JPH0627464Y2 - トラクタの前輪変速装置 - Google Patents
トラクタの前輪変速装置Info
- Publication number
- JPH0627464Y2 JPH0627464Y2 JP1987138486U JP13848687U JPH0627464Y2 JP H0627464 Y2 JPH0627464 Y2 JP H0627464Y2 JP 1987138486 U JP1987138486 U JP 1987138486U JP 13848687 U JP13848687 U JP 13848687U JP H0627464 Y2 JPH0627464 Y2 JP H0627464Y2
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- transmission gear
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title claims description 85
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 25
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 15
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 210000001015 abdomen Anatomy 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
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- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、前輪の周速度を変化させる変速機構を備え
たトラクタの前輪変速装置に関するものである。
たトラクタの前輪変速装置に関するものである。
従来の技術 従来、四輪駆動のトラクタにおける通常の走行時には、
前輪の周速度と後輪の周速度とが略等しく設定されてい
る。一方、旋回時において旋回半径を小さくするために
は、前輪の周速度を後輪の周速度より大きく設定する必
要がある。そこで、前輪の周速度と後輪の周速度とが略
一定になる標準速伝動状態と、前輪の周速度が後輪の周
速度より大きくなる増速伝動状態とに切り換える前輪変
速装置を前輪への動力伝達経路中に設け、旋回時にはこ
の前輪変速装置を増速伝動状態に切り換えて旋回半径を
小さくすることが行われている。
前輪の周速度と後輪の周速度とが略等しく設定されてい
る。一方、旋回時において旋回半径を小さくするために
は、前輪の周速度を後輪の周速度より大きく設定する必
要がある。そこで、前輪の周速度と後輪の周速度とが略
一定になる標準速伝動状態と、前輪の周速度が後輪の周
速度より大きくなる増速伝動状態とに切り換える前輪変
速装置を前輪への動力伝達経路中に設け、旋回時にはこ
の前輪変速装置を増速伝動状態に切り換えて旋回半径を
小さくすることが行われている。
ここで、標準速伝動状態と増速伝動状態とに切り換える
ことができる前輪変速装置は、エンジンから後輪に動力
伝達を行う伝動軸と前輪動力取出軸との間に標準速用伝
動ギヤと増速用伝動ギヤとを設け、これらの各ギヤと前
輪動力取出軸とをクラツチを介して連結し、これらのク
ラツチを選択的に断続することにより標準速伝動状態と
増速伝動状態との切り換えを行つている。そして、この
ようなクラツチの機構としては、特開昭58−1222
30号公報、実開昭62−97033号公報、特公昭6
2−35929号公報、実開昭60−102133号公
報、実開昭62−137226号公報等に記載されたも
のがある。
ことができる前輪変速装置は、エンジンから後輪に動力
伝達を行う伝動軸と前輪動力取出軸との間に標準速用伝
動ギヤと増速用伝動ギヤとを設け、これらの各ギヤと前
輪動力取出軸とをクラツチを介して連結し、これらのク
ラツチを選択的に断続することにより標準速伝動状態と
増速伝動状態との切り換えを行つている。そして、この
ようなクラツチの機構としては、特開昭58−1222
30号公報、実開昭62−97033号公報、特公昭6
2−35929号公報、実開昭60−102133号公
報、実開昭62−137226号公報等に記載されたも
のがある。
考案が解決しようとする問題点 まず、特開昭58−122230号公報及び実開昭62
−97033号公報に記載されたクラツチは、標準速用
伝動ギヤ側と増速用伝動ギヤ側との双方に噛み合い式ク
ラツチを用いたものであり、クラツチの切り換え性能に
関して迅速性及び確実性に欠けるという欠点がある。
−97033号公報に記載されたクラツチは、標準速用
伝動ギヤ側と増速用伝動ギヤ側との双方に噛み合い式ク
ラツチを用いたものであり、クラツチの切り換え性能に
関して迅速性及び確実性に欠けるという欠点がある。
つぎに、特公昭62−35929号公報及び実開昭60
−102133号公報に記載されたクラツチは、標準速
用伝動ギヤ側と増速用伝動ギヤ側との双方に摩擦式多板
クラツチを用いたものであり、一般的にコストが高くな
り、油圧供給管路や油圧ポンプや油圧バルブ等の各種部
材を必要とし、前輪変速装置全体が複雑化及び大型化す
るという欠点がある。
−102133号公報に記載されたクラツチは、標準速
用伝動ギヤ側と増速用伝動ギヤ側との双方に摩擦式多板
クラツチを用いたものであり、一般的にコストが高くな
り、油圧供給管路や油圧ポンプや油圧バルブ等の各種部
材を必要とし、前輪変速装置全体が複雑化及び大型化す
るという欠点がある。
また、実開昭62−137226号公報等に記載された
クラツチは、標準速用伝動ギヤ側に噛み合い式クラツチ
を用い、増速用伝動ギヤ側に摩擦式多板クラツチを用い
たものであり、噛み合い式クラツチを用いた標準速用伝
動ギヤ側において、クラツチの切り換え性能に関して迅
速性及び確実性に欠けるという欠点がある。
クラツチは、標準速用伝動ギヤ側に噛み合い式クラツチ
を用い、増速用伝動ギヤ側に摩擦式多板クラツチを用い
たものであり、噛み合い式クラツチを用いた標準速用伝
動ギヤ側において、クラツチの切り換え性能に関して迅
速性及び確実性に欠けるという欠点がある。
問題点を解決するための手段 操向自在な前輪に連結されるとともにエンジンからの動
力を前輪に伝達する回転軸上に、前輪を後輪の周速度と
略等しい周速度で回転させる動力伝達を行う標準速用伝
動ギヤと前輪を後輪の周速度より大きな周速度で回転さ
せる動力伝達を行う増速用伝動ギヤとを設ける。増速用
伝動ギヤと回転軸とを摩擦式多板クラツチを介して連結
し、標準速用伝動ギヤと回転軸とを標準速用伝動ギヤか
ら回転軸へのみ動力伝達を行うワンウエイクラツチを介
して連結する。前輪が所定角度以上に操向されたことを
検出して閉路する旋回検出スイツチと前後進切換装置が
前進状態時のみ閉路する前進検出スイツチと前輪を自動
的に増速させるかどうかを切換選択する前輪自動変速切
換スイツチとの直列回路よりなる制御部を設け、この制
御部を摩擦式多板クラツチに接続し、操向操作時に摩擦
式多板クラツチを動力伝達状態に切換えるようにした。
力を前輪に伝達する回転軸上に、前輪を後輪の周速度と
略等しい周速度で回転させる動力伝達を行う標準速用伝
動ギヤと前輪を後輪の周速度より大きな周速度で回転さ
せる動力伝達を行う増速用伝動ギヤとを設ける。増速用
伝動ギヤと回転軸とを摩擦式多板クラツチを介して連結
し、標準速用伝動ギヤと回転軸とを標準速用伝動ギヤか
ら回転軸へのみ動力伝達を行うワンウエイクラツチを介
して連結する。前輪が所定角度以上に操向されたことを
検出して閉路する旋回検出スイツチと前後進切換装置が
前進状態時のみ閉路する前進検出スイツチと前輪を自動
的に増速させるかどうかを切換選択する前輪自動変速切
換スイツチとの直列回路よりなる制御部を設け、この制
御部を摩擦式多板クラツチに接続し、操向操作時に摩擦
式多板クラツチを動力伝達状態に切換えるようにした。
作用 操向操作を行うと制御部の働きにより摩擦式多板クラツ
チが動力伝達状態に切換えられ、エンジンからの動力は
摩擦式多板クラツチを介して増速用伝動ギヤから回転軸
に伝達され、前輪は後輪の周速度より大きな周速度で回
転する。操向操作時以外においては、エンジンからの動
力はワンウエイクラツチを介して標準速用伝動ギヤから
回転軸に伝達され、前輪は後輪の周速度と略等しい周速
度で回転する。
チが動力伝達状態に切換えられ、エンジンからの動力は
摩擦式多板クラツチを介して増速用伝動ギヤから回転軸
に伝達され、前輪は後輪の周速度より大きな周速度で回
転する。操向操作時以外においては、エンジンからの動
力はワンウエイクラツチを介して標準速用伝動ギヤから
回転軸に伝達され、前輪は後輪の周速度と略等しい周速
度で回転する。
実施例 この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。まず、
トラクタ1の腹部には前方から順にエンジン2、クラツ
チケース3、ミツシヨンケース4、デフケース5が配置
され、デフケース5の下部には前輪動力取出ケース6が
固定されている。そして、クラツチケース3内にはメイ
ンクラツチ7が収納され、ミツシヨンケース4内には前
後進切換装置8と主変速装置9と副変速装置10とが収
納され、デフケース5内にはクリープ装置11と前輪動
力取出装置12と後輪差動装置13とPTO変速装置1
4とが収納され、前輪動力取出ケース6内には前輪変速
装置15が収納されている。
トラクタ1の腹部には前方から順にエンジン2、クラツ
チケース3、ミツシヨンケース4、デフケース5が配置
され、デフケース5の下部には前輪動力取出ケース6が
固定されている。そして、クラツチケース3内にはメイ
ンクラツチ7が収納され、ミツシヨンケース4内には前
後進切換装置8と主変速装置9と副変速装置10とが収
納され、デフケース5内にはクリープ装置11と前輪動
力取出装置12と後輪差動装置13とPTO変速装置1
4とが収納され、前輪動力取出ケース6内には前輪変速
装置15が収納されている。
前記デフケース5内にはドライブピニオン軸16が軸支
されており、このドライブピニオン軸16の一端にはド
ライブピニオン17が固定され、ドライブピニオン軸1
6の他端は前記クリープ装置11に連結されている。ま
た、前記ドライブピニオン17は前記後輪差動装置13
のベベルギヤ18と噛み合つており、さらに、後輪差動
装置13には最終減速装置19を介して後輪20が連結
されている。
されており、このドライブピニオン軸16の一端にはド
ライブピニオン17が固定され、ドライブピニオン軸1
6の他端は前記クリープ装置11に連結されている。ま
た、前記ドライブピニオン17は前記後輪差動装置13
のベベルギヤ18と噛み合つており、さらに、後輪差動
装置13には最終減速装置19を介して後輪20が連結
されている。
前記前輪動力取出ケース6内には前輪動力取出軸21が
軸支され、この前輪動力取出軸21にはギヤ22と軸受
スリーブ23とがスプライン嵌合されている。前記軸受
スリーブ23には増速用伝動ギヤ24と標準速用伝動ギ
ヤ25とが軸受26,27,28により保持され、増速
用伝動ギヤ24は摩擦式多板クラツチである電磁クラツ
チ29を介して前記前輪動力取出軸21に連結されてい
る。前記標準速用伝動ギヤ25と前記軸受スリーブ23
との間には、標準速用伝動ギヤ25から前輪動力取出軸
21側へのみ動力を伝達するワンウエイクラツチ30が
介装されている。また、標準速用伝動ギヤ25にはクラ
ツチギヤ31が一体的に形成され、このクラツチギヤ3
1に噛み合うことにより標準速用伝動ギヤ25と前記ギ
ヤ22とを連結するスライドギヤ32が設けられてい
る。
軸支され、この前輪動力取出軸21にはギヤ22と軸受
スリーブ23とがスプライン嵌合されている。前記軸受
スリーブ23には増速用伝動ギヤ24と標準速用伝動ギ
ヤ25とが軸受26,27,28により保持され、増速
用伝動ギヤ24は摩擦式多板クラツチである電磁クラツ
チ29を介して前記前輪動力取出軸21に連結されてい
る。前記標準速用伝動ギヤ25と前記軸受スリーブ23
との間には、標準速用伝動ギヤ25から前輪動力取出軸
21側へのみ動力を伝達するワンウエイクラツチ30が
介装されている。また、標準速用伝動ギヤ25にはクラ
ツチギヤ31が一体的に形成され、このクラツチギヤ3
1に噛み合うことにより標準速用伝動ギヤ25と前記ギ
ヤ22とを連結するスライドギヤ32が設けられてい
る。
前記デフケース5内には支軸33が固定され、この支軸
33にはギヤ34,35を有する中間ギヤ36が軸支さ
れ、さらに、支軸33の端部には前記スライドギヤ32
をスライドさせるシフター37が保持されている。な
お、前記ギヤ34は前記増速用伝動ギヤ24と常時噛み
合い、前記ギヤ35は前記標準速用伝動ギヤ25と常時
噛み合つている。また、前記ドライブピニオン軸16に
は前輪動力取出ギヤ38がスライド自在にスプライン嵌
合され、この前輪動力取出ギヤ38は前記ギヤ35に選
択的に噛み合つている。
33にはギヤ34,35を有する中間ギヤ36が軸支さ
れ、さらに、支軸33の端部には前記スライドギヤ32
をスライドさせるシフター37が保持されている。な
お、前記ギヤ34は前記増速用伝動ギヤ24と常時噛み
合い、前記ギヤ35は前記標準速用伝動ギヤ25と常時
噛み合つている。また、前記ドライブピニオン軸16に
は前輪動力取出ギヤ38がスライド自在にスプライン嵌
合され、この前輪動力取出ギヤ38は前記ギヤ35に選
択的に噛み合つている。
前記前輪動力取出軸21は伝動軸カバー39に被覆され
た前輪動力伝動軸40の一端に連結され、前輪動力伝動
軸40の他端は前輪差動装置41に連結されている。さ
らに、前輪差動装置41には、操向減速装置42を介し
て前輪43が連結されている。
た前輪動力伝動軸40の一端に連結され、前輪動力伝動
軸40の他端は前輪差動装置41に連結されている。さ
らに、前輪差動装置41には、操向減速装置42を介し
て前輪43が連結されている。
前記電磁クラツチ29は、第3図に示すように、前輪4
3が所定角度以上に操向されたこと、又は、左右いずれ
か一方の後輪20のブレーキが作動されたことを検出し
て閉路する旋回検出スイツチ44と、前記副変速装置1
0が高速変速状態以外の変速位置に操作されているとき
に閉路する副変速検出スイツチ45と、前記前後進切換
装置8が前進状態時のみ閉路する前進検出スイツチ46
と、前記スライドギヤ32が前記クラツチギヤ31と噛
み合つていない時のみ、すなわち、前輪43を自動的に
増速させるかどうかを切換選択する前輪自動変速切換ス
イツチ47とを介してバツテリ48に電気的に接続され
ている。
3が所定角度以上に操向されたこと、又は、左右いずれ
か一方の後輪20のブレーキが作動されたことを検出し
て閉路する旋回検出スイツチ44と、前記副変速装置1
0が高速変速状態以外の変速位置に操作されているとき
に閉路する副変速検出スイツチ45と、前記前後進切換
装置8が前進状態時のみ閉路する前進検出スイツチ46
と、前記スライドギヤ32が前記クラツチギヤ31と噛
み合つていない時のみ、すなわち、前輪43を自動的に
増速させるかどうかを切換選択する前輪自動変速切換ス
イツチ47とを介してバツテリ48に電気的に接続され
ている。
このような構成において、まず、エンジン2からの動力
は、メインクラツチ7から前後進切換装置8に伝達さ
れ、前後進切換装置8から主変速装置9と副変速装置1
0とクリープ装置11とを介してドライブピニオン軸1
6に伝達され、さらに、後輪差動装置13と最終減速装
置19とを介して後輪20に伝達され、後輪20が回転
する。
は、メインクラツチ7から前後進切換装置8に伝達さ
れ、前後進切換装置8から主変速装置9と副変速装置1
0とクリープ装置11とを介してドライブピニオン軸1
6に伝達され、さらに、後輪差動装置13と最終減速装
置19とを介して後輪20に伝達され、後輪20が回転
する。
また、前輪動力取出ギヤ38をスライドさせてギヤ35
に噛み合わせると、ドライブピニオン軸16の回転は中
間ギヤ36に伝達され、増速用伝動ギヤ24と標準速用
伝動ギヤ25とが回転する。ここで、スライドギヤ32
をスライドさせてクラツチギヤ31に噛み合わせると、
標準速用伝動ギヤ25の回転はスライドギヤ32からギ
ヤ22に伝達され、さらに、ギヤ22から前輪動力取出
軸21に伝達される。そして、前輪動力取出軸21から
の動力伝達により前輪43が回転され、トラクタ1は四
輪駆動状態で走行する。なお、スライドギヤ32をクラ
ツチギヤ31に噛み合わせることにより前輪自動変速切
換スイツチ47が閉路し、電磁クラツチ29は非通電状
態に維持されている。したがつて、前輪43の周速度は
後輪20の周速度と略等しい標準速伝動状態に維持され
る。
に噛み合わせると、ドライブピニオン軸16の回転は中
間ギヤ36に伝達され、増速用伝動ギヤ24と標準速用
伝動ギヤ25とが回転する。ここで、スライドギヤ32
をスライドさせてクラツチギヤ31に噛み合わせると、
標準速用伝動ギヤ25の回転はスライドギヤ32からギ
ヤ22に伝達され、さらに、ギヤ22から前輪動力取出
軸21に伝達される。そして、前輪動力取出軸21から
の動力伝達により前輪43が回転され、トラクタ1は四
輪駆動状態で走行する。なお、スライドギヤ32をクラ
ツチギヤ31に噛み合わせることにより前輪自動変速切
換スイツチ47が閉路し、電磁クラツチ29は非通電状
態に維持されている。したがつて、前輪43の周速度は
後輪20の周速度と略等しい標準速伝動状態に維持され
る。
つぎに、スライドギヤ32をスライドさせてクラツチギ
ヤ31との噛み合いを解除すると、前輪自動変速切換ス
イツチ47が閉路するが、トラクタ1が直進状態のとき
は旋回検出スイツチ44が開路しており、電磁クラツチ
29は非通電状態となつている。このため、スライドギ
ヤ32とクラツチギヤ31との噛み合いを解除してトラ
クタ1を直進状態で走行させる場合は、標準速用伝動ギ
ヤ25の回転はワンウエイクラツチ30を介して前輪動
力取出軸21に伝達され、前輪43の周速度は後輪20
の周速度と略等しい標準速伝動状態に維持される。
ヤ31との噛み合いを解除すると、前輪自動変速切換ス
イツチ47が閉路するが、トラクタ1が直進状態のとき
は旋回検出スイツチ44が開路しており、電磁クラツチ
29は非通電状態となつている。このため、スライドギ
ヤ32とクラツチギヤ31との噛み合いを解除してトラ
クタ1を直進状態で走行させる場合は、標準速用伝動ギ
ヤ25の回転はワンウエイクラツチ30を介して前輪動
力取出軸21に伝達され、前輪43の周速度は後輪20
の周速度と略等しい標準速伝動状態に維持される。
ここで、スライドギヤ32とクラツチギヤ31との噛み
合いを解除することにより前輪自動変速切換スイツチ4
7を閉路し、前後進切換装置8を前進位置に操作するこ
とにより前進検出スイツチ46を閉路し、副変速装置1
0を高速位置以外の変速位置に操作することにより副変
速検出スイツチ45を閉路した状態でトラクタ1を走行
させているときに、トラクタ1を旋回させる。すると、
旋回時において前輪43が所定角度以上に操向されたこ
と、又は、いずれか一方の後輪20のブレーキが作動さ
れたことにより旋回検出スイツチ44が閉路する。これ
により、全てのスイツチ44〜47が閉路され、電磁ク
ラツチ29が作動し、増速用伝動ギヤ24の回転は電磁
クラツチ29を介して前輪動力取出軸21に伝達され、
前輪43は標準速伝動状態の約2倍の周速度で回転す
る。したがつて、前輪43の周速度が後輪20の周速度
の約2倍となることによりトラクタ1の旋回半径が小さ
くなる。
合いを解除することにより前輪自動変速切換スイツチ4
7を閉路し、前後進切換装置8を前進位置に操作するこ
とにより前進検出スイツチ46を閉路し、副変速装置1
0を高速位置以外の変速位置に操作することにより副変
速検出スイツチ45を閉路した状態でトラクタ1を走行
させているときに、トラクタ1を旋回させる。すると、
旋回時において前輪43が所定角度以上に操向されたこ
と、又は、いずれか一方の後輪20のブレーキが作動さ
れたことにより旋回検出スイツチ44が閉路する。これ
により、全てのスイツチ44〜47が閉路され、電磁ク
ラツチ29が作動し、増速用伝動ギヤ24の回転は電磁
クラツチ29を介して前輪動力取出軸21に伝達され、
前輪43は標準速伝動状態の約2倍の周速度で回転す
る。したがつて、前輪43の周速度が後輪20の周速度
の約2倍となることによりトラクタ1の旋回半径が小さ
くなる。
トラクタ1の旋回が終了して前輪43の操向角が所定の
角度以下になるかもしくはブレーキの作動が中止される
と、前輪自動変速切換スイツチ47が閉路して電磁クラ
ツチ29への通電が遮断される。そして、増速用伝動ギ
ヤ24から前輪動力取出軸21への動力伝達が断たれ、
再び標準速用伝動ギヤ25からワンウエイクラツチ30
を介して前輪動力取出軸21への動力伝達が行われ、前
記43は後輪20と略等しい周速度で回転する。
角度以下になるかもしくはブレーキの作動が中止される
と、前輪自動変速切換スイツチ47が閉路して電磁クラ
ツチ29への通電が遮断される。そして、増速用伝動ギ
ヤ24から前輪動力取出軸21への動力伝達が断たれ、
再び標準速用伝動ギヤ25からワンウエイクラツチ30
を介して前輪動力取出軸21への動力伝達が行われ、前
記43は後輪20と略等しい周速度で回転する。
なお、前後進切換装置8を後進位置に操作している場
合、又は、副変速装置10を高速位置に操作している場
合は、前進検出スイツチ46又は副変速検出スイツチ4
5が開路されており、後進時や高速走行時にトラクタ1
を旋回させても前輪43の周速度は標準速伝動状態に維
持され、これらの前進検出スイツチ46や副変速検出ス
イツチ45は安全機構としての働きをする。
合、又は、副変速装置10を高速位置に操作している場
合は、前進検出スイツチ46又は副変速検出スイツチ4
5が開路されており、後進時や高速走行時にトラクタ1
を旋回させても前輪43の周速度は標準速伝動状態に維
持され、これらの前進検出スイツチ46や副変速検出ス
イツチ45は安全機構としての働きをする。
考案の効果 この考案は、上述のように増速用伝動ギヤと回転軸とを
摩擦式多板クラツチを介して連結するとともに標準速用
伝動ギヤと回転軸とを標準速用伝動ギヤから回転軸への
み回転を伝達するワンウエイクラツチを介して連結した
ことにより、標準速伝動状態から増速伝動状態への切換
え、及び、増速伝動状態から標準速伝動状態への切換え
を、噛み合い式クラツチを用いた場合に比べて瞬時にか
つ確実に行うことができ、さらに、増速用伝動ギヤ側と
標準速用伝動ギヤ側との双方に摩擦式多板クラツチを用
いた場合に比べて構造の簡単化及び小型化を図ることが
できる等の効果を有する。
摩擦式多板クラツチを介して連結するとともに標準速用
伝動ギヤと回転軸とを標準速用伝動ギヤから回転軸への
み回転を伝達するワンウエイクラツチを介して連結した
ことにより、標準速伝動状態から増速伝動状態への切換
え、及び、増速伝動状態から標準速伝動状態への切換え
を、噛み合い式クラツチを用いた場合に比べて瞬時にか
つ確実に行うことができ、さらに、増速用伝動ギヤ側と
標準速用伝動ギヤ側との双方に摩擦式多板クラツチを用
いた場合に比べて構造の簡単化及び小型化を図ることが
できる等の効果を有する。
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1図は動力
伝達経路の全体を示す説明図、第2図は前輪動力取出部
を示す縦断側面図、第3図は前輪変速装置の制御部を示
す説明図、第4図はトラクタの全体を示す側面図であ
る。 2…エンジン、20…後輪、21…前輪動力取出軸(回
転軸)、24…増速用伝動ギヤ、25…標準速用伝動ギ
ヤ、29…電磁クラツチ(摩擦式多板クラツチ)、30
…ワンウエイクラツチ、43…前輪、47…前輪自動変
速切換スイツチ(制御部)
伝達経路の全体を示す説明図、第2図は前輪動力取出部
を示す縦断側面図、第3図は前輪変速装置の制御部を示
す説明図、第4図はトラクタの全体を示す側面図であ
る。 2…エンジン、20…後輪、21…前輪動力取出軸(回
転軸)、24…増速用伝動ギヤ、25…標準速用伝動ギ
ヤ、29…電磁クラツチ(摩擦式多板クラツチ)、30
…ワンウエイクラツチ、43…前輪、47…前輪自動変
速切換スイツチ(制御部)
Claims (1)
- 【請求項1】操向自在な前輪に連結されるとともにエン
ジンからの動力を前記前輪に伝達する回転軸を設け、後
輪の周速度と略等しい周速度で前記前輪を回転させる動
力伝達を行う標準速用伝動ギヤと前記後輪の周速度より
大きな周速度で前記前輪を回転させる動力伝達を行う増
速用伝動ギヤとを前記回転軸上に設け、前記増速用伝動
ギヤと前記回転軸とを摩擦式多板クラツチを介して連結
し、前記標準速用伝動ギヤと前記回転軸とを前記標準速
用伝動ギヤから前記回転軸へのみ動力伝達を行うワンウ
エイクラツチを介して連結し、前記前輪が所定角度以上
に操向されたことを検出して閉路する旋回検出スイツチ
と前後進切換装置が前進状態時のみ閉路する前進検出ス
イツチと前記前輪を自動的に増速させるかどうかを切換
選択する前輪自動変速切換スイツチとの直列回路よりな
る制御部を設け、この制御部を前記摩擦式多板クラツチ
に接続し、操向操作時に前記摩擦式多板クラツチを動力
伝達状態に切換えるようにしたことを特徴とするトラク
タの前輪変速装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987138486U JPH0627464Y2 (ja) | 1987-09-10 | 1987-09-10 | トラクタの前輪変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987138486U JPH0627464Y2 (ja) | 1987-09-10 | 1987-09-10 | トラクタの前輪変速装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6442927U JPS6442927U (ja) | 1989-03-15 |
| JPH0627464Y2 true JPH0627464Y2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=31400869
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987138486U Expired - Lifetime JPH0627464Y2 (ja) | 1987-09-10 | 1987-09-10 | トラクタの前輪変速装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0627464Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6231530U (ja) * | 1985-08-13 | 1987-02-25 | ||
| JPS6285724A (ja) * | 1985-10-11 | 1987-04-20 | Kubota Ltd | 農用トラクタの前輪変速操作構造 |
| JPS63195025A (ja) * | 1987-02-10 | 1988-08-12 | Kubota Ltd | 作業車の前輪変速構造 |
-
1987
- 1987-09-10 JP JP1987138486U patent/JPH0627464Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6442927U (ja) | 1989-03-15 |
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