JPH0627862Y2 - 自動変速機のダブルピストン型2重クラツチ構造 - Google Patents

自動変速機のダブルピストン型2重クラツチ構造

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JPH0627862Y2
JPH0627862Y2 JP1987047000U JP4700087U JPH0627862Y2 JP H0627862 Y2 JPH0627862 Y2 JP H0627862Y2 JP 1987047000 U JP1987047000 U JP 1987047000U JP 4700087 U JP4700087 U JP 4700087U JP H0627862 Y2 JPH0627862 Y2 JP H0627862Y2
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JP
Japan
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clutch
piston
double
drum
bearing
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守男 伊藤
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動変速機のダブルピストン型2重クラッチ構
造に関するものである。
(従来の技術) 自動変速機はクラッチやブレーキ等の各種摩擦要素を選
択的に油圧作動させることにより対応変速段を選択し、
作動する摩擦要素の組合せを変更することにより他の変
速段への変速が可能である。
ところで、各種摩擦要素のうち隣接するクラッチは、昭
和61年10月 日産自動車(株)発行「サービス週報」第
567号(L−24)中第C−11頁に図示されたオートマチ
ックトランスミッションのフォワードクラッチ及びオー
バーランクラッチに見られる如く、ダブルピストン型2
重クラッチ構造にすることがある。
この2重クラッチ構造は、両クラッチでクラッチドラム
を共有し、このクラッチドラムをその内筒部にてベアリ
ングリテーナ上に回転自在に支持し、該クラッチドラム
の閉塞端部内に一方のクラッチに対するクラッチピスト
ンを摺動自在に嵌合すると共に、このクラッチピストン
内に他方のクラッチに対するクラッチピストンを摺動自
在に嵌合し、他方のクラッチに対するクラッチハブを前
記ベアリングリテーナの端面にスラストベアリングを介
して突当てて軸線方向に位置決めしたものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかしてかかる2重クラッチ構造では、両クラッチに係
わる径方向設置スペースを小さくし得るものの、上記他
方のクラッチに対するクラッチハブが両クラッチの合計
ロスストロークを見込んだ長さを必要とすると共に、ク
ラッチドラム内筒部におけるピストン摺動部も両ピスト
ンの合計ストロークを見込んだ長さを必要とし、両クラ
ッチに係わる軸線方向設置スペースが大きくなる傾向に
あった。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、前記型式の2重クラッチ構造において、クラ
ッチドラムの内筒部先端及びクラッチハブのピストン側
突出部をスラストベアリングの厚さ内に軸線方向へ食い
込ませて配置し、これらを径方向にオーバーラップさせ
ることにより、2重クラッチ構造を軸線方向に短くした
ものである。
本考案は、両クラッチでクラッチドラムを共有し、この
クラッチドラムを該クラッチドラムの内筒部にてベアリ
ングリテーナ上に回転自在に支持すると共に、該内筒部
の先端は軸受ブッシュを介してベアリングリテーナ上に
支持し、該クラッチドラムの閉塞端部内に一方のクラッ
チに対するクラッチピストンを摺動自在に嵌合すると共
に、このクラッチピストン内に他方のクラッチに対する
クラッチピストンを摺動自在に嵌合し、他方のクラッチ
に対するクラッチハブを前記ベアリングリテーナの端面
にスラストベアリングを介し突当てて軸線方向に位置決
めした自動変速機のダブルピストン型2重クラッチ構造
において、 前記クラッチドラムの内筒部先端及びクラッチハブのピ
ストン側突出部を前記スラストベアリングの厚さ内に軸
線方向へ食い込ませて配置し、これらを径方向にオーバ
ーラップさせ、クラッチドラムの内筒部先端に関する軸
線方向に食い込ませる量だけ前記軸受ブッシュを延長し
たことを特徴とする自動変速機のダブルピストン型2重
クラッチ構造にある。
(作用) 2重クラッチ構造を成す両クラッチを含む各種摩擦要素
の選択的油圧作動により自動変速機は対応変速段を選択
し、油圧作動する摩擦要素を変更することにより他の変
速段への変速が可能である。
ところで、2重クラッチ構造は、クラッチドラム内筒部
先端及びクラッチハブのピストン側突出部をスラストベ
アリングの厚さ内に軸線方向へ食い込ませて配置し、こ
れらを径方向にオーバーラップさせたことによって、軸
線方向に短かくなり、2重クラッチ構造を成す両クラッ
チの軸線方向設置スペースを小さくすることができる。
又、クラッチドラム内筒部の先端をスラストベアリング
の厚さ内に食い込ませることで、同じだけベアリングリ
テーナの端面を延長することができ、クラッチドラム内
筒部の軸受ブッシュを同方向に延長し得てその面圧を下
げることが可能となし、軸受ブッシュを材質的に安価な
ものにしたり、その使用寿命を伸ばすことができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
第1図は本考案一実施の態様で、1は変速機ケース、2
は入力軸、3は出力軸、4は出力ギヤ、5はカウンタギ
ヤ、6はカウンタシャフトを夫々示す。
入出力軸2,3は同軸相対回転可能に突合せ、これらの
回転軸線上に同軸に配して第1プラネタリギヤ7及び第
2プラネタリギヤ8を設けると共に、フォワードクラッ
チ10、オーバーランクラッチ11、ローリバースブレーキ
12等の摩擦要素及びローワンウェイクラッチ13、フォワ
ードワンウェイクラッチ14を設ける。
出力ギヤ4は出力軸3に結着し、カウンタギヤ5はカウ
ンタシャフト6に結着し、これら両ギヤ4,5を相互に
噛合させる。
図示部分を主要部とする自動変速機は、フォワードクラ
ッチ10、オーバーランクラッチ11及びローリバースブレ
ーキ12を含む各種摩擦要素の選択的油圧作動により、プ
ラネタリギヤ7,8を経由する入力軸2から出力軸3へ
の伝動経路を決定して対応変速段を選択し、入力軸2か
らの動力を変速して出力軸3に伝達する。この変速動力
はその後、出力ギヤ4よりカウンタギヤ5を経てカウン
タシャフト6に至り、図示せざるファイナルドライブを
経てディファレンシャルギヤに入力される。
本考案のダブルピストン型2重クラッチ構造を成すフォ
ワードクラッチ10及びオーバーランクラッチ11はクラッ
チドラム15を共有し、クラッチドラム15はその閉塞端部
15aに連なる内筒部15bをベアリングリテーナ16上に回転
自在に支持する。なお、ベアリングリテーナ16はボルト
17により変速機ケース1に取着し、内部に軸受18,19を
介し出力軸3を支承するものである。
クラッチドラム15の閉塞端部内にフォワードクラッチピ
ストン20を摺動自在に嵌合して油室21を設定し、このク
ラッチピストン20内にオーバーランクラッチピストン22
を摺動自在に嵌合して油室23を画成する。クラッチドラ
ム15の開口端内にフォワードクラッチハブ24及びオーバ
ーランクラッチハブ25を軸線方向へ位置ずれさせて設
け、クラッチハブ24をフォワードワンウェイクラッチ14
のアウタレース14aに結着し、クラッチハブ25を同ワン
ウェイクラッチ14のインナレース14bに形成した端面ス
プライン14cに回転係合させる。なお、クラッチドラム1
5の内周スプラインと、クラッチハブ24,25の外周スプ
ラインとの間に夫々にクラッチパック26,27を設ける。
クラッチハブ25はインナレース14bによりスラストベア
リング28を介してベアリングリテーナ16の端ぐり内に嵌
合したベアリングレース28aの突当てることにより軸線
方向に位置決めする。この際スラストベアリング28はオ
ーバーランクラッチハブ24に設けた突起外周に嵌合して
芯出しし、内筒部15bの先端15cがスラストベアリング28
の厚さ内に軸線方向へ食い込むようにクラッチドラム15
を配置する。又、クラッチハブ25のピストン側突出部25
aをベアリングリテーナ16の方向に張り出させてスラス
トベアリング28の厚さ内に軸線方向へ食い込ませる。
かくて、クラッチドラム内筒部15bの先端15c及びクラッ
チハブ25のピストン側突出部25aをスラストベアリング2
8の厚さ内に軸線方向に食い込ませて配置し、これらを
径方向にオーバーラップさせることとなり、クラッチハ
ブ25及びクラッチドラム内筒部15bにおけるピストン摺
動部が両クラッチピストン20,22の合計ストロークを見
込んだ長さを必要とすると雖も、上記オーバーラップ分
だけ2重クラッチ構造の軸線方向寸法、つまり両クラッ
チ10,11の軸線方向設置スペースを小さくすることがで
きる。
又、クラッチドラム内筒部15bの先端15cをスラストベア
リング28の厚さ内に食い込ませることで、同じだけベア
リングリテーナ16の端面16bを延長することができ、ク
ラッチドラム内筒部15bの軸受ブッシュ29を同方向に延
長し得てその面圧を下げることが可能となり、軸受ブッ
シュ29を材質的に安価なものにしたり、その使用寿命を
伸ばすことができる。
フォワードクラッチ10の作動に当っては、室21にフォワ
ードクラッチ圧を供給してクラッチピストン20を図中右
行させる。この時ピストン20はクラッチパック26を押圧
してクラッチドラム15及びクラッチハブ24間を駆動結合
し、第1プラネタリギヤ7のキャリア7aをフォワードワ
ンウェイクラッチ14のアウタレース14aに結合するよう
機能する。加えてオーバーランクラッチ11を作動させる
場合は、室23にオーバーランクラッチ圧を供給してピス
トン22を更に図中右行させる。この時ピストン22はクラ
ッチパック27を押圧してクラッチドラム15及びクラッチ
ハブ25間を駆動結合し、キャリア7aをフォワードワンウ
ェイクラッチ14のインナレース14bに結合するよう機能
する。
(考案の効果) かくして本考案2重クラッチ構造は上述の如く、クラッ
チドラム内筒部15bの先端15c及びクラッチハブ25のピス
トン側突出部25aをスラストベアリング28の厚さ内に軸
線方向へ食い込ませて配置し、これらを径方向にオーバ
ーラップさせたから、2重クラッチ構造を成す両クラッ
チ10,11の軸線方向設置スペースを小さくすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案2重クラッチ構造の一実施例を示す自動
変速機の要部縦断側面図である。 1……変速機ケース、2……入力軸 3……出力軸、4……出力ギヤ 5……カウンタギヤ、6……カウンタシャフト 7,8……プラネタリギヤ 10……フォワードクラッチ(一方のクラッチ) 11……オーバーランクラッチ(他方のクラッチ) 12……ローリバースブレーキ 13……ローワンウェイクラッチ 14……フォワードワンウェイクラッチ 15……クラッチドラム、15a……閉塞端部 15b……内筒部、15c……先端 16……ベアリングリテーナ 20……フォワードクラッチピストン 22……オーバーランクラッチピストン 24……フォワードクラッチハブ 25……オーバーランクラッチハブ 25a……ピストン側突出部 26,27……クラッチパック 28……スラストベアリング 29……クラッチドラム内筒部軸受ブッシュ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両クラッチでクラッチドラムを共有し、こ
    のクラッチドラムを該クラッチドラムの内筒部にてベア
    リングリテーナ上に回転自在に支持すると共に、該内筒
    部の先端は軸受ブッシュを介してベアリングリテーナ上
    に支持し、該クラッチドラムの閉塞端部内に一方のクラ
    ッチに対するクラッチピストンを摺動自在に嵌合すると
    共に、このクラッチピストン内に他方のクラッチに対す
    るクラッチピストンを摺動自在に嵌合し、他方のクラッ
    チに対するクラッチハブを前記ベアリングリテーナの端
    面にスラストベアリングを介し突当てて軸線方向に位置
    決めした自動変速機のダブルピストン型2重クラッチ構
    造において、 前記クラッチドラムの内筒部先端及びクラッチハブのピ
    ストン側突出部を前記スラストベアリングの厚さ内に軸
    線方向へ食い込ませて配置し、これらを径方向にオーバ
    ーラップさせ、クラッチドラムの内筒部先端に関する軸
    線方向に食い込ませる量だけ前記軸受ブッシュを延長し
    たことを特徴とする自動変速機のダブルピストン型2重
    クラッチ構造。
JP1987047000U 1987-03-31 1987-03-31 自動変速機のダブルピストン型2重クラツチ構造 Expired - Lifetime JPH0627862Y2 (ja)

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