあって目標値・外乱フィルタ部4a
の出力から操作量uを演算する操作部、6は内部モデル
記憶部6a及び内部モデル出力演算部6bからなる内部
モデル、F1は目標値フィルタ部2の伝達関数、F2は
目標値・外乱フィルタ部4aの伝達関数である。なお、
図2は図1のIMCコントローラを制御対象プロセス4
0と外乱dを含め、制御量記憶部9、むだ時間誤差検出
部10、及びむだ時間修正処理部11を除いて制御系と
して書き直したものである。
【0014】次に、このようなIMCコントローラの動
作を説明する。目標値rは、このIMCコントローラの
オペレータ等によって設定され、目標値入力部1を介し
て目標値フィルタ部2に入力される。目標値フィルタ部
2は、目標値rをその時定数をT1とする次式のような
伝達関数F1の特性で出力する。 F1=1/(1+T1×s) ・・・(3) 次に、第1の減算処理部3は、この目標値フィルタ部2
の出力から第2の減算処理部8から出力されるフィード
バック量eを減算する。
作を説明する。目標値rは、このIMCコントローラの
オペレータ等によって設定され、目標値入力部1を介し
て目標値フィルタ部2に入力される。目標値フィルタ部
2は、目標値rをその時定数をT1とする次式のような
伝達関数F1の特性で出力する。 F1=1/(1+T1×s) ・・・(3) 次に、第1の減算処理部3は、この目標値フィルタ部2
の出力から第2の減算処理部8から出力されるフィード
バック量eを減算する。
【0015】そして、操作量演算部4内の目標値・外乱
フィルタ部4aは、第1の減算処理部3の出力をその時
定数をT2とする次式のような伝達関数F2の特性で出
力する。 F2=1/(1+T2×s) ・・・(4) また、同じくその内部の操作部4bは、目標値・外乱フ
ィルタ部4aの出力から操作量uを演算するが、その伝
達関数Gcは内部モデル記憶部6aから出力された内部
モデル6のゲイン及び時定数により次式となり、図6の
例と同様にむだ時間Lmの要素を除いた内部モデル6の
伝達関数Gmの逆数となっている。 Gc=(1+Tm×s)/Km ・・・(5) ここで、Km、Tmはそれぞれ内部モデル6のゲイン、
時定数である。
フィルタ部4aは、第1の減算処理部3の出力をその時
定数をT2とする次式のような伝達関数F2の特性で出
力する。 F2=1/(1+T2×s) ・・・(4) また、同じくその内部の操作部4bは、目標値・外乱フ
ィルタ部4aの出力から操作量uを演算するが、その伝
達関数Gcは内部モデル記憶部6aから出力された内部
モデル6のゲイン及び時定数により次式となり、図6の
例と同様にむだ時間Lmの要素を除いた内部モデル6の
伝達関数Gmの逆数となっている。 Gc=(1+Tm×s)/Km ・・・(5) ここで、Km、Tmはそれぞれ内部モデル6のゲイン、
時定数である。
【0016】よって、操作量演算部4全体としての伝達
関数は次式となる。 F2×Gc=(1+Tm×s)/{Km×(1+T2×s)}・・・(6) このようにして、第1の減算処理部3の出力から操作量
uが演算されて信号出力部5を介して制御対象プロセス
40へ出力され、また内部モデル出力演算部6bへ出力
される。
関数は次式となる。 F2×Gc=(1+Tm×s)/{Km×(1+T2×s)}・・・(6) このようにして、第1の減算処理部3の出力から操作量
uが演算されて信号出力部5を介して制御対象プロセス
40へ出力され、また内部モデル出力演算部6bへ出力
される。
【0017】次に、内部モデル6は、内部モデル記憶部
6aに記憶されたゲインKm、むだ時間Lm、及び時定
数Tmからなるこれらのパラメータによって、制御対象
プロセス40を1次遅れとむだ時間の要素を有するもの
として数式表現したものであり、内部モデル出力演算部
6bにて操作量演算部4から出力された操作量uから参
照制御量ymを演算する。その伝達関数Gmは次式とな
る。 Gm=Km×exp(−Lm×s)/(1+Tm×s) ・・・(7) 次に、第2の減算処理部8は、制御量入力部7を介して
入力された制御対象プロセス40からの制御量yから内
部モデル出力演算部6bからの参照制御量ymを減算し
てフィードバック量eを出力する。そして、このフィー
ドバック量eが上記のように第1の減算処理部3に入力
される。これで、このIMCコントローラからなるフィ
ードバック制御系が成立する。
6aに記憶されたゲインKm、むだ時間Lm、及び時定
数Tmからなるこれらのパラメータによって、制御対象
プロセス40を1次遅れとむだ時間の要素を有するもの
として数式表現したものであり、内部モデル出力演算部
6bにて操作量演算部4から出力された操作量uから参
照制御量ymを演算する。その伝達関数Gmは次式とな
る。 Gm=Km×exp(−Lm×s)/(1+Tm×s) ・・・(7) 次に、第2の減算処理部8は、制御量入力部7を介して
入力された制御対象プロセス40からの制御量yから内
部モデル出力演算部6bからの参照制御量ymを減算し
てフィードバック量eを出力する。そして、このフィー
ドバック量eが上記のように第1の減算処理部3に入力
される。これで、このIMCコントローラからなるフィ
ードバック制御系が成立する。
【0018】このような制御系において、内部モデル6
のむだ時間Lmが制御対象プロセス40のむだ時間より
も大きいというモデル同定誤差があるときは、制御量記
憶部9、むだ時間誤差検出部10、及びむだ時間修正処
理部11によって以下のようなアルゴリズムで内部モデ
ル6のむだ時間Lmを修正することができる。図3はこ
のアルゴリズムを説明するために、本実施例のIMCコ
ントローラにおいて内部モデル6のむだ時間Lmにモデ
ル同定誤差があるときの目標値追従性を示す図であり、
縦軸は液面の高さ(制御量y)、横軸は時間である。
のむだ時間Lmが制御対象プロセス40のむだ時間より
も大きいというモデル同定誤差があるときは、制御量記
憶部9、むだ時間誤差検出部10、及びむだ時間修正処
理部11によって以下のようなアルゴリズムで内部モデ
ル6のむだ時間Lmを修正することができる。図3はこ
のアルゴリズムを説明するために、本実施例のIMCコ
ントローラにおいて内部モデル6のむだ時間Lmにモデ
ル同定誤差があるときの目標値追従性を示す図であり、
縦軸は液面の高さ(制御量y)、横軸は時間である。
【0019】図3は、本実施例のIMCコントローラを
タンク内の液面の高さの制御に使用したものであり、0
秒にて目標値r(破線)を液面の高さ4cmというステ
ップ入力として入力し、その制御結果の液面の高さであ
る制御量y(実線)を求めたシミュレーション結果であ
る。ここで、内部モデル6のゲインKmを4.0、むだ
時間Lmを50秒、時定数Tmを10秒とし、タンク内
の液体という制御対象プロセス40のゲイン、時定数を
内部モデル6と同じとし、制御対象プロセス40のむだ
時間についてはモデル同定誤差が20%存在するとして
40秒とする。また、目標値フィルタ部2の時定数T
1、目標値・外乱フィルタ部4aの時定数T2を15秒
とする。
タンク内の液面の高さの制御に使用したものであり、0
秒にて目標値r(破線)を液面の高さ4cmというステ
ップ入力として入力し、その制御結果の液面の高さであ
る制御量y(実線)を求めたシミュレーション結果であ
る。ここで、内部モデル6のゲインKmを4.0、むだ
時間Lmを50秒、時定数Tmを10秒とし、タンク内
の液体という制御対象プロセス40のゲイン、時定数を
内部モデル6と同じとし、制御対象プロセス40のむだ
時間についてはモデル同定誤差が20%存在するとして
40秒とする。また、目標値フィルタ部2の時定数T
1、目標値・外乱フィルタ部4aの時定数T2を15秒
とする。
【0020】図3に示すように、内部モデル6のむだ時
間Lmが制御対象プロセス40のむだ時間よりも大きい
ときは、制御量yには目標値rに等しくなる前にその変
化が逆向きになる時点(図3において90〜100秒、
160〜180秒、230〜250秒の付近)が存在す
る。つまり、このような変化の存在が確認できれば、内
部モデル6のむだ時間Lmが制御対象プロセス40のむ
だ時間よりも大きいというモデル同定誤差があると判定
できることになる。
間Lmが制御対象プロセス40のむだ時間よりも大きい
ときは、制御量yには目標値rに等しくなる前にその変
化が逆向きになる時点(図3において90〜100秒、
160〜180秒、230〜250秒の付近)が存在す
る。つまり、このような変化の存在が確認できれば、内
部モデル6のむだ時間Lmが制御対象プロセス40のむ
だ時間よりも大きいというモデル同定誤差があると判定
できることになる。
【0021】そこで、まず制御量記憶部9は、目標値入
力部1にステップ入力である目標値rが入力されて制御
が開始されてからの制御量yを本制御系のサンプリング
時間ごとに記憶する。次に、むだ時間誤差検出部10
は、目標値rと制御量yが等しくなって制御が整定した
と判断すると、この整定以前に制御量記憶部9に記憶さ
れた図3のような制御量yを分析して上記のような変化
があったかどうかを次式にて判定し、そのような変化が
あった場合は修正信号を出力する。 dy×(r−y0)<0 ・・・(8) ここで、dyは制御量yの1サンプリングの変化量、y
0は制御量yの初期値(図3では0cm)である。図3
において目標値rは4cm、制御量yの初期値y0は0
cmで、式(8)の判定を1サンプリングごとに繰り返
すと、式(8)を満たす時点、すなわち制御量yの変化
量dyが負になる時点があるので、修正信号を出力す
る。
力部1にステップ入力である目標値rが入力されて制御
が開始されてからの制御量yを本制御系のサンプリング
時間ごとに記憶する。次に、むだ時間誤差検出部10
は、目標値rと制御量yが等しくなって制御が整定した
と判断すると、この整定以前に制御量記憶部9に記憶さ
れた図3のような制御量yを分析して上記のような変化
があったかどうかを次式にて判定し、そのような変化が
あった場合は修正信号を出力する。 dy×(r−y0)<0 ・・・(8) ここで、dyは制御量yの1サンプリングの変化量、y
0は制御量yの初期値(図3では0cm)である。図3
において目標値rは4cm、制御量yの初期値y0は0
cmで、式(8)の判定を1サンプリングごとに繰り返
すと、式(8)を満たす時点、すなわち制御量yの変化
量dyが負になる時点があるので、修正信号を出力す
る。
【0022】次に、むだ時間修正処理部11は、むだ時
間誤差検出部10から修正信号が出力されると、次式の
ように内部モデル記憶部6aに記憶された内部モデル6
のむだ時間Lmから新たなむだ時間Lm2を演算して内
部モデル記憶部6aに出力する。 Lm2=A×Lm ・・・(9) ここで、Aはある定数であり、本実施例では例えば0.
95とする。よって、内部モデル記憶部6aに記憶され
た内部モデル6のむだ時間LmはこのLm2に更新され
て現在よりも小さい方(0.95×50=47.5秒)
に修正される。
間誤差検出部10から修正信号が出力されると、次式の
ように内部モデル記憶部6aに記憶された内部モデル6
のむだ時間Lmから新たなむだ時間Lm2を演算して内
部モデル記憶部6aに出力する。 Lm2=A×Lm ・・・(9) ここで、Aはある定数であり、本実施例では例えば0.
95とする。よって、内部モデル記憶部6aに記憶され
た内部モデル6のむだ時間LmはこのLm2に更新され
て現在よりも小さい方(0.95×50=47.5秒)
に修正される。
【0023】そして、再び上記のような制御が行われて
むだ時間誤差検出部10にて判定が行われると、まだ内
部モデル6のむだ時間Lmの方が制御対象プロセス40
よりも大きいので、上記の修正が繰り返される。このよ
うな修正が4回繰り返されると、内部モデル6のむだ時
間Lmは約40.7秒と誤差が小さくなり、上記のよう
な制御量yの変化は認められなくなってむだ時間Lmの
修正は完了する。したがって、制御の知識を有する専門
家によることなく内部モデル6のむだ時間Lmの同定誤
差を修正することができる。また、本実施例は、このよ
うな内部モデル6のむだ時間Lmの修正を制御量記憶部
9、むだ時間誤差検出部10、及びむだ時間修正処理部
11を除く図1のような構成のIMCコントローラに適
用しているが、その他のIMC構造のコントローラに適
用することもできる。
むだ時間誤差検出部10にて判定が行われると、まだ内
部モデル6のむだ時間Lmの方が制御対象プロセス40
よりも大きいので、上記の修正が繰り返される。このよ
うな修正が4回繰り返されると、内部モデル6のむだ時
間Lmは約40.7秒と誤差が小さくなり、上記のよう
な制御量yの変化は認められなくなってむだ時間Lmの
修正は完了する。したがって、制御の知識を有する専門
家によることなく内部モデル6のむだ時間Lmの同定誤
差を修正することができる。また、本実施例は、このよ
うな内部モデル6のむだ時間Lmの修正を制御量記憶部
9、むだ時間誤差検出部10、及びむだ時間修正処理部
11を除く図1のような構成のIMCコントローラに適
用しているが、その他のIMC構造のコントローラに適
用することもできる。
【0024】なお、本実施例のIMCコントローラによ
る制御系は、図6の例の制御系において、フィルタ部3
2を目標値・外乱フィルタ部4aにし、目標値rに対し
て目標値フィルタ部2を追加した制御系に相当するの
で、式(1)から制御量yは次式となる。 y=F1×F2×Gp×Gc×r/{1+F2×Gc×(Gp−Gm)} +(1−F2×Gm×Gc)×d/{1+F2×Gc×(Gp−Gm)} ・・・(10)
る制御系は、図6の例の制御系において、フィルタ部3
2を目標値・外乱フィルタ部4aにし、目標値rに対し
て目標値フィルタ部2を追加した制御系に相当するの
で、式(1)から制御量yは次式となる。 y=F1×F2×Gp×Gc×r/{1+F2×Gc×(Gp−Gm)} +(1−F2×Gm×Gc)×d/{1+F2×Gc×(Gp−Gm)} ・・・(10)
【0025】すなわち、式(10)に示すように外乱d
にかかる右辺第2項[(1−F2×Gm×Gc)×d/
{1+F2×Gc×(Gp−Gm)}]には目標値・外
乱フィルタ部4aの伝達関数F2のみが関係しているの
で、設計の際は外乱dについては目標値・外乱フィルタ
部4aで調整する。また、右辺第1項[F1×F2×G
p×Gc×r/{1+F2×Gc×(Gp−Gm)}]
から、目標値rについては目標値・外乱フィルタ部4a
の調整後に目標値フィルタ部2を調整する。つまり、外
乱dに対しては伝達関数F2という1次遅れの特性とな
り、目標値rに対しては伝達関数F1×F2という2次
遅れの特性となるIMCコントローラとなっている。
にかかる右辺第2項[(1−F2×Gm×Gc)×d/
{1+F2×Gc×(Gp−Gm)}]には目標値・外
乱フィルタ部4aの伝達関数F2のみが関係しているの
で、設計の際は外乱dについては目標値・外乱フィルタ
部4aで調整する。また、右辺第1項[F1×F2×G
p×Gc×r/{1+F2×Gc×(Gp−Gm)}]
から、目標値rについては目標値・外乱フィルタ部4a
の調整後に目標値フィルタ部2を調整する。つまり、外
乱dに対しては伝達関数F2という1次遅れの特性とな
り、目標値rに対しては伝達関数F1×F2という2次
遅れの特性となるIMCコントローラとなっている。
【0026】図1の例では内部モデルのむだ時間にモデ
ル同定誤差が生じている場合を述べたが、内部モデルの
時定数にモデル同定誤差が生じている場合もあり、この
場合も本発明を適用することができる。図4は本発明の
他の実施例を示すIMCコントローラのブロック図であ
り、図1と同様の部分には同一の符号を付してある。2
0は制御量記憶部9に記憶された制御量yを分析して内
部モデル6の時定数Tmの誤差を検出したときに修正信
号を出力する誤差検出部である時定数誤差検出部、21
は時定数誤差検出部20から修正信号が出力されると、
新たな時定数を演算して内部モデル記憶部6aに記憶さ
れた内部モデル6の時定数Tmを修正させる修正処理部
である時定数修正処理部である。
ル同定誤差が生じている場合を述べたが、内部モデルの
時定数にモデル同定誤差が生じている場合もあり、この
場合も本発明を適用することができる。図4は本発明の
他の実施例を示すIMCコントローラのブロック図であ
り、図1と同様の部分には同一の符号を付してある。2
0は制御量記憶部9に記憶された制御量yを分析して内
部モデル6の時定数Tmの誤差を検出したときに修正信
号を出力する誤差検出部である時定数誤差検出部、21
は時定数誤差検出部20から修正信号が出力されると、
新たな時定数を演算して内部モデル記憶部6aに記憶さ
れた内部モデル6の時定数Tmを修正させる修正処理部
である時定数修正処理部である。
【0027】次に、このようなIMCコントローラの動
作を説明すると、IMC構造は図1の例と全く同様で、
したがって制御系としての動作も全く同様である。そこ
で、図3と同様に目標値追従のシミュレーション結果を
求める。図5は本実施例のIMCコントローラにおいて
内部モデル6の時定数Tmにモデル同定誤差があるとき
の目標値追従性を示す図である。図5では内部モデル6
のむだ時間Lm及び制御対象プロセス40のむだ時間を
50秒とし、内部モデル6の時定数Tmを10秒とし、
制御対象プロセス40の時定数についてはモデル同定誤
差が50%存在するとして5秒とする。また、その他の
パラメータは図3の例と同様とする。
作を説明すると、IMC構造は図1の例と全く同様で、
したがって制御系としての動作も全く同様である。そこ
で、図3と同様に目標値追従のシミュレーション結果を
求める。図5は本実施例のIMCコントローラにおいて
内部モデル6の時定数Tmにモデル同定誤差があるとき
の目標値追従性を示す図である。図5では内部モデル6
のむだ時間Lm及び制御対象プロセス40のむだ時間を
50秒とし、内部モデル6の時定数Tmを10秒とし、
制御対象プロセス40の時定数についてはモデル同定誤
差が50%存在するとして5秒とする。また、その他の
パラメータは図3の例と同様とする。
【0028】図3と同様に図5においても、内部モデル
6の時定数Tmが制御対象プロセス40の時定数よりも
大きいときは、制御量yの変化が逆向きになる時点(図
5において110〜120秒の付近)が存在する。よっ
て、図1の例と同様のアルゴリズムで内部モデル6の時
定数Tmを修正できることになる。
6の時定数Tmが制御対象プロセス40の時定数よりも
大きいときは、制御量yの変化が逆向きになる時点(図
5において110〜120秒の付近)が存在する。よっ
て、図1の例と同様のアルゴリズムで内部モデル6の時
定数Tmを修正できることになる。
【0029】つまり、時定数誤差検出部20は、目標値
rと制御量yが等しくなって制御が整定したと判断する
と、この整定以前に制御量記憶部9に記憶された図5の
ような制御量yを分析して上記のような変化があったか
どうかを式(8)にて判定し、そのような変化があった
場合は修正信号を出力する。次に、時定数修正処理部2
1は、時定数誤差検出部20から修正信号が出力される
と、次式のように内部モデル記憶部6aに記憶された内
部モデル6の時定数Tmから新たな時定数Tm2を演算
して内部モデル記憶部6aに出力する。 Tm2=B×Tm ・・・(11) ここで、Bはある定数であり、本実施例では例えば0.
9とする。
rと制御量yが等しくなって制御が整定したと判断する
と、この整定以前に制御量記憶部9に記憶された図5の
ような制御量yを分析して上記のような変化があったか
どうかを式(8)にて判定し、そのような変化があった
場合は修正信号を出力する。次に、時定数修正処理部2
1は、時定数誤差検出部20から修正信号が出力される
と、次式のように内部モデル記憶部6aに記憶された内
部モデル6の時定数Tmから新たな時定数Tm2を演算
して内部モデル記憶部6aに出力する。 Tm2=B×Tm ・・・(11) ここで、Bはある定数であり、本実施例では例えば0.
9とする。
【0030】すなわち、図1の例と同様に内部モデル6
の時定数Tmの修正が6回繰り返されると、上記のよう
な制御量yの変化は認められなくなって時定数Tmの修
正は完了する。したがって、制御の知識を有する専門家
によることなく内部モデル6の時定数Tmの同定誤差を
修正することができる。また、本実施例は、図1の例と
同様にその他のIMC構造のコントローラに適用するこ
ともできる。
の時定数Tmの修正が6回繰り返されると、上記のよう
な制御量yの変化は認められなくなって時定数Tmの修
正は完了する。したがって、制御の知識を有する専門家
によることなく内部モデル6の時定数Tmの同定誤差を
修正することができる。また、本実施例は、図1の例と
同様にその他のIMC構造のコントローラに適用するこ
ともできる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、制御量記憶部、誤差検
出部、及び修正処理部を設けることにより、内部モデル
のむだ時間又は時定数にモデル同定誤差があっても、こ
のモデル同定誤差を検出して修正するので、精度と信頼
性の高いIMCコントローラを実現でき、制御の知識を
有しないオペレータであってもIMCコントローラの利
点を生かした制御を行うことができる。
出部、及び修正処理部を設けることにより、内部モデル
のむだ時間又は時定数にモデル同定誤差があっても、こ
のモデル同定誤差を検出して修正するので、精度と信頼
性の高いIMCコントローラを実現でき、制御の知識を
有しないオペレータであってもIMCコントローラの利
点を生かした制御を行うことができる。
【図1】本発明の1実施例を示すIMCコントローラの
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】図1のIMCコントローラを用いた制御系のブ
ロック線図である。
ロック線図である。
【図3】図1のIMCコントローラにおいて内部モデル
のむだ時間にモデル同定誤差があるときの目標値追従性
を示す図である。
のむだ時間にモデル同定誤差があるときの目標値追従性
を示す図である。
【図4】本発明の他の実施例を示すIMCコントローラ
のブロック図である。
のブロック図である。
【図5】図4のIMCコントローラにおいて内部モデル
の時定数にモデル同定誤差があるときの目標値追従性を
示す図である。
の時定数にモデル同定誤差があるときの目標値追従性を
示す図である。
【図6】従来のIMCコントローラを用いた制御系のブ
ロック線図である。
ロック線図である。
2 目標値フィルタ部 3 第1の減算処理部 4 操作量演算部 6a 内部モデル記憶部 6b 内部モデル出力演算部 8 第2の減算処理部 9 制御量記憶部 10 むだ時間誤差検出部 11 むだ時間修正処理部 20 時定数誤差検出部 21 時定数修正処理部 Lm 内部モデルのむだ時間 Tm 内部モデルの時定数 r 目標値 u 操作量 y 制御量 ym 参照制御量
Claims (2)
- 【請求項1】 制御の目標値から制御対象プロセスに出
力する操作量を演算し、制御対象プロセスを数式表現し
た内部モデルにて制御結果である制御対象プロセスの制
御量に相当する参照制御量を演算し、制御量と参照制御
量との差をフィードバックすることにより制御を行うI
MCコントローラにおいて、 目標値に基づく信号からフィードバック量を減算する第
1の減算処理部と、 内部モデルのパラメータに基づいて前記第1の減算処理
部の出力から操作量を演算する操作量演算部と、 前記内部モデルのパラメータを記憶し、このパラメータ
中の内部モデルのむだ時間を誤差修正されたむだ時間が
入力されたときはこの誤差修正されたむだ時間に更新す
る内部モデル記憶部と、 前記内部モデルのパラメータに基づいて前記操作量演算
部から出力された操作量から参照制御量を演算する内部
モデル出力演算部と、 制御対象プロセスの制御量から前記内部モデル出力演算
部から出力された参照制御量を減算して前記フィードバ
ック量を出力する第2の減算処理部と、 前記制御対象プロセスの制御量を記憶する制御量記憶部
と、 前記制御量記憶部に記憶された制御量に基づいて前記内
部モデルのむだ時間に制御対象プロセスとの誤差がある
ときは修正信号を出力する誤差検出部と、 前記誤差検出部から修正信号が出力されたときは前記誤
差修正されたむだ時間を演算して前記内部モデル記憶部
に出力する修正処理部とを有することを特徴とするIM
Cコントローラ。 - 【請求項2】 制御の目標値から制御対象プロセスに出
力する操作量を演算し、制御対象プロセスを数式表現し
た内部モデルにて制御結果である制御対象プロセスの制
御量に相当する参照制御量を演算し、制御量と参照制御
量との差をフィードバックすることにより制御を行うI
MCコントローラにおいて、 目標値に基づく信号からフィードバック量を減算する第
1の減算処理部と、 内部モデルのパラメータに基づいて前記第1の減算処理
部の出力から操作量を演算する操作量演算部と、 前記内部モデルのパラメータを記憶し、このパラメータ
中の内部モデルの時定数を誤差修正された時定数が入力
されたときはこの誤差修正された時定数に更新する内部
モデル記憶部と、 前記内部モデルのパラメータに基づいて前記操作量演算
部から出力された操作量から参照制御量を演算する内部
モデル出力演算部と、 制御対象プロセスの制御量から前記内部モデル出力演算
部から出力された参照制御量を減算して前記フィードバ
ック量を出力する第2の減算処理部と、 前記制御対象プロセスの制御量を記憶する制御量記憶部
と、 前記制御量記憶部に記憶された制御量に基づいて前記内
部モデルの時定数に制御対象プロセスとの誤差があると
きは修正信号を出力する誤差検出部と、 前記誤差検出部から修正信号が出力されたときは前記誤
差修正された時定数を演算して前記内部モデル記憶部に
出力する修正処理部とを有することを特徴とするIMC
コントローラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8382593A JPH06274202A (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | Imcコントローラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8382593A JPH06274202A (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | Imcコントローラ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06274202A true JPH06274202A (ja) | 1994-09-30 |
Family
ID=13813473
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8382593A Pending JPH06274202A (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | Imcコントローラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06274202A (ja) |
-
1993
- 1993-03-19 JP JP8382593A patent/JPH06274202A/ja active Pending
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