JPH06277870A - 板厚精度の優れた極薄Au−Sn合金ろう材 - Google Patents

板厚精度の優れた極薄Au−Sn合金ろう材

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JPH06277870A
JPH06277870A JP6860393A JP6860393A JPH06277870A JP H06277870 A JPH06277870 A JP H06277870A JP 6860393 A JP6860393 A JP 6860393A JP 6860393 A JP6860393 A JP 6860393A JP H06277870 A JPH06277870 A JP H06277870A
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foil
filler metal
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brazing filler
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JP6860393A
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Yuichi Sato
有一 佐藤
Minoru Yamate
實 山手
Hiroshi Iida
宏 飯田
Arata Tanaka
新 田中
Toshihiro Hanamura
年裕 花村
Yoichi Ikematsu
陽一 池松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、電子部品などの接合に用いられる
極薄で、板厚精度に優れたAu−Sn合金ろう材を提供
することを目的とする。 【構成】 板厚が50μm未満で、板厚精度が板厚の±
10%以下であるAu−Sn合金ろう材であり、このよ
うなAu−Sn合金ろう材の提供が可能になったことか
ら、ろう材の使用量が微小であるような電子部品などで
の接合において、その使用量の微量な単位での制御が可
能となり、接合部での品質の高位安定化が実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に電子部品の接合に
用いられるAu−Sn合金ろう材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ろう材として用いる材料の板厚は、使用
するろう材の量を制御するのに重要な因子である。使用
するろう材の量が変動すると、得られる製品の特性、形
状に変動が生じる。特に、電子部品においては、接合部
の性能がその部品の性能に大きくかかわることや、部品
の大きさが小さいことなどから使用するろう材の量の制
御は重要である。箔状のろう材を使用する場合、使用量
は箔の面積でも制御できるが、接合する箇所が微小であ
る電子部品などにおいては箔の面積のみでの制御では不
可能で、箔の板厚を用いての制御が必要となる。しかし
ながら、これまで電子部品などの接合に用いられている
箔状のAu−Sn合金ろう材は薄くてもせいぜい50μ
mで、提供できる箔の板厚に制限があった。従って、ろ
う材の使用量が微量である場合にその量の制御が非常に
困難であった。
【0003】従来のAu−Sn合金ろう材におけるこの
板厚における制限は、その製造方法に由来していた。こ
れまで、Au−Sn合金ろう材は通常の造塊鋳造法で凝
固させて、その後、箔状とするために熱間あるいは温間
で圧延することにより製造された。Au−Sn合金はそ
の機械的性質から冷間での圧延は不可能で、熱間あるい
は温間で圧延しなければならないが、熱間圧延でも得ら
れる箔の板厚には制限があり、その下限は50μmであ
った。
【0004】一方、これまでより薄い箔状のAu−Sn
合金ろう材が得られる方法として、例えば特開昭54−
103764号公報において、単ロール法により50μ
m以下の全体が非晶質あるいは表面層が非晶質である箔
状のAu−Sn合金ろう材が得られると述べられてい
る。しかしながら、実際には単ロール法により箔状のA
u−Sn合金は得られるものの、この箔状の合金は非常
に脆く、ろう材として使用するには適していない。しか
も、このような箔は板厚精度が例えば板厚の±20%以
上と悪く、この点からもろう材として使用するには適し
ていない。なぜなら、板厚精度が不良な箔は、目的とし
ているろう材の使用量の制御の点から問題となる。ま
た、特開昭55−103297号公報では、63.5μ
mを越えない少なくとも50%が非晶質組織で延性なろ
う材が提案されている。このような薄いろう材は、少な
くとも105 ℃/sの速度で急冷することから得られる
と述べられているが、このような鋳造ままの箔では、や
はり箔の板厚精度が不良で、ろう材の使用量が微量でか
つ、その使用量の管理が厳しい電子部品などでのろう材
としての使用には好ましくない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、電子部品な
どのろう材として用いられるAu−Sn合金ろう材にお
いて、上記したような問題を解消するものであり、板厚
が50μm未満で、板厚精度に優れたAu−Sn合金ろ
う材を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために、本発明は以下の構成を要旨とする。
(1)板厚が50μm未満で、板厚精度が板厚の±10
%以下のAu−Sn合金であることを特徴とする板厚精
度の優れた極薄Au−Sn合金ろう材、および、(2)
板厚が50μm未満で、板厚精度が±10%以下で、か
つ、その組成としてSn含有量が4重量%超38重量%
未満で残部Auであることを特徴とする板厚精度の優れ
た極薄Au−Sn合金ろう材。
【0007】以下に本発明を詳細に説明する 本発明は、Au−Sn合金を単ロール法により急冷凝固
し、さらに適切な条件で熱処理すれば、箔の延性が発現
し、冷間での圧延が可能で、板厚精度に優れた極めて薄
いAu−Sn合金箔が得られるという新しい知見に基づ
くものである。板厚が50μm未満で、板厚精度が板厚
の±10%以下であるAu−Sn合金ろう材を得る方法
について具体的に述べる。Au−Sn合金を例えば、高
周波誘導溶解などにより溶解し、銅などの熱伝導率の高
い金属からなるロール上に噴出して、板厚が100μm
前後の箔状のAu−Sn合金とする。この時、ロールは
表面速度で例えば5m/s以上の高速で回転している。
得られる箔の板厚はロールの表面速度などの製造因子に
よって制御出来る。なお、Au−Sn合金箔を製造する
ための適切な鋳造条件については実施例において詳しく
述べる。次に、この箔を適切な条件で熱処理する。この
時、最適な熱処理条件はAu−Sn合金中のSn含有量
によって異なるが、本発明者らの実験結果から以下の条
件が好ましい。すなわち、処理温度の範囲は100℃以
上から融点直下の温度とする。また、処理時間は数分か
ら十数時間程度までの範囲とし、処理温度が高いほど短
時間でよい。例えば、Sn含有量が20重量%の共晶組
成の場合の最適な熱処理条件は、処理温度が120℃〜
260℃、処理時間が5分〜4時間である。この熱処理
により箔の延性が発現し、冷間でも圧延が可能となる。
なお、各種Au−Sn合金についての最適な熱処理条件
については実施例中で具体的に述べる。最後に、箔の板
厚精度を向上させるために例えば極薄鋼を対象とした通
常の冷間圧延を施し、50μm未満の所定の板厚の箔と
する。この時、箔の板厚精度を改善するにはある程度の
圧下量が必要で、箔の最終目標板厚にもよるが、単ロー
ル法で鋳造して得る箔の板厚は100μm前後とするこ
とが好ましい。なお、本発明の箔の板厚精度の範囲を規
定するのに用いる数値は、箔の平均板厚に対する最大お
よび最小板厚の変動分のその平均板厚に対する割合でも
って示す。例えば、平均板厚40μmの箔で板厚の変動
が±4μm以内にある場合、この箔の板厚精度は±10
%以下と表現する。
【0008】単ロール法による箔状のAu−Sn合金ろ
う材の製造は、箔形成能の点から特にSn含有量が38
重量%未満となると容易になる。一方、Sn含有量が4
重量%以下では融点が高くなり、ろう材として好ましく
ない。よって、Sn含有量が4重量%超38重量%未満
とすると、このような極薄の箔のろう材の提供がより効
果的である。
【0009】本発明により、板厚が50μm未満で、板
厚精度が良好なAu−Sn合金ろう材の提供が可能にな
ったことから、電子部品等の接合においてろう材の使用
量の制御が容易になり、ろう付けに使用するろう材の量
の変動に起因してこれまで発生していた製品の特性、形
状における変動を抑えることが可能になった。また、ろ
う材過多によるトラブルの発生も抑えることが可能にな
った。
【0010】
【実施例】表1に示すような各種のSn含有量からなる
Au−Sn合金200gを、単ロール法により板幅が6
mmで各種の板厚からなる箔を作製した。単ロール装置の
ロールは銅からなり、その直径は300mmであった。鋳
造時、噴出圧は0.2kg/cm2 とし、鋳造雰囲気はヘリ
ウムガスとした。次に、得られた箔を適切な条件で熱処
理した。それぞれの熱処理条件については表1に示す。
このようにして準備したAu−Sn合金箔について、径
が60mmの1対のロールを用いて1〜数回、各種の荷重
のもとで圧延した。こうして得られた箔について板厚お
よび板厚精度を調査した。結果を表1に示す。
【0011】
【表1】
【0012】表1に示すように、50μm未満でほぼ目
標通りの板厚からなり、板厚精度が板厚の±10%以下
であるAu−Sn合金ろう材となった。このようなAu
−Sn合金ろう材は、ろう付け時の使用量が微小な量の
場合でもその使用量の制御を可能にし、電子部品などの
接合用として極めて好適であった。
【0013】
【発明の効果】以上のように、本発明のAu−Sn合金
ろう材は、従来のAu−Sn合金ろう材に比べて使用量
の制御を微小な単位まで可能とすることから、特にろう
材の使用量が微小であるような電子部品などの接合にお
いて、電子部品の品質の向上、品質の均一化および製造
歩留が著しく向上する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 新 福岡県北九州市戸畑区飛幡町1番1号 新 日本製鐵株式会社八幡製鐵所内 (72)発明者 花村 年裕 神奈川県川崎市中原区井田1618番地 新日 本製鐵株式会社先端技術研究所内 (72)発明者 池松 陽一 神奈川県川崎市中原区井田1618番地 新日 本製鐵株式会社先端技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板厚が50μm未満で、板厚精度が板厚
    の±10%以下のAu−Sn合金であることを特徴とす
    る板厚精度の優れた極薄Au−Sn合金ろう材。
  2. 【請求項2】 板厚が50μm未満で、板厚精度が±1
    0%以下、かつ、その組成としてSn含有量が4重量%
    超38重量%未満で残部Auであることを特徴とする板
    厚精度の優れた極薄Au−Sn合金ろう材。
JP6860393A 1993-03-26 1993-03-26 板厚精度の優れた極薄Au−Sn合金ろう材 Withdrawn JPH06277870A (ja)

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JP6860393A JPH06277870A (ja) 1993-03-26 1993-03-26 板厚精度の優れた極薄Au−Sn合金ろう材

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JP6860393A Withdrawn JPH06277870A (ja) 1993-03-26 1993-03-26 板厚精度の優れた極薄Au−Sn合金ろう材

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007266369A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Kyocera Corp 配線基板

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007266369A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Kyocera Corp 配線基板

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