JPH06274980A - 回転ヘッド装置 - Google Patents

回転ヘッド装置

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JPH06274980A
JPH06274980A JP5063669A JP6366993A JPH06274980A JP H06274980 A JPH06274980 A JP H06274980A JP 5063669 A JP5063669 A JP 5063669A JP 6366993 A JP6366993 A JP 6366993A JP H06274980 A JPH06274980 A JP H06274980A
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JP
Japan
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tape
cylinder
rotary
magnetic tape
rotary cylinder
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Pending
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JP5063669A
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English (en)
Inventor
Masayuki Hino
雅之 日野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高相対速度のVTRにおいて、磁気テープの
浮上量を低減し、かつ有効巻き付け角度内で浮上量を均
一化する。 【構成】 磁気ヘッド4を有する回転シリンダ1と、回
転シリンダ1の回転軸を支持するとともに磁気テープ7
の走行をガイドする第1の固定シリンダ8と、第2の固
定シリンダ9とで構成する。回転シリンダ1の外周面に
少なくとも1つ以上の空気溝5を設け、そのうちの少な
くとも1つ以上の開口幅を0.2mm以上0.7mm以
下とし、磁気ヘッド4とテープとの相対速度が20m/
s以上、100m/s以下で、テープの浮上量を低減
化、均一化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VTR等における回転
ヘッド装置に関し、さらに詳しくは、回転シリンダの空
気溝に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、放送用・業務用VTRなどでは、
高記録レートを達成するために回転シリンダの回転数を
高く設定した回転ヘッド装置が主流となっている。しか
し、回転シリンダを高速で回転させると、磁気テープの
浮上量が増大して磁気ヘッドとの接触状態が不安定にな
るという問題があった。
【0003】従来、このような分野の技術としては、回
転シリンダに空気溝を形成するとともに溝の大きさを変
化させ、磁気テープの浮上量を低減、均一化する(特開
平2−249168号公報)が知られている。しかし、
磁気テープと磁気ヘッドとの速度差が20m/s以上の
ような高相対速度では、磁気テープの浮上量の低減と均
一化には問題があった。
【0004】以下、図6〜図9を参照しながら、従来の
回転ヘッド装置の構成とその問題点を説明する。
【0005】図7は従来の回転ヘッド装置の正面図、図
8はその平面図である。図9は従来の回転ヘッド装置に
おける磁気テープの浮上量を示す図である。
【0006】従来の一般的な回転ヘッド装置は、回転シ
リンダ101と、固定シリンダ103で構成される。回
転シリンダ101は、回転軸102に取り付けられ、回
転シリンダ101の下端に磁気ヘッド104が、その先
端を回転シリンダ101の外周面からわずかに突き出す
位置に取り付けられ固定されている。
【0007】回転シリンダ101にはシリンダ外周面全
周にわたる複数の空気溝105が刻設されている。回転
軸102は、固定シリンダ103内に固定された軸受け
(図示せず)に挿入されており、回転シリンダ101が
回転可能に支持される。固定シリンダ103は、回転軸
102を支持するとともに、外周面に形成されたリード
106により、磁気テープ107の走行を斜めにガイド
する。
【0008】このような従来の回転シリンダ101と固
定シリンダ103で構成される方式を、以下、上回転方
式と称することにする。
【0009】以上のように構成された回転ヘッド装置に
ついて、以下その動作を説明する。図8に示すように、
回転シリンダ101は、図中矢印Cで示す方向に高速で
回転し、磁気テープ107は図中矢印方向Dに走行す
る。この状態において、回転シリンダ101の下端に固
定された磁気ヘッド104が磁気テープ107上を接触
走査し、信号を記録再生する。
【0010】このとき磁気テープ107と回転シリンダ
101の間で発生する空気流れが、エアフィルムと呼ば
れる空気層を形成しており、磁気テープ107は回転シ
リンダ101から浮き上がって走行している。
【0011】図8において、ガイドポスト108,10
9にガイドされた磁気テープ107に対する回転シリン
ダ101の入側を0°の位置とし、出側を180°の位
置とする。また、回転シリンダ101の入側0°の位置
におけるエアフィルムの圧力をPA、出側180°の位
置における圧力をPBとする。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図9において、107
a,107b,107cは、いずれも記録再生時の磁気
テープ107の浮上量を示している。回転シリンダ10
1に対するテープの相対的な位置が異なっているのは、
テープが回転シリンダ101外周面上に斜めに巻き付け
られるためである。107aは、回転シリンダ101の
入側0°の位置での磁気テープ、107bは90°位置
の磁気テープ、107cは出側180°の位置での磁気
テープである。
【0013】回転シリンダ101の入側では、回転シリ
ンダ101の回転によって磁気テープ107との間に空
気を巻き込み、大きなエアフィルムを形成するため、こ
の部分でのテープの浮上量は最も大きくなる。これに対
して、回転シリンダ101の出側でのテープの浮上量は
最も小さくなる。この要因には以下の2つが考えられ
る。
【0014】1つは、回転シリンダ101の入側から出
側にかけて、回転シリンダ101と磁気テープ107と
の間の空気が、テープの上端から逃げていくためであ
る。もう1つは、入側での空気の圧力PAに比べて出側
での空気の圧力PBが高いためである。図6は、回転シ
リンダ101の入側から出側にかけての空気の圧力を示
したものである。図6に示すように従来の回転ヘッド装
置においては、回転シリンダ101と磁気テープ107
との間の空気の圧力は入側0°の位置から出側180°
の位置にかけて変化する。圧力が変化すればPV=一定
の式より、空気の体積も変化し、テープの浮上量が不均
一になる。
【0015】このように、磁気テープ上端からの空気の
逃げ、空気の圧力変化の2つの要因により、磁気テープ
の浮上量は、回転シリンダ101の入側から出側にかけ
て大きく変化する。
【0016】以上のように従来の回転ヘッド装置では、
回転シリンダ101の回転数が高くなるとエアフィルム
の厚みが大きくなり、磁気ヘッド104と磁気テープ1
07との接触状態が不安定になるという問題と、入側か
ら出側にかけてテープの浮上量が変化するため、磁気ヘ
ッド104と磁気テープ107との接触状態が不均一に
なるという2つの問題があった。
【0017】これに対し、回転シリンダ101外周に設
けた空気溝105の大きさと数を変えて、浮上量の低減
と均一化を図る検討がなされてきた。しかし、放送用・
業務用VTRのようなテープ/ヘッド相対速度が20m
/s以上の高い領域では、空気溝105の本数を増やし
てもあまり効果がない。また、空気溝105の大きさを
大きくすると、磁気テープ107が空気溝105の部分
で大きく変形し、テープに傷が発生したり、精度の高い
走行状態を確保することができないという問題があっ
た。
【0018】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、磁気ヘッドと磁気テープとの信号伝達
を安定とするため、高相対速度における磁気テープの浮
上量の低減化と、回転シリンダの入側から出側までの磁
気テープの浮上量の均一化を提供するものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために、磁気ヘッドを有する回転シリンダと、回
転シリンダの回転軸を支持するとともに磁気テープの走
行をガイドする第1の固定シリンダと、回転シリンダの
回転軸と軸を同じくして配置し、磁気テープの走行をガ
イドする第2の固定シリンダとを有し、磁気ヘッドと磁
気テープとの相対速度が20m/s以上、100m/s
以下であり、回転シリンダの外周面に少なくとも1つ以
上の溝を設け、そのうちの少なくとも1つ以上の開口幅
が0.2mm以上、0.7mm以下とした。
【0020】
【作用】本発明は、高相対速度においてもテープの浮上
量を均一化するため回転シリンダと2つの固定シリンダ
とで構成し、さらに回転シリンダ外周面に設ける溝の開
口幅を規定したので、テープの浮上量を低減するととも
に、テープが大きく変形することがなく、精度の高いテ
ープの走行状態を得ることができる。
【0021】また、回転シリンダの出側においてもテー
プの浮上量を十分確保することができ、回転シリンダの
入側から出側までテープの浮上量を均一化することが可
能である。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例について図1から図6
を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施例を示
す回転ヘッド装置の正面図である。図2は、その平面図
である。
【0023】図1、図2に示すように、本発明の回転ヘ
ッド装置は、上固定シリンダ8と、下固定シリンダ9
と、磁気ヘッド4を備えた回転シリンダ1と、回転軸2
で構成される。上固定シリンダ8と下固定シリンダ9は
外周面で磁気テープ7の走行をガイドし、下固定シリン
ダ9は、回転シリンダ1と一体的に構成した回転軸2を
支持している。
【0024】このような回転シリンダ1と2つの固定シ
リンダで構成される方式を、中回転方式と称することに
する。
【0025】図2に示すように、回転シリンダ1は、図
中矢印Cで示す方向に高速で回転し、磁気テープ7は回
転ヘッド装置に対して斜めに巻き付けられ、ガイドポス
ト3,6によってガイドされながら図中矢印方向Dに走
行する。このとき磁気テープ7と回転シリンダ1の間で
発生する空気流れが、エアフィルムと呼ばれる空気層を
形成しており、磁気テープ7は回転シリンダ1から浮き
上がって走行している。
【0026】図2において、ガイドポスト3,9によっ
てガイドされた磁気テープ7に対する回転シリンダ1の
入側を0°の位置とし、出側を180°の位置とする。
【0027】図3は、テープ/ヘッド相対速度45m/
sにおける従来の回転ヘッド装置(上回転方式)と、本
発明の回転ヘッド装置(中回転方式)における磁気テー
プの浮上量を示したものである。上回転方式では、テー
プの浮上量が大きく、入側0°の位置から出側180°
の位置にかけて浮上量が大きく変化するのに対し、中回
転方式では、テープの浮上量が比較的小さく、しかも入
側から出側にかけて浮上量が均一となる。これは、中回
転方式がその構成上、テープの上端と下端が上固定シリ
ンダ8と下固定シリンダ9と接触しているため、テープ
端から空気が逃げることがないためである。
【0028】図6は、同じく上回転方式と、中回転方式
におけるエアフィルムの圧力を示したものである。上回
転方式では、入側0°の位置から出側180°の位置に
かけて圧力が変化するのに対し、中回転方式では、入側
から出側にかけて圧力がほぼ均一となる。
【0029】このように、相対速度が大きい場合に磁気
テープ7の浮上量を低減するとともに均一化するには、
中回転方式は有効な方式であることが判る。
【0030】次に、中回転方式における回転シリンダ1
の厚みHについて記述する。図4は回転シリンダ1の厚
みHを変えたときの磁気テープ7の浮上量を示してい
る。図4より次のことが判る。
【0031】厚みHを小さくしていくとテープの浮上量
を低減することができる。しかし、あまり小さくする
と、シリンダ入側での浮上量はあまり変わらないのに対
して、シリンダ出側でのテープ浮上量が極度に小さくな
り、浮上量の均一化、つまり磁気ヘッド4と磁気テープ
7との均一な接触状態を確保することができなくなる。
また、厚みHを小さくすると、シリンダ出側で磁気テー
プ7と回転シリンダ1とが接触し、磁気テープ7に傷を
発生させるという問題がある。
【0032】このため、回転シリンダ1の厚みHを適度
に大きくして、回転シリンダ1の外周面に空気溝5を設
けてエアフィルムの厚みを低減する。図5は、磁気テー
プと回転シリンダとの相対速度が45m/sにおける空
気溝5の開口幅Wを変えたときのテープ浮上量の低減効
果を実測したものである。空気溝5の本数は1本、形状
は90°V字型とし、相似形を保って開口幅Wを変化さ
せた。
【0033】図5より、開口幅Wが0.2mm以下のと
きにはほとんど効果がないことが判る。開口幅Wが0.
6mm以上のときにはテープが空気溝5の形状にならっ
て大きく変形していることが判る。このようにテープが
大きく変形するとテープに傷が発生する可能性があるば
かりでなく、回転ヘッド装置内でテープの走行精度が著
しく悪化する。以上より、相対速度45m/sでは空気
溝5の開口幅Wは、テープが大きく変形しない0.4m
m近傍が最も良い。
【0034】このように、本実施例によれば、高相対速
度のもとでも、磁気テープ7の浮上量を低減し、かつ均
一化するとともに、磁気テープの走行精度の高い回転ヘ
ッド装置を得ることができる。
【0035】なお、本実施例ではテープ/ヘッド相対速
度が45m/sである場合を例にとり説明したが、20
m/s以上100m/s以下であれば、同様の効果を得
ることができた。このとき、相対速度を大きくするに従
い、空気溝5の開口幅Wを0.2mm〜0.7mmの範
囲で大きくすると最も効果が大きい。ただし、相対速度
が変わっても、開口幅Wが0.2mm以下ではほとんど
効果がなく、開口幅Wが0.8mm以上ではテープが大
きく変形する。
【0036】また、空気溝5の本数は1本以上であれば
幾らでもよく、本発明はこの溝の本数を限定するもので
はないことは言うまでもない。テープが大きく変形する
ことがなく、テープの浮上量を低減するためには、空気
溝5の大きさをできるだけ小さくし、本数を増やすと良
い。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明は、回転ヘッド装
置を中回転方式とし、回転シリンダに空気溝を設けてそ
の大きさを規定したことにより、テープとヘッドとの高
相対速度においても磁気テープの浮上量の低減化、均一
化を図り、高いテープ走行精度を保つことができる。こ
れにより、磁気ヘッドと磁気テープとの間での信号伝達
を良好とすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る回転ヘッド装置の正面
【図2】本発明の一実施例に係る回転ヘッド装置の平面
【図3】本発明の回転ヘッド装置と従来の回転ヘッド装
置におけるテープの浮上量を示す図
【図4】本発明の実施例に係る回転ヘッド装置における
テープの浮上量を示す図
【図5】本発明の実施例に係る回転ヘッド装置における
空気溝の大きさとテープ変形形状を示す図
【図6】本発明の回転ヘッド装置と従来の回転ヘッド装
置におけるエアフィルムの圧力を示す図
【図7】従来の回転ヘッド装置の正面図
【図8】従来の回転ヘッド装置の平面図
【図9】従来の回転ヘッド装置におけるテープの浮上量
を示す図
【符号の説明】
1 回転シリンダ 2 回転軸 4 磁気ヘッド 5 空気溝 7 磁気テープ 8 上固定シリンダ 9 下固定シリンダ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気ヘッドを有する回転シリンダと、前記
    回転シリンダの回転軸を支持するとともに磁気テープの
    走行をガイドする第1の固定シリンダと、前記回転シリ
    ンダの回転軸と軸を同じくして配置し、前記磁気テープ
    の走行をガイドする第2の固定シリンダとを有し、前記
    磁気ヘッドと前記磁気テープとの相対速度が20m/s
    以上、100m/s以下であり、前記回転シリンダの外
    周面に少なくとも1つ以上の溝を設け、前記溝のうちの
    少なくとも1つ以上の開口幅が0.2mm以上、0.7
    mm以下であることを特徴とする回転ヘッド装置。
JP5063669A 1993-03-23 1993-03-23 回転ヘッド装置 Pending JPH06274980A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5063669A JPH06274980A (ja) 1993-03-23 1993-03-23 回転ヘッド装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5063669A JPH06274980A (ja) 1993-03-23 1993-03-23 回転ヘッド装置

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JPH06274980A true JPH06274980A (ja) 1994-09-30

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ID=13235994

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5063669A Pending JPH06274980A (ja) 1993-03-23 1993-03-23 回転ヘッド装置

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JP (1) JPH06274980A (ja)

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