JPH06276783A - インバータ装置 - Google Patents
インバータ装置Info
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- JPH06276783A JPH06276783A JP5054118A JP5411893A JPH06276783A JP H06276783 A JPH06276783 A JP H06276783A JP 5054118 A JP5054118 A JP 5054118A JP 5411893 A JP5411893 A JP 5411893A JP H06276783 A JPH06276783 A JP H06276783A
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- JP
- Japan
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- signal
- energization
- circuit
- position signal
- reference voltage
- Prior art date
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、モータの巻線の端子電圧と基準電
圧との比較結果によりロータの回転位置信号を得、その
位置信号に基づいて決定された転流タイミングに対応し
た通電信号を得るようにしたインバータ装置において、
位置信号を発生するための回路構成を簡単化する。 【構成】 位置信号回路41のコンパレータ19〜21
により巻線の端子電圧Vu,Vv,Vwと基準電圧V0
とを比較し、ハイレベル信号を出力するコンパレータが
2個以上のときコンパレータ57がハイレベルとなる。
このコンパレータ57のハイレベル信号をフォトカプラ
60により位置信号として通電信号回路42に伝達す
る。通電信号回路42はその位置信号の入力時点から電
気角で30度遅れた時点を転流タイミングとして、通電
信号を形成する。
圧との比較結果によりロータの回転位置信号を得、その
位置信号に基づいて決定された転流タイミングに対応し
た通電信号を得るようにしたインバータ装置において、
位置信号を発生するための回路構成を簡単化する。 【構成】 位置信号回路41のコンパレータ19〜21
により巻線の端子電圧Vu,Vv,Vwと基準電圧V0
とを比較し、ハイレベル信号を出力するコンパレータが
2個以上のときコンパレータ57がハイレベルとなる。
このコンパレータ57のハイレベル信号をフォトカプラ
60により位置信号として通電信号回路42に伝達す
る。通電信号回路42はその位置信号の入力時点から電
気角で30度遅れた時点を転流タイミングとして、通電
信号を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブラシレス直流モータ
のような、三相以上の複数相の巻線を有するモータの各
巻線をロータの所定の回転位置に対応する転流タイミン
グで順次通電するためのスイッチング回路を有するイン
バータ装置に関する。
のような、三相以上の複数相の巻線を有するモータの各
巻線をロータの所定の回転位置に対応する転流タイミン
グで順次通電するためのスイッチング回路を有するイン
バータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年エアコンや冷蔵庫において、コンプ
レッサの能力可変や電力消費量の節約のために直流モー
タの一種であるブラシレスモータを採用しこれをインバ
ータ装置によって駆動することが行われている。ブラシ
レスモータの場合、通常、巻線の通電相を決定するため
にロータの回転位置信号を必要とするが、エアコンや冷
蔵庫のコンプレッサのようにモータが冷媒に晒される
等、モータの使用環境によっては位置検出センサーを配
置することが困難な場合がある。このため、本願発明者
等は、モータの巻線の誘起電圧を検出しこれを電気的に
処理することにより回転位置信号を得る技術を開発し、
これを特願昭62ー162654号として出願した。
レッサの能力可変や電力消費量の節約のために直流モー
タの一種であるブラシレスモータを採用しこれをインバ
ータ装置によって駆動することが行われている。ブラシ
レスモータの場合、通常、巻線の通電相を決定するため
にロータの回転位置信号を必要とするが、エアコンや冷
蔵庫のコンプレッサのようにモータが冷媒に晒される
等、モータの使用環境によっては位置検出センサーを配
置することが困難な場合がある。このため、本願発明者
等は、モータの巻線の誘起電圧を検出しこれを電気的に
処理することにより回転位置信号を得る技術を開発し、
これを特願昭62ー162654号として出願した。
【0003】以下、この出願の発明がパルス幅変調(以
下、単にPWM)方式で実施される場合を例にし、これ
を従来技術として図6〜図9を参照しながら説明する。
図6に示されたインバータ装置において、交流電源1に
接続される直流電源回路2は全波整流回路3、リアクト
ル4aおよび平滑用コンデンサ4bからなり、この直流
電源回路2の直流母線5、6間にはスイッチング回路と
してスイッチング素子例えばスイッチング用トランジス
タ7〜12からなる三相ブリッジ回路13が接続され,
その出力端子14u,14v,14wにブラシレスモー
タ15の各巻線15u,15v,15wが接続される。
下、単にPWM)方式で実施される場合を例にし、これ
を従来技術として図6〜図9を参照しながら説明する。
図6に示されたインバータ装置において、交流電源1に
接続される直流電源回路2は全波整流回路3、リアクト
ル4aおよび平滑用コンデンサ4bからなり、この直流
電源回路2の直流母線5、6間にはスイッチング回路と
してスイッチング素子例えばスイッチング用トランジス
タ7〜12からなる三相ブリッジ回路13が接続され,
その出力端子14u,14v,14wにブラシレスモー
タ15の各巻線15u,15v,15wが接続される。
【0004】三相ブリッジ回路13の各トランジスタ7
〜12が所定の順序でオンオフ制御されるとブラシレス
モータ15はその各巻線15u〜15wが120度(電
気角、以下同様)の位相差をもって順次繰り返し通電さ
れることにより回転駆動される。この場合、一つのトラ
ンジスタは120度オン、240度オフのオンオフ周期
で制御され且つオン周期では、図8に示すPWM信号P
1 によってデューティの制御がなされるので、ブラシレ
スモータ15の各相の巻線15u〜15wの端子電圧V
u,Vv,Vwは図8に示す波形になる。
〜12が所定の順序でオンオフ制御されるとブラシレス
モータ15はその各巻線15u〜15wが120度(電
気角、以下同様)の位相差をもって順次繰り返し通電さ
れることにより回転駆動される。この場合、一つのトラ
ンジスタは120度オン、240度オフのオンオフ周期
で制御され且つオン周期では、図8に示すPWM信号P
1 によってデューティの制御がなされるので、ブラシレ
スモータ15の各相の巻線15u〜15wの端子電圧V
u,Vv,Vwは図8に示す波形になる。
【0005】図9は、PWM制御を伴わない場合の巻線
15uの端子電圧Vuおよび電流Iuの波形を示す。こ
の波形において、約60度(期間Ta )の区間に渡る傾
斜部分は巻線の誘起電圧、細長い正負パルスは三相ブリ
ッジ回路13の各トランジスタと並列に接続されたダイ
オードDによるパルス電圧、また、V0 は直流母線5、
6間に接続された図7に示す2個の抵抗16,16から
なる抵抗分圧回路17によって形成された基準電圧であ
る。この図9から、転流タイミングは誘起電圧と基準電
圧V0 とがクロスする時点(以下ゼロクロス時点と称す
る)から約30度遅れていることが理解される。
15uの端子電圧Vuおよび電流Iuの波形を示す。こ
の波形において、約60度(期間Ta )の区間に渡る傾
斜部分は巻線の誘起電圧、細長い正負パルスは三相ブリ
ッジ回路13の各トランジスタと並列に接続されたダイ
オードDによるパルス電圧、また、V0 は直流母線5、
6間に接続された図7に示す2個の抵抗16,16から
なる抵抗分圧回路17によって形成された基準電圧であ
る。この図9から、転流タイミングは誘起電圧と基準電
圧V0 とがクロスする時点(以下ゼロクロス時点と称す
る)から約30度遅れていることが理解される。
【0006】前記端子電圧Vu,Vv,Vwは前記抵抗
分圧回路17を有する位置信号回路18に設けられたコ
ンパレータ19〜21によって前記基準電圧V0 と比較
されることにより、図8に示すような端子電圧Vu〜V
wの180度区間認識用の基本波信号Vu´,Vv´,
Vw´に変換される。更にこれら基本波信号Vu´,V
v´,Vw´が通電信号回路22に与えられ、ここでP
WM信号P1との照合により正パルス成分のみの時間幅
180度の連続方形波からなり且つ互に120度の位相
差を有する認識波形信号Ua,Va,Waに変換され
る。この認識波形信号Ua,Va,Waの開始点(立上
り時点)および終了点(立下り時点)は誘起電圧と基準
電圧V0 とがクロスする時点に一致している。
分圧回路17を有する位置信号回路18に設けられたコ
ンパレータ19〜21によって前記基準電圧V0 と比較
されることにより、図8に示すような端子電圧Vu〜V
wの180度区間認識用の基本波信号Vu´,Vv´,
Vw´に変換される。更にこれら基本波信号Vu´,V
v´,Vw´が通電信号回路22に与えられ、ここでP
WM信号P1との照合により正パルス成分のみの時間幅
180度の連続方形波からなり且つ互に120度の位相
差を有する認識波形信号Ua,Va,Waに変換され
る。この認識波形信号Ua,Va,Waの開始点(立上
り時点)および終了点(立下り時点)は誘起電圧と基準
電圧V0 とがクロスする時点に一致している。
【0007】ここで、認識波形信号Ua,Va,Waの
形成は、基本波信号Vu´,Vv´,Vw´およびPW
M信号P1のレベル関係を比較することによって行われ
るが、このレベル関係を示すと次の表1のようになる。
形成は、基本波信号Vu´,Vv´,Vw´およびPW
M信号P1のレベル関係を比較することによって行われ
るが、このレベル関係を示すと次の表1のようになる。
【0008】
【表1】
【0009】この表1から、各認識波形信号Ua,V
a,Waの開始点および終了点は、それぞれ基本波信号
Vu´,Vv´,Vw´がロウレベルからハイレベルに
切り替わる時点、およびハイレベルからロウレベルに切
り替わる時点(誘起電圧と基準電圧Vワとのゼロクロス
時点)に一致していることが理解される。
a,Waの開始点および終了点は、それぞれ基本波信号
Vu´,Vv´,Vw´がロウレベルからハイレベルに
切り替わる時点、およびハイレベルからロウレベルに切
り替わる時点(誘起電圧と基準電圧Vワとのゼロクロス
時点)に一致していることが理解される。
【0010】更にこの通電信号回路22内では、これに
保有された第1および第2のタイマー機能のうち、第1
のタイマー機能によって前記3つの認識波形信号Ua,
Va,Waから時間幅Tbが各々60度をもつ6個の第
1の位相区分パターンX1〜X6を形成し、更に第2の
タイマー機能によって第1の各位相区分パターンX1〜
X6の終点を起点とする時間幅が各々30度をもつ6個
の第2の位相区分パターンY1〜Y6を形成する。そし
て、通電信号回路22は、最終的に上記のような第2の
位相区分信号から図8に示す通電信号Up,Un,V
p,Vn,Wp,Wnを合成する。
保有された第1および第2のタイマー機能のうち、第1
のタイマー機能によって前記3つの認識波形信号Ua,
Va,Waから時間幅Tbが各々60度をもつ6個の第
1の位相区分パターンX1〜X6を形成し、更に第2の
タイマー機能によって第1の各位相区分パターンX1〜
X6の終点を起点とする時間幅が各々30度をもつ6個
の第2の位相区分パターンY1〜Y6を形成する。そし
て、通電信号回路22は、最終的に上記のような第2の
位相区分信号から図8に示す通電信号Up,Un,V
p,Vn,Wp,Wnを合成する。
【0011】ここで、通電信号Up,Un,Vp,V
n,Wp,Wnの開始点は、第2の位相区分パターンY
1〜Y6の終了点に一致しているので、誘起電圧と基準
電圧V0 とがクロスする時点から30度遅れた時点とな
り、従って、これら通電信号Up,Un,Vp,Vn,
Wp,Wnの位相パターンは、三相ブリッジ回路13の
トランジスタ7〜12に要求された転流タイミングパタ
ーンに一致することとなる。
n,Wp,Wnの開始点は、第2の位相区分パターンY
1〜Y6の終了点に一致しているので、誘起電圧と基準
電圧V0 とがクロスする時点から30度遅れた時点とな
り、従って、これら通電信号Up,Un,Vp,Vn,
Wp,Wnの位相パターンは、三相ブリッジ回路13の
トランジスタ7〜12に要求された転流タイミングパタ
ーンに一致することとなる。
【0012】一方、速度制御回路23は、通電信号回路
22からブラシレスモータ15の回転速度検出信号とし
て与えられた通電信号Wnと速度指令信号Scとから速
度偏差を判定し、その速度偏差に対応した速度偏差信号
Sdを出力してこれをパルス幅変調回路24に与える。
このパルス幅変調回路24はPWM信号P1のデューテ
ィを速度偏差信号Sdの大きさに応じるように制御す
る。このようにデューティが制御されたPWM信号P1
は、駆動回路を構成するゲート回路25の各ゲート部2
6〜31のうち、正側のトランジスタ7,9,11に対
応するゲート部26,28,30によって前記通電信号
Up,Vp,Wp,と合成例えば論理積をとられながら
三相ブリッジ回路13の各トランジスタ7,9,11の
ベースにベース制御信号として供給される。この結果、
トランジスタ7〜12が通電信号Up〜Wnによる図8
に示すパターンでオンオフ制御されることによってブラ
シレスモータ15が駆動を継続すると共に図8に示され
るPWM信号P1によるデューティ制御によってその速
度制御がなされる。
22からブラシレスモータ15の回転速度検出信号とし
て与えられた通電信号Wnと速度指令信号Scとから速
度偏差を判定し、その速度偏差に対応した速度偏差信号
Sdを出力してこれをパルス幅変調回路24に与える。
このパルス幅変調回路24はPWM信号P1のデューテ
ィを速度偏差信号Sdの大きさに応じるように制御す
る。このようにデューティが制御されたPWM信号P1
は、駆動回路を構成するゲート回路25の各ゲート部2
6〜31のうち、正側のトランジスタ7,9,11に対
応するゲート部26,28,30によって前記通電信号
Up,Vp,Wp,と合成例えば論理積をとられながら
三相ブリッジ回路13の各トランジスタ7,9,11の
ベースにベース制御信号として供給される。この結果、
トランジスタ7〜12が通電信号Up〜Wnによる図8
に示すパターンでオンオフ制御されることによってブラ
シレスモータ15が駆動を継続すると共に図8に示され
るPWM信号P1によるデューティ制御によってその速
度制御がなされる。
【0013】以上のようなインバータ装置において、ゲ
ート回路24のゲート部26〜31では、ベース制御信
号を図示しないフォトカプラにより三相ブリッジ回路1
3側に伝達し、位置信号回路18では各コンパレータ1
9〜31の基本波信号Vu´,Vv´,Vw´を図7に
示すようにフォトカプラ32〜34により通電信号回路
22に伝達するように構成している。これにより、通電
信号回路22、速度制御回路23、パルス幅変調回路2
4で構成される信号部側を、三相ブリッジ回路13で構
成される電力部側に対して電気的絶縁状態にし、信号部
側が電力部側で発生するノイズやトランジスタ7〜12
が破壊した時などに発生する過電圧の影響を受け難くす
るようにしている。なお、図7において、35〜37は
抵抗である。
ート回路24のゲート部26〜31では、ベース制御信
号を図示しないフォトカプラにより三相ブリッジ回路1
3側に伝達し、位置信号回路18では各コンパレータ1
9〜31の基本波信号Vu´,Vv´,Vw´を図7に
示すようにフォトカプラ32〜34により通電信号回路
22に伝達するように構成している。これにより、通電
信号回路22、速度制御回路23、パルス幅変調回路2
4で構成される信号部側を、三相ブリッジ回路13で構
成される電力部側に対して電気的絶縁状態にし、信号部
側が電力部側で発生するノイズやトランジスタ7〜12
が破壊した時などに発生する過電圧の影響を受け難くす
るようにしている。なお、図7において、35〜37は
抵抗である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のインバータ
装置では、位置信号回路18から通電信号回路22に3
種類の基本波信号Vu´,Vv´,Vw´(モータ15
の相数と同じ)を伝達しなければならないから、位置信
号回路18の構成が複雑化し勝ちである。しかも、位置
信号回路18のフォトカプラ32〜34にあっては、信
号の伝達特性に対して高速性が要求される。伝達特性が
悪い場合には、コンパレータ26〜28の基本波信号V
u´,Vv´,Vw´を通電信号回路22に伝達するタ
イミングが遅れることとなり、この結果、通電信号回路
22の通電信号Up〜Wnはタイミングの遅れたものと
なり、巻線15u〜15wに正確なタイミングで通電で
きなくなる。そこで、このような不具合が発生しないよ
うにするために、位置信号回路18のフォトカプラ32
〜34としては、伝達特性に優れたものを使用している
が、これは高価で、インバータ装置のコスト増加の要因
となる。
装置では、位置信号回路18から通電信号回路22に3
種類の基本波信号Vu´,Vv´,Vw´(モータ15
の相数と同じ)を伝達しなければならないから、位置信
号回路18の構成が複雑化し勝ちである。しかも、位置
信号回路18のフォトカプラ32〜34にあっては、信
号の伝達特性に対して高速性が要求される。伝達特性が
悪い場合には、コンパレータ26〜28の基本波信号V
u´,Vv´,Vw´を通電信号回路22に伝達するタ
イミングが遅れることとなり、この結果、通電信号回路
22の通電信号Up〜Wnはタイミングの遅れたものと
なり、巻線15u〜15wに正確なタイミングで通電で
きなくなる。そこで、このような不具合が発生しないよ
うにするために、位置信号回路18のフォトカプラ32
〜34としては、伝達特性に優れたものを使用している
が、これは高価で、インバータ装置のコスト増加の要因
となる。
【0015】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、モータが有する巻線の端子電圧と基準
電圧とを比較することにより、位置信号を得る構成のイ
ンバータ装置において、位置信号発生手段の位置信号を
通電信号形成手段に伝達するための構成を簡単化でき、
位置信号発生手段を構成する回路と通電信号回路との間
を電気的に絶縁しながら位置信号を伝達するための手段
を安価に構成できるインバータ装置を提供するにある。
で、その目的は、モータが有する巻線の端子電圧と基準
電圧とを比較することにより、位置信号を得る構成のイ
ンバータ装置において、位置信号発生手段の位置信号を
通電信号形成手段に伝達するための構成を簡単化でき、
位置信号発生手段を構成する回路と通電信号回路との間
を電気的に絶縁しながら位置信号を伝達するための手段
を安価に構成できるインバータ装置を提供するにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のインバー
タ装置は、モータが有する三相以上の複数相の巻線に順
次通電するための複数のスイッチング素子からなるスイ
ッチング回路を設け、前記各相の巻線の端子電圧と基準
電圧とを比較する複数の比較部、巻線の端子電圧が基準
電圧以上になったことを検出した比較部の数が半数を越
えたか否かを判定する判定部を備え、その判定部の判定
結果により位置信号を出力する位置信号発生手段を設
け、前記位置信号に基づいて転流タイミングを決定し、
その転流タイミングに対応した通電信号を得る通電信号
形成手段を設け、前記通電信号に基づいて前記スイッチ
ング素子を駆動する駆動手段を設けたことを特徴とする
ものである。
タ装置は、モータが有する三相以上の複数相の巻線に順
次通電するための複数のスイッチング素子からなるスイ
ッチング回路を設け、前記各相の巻線の端子電圧と基準
電圧とを比較する複数の比較部、巻線の端子電圧が基準
電圧以上になったことを検出した比較部の数が半数を越
えたか否かを判定する判定部を備え、その判定部の判定
結果により位置信号を出力する位置信号発生手段を設
け、前記位置信号に基づいて転流タイミングを決定し、
その転流タイミングに対応した通電信号を得る通電信号
形成手段を設け、前記通電信号に基づいて前記スイッチ
ング素子を駆動する駆動手段を設けたことを特徴とする
ものである。
【0017】請求項2記載のインバータ装置は、モータ
が有する三相以上の複数相の巻線に順次通電するため
に、正側直流電源線と出力端子との間に接続された複数
の正側スイッチング素子および負側直流電源線と出力端
子との間に接続された複数の負側スイッチング素子から
なるスイッチング回路を設け、前記各相の巻線の端子電
圧と基準電圧とを比較する複数の比較部、巻線の端子電
圧が基準電圧以上になったことを検出した比較部の数が
半数を越えたか否かを判定する判定部を備え、その判定
部の判定結果により位置信号を出力する位置信号発生手
段を設け、パルス幅変調信号を得るパルス幅変調回路を
設け、前記位置信号に基づいて転流タイミングを決定
し、その転流タイミングに対応した通電信号を得ると共
にパルス幅変調信号により制御するスイッチング素子を
選択するための選択信号を得る通電信号形成手段を設
け、前記正側スイッチング素子および負側スイッチング
素子を交互にパルス幅変調信号のオンオフモードに従い
オンオフ制御すべく、前記選択信号、通電信号およびパ
ルス幅変調信号を合成して前記スイッチング素子を駆動
する駆動手段を設けたことを特徴とするものである。
が有する三相以上の複数相の巻線に順次通電するため
に、正側直流電源線と出力端子との間に接続された複数
の正側スイッチング素子および負側直流電源線と出力端
子との間に接続された複数の負側スイッチング素子から
なるスイッチング回路を設け、前記各相の巻線の端子電
圧と基準電圧とを比較する複数の比較部、巻線の端子電
圧が基準電圧以上になったことを検出した比較部の数が
半数を越えたか否かを判定する判定部を備え、その判定
部の判定結果により位置信号を出力する位置信号発生手
段を設け、パルス幅変調信号を得るパルス幅変調回路を
設け、前記位置信号に基づいて転流タイミングを決定
し、その転流タイミングに対応した通電信号を得ると共
にパルス幅変調信号により制御するスイッチング素子を
選択するための選択信号を得る通電信号形成手段を設
け、前記正側スイッチング素子および負側スイッチング
素子を交互にパルス幅変調信号のオンオフモードに従い
オンオフ制御すべく、前記選択信号、通電信号およびパ
ルス幅変調信号を合成して前記スイッチング素子を駆動
する駆動手段を設けたことを特徴とするものである。
【0018】
【作用】請求項1記載の手段によれば、位置信号発生手
段は、判定部の判定結果により位置信号を出力するの
で、通電信号発生手段に伝達する信号数をモータの相数
よりも少くすることができる。
段は、判定部の判定結果により位置信号を出力するの
で、通電信号発生手段に伝達する信号数をモータの相数
よりも少くすることができる。
【0019】請求項2記載の手段によれば、選択信号に
基づいて、正側スイッチング素子および負側スイッチン
グ素子を交互にパルス幅変調信号のオンオフモードに従
いオンオフ制御するので、パルス幅変調方式で実施され
る場合、パルス幅変調信号を照合せずとも、正規の転流
タイミングに対応した通電信号を形成できる。
基づいて、正側スイッチング素子および負側スイッチン
グ素子を交互にパルス幅変調信号のオンオフモードに従
いオンオフ制御するので、パルス幅変調方式で実施され
る場合、パルス幅変調信号を照合せずとも、正規の転流
タイミングに対応した通電信号を形成できる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例をパルス幅変調方式
で実施される場合に適用して図1〜図3を参照しながら
説明するが、図6および図7と異なる部分についてのみ
説明する。図1において、位置信号発生手段としての位
置信号回路41からは、通電信号形成手段としての通電
信号回路42に対して、位置信号Oaが与えられる。通
電信号回路42は、図3に示すように、巻線15u〜1
5wの誘起電圧と基準電圧V0 とのゼロクロス時点から
30度遅れた時点を開始点とする時間幅120度の通電
信号Up,Un,Vp,Vn,Wp,Wnを形成すると
共に、通電信号Up,Vp,Wpの開始点を開始点とす
る時間幅60度の選択信号Spを形成する。
で実施される場合に適用して図1〜図3を参照しながら
説明するが、図6および図7と異なる部分についてのみ
説明する。図1において、位置信号発生手段としての位
置信号回路41からは、通電信号形成手段としての通電
信号回路42に対して、位置信号Oaが与えられる。通
電信号回路42は、図3に示すように、巻線15u〜1
5wの誘起電圧と基準電圧V0 とのゼロクロス時点から
30度遅れた時点を開始点とする時間幅120度の通電
信号Up,Un,Vp,Vn,Wp,Wnを形成すると
共に、通電信号Up,Vp,Wpの開始点を開始点とす
る時間幅60度の選択信号Spを形成する。
【0021】駆動手段としてのゲート回路43には、6
個のオア回路44〜49が設けられている。そして、前
記選択信号Spは、正側のトランジスタ7,9,11に
対応するオア回路44,46,48に与えられると共
に、負側のトランジスタ8,10,12に対応するオア
回路45,47,49にノット回路50により反転され
て与えられ、それらオア回路44〜49によりPWM信
号P1と論理和をとられながら各ゲート部51〜56に
与えられる。また、前記通電信号Up,Un,Vp,V
n,Wp,Wnは、各ゲート部51〜56に与えられ、
ここでオア回路44〜49の出力信号と合成例えば論理
積をとられながら三相ブリッジ回路13の各トランジス
タ7〜12のベースにベース制御信号として与えられ
る。
個のオア回路44〜49が設けられている。そして、前
記選択信号Spは、正側のトランジスタ7,9,11に
対応するオア回路44,46,48に与えられると共
に、負側のトランジスタ8,10,12に対応するオア
回路45,47,49にノット回路50により反転され
て与えられ、それらオア回路44〜49によりPWM信
号P1と論理和をとられながら各ゲート部51〜56に
与えられる。また、前記通電信号Up,Un,Vp,V
n,Wp,Wnは、各ゲート部51〜56に与えられ、
ここでオア回路44〜49の出力信号と合成例えば論理
積をとられながら三相ブリッジ回路13の各トランジス
タ7〜12のベースにベース制御信号として与えられ
る。
【0022】なお、各ゲート部51〜56のベース信号
は図示しないフォトカプラを介して各トランジスタ7〜
12に与えられるようになっており、従ってゲート回路
43は三相ブリッジ回路13に対して電気的に絶縁され
た状態になっている。
は図示しないフォトカプラを介して各トランジスタ7〜
12に与えられるようになっており、従ってゲート回路
43は三相ブリッジ回路13に対して電気的に絶縁され
た状態になっている。
【0023】ここで、選択信号Spがハイレベル(H)
にあるときには、オア回路44,46,48は常時ハイ
レベル信号を出力し、オア回路45,47,49はPW
M信号P1と同一モードでハイレベル(H)およびロウ
レベル(L)の両信号を繰り返し出力するから、正側の
トランジスタ7,9,11は通電信号Up,Vp,Wp
によりオンオフ制御され、負側のトランジスタ8,1
0,12はPWM信号P1および通電信号Un,Vn,
Wnにより(両信号の論理積により)オンオフ制御され
ることとなる。選択信号Spがロウレベル(L)にある
ときには、オア回路44〜49は上述とは逆の出力状態
となるから、正側のトランジスタ7,9,11はPWM
信号P1および通電信号Up,Vp,Wpによりオンオ
フ制御され、負側のトランジスタ8,10,12は通電
信号Un,Vn,Wnによりオンオフ制御される。この
ように、正側のトランジスタ7,9,11および負側の
トランジスタ8,10,12が交互にPWM信号P1の
オンオフモードによってオンオフ制御される結果、端子
電圧Vu,Vv,Vwは図3に示す波形となる。
にあるときには、オア回路44,46,48は常時ハイ
レベル信号を出力し、オア回路45,47,49はPW
M信号P1と同一モードでハイレベル(H)およびロウ
レベル(L)の両信号を繰り返し出力するから、正側の
トランジスタ7,9,11は通電信号Up,Vp,Wp
によりオンオフ制御され、負側のトランジスタ8,1
0,12はPWM信号P1および通電信号Un,Vn,
Wnにより(両信号の論理積により)オンオフ制御され
ることとなる。選択信号Spがロウレベル(L)にある
ときには、オア回路44〜49は上述とは逆の出力状態
となるから、正側のトランジスタ7,9,11はPWM
信号P1および通電信号Up,Vp,Wpによりオンオ
フ制御され、負側のトランジスタ8,10,12は通電
信号Un,Vn,Wnによりオンオフ制御される。この
ように、正側のトランジスタ7,9,11および負側の
トランジスタ8,10,12が交互にPWM信号P1の
オンオフモードによってオンオフ制御される結果、端子
電圧Vu,Vv,Vwは図3に示す波形となる。
【0024】一方、位置信号回路41の比較部を構成す
るコンパレータ19〜21の非反転入力端子および反転
入力端子には、図7に示す従来のものと同様に、端子電
圧Vu,Vv,Vwおよび基準電圧V0 が入力される。
そして、これらコンパレータ19〜21の出力は平均化
された電圧V1 として判定部を構成するコンパレータ5
7に加算して入力され、基準電圧V2 と比較される。こ
こで、基準電圧V2 の値は、直流電源の正端子(+V)
とグランドとの間に接続された2個の抵抗58からなる
抵抗分圧回路59によって、各コンパレータ19〜21
のハイレベルの出力電圧の0.5倍となるように設定さ
れている。なお、コンパレータ19〜21のハイレベル
の出力電圧はすべて同じ値である。従って、コンパレー
タ57は、3個のコンパレータ19〜21のうち半数を
越える数すなわち2個以上のコンパレータがハイレベル
信号を出力すると、ハイレベル信号を出力するようにな
っており、この結果、コンパレータ57の出力信号V3
は図3に示すような波形になる。
るコンパレータ19〜21の非反転入力端子および反転
入力端子には、図7に示す従来のものと同様に、端子電
圧Vu,Vv,Vwおよび基準電圧V0 が入力される。
そして、これらコンパレータ19〜21の出力は平均化
された電圧V1 として判定部を構成するコンパレータ5
7に加算して入力され、基準電圧V2 と比較される。こ
こで、基準電圧V2 の値は、直流電源の正端子(+V)
とグランドとの間に接続された2個の抵抗58からなる
抵抗分圧回路59によって、各コンパレータ19〜21
のハイレベルの出力電圧の0.5倍となるように設定さ
れている。なお、コンパレータ19〜21のハイレベル
の出力電圧はすべて同じ値である。従って、コンパレー
タ57は、3個のコンパレータ19〜21のうち半数を
越える数すなわち2個以上のコンパレータがハイレベル
信号を出力すると、ハイレベル信号を出力するようにな
っており、この結果、コンパレータ57の出力信号V3
は図3に示すような波形になる。
【0025】位置信号回路41には、コンパレータ57
の出力信号V3 を通電信号回路42に伝達する信号伝達
手段としての1個のフォトカプラ60が設けられてい
る。このフォトカプラ60の発光ダイオード61のアノ
ードは直流電源の正端子(+V)に接続され、カソード
は抵抗62を介してコンパレータ57の出力端子に接続
されている。また、フォトカプラ60のフォトトランジ
スタ63のコレクタは通電信号回路42の入力端子に接
続されていると共に抵抗64を介して直流電源の正端子
(+V)に接続され、エミッタはグランドに接続されて
いる。従って、コンパレータ57がロウレベル出力の場
合には、発光ダイオード61が点灯してフォトトランジ
スタ63がオンするため、通電信号回路42にはロウレ
ベル信号が与えられ、コンパレータ57がハイレベル出
力の場合には、発光ダイオード61が消灯してフォトト
ランジスタ63がオフするため、通電信号回路42には
ハイレベル信号が与えられるようになり、フォトカプラ
60から通電信号回路42に与えられる位置信号Oaは
図3に示すようにコンパレータ57の信号波形と同一の
波形となる。
の出力信号V3 を通電信号回路42に伝達する信号伝達
手段としての1個のフォトカプラ60が設けられてい
る。このフォトカプラ60の発光ダイオード61のアノ
ードは直流電源の正端子(+V)に接続され、カソード
は抵抗62を介してコンパレータ57の出力端子に接続
されている。また、フォトカプラ60のフォトトランジ
スタ63のコレクタは通電信号回路42の入力端子に接
続されていると共に抵抗64を介して直流電源の正端子
(+V)に接続され、エミッタはグランドに接続されて
いる。従って、コンパレータ57がロウレベル出力の場
合には、発光ダイオード61が点灯してフォトトランジ
スタ63がオンするため、通電信号回路42にはロウレ
ベル信号が与えられ、コンパレータ57がハイレベル出
力の場合には、発光ダイオード61が消灯してフォトト
ランジスタ63がオフするため、通電信号回路42には
ハイレベル信号が与えられるようになり、フォトカプラ
60から通電信号回路42に与えられる位置信号Oaは
図3に示すようにコンパレータ57の信号波形と同一の
波形となる。
【0026】ここで、通電信号回路42による通電信号
Up,Un,Vp,Vn,Wp,Wnの形成方法につい
て説明する。まず、この実施例では、通電信号回路42
は図6の通電信号回路18と同様に第1および第2のタ
イマー機能を有する他、位置信号Oaを読み取る特定の
期間を認識するための第3のタイマー機能を有する。こ
の特定期間の認識は、端子電圧Vu,Vv,Vwと基準
電圧V0 とのクロス時点の近傍を認識するためのもので
ある。そのため、第3のタイマー機能は、図3に示すよ
うに、第2の各位相区分パターンY1 〜Y6 の終了点か
ら15度相当時間Z1 〜Z6 を計測する。
Up,Un,Vp,Vn,Wp,Wnの形成方法につい
て説明する。まず、この実施例では、通電信号回路42
は図6の通電信号回路18と同様に第1および第2のタ
イマー機能を有する他、位置信号Oaを読み取る特定の
期間を認識するための第3のタイマー機能を有する。こ
の特定期間の認識は、端子電圧Vu,Vv,Vwと基準
電圧V0 とのクロス時点の近傍を認識するためのもので
ある。そのため、第3のタイマー機能は、図3に示すよ
うに、第2の各位相区分パターンY1 〜Y6 の終了点か
ら15度相当時間Z1 〜Z6 を計測する。
【0027】ここで、15度相当時間は、第1の位相区
分パターンX1 〜X6 の時間をTbとすると、(Tb/
4)時間である。この第3のタイマー機能による時間Z
1 〜Z6 の計測によって、通電信号回路42は、第1の
各位相区分パターンX1 〜X6 の終点(誘起電圧と基準
電圧V0 とのクロス時点)と同一の終点を持つ時間幅1
5度(Tb/4)相当時間の特定期間Tiを認識し、こ
の特定期間Ti内において位置信号Oaを読み取るよう
にしている。これにより、ダイオードDによるパルス電
圧などが基準電圧V0 とクロスする時点を、誘起電圧と
基準電圧V0 とのゼロクロス時点と誤認識することを防
止する。
分パターンX1 〜X6 の時間をTbとすると、(Tb/
4)時間である。この第3のタイマー機能による時間Z
1 〜Z6 の計測によって、通電信号回路42は、第1の
各位相区分パターンX1 〜X6 の終点(誘起電圧と基準
電圧V0 とのクロス時点)と同一の終点を持つ時間幅1
5度(Tb/4)相当時間の特定期間Tiを認識し、こ
の特定期間Ti内において位置信号Oaを読み取るよう
にしている。これにより、ダイオードDによるパルス電
圧などが基準電圧V0 とクロスする時点を、誘起電圧と
基準電圧V0 とのゼロクロス時点と誤認識することを防
止する。
【0028】そして、その特定期間Tiにおいて、位置
信号Oaのレベル変化があった時点が端子電圧Vu,V
v,Vwと基準電圧V0 とのゼロクロス時点となる。例
えば、端子電圧Vuが上昇過程で基準電圧V0 とクロス
する時点では、PWM信号P1のオンタイミングに同期
して、端子電圧Vwだけが基準電圧V0 を越えている状
態から、端子電圧VuとVwの双方が基準電圧を越える
状態に変化するため、1個のコンパレータ21がハイレ
ベル信号を出力している状態から、2個のコンパレータ
19および21がハイレベル信号を出力する状態に変化
する。従って、コンパレータ57の出力信号V3 はロウ
レベルからハイレベルに変化する。
信号Oaのレベル変化があった時点が端子電圧Vu,V
v,Vwと基準電圧V0 とのゼロクロス時点となる。例
えば、端子電圧Vuが上昇過程で基準電圧V0 とクロス
する時点では、PWM信号P1のオンタイミングに同期
して、端子電圧Vwだけが基準電圧V0 を越えている状
態から、端子電圧VuとVwの双方が基準電圧を越える
状態に変化するため、1個のコンパレータ21がハイレ
ベル信号を出力している状態から、2個のコンパレータ
19および21がハイレベル信号を出力する状態に変化
する。従って、コンパレータ57の出力信号V3 はロウ
レベルからハイレベルに変化する。
【0029】また、端子電圧Vuが下降過程で基準電圧
V0 とクロスする時点では、PWM信号P1のオフタイ
ミングに同期して、端子電圧VuとVvの双方が基準電
圧V0 を越えている状態から、端子電圧Vvだけが基準
電圧V0 を越える状態に変化するため、2個のコンパレ
ータ19および20がハイレベル信号を出力している状
態から、1個のコンパレータ20だけがハイレベル信号
を出力する状態に変化する。従って、コンパレータ57
の出力信号V3 はハイレベルからロウレベルに変化す
る。このようはことは他の端子電圧Vv,Vwについて
も同様であるから、結局、端子電圧Vu,Vv,Vwに
ついて、特定期間Tiにおいて、位置信号Oaのレベル
変化時点が基準電圧V0 とのゼロクロス時点であると言
い得る。
V0 とクロスする時点では、PWM信号P1のオフタイ
ミングに同期して、端子電圧VuとVvの双方が基準電
圧V0 を越えている状態から、端子電圧Vvだけが基準
電圧V0 を越える状態に変化するため、2個のコンパレ
ータ19および20がハイレベル信号を出力している状
態から、1個のコンパレータ20だけがハイレベル信号
を出力する状態に変化する。従って、コンパレータ57
の出力信号V3 はハイレベルからロウレベルに変化す
る。このようはことは他の端子電圧Vv,Vwについて
も同様であるから、結局、端子電圧Vu,Vv,Vwに
ついて、特定期間Tiにおいて、位置信号Oaのレベル
変化時点が基準電圧V0 とのゼロクロス時点であると言
い得る。
【0030】一方、通電信号回路42は、自身で通電信
号Up,Un,Vp,Vn,Wp,Wnを形成している
ので、現在、図3に示す第1の位相区分パターンX1〜
X6のうち、いずれのパターンを実行しているかは認識
している。従って、上述の位置信号Opのレベル変化時
点の認識により、第1の位相区分パターンX1〜X6の
開始点(現在実行中のパターンの終了点)を認識するこ
とができる。この第1の位相区分パターンX1〜X6の
開始点と位置信号Oaのレベル変化状態とを示すと次の
表2のようになる。
号Up,Un,Vp,Vn,Wp,Wnを形成している
ので、現在、図3に示す第1の位相区分パターンX1〜
X6のうち、いずれのパターンを実行しているかは認識
している。従って、上述の位置信号Opのレベル変化時
点の認識により、第1の位相区分パターンX1〜X6の
開始点(現在実行中のパターンの終了点)を認識するこ
とができる。この第1の位相区分パターンX1〜X6の
開始点と位置信号Oaのレベル変化状態とを示すと次の
表2のようになる。
【0031】
【表2】
【0032】上述のようにして通電信号回路42が第1
の位相区分パターンX1〜X6を形成すると、第1のタ
イマー機能により各第1の位相区分パターンX1〜X6
の時間幅が計測され、第2のタイマー機能により各第1
の位相区分パターンX1〜X6の終了点を起点とする第
2の位相区分パターンY1〜Y6が形成され、更に第3
のタイマー機能により各第2の位相区分パターンY1〜
Y6の終了点を起点とする特定期間Tiの認識のための
時間Z1〜Z6を計測する。そして、通電信号回路42
は最終的に図3に示す通電信号Up,Un,Vp,V
n,Wp,Wnを形成する。
の位相区分パターンX1〜X6を形成すると、第1のタ
イマー機能により各第1の位相区分パターンX1〜X6
の時間幅が計測され、第2のタイマー機能により各第1
の位相区分パターンX1〜X6の終了点を起点とする第
2の位相区分パターンY1〜Y6が形成され、更に第3
のタイマー機能により各第2の位相区分パターンY1〜
Y6の終了点を起点とする特定期間Tiの認識のための
時間Z1〜Z6を計測する。そして、通電信号回路42
は最終的に図3に示す通電信号Up,Un,Vp,V
n,Wp,Wnを形成する。
【0033】ここで、通電信号Up,Un,Vp,V
n,Wp,Wnの開始点は、第2の位相区分パターンY
1〜Y6の終了点に一致しているので、誘起電圧と基準
電圧V0 とのゼロクロス時点から30度遅れた時点とな
り、従ってこれら通電信号Up,Un,Vp,Vn,W
p,Wnは三相ブリッジ回路13のトランジスタ7〜1
2に要求された転流タイミングに一致することとなる。
n,Wp,Wnの開始点は、第2の位相区分パターンY
1〜Y6の終了点に一致しているので、誘起電圧と基準
電圧V0 とのゼロクロス時点から30度遅れた時点とな
り、従ってこれら通電信号Up,Un,Vp,Vn,W
p,Wnは三相ブリッジ回路13のトランジスタ7〜1
2に要求された転流タイミングに一致することとなる。
【0034】このように本実施例によれば、位置信号回
路41は、1つの位置信号Oaを出力すればよいので、
その信号を通電信号回路42に伝達する素子としては1
個のフォトカプラ60で済む。このため、位置信号回路
41の構成が簡単になり、しかも高価な伝達特性に優れ
たフォトカプラ60の使用個数が減少し、インバータ装
置の製造コストを低減することができる。
路41は、1つの位置信号Oaを出力すればよいので、
その信号を通電信号回路42に伝達する素子としては1
個のフォトカプラ60で済む。このため、位置信号回路
41の構成が簡単になり、しかも高価な伝達特性に優れ
たフォトカプラ60の使用個数が減少し、インバータ装
置の製造コストを低減することができる。
【0035】図4および図5は本発明の他の実施例を示
すもので、前記一実施例との相違は位置信号回路の構成
にあり、以下にこの位置信号回路についてのみ説明す
る。図4において、位置信号回路64には、通電信号回
路42に対し電気的に絶縁しながら位置信号を伝達する
ための素子として2個のフォトカプラ65,66が設け
られている。一方のフォトカプラ65の発光ダイオード
67のアノードは直流電源の正端子(+V)に接続さ
れ、カソードは抵抗68を介してコンパレータ57の出
力端子に接続されており、またフォトトランジスタ69
のコレクタは通電信号回路42の入力端子に接続されて
いると共に抵抗70を介して直流電源の正端子(+V)
に接続され、エミッタはグランドに接続されている。他
方のフォトカプラ66の発光ダイオード71のアノード
は抵抗72を介してコンパレータ57の出力端子に接続
され、カソードはグランドに接続されており、またフォ
トトランジスタ73のコレクタは通電信号回路42の入
力端子に接続されていると共に抵抗74を介して直流電
源の正端子(+V)に接続され、エミッタはグランドに
接続されている。
すもので、前記一実施例との相違は位置信号回路の構成
にあり、以下にこの位置信号回路についてのみ説明す
る。図4において、位置信号回路64には、通電信号回
路42に対し電気的に絶縁しながら位置信号を伝達する
ための素子として2個のフォトカプラ65,66が設け
られている。一方のフォトカプラ65の発光ダイオード
67のアノードは直流電源の正端子(+V)に接続さ
れ、カソードは抵抗68を介してコンパレータ57の出
力端子に接続されており、またフォトトランジスタ69
のコレクタは通電信号回路42の入力端子に接続されて
いると共に抵抗70を介して直流電源の正端子(+V)
に接続され、エミッタはグランドに接続されている。他
方のフォトカプラ66の発光ダイオード71のアノード
は抵抗72を介してコンパレータ57の出力端子に接続
され、カソードはグランドに接続されており、またフォ
トトランジスタ73のコレクタは通電信号回路42の入
力端子に接続されていると共に抵抗74を介して直流電
源の正端子(+V)に接続され、エミッタはグランドに
接続されている。
【0036】従って、コンパレータ57がロウレベル出
力の場合には、発光ダイオード67が点灯してフォトト
ランジスタ69がオンすると共に、発光ダイオード71
が消灯してフォトトランジスタ73がオフするため、通
電信号回路42にはフォトカプラ65からロウレベル信
号が与えられると共に、フォトカプラ66からハイレベ
ル信号が与えられる。また、コンパレータ57がハイレ
ベル出力の場合には、発光ダイオード67が消灯してフ
ォトトランジスタ69がオフすると共に、発光ダイオー
ド71が点灯してフォトトランジスタ73がオンするた
め、通電信号回路42にはフォトカプラ65からハイレ
ベル信号が与えられると共に、フォトカプラ66からロ
ウレベル信号が与えられるようになり、結局、両フォト
カプラ65,66から出力される位置信号Ob,Ocは
図5に示す波形となる。
力の場合には、発光ダイオード67が点灯してフォトト
ランジスタ69がオンすると共に、発光ダイオード71
が消灯してフォトトランジスタ73がオフするため、通
電信号回路42にはフォトカプラ65からロウレベル信
号が与えられると共に、フォトカプラ66からハイレベ
ル信号が与えられる。また、コンパレータ57がハイレ
ベル出力の場合には、発光ダイオード67が消灯してフ
ォトトランジスタ69がオフすると共に、発光ダイオー
ド71が点灯してフォトトランジスタ73がオンするた
め、通電信号回路42にはフォトカプラ65からハイレ
ベル信号が与えられると共に、フォトカプラ66からロ
ウレベル信号が与えられるようになり、結局、両フォト
カプラ65,66から出力される位置信号Ob,Ocは
図5に示す波形となる。
【0037】一方、通電信号回路42は、次の表3に示
すように、特定期間Tiにおいて上記位置信号Ob,O
cがハイレベルからロウレベルに変化する時点を端子電
圧Vu,Vv,Vwと基準電圧V0 とのゼロクロス時点
と認識し、第1の位相区分パターンX1〜X6を形成す
る。
すように、特定期間Tiにおいて上記位置信号Ob,O
cがハイレベルからロウレベルに変化する時点を端子電
圧Vu,Vv,Vwと基準電圧V0 とのゼロクロス時点
と認識し、第1の位相区分パターンX1〜X6を形成す
る。
【0038】
【表3】
【0039】このように構成した本実施例によれば、通
電信号回路42に対し電気的に絶縁しながら位置信号O
b,Ocを伝達する素子として2個のフォトカプラ6
6,67を使用しているが、位置信号Ob,Ocがロウ
レベルからハイレベルに変化する時点、すなわちフォト
トランジスタ69,73がオフする時点を端子電圧V
u,Vv,Vwと基準電圧V0 とのゼロクロス時点とす
るので、それらフォトカプラ66,67としては安価な
ものを使用できる。その理由は、一般にフォトカプラは
フォトトランジスタがオンする際には、安価なものでも
応答性は良いからである。
電信号回路42に対し電気的に絶縁しながら位置信号O
b,Ocを伝達する素子として2個のフォトカプラ6
6,67を使用しているが、位置信号Ob,Ocがロウ
レベルからハイレベルに変化する時点、すなわちフォト
トランジスタ69,73がオフする時点を端子電圧V
u,Vv,Vwと基準電圧V0 とのゼロクロス時点とす
るので、それらフォトカプラ66,67としては安価な
ものを使用できる。その理由は、一般にフォトカプラは
フォトトランジスタがオンする際には、安価なものでも
応答性は良いからである。
【0040】なお、上記実施例では、いずれもPWM方
式を伴う場合に適用して説明したが、PWM方式を伴わ
ない場合にも適用できるものである。また、モータの相
数としては、3相に限られず、それ以上であっても良
い。
式を伴う場合に適用して説明したが、PWM方式を伴わ
ない場合にも適用できるものである。また、モータの相
数としては、3相に限られず、それ以上であっても良
い。
【0041】
【発明の効果】本発明は以上述べたように、請求項1記
載のインバータ装置によれば、位置信号発生手段の回路
構成を簡単化できると共に、通電信号形成手段に対し電
気的に絶縁しながら位置信号を伝達する場合、その伝達
素子の使用個数を減少させ、或いは安価なものを使用す
ることができ、製造コストの低減化に寄与することがで
きる。請求項2記載のインバータ装置によれば、PWM
方式で実施される場合通電信号を形成するために、位置
信号とPWM信号とを照合せずとも済む。
載のインバータ装置によれば、位置信号発生手段の回路
構成を簡単化できると共に、通電信号形成手段に対し電
気的に絶縁しながら位置信号を伝達する場合、その伝達
素子の使用個数を減少させ、或いは安価なものを使用す
ることができ、製造コストの低減化に寄与することがで
きる。請求項2記載のインバータ装置によれば、PWM
方式で実施される場合通電信号を形成するために、位置
信号とPWM信号とを照合せずとも済む。
【図1】本発明の一実施例を示す位置信号回路の構成図
【図2】インバータ装置全体の回路図
【図3】各部の波形図
【図4】本発明の他の実施例を示す図1相当図
【図5】図3相当図
【図6】従来のインバータ装置の回路図
【図7】図1相当図
【図8】図3相当図
【図9】ブラシレスモータの一つの巻線の端子電圧と電
流の波形図
流の波形図
2は直流電源回路、7〜12はトランジスタ(スイッチ
ング素子)、13は三相ブリッジ回路(スイッチング回
路)、15はブラシレスモータ、19〜21はコンパレ
ータ(比較手段)、24はパルス幅変調回路、41は位
置信号回路(位置信号発生手段)、42は通電信号回路
(通電信号形成手段)、43はゲート回路(駆動手
段)、57はコンパレータ(判定部)、60はフォトカ
プラ、64は位置信号回路(位置信号発生手段)、6
5,66はフォトカプラである。
ング素子)、13は三相ブリッジ回路(スイッチング回
路)、15はブラシレスモータ、19〜21はコンパレ
ータ(比較手段)、24はパルス幅変調回路、41は位
置信号回路(位置信号発生手段)、42は通電信号回路
(通電信号形成手段)、43はゲート回路(駆動手
段)、57はコンパレータ(判定部)、60はフォトカ
プラ、64は位置信号回路(位置信号発生手段)、6
5,66はフォトカプラである。
Claims (2)
- 【請求項1】 モータが有する三相以上の複数相の巻線
に順次通電するための複数のスイッチング素子からなる
スイッチング回路と、 前記各相の巻線の端子電圧と基準電圧とを比較する複数
の比較部、巻線の端子電圧が基準電圧以上になったこと
を検出した比較部の数が半数を越えたか否かを判定する
判定部を備え、その判定部の判定結果により位置信号を
出力する位置信号発生手段と、 前記位置信号に基づいて転流タイミングを決定し、その
転流タイミングに対応した通電信号を得る通電信号形成
手段と、 前記通電信号に基づいて前記スイッチング素子を駆動す
る駆動手段とを具備してなるインバータ装置。 - 【請求項2】 モータが有する三相以上の複数相の巻線
に順次通電するために、正側直流電源線と出力端子との
間に接続された複数の正側スイッチング素子および負側
直流電源線と出力端子との間に接続された複数の負側ス
イッチング素子からなるスイッチング回路と、 前記各相の巻線の端子電圧と基準電圧とを比較する複数
の比較部、巻線の端子電圧が基準電圧以上になったこと
を検出した比較部の数が半数を越えたか否かを判定する
判定部を備え、その判定部の判定結果により位置信号を
出力する位置信号発生手段と、 パルス幅変調信号を得るパルス幅変調回路と、 前記位置信号に基づいて転流タイミングを決定し、その
転流タイミングに対応した通電信号を得ると共にパルス
幅変調信号により制御するスイッチング素子を選択する
ための選択信号を得る通電信号形成手段と、 前記正側スイッチング素子および負側スイッチング素子
を交互にパルス幅変調信号のオンオフモードに従いオン
オフ制御すべく、前記選択信号、通電信号およびパルス
幅変調信号を合成して前記スイッチング素子を駆動する
駆動手段とを具備してなるインバータ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5054118A JPH06276783A (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | インバータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5054118A JPH06276783A (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | インバータ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06276783A true JPH06276783A (ja) | 1994-09-30 |
Family
ID=12961687
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5054118A Pending JPH06276783A (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | インバータ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06276783A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000004632A1 (en) * | 1998-07-16 | 2000-01-27 | Seiko Epson Corporation | Method and device for controlling position sensorless motor |
| JP2011024401A (ja) * | 2009-07-16 | 2011-02-03 | E-Bike Corp | ブラシレスモータの始動方法と駆動方法及びその駆動装置 |
-
1993
- 1993-03-15 JP JP5054118A patent/JPH06276783A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000004632A1 (en) * | 1998-07-16 | 2000-01-27 | Seiko Epson Corporation | Method and device for controlling position sensorless motor |
| JP2011024401A (ja) * | 2009-07-16 | 2011-02-03 | E-Bike Corp | ブラシレスモータの始動方法と駆動方法及びその駆動装置 |
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